JPH0584811U - 墨出し用レーザー装置 - Google Patents

墨出し用レーザー装置

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JPH0584811U
JPH0584811U JP2571592U JP2571592U JPH0584811U JP H0584811 U JPH0584811 U JP H0584811U JP 2571592 U JP2571592 U JP 2571592U JP 2571592 U JP2571592 U JP 2571592U JP H0584811 U JPH0584811 U JP H0584811U
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JP
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laser
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laser device
tube
plate
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Pending
Application number
JP2571592U
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English (en)
Inventor
光 沖
Original Assignee
レーザーテクノ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保護管の揺動を迅速且つ確実に停止させ得る
ようにして一連の作業能率を向上せしめると共に、正確
な墨出し作業が行えるようにすることを目的とする。 【構成】 保護管8に設けた被磁性材からなる板状体11
を、対面配置された一対の磁石7間に形成される間隙部
6に配置させてなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は墨出し用レーザー装置、さらに詳しくはレーザー光を床面や天井面等 に投影せしめて、主に建築用の墨出し作業に使用される墨出し用レーザー装置の 改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種墨出し用レーザー装置としては、例えば図3に示すようなものが 存在する。
【0003】 即ち、この従来のものはレーザー管9aを内装着した保護管8aをレーザー装置本 体2aの下面部に突設した筒状体4aに挿通して収納したものであり、保護管8aの基 端部に設けられてレーザー装置本体2a内に配置されるジャイロ10aにより保護管 8aを僅かに揺動させながら、該保護管8aを鉛直調整して墨出し作業を行うもので ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のものは保護管8aの揺動を停止させる手段を何ら有し ないために、保護管8aが完全に停止するまでに相当の時間がかかり、よって一連 の墨出し作業が効率良く行えないという大なる問題点があった。
【0005】 これに対して、保護管8aに手を添えて停止させることもある程度は可能である が、その都度作業者がかかる調整を行うのは非常に煩雑であると共に、完全に保 護管8aを停止させることは困難であった。
【0006】 さらに、保護管8aの先端は筒状体4aから外部に突出してなるため、風等の影響 を受け易く、よって一旦停止した保護管8aが再度揺動してしまうという不都合も 有していたのである。
【0007】 それ故に、本考案は上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、 保護管の揺動を迅速且つ確実に停止させ得るようにして一連の作業能率を向上せ しめると共に、正確な墨出し作業が行えるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
即ち、上記課題を解決するために、本考案は保護管8に設けた非磁性材からな る板状体11を、対面配置された一対の磁石7間に形成される間隙部6に配置させ てなる墨出し用レーザー装置である。
【0009】
【作用】
従って、上記構成を特徴とする墨出し用レーザー装置に於いては、保護管8に 設けた非磁性材からなる板状体11が一対の磁石7の間隙部6に配置されてなるた め、該磁石7間で形成される磁界により板状体11に渦電流が発生する結果、保護 管8が揺動しても、該揺動方向とは逆向きの電磁力が板状体11に生じて制動され ることになり、よって該板状体11を介して保護管8の揺動が迅速に停止させるこ とができる。
【0010】 これにより、保護管8に内装着したレーザー管9から投射されるレーザー光が 停止した状態で床面や天井面等に投影されることとなる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。
【0012】 図1に於いて、1はレーザー装置本体2と該レーザー装置本体2の側面に回動 自在に設けられた複数の脚部3とからなる墨出し用レーザー装置を示す。
【0013】 4はレーザー装置本体2の下面略中央に突設され且つ先端に円筒部材5を有す る筒状体で、該円筒部材5の上下両面には貫通孔5a,5b が穿設され且つ上下内面 には所定の間隙部6を有して図2の如くリング状に形成した一対の磁石7が対面 配置されている。
【0014】 8は前記筒状体4に挿通して収納された保護管で、アルミニウム製の円筒管か らなると共に、該保護管8の外径寸法Lは図2のように前記磁石7の内径寸法L ' よりも小なる寸法に形成されている。9は保護管8に内装着された所謂直進偏 光型のレーザー管9であり、上下方向レーザー光を投射可能に構成されている。
【0015】 10は保護管8を自動的に鉛直調整すべく該保護管8の上端部に設けられたジャ イロであり、レーザー装置本体2内に配設されてなる。11は円筒部材5内の磁石 7間の間隙部6に配置させるべく保護管8の先端部側に外嵌させた銅板からなる 環状の板状体である。12は保護管8に外嵌着した錘で、板状体11の上方位置に配 置してなる。13は保護管8の揺動量を規制すべく筒状体4の側面に複数螺着した ネジを示す。
【0016】 14はレーザー装置本体2の上面に設けられた投影体で、レーザー管9から上方 に投射されたレーザー光は該投影体14を介して建造物の天井面等に十字状に投影 される構成にてなる。
【0017】 本実施例に係る墨出し用レーザー装置は以上のような構成からなり、次にこれ を使用して例えば床面の地墨を基準に天井面の鉛直墨出しを行う場合について説 明する。
【0018】 先ず、墨出し用レーザー装置1の電源を投入してレーザー管9から上下方向に レーザー光を投射する。この際、レーザー管9を内装着した保護管2はジャイロ 10の回転により自動的に鉛直調整されるため、レーザー管9の下端より投射され るレーザー光は鉛直下向きに直進し、床面に点状のスポット投影される。
【0019】 そして、かかるスポットを床面に印した地墨に合致させるべく墨出し用レーザ ー装置1の位置を正確にセットするのであるが、このセット時に於いて保護管8 がジャイロ10により揺動することとなる。
【0020】 しかるに、円筒部材5に設けた磁石7の間隙部6には保護管8の板状体11が配 置されてなるために、該磁石7間で形成される磁界により板状体11に渦電流が発 生する。
【0021】 その結果、保護管8の揺動方向とは逆向きの電磁力が発生して、板状体11に制 動がかかり、該板状体11を介して保護管8の揺動が迅速に停止することとなる。 従って、簡易にスポットを地墨に合致させることができると共に、レーザー管9 から上方に投射されたレーザー光が天井面等で停止した状態で投影されることに なる。尚、保護管8と共に板状体11は筒状体4内に収納されてなるため、風等の 影響を受けることは少ないが、たとえ風等により保護管8が揺動した場合にも、 同様の制動効果が得られる。
【0022】 そして、天井に投影されたクロススポットに沿って該天井に目印を付けること により、鉛直墨出し作業が完了する。
【0023】 このような保護管8の迅速な停止により、現場に於ける一連の墨出し作業が煩 雑になることなく行え、作業性が大幅に向上することとなる。
【0024】 尚、上記実施例に於いては、一対の磁石7を筒状体4の円筒部材5内に設けた が、要は保護管8に設けた板状体11が磁石7の間隙部6に配置されればよく、例 えばレーザー装置本体2の下面から複数の棒状体を突設せしめ、該棒状体に磁石 7を間隙部6を有して設けたり、或いは脚部3等を利用して磁石7を設けること も可能である。
【0025】 また、該実施例では保護管8を筒状体4内に収納してなるため、該筒状体4が 風防としての機能を果たすこととなり、風等の影響を保護管8に与えないという 利点を得たが、かかる筒状体4は必ずしも設けなくてもよく、必要に応じて設け ればよい。
【0026】 さらに、板状体11の材質は上記実施例の銅板に限定されず、例えばアルミニウ ムや銀等で構成することも可能である。要は、板状体11は非磁性材で構成されれ ばよい。
【0027】 また、制動効果を考慮した場合、磁石7や板状体11の形状はリング状であるこ とが好ましいが、必ずしもリング状に形成する必要はなく、その具体的な形状は 問わない。
【0028】 さらに、墨出し用レーザー装置1の全体形状や内部構造等の具体的な構成も決 して上記実施例に限定されず、投影体4の適宜変更せしめることにより、種々の レーザー光を天井等に投影することが可能である。
【0029】
【考案の効果】
叙上の様に、本考案はレーザー管を内装着した保護管の制動機能を具備してな るために、かかる手段を何ら有しない従来の墨出し用レーザー装置に比して、保 護管を迅速に停止せしめることができる結果、一連の墨出し作業が煩雑になるこ ともなく、その作業性を大幅に向上させ得るという格別の効果を得るに至った。
【0030】 また、本考案に係る墨出し用レーザー装置は、上述したように全体の構成が極 めて簡易であるため、その製作も容易に且つ安価に行えるという実用的な効果も ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す墨出しレーザー装置の
一部断面正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】従来例を示す正面図。
【符号の説明】
2…レーザー装置本体 6…間隙部 7…磁石 8…保護管 9…レーザー管 11…板状体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光を投射可能なレーザー管9が
    内装着された保護管8を有する墨出し用レーザー装置に
    於いて、保護管8に設けた非磁性材からなる板状体11
    を、対面配置された一対の磁石7間に形成される間隙部
    6に配置させてなることを特徴とする墨出し用レーザー
    装置。
  2. 【請求項2】 前記保護管8がレーザー装置本体2の下
    面部に突設された筒状体4に挿通して収納され、且つ該
    筒状体4に前記磁石7が設けられてなる請求項1記載の
    墨出し用レーザー装置。
  3. 【請求項3】 前記磁石7及び板状体11がリング状に形
    成されてなる請求項1又は2記載の墨出し用レーザー装
    置。
JP2571592U 1992-04-21 1992-04-21 墨出し用レーザー装置 Pending JPH0584811U (ja)

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