JPH0584542U - モール取付構造 - Google Patents

モール取付構造

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JPH0584542U
JPH0584542U JP3383592U JP3383592U JPH0584542U JP H0584542 U JPH0584542 U JP H0584542U JP 3383592 U JP3383592 U JP 3383592U JP 3383592 U JP3383592 U JP 3383592U JP H0584542 U JPH0584542 U JP H0584542U
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朋男 江口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 結合強度が高く、しかも再使用性に優れた構
成のモール取付構造を提供する。 【構成】 パネルに形成された溝の底面に立設された頭
付きピンの頭部に係合し得るピン係合部を有するクリッ
プを介して溝の開放面にモール部材を取り付けるための
構造を、溝の内側に没入し得るように溝の幅方向に間隔
をあけて設けられた少なくとも一対の垂下片および該垂
下片の各遊端縁に設けられた内向きの突部をモール部材
が有し、モール部材の長手方向から垂下片の突部に対し
て弾発的に係合し得る押圧片をクリップが有し、モール
部材の垂下片の突部にクリップの押圧片を係合させ、か
つクリップのピン係合部を頭付きピンの頭部に係合させ
ることにより、溝の内側へ向けてモール部材が弾発的に
押圧されるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パネルに形成された溝内にモール部材を固定するためのモール取付 構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車体ルーフの中央部分と側方部分とを互いに別個に形成し、かつこれらを車体 前後方向に沿って溶接接合すると共に、接合部に形成された溝内にモール部材を 嵌め込むことにより、溶接部を隠蔽するようにした車体構造が知られている(実 開昭59−163567号公報参照)。このモール部材は、車体に対する取り付 けが容易かつ確実であり、しかも経年変化によって車体外面から浮き上がったり することがないようにする必要があり、例えば、拡径頭部を有する金属製のT字 状スタッドピンを溝の底面の要所に立設し、このスタッドピンに合成樹脂製のク リップを介してモール部材を取り付けるようにした構造が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記構造に於ては、クリップに対するモール部材の結合構造が問題となる。一 般に、クリップとモール部材とをラチェット式の逆刺手段で結合する構造が適用 されるが、保持力にばらつきがあると、車体ルーフが曲面なためにモールに凹凸 が生じ、ルーフの曲面に対する連続性を損なうという不都合があった。初期の結 合力を高めると、組付け後の補修の際に分解すると逆刺手段の部分が変形し易く なり、再組立時の強度が著しく低下するため、再使用ができなくなるという不都 合が生ずる。
【0004】 本考案は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり 、その主な目的は、車体ルーフに対して取り付けた際の高さ方向のばらつきを低 減することができ、しかも再使用性に優れた構成のモール取付構造を提供するこ とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、本考案によれば、パネルに形成された溝の底面に立設され た頭付きピンの頭部に係合し得るピン係合部を有するクリップを介して前記溝の 開放面にモール部材を取り付ける構造であって、前記モール部材が、前記溝の内 側に没入し得るように前記溝の幅方向に間隔をあけて設けられた少なくとも一対 の垂下片および該垂下片の各遊端縁に設けられた内向きの突部を有し、前記クリ ップが、前記モール部材の長手方向から前記垂下片の突部に対して弾発的に係合 し得る押圧片を有し、前記モール部材の垂下片の突部に前記クリップの押圧片を 係合させ、かつ前記クリップのピン係合部を前記頭付きピンの頭部に係合させる ことにより、前記モール部材が前記溝の内側へ向けて弾発的に押圧されるように してなることを特徴とするモール取付構造を提供することによって達成される。
【0006】
【作用】
このようにすれば、モール部材に設けられた垂下片の遊端部に形成された内向 き突部に対してクリップに設けられた押圧片が弾発的に係合し、モール部材が溝 の内側へと押圧される。そしてモール部材とクリップとを溝の延在方向に沿って 相対変位させることにより、突部と押圧片との係合・離脱が行われる。
【0007】
【実施例】
以下に添付の図面に示された具体的な実施例を参照して本考案の構成について 詳細に説明する。
【0008】 図1は、本考案が適用された自動車の車体1の全体を示している。車体1のル ーフは、車幅方向中央部に於けるルーフの大部分を占める主ルーフパネル2と、 その両側の窓枠に隣接する部分を形成するサイドルーフパネル3とからなってい る。これら両パネル2・3は、図2に想像線で示されるように、両パネル2・3 の端縁部2a・3a同士を車体前後方向に延在する接合線に沿って互いに重ね合 わせて溶接することにより、一体的に接合されている。この接合部には、車体前 後方向に沿って溝4が形成されている。
【0009】 溝4は、開口側が狭く、かつ底部側が広くなっていると共に、その開口の両縁 に浅い段部4aが形成されており、この段部4aにその両側縁部が当接するよう に合成樹脂製のモール部材5を取り付けることにより、両ルーフパネル2・3同 士の接合部が体裁良く隠蔽されるようになっている。
【0010】 モール部材5は、溝4の開口を覆うための主部6と、溝4の幅方向について間 隔をあけて溝4の内側に突入するように主部6の下面に突設された複数対の垂下 片7とからなっており、C字状断面をなす金属製のリテーナ8がその開放面を下 方に向けるようにして一体的にインサート成形されて主部6と各垂下片7との接 続部を補強している。またリテーナ8の両端縁部は内向きに折り曲げられ、かつ 樹脂材で鋳くるまれており、これにより、各垂下片7の遊端縁に内向の突部9が それぞれ形成されている。
【0011】 このモール部材5は、溝4の底面に予め固着されている拡径された頭部10a を有するT字状をなすスタッドピン10に対し、合成樹脂製のクリップ11を介 して取り付けられる。
【0012】 クリップ11は、図3〜図5に併せて示されるように、溝4の底面に立設され たスタッドピン10と係合する基部12と、モール部材5の垂下片7に係合する 係合部13とからなっている。基部12は、概ね平板状をなし、長手方向の中間 から一方に(以下、便宜上こちら側を前と定義する)寄った部分の両側縁に斜め 後方へ張り出す2組の弾発突起14が設けられ、これと反対側の部分に(すなわ ち後部)長円形と台形とを組み合わせた鍵孔形の孔15が設けられている。
【0013】 孔15の台形輪郭部分15aは、基部12の後端側が開放しており、しかも基 部12の一方の面には、孔15の長円形輪郭部分15bから台形輪郭部分15a の開放端へ向けて基部12の板厚が徐々に減少する傾斜面16が形成されている 。
【0014】 係合部13は、基部12の一方の面の長手方向中央部に長手方向の略全長に渡 って突設された中間壁17と、中間壁17の前端部に斜め後方へ張り出して形成 された錨形の弾発係止片18と、中間壁17の長手方向中間部の両側方に設けら れた弾発押圧片19とを備えている。
【0015】 弾発押圧片19は、概ね角度の浅いV字形をなし、中間壁17の上縁に沿う水 平部分19aと、後方斜め下向きに延在する傾斜部分19bとからなり、しかも 水平部分19aの前端部のみが中間壁17に接続されている。
【0016】 また中間壁17の後部は、前記したスタッドピン10の頭部10aを受容する ために切り欠かれ、かつその後端部には、孔15の長円形輪郭部分15b内に受 容されたスタッドピン10の頭部10aを抜け止めするための突起20が形成さ れている。
【0017】 なお、基部12と中間壁17との後部は、共にスタッドピン10の頭部10a との干渉を避けるようにして互いに連結されている。
【0018】 さて、モール部材5を溝4に取り付けるには、先ず、モール部材5の下面に設 けられた複数対の垂下片7同士間にクリップ11の中間壁17の部分を差し込み 、内向きの突部9同士間の部分にその前端を押し込むようにクリップ11をスラ イドさせる。すると錨形の弾発係止片18が幾分か内向きに変形して垂下片7間 に押し込まれ、かつ押圧片19の傾斜部分19bが上向きに弾性変形しつつ突部 9の上面に乗り上げる。
【0019】 更に一杯に押し込むと、弾発係止片18の遊端に形成された段部18aが突部 9の前側のエッジ部分に係合して抜け止めがなされる。
【0020】 以上のようにして、弾発係止片18によって幅方向のがたが規制され、弾発押 圧片19によって上下方向のがたが規制される。
【0021】 この状態で、クリップ11の基部12に於ける孔15の台形輪郭部分15aの 後部開口をスタッドピン10の頭部10aに整合させたうえでモール部材5と共 にクリップ11を溝4の内側で後方へスライドさせると、台形輪郭部分15aの 傾斜面16に案内されてスタッドピン10が孔15の長円形部分15bに受容さ れ、図6に示されるように、スタッドピン10の頭部10aと溝4の底面との間 に基部12が挾持されて上下方向のずれが規制され、かつ中間壁17の後端部に 設けられた突起20がスタッドピン10の頭部10aに係合して前後方向のずれ が規制された状態が実現する。
【0022】 この状態では、孔15の長円形部分15bが左右方向に長いので、溝4の幅方 向に対してスタッドピン10の取付位置が幾分かずれていても、クリップ11の 中心を溝4の中心線上に合わせることができる。また、ここで基部12の左右両 側縁から斜め側方に延出された弾発突起14が溝4の左右の内壁面に弾発的に当 接するので、クリップ11が溝4の中心線上に好適に収まるようになっている。
【0023】 なお、図6に示した実施例に於ては、長手方向についてある間隔をおいて複数 のスタッドピン10が立設されており、垂下片7は、スタッドピン10のピッチ に対応する間隔をおいて形成されている。
【0024】
【考案の効果】
このように本考案によれば、モール部材に設けられた垂下片の遊端部に形成さ れた内向き突部に対してクリップに設けられた押圧片が弾発的に係合し、モール 部材が溝の内側へと押圧される。そしてモール部材とクリップとを溝の延在方向 に沿って相対変位させることによって突部と押圧片との係合・離脱が行われる。 従って、モール部材とクリップとの間に於ける比較的高い結合強度が得られるた めにルーフに取り付けた際の高さ方向のばらつきが低減され、しかも分解時に比 較的損傷し難いので、再使用性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用された車体のルーフを示す斜視図
である。
【図2】本考案に基づくモール部材の取付状態を車体の
後方から図1に於けるII−II線に沿って見た部分断面図
である。
【図3】クリップの上面図である。
【図4】クリップの側面図である。
【図5】クリップの正面図である。
【図6】取り付け状態を示す要部側面図である。
【符号の説明】 1 車体 2 主ルーフパネル 3 サイドルーフパネル 2a・3a 端縁部 4 溝 4a 段部 5 モール部材 6 主部 7 垂下片 8 リテーナ 9 突部 10 スタッドピン 10a 頭部 11 クリップ 12 基部 13 係合部 14 弾発突起 15 孔 15a 台形輪郭部分 15b 長円形輪郭部分 16 傾斜面 17 中間壁 18 弾発係止片 19 弾発押圧片 19a水平部分 19b 傾斜部分 20 突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルに形成された溝の底面に立設され
    た頭付きピンの頭部に係合し得るピン係合部を有するク
    リップを介して前記溝の開放面にモール部材を取り付け
    る構造であって、 前記モール部材が、前記溝の内側に没入し得るように前
    記溝の幅方向に間隔をあけて設けられた少なくとも一対
    の垂下片および該垂下片の各遊端縁に設けられた内向き
    の突部を有し、 前記クリップが、前記モール部材の長手方向から前記垂
    下片の突部に対して弾発的に係合し得る押圧片を有し、 前記モール部材の垂下片の突部に前記クリップの押圧片
    を係合させ、かつ前記クリップのピン係合部を前記頭付
    きピンの頭部に係合させることにより、前記モール部材
    が前記溝の内側へ向けて弾発的に押圧されるようにして
    なることを特徴とするモール取付構造。
JP1992033835U 1992-04-22 1992-04-22 モール取付構造 Expired - Lifetime JP2593911Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002283931A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Nifco Inc モール取付用クリップおよびモール取付用クリップの取付構造
JP2012045961A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Tokai Kogyo Co Ltd 車両用のルーフモール及びその装着構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3077744U (ja) * 2000-11-15 2001-05-29 秀三 宮崎 家庭用電気掃除機の吸引力低下防止器具

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