JPH0585447A - スクータ型車両 - Google Patents

スクータ型車両

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Publication number
JPH0585447A
JPH0585447A JP3246019A JP24601991A JPH0585447A JP H0585447 A JPH0585447 A JP H0585447A JP 3246019 A JP3246019 A JP 3246019A JP 24601991 A JP24601991 A JP 24601991A JP H0585447 A JPH0585447 A JP H0585447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
engine
engine room
chamber
type vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3246019A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kurata
光次 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP3246019A priority Critical patent/JPH0585447A/ja
Publication of JPH0585447A publication Critical patent/JPH0585447A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、エンジン室内にスペースを取
ることなくラジエータをエンジン近傍に設置可能とし、
スクータ型車両のレイアウト性および組み立て性を向上
させると同時に、ラジエータおよびその補機類のメイン
テナンスを容易にすることができるスクータ型車両を提
供することにある。 【構成】本発明に係るスクータ型車両は、エンジン室1
3の前面にラジエータカバー21を被装してエンジン室
13とラジエータカバー21との間にラジエータ室22
を形成し、ラジエータ室22の内部に水冷エンジン14
冷却用のラジエータ23とラジエータ補機類である電動
ファン24およびリザーブタンク25などを収容し、ラ
ジエータカバー21の前面とエンジン室13の前面とに
ルーバ31,32等の開口部を設けてラジエータ室22
をエンジン室13内および外部に連通させたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水冷式エンジンを搭載
したスクータ型車両に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なスクータ型車両は、ハンドルバ
ーと着座シートとの間に低床式のステップフロアを有
し、このステップフロアの後方、かつ着座シートの下方
がボディカバー等で覆われたエンジン室とされ、エンジ
ン室内にエンジンが配置される。このようなスクータ型
車両のエンジンを水冷式とした場合、エンジン冷却水の
ラジエータはエンジン室内や車体前方に設置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、着座シ
ートの直下がヘルメット収納室とされる近年のスクータ
型車両では、エンジン室内のスペースが非常に狭いため
エンジン室内にラジエータを設置する余地がほとんどな
く、仮に設置し得たとしてもラジエータのメインテナン
ス時にはボディカバー等を全体的に取り外す必要があ
り、不便である。
【0004】またラジエータを車体前方に設置した場合
は、エンジンとラジエータとを結ぶ配管が長くなるため
エンジン冷却水の流動抵抗が大きく、ウォータポンプの
大容量化を強いられてエンジンの動力損失となる。しか
も長い配管はスクータ型車両のレイアウト性や組み立て
性を損なうと同時にラジエータと配管のメインテナンス
を困難にする。
【0005】本発明は、これらの問題点を考慮してなさ
れたもので、エンジン室内にスペースを取ることなくラ
ジエータをエンジン近傍に設置可能とし、スクータ型車
両のレイアウト性や組み立て性を向上させると同時に、
ラジエータおよびその補機類のメインテナンスを容易に
することができるスクータ型車両を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るスクータ型車両は、前輪操舵用のハン
ドルバーと着座シートとの間に低床式のステップフロア
を有し、該ステップフロアの後方、かつ着座シートの下
方がボディカバー等で覆われてエンジン室とされ、この
エンジン室内に水冷エンジンが配置されたスクータ型車
両において、上記エンジン室の前面にラジエータカバー
を被装してエンジン室とラジエータカバーとの間にラジ
エータ室を形成し、ラジエータ室内部に水冷エンジン冷
却用のラジエータとラジエータ補機類とを収容し、この
ラジエータ室をエンジン室内および外部に連通させたも
のである。
【0007】
【作用】スクータ型車両をこのように構成することによ
り、エンジン室内のスペースを取ることなくラジエータ
がエンジン近傍に配置され、配管が短くなってレイアウ
ト性および組み立て性が向上するとともにラジエータお
よびその周辺のメインテナンスが容易になる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0009】図1は、本発明に係るスクータ型車両の左
側面図であり、図2は図1の平面図である。
【0010】このスクータ型車両1の車体フレーム2
は、例えば前半が鋼管製のアンダボーン2a、後半が鋼
板プレス製のフレームボディ2bからなる混成フレーム
である。アンダボーン2aの前端部は上方に延びてフロ
ントフォーク3を軸支し、フロントフォーク3の先端に
は前輪4が軸支され、上部に前輪4操舵用のハンドルバ
ー5が固定されている。
【0011】フレームボディ2bの上部は、大形のヘル
メット6を収容可能なヘルメット収納室7となってお
り、このヘルメット収納室7の上部に着座シート8が開
閉可能に載置される。
【0012】上記フロントフォーク3とアンダボーン2
aの前部は、合成樹脂製のレッグシールド9で覆われ、
レッグシールド9の下部はアンダボーン2a上を後方に
延長され、ハンドルバー5と着座シート8との間に低床
式のステップフロア11を形成している。
【0013】ステップフロア11の後方、かつ着座シー
ト8の下方は、前記フレームボディ2bおよびフレーム
ボディ2bの後方に継がる合成樹脂性のボディカバー1
2によって覆われたエンジン室13とされ、このエンジ
ン室13内に水冷式のエンジン14とキャブレタ15、
さらに図示しないエアクリーナなどのエンジン補機類が
配置される。
【0014】エンジン14には後輪16を軸支する動力
伝導ケース17が一体に連接されており、動力伝導ケー
ス17の前部は車体フレーム2から延びるリンク18に
軸支され、後輪16が動力伝導ケース17とともに上下
揺動可能とされている。また動力伝導ケース17の後部
とフレームボディ2bとはショックアブソーバ19によ
って連結され、後輪16の揺動ショックが緩衝されるよ
うになっている。なお、20は排気マフラである。
【0015】上記エンジン室13の前面には、エンジン
室13前面のカーブに沿って湾曲したラジエータカバー
21が着脱自在に被装され、エンジン室13とラジエー
タカバー21との間にラジエータ室22が形成されてい
る。
【0016】ラジエータ室22内には、ラジエータカバ
ー21と同様に湾曲したラジエータ23と、ラジエータ
23の補機類となる電動ファン24およびエンジン冷却
水補給用のリザーブタンク25などが収容され、電動フ
ァン24はラジエータ23の背面に、リザーブタンク2
5はラジエータ23の上部にそれぞれ配置されている。
ラジエータ23は配管26,27によってエンジン14
のシリンダヘッド14aおよび前記動力伝導ケース17
の前面等に配置されたウォータポンプ28に接続され、
ウォータポンプ28は配管29によってエンジン14の
シリンダブロック14bに接続される。
【0017】ラジエータカバー21およびエンジン室1
3前面がラジエータ23に対面する部分には、それぞれ
ルーバ31,32等の開口部が設けられ、ラジエータ室
22をエンジン室13内および外部に連通させている。
【0018】そしてエンジン14が作動すると、ウォー
タポンプ28が駆動されてエンジン冷却水がウォータポ
ンプ28→シリンダブロック14b→シリンダヘッド1
4a→ラジエータ23の順に循環し、エンジン14が冷
却される。このとき電動ファン24はルーバ31より外
気をラジエータ室22内に導入し、導入された外気はラ
ジエータ23を通り抜けてこれを冷却した後、ルーバ3
2よりエンジン室13側に抜ける。
【0019】また、図3に示すようにラジエータカバー
21の前面ではなく側面にルーバ33,34を設け、こ
こからラジエータ室22内に流入する外気を案内板3
5,36によってラジエータ23の前面に案内するよう
にしても良い。
【0020】このように構成されたスクータ型車両1
は、エンジン室13内にスペースを取ることなくラジエ
ータ23をエンジン14の近傍に設置可能であるため、
ラジエータ23とエンジン14とウォータポンプ28を
接続する配管26,27,29を非常に短かくでき、ス
クータ型車両1のレイアウト性や組み立て性が良好とな
る上、エンジン冷却水の流動抵抗が小さいためウォータ
ポンプ28は小型のもので充分であり、エンジン14の
動力損失を招く恐れもない。
【0021】しかも、ラジエータカバー21を取り外す
ことによりラジエータ23およびラジエータ補機類が簡
単に露出するため、メインテナンスが容易に行える。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るスク
ータ型車両は、前輪操舵用のハンドルバーと着座シート
との間に低床式のステップフロアを有し、該ステップフ
ロアの後方、かつ着座シートの下方がボディカバー等で
覆われてエンジン室とされ、このエンジン室内に水冷エ
ンジンが配置されたスクータ型車両において、上記エン
ジン室の前面にラジエータカバーを被装してエンジン室
とラジエータカバーとの間にラジエータ室を形成し、ラ
ジエータ室内部に水冷エンジン用のラジエータとラジエ
ータ補機類とを収容し、このラジエータ室をエンジン室
内および外部に連通させたものである。
【0023】したがって、エンジン室内にスペースを取
ることなくラジエータをエンジン近傍に設置でき、スク
ータ型車両のレイアウト性や組み立て性が向上すると同
時に、ラジエータカバーを取り外すことによってラジエ
ータおよびラジエータ補機類が簡単に露出するため、メ
インテナンス性が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示すスクータ型車両の左
側面図。
【図2】図1に示すスクータ型車両の平面図。
【図3】本発明の第二実施例を示すスクータ型車両の左
側面図。
【符号の説明】
1 スクータ型車両 2 車体フレーム 4 前輪 5 ハンドルバー 8 着座シート 11 ステップフロア 12 ボディカバー 13 エンジン室 14 エンジン 16 後輪 17 動力伝導ケース 21 ラジエータカバー 22 ラジエータ室 23 ラジエータ 24,25 ラジエータ23の補機類である電動ファン
およびリザーブタンク 31,32 ラジエータ室22をエンジン室13および
外部に連通させるルーバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪操舵用のハンドルバーと着座シート
    との間に低床式のステップフロアを有し、該ステップフ
    ロアの後方、かつ着座シートの下方がボディカバー等で
    覆われてエンジン室とされ、このエンジン室内に水冷エ
    ンジンが配置されたスクータ型車両において、上記エン
    ジン室の前面にラジエータカバーを被装してエンジン室
    とラジエータカバーとの間にラジエータ室を形成し、ラ
    ジエータ室内部に水冷エンジン冷却用のラジエータとラ
    ジエータ補機類とを収容し、このラジエータ室をエンジ
    ン室内および外部に連通させたことを特徴とするスクー
    タ型車両。
JP3246019A 1991-09-25 1991-09-25 スクータ型車両 Pending JPH0585447A (ja)

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JP3246019A JPH0585447A (ja) 1991-09-25 1991-09-25 スクータ型車両

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JP3246019A JPH0585447A (ja) 1991-09-25 1991-09-25 スクータ型車両

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JPH0585447A true JPH0585447A (ja) 1993-04-06

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ID=17142247

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JP3246019A Pending JPH0585447A (ja) 1991-09-25 1991-09-25 スクータ型車両

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JP (1) JPH0585447A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008174240A (ja) * 2008-04-14 2008-07-31 Yamaha Motor Co Ltd スクータ型自動二輪車
JP2008279811A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Suzuki Motor Corp スクーター型車両

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008279811A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Suzuki Motor Corp スクーター型車両
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