JPH0584328U - 美容具 - Google Patents

美容具

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JPH0584328U
JPH0584328U JP3396892U JP3396892U JPH0584328U JP H0584328 U JPH0584328 U JP H0584328U JP 3396892 U JP3396892 U JP 3396892U JP 3396892 U JP3396892 U JP 3396892U JP H0584328 U JPH0584328 U JP H0584328U
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正勝 鳥居
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埼玉化工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 首の美容に好適な美容具を提供する。 【構成】 美容具本体1にローラ4を回転可能に支持さ
せ、このローラ4に振動発生装置5,6を内蔵させる。
ローラ4を首に当て、首の皮膚を伸ばすようにして首に
沿ってローラ4を動かして行くと、ローラ4は回転しな
がら移動しつつ、振動発生装置5,6により発生される
振動を首に作用させる。これにより、首がマッサージさ
れ、首の血行が促進されるとともに首の皮膚に刺激が与
えられるので、首のシワやタルミの発生の防止に効果が
ある。ローラ4が回転しながら首に沿って移動されるよ
うになっているので、皮膚が柔かく、喉がある首に対し
ても、支障なく適切なマッサージ作用を果す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、マッサージ作用を果たす美容具に係り、特に首等の美容に好適な美 容具に関する。
【0002】
【従来の技術】
首は、人の体のうちで、顔、手に続いて露出されることが多い部分であり、特 に女性のファッションにおいては、えりのラインが低く、首を長く見せることが ポイントになっているものが数多く見られる。そして、顔はお化粧でカバーでき ても、首のしわ、たるみ等をカバーできる化粧品はないので、首で年令が分ると 言われている。このような事情により、首は美容上の重要なポイントである。と ころが、従来は首のための美容具というものは、ほとんどなかった。また、顔の お化粧は日課として入念になされても、首の手入はほとんどされないのが普通で あり、たとえ手入れをしたとしても、クリームを塗って手で擦るマッサージ程度 である。しかし、この手のマッサージは、場所が首であるために、顔と違って指 の腹が当たりにくく、やりにくいものである。そのため、手入れがおろそかにな り、シワやタルミが出やすい。
【0003】 他方、顔のための美容具は従来より多数開発されているが、それらを機能的に 見ると、次のようなものに区分される。(a)スクリューまたはブラシを回転さ せて顔に当てるマッサージ器、(b)吸引器、(c)スチーム器、(d)気泡洗 顔器、(e)バイブレータ、その他。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、首は顔と違って皮膚が柔かく、また喉があるため、前記(a) の回転マッサージ器や(b)の吸引器は首には使用しにくかった。また、同じ理 由から、従来の前記(e)のバイブレータは、首に使用するには不向きであった 。また、前記(c)のスチーム器や(d)の気泡洗顔器は、形状の点で首には不 向きである。
【0005】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、首および胸元等の美容に好 適な美容具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案による美容具は、美容具本体と、この美容具本体に回転可能に支持され たローラと、このローラの内部に設けられた振動発生装置とを有してなるもので ある。
【0007】
【作用】
本考案の美容具を使用する場合、美容具本体を手で持ち、ローラを首に当て、 首の皮膚を伸ばすようにして首に沿ってローラを動かして行く(特に、下から上 にすり上げるようにするとよい)。すると、ローラは回転しながら移動しつつ、 振動発生装置により発生される振動を首に作用させる。これにより、首がマッサ ージされ、首の血行が促進されるとともに首の皮膚に刺激が与えられるので、首 のシワやタルミの発生の防止に効果がある。なお、本考案においては、体に接触 して振動を作用させる部分がローラとされており、このローラが回転しながら体 に沿って移動されるようになっているので、皮膚が柔かく、喉がある首に対して も、支障なく適切なマッサージ作用を果す。また、ローラ自体に振動発生装置が 内蔵されているので、この振動発生装置から発生される振動が首に効率よく作用 される。なお、本美容具は胸元等の首以外の体の部位にも使用できる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。図1〜5は本考案の一 実施例を示す。本実施例において、美容具本体1は、前側ケース2および背面側 ケース3からなり、これらのケース2,3は互いに嵌着されるとともに、ねじ4 0(図2参照)によりねじ止めされている。そして、前記本体1は、箱状部1a と、この箱状部1aの一端から該箱状部1aに対して図3によく示されるように 適当な角度をなして突出する左右1対のアーム部1bとを形成している。
【0009】 図4に示されるように、ローラ4は内部に空間を設けられており、このローラ 4内にはモータ5が取り付けられている。このモータ5の回転軸には偏心錘6が 該回転軸に対して偏心して取り付けられている。ここにおいて、前記モータ5お よび偏心錘6は、本実施例において振動発生装置を構成するものである。また、 前記ローラ4内の左右両端部付近には接点支持部7がそれぞれ一体的に設けられ ており、これらの接点支持部7には燐青銅のような電気導体からなる板状のロー ラ側接点8およびゴムシート9が互いに重ね合わされた状態でそれぞれ支持され ている。各ローラ側接点8の中央部には凸部8aが設けられている。前記ローラ 4の外周にはシリコンゴムカバー10が被されており、このゴムカバー10の表 面のうちの両端部付近を除いた部分には、細かい凹凸が設けられている。
【0010】 前記左右のアーム部1bには、真鍮等の電気導体からなる左右一対のローラ軸 11がそれぞれ回転可能に支持されている。各ローラ軸11はローラ4の左右両 端部に設けられた穴12からローラ4内に挿入されており、それらの先端をロー ラ側接点8の凸部8aに押圧されている。ここにおいて、各ローラ軸11はアー ム部1bおよびローラ4の両方に対して回転可能であり、かつアーム部1bに取 り付けられた軸押え13により外方に抜け出すことがないように押えられており 、ローラ軸11とローラ側接点8とはゴムシート9の弾力により互いに弾発的に 接触している。なお、ローラ軸11をアーム部1bまたはローラ4のいずれか一 方に対し固定し、他方に対してのみ回転可能とする構成としてもよい。
【0011】 前記左右のアーム部1bには、図5によく示されるような、燐青銅のようなバ ネ性に富む電気導体からなる細い板をY字状に屈曲してなる本体側接点14がそ れぞれ装着されている。そして、これらの本体側接点14の二股部間にはローラ 軸11がそれぞれ挿入されており、各本体側接点14は該本体側接点14の弾力 によりローラ軸11に対し弾発的に接触している。前記本体1の箱状部1a内に は基板15が取り付けられており、この基板15には充電電池16およびスイッ チ17が取り付けられるとともに、高圧発生回路18が設けられている。また、 前記美容具本体1内のうちのアーム部1b間のローラ4に近接した部分には、放 電板19が取り付けられている。この放電板19はセラミックからなる放電板本 体にエッチング加工により2組の電極(図示せず)を互いに小さな間隔を明けて 形成してなり、これらの電極は高圧発生回路18に電気的に接続されている。前 記本体1の放電板19の近傍には、オゾン放出孔20が設けられている。前記ス イッチ17は、充電電池16と本体側接点14との間、および充電電池16と高 圧発生回路18との間に挿入されており、「OFF」位置においては充電電池1 6と本体側接点14および高圧発生回路18との間を遮断し、「LO」位置にお いては図示しない抵抗を介して充電電池16と本体側接点14とを接続するとと もに充電電池16と高圧発生回路18とを接続し、「HI」位置においては前記 抵抗を介さずに充電電池16と本体側接点14とを接続するとともに充電電池1 6と高圧発生回路18とを「LO」位置における状態と同じ状態で接続するよう になっている。前記充電電池16は本体に取り付けられたDCジャック21に接 続されている。
【0012】 次に、本実施例の使用方法および作用を説明する。
【0013】 スイッチ17を「LO」位置または「HI」位置にすると、充電電池16から 本体側接点14、ローラ軸11およびローラ側接点8を経由してモータ5に電流 が供給され、モータ5が回転する。すると、このモータ5には偏心錘6が取り付 けられているため、振動が発生する(なお、「LO」位置においては、電流が小 さく、モータ5が低速回転するので、弱い振動が発生する一方、「HI」位置に おいては、電流が大きくなり、高速回転するので、強い振動が発生する)。また 、充電電池16が高圧発生回路18に接続されることにより、高圧発生回路18 から高電圧が放電板19に印加されるので、放電板19の電極間で放電が行われ 、オゾン(イオン)が発生し、オゾン放出孔20から外部へ放出される。
【0014】 この状態で、美容具本体1を手で持ち、図6に示されるように、ローラ4を首 に当て、首の皮膚を伸ばすようにして首に沿ってローラ4を動かして行く(特に 、下から上にすり上げるようにするとよい)。すると、ローラ4は回転しながら 移動しつつ、モータ5および偏心錘6からなる振動発生装置により発生される振 動を首に作用させる。これにより、首がマッサージされ、首の血行が促進される とともに首の皮膚に刺激が与えられるので、首のシワやタルミの発生の防止に効 果がある。
【0015】 ここで、本考案においては、首に接触して振動を作用させる部分がローラ4と されており、このローラ4が回転しながら首に沿って動かされるようになってい るので、皮膚が柔かく、喉がある首に対しても、支障なく適切なマッサージ作用 を果す。また、ローラ4自体に振動発生装置が内蔵されているので、この振動発 生装置から発生される振動が首に効率よく作用される。
【0016】 また、本実施例では、前記のようにオゾンが発生され、このオゾンが皮膚の殺 菌効果を果すとともに肌を美しくする効果をもたらす。
【0017】 なお、例えばコラーゲン等の成分を含有するクリーム等を首に塗布した状態で 本美容具を使用すれば、一層よい効果が得られる。また、図7の矢印で示される ように胸元に使用すれば、胸元の美容にも効果がある。さらに、本美容具は首お よび胸元以外の体の部位にも使用することが可能である。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、 (イ)首等の体の対象部位がローラの振動によりマッサージされ、該対象部位 の血行が促進されるとともに皮膚に刺激が与えられるので、該対象部位における シワやタルミの発生の防止に効果がある、 (ロ)ローラが回転しながら体に沿って移動されるようになっているので、皮 膚が柔かく、喉がある首に対しても、支障なく適切なマッサージ作用を果す、 (ハ)ローラ自体に振動発生装置が内蔵されているので、この振動発生装置か ら発生される振動が首等の対象部位に効率よく作用される、 等の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による美容具の一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】前記実施例を示す正面図である。
【図3】前記実施例を示す側面図である。
【図4】前記実施例において前面側ケースを取り去った
状態を示す正面図である(ローラは断面されている)。
【図5】前記実施例におけるローラ軸とローラ側接点と
の関係を示す側面図である。
【図6】前記実施例を首に使用している状態を示す説明
図である。
【図7】前記実施例を胸元に使用している状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 美容具本体 4 ローラ 5 モータ 6 偏心錘 8 ローラ側接点 11 ローラ軸 14 本体側接点 16 充電電池

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 美容具本体と、この美容具本体に回転可
    能に支持されたローラと、このローラの内部に設けられ
    た振動発生装置とを有してなる美容具。
  2. 【請求項2】 電気導体からなるローラ軸と、前記美容
    具本体または(および)前記ローラに支持されるととも
    に前記ローラ軸に摺接された接点とをさらに有してな
    り、前記ローラは前記ローラ軸を中心として回転するよ
    うになっており、前記振動発生装置は前記本体側から前
    記ローラ軸および前記接点を介して該振動発生装置に供
    給される電気エネルギにより駆動されるようになってい
    る請求項1記載の美容具。
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