JPH058510Y2 - - Google Patents

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JPH058510Y2
JPH058510Y2 JP2459686U JP2459686U JPH058510Y2 JP H058510 Y2 JPH058510 Y2 JP H058510Y2 JP 2459686 U JP2459686 U JP 2459686U JP 2459686 U JP2459686 U JP 2459686U JP H058510 Y2 JPH058510 Y2 JP H058510Y2
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gas
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は例えば各種ガスの濃度制御装置等に用
いられるガス濃度検出装置の改良構成に関し、特
に簡単な構成で検出精度の向上を図つたものに関
する。
(ロ) 従来の技術 従来此種検出装置は例えば特開昭60−110284号
公報に示される如く、恒温槽内のガス濃度制御の
ために用いられている。即ち此種ガス濃度の検出
に際しては検出対象たるサンプルガスの湿度の変
化が検出精度に大きく影響して来るため、サンプ
ルガスの湿度を一定にするために、コンプレツサ
にて冷媒を循環される冷凍サイクルにて除湿装置
を構成し、冷凍サイクルの冷却器にてサンプルガ
スを冷却して強制的に除湿し、湿度を一定とした
後、ガス濃度検出器に送給する構成としている。
斯る冷凍サイクルを用いた除湿装置を用いるも
のでは装置自体が大型化すると共にコンプレツサ
の振動が問題となり、斯る計測器等には不向きで
ある。そこで従来ではゼーベツク効果を利用した
半導体熱電素子から成る熱電冷却素子にて除湿装
置を構成するものが考えられている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 斯る熱電冷却素子を用いた従来の除湿装置10
0を第5図及びその断面図である第6図に示す。
101はステンレス製ブロツクであり、ブロツク
101には上下延在して相互に平行する通路10
2,103と下部にて各通路102,103を連
通する様左右に延在する通路104がそれぞれブ
ロツク101を貫通形成されている。通路102
には上下よりこれもステンレス製のパイプ10
5,106が挿入されて溶接B,Bにより固定さ
れ、通路103には上方よりこれもステンレク製
パイプ107が挿入され溶接Bにて固定される。
更に通路104の両側及び通路103の下端も溶
接B,B,Bにより閉塞する。ブロツク101や
各パイプ105,106,107をステンレス製
としたのは種々のガスに接触するため、それによ
つて腐食しない様にするためである。パイプ10
6には排水パイプPが接続され、排水パイプPは
排水皿W内の水L内に没入せられて液封止されて
いる。Aは矩形平板状の熱電冷却素子であり、直
流電圧を印加することにより吸熱側A1より熱を
吸収し、放熱側A2より熱を放散する作用を発揮
するものである。この熱電冷却素子Aはその吸熱
側A1をブロツク101の一側面に熱伝導関係と
してブロツク101に、取付けられる。即ち熱電
冷却素子Aは平板状であるため、熱伝導を良好と
するために外面に平坦面を有する矩形状のブロツ
ク101が必要となるのである。Rは放熱フイン
で、アルミブロツクDを介して熱電冷却素子Aの
放熱側A2に取付けられ、フインR以外は断熱材
Iによつて包囲される。
除湿装置100の動作はパイプ105よりサン
プルガスを吸入し通路102,104,103を
通過せしめた後、パイプ107より放出する。パ
イプ107は図示しない濃度検出器に接続せれ
ら、そこでサンプルガス中の所定のガスの濃度を
検出する。除湿装置100は所定の温度に冷却さ
れ、サンプルガスは通路102,104,103
を通過する間に、ブロツク101の壁面を介して
熱電冷却素子Aより冷却されてガス中の水分が凝
縮することによつて除湿され、略湿度100%の状
態とせられ、凝縮した水分はパイプ106より排
出される。これによつてサンプルガスの湿度は略
100%の一定状態となり、ガス濃度の検出精度は
良好となるが、濃度検出器自体の温度も検出精度
に影響するため、従来では濃度検出器に格別な温
度制御装置を設けていた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は斯る問題点を解決するために、ガス濃
度を検出する検出器5を収容する容器25を所定
温度に冷却維持される除湿装置4に熱交換的に配
置し、該容器25及び除湿装置4を周囲より断熱
材Iにて断熱したものである。
(ホ) 作用 本考案によれば格別な温度制御装置を設けるこ
となくガス濃度検出の温度による検出誤差を抑制
する事ができる。
(ヘ) 実施例 次に第1図乃至第4図において本考案の実施例
を説明する。尚、図中第5図、第6図と同一符号
のものは同一とする。第4図に本考案を細菌培養
用の恒温槽内のCO2ガス濃度の制御に用いた場合
のブロツク図を示す。1は恒温槽で内部は加湿装
置2によつて高湿度に保たれると共に、図示しな
い温度制御装置によつて例えば30℃の一定温度に
維持される。恒温槽1内からは導出管3によつて
サンプルガスが導出せられ、除湿装置4に流入
し、そこで除湿されてガスは上方のCO2濃度検出
器5へ、凝縮水は排水パイプPより排水皿Lに排
出される。除湿装置4の温度は温度検出装置6に
よつて検出され、その情報は温度制御装置7に送
られて該温度制御装置7が後述する熱電冷却素子
を制御することにより除湿装置4は例えば+5℃
の一定温度に冷却維持されるようになつている。
除湿装置4を通過したサンプルガスは+5℃に冷
却される事によつて略100%の湿度とされてCO2
濃度検出器5に至るので検出精度は非常に良好と
なる。このサンプルガスの循環は送風機8によつ
て作り出されCO2濃度検出器5を経たガスは流出
管9を通つて送風機8によつて加速され、帰還管
10より図中実線矢印の如く恒温槽1内に戻され
る。12はCO2ガスボンベであり、CO2濃度検出
器5からの情報により濃度制御装置13がバルブ
14を開閉することによつて補給管15よりCO2
ガスを帰還管10に合流せしめて恒温槽1内を略
一定のCO2濃度とするものである。この除湿装置
4とCO2濃度検出器5によつて本願のCO2濃度検
出装置16を構成している。
第1図にCO2濃度検出装置16の斜視図を、
又、第2図に同断面図を示す。18は円筒直管状
のステンレス管であり、このステンレス管18
は、その外側に熱伝導的に密接する様断面半円弧
状の溝19,20をそれぞれ形成したアルミブロ
ツク21,22によつて挟持される。アルミブロ
ツク21,22はステンレス管18を挟持した状
態で相互に螺子止め若しくは溶接により固着され
るが、密封する必要はない。又、他に、単一のア
ルミブロツク内に断面円形の孔を貫通形成し、そ
こにステンレス管18を貫挿せしめても良い。こ
のステンレス管18は上下方向に延在する様配置
する。アルミブロツク21,22は全体として矩
形状を成しており、ステンレス管18とは反対側
のアルミブロツク21外面である平坦面に熱電冷
却素子Aの吸熱側A1が熱交換的に設けられ、更
に放熱側A2にはアルミブロツクDを介して放熱
フインRが取付けられている。
アルミブロツク21,22下方に位置するステ
ンレス管18の側壁いは流入管24が溶接Bによ
り固定され、流入管24は導出管3に接続され
る。即ち、溶接して密封する個所はここだけであ
り、従来に比して溶接作業の著しい削減が図れ
る。又、ステンレス管18の上端はアルミブロツ
ク21,22より少許突出せしめている。25は
合成樹脂製の容器で上下及び側壁に開口26,2
7,28をそれぞれ有し、この下壁の開口27に
ステンレス管18上端を挿入した状態で、シール
材29を介しアルミブロツク21,22上端に螺
子等にて固着されている。30は容器25とアル
ミブロツク21,22間に渡つて設けられるアル
ミテープであり、アルミブロツク21,22の温
度で容器25内を冷却するための熱伝達部材及び
両者を結合する部材の一つとしての機能を奏し、
容器25をステンレス等の熱良導体で構成した場
合は不要である。容器25の開口からはCO2濃度
検出器5が挿入収納されて密封される。32は濃
度制御装置13へのリード線である。又、容器2
5の開口には樹脂製の流出管9が接続される。ア
ルミブロツク21外面には温度検出装置21を取
付け、ステンレス管18の下端及び放熱フインR
を露出した状態で断熱材Iによつて包囲する。こ
の状態でステンレス管18の下端は排水部18A
とし、ここに排水パイプPが接続され、パイプP
は排水皿W内の水L内に没入される。
次に動作を説明する。恒温槽1内のガス(サン
プルガス)は送風機8によつて吸引され流入管2
4よりステンレス管18内に流入し、そこを第2
図中実線矢印の如く上昇する。ステンレス管18
はアルミブロツク21,22を介して熱電冷却素
子Aより冷却され、温度制御装置7によつて略+
5℃の一定温度に維持されており、サンプルガス
はここを上昇する間に冷却されてその中の水分が
ステンレス管18内壁面に凝縮するが、この凝縮
水はステンレス管18内壁面を伝わつて図中破線
矢印の如く落下し排水部18Aより良好に排水パ
イプPに流入し排出される。従つて通風路が凝縮
水によつて目詰まりする事がない。ステンレス管
18内を上昇したサンプルガススは除湿されるこ
とによつて略湿度100%とされケーシング25内
に流入し、そこでCO2濃度検出器5によつて濃度
検出された後流出管9より送風機8に吸引される
ことになる。
この様に湿度が一定とされる事によつてCO2
度の検出精度は向上するが、アルミテープ30を
介したアルミブロツク21,22からの熱伝導に
よつて容器25内も略+5℃の一定の温度に冷却
されるので、検出器5の温度による誤差も同時に
解消することができ、検出精度は更に向上する。
又、容器25をアルミブロツク21,22に熱交
換的に設ける事によつてCO2濃度検出装置16自
体小型化も達成される。
尚、実施例では恒温槽のCO2濃度検出装置に本
願を適用したが、それに限られず、種々の機器及
び種々のガス濃度検出に応用可能である。
(ト) 考案の効果 本考案によれば所定温度に冷却維持される除湿
装置にガス濃度の検出器を収容する容器を熱交換
的に設けて全体として断熱しているので格別な温
度制御装置を用いる事無く検出器を略一定の温度
に維持でき、温度による検出誤差を抑制できるの
で、除湿装置による除湿作用と相俟つてガス濃度
検出精度を簡単な構成で著しく向上する事がで
き、実用的効果の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の実施例を示し、第
1図はCO2濃度検出装置の斜視図、第2図は同側
断面図、第3図はステンレス管にアルミブロツク
を取付けた状態の斜視図、第4図は恒温槽のCO2
ガス濃度の測定動作を説明するためのブロツク図
であり、第5図及び第6図は従来例を示し、第5
図は除湿装置の斜視図、第6図は同側断面図であ
る。 4……除湿装置、5……CO2濃度検出器、16
……CO2濃度検出装置、25……容器、I……断
熱材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被検出ガス中に晒され所定のガス濃度を検出す
    る検出器と、所定の温度に冷却維持される除湿装
    置とから成り、該除湿装置を通過した被検出ガス
    を前記検出器に供給するガス濃度検出装置におい
    て、前記検出器を収容すると共に前記除湿装置に
    熱交換的に配設される容器と、該容器及び前記除
    湿装置を周囲より断熱する断熱材とから成るガス
    濃度検出装置。
JP2459686U 1986-02-21 1986-02-21 Expired - Lifetime JPH058510Y2 (ja)

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