JPH0585104B2 - - Google Patents

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JPH0585104B2
JPH0585104B2 JP62164447A JP16444787A JPH0585104B2 JP H0585104 B2 JPH0585104 B2 JP H0585104B2 JP 62164447 A JP62164447 A JP 62164447A JP 16444787 A JP16444787 A JP 16444787A JP H0585104 B2 JPH0585104 B2 JP H0585104B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ブラウン管のアノードに加える高圧
出力電圧の安定化回路が設けられている高圧発生
回路に関するものである。
〔従来の技術〕
第5図には従来の高圧発生回路が示されてい
る。この高圧発生回路は水平偏向出力回路1と、
フライバツクトランス2と、多倍圧回路3とを備
えている。
水平偏向出力回路1は、水平出力トランジスタ
4と、ダンパーダイオード5と、共振コンデンサ
6と、水平偏向コイル7と、S字補正コンデンサ
8とからなる。水平出力トランジスタ4は水平ド
ライブ回路から送られてくる電圧パルスを受けて
スイツチング作用を行い、ダンパーダイオード5
との協同によつて水平偏向コイル7に鋸歯状波電
流を加える。その一方において、共振コンデンサ
6と水平偏向コイル7はその共振作用によつてフ
ライバツクパルスを発生させ、これをフライバツ
クトランス2に加える。
フライバツクトランス2はコア10に1次コイ
ル11と2次コイル12を巻装したものからな
り、1次コイル11の一端は水平出力トランジス
タ4のコレクタ側に接続され、また、同コイル1
1の他端は入力電源13に接続されている。そし
て、2次コイル12の一端側(高圧側)は多倍圧
回路3の入力端に接続され、同コイル12の他端
はABL(Automatic Brightness Limiter)側に
接続されている。このフライバツクトランス2は
水平偏向出力回路1から加えられるフライバツク
パルスを昇圧してその昇圧出力を多倍圧回路3に
供給する。
多倍圧回路3は、ダイオード14,15,16
と、コンデンサ17,18,20とを有して構成
され、この多倍圧回路3に第2図のパルス電圧
(帰線期間Trの電圧)vHの正側の電圧EH1が加わ
ると電流経路aにおいてコンデンサ17にEH1
電圧が充電される。次に走査期間TSの電圧EH2
加わると、ダイオード15が導通し、電流経路b
においてコンデンサ18にEH1+EH2の電圧が充電
される。次に、帰線期間Trのパルス電圧EH1が加
わると、ダイオード16が導通し、Cの経路でコ
ンデンサ20に (EH1+EH2)+EH1=2EH1+E2 の電圧が発生し、この電圧が高圧出力電圧EH
してCRTブラウン管のアノードに加えられるの
である。
このように、多倍圧回路3は正弦波に対しては
3倍圧の整流回路として動作するが、フライバツ
クパルスの場合はEH1に対してEH2が充分に小さい
ので2倍圧整流回路として機能している。なお、
図中21はCRTブラウン管のアノードとアース
間のコンデンサである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の高圧回路において
は、CRTブラウン管のアノードに高圧電流IH
流して該CRTブラウン管の輝度を上げると、第
6図に示すように、高圧発生部の内部インピーダ
ンスによつて高圧出力電圧EHが降下し、これが
画面の歪みやフオーカス劣化をひき起こすという
問題があつた。
本発明は上記従来の問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、高圧電流IH
CRTブラウン管に流れても高圧出力電圧EHの安
定化を図り、前記画面歪みやフオーカス劣化をひ
き起こすことのない高圧発生回路を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、次のように
構成されている。すなわち、本発明は、水平偏向
出力回路から加えられるフライバツクパルスを昇
圧するフライバツクトランスと;このフライバツ
クトランスの昇圧電圧を複数倍に倍圧してその多
倍圧電圧をブラウン管のアノードに加える多倍圧
回路と;を含む高圧発生回路において、前記ブラ
ウン管のアノードに印加される電圧と電流のうち
少なくとも一方を検出し、電圧又は電流の変化分
に対応する信号を出力する誤差増幅回路と;前記
フライバツクトランスのコアに巻装されるコイル
を有し、加算電圧を発生する加算電圧発出回路
と;前記誤差増幅回路の出力信号値に応じて加算
率を定め、その加算率に対応する加算電圧をフラ
イバツクトランスの二次コイルを介して前記多倍
圧回路に加えアノードへの印加電圧を安定化させ
る加算電圧制御回路と;を具備しており、前記加
算電圧発生回路は、フライバツクトランスのコア
に分割巻きされた初段の第2のコイルおよび次段
の第1のコイルと;第1のコイルの入力側に設け
られ第2のコイルの発生電圧パルスを整流平滑し
て第1のコイルに加えるダイオードとコンデンサ
の整流平滑回路と;を備え、第2のコイルで発生
する電圧パルスの正の整流平滑電圧の大きさが第
1のコイルで発生する電圧パルスの負の成分の電
圧以上の大きさとなるように第1のコイルと第2
のコイルの巻数が設定されていることを特徴とし
て構成されている。
〔作用〕
上記のように構成されている本発明において、
CRTブラウン管のアノードに高圧電流IHが流れ、
高圧出力電圧EHが低下すると、その電圧低下
(降下)は誤差増幅回路によつて検出され、誤差
増幅回路はその電圧低下分に対応する信号を加算
電圧制御回路に送る。加算電圧制御回路は誤差増
幅回路から送られてくる信号値に応じて加算率を
定め、加算電圧発生回路で生じた加算電圧に前記
加算率を剰じ、その算出電圧を多倍圧回路に加え
る。
この結果、前記算出電圧の所望倍数の電圧が多
倍圧回路を経て高圧出力電圧に加えられることと
なり、前記高圧電流IHが流れることに起因して生
じた高圧出力電圧EHの低下分が補償され、これ
により高圧出力電圧の安定化が図られるのであ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本実施例の説明において、従来例と
同一の回路部分には同一符号を付し、その重複説
明を省略する。
第1図には本発明の一実施例を示す回路構成が
示されている。
本実施例が従来例と異なる特徴的なことは、加
算電圧発生回路22と、誤差増幅回路23と、加
算電圧制御回路24とが設けられていることであ
る。
前記加算電圧発生回路22は、加算電圧発生コ
イル25と、ダイオード26と、平滑コンデンサ
27とからなり、ダイオード26と平滑コンデン
サ27は整流平滑回路を構成する。加算電圧発生
コイル25は、初段の第2のコイル30と次段の
第1のコイル28とからなり、両コイル28,3
0はダイオード26を介して直列に接続されてお
り、この状態でフライバツクトランス2のコア1
0に分巻されて巻装されている。そして、平滑コ
ンデンサ27の一端は第1のコイル28の低圧側
(巻き始め側)と、ダイオード26のカソードと
の共通端子に接続されており、同コンデンサ27
の他端は第2のコイル30の低圧側(巻き始め
側)に接続されている。この結果、第2図aに示
すように、フライバツクトランス2の2次コイル
12の高圧側にパルス電圧vHが発生したとき、第
2のコイル30の巻き終り端には前記パルス電圧
vHと同相のパルス電圧ecが発生する(第2図c)。
このパルス電圧ecの帰線期間Trのパルス成分はダ
イオード26によつて尖頭値整流され、その整流
電圧は平滑されてコンデンサ27の出力端(第1
のコイルの入力端)には第2図cの波形のEc1
平滑された正の直流電圧(負の成分のない直流電
圧)が発生する。一方、第1のコイル28にも前
記パルス電圧vHと同相の同図bに示すようなパル
ス電圧が発生する。
本実施例では、第1のコイル28間の交流パル
ス電圧の負の成分Eb2と第2のコイル30間のパ
ルス電圧の正の成分Ec1とがほぼ等しくなる様に
第2のコイル30の巻数を決定している(実際に
は安全を見込んでEc1>Eb2としている)。このよ
うにコイル28と30の相互の巻数を決定するこ
とにより、第2のコイル30の整流平滑出力電圧
が第1のコイル28で発生するパルス電圧に加算
されることで、第1のコイルのパルス電圧の負の
成分Eb2がEc1の平滑正電圧に打ち消されて第1の
コイルの出力端には負の成分のない正のDCパル
ス電圧eb(第2図d)が発生し、後述するトラン
ジスタ31がカツトオフ(Cut−off)の場合、制
御トランジスタ32のエミツタにはeb電圧がその
まま発生することとなり、この制御トランジスタ
32のエミツタの電圧をeeとすれば、ee=ebとな
る。
一方、誤差増幅回路23は、差動演算回路33
と、トランジスタ31によつて構成されている。
差動演算回路33は、CRTブラウン管に加える
高圧出力電圧EHの検出電圧信号eHと基準電源34
から加えられる基準電圧esとの差を演算し、その
差電圧に対応する信号eqをトランジスタ31のベ
ースに加える。本実施例では、CRTブラウン管
のアノード側の高圧出力端とアース間に抵抗器3
5とフオーカス用可変抵抗器36とボリウム抵抗
器37とを直列に配し、そのボリウム抵抗器37
から検出電圧eHを得ている。そして、このボリウ
ム抵抗器37の調整に際しては、第6図に示すよ
うに、高圧電流IHが斜線で示す動作範囲の最大規
定値IHMで高圧出力電圧EHが規定高圧電圧EHMとな
るように、抵抗値を調整し、このときの検出電圧
eHは基準電圧esと等しくなるようにしている。し
たがつてこのとき、差動演算回路33からの出力
信号eqは零となるから、トランジスタ31はカツ
トオフとなる(実際の場合は多少余裕をとり出力
信号が完全に零とならないようにしている)。
なお、トランジスタ31のエミツタ側はアース
に接続されている。
他方、加算電圧制御回路24は、制御トランジ
スタ32と、抵抗器39とからなり、該抵抗器3
9は前記トランジスタ31のコレクタと制御トラ
ンジスタ32のベース間に介設されている。ま
た、同トランジスタ32のコレクタ側は前記第1
のコイル28の巻き終わり側(高圧側)に接続さ
れ、さらに、同トランジスタ32のエミツタ側は
フライバツクトランス2の2次コイル12の低圧
側に接続されている。そして、コレクタとベース
間には抵抗器38が設けられている。
また、加算電圧発生回路22を構成する第1の
コイル28と、2次コイル12との間にはダイオ
ード40が介設され、このダイオード40のアノ
ード側は2次コイル12の低圧側に接続されてい
る。また、2次コイル12の低圧側端部と、ダイ
オード40のアノード側と、制御トランジスタ3
2のエミツタ側との共通端側には他のダイオード
41のカソード側が接続され、同ダイオード41
のアノード側は、第2のコイル30の巻き始め端
と、平滑コンデンサ27の一端側との共通端子側
に接続され、さらに該共通端子側はABL
(Automatic Brightness Limiter)に接続れさて
いる。
本実施例は上記のように構成されており、以下
にその作用を説明する。
まず、CRTブラウン管のアノードに流れる高
圧電流IHが動作範囲の最大規定値IHMになると、
高圧出力電圧EHが低下するが、このとき、前述
のごとく、誤差増幅回路23の検出信号の電圧eH
と基準電圧eSとがほぼ等しくなるから、トランジ
スタ31がカツトオフし、制御トランジスタ32
のエミツタ側には加算電圧発生回路22で発生し
た加算電圧ebがそのまま現れる。つまり、加算電
圧制御回路24の加算率が1(100%)となり、ee
=ebとなる。
したがつて、帰線期間においては第3図の実線
の経路で電流が流れ、多倍圧回路3のコンデンサ
17には2次コイル12に発生する帰線パルス
(フライバツク昇圧パルス)vHの正側電圧EH1(第
2図a)と加算用の電圧eeとの和EH1+eeの電圧
が充電され、同時に、CRTブラウン管のアノー
ドとアース間のコンデンサ21にも同一の電圧
(EH1+ee)が発生する。
次に、走査期間TSになると、第3図の点線で
示す経路に沿つて電流が流れる。つまり、2次コ
イル12には前記帰線期間Trとは逆の電流が流
れる。この時ebは約0Vであり、電流がダイオー
ド40を通つてベースに向かつて流れるが、その
結果として、コンデンサ18にEH1+ee+EH2の電
圧が発生する。
そして、再び帰線期間Trに入ると、第3図の
一点鎖線で示す経路に沿つて電流が流れ、コンデ
ンサ21には2(EH1+ee)+2EH2の電圧が発生す
る。
すなわち、高圧出力電圧EHは EH=2(EH1+ee)+2EH2 となり、eeの値がEHの電圧降下に応じて変化(加
算)することにより、EHを安定化できることが
理解される。このeeの変化は誤差増幅回路23の
出力値に応じて加算電圧制御回路24が加算率n
を決定し、第1のコイル28に発生する加算電圧
ebに前記加算率nを剰じこの値を実際に加算する
電圧eeとしている。つまり、 ee=eb×nによつてeeを変化させている。
このように、高圧出力電圧EHの低下に応じて
その安定化が行われるのであるが、この電圧低下
が徐々に小さくなり、最後に電圧低下がなくなつ
たとき、すなわち、高圧電流IHが零のときは、差
動演算回路33のプラス側端子に入力する検出電
圧eHが大きくなり、その結果として、eHとesとの
差も大きくなり、差動演算回路33からの出力信
号eqが大きくなる。今極端な例として、eqが大き
くなることにより、トランジスタ31が完全にオ
ンし、コレクタとエミツタ間がシヨートと考える
と、抵抗器39の抵抗値R2よりも抵抗器38の
抵抗値R1の方がはるかに大きいR1≫R2の場合に
は制御トランジスタ32はカツトオフとなりee
0となる。この場合は高圧出力電圧EHに降下分
がないから、加算すべき電圧は0となり、帰線期
間Trにおいては第4図の実線で示す経路で電流
が流れ、また、帰線期間TSにおいては点線で示
すように電流が流れ、さらに再度帰線期間Tr
なつたときには一点鎖線で示すように電流が流
れ、CRTブラウン管のアノードへはEH=2EH1
2EH2の電圧が印加される。
上記のように本実施例によれば、高圧出力電圧
EHの低下(降下)分が補償され、同電圧EHの安
定化が図れる。この結果、画面の歪みやフオーカ
ス劣化を防止できる。この場合、画面の歪みのみ
を防止する場合には高圧電流の大小にかかわらず
高圧出力電圧EHを一定にするのでなく、第6図
の鎖線で示すように、高圧電流IHが増加するにつ
れて高圧出力電圧EHをわずかに減少する方向に
安定化させる方が効果的である。
また、本実施例ではトランジスタ31,32の
スイツチ制御を利用して高圧出力電圧EHを制御
するものであるから、その制御効率を大幅に高め
ることができる。
なお、上記実施例では、CRTブラウン管のア
ノード側から高圧出力電圧EHの変化分をフイー
ドバツクして高圧出力電圧EHの安定化制御を行
つているが、本発明はこれに限定されず、高圧電
流IHの変化分をフイードバツクして行つてもよ
い。ただし、この場合は差動演算回路33の入力
が逆になり、そのフイードバツク信号は同回路3
3のマイナス端に入力することになる。
また、本実施例では、第2のコイル30の巻き
始め端と平滑コンデンサ27の共通端部をABL
側に接続しているがこれをアースに接続してもよ
い。
さらに、本実施例の高圧発生回路はフライバツ
クパルスの発生と水平偏向回路とを兼用している
が、水平偏向回路を分離してもよく、その場合は
水平偏向コイル7とS字補正コンデンサ8を省略
できる。また、必要に応じダイオード40を省略
することも可能である。
さらに、上記実施例では高圧電流IHが動作範囲
の最大規定値IHMのときに差動演算回路33から
の出力信号eqがほぼ零になるようにボリウム抵抗
器を調整しているが、この電圧調整は必ずしもこ
の態様に限定されることはなく、高圧電流IHの動
作範囲内の任意位置で検出電圧eHと基準電圧es
のつり合い位置を調整し得るものである。
〔発明の効果〕
本発明は以上説明したように構成したものであ
るから、高圧出力電圧の安定化が図れ、画面の歪
みやフオーカス劣化を効果的に防止することがで
きる。
また、加算電圧を発生させるコイルをフライバ
ツクトランスのコアに巻装して構成するものであ
るから、回路全体をフライバツクトランスのコア
を境界線として、いわゆるAC絶縁を図ることが
できるという利益が得られる。
さらに、高圧出力電圧の低下に応じて加算する
電圧は多倍圧回路を経て複数倍に増大できるか
ら、該多倍圧回路との組み合わせによつてその加
算すべき電圧倍増の相乗的効果を得ることが可能
となる。さらに、本発明では加算電圧発生回路の
コイルを分割巻きして初段の第2のコイルと次段
の第1のコイルとを備えて構成し、第2のコイル
で発生した電圧パルスの整流平滑電圧で第1のコ
イルで発生する電圧パルスの負の成分を打ち消す
ように第1のコイルと第2のコイルのコイル巻数
を設定したものであるから、第1のコイルの出力
端の電圧は負の成分のない正の電圧パルスとな
り、この電圧パルスを整流平滑することなくその
まま加算電圧制御回路を通してフライバツクトラ
ンスの二次コイルに加えればよいこととなる。し
たがつて、例えば、加算電圧発生回路のコイルを
3分割以上の分割巻きにした場合でも初段のコイ
ルで発生した電圧パルスを整流平滑して次段の電
圧パルスの負の成分を打ち消した後、次々に各段
の電圧パルスをそのまま加えて行けばよいので、
信号処理が非常に容易となり、加算電圧発生回路
から加算電圧制御回路を介してフライバツクトラ
ンスの二次コイルに至る経路の回路構成を極めて
簡易なものとすることができる。
さらに、本発明はフライバツクトランスの出力
側に多倍圧回路を備えているので、例えば高圧安
定化のために要する最大加算電圧をΔV、多倍圧
回路の倍率をnとすれば、加算電圧発生回路のコ
イル出力端の発生電圧はΔVの1/nでよく、し
かも、加算電圧発生コイルの初段の分割巻きコイ
ル(第2のコイル)で発生する電圧は次段のコイ
ル(第1のコイル)で発生する電圧パルスの負の
成分を打ち消すに足る小さい電圧でよいので、こ
の第2のコイル(初段の分割巻きコイル)の電圧
パルスを整流平滑するダイオードとコンデンサは
耐圧の小さい回路素子とすることができ、これに
より回路の小型化と回路コストの低減化が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2
図は回路各部の電圧波形図、第3図は高圧出力電
圧の低下時における回路の作用説明図、第4図は
高圧出力電圧の正常時における回路の作用説明
図、第5図は従来例の回路図、第6図はCRTブ
ラウン管のアノードに加える高圧出力電圧EH
高圧電流IHとの関係を示す特性図である。 1…水平偏向出力回路、2…フライバツクトラ
ンス、3…多倍圧回路、4…水平出力トランジス
タ、5…ダンパーダイオード、6…共振コンデン
サ、7…水平偏向コイル、8…S字補正コンデン
サ、10…コア、11…1次コイル、12…2次
コイル、13…入力電源、14,15,16…ダ
イオード、17,18,20,21…コンデン
サ、22…加算電圧発生回路、23…誤差増幅回
路、24…加算電圧制御回路、25…加算電圧発
生コイル、26…ダイオード、27…平滑コンデ
ンサ、28…第1のコイル、30…第2のコイ
ル、31…トランジスタ、32…制御トランジス
タ、33…差動演算回路、34…基準電源、35
…抵抗器、36…フオーカス用可変抵抗器、37
…ボリウム抵抗器、38,39…抵抗器、40,
41…ダイオード。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水平偏向出力回路から加えられるフライバツ
    クパルスを昇圧するフライバツクトランスと;こ
    のフライバツクトランスの昇圧電圧を複数倍に倍
    圧してその多倍圧電圧をブラウン管のアノードに
    加える多倍圧回路と;を含む高圧発生回路におい
    て、前記ブラウン管のアノードに印加される電圧
    と電流のうち少なくとも一方を検出し、電圧又は
    電流の変化分に対応する信号を出力する誤差増幅
    回路と;前記フライバツクトランスのコアに巻装
    されるコイルを有し、加算電圧を発生する加算電
    圧発生回路と;前記誤差増幅回路の出力信号値に
    応じて加算率を定め、その加算率に対応する加算
    電圧をフライバツクトランスの二次コイルを介し
    て前記多倍圧回路に加えアノードへの印加電圧を
    安定化させる加算電圧制御回路と;を具備してお
    り、前記加算電圧発生回路は、フライバツクトラ
    ンスのコアに分割巻きされた初段の第2のコイル
    および次段の第1のコイルと;第1のコイルの入
    力側に設けられ第2のコイルの発生電圧パルスを
    整流平滑して第1のコイルに加えるダイオードと
    コンデンサの整流平滑回路と;を備え、第2のコ
    イルで発生する電圧パルスの正の整流平滑電圧の
    大きさが第1のコイルで発生する電圧パルスの負
    の成分の電圧以上の大きさとなるように第1のコ
    イルと第2のコイルの巻数が設定されていること
    を特徴とする高圧発生回路。 2 誤差増幅回路は、アノードに印加される検出
    電圧と予め与えられている基準電圧との差の電圧
    を出力する差動演算回路と、この差動演算回路か
    らの出力信号をベース電圧とするトランジスタに
    よつて構成されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の高圧発生回路。 3 加算電圧制御回路は、コレクタ側が加算電圧
    発生回路のコイル端に接続された制御トランジス
    タを有しており、この制御トランジスタのコレク
    タとベース間には第1の抵抗器が設けられ、同ト
    ランジスタのベースは第2の抵抗器を介して誤差
    増幅回路の出力端に接続されており、また、前記
    制御トランジスタのエミツタ側はフライバツクト
    ランスの二次コイルの低圧側端部に接続されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    高圧発生回路。
JP16444787A 1987-07-01 1987-07-01 High voltage generating circuit Granted JPS648768A (en)

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JPS648768A JPS648768A (en) 1989-01-12
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JPH0748799B2 (ja) * 1989-02-14 1995-05-24 株式会社村田製作所 高圧発生回路
JPH0748800B2 (ja) * 1989-07-25 1995-05-24 株式会社村田製作所 高圧安定化方法およびその回路

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62136968A (ja) * 1985-12-11 1987-06-19 Hitachi Ltd 高圧回路

Patent Citations (1)

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