JPH0584925A - 粘着テープおよび記録ヘツド - Google Patents
粘着テープおよび記録ヘツドInfo
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- JPH0584925A JPH0584925A JP3247344A JP24734491A JPH0584925A JP H0584925 A JPH0584925 A JP H0584925A JP 3247344 A JP3247344 A JP 3247344A JP 24734491 A JP24734491 A JP 24734491A JP H0584925 A JPH0584925 A JP H0584925A
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Abstract
る耐剥離性が良好で、かつインクへの影響のない粘着テ
ープを提供する。 【構成】 25℃における剥離強度がガラス表面に対し
て80g/25mmないし400g/mmであり、粘着
層の厚みが3μmないし20μmである粘着テープ。
Description
粘着テープを利用した記録ヘッドに関するものである。
される前までは、輸送中のインクの目詰まりの防止や吐
出口でのインクの乾燥防止を防ぐために、従来特開昭5
9−198161号公報に記載されているように、ノズ
ル表面を覆うようにインク吸収体をつけたキャッピング
装置を設けるなどの方法がとられていた。最近では、吐
出エネルギー発生素子とインクタンクが一体となったカ
ートリッジ式インクジェットヘッドの開発も進み、吐出
口の保護方法として特開昭60−204348号公報に
記載されているように吐出口にインク吸収体を持つキャ
ップ状の保護部材を設けたり、特開昭61−12585
1号公報に記載されているように塩化ビニリデン樹脂を
基材に用いたシール材を吐出口保護テープとして使用す
るなど、キャッピング装置を用いない方法でのノズル表
面の保護部材が提案されてきた。
ようなキャッピング装置では、プリンターを輸送中にイ
ンクがあふれ出しプリンター内部を汚してしまう場合が
あった。また、インクタンク一体型のカートリッジ式イ
ンクジェットヘッドの場合、前記のようにキャッピング
状の保護部材はコストが高く、また簡易な保護部材であ
ると保護部材中にインクが充満して吐出口を汚してしま
い逆に使用時の目詰まりや吐出不良の原因になるという
問題点があった。このため、粘着性のシールテープによ
りノズル表面を直接封止してやることが考えられる。前
記の塩化ビニリデン樹脂を基材に使用した構成では、イ
ンクとの界面では粘着剤とは接触しないような構造にな
っているため、粘着剤の材料については特に記載がな
い。
で種々評価したところ、いずれも実用にならないことが
判明した。その理由は昇温して促進環境テストをおこな
った時、 (1)耐水性 吐出口と粘着層との界面にインクがし
み出してくる。またはインクによって粘着剤の変質が起
こる。
時に吐出口を変形させてしまう。
す時に吐出口の表面に粘着剤の薄い層を残してしまう。
を凝固させる成分を溶出する。いずれかの状態を示し
た。
的なものは、ゴム系粘着剤,シリコン系粘着剤,アクリ
ル系粘着剤が知られている。ゴム系粘着剤は、粘着性に
は優れるが不飽和基が多く、化学的に変質あるいは劣化
しやすい性質を持ち上記(2),(3),(4)の要求
性能において全く不向きであった。シリコン性粘着剤は
粘着力が低く被着体への密着性に欠いており、(1)の
性質を満足するが、(2)と(3)の要件には不十分で
あり、(4)の要件を全く満たさない。またシリコン系
粘着剤はインクを変質させる成分を含有していた。アク
リル系粘着剤は、粘着剤の変質は少ないが、通常、粘着
付与剤としてポリテルペン樹脂,ロジン,フェノール樹
脂などを添加しているため、剥離強度が高く剥離後のノ
ズル表面への粘着剤残りによる汚れのため吐出不良を引
き起こしてしまう。アクリル系粘着剤は(2),(4)
の要件をほぼ満足させることができるようだが、(1)
の耐水性および(3)の界面保護性は不十分であると言
わざるを得ない。
着テープによる封止ではインクとの接触もあり、粘着剤
のインクに対する溶出あるいはインクの変質も起こって
くる。
ット記録装置のノズルの表面保護にはいずれもそのまま
では実用できないことが判った。
ッドのノズル保護用の粘着テープの設計は互いに矛盾す
る要求を満足させなければならないことを意味してお
り、新たな材料設計が待たれていた。
を解決し、耐水性が良く、低剥離力でノズル表面に対す
る耐剥離性が良好で、かつインクへの影響の少ない廉価
な粘着テープおよび粘着テープを利用した記録ヘッドを
提供することにある。
るために、本発明の粘着テープは、25℃における剥離
強度がガラス表面に対して80g/25mmないし40
0g/25mmであり、粘着層の厚みが3μmないし2
0μmであることを特徴とする。
部と、該記録液収納部内の記録液を吐出するための熱エ
ネルギー発生素子と、該熱エネルギー発生素子に対応し
た記録液吐出部とを具備した記録ヘッドにおいて、前記
記録液吐出部および記録液タンク用大気連通口を塞ぐシ
ール部材と、該シール部材を前記記録液吐出部を押圧す
る部材とを有し、該シール部材の粘着テープの剥離強度
が25℃においてガラス表面に対して80g/25mm
ないし400g/25mmであり、粘着層の厚みが3μ
mないし20μmである粘着テープを用いて、前記記録
ヘッドによる非記録時に前記記録液吐出部および前記記
録液タンク用大気連通口が密閉されていることを特徴と
する。
コーンゴムとメチルシリコーン樹脂からなる。架橋され
る前のメチルシリコーンゴムは、シロキサン結合を主鎖
に持ち、珪素原子に主としてメチル基あるいはメチル基
とビニル基、末端にはシラノール基ないしアルコキシシ
ランを持った、重量平均分子量が5万から30万の高重
合物である。メチルシリコーン樹脂は、末端が、モノメ
チルシリコン,ジメチルシリコン,トリメチルシリコン
等のメチルシリコンで封鎖され(すなわち反応性の高い
シラノール基を有しない)、内部の珪素原子にはメチル
基が結合した、重量平均分子量が300から2000の
範囲のラダー型の低重合物である。末端の封鎖基として
はCH3 CH2 −,CH3 CH2 CH2 −などの、より
長いアルキル基であってもよい。これらのメチルシリコ
ーンゴムとメチルシリコーン樹脂から粘着剤を作るに
は、コーティングと同時に架橋剤によるメチルシリコー
ンゴムの架橋が必要である。
あるいはアルコキシシランを用いる。
キル基を表わす。
ール基ないしアルコキシシランどうしの縮合反応の触媒
としてはシリコーンゴムの側鎖にビニル基を含有してい
る場合にはFe,Zn,Ti,Sn,Pt化合物触媒、
あるいは有機過酸化物触媒を用いる。有機過酸化物の触
媒としては、ベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジク
ロロベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイ
ド、ジ(tert−ブチル)パーオキサイド、p−クロ
ロベンゾイルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,
5ージ(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、te
rt−ブチルクミルパーオキサイドが用いられる。
無機フィラーを含有しない。従来の粘着剤には凝集力の
調節のためにSiO2 ,CaCO3 ,珪藻土,タルク,
石英粉などが分散され含有されている。これらの成分は
インクと接触したときにインクを凝集させ目詰まりの原
因となることが知られている。シリコーン系の粘着剤
は、Si−Oの構造を有しているために無機フィラーを
意図的に添加しなくても微量のSiO2 成分が含まれて
いることがわかった。それゆえ、本発明の粘着剤中のシ
リカの量は、10ppm未満に抑制されたものである。
粘着剤中の無機シリカ(SiO2 )の量を10ppm未
満にするには、素材であるメチルシリコーンゴムを架橋
前の有機溶剤に溶解された状態にて、ポアサイズ0.2
μmのメンブランフィルターにて濾過を繰り返すことに
よりその濃度を上記のレベルにまでさげることができ
る。メチルシリコーンオイルも同様である。
全樹脂量に対して0.1から3%の範囲である。
コーティングされ加熱炉で乾燥される際に同時に反応が
進む。本発明の粘着剤は非ブリード性が重要であり、架
橋剤量を最小限で用いると共に架橋反応の完結を期す
る。架橋反応は80℃から150℃の温度、コーティン
グスピードは0.5m/minから10m/minで行
う。本来反応の完結にはより高い反応温度そしてより遅
いコーティングスピードが望まれる。しかしながら実際
の製造においては量産性、コストから反応温度とコーテ
ィングスピードには制約がある。したがって、コーティ
ング後に常温好ましくは50℃で1週間の熟成をおこな
うことが好ましい。
よって変化する。メチルシリコーンゴムとメチルシリコ
ーン樹脂の重量比率はおおむね40:60から60:4
0の範囲である。重量の比率がこの範囲であると15μ
mの粘着層の厚さにおける剥離強度が、80g/25m
mから400g/25mmとなり、インクジェットノズ
ルの保護用の粘着テープに適した低剥離力値となる。こ
こで剥離強度とはガラス板に2kgの力で張り付け、1
昼夜後に1cm/secのスピードで180度剥離した
ときの力とする。
マーとしては、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、2
−メチルブチルアクリレート、2−エチルブチルアクリ
レート、3−メチルブチルアクリレート、1,3−ジメ
チルブチルアクリレート、ペンチルアクリレート、3−
ペンチルアクリレート、ヘキシルアクリレート、2−エ
チルヘキシルアクリレート、ヘプチルアクリレート、2
−ヘプチルアクリレート、オクチルアクリレート、2−
オクチルアクリレート、ノニルアクリレート等のアルキ
ルエステルモノマー、および2−エトキシエチルアクリ
レート、3−エトキシプロピルアクリレート、2−エト
キシブチルアクリレート、3−エトキシプロピルアクリ
レート、2−エトキシブチルアクリレート、3−メトキ
シブチルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレー
ト、3−メトキシプロピルアクリレート等のアルコキシ
アルキルエステルモノマーなど、ホモポリマーのガラス
転移温度が−3℃から−75℃の範囲のアクリレートモ
ノマーを主体として用いる。凝集性の調節に用いる第1
の効果的な方法は、メタアクリレートモノマー,酢酸ビ
ニル,スチレン,アクリロニトリル,アクリルアミド,
メタアクリルアミドを共重合成分として用いることであ
る。凝集性の調節に用いる第2の効果的な方法N−メチ
ロールアクリルアミド,N−メチロールメタアクリレー
ト,ジアセトンアクリルアミド,ブトキシメチルアクリ
ルアミドを用い架橋を行わせることである。本発明にお
いて凝集性を調節する第3の方法は水酸基含有モノマー
を共重合し多価イソシアナート化合物によって架橋を行
うことである。水酸基含有モノマーとしては、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート,2−ヒドロキシプロピロア
クリレート,ヒドロキシブチルアクリレート,2−ヒド
ロキシエチルメタアクリレート,2−ヒドロキシプロピ
ルメタアクリレート,ヒドロキシブチルメタアクリレー
ト,多価アルコールのアクリル酸エステル,多価アルコ
ールのメタアクリル酸エステル,アクリル酸エチルカル
ビトール,アクリル酸メチルトリグリコール,2−ヒド
ロキシエチルアクリロイルホスフェート,プロキシエチ
ルアクリレート,ジメチルアミノエチルメタアクリレー
トなどが用いられる。
ンジイソシアナート,ヘキサメチレンジイソシアナー
ト,ジフェニルメタンジイソシアナート,イソホロンジ
イソシアナート,キシリレンジイソシアナート,ビス
(イソシアナトメチル)シクロヘキサン,ジシクロヘキ
シルメタンジイソシアナート,リジンジイソシアナー
ト,トリメチルヘキサメチレンジイソシアナート、およ
びトリレンジイソシアナート,ヘキサメチレンジイソシ
アナートのアダクト体,ウレタン変性体,アロファネー
ト変性体,ビュレット変性体イソシアヌレート変性体,
ウレタンプレポリマー(両末端がイソシアナート基であ
るオリゴマー化合物)などが用いられる。
は、アクリル酸アルコキシアルキルエステルの側鎖が、
C4 より小さいものを90重量部以上含有する場合、T
gが高くなり、ノズル表面との接着性が低下するためイ
ンクの洩れが生じてくる。また、C9 より大きなものを
90重量部以上使用した場合は、Tgが低くなって粘着
力が大きくなり、ノズル表面との密着性が高く、基材か
ら粘着剤が剥れてノズル表面を汚してしまったりする。
強度が80g/25mmから400g/25mm(25
℃,180度剥離)の範囲が好ましく、かつインクジェ
ットインクに対する耐薬品性に優れ、有機物の溶出が少
なく、多価金属の含有量が少なく、インクジェット記録
ヘッドの表面の保護性能に優れた物性を有する。このよ
うな物性を得るためには、前記した材料を用いて以下の
ようにして、粘着剤を製造する。アルキルアクリレー
ト,アルコキシアルキルアクリレートモノマー60から
90重量%,自己架橋性のアクリルアミドおよび/ある
いは水酸基含有アクリレートモノマー40から10重量
%をケトン,エステル,芳香族系有機溶剤中で溶液重合
し、重量平均分子量250,000から700,000
の高重合体を得る。このとき重量平均分子量10,00
0以下の低重合物および残留モノマーを含まないように
することが重要であって、重合条件とともに反応後の低
重合物の除去が好ましい。低重合物の除去には、一度沈
澱を生成させて再度良溶媒に溶解するのが最も確実な方
法である。
酸基のモル数に相当するイソシアナート基のモル数のジ
イソシアナートを添加し塗料溶液とする。水酸基のモル
数と、イソシアナート基のモル数は、1:1を中心とし
て1:0.2〜1:1.3の範囲で変動させることも可
能である。この範囲内で変動させることによって剥離強
度の微調整ができる。ジイシシアナートを加えた塗料溶
液を支持体フィルムに3から20μmの厚み範囲で塗布
し、通常の乾燥装置で加熱乾燥する。乾燥条件は、溶剤
の種類にもよるが、60℃から150℃の範囲である。
熱乾燥の終了したフィルムは好ましくは室温にてエージ
ング処理を施すことがよく、3日から10日の放置によ
ってエージング処理を行う。
よび/またはアクリル酸アルコキシアルキルエステルが
OH基を含有し、かつその側鎖がC4 からC9 のアルキ
ル基またはアルコキシアルキル基であり、かつイソシア
ナートで架橋したアクリル酸重合体を90重量部以上用
いた場合、粘着剤のガラス転移温度(Tg)が−40℃
から−20℃の範囲に設定し易く、粘着テープのガラス
に対する剥離強度を調節するのにより良い。特に、粘着
成分中のアクリル酸重合体がアクリル酸ブチルを70重
量部以上含有した場合、粘着テープの変質やインクへの
溶出がなく、ガラスに対する剥離強度も良好である。
および/またはアクリル酸アルコキシアルキルエステル
をイソシアナートで架橋してなるアクリル酸重合体を9
0重量部以上含有させた場合、インクと接触した部分の
粘着剤の変質がみられずインクへの溶出もなく、プリン
ター使用時の目詰まりや不安定な吐出になることがな
い。
ルムとしては、ポリエチレンテレフタレート,ポリプロ
ピレン,ポリエチレン,ポリ4−メチルペンテン−1,
塩化ビニル,塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合物,ポ
リビニルフルオライド,ポリビニリデンフルオライド,
テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体,テトラフ
ルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体などが用いられ
る。このなかで弗素原子を含有するフィルムが耐薬品
性,保存安定性において最も望ましい。これらのフィル
ムは、粘着剤の付着性向上のために、コロナ放電加工処
理,火炎処理,プラズマ処理等の方法による表面処理を
行ってもよい。本発明に使用される基材の厚さとして
は、20から50μmが良好で、好ましくは25から3
5μmである。
る剥離強度が400g/25mmを超える場合、粘着剤
がノズル表面に残って液的が正常に吐出せず、印字の安
定性が欠ける。またガラスに対する剥離強度が80g/
25mm未満である粘着テープを用いた場合、ノズルと
の密着性に欠けインクの内部からの圧力あるいは外部か
らの力で容易に粘着テープが剥れ、インク洩れのトラブ
ルが発生する。したがって粘着テープのガラスに対する
剥離強度を80g/25mmから400g/25mmに
設定した場合、ノズル表面に対する粘着剤の残りがな
く、粘着テープ自体の剥れも生じない。
37の粘着力の測定方法に準拠し、基材としてガラス板
を使用して25℃における180度剥離試験によるもの
である。
あり、剥離速度を定める際に粘着層の厚さを3〜20μ
m、より好ましくは5から515μmにすることによ
り、剥離強度を80g/25mmから400g/25m
mに設定することが可能となる。
たように使用される。図1において11はインクタン
ク、12はインクタンク中のインクを含浸した多孔質
体、13はインクタンクと吐出部をつなぐ供給口、14
は吐出部、15はインクタンク内と大気を結ぶ大気連通
口、16は印字信号をプリンターより与えられる電気接
点部、17は吐出部14と電気接点部16を保護する本
発明の粘着テープ、17はプリンタ本体側の電気接点
部、18はプリンタキャリッジ、および19は印字信号
を送出するためのフレキシブルテーブルである。
2に示すように通常のテープの状態のものでよい。図2
において、20は基材、21は粘着層である。図3のよ
うにセパレーター22を設けて、粘着層の保護膜を用い
ても構わない。
つ耐水性によって、吐出口と粘着層の界面にインクがし
み出してくることを防止することができ、剥離力が高す
ぎて剥す時に、吐出口を変形させてしまうことのない低
剥離力が得られ、粘着テープを剥離して記録に使用する
際に剥離力が高すぎて剥す時に吐出口の表面に粘着剤の
薄い層を残してしまうといった弊害もなくなる。同時
に、製品として長期にわたって保管してもインクを凝固
させることなく表面を保護することができる。
ズル表面がフッ素樹脂等によって溌インク処理された表
面に対しても有効であり、粘着テープおよびノズル表面
を変質させずに、良好な接着性を保持することができ
る。
体的に述べる。
イルおよびメチルシリコーンゴムは、トルエン/メチル
エチルケトン中に溶解させ、ポアサイズ0.2μmのフ
ロロポアフィルターを用いて2回加圧濾過し、シリカを
用いて不溶解分を除去して用いた。
たポリエチレンテレフタレートフィルムにバーコーダを
用いて塗布し、130℃において10分間乾燥し、さら
に50℃にて1週間保存し熟成した。
ープを製造した。
を以下に述べる方法を用いて評価した。
用いて粘着剤のTgを測定した。
板の基材としてガラス板を使用して、180度剥離試験
を行った。
漬し、80℃一週間後のインクについて下記の方法によ
り無機および有機不純物の溶出を測定した。
ー電子工業製)にてCa,Mg,Mn,Si,Cu,F
e,Sn,Al,Ni,Zn,Crの元素について試験
後のインクの検出濃度を測定し、初期のインクとの差を
とり、溶出した元素を確認した。
にて240nmから400nmの波長の吸収を測定し、
初期インクとの相違をみた。
し、60℃で3カ月保存した後、インクより取り出して
粘着テープを剥し、その表面の状態を観察した。
し、表面に粘着剤の跡が残っているものを△とし、粘着
剤が基材より剥れガラス表面についているものを×とし
た。また、粘着テープ自体がインク浸漬中にガラス表面
より剥れているものを××とした。
備えた図1のインクジェット記録ヘッドを有するインク
ジェットプリンターを用い、下記組成のインクをインク
ジェットヘッドに充填し、そのノズル表面に本発明の粘
着テープを貼付け、60℃にて1カ月保存した後、粘着
テープを剥して画像を印字した。
15000) カーボンブラック 6重量% (MCF−88,三菱化成(社)製) エチレングリコール 10重量% ジエチレングリコール 20重量% イオン交換水 62重量% これらの評価結果を表1に示す。
チレンテレフタレートフィルムにバーコーダを用いて塗
布し、130℃において10分間乾燥し、さらに50℃
において1週間保存し熟成した。このようにして塗布の
厚み7μmの本実施例の粘着テープを製造した。このよ
うにして得られた粘着テープを実施例1と同様の評価を
行い、得られた結果を表1に示す。
チレンテレフタレートフィルムにバーコーダを用いて塗
布し、130℃において10分間乾燥しさらに50℃に
おいて1週間保存し熟成した。
例の粘着テープを製造した。得られた粘着テープを実施
例1と同様の評価を行い、得られた結果を表1に示す。
チレンテレフタレートフィルムにバーコーダを用いて塗
布し、130℃にて10分間乾燥し、さらに50℃にて
1週間保存し、塗布の厚みが5μmの本実施例の粘着テ
ープを得た。このようにして得られた粘着テープを実施
例1と同様の評価を行い、得られた結果を表1に示す。
チレンテレフタレートフィルムにバーコーターを用いて
塗布し、130℃にて10分間乾燥し、さらに50℃に
て1週間保存し、塗布の厚さが4μmの比較例の粘着テ
ープを得た。このようにして得られた粘着テープを実施
例1と同様の評価を行い、得られた結果を表1に示す。
チレンテレフタレートフィルムにバーコーターを用いて
塗布し、130℃にて10分間乾燥し、さらに50℃に
て1週間保存し、塗布の厚さが15μmの比較例の粘着
テープを得た。このようにして得られた粘着テープを実
施例1と同様の評価を行い、得られた結果を表1に示
す。
0:50体積比)中にてベンゾインパーオキシドを触媒
として85℃にて8時間かけて溶液重合した。これによ
って重量平均分子量300,000の重合物を得た。こ
のようにして得られた重合物からモノマーと低重合物を
除くために、エタノールを用いて重合物を沈殿させ、溶
剤と共にモノマーと低重合物を除去し、乾燥した。重合
物は改めてトルエンと酢酸エチルの混合溶剤(50:5
0体積比)中に溶解させ、さらにジフェニルメタンジイ
ソシアナートを、重合物100重量部に対して4.8g
加えて塗布液を調整した。この塗布液をコロナ放電加工
された厚さ30μmのポリエチレンテレフタレートフィ
ルムに固形分として7μmの厚さに塗布し、100℃に
て10分加熱後、常温にてさらに1週間エイジング処理
し、本実施例の粘着テープを得た。このようにして得ら
れた粘着テープを実施例1の同様の評価を行い、評価結
果を表2に示す。
イルを触媒として60℃にて12時間撹拌し重合した。
このようにして得られた重合物をメタノールを用いて沈
殿させ、溶剤と低重合物およびモノマーを除去し、乾燥
した。重合物を再び酢酸エチルに溶解させ、重合物10
0重量部に対してジシクロヘキシルメタンジイソシアナ
ート7.3重量部を加えて塗布液を調整した。
0μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに固形分
として10μmの厚さに塗布し、60℃で5分乾燥した
後、95℃で10分乾燥し、常温にて1週間エイジング
処理し、本実施例の粘着テープを得た。このようにして
得られた粘着テープを実施例1と同様の評価を行い、評
価結果を表2に示す。
0:20体積比)に溶解し、ベンゾインパーオキシドを
触媒として85℃で10時間かけて重合し、重量平均分
子量400,000の重合物を得た。この重合物から低
重合物とモノマーを取り除くため、イソプロピルアルコ
ールを用いて重合物を沈殿させ溶剤と低重合物およびモ
ノマーを除去し、乾燥した。重合物を酢酸エチルに再び
溶解させ、キシリレンジイソシアナートを重合物100
重量部に対して7.6重量部加えて塗布液を調整した。
ニルフィルムに固形分として5μmの厚さになるように
塗布し、90℃で10分乾燥して、本実施例の粘着テー
プを得た。このようにして得られた粘着テープを実施例
1と同様の評価を行い、評価結果を表2に示す。
として80℃にて8時間かけて重合し、重量平均分子量
420,000の重合物を得た。低重合物とモノマーを
取り除くために、エタノールに前記のベンゼン溶液を入
れ重合物を沈殿させてモノマーと低重合物を除去し、乾
燥した。この重合物を改めトルエンと酢酸エチルの混合
溶剤(50:50体積比)中に溶解させ、さらにヘキサ
メチレンジイソシアナートを重合物100重量部に対し
て11.7重量部加えて塗布液を得た。
ンテレフタレートフィルムに固形分として8μmの厚さ
になるように塗布し、100℃にて8分間乾燥し、さら
に常温で5日間エイジング処理して本実施例の粘着テー
プを得た。このようにして得られた粘着テープを、実施
例1と同様の評価を行い、評価結果を表2に示す。
体積比)中にてベンゾインパーオキシドを触媒として8
5℃にて5時間溶液重合して重量平均分子量150,0
00の重合物を得た。この重合物から低重合物とモノマ
ーを取り除くため、メタノールを用いて重合物を沈殿さ
せ溶剤と共に低重合物とモノマーを除去し、乾燥した。
溶剤(50:50体積比)に溶解させ、さらにキシレン
ジイソシアナートを重合物100重量部に対して3.6
重量部加えて塗布液を調整した。この塗布液をコロナ放
電加工された厚さ30μmのポリエチレンテレフタレー
トフィルムに固形分として3μmの厚さになるように塗
布し、90℃で10分間乾燥し、10日間エイジング処
理して本比較例の粘着テープを得た。このようにして得
られた粘着テープを実施例1と同様の評価を行い、評価
結果を表2に示す。
て5時間溶液重合して重量平均分子量800,000の
重合物を得た。この重合物に油溶性フェノール樹脂50
重量部とブチルアクリレート100重量部を加え、8時
間高速撹拌した。
工されたポリエチレンテレフタレートフィルムに固形分
として15μmの厚さになるように塗布し、常温で乾燥
した。10日間エイジング処理して比較例の粘着テープ
とした。このようにして得られた粘着テープを実施例1
と同様の評価を行い、評価結果を表2に示す。
ようにして得られた粘着テープを用いた記録ヘッドにつ
いて説明する。
出部およびインクタンク用大気連通口を塞ぐシール部材
と、該シール部材を上記吐出部に押圧する押圧部材と、
を有し、上記記録ヘッドによる非記録時に上記吐出部お
よびインクタンク用大気連通口が密閉されている構成で
ある。
リンタの記録ヘッドを示す斜視図である。この記録ヘッ
ドは、熱エネルギー発生体41と電極42が形成された
基板43と、吐出口44を複数個備えるオリフィスプレ
ート45とを備えている。本実施例では液路を形成する
ための天板46とオリフィスプレート45とが一体化成
型されている。47は覆い部材であって、吐出口面にあ
る吐出口を覆い、吐出口からのインクの蒸発を極めて少
なくすることができるので、収容空間の湿度を適切に保
つことができ、故に蓋部材のカール変形を防止すること
ができる上、インクタンクから吐出口に至るインクの供
給経路の状態を良好な状態に保つことができる。
テープ状のものに限られるものではないが、取り扱いが
容易である点(例えば、剥すのも簡単である)や吐出口
の気密状態を保つのに優れている点、さらには薄いので
インクジェットカートリッジの大きさにほとんど影響し
ない点,比較的少ないコストで形成することができる点
などの理由により、粘着テープ状のものが最適である。
覆い部材47はインク吸収体48に密着している。
トカートリッジを押えるための覆い部材を設けることに
より、インクジェットカートリッジを収納容器(不図
示)から取り出す際に吐出口の部分に手を差し込むよう
なことが避けられるので、吐出口部分の保護という点か
ら一層好適である。
ジ(IJC)の斜視図である。図5(b)はその分解斜
視図である。インク収納部内にインク吸収体48(図4
参照)を内蔵し、そこから連通する供給管によって、図
4に示す記録ヘッドが一体化された記録装置本体に対し
て着脱可能記録ヘッドを示している。Sは電気的接合部
を監視できる開口部で、記録ヘッドの上面部に設けられ
ている。49は、記録ヘッドの基板のベースプレート
で、記録装置本体(不図示)のキャリッジの位置決め部
に係合して記録ヘッド全体の位置決めを行うための位置
決め部位50が一体的に形成されたアルミプレートであ
る。53は、記録用インク吐出部である。本実施例中に
は、記録時のバック波を吸収するための開口やダミーノ
ズルなどの開口を開示していないが、以下これらをも含
めた場合でも吐出部表面として見なすことができる。5
4は、吐出部表面よりも後退した上下の面に設けられた
溝部で本例では4本の溝が図のように形成されている。
55は、ベースプレート51に対向する側面に位置し、
溝部54の溝に連続する4本の溝を備えた側面溝部で、
インク飛散によって、インクがこの溝部54に大量に蓄
積された場合に、これを下方に案内する作用を達成でき
る。この記録ヘッド溝部54は、覆い部材56の溝部5
7に弾性押圧力を受けて、係合状態を保持するためのも
のである。
表面を全面的に覆う大きさを有し、記録ヘッド端部より
も外側に突出する部分を有している。この吐出部は、粘
着テープを記録ヘッドから剥離する際のツバとなる。上
記記録ヘッドに対する粘着テープ58の取り付けは、実
施例1〜8に記載の粘着剤が塗布された粘着テープ58
をこの吐出部表面との間に介在させて簡単な接着状態を
形成している。
を有し、2つの対向する腕部59A,59Bと、この腕
部から離れ本体内面側に固着された弾性体60と、ベー
スプレート51側に位置する本体側方に設けられた位置
決め用または弾性変形量規制用部位61と、キャップ5
6自体を記録ヘッドに対して着脱する際に利用できるツ
バ62A,62Bとを、一体的に備えている。腕部59
A,59Aは、内面に上記溝部54に係合する溝部57
をそれぞれ3本ずつ有している。
レート51上にまで延長し、同時に弾性体60をベース
プレート51上に対向するまで設けている。これは、吐
出口がベースプレート51に近接しているために、その
密閉効果を一層向上するための構成である。部位61
は、記録ヘッドに対して覆い部材56が装着されるとき
にベースプレート51の裏面にわずかに当接する長さを
有している。この当接長は本例では1mm程度である。
このようなわずかな構成によって、覆い部材の弾性体6
0は、結果的に腕部59A,59Bと位置決め用部位6
1とで、ベースプレート51を挟み込む範囲内に確実に
位置決めされる。つまり簡単な構成によって、上記開口
部の密閉効果が実施例1〜8の粘着剤を用いて上述した
問題を発生することなく達成できる。
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
粘着剤の本来の性質として持つ耐水性によって、吐出口
と粘着層の界面にインクがしみ出してくることを防止す
ることができ、剥離力が高すぎて剥す時に、吐出口を変
形させてしまうことのない低剥離力が得られ、シールテ
ープを剥離して記録に使用する際に剥離力が高すぎて剥
す時に吐出口の表面に粘着剤の薄い層を残してしまうと
いった弊害もなくなる。同時に、製品として長期にわた
って保管してもインクを凝固させることなく表面を保護
することができる。
ズル表面がフッ素樹脂等によって溌インク処理された表
面に対しても有効であり、テープおよびノズル表面を変
質させずに、良好な接着性を保持することができる。
リンターの目詰まりあるいは吐出不良がないために、良
好な画像を形成することができる。
ジェットプリンターの分解斜視図である。
る。
ある。
ヘッドを示す斜視図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 25℃における剥離強度がガラス表面に
対して80g/25mmないし400g/25mmであ
り、粘着層の厚みが3μmないし20μmであることを
特徴とする粘着テープ。 - 【請求項2】 前記テープの粘着成分がアクリル酸アル
キルエステルおよび/またはアクリル酸アルコキシエス
テルを重合してなるアクリル酸重合体を90重量%以上
含有し、イソシアネートで架橋してなることを特徴とす
る請求項1に記載の粘着テープ。 - 【請求項3】 前記粘着テープの粘着成分が、OH基を
含有するアクリル酸アルキルエステルおよび/またはア
クリル酸アルコキシエステルと、炭素を4個ないし9個
有するアルキル基、またはアルコキシアルキル基の側鎖
を持つアクリル酸エステルとの共重合体をイソシアネー
トで架橋したアクリル酸エステル共重合体であって、該
アクリル酸エステル共重合体のガラス転移温度が−40
℃ないし−20℃であることを特徴とする請求項1に記
載の粘着テープ。 - 【請求項4】 前記アクリル酸エステル共重合体が90
重量%以上含有することを特徴とする請求項3に記載の
粘着テープ。 - 【請求項5】 前記粘着テープの粘着成分が、シロキサ
ン結合を主鎖に持ち、該シロキサン結合の珪素原子がメ
チル基、またはメチル基とビニル基を持ち、末端にシラ
ノール基またはシラン基を有するメチルシリコーンゴム
と、末端がメチルシリコン基またはアルキル基で封鎖さ
れたメチルシリコーン樹脂とを架橋してなるシリコン系
粘着剤であって、該シリコン粘着剤に含有されているシ
リカの量が10ppm未満であることを特徴とする請求
項1に記載の粘着テープ。 - 【請求項6】 前記メチルシリコーンゴムと前記メチル
シリコーン樹脂の重量比率が40:60ないし60:4
0の範囲にあることを特徴とする請求項5に記載の粘着
テープ。 - 【請求項7】 記録液収納部と、該記録液収納部内の記
録液を吐出するための熱エネルギー発生素子と、該熱エ
ネルギー発生素子に対応した記録液吐出部とを具備した
記録ヘッドにおいて、 前記記録液吐出部および記録液タンク用大気連通口を塞
ぐシール部材と、該シール部材を前記記録液吐出部を押
圧する部材とを有し、該シール部材の粘着テープの剥離
強度が25℃においてガラス表面に対して80g/25
mmないし400g/25mmであり、粘着層の厚みが
3μmないし20μmである粘着テープを用いて、前記
記録ヘッドによる非記録時に前記記録液吐出部および前
記記録液タンク用大気連通口が密閉されていることを特
徴とする記録ヘッド。
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