JPH058563A - 乾式転写材製造用インクリボン - Google Patents
乾式転写材製造用インクリボンInfo
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- JPH058563A JPH058563A JP3165701A JP16570191A JPH058563A JP H058563 A JPH058563 A JP H058563A JP 3165701 A JP3165701 A JP 3165701A JP 16570191 A JP16570191 A JP 16570191A JP H058563 A JPH058563 A JP H058563A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 感熱転写方法により、再転写シ−ト上に感熱
転写して得られたインク転写像を、最終被転写物上へ極
めて容易に、且つ極めて確実に感圧再転写させることを
可能とした乾式転写材製造用インクリボンを提供すると
ともに、インク転写像の凝集力を大幅に向上させること
により、インク転写像を最終被転写物上に、かすれ、潰
れ等の全くない完全な形で感圧再転写させることにあ
る。 【構成】 乾式転写材製造用インクリボンは、フィルム
状リボン基材上に、接着剤を含有内包したマイクロカプ
セルを含有して構成される感圧再転写接着調整層と、離
型剤を含有内包したマイクロカプセルを含有して構成さ
れる感圧再転写離型調整層と、感熱接着性層を設ける。
転写して得られたインク転写像を、最終被転写物上へ極
めて容易に、且つ極めて確実に感圧再転写させることを
可能とした乾式転写材製造用インクリボンを提供すると
ともに、インク転写像の凝集力を大幅に向上させること
により、インク転写像を最終被転写物上に、かすれ、潰
れ等の全くない完全な形で感圧再転写させることにあ
る。 【構成】 乾式転写材製造用インクリボンは、フィルム
状リボン基材上に、接着剤を含有内包したマイクロカプ
セルを含有して構成される感圧再転写接着調整層と、離
型剤を含有内包したマイクロカプセルを含有して構成さ
れる感圧再転写離型調整層と、感熱接着性層を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾式転写材製造用イン
クリボンに関し、特に、感熱転写機構を有するプリン
タ、タイプライタ、ワ−ドプロセッサ等を用いて、濡れ
性の悪い、もしくは剥離性の強い面へも感熱転写、印字
可能であるとともに、感熱転写して得られるインク転写
像を、外部圧力により、所望とする最終被転写物上へ感
圧再転写できるようにした乾式転写材製造用インクリボ
ンに関する。
クリボンに関し、特に、感熱転写機構を有するプリン
タ、タイプライタ、ワ−ドプロセッサ等を用いて、濡れ
性の悪い、もしくは剥離性の強い面へも感熱転写、印字
可能であるとともに、感熱転写して得られるインク転写
像を、外部圧力により、所望とする最終被転写物上へ感
圧再転写できるようにした乾式転写材製造用インクリボ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乾式転写材製造用インクリボンの
構造に関しては、例えば特開昭63−128990号公
報及び特開昭63−128991号公報に記載されてい
るように、フィルム状リボン基材上に、感圧接着性を有
する樹脂と色素を含有構成する均質なインク層と、感熱
接着性を有する樹脂を含有構成する均質な層とを配置し
た2層構成、もしくは特開昭63−251287号公報
に記載されているように、フィルム状リボン基材上に、
感圧接着性を有する樹脂を含有構成する均質な層と、感
熱接着性を有する樹脂と色素を含有構成する均質なイン
ク層とを配置した2層構成のいずれかを以って、乾式転
写材製造用インクリボンが作製されていた。
構造に関しては、例えば特開昭63−128990号公
報及び特開昭63−128991号公報に記載されてい
るように、フィルム状リボン基材上に、感圧接着性を有
する樹脂と色素を含有構成する均質なインク層と、感熱
接着性を有する樹脂を含有構成する均質な層とを配置し
た2層構成、もしくは特開昭63−251287号公報
に記載されているように、フィルム状リボン基材上に、
感圧接着性を有する樹脂を含有構成する均質な層と、感
熱接着性を有する樹脂と色素を含有構成する均質なイン
ク層とを配置した2層構成のいずれかを以って、乾式転
写材製造用インクリボンが作製されていた。
【0003】そして、その乾式転写材製造用インクリボ
ンを収納したリボンカセットを、乾式転写材製造装置内
に装着して、サ−マルヘッドの多数の発熱素子のうち、
記録する文字や図形等に対応した部分の発熱素子のみを
発熱せしめることにより、所望の文字や図形等に対応し
た乾式転写材製造用インクリボンのインク主成分が、乾
式転写材用の再転写シ−ト上に感熱転写される。これに
より、文字や図形等の所望のインク転写像を有した乾式
転写材を製造することが可能であった。
ンを収納したリボンカセットを、乾式転写材製造装置内
に装着して、サ−マルヘッドの多数の発熱素子のうち、
記録する文字や図形等に対応した部分の発熱素子のみを
発熱せしめることにより、所望の文字や図形等に対応し
た乾式転写材製造用インクリボンのインク主成分が、乾
式転写材用の再転写シ−ト上に感熱転写される。これに
より、文字や図形等の所望のインク転写像を有した乾式
転写材を製造することが可能であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように作製された乾式転写材製造用インクリボンを用い
て、再転写シ−ト上にインク主成分を感熱転写せしめる
ことでインク転写像を形成した後、再転写シ−トから感
圧再転写を行うと、インク転写像の最終被転写物への感
圧再転写性が厳密には劣るという課題を有していた。
ように作製された乾式転写材製造用インクリボンを用い
て、再転写シ−ト上にインク主成分を感熱転写せしめる
ことでインク転写像を形成した後、再転写シ−トから感
圧再転写を行うと、インク転写像の最終被転写物への感
圧再転写性が厳密には劣るという課題を有していた。
【0005】具体的に述べるならば、感圧再転写を完了
するには、再転写シ−トのインク転写像が形成された面
を紙、プラスチック、金属、木材等の最終被転写物と密
着固定せしめた後に、再転写シ−トのインク転写像が形
成された面とは反対側の面から一定時間擦り続ける必要
がある。そのため再転写シ−トの最終被転写物への固定
が不十分なまま擦り続けた場合、再転写シ−トが最終被
転写物とずれたりすると、潰れ、広がりが発生する等、
良好な感圧再転写像が得にくいという課題を有してい
た。
するには、再転写シ−トのインク転写像が形成された面
を紙、プラスチック、金属、木材等の最終被転写物と密
着固定せしめた後に、再転写シ−トのインク転写像が形
成された面とは反対側の面から一定時間擦り続ける必要
がある。そのため再転写シ−トの最終被転写物への固定
が不十分なまま擦り続けた場合、再転写シ−トが最終被
転写物とずれたりすると、潰れ、広がりが発生する等、
良好な感圧再転写像が得にくいという課題を有してい
た。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、その目的とするところの第1
は、感熱転写方法により再転写シ−ト上に感熱転写して
得られたインク転写像を、最終被転写物上へ極めて容易
に、且つ極めて確実に感圧再転写させることを可能とし
た乾式転写材製造用インクリボンを提供するところにあ
る。
になされたものであり、その目的とするところの第1
は、感熱転写方法により再転写シ−ト上に感熱転写して
得られたインク転写像を、最終被転写物上へ極めて容易
に、且つ極めて確実に感圧再転写させることを可能とし
た乾式転写材製造用インクリボンを提供するところにあ
る。
【0007】そして、第2の目的は、感熱転写方法によ
り再転写シ−ト上に感熱転写して得られるインク転写像
の凝集力が大幅に向上することにより、インク転写像を
最終被転写物上にかすれ、潰れ等の全くない完全な形で
感圧再転写させることを可能とした乾式転写材製造用イ
ンクリボンを提供するところにある。
り再転写シ−ト上に感熱転写して得られるインク転写像
の凝集力が大幅に向上することにより、インク転写像を
最終被転写物上にかすれ、潰れ等の全くない完全な形で
感圧再転写させることを可能とした乾式転写材製造用イ
ンクリボンを提供するところにある。
【0008】次に、第3の目的は、インク転写像を最終
被転写物上に感圧再転写して得られる感圧再転写像の耐
擦傷性等の表面性を大幅に向上させることを可能とした
乾式転写材製造用インクリボンを提供するところにあ
る。
被転写物上に感圧再転写して得られる感圧再転写像の耐
擦傷性等の表面性を大幅に向上させることを可能とした
乾式転写材製造用インクリボンを提供するところにあ
る。
【0009】更に、第4の目的は、前述の3種類の目的
全てを、より単純なリボン構成を以て達成せしめること
で、実質の製造コストを低減することを可能とした乾式
転写材製造用インクリボンを提供するところにある。
全てを、より単純なリボン構成を以て達成せしめること
で、実質の製造コストを低減することを可能とした乾式
転写材製造用インクリボンを提供するところにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の乾式転写材製造用インクリボンは、感熱転写
方法を用いて得られる文字や図形等のインク転写像を、
外部圧力により、所望とする最終被転写物上へ感圧再転
写せしめられ得るようにした乾式転写材製造用インクリ
ボンにおいて、フィルム状リボン基材上に、接着剤を含
有内包したマイクロカプセルを含有して構成される感圧
再転写接着調整層と、離型剤を含有内包したマイクロカ
プセルを含有して構成される感圧再転写離型調整層と、
感熱接着性層を設けることを特徴とする。
に本発明の乾式転写材製造用インクリボンは、感熱転写
方法を用いて得られる文字や図形等のインク転写像を、
外部圧力により、所望とする最終被転写物上へ感圧再転
写せしめられ得るようにした乾式転写材製造用インクリ
ボンにおいて、フィルム状リボン基材上に、接着剤を含
有内包したマイクロカプセルを含有して構成される感圧
再転写接着調整層と、離型剤を含有内包したマイクロカ
プセルを含有して構成される感圧再転写離型調整層と、
感熱接着性層を設けることを特徴とする。
【0011】本発明で用いる接着剤は、一般に限定され
ないものであるが、好ましくは極めて短時間で硬化し
て、同時に接着力を有することが可能な接着剤が特に望
ましい。
ないものであるが、好ましくは極めて短時間で硬化し
て、同時に接着力を有することが可能な接着剤が特に望
ましい。
【0012】即ち、1液型のシアノアクリレ−ト系瞬間
接着剤、2液主液型のエポキシ系接着剤、2液主液型の
アクリル系接着剤、主液とプライマ−との2液型のアク
リル系接着剤、もしくは主液とプライマ−とのシアノア
クリレ−ト系瞬間接着剤のいずれかを用いることが特に
望ましい。
接着剤、2液主液型のエポキシ系接着剤、2液主液型の
アクリル系接着剤、主液とプライマ−との2液型のアク
リル系接着剤、もしくは主液とプライマ−とのシアノア
クリレ−ト系瞬間接着剤のいずれかを用いることが特に
望ましい。
【0013】更に本発明で用いる離型剤は、優れた離型
性を有するものであれば、一般に限定されないものであ
るが、最も好ましくはシリコ−ン系オイル、フッ素系オ
イル、オレフィン系オイル、パラフィン系オイル、アル
キド系オイルのいずれかを用いることが特に望ましい。
性を有するものであれば、一般に限定されないものであ
るが、最も好ましくはシリコ−ン系オイル、フッ素系オ
イル、オレフィン系オイル、パラフィン系オイル、アル
キド系オイルのいずれかを用いることが特に望ましい。
【0014】そして、外部から印加する圧力によって破
壊するマイクロカプセルの壁物質材料としては、メラミ
ン−ホルムアルデヒド樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹
脂、ゼラチン、アラビアゴム、ポリビニルアルコ−ル、
卵白、アルギン酸塩、ゼイン(ツェイン)、カゼイン、
メチルセルロ−ス、カルボキシメチルセルロ−ス、エチ
レン−無水マレイン酸共重合体、ビニルメチルエ−テル
−無水マレイン酸共重合体、ポリウレタン樹脂及びポリ
尿素等の公知の材料を用いることが可能である。
壊するマイクロカプセルの壁物質材料としては、メラミ
ン−ホルムアルデヒド樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹
脂、ゼラチン、アラビアゴム、ポリビニルアルコ−ル、
卵白、アルギン酸塩、ゼイン(ツェイン)、カゼイン、
メチルセルロ−ス、カルボキシメチルセルロ−ス、エチ
レン−無水マレイン酸共重合体、ビニルメチルエ−テル
−無水マレイン酸共重合体、ポリウレタン樹脂及びポリ
尿素等の公知の材料を用いることが可能である。
【0015】そして、マイクロカプセルのカプセル径
は、0.1〜20μmが望ましいが、スタンプ圧力に相
当する圧力を以って、良好な感圧再転写像を極めて容易
に得るために好ましくは、0.5〜10μmであること
が特に望ましい。
は、0.1〜20μmが望ましいが、スタンプ圧力に相
当する圧力を以って、良好な感圧再転写像を極めて容易
に得るために好ましくは、0.5〜10μmであること
が特に望ましい。
【0016】つまり、マイクロカプセルのカプセル径が
0.1μm未満の場合、マイクロカプセルの破壊に最低
限必要な圧力値が大幅に増加することにより、マイクロ
カプセルが極めて破壊しにくくなる。
0.1μm未満の場合、マイクロカプセルの破壊に最低
限必要な圧力値が大幅に増加することにより、マイクロ
カプセルが極めて破壊しにくくなる。
【0017】一方、マイクロカプセルのカプセル径が2
0μm以上の場合、マイクロカプセルの破壊に最低限必
要な圧力値が大幅に低下する。
0μm以上の場合、マイクロカプセルの破壊に最低限必
要な圧力値が大幅に低下する。
【0018】従って、マイクロカプセルが破壊しやすく
なり、マイクロカプセルの保存性が低下することになる
ため、上述の範囲が特に望ましい。
なり、マイクロカプセルの保存性が低下することになる
ため、上述の範囲が特に望ましい。
【0019】同様に塗布厚も、1〜20μm、好ましく
は1〜10μmであることが特に望ましい。
は1〜10μmであることが特に望ましい。
【0020】つまり、塗布厚が1μm未満では、良好な
感圧再転写に必要な接着力及び離型性が得られない。一
方、塗布厚が20μm以上で、且つマイクロカプセルの
カプセル径が小さい場合は、マイクロカプセルが効率良
く破壊しにくくなり、塗布厚が20μm以上で、且つマ
イクロカプセルのカプセル径が大きい場合は、マイクロ
カプセルが破壊しやすくなる。従って、上述の範囲が特
に望ましい。
感圧再転写に必要な接着力及び離型性が得られない。一
方、塗布厚が20μm以上で、且つマイクロカプセルの
カプセル径が小さい場合は、マイクロカプセルが効率良
く破壊しにくくなり、塗布厚が20μm以上で、且つマ
イクロカプセルのカプセル径が大きい場合は、マイクロ
カプセルが破壊しやすくなる。従って、上述の範囲が特
に望ましい。
【0021】そして、本発明の乾式転写材製造用インク
リボンに用いるフィルム状リボン基材として、何等限定
されないものであるが、好ましくは従来から感熱転写イ
ンクリボンの基材として用いられている公知のものが好
ましい。
リボンに用いるフィルム状リボン基材として、何等限定
されないものであるが、好ましくは従来から感熱転写イ
ンクリボンの基材として用いられている公知のものが好
ましい。
【0022】最も好ましくはサ−マルヘッドが接触密着
するものであるため、フィルム状リボン基材には、ポリ
エチレンテレフタレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−ト
等のポリエステル、ポリイミド、ポリカ−ボネ−ト、ポ
リサルフォン、ポリエ−テルサルフォン、ポリフェニレ
ンサルファイド等からなる樹脂フィルム、もしくはコン
デンサ−紙、グラシン紙等の紙が望ましい。
するものであるため、フィルム状リボン基材には、ポリ
エチレンテレフタレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−ト
等のポリエステル、ポリイミド、ポリカ−ボネ−ト、ポ
リサルフォン、ポリエ−テルサルフォン、ポリフェニレ
ンサルファイド等からなる樹脂フィルム、もしくはコン
デンサ−紙、グラシン紙等の紙が望ましい。
【0023】また、その厚さとしても材料の種類により
適宜決定されることとなるが、1〜30μmが望まし
い。しかしながら、良好なインク転写像を得るために、
好ましくは3〜20μmの厚さのものを用いることが特
に望ましい。
適宜決定されることとなるが、1〜30μmが望まし
い。しかしながら、良好なインク転写像を得るために、
好ましくは3〜20μmの厚さのものを用いることが特
に望ましい。
【0024】即ち、フィルム状リボン基材の厚さが1μ
m未満では、インクリボンの走行が不安定で、走行性能
が大幅に低下することになり、一方で、フィルム状リボ
ン基材の厚さが30μm以上では、記録時にサ−マルヘ
ッドの各々の発熱素子を発熱せしめるのに必要な発熱量
が大きくなるため、上述の範囲が特に望ましい。
m未満では、インクリボンの走行が不安定で、走行性能
が大幅に低下することになり、一方で、フィルム状リボ
ン基材の厚さが30μm以上では、記録時にサ−マルヘ
ッドの各々の発熱素子を発熱せしめるのに必要な発熱量
が大きくなるため、上述の範囲が特に望ましい。
【0025】更には、接着剤及び離型剤をマイクロカプ
セル化する際と、マイクロカプセル液を調製する際を始
めとして主に用いる分散剤、もしくは乳化剤としては、
ヘキサメタリン酸ナトリウム、縮合ナフタレンスルホン
酸ナトリウムを始めとするイオン性界面活性剤等の公知
の分散剤、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エ
ステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコ
−ル脂肪酸エステルを始めとする非イオン性界面活性剤
等の公知の乳化剤を用いることが可能である。
セル化する際と、マイクロカプセル液を調製する際を始
めとして主に用いる分散剤、もしくは乳化剤としては、
ヘキサメタリン酸ナトリウム、縮合ナフタレンスルホン
酸ナトリウムを始めとするイオン性界面活性剤等の公知
の分散剤、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エ
ステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコ
−ル脂肪酸エステルを始めとする非イオン性界面活性剤
等の公知の乳化剤を用いることが可能である。
【0026】また、感圧再転写接着調整層及び感圧再転
写離型調整層に含有せしめることが可能な着色剤として
は、主として黒色呈色用のカ−ボンブラック等を始めと
する各色顔料が使用されることになるが、酸性物質によ
って発色するロイコ系染料、塩基性物質によって発色す
るジアゾ系染料等を始めとする染料を必要に応じて適宜
使用することが可能であり、何等限定されないものであ
る。
写離型調整層に含有せしめることが可能な着色剤として
は、主として黒色呈色用のカ−ボンブラック等を始めと
する各色顔料が使用されることになるが、酸性物質によ
って発色するロイコ系染料、塩基性物質によって発色す
るジアゾ系染料等を始めとする染料を必要に応じて適宜
使用することが可能であり、何等限定されないものであ
る。
【0027】例えば、酸性物質によって発色するロイコ
系染料の発色成分には、フタライド系化合物、フルオラ
ン系化合物、ラクトン系化合物、トリフェニルメタン系
化合物、ロ−ダミンラクタム系化合物及びキノン系化合
物等の公知の材料を主に使用することができる。
系染料の発色成分には、フタライド系化合物、フルオラ
ン系化合物、ラクトン系化合物、トリフェニルメタン系
化合物、ロ−ダミンラクタム系化合物及びキノン系化合
物等の公知の材料を主に使用することができる。
【0028】そして、酸性物質によって発色するロイコ
系染料の顕色剤として、フェノ−ル系物質等の酸性物質
が主に用いられ、熱発色温度で、発色成分と顕色剤との
発色反応が進行することにより、単色発色する機構とな
っている。
系染料の顕色剤として、フェノ−ル系物質等の酸性物質
が主に用いられ、熱発色温度で、発色成分と顕色剤との
発色反応が進行することにより、単色発色する機構とな
っている。
【0029】また、塩基性物質によって発色するジアゾ
系染料は、酸性物質であるジアゾ化合物と、塩基性染料
前駆体であるカップリング化合物を組み合わせて構成さ
れるものであり、加熱によるジアゾ化合物及びカップリ
ング化合物の接触に基づいて単色発色するものである。
系染料は、酸性物質であるジアゾ化合物と、塩基性染料
前駆体であるカップリング化合物を組み合わせて構成さ
れるものであり、加熱によるジアゾ化合物及びカップリ
ング化合物の接触に基づいて単色発色するものである。
【0030】次に、感圧再転写接着調整層を構成する一
成分として用いる感圧接着性成分としては、ポリ塩化ビ
ニル、ポリアクリル酸エステル、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−エチルアクリレ−ト共重合体、ポ
リ酢酸ビニル、ポリビニルエ−テル、ポリビニルアセタ
−ル、ポリイソブチレン等のビニル系高分子、エチルセ
ルロ−ス、ニトロセルロ−ス、酢酸セルロ−ス等の繊維
系高分子及び塩化ゴム、天然ゴム等のゴム系高分子より
選ばれる少なくとも1種以上を含有せしめて用いられ
る。
成分として用いる感圧接着性成分としては、ポリ塩化ビ
ニル、ポリアクリル酸エステル、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−エチルアクリレ−ト共重合体、ポ
リ酢酸ビニル、ポリビニルエ−テル、ポリビニルアセタ
−ル、ポリイソブチレン等のビニル系高分子、エチルセ
ルロ−ス、ニトロセルロ−ス、酢酸セルロ−ス等の繊維
系高分子及び塩化ゴム、天然ゴム等のゴム系高分子より
選ばれる少なくとも1種以上を含有せしめて用いられ
る。
【0031】更に、感熱接着性層に含有せしめる感熱接
着性成分としては、感熱接着性の大きな樹脂、例えばエ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、アイオ
ノマ−、アクリル系重合体、エチレン−エチルアクリレ
−ト共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアルコ−ル、ポリアミド、エチルセルロ−ス等
より選ばれる少なくとも1種類以上を含有せしめて用い
られる。
着性成分としては、感熱接着性の大きな樹脂、例えばエ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、アイオ
ノマ−、アクリル系重合体、エチレン−エチルアクリレ
−ト共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアルコ−ル、ポリアミド、エチルセルロ−ス等
より選ばれる少なくとも1種類以上を含有せしめて用い
られる。
【0032】また、感圧再転写接着調整層、感圧再転写
離型調整層及び感熱接着性層には、粘着付与剤、バイン
ダ剤、表面改質剤等を含有せしめることが可能である。
離型調整層及び感熱接着性層には、粘着付与剤、バイン
ダ剤、表面改質剤等を含有せしめることが可能である。
【0033】粘着付与剤は、主にインク成分の密着性、
硬度向上、凝集力付与、粘着力付与及び感圧接着性成分
の粘着力付与の働きを有するものであり、その具体例と
しては、石油系樹脂、ロジン系樹脂、ケトン系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、フェノ−ル系樹脂等から含有構成され
てなるものが用いられる。
硬度向上、凝集力付与、粘着力付与及び感圧接着性成分
の粘着力付与の働きを有するものであり、その具体例と
しては、石油系樹脂、ロジン系樹脂、ケトン系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、フェノ−ル系樹脂等から含有構成され
てなるものが用いられる。
【0034】また、バインダとしては、カゼイン、ゼイ
ン(ツェイン)を始めとするタンパク質系・ニトロセル
ロ−ス、アセチルセルロ−スを始めとするセルロ−ス系
等の親油性バインダ剤と、ポリビニルアルコ−ル、ポリ
エチレンオキシド、カルボキシメチルセルロ−ス、ポリ
ビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルセルロ−ス等の
水溶性バインダ剤、ポリアミド樹脂・ポリエステル樹脂
・ポリエチレン樹脂・ポリプロピレン樹脂・ポリスチレ
ン樹脂・ポリ塩化ビニル樹脂・エチレン−酢酸ビニル共
重合体・ポリメチルメタクリル酸メチル・アイオノマ−
樹脂等の熱可塑性バインダ剤より選ばれる少なくとも1
種類以上を含有構成してなる樹脂系バインダが用いら
れ、また、キャンデリラワックス、カルナバワックス、
ライスワックス、木ろう等の植物系ワックス,蜜ろう、
ラノリン、鯨ろう等の動物系ワックス,モンタンワック
ス、セレシン等の鉱物系ワックス,パラフィンワック
ス、マイクロクリスタリンワックス等の石油ワックスよ
り選ばれる少なくとも1種類以上を含有構成してなるワ
ックス系バインダを用いることも可能である。
ン(ツェイン)を始めとするタンパク質系・ニトロセル
ロ−ス、アセチルセルロ−スを始めとするセルロ−ス系
等の親油性バインダ剤と、ポリビニルアルコ−ル、ポリ
エチレンオキシド、カルボキシメチルセルロ−ス、ポリ
ビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルセルロ−ス等の
水溶性バインダ剤、ポリアミド樹脂・ポリエステル樹脂
・ポリエチレン樹脂・ポリプロピレン樹脂・ポリスチレ
ン樹脂・ポリ塩化ビニル樹脂・エチレン−酢酸ビニル共
重合体・ポリメチルメタクリル酸メチル・アイオノマ−
樹脂等の熱可塑性バインダ剤より選ばれる少なくとも1
種類以上を含有構成してなる樹脂系バインダが用いら
れ、また、キャンデリラワックス、カルナバワックス、
ライスワックス、木ろう等の植物系ワックス,蜜ろう、
ラノリン、鯨ろう等の動物系ワックス,モンタンワック
ス、セレシン等の鉱物系ワックス,パラフィンワック
ス、マイクロクリスタリンワックス等の石油ワックスよ
り選ばれる少なくとも1種類以上を含有構成してなるワ
ックス系バインダを用いることも可能である。
【0035】また、樹脂系バインダより選ばれる少なく
とも1種類以上の樹脂系バインダとワックス系バインダ
より選ばれる少なくとも1種類以上のワックス系バイン
ダとを組み合わせて用いることも可能であり、何等差し
つかえのないものである。
とも1種類以上の樹脂系バインダとワックス系バインダ
より選ばれる少なくとも1種類以上のワックス系バイン
ダとを組み合わせて用いることも可能であり、何等差し
つかえのないものである。
【0036】そして、表面改質剤は、インクリボン表面
のべとつき、粘着性を低減し、摩擦抵抗を小さくするこ
とによって、ブロッキング等の無い良好な保存性及び蛇
行、スリップのない良好なリボン走行性を得ることを可
能とするものであり、その具体例としては、フッ素系ポ
リマ−、シリコ−ン系ポリマ−等を始めとする公知の材
料を用いることが可能である。
のべとつき、粘着性を低減し、摩擦抵抗を小さくするこ
とによって、ブロッキング等の無い良好な保存性及び蛇
行、スリップのない良好なリボン走行性を得ることを可
能とするものであり、その具体例としては、フッ素系ポ
リマ−、シリコ−ン系ポリマ−等を始めとする公知の材
料を用いることが可能である。
【0037】そして、フィルム状リボン基材の感圧再転
写接着調整層、感圧再転写離型調整層及び感熱接着性層
の塗工面とは反対側の面には、シリコン樹脂等の耐熱性
樹脂を含有したスティッキング防止層を設けることが可
能であり、更には硫酸バリウム、酸化チタン、水酸化ア
ルミニウム、酸化亜鉛、炭酸カルシウム等の顔料より選
ばれる少なくとも1種類以上を含有せしめても何等差し
つかえのないものである。
写接着調整層、感圧再転写離型調整層及び感熱接着性層
の塗工面とは反対側の面には、シリコン樹脂等の耐熱性
樹脂を含有したスティッキング防止層を設けることが可
能であり、更には硫酸バリウム、酸化チタン、水酸化ア
ルミニウム、酸化亜鉛、炭酸カルシウム等の顔料より選
ばれる少なくとも1種類以上を含有せしめても何等差し
つかえのないものである。
【0038】
【作用】上記の構成を有する本発明の乾式転写材製造用
インクリボンは、フィルム状リボン基材上に、接着剤を
含有内包したマイクロカプセルを含有して構成される感
圧再転写接着調整層と、離型剤を含有内包したマイクロ
カプセルを含有して構成される感圧再転写離型調整層及
び感熱接着性層を設けた構成にしたことにより、感熱転
写方法を用いて再転写シ−ト上に印字されたインク転写
像を、再転写シ−トのインク転写像が形成された面とは
反対側の面からスタンプ圧力に相当する圧力を瞬時に加
えるだけで、紙、プラスチック、金属、木材等の所望の
最終被転写物上への感圧再転写が極めて容易に、且つ極
めて確実に、可能となる。
インクリボンは、フィルム状リボン基材上に、接着剤を
含有内包したマイクロカプセルを含有して構成される感
圧再転写接着調整層と、離型剤を含有内包したマイクロ
カプセルを含有して構成される感圧再転写離型調整層及
び感熱接着性層を設けた構成にしたことにより、感熱転
写方法を用いて再転写シ−ト上に印字されたインク転写
像を、再転写シ−トのインク転写像が形成された面とは
反対側の面からスタンプ圧力に相当する圧力を瞬時に加
えるだけで、紙、プラスチック、金属、木材等の所望の
最終被転写物上への感圧再転写が極めて容易に、且つ極
めて確実に、可能となる。
【0039】そして、感圧再転写した印字像は、潰れ、
かすれ、広がり、脆さが全くなく、従って、最終被転写
物上に強固に感圧接着した良好な感圧再転写像を得るこ
とが可能である。
かすれ、広がり、脆さが全くなく、従って、最終被転写
物上に強固に感圧接着した良好な感圧再転写像を得るこ
とが可能である。
【0040】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0041】しかしながら、本発明が、そのような記載
によって何等制約をも受けるものでないことは言うまで
もないところである。
によって何等制約をも受けるものでないことは言うまで
もないところである。
【0042】また、本発明には、以下の実施例の他に
も、本発明の主旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の
知識に基づいて種々たる変更、修正、改良等を加え得る
ものであることが理解されるべきところである。
も、本発明の主旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の
知識に基づいて種々たる変更、修正、改良等を加え得る
ものであることが理解されるべきところである。
【0043】( 実施例1 )図1が、本発明の乾式転
写材製造用インクリボンの断面拡大図である。
写材製造用インクリボンの断面拡大図である。
【0044】図1に示すように、フィルム状リボン基材
1上に、接着剤3を含有内包した第1のマイクロカプセ
ル4と着色剤5を含有構成した感圧再転写接着調整層2
と、離型剤7を含有内包した第2のマイクロカプセル8
と着色剤9を含有構成した感圧再転写離型調整層6と、
感熱接着性層10を順に設けた。
1上に、接着剤3を含有内包した第1のマイクロカプセ
ル4と着色剤5を含有構成した感圧再転写接着調整層2
と、離型剤7を含有内包した第2のマイクロカプセル8
と着色剤9を含有構成した感圧再転写離型調整層6と、
感熱接着性層10を順に設けた。
【0045】次に、図2に示す乾式転写材製造用インク
リボンの製造工程にしたがって、本発明の一実施例を説
明する。
リボンの製造工程にしたがって、本発明の一実施例を説
明する。
【0046】先ず最初に接着剤の微分散、乳化工程を行
う。
う。
【0047】接着剤の微分散、乳化工程は、1液型のシ
アノアクリレ−ト系瞬間接着剤3を攪拌等の機械的方法
で微粒化することにより、1液型のシアノアクリレ−ト
系瞬間接着剤3を均一に含有構成する微分散液、もしく
は乳化液を調整する接着剤の微分散、乳化工程を行う。
アノアクリレ−ト系瞬間接着剤3を攪拌等の機械的方法
で微粒化することにより、1液型のシアノアクリレ−ト
系瞬間接着剤3を均一に含有構成する微分散液、もしく
は乳化液を調整する接着剤の微分散、乳化工程を行う。
【0048】ここでは、効率良く微分散、もしくは乳化
させ、且つ得られた微分散液及び乳化液状態を安定に維
持するために分散剤、もしくは乳化剤を用いた。
させ、且つ得られた微分散液及び乳化液状態を安定に維
持するために分散剤、もしくは乳化剤を用いた。
【0049】続いて、接着剤の微分散、乳化工程で調製
した微分散液、もしくは乳化液を、特定の外部圧力値以
上で破壊する特性を有したマイクロカプセル壁物質、メ
ラミン−ホルムアルデヒド樹脂を以て含有内包させて、
第1のマイクロカプセル4を製造するマイクロカプセル
化工程を行う。
した微分散液、もしくは乳化液を、特定の外部圧力値以
上で破壊する特性を有したマイクロカプセル壁物質、メ
ラミン−ホルムアルデヒド樹脂を以て含有内包させて、
第1のマイクロカプセル4を製造するマイクロカプセル
化工程を行う。
【0050】次いで、マイクロカプセル化工程で製造し
た第1のマイクロカプセル4と着色剤5を分散剤、もし
くは乳化剤を用いて、微分散、もしくは乳化させた後、
ワックスバインダを添加することで、第1のマイクロカ
プセル液を調製する第1のマイクロカプセルの微分散、
乳化工程を行う。
た第1のマイクロカプセル4と着色剤5を分散剤、もし
くは乳化剤を用いて、微分散、もしくは乳化させた後、
ワックスバインダを添加することで、第1のマイクロカ
プセル液を調製する第1のマイクロカプセルの微分散、
乳化工程を行う。
【0051】第1のマイクロカプセルの微分散、乳化工
程で調製した第1のマイクロカプセル液を、公知の塗布
方法、例えばバ−塗布方法、ブレ−ド塗布方法、エアナ
イフ塗布方法、グラビア塗布方法、ロ−ルコ−ティング
塗布方法、スプレ−塗布方法、もしくはディップ塗布方
法等により、フィルム状リボン基材1のポリエチレンテ
レフタレ−ト上に塗布する。
程で調製した第1のマイクロカプセル液を、公知の塗布
方法、例えばバ−塗布方法、ブレ−ド塗布方法、エアナ
イフ塗布方法、グラビア塗布方法、ロ−ルコ−ティング
塗布方法、スプレ−塗布方法、もしくはディップ塗布方
法等により、フィルム状リボン基材1のポリエチレンテ
レフタレ−ト上に塗布する。
【0052】そして、第1のマイクロカプセル塗布層の
乾燥工程により、第1のマイクロカプセル液が塗布され
たフィルム状リボン基材1のポリエチレンテレフタレ−
トを105℃雰囲気下において加熱乾燥することで、感
圧再転写接着調整層2が形成される。
乾燥工程により、第1のマイクロカプセル液が塗布され
たフィルム状リボン基材1のポリエチレンテレフタレ−
トを105℃雰囲気下において加熱乾燥することで、感
圧再転写接着調整層2が形成される。
【0053】次いでは、離型剤の微分散、乳化工程を行
う。
う。
【0054】離型剤の微分散、乳化工程は、シリコ−ン
オイル離型剤7を攪拌等の機械的方法で微粒化すること
により、シリコ−ンオイル離型剤7を均一に含有構成す
る微分散液、もしくは乳化液を調製する離型剤の微分
散、乳化工程を行う。
オイル離型剤7を攪拌等の機械的方法で微粒化すること
により、シリコ−ンオイル離型剤7を均一に含有構成す
る微分散液、もしくは乳化液を調製する離型剤の微分
散、乳化工程を行う。
【0055】ここでも、効率良く微分散、もしくは乳化
させ、且つ得られた微分散液及び乳化液状態をより安定
に維持するために分散剤、もしくは乳化剤を用いた。
させ、且つ得られた微分散液及び乳化液状態をより安定
に維持するために分散剤、もしくは乳化剤を用いた。
【0056】続いて、離型剤の微分散、乳化工程で調製
した微分散液、もしくは乳化液を、特定の外部圧力値以
上で破壊する特性を有したマイクロカプセル壁物質、メ
ラミン−ホルムアルデヒド樹脂を以って含有内包させ
て、第2のマイクロカプセル8を製造するマイクロカプ
セル化工程を行う。
した微分散液、もしくは乳化液を、特定の外部圧力値以
上で破壊する特性を有したマイクロカプセル壁物質、メ
ラミン−ホルムアルデヒド樹脂を以って含有内包させ
て、第2のマイクロカプセル8を製造するマイクロカプ
セル化工程を行う。
【0057】次いで、マイクロカプセル化工程で製造し
た第2のマイクロカプセル8、着色剤9を分散剤、もし
くは乳化剤を用いて、微分散、もしくは乳化させた後、
ワックスバインダを添加することで、第2のマイクロカ
プセル液を調製する第2のマイクロカプセルの微分散、
乳化工程を行う。
た第2のマイクロカプセル8、着色剤9を分散剤、もし
くは乳化剤を用いて、微分散、もしくは乳化させた後、
ワックスバインダを添加することで、第2のマイクロカ
プセル液を調製する第2のマイクロカプセルの微分散、
乳化工程を行う。
【0058】第2のマイクロカプセルの微分散、乳化工
程で調製した第2のマイクロカプセル液を、公知の塗布
方法、例えばバ−塗布方法、ブレ−ド塗布方法、エアナ
イフ塗布方法、グラビア塗布方法、ロ−ルコ−ティング
塗布方法、スプレ−塗布方法、もしくはディップ塗布方
法等により、感圧再転写接着調整層2上に塗布する。そ
して、第2のマイクロカプセル塗布層の乾燥工程によ
り、第2のマイクロカプセル液が塗布されたフィルム状
リボン基材1のポリエチレンテレフタレ−トを105℃
雰囲気下において加熱乾燥することで、感圧再転写離型
調整層6が形成される。
程で調製した第2のマイクロカプセル液を、公知の塗布
方法、例えばバ−塗布方法、ブレ−ド塗布方法、エアナ
イフ塗布方法、グラビア塗布方法、ロ−ルコ−ティング
塗布方法、スプレ−塗布方法、もしくはディップ塗布方
法等により、感圧再転写接着調整層2上に塗布する。そ
して、第2のマイクロカプセル塗布層の乾燥工程によ
り、第2のマイクロカプセル液が塗布されたフィルム状
リボン基材1のポリエチレンテレフタレ−トを105℃
雰囲気下において加熱乾燥することで、感圧再転写離型
調整層6が形成される。
【0059】更に、感熱接着性層成分の微分散、乳化工
程を行なう。
程を行なう。
【0060】感熱接着性層成分の微分散、乳化工程は、
感熱接着性成分を攪拌等の機械的方法で微粒化すること
により、感熱接着性成分を均一に含有構成する微分散
液、もしくは乳化液を調製する。
感熱接着性成分を攪拌等の機械的方法で微粒化すること
により、感熱接着性成分を均一に含有構成する微分散
液、もしくは乳化液を調製する。
【0061】ここでも、効率良く微分散、もしくは乳化
させ、且つ得られた微分散液及び乳化液状態を安定に維
持するために分散剤、もしくは乳化剤を用いた。
させ、且つ得られた微分散液及び乳化液状態を安定に維
持するために分散剤、もしくは乳化剤を用いた。
【0062】最後に、感熱接着性層成分の微分散、乳化
工程で調製した微分散液、もしくは乳化液を公知の塗布
方法、例えばバ−塗布方法、ブレ−ド塗布方法、エアナ
イフ塗布方法、グラビア塗布方法、ロ−ルコ−ティング
塗布方法、スプレ−塗布方法、もしくはディップ塗布方
法等により、感圧再転写離型調整層6上に塗布する。そ
して、感熱接着性塗布層の乾燥工程により、感熱接着性
層成分が塗布されたフィルム状リボン基材1のポリエチ
レンテレフタレ−トを110℃雰囲気下において加熱乾
燥することで、感熱接着性層10が形成されるととも
に、最終的な本実施例1の乾式転写材製造用インクリボ
ンが形成される。
工程で調製した微分散液、もしくは乳化液を公知の塗布
方法、例えばバ−塗布方法、ブレ−ド塗布方法、エアナ
イフ塗布方法、グラビア塗布方法、ロ−ルコ−ティング
塗布方法、スプレ−塗布方法、もしくはディップ塗布方
法等により、感圧再転写離型調整層6上に塗布する。そ
して、感熱接着性塗布層の乾燥工程により、感熱接着性
層成分が塗布されたフィルム状リボン基材1のポリエチ
レンテレフタレ−トを110℃雰囲気下において加熱乾
燥することで、感熱接着性層10が形成されるととも
に、最終的な本実施例1の乾式転写材製造用インクリボ
ンが形成される。
【0063】一方、図3は、本実施例1の乾式転写材製
造用インクリボンを用いて作製した乾式転写材の断面拡
大図である。乾式転写材13は、再転写シ−ト12上
に、感熱接着性層10と、離型剤7を含有内包した第2
のマイクロカプセル8を含有構成してなる感圧再転写離
型調整層6と、接着剤3を含有内包した第1のマイクロ
カプセル4を含有構成してなる感圧再転写接着調整層2
が順次積層されて作製されるものである。
造用インクリボンを用いて作製した乾式転写材の断面拡
大図である。乾式転写材13は、再転写シ−ト12上
に、感熱接着性層10と、離型剤7を含有内包した第2
のマイクロカプセル8を含有構成してなる感圧再転写離
型調整層6と、接着剤3を含有内包した第1のマイクロ
カプセル4を含有構成してなる感圧再転写接着調整層2
が順次積層されて作製されるものである。
【0064】次に乾式転写材13の作製方法の手順を簡
単に説明する。
単に説明する。
【0065】先ず、本実施例1の乾式転写材製造用イン
クリボンと再転写シ−ト12とをカセット内に収納して
リボンカセットを作製する。そして、リボンカセットを
公知の乾式転写材製造装置(例えば、ブラザ−工業株式
会社製のP−touch)に装着して、乾式転写材製造
用インクリボンを乾式転写材製造装置内蔵のサ−マルヘ
ッド11と接触密着させる。この時、乾式転写材製造用
インクリボンと再転写シ−ト12も密着されている。
クリボンと再転写シ−ト12とをカセット内に収納して
リボンカセットを作製する。そして、リボンカセットを
公知の乾式転写材製造装置(例えば、ブラザ−工業株式
会社製のP−touch)に装着して、乾式転写材製造
用インクリボンを乾式転写材製造装置内蔵のサ−マルヘ
ッド11と接触密着させる。この時、乾式転写材製造用
インクリボンと再転写シ−ト12も密着されている。
【0066】また、サ−マルヘッド11は、図示しない
多数の微小な大きさの発熱素子から構成され、記録する
文字や図形等に対応した部分の発熱素子のみが記録する
際に発熱するという機構を有するものである。
多数の微小な大きさの発熱素子から構成され、記録する
文字や図形等に対応した部分の発熱素子のみが記録する
際に発熱するという機構を有するものである。
【0067】続いて、デ−タを入力することにより、サ
−マルヘッド11の多数の発熱素子のうち、記録する文
字や図形等に対応した部分の発熱素子のみを感圧再転写
接着調整層2、感圧再転写離型調整層6及び感熱接着性
層10の熱溶融温度以上に発熱させる。
−マルヘッド11の多数の発熱素子のうち、記録する文
字や図形等に対応した部分の発熱素子のみを感圧再転写
接着調整層2、感圧再転写離型調整層6及び感熱接着性
層10の熱溶融温度以上に発熱させる。
【0068】これにより、再転写シ−ト12上に所望の
インク転写像が感熱転写され、所望のインク転写像を有
した乾式転写材13を作製することができる。
インク転写像が感熱転写され、所望のインク転写像を有
した乾式転写材13を作製することができる。
【0069】そして、再転写シ−ト12のインク転写像
が形成された面を最終被転写物に密着固定した後、再転
写シ−ト12のインク転写像が形成された面とは反対側
の面から、スタンプ圧力に相当する圧力を瞬時に加え
て、第1のマイクロカプセル4と第2のマイクロカプセ
ル8を破壊し、そこに含有内包されたシアノアクリレ−
ト系瞬間接着剤3とシリコ−ンオイル離型剤7を流出せ
しめることにより、所望のインク転写像を紙、プラスチ
ック、金属、木材等の最終被転写物上に感圧再転写を試
みた結果、潰れ、広がり、脆さ等の全くない良好な品質
の感圧再転写像を得ることができた。
が形成された面を最終被転写物に密着固定した後、再転
写シ−ト12のインク転写像が形成された面とは反対側
の面から、スタンプ圧力に相当する圧力を瞬時に加え
て、第1のマイクロカプセル4と第2のマイクロカプセ
ル8を破壊し、そこに含有内包されたシアノアクリレ−
ト系瞬間接着剤3とシリコ−ンオイル離型剤7を流出せ
しめることにより、所望のインク転写像を紙、プラスチ
ック、金属、木材等の最終被転写物上に感圧再転写を試
みた結果、潰れ、広がり、脆さ等の全くない良好な品質
の感圧再転写像を得ることができた。
【0070】本実施例1においては、瞬時に硬化して、
同時に接着力を有するシアノアクリレ−ト系瞬間接着剤
3を用いるとともに、シリコ−ンオイル離型剤7が瞬時
に流出、感圧再転写離型調整層6と感熱接着性層10と
の密着力が瞬時に低下するため、極めて短時間で感圧再
転写像を得ることも可能となった。
同時に接着力を有するシアノアクリレ−ト系瞬間接着剤
3を用いるとともに、シリコ−ンオイル離型剤7が瞬時
に流出、感圧再転写離型調整層6と感熱接着性層10と
の密着力が瞬時に低下するため、極めて短時間で感圧再
転写像を得ることも可能となった。
【0071】しかも、シリコ−ンオイル離型剤7を含有
内包した第2のマイクロカプセル8を含有して構成され
る感圧再転写離型調整層6上に、感熱接着性層10を新
たに設けて、離型性と感熱接着性が別々に寄与すること
になったため、離型性が極めて効率良く働くこととなっ
た。従って、極めて容易となった感圧再転写性が、極め
て確実なものにもなった。
内包した第2のマイクロカプセル8を含有して構成され
る感圧再転写離型調整層6上に、感熱接着性層10を新
たに設けて、離型性と感熱接着性が別々に寄与すること
になったため、離型性が極めて効率良く働くこととなっ
た。従って、極めて容易となった感圧再転写性が、極め
て確実なものにもなった。
【0072】また、感圧再転写接着調整層2に着色剤5
を、感圧再転写離型調整層6に着色剤9を含有せしめた
ことにより、インク転写像の凝集力が向上したため、イ
ンク転写像を所望とする最終被転写物上に、かすれ等の
全く無い完全な形で感圧再転写せしめることが可能とな
った。
を、感圧再転写離型調整層6に着色剤9を含有せしめた
ことにより、インク転写像の凝集力が向上したため、イ
ンク転写像を所望とする最終被転写物上に、かすれ等の
全く無い完全な形で感圧再転写せしめることが可能とな
った。
【0073】尚、スタンプ圧力の大きさは第1のマイク
ロカプセル4と第2のマイクロカプセル8の破壊に必要
な圧力値と対応するもので、10g/cm2 〜2000
g/cm2 が望ましいが、良好な感圧再転写像を容易に
得るために好ましくは、70g/cm2 〜1000g/
cm2 であることが特に望ましい。
ロカプセル4と第2のマイクロカプセル8の破壊に必要
な圧力値と対応するもので、10g/cm2 〜2000
g/cm2 が望ましいが、良好な感圧再転写像を容易に
得るために好ましくは、70g/cm2 〜1000g/
cm2 であることが特に望ましい。
【0074】つまり、スタンプ圧力の大きさが10g/
cm2 未満では、第1のマイクロカプセル4と第2のマ
イクロカプセル8が破壊しにくくなるため、感圧再転写
性に劣ることとなる。
cm2 未満では、第1のマイクロカプセル4と第2のマ
イクロカプセル8が破壊しにくくなるため、感圧再転写
性に劣ることとなる。
【0075】一方、スタンプ圧力の大きさが2000g
/cm2 以上では、スタンプでは得られない圧力値であ
る。従って、上述の範囲が特に望ましい。
/cm2 以上では、スタンプでは得られない圧力値であ
る。従って、上述の範囲が特に望ましい。
【0076】また、スタンプ圧力を始めとする、第1の
マイクロカプセル4の破壊に必要な外部圧力の大きさ
と、第2のマイクロカプセル8の破壊に必要な外部圧力
の大きさは同じであっても、またいずれかのマイクロカ
プセルの破壊に必要な外部圧力の大きさが、大きくても
何等差しつかえのないものであり、限定されないもので
ある。
マイクロカプセル4の破壊に必要な外部圧力の大きさ
と、第2のマイクロカプセル8の破壊に必要な外部圧力
の大きさは同じであっても、またいずれかのマイクロカ
プセルの破壊に必要な外部圧力の大きさが、大きくても
何等差しつかえのないものであり、限定されないもので
ある。
【0077】更に、着色剤5及び着色剤9は、同一の材
料を用いることが一般的となっているが、構造の異なる
材料を用いて、同一の色相を表現したり、また中間色を
表現したりすることも何等さしつかえのないものであ
る。
料を用いることが一般的となっているが、構造の異なる
材料を用いて、同一の色相を表現したり、また中間色を
表現したりすることも何等さしつかえのないものであ
る。
【0078】以上のようにして、得られた感圧再転写像
と、比較例として従来例の感圧再転写像を用いて、引っ
掻き強度を測定し、耐擦傷性を比較した結果を図6に示
した。
と、比較例として従来例の感圧再転写像を用いて、引っ
掻き強度を測定し、耐擦傷性を比較した結果を図6に示
した。
【0079】尚、試料1が、本実施例1の乾式転写材製
造用インクリボンから作製した乾式転写材を用いて得ら
れた感圧再転写像に基づくものであり、従来例の感圧再
転写像とは、具体的に述べるならば、接着剤を含有内包
したマイクロカプセルと、離型剤を含有内包したマイク
ロカプセルを含有していない乾式転写材製造用インクリ
ボンから作製した乾式転写材を用いて得られた感圧再転
写像をさすものである。
造用インクリボンから作製した乾式転写材を用いて得ら
れた感圧再転写像に基づくものであり、従来例の感圧再
転写像とは、具体的に述べるならば、接着剤を含有内包
したマイクロカプセルと、離型剤を含有内包したマイク
ロカプセルを含有していない乾式転写材製造用インクリ
ボンから作製した乾式転写材を用いて得られた感圧再転
写像をさすものである。
【0080】従来例の感圧再転写像と比較した結果、本
実施例1の乾式転写材製造用インクリボンから作製した
乾式転写材を用いて得られた感圧再転写像の最終被転写
物との密着性が大幅に向上したことで、感圧再転写像が
強固なものとなったがために引っ掻き強度等の耐擦傷性
が大幅に増加改善されていることがわかる。
実施例1の乾式転写材製造用インクリボンから作製した
乾式転写材を用いて得られた感圧再転写像の最終被転写
物との密着性が大幅に向上したことで、感圧再転写像が
強固なものとなったがために引っ掻き強度等の耐擦傷性
が大幅に増加改善されていることがわかる。
【0081】また、乾式転写材から作製した本実施例1
の感圧再転写像と、従来例の感圧再転写像との耐熱衝撃
性を観察比較した結果を図7に示した。
の感圧再転写像と、従来例の感圧再転写像との耐熱衝撃
性を観察比較した結果を図7に示した。
【0082】尚、観察及び比較方法として、具体的に説
明するならば、まず、室温雰囲気下から−20℃雰囲気
まで段階的に下げた後に24時間連続放置する。そし
て、その後55℃80%RH雰囲気下において48時間
と、−20℃雰囲気下において24時間の合計72時間
の連続放置で1サイクルとし、合計10サイクルの連続
放置を行う。
明するならば、まず、室温雰囲気下から−20℃雰囲気
まで段階的に下げた後に24時間連続放置する。そし
て、その後55℃80%RH雰囲気下において48時間
と、−20℃雰囲気下において24時間の合計72時間
の連続放置で1サイクルとし、合計10サイクルの連続
放置を行う。
【0083】そして、各1サイクル毎に、10サイクル
まで目視にて断続的に観察を行い、亀裂、滲み等の発生
及び色相等の変化が確認された試料数を試験試料数10
0個に対して求めたものである。
まで目視にて断続的に観察を行い、亀裂、滲み等の発生
及び色相等の変化が確認された試料数を試験試料数10
0個に対して求めたものである。
【0084】本実施例1の感圧再転写接着調整層2とし
て、接着剤3を用いて含有せしめるとともに、感圧再転
写離型調整層6として、耐熱性及び撥水性に優れたシリ
コ−ンオイル離型剤7を用いて含有せしめたため、本実
施例1から得られた感圧再転写像は、480〜720時
間経過した後も、亀裂、滲み等の発生及び色相等の変化
も見られず、耐熱衝撃性に優れていることがわかる。
て、接着剤3を用いて含有せしめるとともに、感圧再転
写離型調整層6として、耐熱性及び撥水性に優れたシリ
コ−ンオイル離型剤7を用いて含有せしめたため、本実
施例1から得られた感圧再転写像は、480〜720時
間経過した後も、亀裂、滲み等の発生及び色相等の変化
も見られず、耐熱衝撃性に優れていることがわかる。
【0085】更に、乾式転写材製造用インクリボンの構
成が、3層構成で前述の効果が得られることが可能にな
ったことにより、実質の製造コストを低減せしめること
ができる。
成が、3層構成で前述の効果が得られることが可能にな
ったことにより、実質の製造コストを低減せしめること
ができる。
【0086】( 実施例2 )図1における感圧再転写
接着調整層2の着色剤5を未含有として、感圧再転写接
着調整層14とした他は、実施例1と同様にして、乾式
転写材製造用インクリボンを作製した。
接着調整層2の着色剤5を未含有として、感圧再転写接
着調整層14とした他は、実施例1と同様にして、乾式
転写材製造用インクリボンを作製した。
【0087】図4が、本実施例2の乾式転写材製造用イ
ンクリボンの断面拡大図である。
ンクリボンの断面拡大図である。
【0088】そして、実施例1と同じようにして、乾式
転写材製造用インクリボンから乾式転写材を作製して、
感圧再転写試験を行なった結果、スタンプ圧力に相当す
る外部圧力を以って、第1のマイクロカプセル4と第2
のマイクロカプセル8が破壊し、接着剤3及び離型剤7
が流出する。
転写材製造用インクリボンから乾式転写材を作製して、
感圧再転写試験を行なった結果、スタンプ圧力に相当す
る外部圧力を以って、第1のマイクロカプセル4と第2
のマイクロカプセル8が破壊し、接着剤3及び離型剤7
が流出する。
【0089】流出した接着剤3は、最終被転写物との間
で硬化と同時に接着力を有し、一方で、流出した離型剤
7が、感圧再転写離型調整層6と感熱接着性層10との
密着力を大幅に低下せしめるため、潰れ、広がり、脆さ
等のない良好な品質の感圧再転写像を得ることが可能で
あった。
で硬化と同時に接着力を有し、一方で、流出した離型剤
7が、感圧再転写離型調整層6と感熱接着性層10との
密着力を大幅に低下せしめるため、潰れ、広がり、脆さ
等のない良好な品質の感圧再転写像を得ることが可能で
あった。
【0090】また、実施例1と同様に、瞬時に硬化し
て、同時に接着力を有するシアノアクリレ−ト系瞬間接
着剤3を用いるとともに、シリコ−ンオイル離型剤7が
瞬時に流出、感圧再転写離型調整層6と感熱接着性層1
0との密着力が瞬時に低下するため、極めて短時間で感
圧再転写像を得ることも可能となった。
て、同時に接着力を有するシアノアクリレ−ト系瞬間接
着剤3を用いるとともに、シリコ−ンオイル離型剤7が
瞬時に流出、感圧再転写離型調整層6と感熱接着性層1
0との密着力が瞬時に低下するため、極めて短時間で感
圧再転写像を得ることも可能となった。
【0091】しかも、シリコ−ンオイル離型剤7を含有
内包した第2のマイクロカプセル8を含有して構成され
る感圧再転写離型調整層6上に、感熱接着性層10を新
たに設けて、離型性と感熱接着性が別々に寄与すること
になったため、離型性が極めて効率良く働くこととなっ
た。従って、極めて容易となった感圧再転写性が、極め
て確実なものにもなった。
内包した第2のマイクロカプセル8を含有して構成され
る感圧再転写離型調整層6上に、感熱接着性層10を新
たに設けて、離型性と感熱接着性が別々に寄与すること
になったため、離型性が極めて効率良く働くこととなっ
た。従って、極めて容易となった感圧再転写性が、極め
て確実なものにもなった。
【0092】以上のようにして、得られた感圧再転写像
と、比較例として従来例の感圧再転写像を用いて、実施
例1と同じように引っ掻き強度を測定し、耐擦傷性を比
較した結果を図6に示す。
と、比較例として従来例の感圧再転写像を用いて、実施
例1と同じように引っ掻き強度を測定し、耐擦傷性を比
較した結果を図6に示す。
【0093】尚、試料2が、本実施例2の乾式転写材製
造用インクリボンから作製した乾式転写材を用いて得ら
れた感圧再転写像に基づくものである。
造用インクリボンから作製した乾式転写材を用いて得ら
れた感圧再転写像に基づくものである。
【0094】従来例の感圧再転写像と比較した結果、本
実施例2の乾式転写材製造用インクリボンから作製した
乾式転写材を用いて得られた感圧再転写像の最終被転写
物との密着性が向上したことで、感圧再転写像が強固な
ものとなったがために、引っ掻き強度等の耐擦傷性が大
幅に増加改善されていることがわかる。
実施例2の乾式転写材製造用インクリボンから作製した
乾式転写材を用いて得られた感圧再転写像の最終被転写
物との密着性が向上したことで、感圧再転写像が強固な
ものとなったがために、引っ掻き強度等の耐擦傷性が大
幅に増加改善されていることがわかる。
【0095】同様に、耐熱衝撃性を観察比較した結果を
図7に示す。
図7に示す。
【0096】本実施例2の感圧再転写接着調整層14と
して、接着剤3を用いて含有せしめるとともに、感圧再
転写離型調整層6として、耐熱性及び撥水性に優れたシ
リコ−ンオイル離型剤7を用いて含有せしめたため、本
実施例2から得られた感圧再転写像は、480〜720
時間経過した後も、亀裂、滲み等の発生及び色相等の変
化も見られず耐熱衝撃性に優れていることがわかる。
して、接着剤3を用いて含有せしめるとともに、感圧再
転写離型調整層6として、耐熱性及び撥水性に優れたシ
リコ−ンオイル離型剤7を用いて含有せしめたため、本
実施例2から得られた感圧再転写像は、480〜720
時間経過した後も、亀裂、滲み等の発生及び色相等の変
化も見られず耐熱衝撃性に優れていることがわかる。
【0097】更に、乾式転写材製造用インクリボンの構
成が、3層構成で前述の効果が得られることが可能にな
ったことにより、実質の製造コストを低減せしめること
ができる。
成が、3層構成で前述の効果が得られることが可能にな
ったことにより、実質の製造コストを低減せしめること
ができる。
【0098】( 実施例3 )図1における感圧再転写
離型調整層6の着色剤9を未含有として、感圧再転写離
型調整層15とした他は、実施例1と同様にして、乾式
転写材製造用インクリボンを作製した。
離型調整層6の着色剤9を未含有として、感圧再転写離
型調整層15とした他は、実施例1と同様にして、乾式
転写材製造用インクリボンを作製した。
【0099】図5が、本実施例3の乾式転写材製造用イ
ンクリボンの断面拡大図である。
ンクリボンの断面拡大図である。
【0100】そして、実施例1と同じようにして、乾式
転写材製造用インクリボンから乾式転写材を作製して、
感圧再転写試験を行なった結果、スタンプ圧力に相当す
る外部圧力を以って、第1のマイクロカプセル4と第2
のマイクロカプセル8が破壊し、接着剤3及び離型剤7
が流出する。
転写材製造用インクリボンから乾式転写材を作製して、
感圧再転写試験を行なった結果、スタンプ圧力に相当す
る外部圧力を以って、第1のマイクロカプセル4と第2
のマイクロカプセル8が破壊し、接着剤3及び離型剤7
が流出する。
【0101】流出した接着剤3は、最終被転写物との間
で硬化と同時に接着力を有し、一方で、流出した離型剤
7が、感圧再転写離型調整層15と感熱接着性層10と
の密着力を大幅に低下せしめるため、潰れ、広がり、脆
さ等のない良好な品質の感圧再転写像を得ることが可能
であった。
で硬化と同時に接着力を有し、一方で、流出した離型剤
7が、感圧再転写離型調整層15と感熱接着性層10と
の密着力を大幅に低下せしめるため、潰れ、広がり、脆
さ等のない良好な品質の感圧再転写像を得ることが可能
であった。
【0102】また、実施例1と同様に、瞬時に硬化し
て、同時に接着力を有するシアノアクリレ−ト系瞬間接
着剤3を用いるとともに、シリコ−ンオイル離型剤7が
瞬時に流出、感圧再転写離型調整層15と感熱接着性層
10との密着力が瞬時に低下するため、極めて短時間で
感圧再転写像を得ることも可能となった。
て、同時に接着力を有するシアノアクリレ−ト系瞬間接
着剤3を用いるとともに、シリコ−ンオイル離型剤7が
瞬時に流出、感圧再転写離型調整層15と感熱接着性層
10との密着力が瞬時に低下するため、極めて短時間で
感圧再転写像を得ることも可能となった。
【0103】しかも、シリコ−ンオイル離型剤7を含有
内包した第2のマイクロカプセル8を含有して構成され
る感圧再転写離型調整層15上に、感熱接着性層10を
新たに設けて、離型性と感熱接着性が別々に寄与するこ
とになったため、離型性が極めて効率良く働くこととな
った。従って、極めて容易となった感圧再転写性が、極
めて確実なものにもなった。
内包した第2のマイクロカプセル8を含有して構成され
る感圧再転写離型調整層15上に、感熱接着性層10を
新たに設けて、離型性と感熱接着性が別々に寄与するこ
とになったため、離型性が極めて効率良く働くこととな
った。従って、極めて容易となった感圧再転写性が、極
めて確実なものにもなった。
【0104】以上のようにして、得られた感圧再転写像
と、比較例として従来例の感圧再転写像を用いて、実施
例1と同じように引っ掻き強度を測定し、耐擦傷性を比
較した結果を図6に示す。
と、比較例として従来例の感圧再転写像を用いて、実施
例1と同じように引っ掻き強度を測定し、耐擦傷性を比
較した結果を図6に示す。
【0105】尚、試料3が、本実施例3の乾式転写材製
造用インクリボンから作製した乾式転写材を用いて得ら
れた感圧再転写像に基づくものである。
造用インクリボンから作製した乾式転写材を用いて得ら
れた感圧再転写像に基づくものである。
【0106】従来例の感圧再転写像と比較した結果、本
実施例3の乾式転写材製造用インクリボンから作製した
乾式転写材を用いて得られた感圧再転写像の最終被転写
物との密着性が向上したことで、感圧再転写像が強固な
ものとなったがために、引っ掻き強度等の耐擦傷性が大
幅に増加改善されていることがわかる。
実施例3の乾式転写材製造用インクリボンから作製した
乾式転写材を用いて得られた感圧再転写像の最終被転写
物との密着性が向上したことで、感圧再転写像が強固な
ものとなったがために、引っ掻き強度等の耐擦傷性が大
幅に増加改善されていることがわかる。
【0107】同様に、耐熱衝撃性を観察比較した結果を
図7に示す。
図7に示す。
【0108】本実施例3の感圧再転写接着調整層2とし
て、接着剤3を用いて含有せしめるとともに、感圧再転
写離型調整層15として、耐熱性及び撥水性に優れたシ
リコ−ンオイル離型剤7を用いて含有せしめたため、本
実施例3から得られた感圧再転写像は、480〜720
時間経過した後も、亀裂、滲み等の発生及び色相等の変
化も見られず耐熱衝撃性に優れていることがわかる。
て、接着剤3を用いて含有せしめるとともに、感圧再転
写離型調整層15として、耐熱性及び撥水性に優れたシ
リコ−ンオイル離型剤7を用いて含有せしめたため、本
実施例3から得られた感圧再転写像は、480〜720
時間経過した後も、亀裂、滲み等の発生及び色相等の変
化も見られず耐熱衝撃性に優れていることがわかる。
【0109】更に、乾式転写材製造用インクリボンの構
成が、3層構成で前述の効果が得られることが可能にな
ったことにより、実質の製造コストを低減せしめること
ができる。
成が、3層構成で前述の効果が得られることが可能にな
ったことにより、実質の製造コストを低減せしめること
ができる。
【0110】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の乾式転写材製造用インクリボンは、フィルム状リ
ボン基材上に、接着剤を含有内包したマイクロカプセル
を含有して構成される感圧再転写接着調整層と、離型剤
を含有内包したマイクロカプセルを含有して構成される
感圧再転写離型調整層と、感熱接着性層を設けた3層構
成にしたことにより、インク転写像が再転写シ−ト上に
極めて良好、且つ極めて容易に感熱転写されるととも
に、感熱転写されたインク転写像を、再転写シ−トのイ
ンク転写像が形成された面とは反対側の面から圧力を瞬
時に加えて、所望の紙、プラスチック、金属、木材等の
最終被転写物上に感圧再転写せしめても、感圧再転写し
た印字像には潰れ、広がり、脆さが全くなく、従って最
終被転写物上に強固に感圧接着した良好な像を極めて容
易に、且つ確実に得ることが可能となった。
発明の乾式転写材製造用インクリボンは、フィルム状リ
ボン基材上に、接着剤を含有内包したマイクロカプセル
を含有して構成される感圧再転写接着調整層と、離型剤
を含有内包したマイクロカプセルを含有して構成される
感圧再転写離型調整層と、感熱接着性層を設けた3層構
成にしたことにより、インク転写像が再転写シ−ト上に
極めて良好、且つ極めて容易に感熱転写されるととも
に、感熱転写されたインク転写像を、再転写シ−トのイ
ンク転写像が形成された面とは反対側の面から圧力を瞬
時に加えて、所望の紙、プラスチック、金属、木材等の
最終被転写物上に感圧再転写せしめても、感圧再転写し
た印字像には潰れ、広がり、脆さが全くなく、従って最
終被転写物上に強固に感圧接着した良好な像を極めて容
易に、且つ確実に得ることが可能となった。
【0111】また、再転写シ−トのインク転写像が形成
された面とは反対側の面からの圧力もスタンプ圧力に相
当する圧力のみを瞬時に加えることにより、極めて短時
間で感圧再転写が完了することが可能となる。
された面とは反対側の面からの圧力もスタンプ圧力に相
当する圧力のみを瞬時に加えることにより、極めて短時
間で感圧再転写が完了することが可能となる。
【0112】更に、感圧再転写像の一体性と、最終被転
写物との密着性が大幅に向上したことで、感圧再転写像
が強固なものとなり、感圧再転写像の引っ掻き強度、耐
擦傷性等の表面性を大幅に向上させることができる。
写物との密着性が大幅に向上したことで、感圧再転写像
が強固なものとなり、感圧再転写像の引っ掻き強度、耐
擦傷性等の表面性を大幅に向上させることができる。
【0113】更に、乾式転写材製造用インクリボンの構
成が、3層構成で前述の効果が得られることが可能にな
ったことにより、実質の製造コストを低減せしめること
ができる。
成が、3層構成で前述の効果が得られることが可能にな
ったことにより、実質の製造コストを低減せしめること
ができる。
【図1】本発明の乾式転写材製造用インクリボンの断面
拡大図である。
拡大図である。
【図2】乾式転写材製造用インクリボンの製造工程を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図3】本実施例1の乾式転写材製造用インクリボンを
用いて作製した乾式転写材の断面拡大図である。
用いて作製した乾式転写材の断面拡大図である。
【図4】本実施例2の乾式転写材製造用インクリボンの
断面拡大図である。
断面拡大図である。
【図5】本実施例3の乾式転写材製造用インクリボンの
断面拡大図である。
断面拡大図である。
【図6】本発明の乾式転写材製造用インクリボンから作
製した乾式転写材を用いて得られた感圧再転写像と、比
較例として従来例の感圧再転写像を用いて、引っ掻き強
度を測定し、耐擦傷性を比較した結果を示す図である。
製した乾式転写材を用いて得られた感圧再転写像と、比
較例として従来例の感圧再転写像を用いて、引っ掻き強
度を測定し、耐擦傷性を比較した結果を示す図である。
【図7】本発明の乾式転写材製造用インクリボンから作
製した乾式転写材を用いて得られた感圧再転写像と、比
較例として従来例の感圧再転写像を用いて、耐熱衝撃性
を観察比較した結果を示す図である。
製した乾式転写材を用いて得られた感圧再転写像と、比
較例として従来例の感圧再転写像を用いて、耐熱衝撃性
を観察比較した結果を示す図である。
1 フィルム状リボン基材 2 感圧再転写接着調整層 3 接着剤 4 第1のマイクロカプセル 5 着色剤 6 感圧再転写離型調整層 7 離型剤 8 第2のマイクロカプセル 9 着色剤 10 感熱接着性層 11 サ−マルヘッド 12 再転写シ−ト 13 乾式転写材 14 感圧再転写接着調整層 15 感圧再転写離型調整層
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 感熱転写方法を用いて得られる文字や図
形等のインク転写像を、外部圧力により、所望とする最
終被転写物上へ感圧再転写せしめられ得るようにした乾
式転写材製造用インクリボンにおいて、 フィルム状リボン基材上に、接着剤を含有内包したマイ
クロカプセルを含有して構成される感圧再転写接着調整
層と、離型剤を含有内包した前記マイクロカプセルを含
有して構成される感圧再転写離型調整層と、感熱接着性
層を設けることを特徴とする乾式転写材製造用インクリ
ボン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3165701A JPH058563A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 乾式転写材製造用インクリボン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3165701A JPH058563A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 乾式転写材製造用インクリボン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058563A true JPH058563A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=15817412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3165701A Pending JPH058563A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 乾式転写材製造用インクリボン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH058563A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4946082A (en) * | 1989-07-10 | 1990-08-07 | General Electric Company | Transfer tube with in situ heater |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP3165701A patent/JPH058563A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4946082A (en) * | 1989-07-10 | 1990-08-07 | General Electric Company | Transfer tube with in situ heater |
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