JPH0584881B2 - - Google Patents

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JPH0584881B2
JPH0584881B2 JP26985285A JP26985285A JPH0584881B2 JP H0584881 B2 JPH0584881 B2 JP H0584881B2 JP 26985285 A JP26985285 A JP 26985285A JP 26985285 A JP26985285 A JP 26985285A JP H0584881 B2 JPH0584881 B2 JP H0584881B2
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JP
Japan
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drive
lens
clutch
driving
lever
Prior art date
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JP26985285A
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JPS62129824A (ja
Inventor
Hidehiko Fukahori
Shosuke Haraguchi
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP26985285A priority Critical patent/JPS62129824A/ja
Priority to GB8601614A priority patent/GB2171809B/en
Priority to US06/821,760 priority patent/US4739359A/en
Publication of JPS62129824A publication Critical patent/JPS62129824A/ja
Publication of JPH0584881B2 publication Critical patent/JPH0584881B2/ja
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  • Focusing (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、クラツチ手段を用いることで各被駆
動部材を駆動するための駆動源の減少を計つた電
動駆動カメラの改良に関するものである。
(発明の背景) 近年、カメラの電動化が進み、例えば撮影レン
ズ駆動、フイルム巻上げ、巻戻し駆動或いはシヤ
ツタ駆動等、電動駆動の数が増加する傾向にあ
る。しかしながら、これら一つ一つの機能に対し
て独立したモータ、プランジヤーなどの高価なア
クチユエータを備えることは、コスト的、スペー
ス的に問題がある。そこで、遊星ギヤ機構などの
クラツチ手段により駆動力伝達系列を切り換え、
より少ない駆動源によつて前記各被駆動部材を駆
動するといつたことが行われているが、切り換え
時のシヨツクで被駆動部材が僅かに動いてしまう
ことがあつた。このように切り換え時に動いた分
は戻してやれば精度的な問題はないが、被駆動部
材がフオーカス駆動部材、ズーム駆動部材といつ
た前記撮影レンズ駆動系への切り換えにおいて
は、フアインダ内でその状態を目視できることと
相まつて、撮影者の意図に無関係に自動的に切り
換えられると、非常に異和感があり、不自然なも
のであつた。
また、撮影レンズを両方向に選択的に駆動させ
る場合には、撮影レンズ駆動のための駆動源と撮
影準備動作等を行わせるための駆動源との複数の
駆動源を必要としていた。
(発明の目的) 本発明の目的は、上述した問題を解決し、撮影
者の意図に無関係に駆動源の駆動力がレンズ駆動
系に切り換わることがないようにすると共に、一
つの駆動源によりレンズの両方向の駆動と撮影準
備動作とを行うことが可能な電動駆動カメラを提
供することである。
(発明の特徴) 上記目的を達成するために、本発明は、駆動源
の出力に基づいてレンズを光軸に沿つた第1,2
の方向に駆動させるレンズ駆動機構と、駆動源の
出力に基づいて撮影準備動作を行う撮影準備駆動
機構と、レンズ駆動機構と撮影準備駆動機構とを
選択的に駆動源へ接続するものであつて、駆動源
が第1の駆動方向に駆動したときはレンズ駆動機
構を駆動源に接続し、駆動源が第2の駆動方向に
駆動したときは撮影準備駆動機構を駆動源に接続
するクラツチ手段と、クラツチ手段により駆動源
がレンズ駆動機構に接続されている際には、駆動
源が第2の駆動方向に駆動した場合にもクラツチ
手段による接続が切り換わらないように規制し、
駆動源による第2の駆動方向の駆動力をレンズ駆
動機構に伝達するクラツチ切換規制手段と、レン
ズの第1,2の方向の駆動を選択的に行わせるた
めのレンズ駆動操作手段と、第1,2のどちらの
方向にレンズを駆動させるための操作であつても
レンズ駆動操作手段が操作されることに応じて、
駆動源を第1の駆動方向に駆動させ、クラツチ手
段をレンズ駆動機構側に切り換え、その後、レン
ズ駆動操作手段の選択的操作に応じて駆動源の第
1,2の駆動方向の駆動力に基づくレンズの第
1,2の方向の駆動を可能にする第1の制御手段
と、露光のためのシヤツターレリーズ釦の操作が
行われた際に、クラツチ手段がレンズ駆動機構側
に接続されている場合にはクラツチ切換規制手段
による規制を解除し駆動源を第2の駆動方向に駆
動させてクラツチ手段を撮影準備駆動機構側に切
り換え、また、クラツチ手段が撮影準備駆動機構
側に接続されている場合にはクラツチ手段の接続
状態を維持する第2の制御手段とを有することを
特徴とする。
(発明の実施例) 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に
説明する。
第1〜3図は本発明の一実施例を示す機械的構
成図である。モータ1はスプール2の内部空胴部
に且つ不図示のカメラ本体に固定されており、そ
の回転軸の先端には該モータ1に発生する出力を
不図示の減速ギヤ列を介して太陽ギヤ3に伝達す
るためのギヤ4が圧入(又は接着)により固着さ
れている。遊星ギヤ5はアーム6により太陽ギヤ
3のまわりを公転可能に支持されている。ストツ
パ7は遊星ギヤ5の回転中心に一体的に設けられ
ており、該遊星ギヤ5の公転に連動して公転す
る。ばね8はばね受け9とにより前記遊星ギヤ5
の自転を阻止する適度のフリクシヨントルクを発
生し、公転力を発生させるものである。ギヤ10
は遊星ギヤ5の出力をギヤ11を介して摺動レバ
ー12のラツク部12aに伝達するものであり、
摺動レバー12は前記遊星ギヤ5の出力が伝達さ
れることによりそのガイド溝12bとガイドピン
13a,13bとの作用により撮影光軸方向に直
線運動する。不図示のズーム用レンズ群を撮影光
軸方向に移動させるズーム駆動部材14は取付部
材15により前記摺動レバー12に固着されてい
る。
クラツチレバー16,17は軸18を中心に回
動可能となつている。前記クラツチレバー16は
ばね19により反時計方向に付勢(その方向への
回動はストツパ20で位置規制される)されてお
り、このような状態時には、そのストツパ部16
aがストツパ7の公転軌跡内に進入し、太陽ギヤ
3が時計方向に回転することによる遊星ギヤ5の
時計方向への公転を阻止する。なおストツパ部1
6aは軸18を中心とする略円弧形状が望まし
い。ストツパ部材21は前記ストツパ7の時計或
いは反時計方向の公転を規制する溝端部のストツ
パ部21a,21bを備えている。スイツチ22
は前記遊星ギヤ5等から成る遊星ギヤ機構がモー
タ1によりいずれかの状態(ズーム側或いはフイ
ルム駆動側)に切り換えられたことを検知するも
ので、前記クラツチレバー16がストツパ20に
当接している状態時にはオフし(第1図参照)、
その位置から時計方向に回動することによりオン
する(第2,3図参照)。前記クラツチレバー1
7はクラツチレバー16との間に設けられたばね
23により時計方向に付勢され、規制部材16
b,17aにより位置決めされており、クラツチ
レバー16がストツパ7の公転軌跡内に進入して
いる場合には、そのストツパ部17bはストツパ
7の公転軌跡外に退避している(第1図参照)。
ストツパ24は前記クラツチレバー16の時計方
向への規制を行うもので、この位置にクラツチレ
バー16がある時、そのストツパ部16aはスト
ツパ7の公転軌跡外に、又ストツパ部17bはス
トツパ7の公転軌跡内に、それぞれ位置するよう
になる(第2,3図参照)。
内歯車25は軸26を中心に回動可能に軸支さ
れており、ストツパ穴25aとストツパ27との
関係により規制される範囲で揺動可能である。規
制レバー28,29は軸30を中心に回動可能で
あり、ばね31の付勢により前記ストツパ27を
挟む状態に位置している。前記内歯車25の突起
25bも同様に規制レバー28,29の間に挟み
込まれているため、該内歯車25は揺動範囲の中
間位置になる様にこれらによつて位置決めされ
る。前記内歯車25を揺動可能に保持しているの
は、遊星ギヤ5の公転中にその歯部と歯車部25
cとが噛合不良を生じた場合、速やかに内歯車2
5を逃して食付きを防止し、正常な噛合状態を保
証するためである。又前記遊星ギヤ5の公転軌跡
中に歯車部25cをもつ内歯車25を配置してい
るのは、公転開始時クラツチレバー16はストツ
パ7の公転軌跡外に退避する如く構成となつてい
るが、このときクラツチレバー17が公転軌跡内
に進入しているため、ばね23の付勢力に打ち勝
つ公転力(クラツチレバー17を反時計方向に回
動させるだけの公転力)が要求されるわけで、そ
の公転力を確実に保証するための手段である。な
お本実施例では公転力を確実に保証するための手
段として内歯車25を用いたが、これに限らず、
単なる突起状の部材でもよいし、摩擦を利用する
もの等であつてもよい。
ギヤ32は前記ストツパ7がストツパ部17b
と21bにより位置規制されている時に遊星ギヤ
5と噛み合う(第2,3図参照)。ギヤ33は前
記ギヤ32,伝達軸34と一体的に形成されてお
り、該ギヤ33の出力は太陽ギヤ35に伝達され
る。遊星ギヤ36はアーム37によつて太陽ギヤ
35のまわりを公転可能に支持されており、この
公転力の発生源としては図示していないが、前記
ばね8,ばね受け9と同様のものが配置されてい
る。
前記太陽ギヤ35が反時計方向に回転すると、
遊星ギヤ36は不図示の固定ストツパにストツパ
38が当接するまで反時計方向に公転し、この状
態時にギヤ39と噛み合う。前記ギヤ39の出力
が前記スプール2のギヤ部2aへ伝達されると、
スプール2が時計方向に回転し、フイルムF(第
2,3図参照)が巻き上げられる。爪40はスプ
ール2の外周面に対して不図示のばねの作用によ
り十分に突出しているが、これはフイルム装填
時、フイルムのパーフオレーシヨンとの係合を容
易にするためである。係合部40aにフイルムの
パーフオレーシヨンが係合すると、フイルムの張
力で爪40は反時計方向に回動(前記不図示のば
ねに抗して)してその係合部40aのみがスプー
ル2の外周面より突出した状態、即ちこの状態に
て前記係合部40aがストツパの役割をし、フイ
ルムのパーフオレーシヨンとの係合を保つ。
前記太陽ギヤ35が時計方向に回転すると、前
記遊星ギヤ36は不図示の固定ストツパにストツ
パ38が当接するまで時計方向に公転し、この状
態時にギヤ41と噛み合う。巻戻し部材42の係
合溝42aには不図示のフイルムパトローネの巻
取軸が嵌合しており、前記ギヤ41の出力が前記
巻戻し部材42と一体的に設けられたギヤ43に
伝達されると、不図示のフイルムパトローネが反
時計方向に回転し、フイルムFの巻戻しが開始さ
れる。
モータ44は不図示の撮影レンズの光軸と平行
に配置されており、その回転軸の先端には該モー
タ44に発生する出力を不図示の減速ギヤ列を介
して太陽ギヤ45に伝達するためのギヤ46が圧
入(又は接着)により固着されている。遊星ギヤ
47はアーム48により太陽ギヤ45のまわりを
公転可能に支持されている。ばね49は前記遊星
ギヤ47の自転を阻止する適度のフリクシヨント
ルクを発生し、公転力を発生させるものである。
前記アーム48がストツパ50と当接している
時、即ち緊定レバー51がばね52の付勢に従つ
て時計方向に回動し、その係合部51aとアーム
48の係合部48aとが係合している時(第1図
参照)、遊星ギヤ47は不図示のヘリコイド等に
より撮影レンズを駆動するフオーカス駆動部材5
3と噛み合う。前記遊星ギヤ47(モータ44)
の出力がフオーカス駆動部材53に伝達される
と、該フオーカス駆動部材53は正転或いは逆転
し、不図示の撮影レンズが無限或いは至近方向に
移動する。前記緊定レバー51がばね52に抗し
反時計方向に回動している状態で前記太陽ギヤ4
5を時計方向に回転させると、アーム48がスト
ツパ54に当接するまで遊星ギヤ47は公転し、
この位置でギヤ55と噛み合う。ギヤ55の出力
は不図示の減速ギヤ列を介して突出部56a,5
6bを有するチヤージギヤ56に伝達され、該チ
ヤージギヤ56は軸57を中心に時計方向に回転
する。
チヤージレバー58は軸59により回動可能に
軸支され且つばね60により時計方向に付勢さ
れ、ストツパ61により初期位置が決められてお
り、前記チヤージギヤ56が反時計方向に回転し
始めるとその突出部56a又は56bにより立下
部58aが押圧されるため、該チヤージレバー5
8はばね60に抗して反時計方向に回動し始め
る。スイツチ62は前記チヤージレバー58がス
トツパ61に当接している状態時にはオフし、反
時計方向に回動することによりオンとなる。蓄勢
レバー63は軸64により回動可能に軸支され且
つ前記クラツチレバー16を反時計方向に付勢す
るばね19よりも付勢力の大きいばね65により
反時計方向に付勢されており、第1図の如くばね
65に抗してその係合部63aと緊定レバー66
の係合部66aとが係合している状態時、即ち反
時計方向の回転が阻止されている状態時には、切
換部63bと前記クラツチレバー16とは非接触
で、チヤージ部63cはレバー67,68,69
と当接している。前記レバー67は軸70により
回動可能に軸支され且つばね71により反時計方
向に付勢されており、第1図においては前記チヤ
ージ部63cで位置規制されてるため、この状態
時前記緊定レバー51はばね52の付勢に従つて
第1図の如く時計方向に回動し、該緊定レバー5
1の状態を検知するスイツチ72はオフとなる。
尚スイツチ72は前記遊星ギヤ47等から成る遊
星ギヤ機構がモータ44によりいずれかの状態
(フオーカス駆動側或いは機械的チヤージ側)に
切り換えられたことを検知するものである。又前
記チヤージ部63cにより位置規制されていない
時はレバー67はストツパ73に当接した状態に
位置する(第2,3図参照)。なお前記ばね71
の付勢力はばね52の付勢力よりも大きい。前記
レバー68は軸74により回転可能に軸支されて
おり、前記チヤージ部63cにより位置規制され
ていない時はばね75の付勢力によりストツパ7
6に当接した状態に位置する。
前記レバー69及びレバー77は軸78により
回動可能に軸支されると共に、レバー69はレバ
ー77との間に設けられたばね79によつて、レ
バー77はばね80によつて、それぞれ時計方向
に付勢されている。電磁石81は永久磁石81a
とコイル81bで構成されており、該電磁石81
への通電が断たれている時はアマーチユア82を
吸着し、通電が開始されると永久磁石81aとは
逆の方向に磁束が流れ、その吸着力を失う、即ち
消磁する。前記アマーチユア82は前記電磁石8
1にて安定した吸着がなされるようレバー77に
植設された揺動軸83に揺動可能に軸支されてい
る。前記ばね79の付勢力は電磁石81の永久磁
石81aによるアマーチユア82の吸着力よりも
小さく、ばね80よりも大きく設定されているた
め、電磁石81が消磁すると、レバー77はばね
80に抗してレバー69の立上部69aによつて
規制される位置までばね79の付勢に従つて回動
し、このとき前記緊定レバー66はアマーチユア
82により反時計方向に回動する如く押圧されの
で、この押圧力よりも小さい付勢力をもつばね8
4に抗して軸85を中心として反時計方向に回動
(第2,3図参照)してその係合部66aと前記
係合部63aとの係合が解かれる。前記係合部6
6aと63aとの係合が解かれることによつて前
記蓄勢レバー63は反時計方向に回動するわけだ
が、これによりその係合部63cに当接していた
レバー68がばね75の付勢に従つて時計方向に
回動し、この時シヤツタ二重遮光解除レバー86
が作動する。不図示のシヤツタとしてはチヤージ
完了状態で先幕と後幕とが共に露光枠を覆う二重
遮光構成を想定しており、よつて露光前の段階で
後幕を一度露光枠外へ退避させる必要があるわけ
で、前記シヤツタ二重遮光解除レバー86はその
ために設けたものであり、前記レバー68の時計
方向の回動で後幕が露光枠外へ退避することにな
る。シヤツタチヤージレバー87はシヤツタのチ
ヤージを行うもので、前記チヤージレバー58が
チヤージされることに連動してチヤージされる。
スプロケツト88は不図示のフイルム通路に設
けられ、その突起88aがフイルムFのパーフオ
ーレーシヨンに係合し、フイルム移動に連動して
回動する。前記突起88aは一駒分のパーフオレ
ーシヨンの数と等しくなる如く8個設けられてい
るので、フイルム一駒送りで該スプロケツト88
は360度回転する。パターン基板89はスプロケ
ツト88と一体に回転するもので、その導通パタ
ーン部89aにスイツチ90の両接片が載つた状
態で該スイツチ90はオンする。スイツチ91が
フイルム在否検知用であり、フイルムが装填され
ていない時はオンしており、フイルムが装填され
ている時はフイルム在否検知部材92の押圧部9
1aがフイルムFにより押されるのでオフの状態
となる。
第4図は本発明の一実施例を示すブロツク図で
ある。SW1は不図示のレリーズ釦の第1ストロ
ークでオンするスイツチ、SW2は前記レリーズ
釦の第2ストロークでオンするスイツチ、SW3
は不図示のシヤツタの後幕走行完了によりオン
し、前記モータ44を駆動源とするチヤージ動作
開始によりオフするスイツチ、SW4はズーム用
スイツチで、手動操作によりテレ側,ワイド側に
切り換え可能となつている。101は前記各スイ
ツチ22,62,72,91,SW1〜SW4か
らの信号や焦点検出回路102,測光回路103
からの各情報に基づいて後述する各駆動回路を制
御するCPU、104はCPU101からの信号に
従つて前記モータ1を正転或いは逆転させる駆動
回路、105はCPU101からの信号に従つて
前記モータ44を正転或いは逆転させる駆動回
路、106は駆動回路107,絞り駆動コイル1
08及び電磁石Mg1と共に不図示の絞り機構を
制御する駆動回路であり、該駆動回路106を介
して電磁石Mg1に通電がなされると不図示のス
トツパ爪による係合が解除され、この状態で駆動
回路107を介して絞り駆動コイル108に通電
がなされると不図示の絞り羽根が絞り込む方向に
駆動し始める。なお絞り込み動作中は不図示のフ
オトカプラ等により絞りの状態が検知されてお
り、所定の絞りに達したことが検知されたら前記
電磁石Mg1,駆動回路108への通電が断た
れ、前記ストツパ爪が作用し、不図示の戻しばね
に抗して所定の絞り値に保持される。露光終了後
再び前記電磁石Mg1に通電がなされると前記ス
トツパ爪が解除され、前記戻しばねの作用により
前記絞り羽根が開放状態に復帰する。110は駆
動回路111,先幕マグネツトMg2−1及び後
幕マグネツトMg2−2と共に不図示のシヤツタ
を制御する駆動回路であり、該駆動回路110を
介して先幕マグネツトMg2−1に通電がなされ
ると不図示の先幕が走行し、駆動回路111を介
して先幕マグネツトMg2−2に通電がなされる
と不図示の後幕が走行する。なお前記各駆動回路
の働きを前記CPU101内で処理できれば、あ
えて前記各駆動回路を設ける必要はない。
次に第5図のフローチヤートに従つた動作説明
を行う。まずズーム駆動及びフオーカス駆動制御
時について述べる。ズーム用スイツチSW4が操
作されると、CPU101、駆動回路104によ
りモータ1に対して太陽ギヤ3が反時計方向に回
転する方向の通電が開始され、太陽ギヤ3が反時
計方向に回転し始める。するとこれに伴つて遊星
ギヤ5は、ストツパ7がクラツチレバー16のス
トツパ部16aをばね23に抗して公転軌跡外へ
押しのけてストツパ部21aに当接するまで、反
時計方向に公転する。又前述のようにクラツチレ
バー16のストツパ部16aが公転軌跡外へ位置
する時点においてスイツチ22がオンするが、こ
れのオンによりCPU101によつてズーム駆動
側への切り換え動作終了が検知され(尚ストツパ
7はストツパ部16を公転軌跡外へ押しのけた後
は慣性力によりストツパ部21aに当接するまで
公転する)、続けて前記ズーム用スイツチSW4
によるズーム選択状態(テレ側或いはワイド側)
に応じてズーミングが開始、即ちモータ1の正転
或いは逆転駆動制御が行われる。前記切り換え動
作により前記遊星ギヤ5とギヤ10とが噛み合
い、この時のシヨツクによつてズーム駆動系が少
し動くことになるが、この場合はズーム操作を意
図して行つているので撮影者にとつて全く異和感
はなく、又切り換え動作後直ちに意図した方向へ
のズーミングが開始されることになる。
前記モータ1の正転或いは逆転出力は再び太陽
ギヤ3へ伝達される。この時クラツチレバー16
は既に第1図に示される如くストツパ7の公転軌
跡内に進入しており、そのストツパ部16aとス
トツパ部21aによつてストツパ7の位置が規制
されているため、前記太陽ギヤ3が時計方向に回
転したとしても遊星ギヤ5は公転しない。つま
り、太陽ギヤ3(モータ1)の回転方向に拘わら
ず該太陽ギヤ3の出力は遊星ギヤ5、ギヤ10,
11を介して摺動レバー12のラツク部12aに
確実に伝わることになる。摺動レバー12はガイ
ドピン13a,13bに案内されて前方或いは後
方に摺動し、これに一体のズーム駆動部材14も
同様の動きをし始め、撮影レンズのズーミングが
行われる。その後不図示のテレ端又はワイド端検
知スイツチによりズーム駆動範囲限界が検知され
ると、モータ1への通電が断たれ、ズーミングが
終了する。
次に、不図示のレリーズ釦の第1ストロークが
行われスイツチSW1がオンすると、CPU10
1、駆動回路105によりモータ44に対して太
陽ギヤ45が反時計方向に回転する方向の通電が
開始され、太陽ギヤ45が反時計方向に回転し始
める。するとこれに伴つて遊星ギヤ47は、アー
ム48が緊定レバー51をばね52に抗して押し
のけストツパ50に当接するまで、反時計方向に
公転する。又前述のようにアーム48が緊定レバ
ー51を押しのけた時点においてスイツチ72が
オンするが、このオンによりCPU101によつ
てフオーカス駆動側への切り換え動作終了が検知
され、続けて焦点検出回路102により求められ
たフオーカス情報に基づいて(尚この時点では既
に前記フオーカス情報と共に測光情報も測光回路
103によつて求められている)からのモータ4
4の正転或いは逆転駆動制御が行われる。この切
り換え動作時にも前記ズーム切り換え動作時と同
様、前記遊星ギヤ47とフオーカス駆動部材53
とが噛み合つた時のシヨツクによつてフオーカス
駆動系が少し動くが、フオーカス駆動を意図して
行つているので撮影者にとつて全く異和感はな
い。
前記モータ44の正転或いは逆転出力は再び太
陽ギヤ45へ伝達される。この時アーム48と緊
定レバー51の作用により遊星ギヤ47は第1図
に示される如くフオーカス駆動部材53と噛み合
つた状態に位置規制されているため、前記太陽ギ
ヤ45が時計方向に回転したとしても遊星ギヤ4
7は公転しない。つまり、太陽ギヤ45(モータ
44)の回転方向に拘わらず該太陽ギヤ45の出
力は遊星ギヤ47を介してフオーカス駆動部材5
3に確実に伝わることになる。
尚、第1図においてはフイルムが装填されてお
らず、スイツチ91がオンしている状態である
が、前記ズーム、フオーカス駆動制御は該スイツ
チ91のオンオフに拘らず可能である。また、第
2図に示されるようにフイルムFが装填される
と、該フイルムFによつてフイルム検知部材92
の押圧部92aが押されるため前記スイツチ91
はオフするが、このスイツチ91のオフ状態と不
図示の背蓋の閉動作検知スイツチのオン状態によ
りフイルムの自動空送り制御を行うことは既に公
知であり、このような自動空送り制御がなされフ
イルムの空送り終了状態であつても、第1図に対
しスイツチ91がオフしているだけなので、前述
と同様前記ズーム、フオーカス駆動制御は可能で
ある。
次にズーム、フオーカス駆動制御終了後の一連
の撮影動作について説明する。スイツチSW2が
オン及びフオーカス情報、測光情報の検出完了が
確認されると、駆動回路109を介して電磁石8
1に通電がなされる。通電がなされると電磁石8
1は消磁し、アマーチユア82の吸着力を失う。
アマーチユア82はばね79の付勢力に従つてレ
バー77と共に反時計方向に回動し、緊定レバー
66は反時計方向に回動する。これにより前記緊
定レバー66の係合部66aと蓄勢レバー63の
係合部63aとの係合が外れ、蓄勢レバー63が
ばね65に従つて反時計方向に回動し、又その切
換部63bにより押圧されてクラツチレバー16
はばね19に抗してストツパ24で規制される位
置まで時計方向に回動する。すると前記クラツチ
レバー16はストツパ7の公転軌跡外に退避し、
クラツチレバー17はストツパ7の公転軌跡内に
進入してくる。この時ストツパ22はオンし、こ
のオン状態が継続される。前述の如く蓄勢レバー
63が反時計方向に回動すると、そのチヤージ部
63cによる押圧が解除されるためレバー68は
ばね75の付勢に従つてストツパ76にて規制さ
れる位置まで回動し、シヤツタ二重遮光解除レバ
ー86を作動させ、不図示のシヤツタ後幕を露光
枠内から退避させて二重遮光を解除する。また、
レバー67はばね71の付勢に従つてストツパ7
3にて規制される位置まで回動し、ばね52に抗
して緊定レバー51を反時計方向に回動させ、そ
の係合部51aをアーム48の係合部48aとの
係合位置から外す。この時スイツチ72はオン
し、このオン状態が継続される。レバー69はば
ね79の付勢に従つてその立上部69aがレバー
77に当接するまで回動すると共に、ばね80の
付勢によるレバー77の時計方向の回動に連動し
てさらに反時計方向に回動する。アマーチユア8
2はその後非通電状態となる電磁石81に再吸着
される。
また、前記電磁石81への通電開始とほぼ同時
に駆動回路106を介して電磁石Mg1に通電が
なされ、続けて駆動回路107を介して絞り駆動
コイル108にも通電がなされる。これにより不
図示の絞り機構のストツパ爪が解除され、不図示
の絞り羽根が絞り込まれることになる。その後フ
オトカプラ等の絞り検知部材により所定の位置ま
で絞り込まれたことが検知されると、前記電磁石
Mg1、絞り駆動コイル108への通電が断た
れ、この状態で前記ストツパ爪の作用により前記
絞り羽根が保持され、所定の絞り状態に保たれ
る。前述のような動作が終了すると、CPU10
1により不図示のシヤツタ駆動制御が開始され
る。つまり、まず駆動回路110を介して先幕マ
グネツトMg2−1への通電がなされる。これに
より不図示の緊定が解除となり、不図示のシヤツ
タ先幕が走行する。次いで測光回路103によつ
て求められた測光情報に基づいてシヤツタ秒時が
演算され、その演算結果により決定されるシヤツ
タ秒時後に駆動回路111を介して後幕マグネツ
トMg2−2への通電がなされる。これにより不
図示の緊定が解除となり、不図示のシヤツタ後幕
が走行する。シヤツタ後幕走行が完了すると、ス
イツチSW3がオンする。以上によりフイルム露
光動作が終了する。
前述の如くスイツチSW3がオンし、この時前
記スイツチ22がオン状態であれば直ちにモータ
1への通電が開始され、該モータ1はフイルム巻
上げ方向に回転し、太陽ギヤ3は時計方向に回転
し始める。この時クラツチレバー16はストツパ
7の公転軌跡外に退避しているので、ばね8とば
ね受け9との作用により遊星ギヤ5は時計方向に
公転し始める。公転開始後間もなく前記遊星ギや
5は内歯車25の歯部25cと噛み合うが、この
とき歯の位相が合わず食い付きを生じるような負
荷が加わると、前記内歯車25はストツパ穴25
aとストツパ27との関係により規制される範囲
内で揺動し、正常な噛み合い状態になると規制レ
バー28,29及びばね31の作用によりその突
起25bが位置規制されることから、中位位置に
復帰する。また公転途中においてストツパ7はク
ラツチレバー17に当接するが、該ストツパ7の
公転力としては遊星ギヤ5と内歯車25とが噛み
合うことにより前記モータ1の出力に相当する力
を有しているため、ばね23に抗してクラツチレ
バー17を反時計方向に回動させながら公転して
いく。なおストツパ部21bへ到達する直前にて
遊星ギヤ5と内歯車25との噛み合いは解かれる
が、この時点においてクラツチレバー17とスト
ツパ7の当接する面に過大な反時計方向公転力を
発生しない様考慮した構成にすれば、ばね8の作
用によりストツパ部21bまで公転させることが
できる。
前記ストツパ7がストツパ部21bに当接した
状態で遊星ギヤ5とギヤ32とが噛み合い、太陽
ギヤ3の時計方向の回転が遊星ギヤ5、伝達軸3
4、ギヤ33を介して太陽ギヤ35に伝達され、
これにより太陽ギヤ35は反時計方向に回転し始
める。太陽ギヤ35が反時計方向に回転し始める
と、遊星ギヤ36は不図示の固定ストツパとスト
ツパ38とが当接する位置まで公転し、この状態
でギヤ39と噛み合う。よつて該遊星ギヤ36の
出力はギヤ39を介してスプール2のギヤ部2a
に伝達され、スプール2が時計方向に回転し、フ
イルムが巻き取られていく。このフイルムの移動
によりスプロケツト88が時計方向に回転し始
め、パターン基板89も同様に回転し始め、スイ
ツチ90により送り量が検知されて一駒分のフイ
ルムが巻上げられる。更に詳しく説明すると、フ
イルムの巻上げ開始時前記スイツチ90はオンし
ており、この状態からスタートし、オフ,オン,
オフを経て次のオンが検知(CPU101により)
されると前記モータ1への通電が断たれ、これに
より一駒分のフイルムの巻上げが終了する。
上述のモータ1への通電停止後、前記スイツチ
72がこの時オン状態であるれば直ちに駆動回路
104を介してモータ44へ太陽ギヤ45が時計
方向に回転する方向の通電が開始される。この時
緊定レバー51の係合部51aがアーム48の係
合部48aとの係合位置より退避しているため、
太陽ギヤ45が時計方向に回転することにより遊
星ギヤ47はばね49の作用によりアーム48が
ストツパ54に当接する位置まで時計方向に公転
し、ギヤ55と噛み合う。この時の各部材の位置
関係を第2図に示す。この状態において、前記太
陽ギヤ45の出力は遊星ギヤ47,ギヤ55及び
不図示のギヤ列を介してチヤージギヤ56に伝達
され、該チヤージギヤ56は反時計方向に回転し
始める。このようにチヤージギヤ55が反時計方
向に回転し始めると、その突出部56aがチヤー
ジレバー58の立下部58aに当接し、チヤージ
レバー58はばね60に抗して反時計方向に回動
し始める。このときスイツチ62がオンとなる。
前記チヤージレバー58は回動途中において蓄勢
レバー63のチヤージ部63cと当接して該蓄勢
レバー63をばね65抗して時計方向に回動させ
る。前述の如く蓄勢レバー63が時計方向に回動
すると、その切換部63bが退避するためクラツ
チレバー16はばね19の付勢に従つてストツパ
20に当接する位置まで反時計方向に回動する。
又レバー67はチヤージ部63cにより押圧され
るのでばね71に抗して反時計方向に回動し、緊
定レバー51はばね52の付勢に従つてその係合
部51aが係合部48aとの係合可能位置に達す
るまで時計方向に回動する。レバー68もチヤー
ジ部63cにより押圧されるため、ばね75に抗
してストツパ76に当接する位置まで反時計方向
に回動し、シヤツタ二重遮光解除レバー86の規
制を解く。レバー69もまた反時計方向に回動
し、ばね79をチヤージする。
前記蓄勢レバー63が所定のチヤージ位置まで
時計方向に回動すると、ばね84の作用によりそ
の係合部63aと緊定レバー66の係合部66a
とが係合する。さらに前記チヤージレバー58の
反時計方向回動により、シヤツタチヤージレバー
87はチヤージされる。一方、前記チヤージギヤ
56は前述の如く係合部63aと66aとが係合
した後もオーバーチヤージとして弱干回転し、そ
の後突出部56aとチヤージレバー58の立下部
58aとの当接が外れる。チヤージレバー58は
これにより再びストツパ61に当接する位置まで
ばね60の付勢に従つて時計方向に回動する。こ
のときスイツチ62はオフとなり、スイツチ62
がこのようにオフすると前記モータ44への通電
が断たれる。以上によりフイルム巻上げ、露光準
備のための機械的チヤージが完了する。
一駒分のフイルム巻上げ及び機械的チヤージが
終了すると、第5図に示すように不図示のレリー
ズ釦の状態、即ちスイツチSW1,SW2がオン
のままであるか否かが調べられる。各スイツチが
オンのままである場合は、連写撮影のシーケンス
に進む。連写二駒目の撮影は連写一駒目に測光回
路103によつて求められた測光情報に基づいて
開始される。尚この場合、第1図の状態に各部材
を戻す動作を行つていないため、撮影終了後直ち
にフイルム巻上げ動作及び機械的チヤージのため
の動作が行われる。以後同様の撮影動作が進めら
れる。
最後までの撮影が終了し、最後の駒のフイルム
巻上げが開始されると、その巻上げ途中(第2図
の状態時)においてフイルムが突張つた状態とな
り、スイツチ90に所定のオンオフ信号が発生し
なくなる。すると、CPU101の内のタイマ回
路が作動し、所定時間後前記モータ1へのフイル
ム巻上げ方向の通電が停止され、今度は逆に前記
太陽ギヤ3が反時計方向に回転するフイルム巻戻
し方向の通電が開始される。この時ストツパ7は
ストツパ部17bと21bにより位置規制されて
いるので遊星ギヤ5とギヤ32とは噛み合つた状
態のままであり、前記太陽ギヤ3の反時計方向の
出力は遊星ギヤ5、ギヤ32、伝達軸34、ギヤ
33を介して太陽ギヤ35に伝わり、太陽ギヤ3
5は時計方向に回転し始める。又遊星ギヤ36は
不図示のばねの作用によりストツパ38が不図示
の固定ストツパに当接する位置まで、即ちギヤ4
1と噛み合う位置まで公転する。よつて、遊星ギ
ヤ36の出力はギヤ41を介してギヤ43に伝わ
り、このギヤ43と一体の巻戻部材42が反時計
方向に回転し始め、フイルムの巻戻しが開始され
る。この時の各部材の位置関係を第3図に示す。
フイルム巻戻し時はフイルムの移動の伴つてス
プロケツト88が反時計方向に回転し、これに連
動してパターン基板89も反時計方向に回転する
ため、スイツチ90にオンオフを繰り返す信号が
発生する。又フイルムの巻戻しが終了すると、前
記スイツチ90にオンオフを繰り返す信号が発生
しなくなる。スイツチ90にオンオフを繰り返す
信号が発生しなくなると、CPU101内のタイ
マ回路が作動し、所定時間後駆動回路104を介
してなされていたモータ1への通電が停止され
る。これと同時にモータ44に太陽ギヤ45が時
計方向に回転する方向の通電がなされ、前述した
ような機械的チヤージが行われる。その後スイツ
チ62及びスイツチSW1のオフの検知により、
第5図の如く初期状態へ戻る、即ちスタート位置
で待機状態に入る。
本実施例によれば、意図して操作した時のみ、
モータ1,44によるズーム駆動側或いはフーオ
カス駆動側への切り換えが行われるようにすると
共に、切り換え後直ちにその駆動が開始される構
成にしているので、切り換え時に生じる微少移動
が撮影者に不自然な動作として映ることがなく、
よつて異和感のない人間の慣性に合つた操作感覚
のよい電動駆動カメラを提供することが可能とな
る。
また、切り換わつた後にズーム駆動或いはフオ
ーカス駆動を行うようにしているので、微少移動
した分を補正するといつた必要がなくなり、撮影
状態が変化せず、回路構成上も有利なものとな
る。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、電動駆
動カメラにおいて、駆動源の出力に基づいてレン
ズを非軸に沿つた第1,2の方向に駆動させるレ
ンズ駆動機構と、駆動源の出力に基づいて撮影準
備動作を行う撮影準備駆動機構と、レンズ駆動機
構と撮影準備駆動機構とを選択的に駆動源へ接続
するものであつて、駆動源が第1の駆動方向に駆
動したときはレンズ駆動機構を駆動源に接続し、
駆動源が第2の駆動方向に駆動したときは撮影準
備駆動機構を駆動源に接続するクラツチ手段と、
クラツチ手段により駆動源がレンズ駆動機構に接
続されている際には、駆動源が第2の駆動方向に
駆動した場合にもクラツチ手段による接続が切り
換わらないように規制し、駆動源による第2の駆
動方向の駆動力をレンズ駆動機構に伝達するクラ
ツチ切換規制手段と、レンズの第1,2の方向の
駆動を選択的に行わせるためのレンズ駆動操作手
段と、第1,2のどちらの方向にレンズを駆動さ
せるための操作であつてもレンズ駆動操作手段が
操作されることに応じて、駆動源を第1の駆動方
向に駆動させ、クラツチ手段をレンズ駆動機構側
に切り換え、その後、レンズ駆動操作手段の選択
的操作に応じて駆動源の第1,2の駆動方向の駆
動力に基づくレンズの第1,2の方向の駆動を可
能にする第1の制御手段と、露光のためのシヤツ
ターレリーズ釦の操作が行われた際に、クラツチ
手段がレンズ駆動機構側に接続されている場合に
はクラツチ切換規制手段による規制を解除し駆動
源を第2の駆動方向に駆動させてクラツチ手段を
撮影準備駆動機構側に切り換え、また、クラツチ
手段が撮影準備駆動機構側に接続されている場合
にはクラツチ手段の接続状態を維持する第2の制
御手段とを設けたので、2方向の駆動力を出力す
る駆動源の出力に基づいてレンズの第1及び第2
の方向の駆動と、撮影準備動作の少なくとも3種
類の動作を行うことが可能になつた。
また、レンズ駆動操作手段が操作されたときの
みクラツチ手段をレンズ駆動機構側に切り換える
ようにしたので、不要なクラツチ手段の切換が行
われないようになり、撮影準備動作に要する時間
を短縮することが可能になつた。
さらに、第1,2のどちらの方向にレンズを駆
動させるための操作であつてもレンズ駆動操作手
段が操作されることに応じて、クラツチ手段がレ
ンズ駆動機構側に切り換わる方向に駆動源を駆動
するようにし、その後にレンズ駆動操作手段の選
択的操作に応じた方向に駆動源を駆動するように
したので、瞬時であり且つ正確な方向へのレンズ
駆動が可能になつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す機械的構成
図、第2図は同じくフイルム巻上げ及び機械的チ
ヤージ完了時の各部材の位置関係を示す図、第3
図は同じくフイルム巻戻し状態時の各部材の位置
関係を示す図、第4図は同じくブロツク図、第5
図は同じくフローチヤートである。 1……モータ、3……太陽ギヤ、5……遊星ギ
ヤ、7……ストツパ、12……摺動レバー、1
6,17……クラツチレバー、21……ストツパ
部材、22……スイツチ、35……太陽ギヤ、3
6……遊星ギヤ、42……巻戻部材、44……モ
ータ、45……太陽ギヤ、47……遊星ギヤ、5
1……緊定レバー、53……フオーカス駆動部
材、56……チヤージギヤ、58……チヤージレ
バー、62……スイツチ、63……蓄勢レバー、
66……緊定レバー、72……スイツチ、81…
…電磁石、82……アマーチユア、88……スプ
ロケツト、90,91……スイツチ、101……
CPU、104〜106,107,109,11
0,111……駆動回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 駆動源の出力に基づいてレンズを光軸に沿つ
    た第1,2の方向に駆動させるレンズ駆動機構
    と、 前記駆動源の出力に基づいて撮影準備動作を行
    う撮影準備駆動機構と、 前記レンズ駆動機構と前記撮影準備駆動機構と
    を選択的に前記駆動源へ接続するものであつて、
    前記駆動源が第1の駆動方向に駆動したときは前
    記レンズ駆動機構を前記駆動源に接続し、前記駆
    動源が第2の駆動方向に駆動したときは前記撮影
    準備駆動機構を前記駆動源に接続するクラツチ手
    段と、 前記クラツチ手段により前記駆動源が前記レン
    ズ駆動機構に接続されている際には、前記駆動源
    が前記第2の駆動方向に駆動した場合にも前記ク
    ラツチ手段による接続が切り換わらないように規
    制し、前記駆動源による前記第2の駆動方向の駆
    動力を前記レンズ駆動機構に伝達するクラツチ切
    換規制手段と、 前記レンズの前記第1,2の方向の駆動を選択
    的に行わせるためのレンズ駆動操作手段と、 前記第1,2のどちらの方向にレンズを駆動さ
    せるための操作であつても前記レンズ駆動操作手
    段が操作されることに応じて、前記駆動源を前記
    第1の駆動方向に駆動させ、前記クラツチ手段を
    前記レンズ駆動機構側に切り換え、その後、レン
    ズ駆動操作手段の選択的操作に応じて前記駆動源
    の前記第1,2の駆動方向の駆動力に基づく前記
    レンズの前記第1,2の方向の駆動を可能にする
    第1の制御手段と、 露光のためのシヤツターレリーズ釦の操作が行
    われた際に、前記クラツチ手段が前記レンズ駆動
    機構側に接続されている場合には前記クラツチ切
    換規制手段による規制を解除し前記駆動源を前記
    第2の駆動方向に駆動させて前記クラツチ手段を
    前記撮影準備駆動機構側に切り換え、また、前記
    クラツチ手段が前記撮影準備駆動機構側に接続さ
    れている場合には前記クラツチ手段の接続状態を
    維持する第2の制御手段とを有することを特徴と
    する電動駆動カメラ。
JP26985285A 1985-01-26 1985-11-30 電動駆動カメラ Granted JPS62129824A (ja)

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