JP5189038B2 - 美容器 - Google Patents

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Description

本発明は、使用者の肌面上で回転部を回転させながら使用者の肌を押圧して刺激を付与する美容器に関するものである。
従来、本体部のハウジングに対して回転可能に支持される回転部(ローラ部)を使用者の肌に当ててその回転部を回転させることで、肌に刺激を付与する美容器が知られている(例えば特許文献1参照)。
実用新案登録第2591211号公報
ところで、上記のような美容器では、回転部(ローラ部)を使用者の肌に当接させてそのローラ部を回転させながら使用するものであるため、例えばエスティシャンが行うように手の各指によって肌の同一部分に対し連続的に刺激を付与するような手技を模した動作を行うことは出来ず、より好適に使用者の肌に刺激を付与する美容器の開発が望まれている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、より好適に使用者の肌に刺激を付与することができる美容器を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、使用者が把持可能な本体部と、その本体部の一端側に設けられ回転部を有するヘッド部とを備え、前記使用者の肌面上で前記回転部を回転させながら使用者の肌を押圧して刺激を付与する美容器であって、前記回転部は、自転軸を中心に自転可能なローラ部と、前記ローラ部を公転可能に支持する公転部とを備え、前記公転部は、前記自転軸の径方向内側であって前記自転軸と平行に設けられた回転軸を中心に、前記本体部に収容されたモータの駆動により自動で回転するように構成され、前記ローラ部は、少なくとも外表面が柔軟材で覆われる自転可能な第1ローラ部と、金属部材で構成されるとともに、前記第1ローラ部の公転と同心円上に該第1ローラ部とは別に自転不能に自転不能に支持される第2ローラ部とを備え、自転可能な前記第1ローラ部の公転に伴う最外周軌跡は、自転不能に支持される前記第2ローラ部の公転に伴う最外周軌跡よりも前記回転部の軸中心と直交する軸直交方向において外側に位置するように設定されたことをその要旨とする。
この発明では、回転部には、使用者の肌と当接するとともに自転可能なローラ部と、このローラ部を公転可能に支持する公転部とが備えられ、この公転部がモータの駆動により自動で回転するように構成される。このような構成とすることで、モータの駆動によってローラ部を公転させることができるため、そのローラ部が公転されて周期的(連続的)に使用者の肌の同一部分を刺激、つまりエステティシャンの行うような手技を模した動作とが可能となり、より好適に使用者の肌に刺激を付与することができる。また、回転部の回転方向が使用者の肌を持ち上げる方向となるように使用することで、本構成において、使用者の肌を持ち上げるような刺激を使用者に付与することができる。
この発明では、回転部には自転可能なローラ部(第1ローラ部)の公転と同心円上に、そのローラ部とは別に自転不能に支持されるローラ部(第2ローラ部)が設けられる。このように、自転不能に支持されるローラ部(第2ローラ部)を設け、公転させることで、使用者の肌上を転がらず、肌を持ち上げる動作をより大きくすることが可能となる。これにより、より高い肌の引き上げ効果を使用者に付与することができる。
この発明では、自転可能な第1ローラ部の少なくとも外表面が柔軟材で覆われることで、使用者の肌との当接の際の当たり感をソフトにすることができ、好適な刺激を使用者に付与することが可能となる。
の発明では、第2ローラ部は、金属部材で構成されるため、ローラ部の自重を大きくでき、公転されるローラ部による使用者の肌との当接の際の刺激の大きさを大きくでき、肌への刺激を高めることができる。また、請求項に記載の構成の様に自転不能に支持される第2ローラ部を金属部材で構成し、外周面を柔軟材で覆わない構成とすることで、金属部材の滑らかな外表面により使用者の肌上を滑るような動作が実現可能となる。このため、例えば自転不能なローラ部の外表面をゴム等の柔軟材で覆う構成と比較した場合に、上記構成では使用者への過度な刺激を抑えることができ、より好適な刺激を付与することが可能となる。
この発明では、少なくとも外表面が柔軟材で覆われる自転可能な第1ローラ部と、金属部材で構成されるとともに、第1ローラ部の公転と同心円上に第1ローラ部とは別に自転不能に支持される第2ローラ部とを備えて回転部が構成される。そして、自転可能な第1ローラ部の公転に伴う最外周軌跡は、自転不能に支持される第2ローラ部の公転に伴う最外周軌跡よりも回転部の軸中心と直交する軸直交方向において外側に位置するように設定される。ここで、例えば軸直交方向において、金属部材で構成される自転不能に支持された第2ローラ部の最外周軌跡と、外表面が柔軟材で覆われる自転可能な第1ローラ部の最外周軌跡が一致するようにした場合、金属部材で構成される自転不能な第2ローラ部による肌への刺激量が、外表面が柔軟材で覆われる自転可能な第1ローラ部による肌への刺激量よりも大きくなってしまう。つまり、本構成では、自転不能に支持される第2ローラ部よりも外表面が柔軟材で覆われる自転可能な第1ローラ部の最外周軌跡が軸直交方向において外側に位置するように設定することで、前述した刺激量の違いを調整して使用者の肌に対して好適な刺激を付与することが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の美容器において、前記金属部材は、その外表面に酸化膜を設ける処理を施したことをその要旨とする。
この発明では、金属部材は、その外表面に酸化膜を設ける処理が施される。このような構成とすることで、皮脂などによる金属部材の酸化にて発生する酸化物の汚れなどの発生を抑えることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の美容器であって、前記回転部を有する前記ヘッド部は、弾性部材を介してフロート支持されて構成されたことをその要旨とする。
この発明では、回転部を有するヘッド部は、弾性部材を介してフロート支持されて構成される。このため、使用者の肌に対して回転部を構成するローラ部の当たり感を柔軟にすることができ、使用者に好適に刺激を付与することが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の美容器であって、前記ローラ部の周囲の前記ヘッド部の部位には、前記使用者の肌と当接可能な肌当接部を備え、前記ローラ部は、その公転に伴う最外周軌跡が前記回転部の軸中心と直交する軸直交方向において前記肌当接部と同位若しくは外側に位置するように設定されたことをその要旨とする。
この発明では、ローラ部の周囲の前記ヘッド部の部位には、使用者の肌と当接可能な肌当接部が備えられる。そして、ローラ部は、その公転に伴う最外周軌跡が回転部の軸中心と直交する軸直交方向において肌当接部と同位若しくは外側に位置するように設定される。このような構成とすることで、本装置使用中における回転部の軸直交方向において、肌当接部にて使用者の肌の移動(変位)が抑えられる。このため、ローラ部(回転部)と使用者の肌との当接量(面積)が限定されるため、使用者に対して所望の刺激を付与することが可能となる。
請求項1に記載の発明によれば、回転部には、自転軸を中心に自転可能なローラ部と、このローラ部を公転可能に支持する公転部とが備えられる。そして、この公転部が自転軸の径方向内側であって自転軸と平行に設けられた回転軸を中心に、本体部に収容されたモータの駆動により自動で回転するように構成される。このような構成とすることで、モータの駆動によってローラ部を公転させることができるため、そのローラ部が公転されて周期的(連続的)に使用者の肌の同一部分を刺激、つまりエステティシャンの行うような手技を模した動作とが可能となり、より好適に使用者の肌に刺激を付与することができる。また、回転部の回転方向が使用者の肌を持ち上げる方向となるように使用することで、本構成において、使用者の肌を持ち上げるような刺激を使用者に付与することができる。
また、ローラ部は、少なくとも外表面が柔軟材で覆われる自転可能な第1ローラ部と、金属部材で構成されるとともに、第1ローラ部の公転と同心円上に該第1ローラ部とは別に自転不能に支持される第2ローラ部が設けられる。このように、自転不能に支持される第2ローラ部を設け、公転させることで、使用者の肌上を転がらず、肌を持ち上げる動作をより大きくすることが可能となる。これにより、より高い肌の引き上げ効果を使用者に付与することができる。
また、自転可能な第1ローラ部の少なくとも外表面が柔軟材で覆われることで、使用者の肌との当接の際の当たり感をソフトにすることができ、好適な刺激を使用者に付与することが可能となる。
また第2ローラ部は、金属部材で構成されるため、ローラ部の自重を大きくでき、公転されるローラ部による使用者の肌との当接の際の刺激の大きさを大きくでき、肌への刺激を高めることができる。また、請求項に記載の構成の様に自転不能に支持される第2ローラ部を金属部材で構成し、外周面を柔軟材で覆わない構成とすることで、金属部材の滑らかな外表面により使用者の肌上を滑るような動作が実現可能となる。このため、例えば自転不能な第2ローラ部の外表面をゴム等の柔軟材で覆う構成と比較した場合に、上記構成では使用者への過度な刺激を抑えることができ、より好適な刺激を付与することが可能となる。
また、少なくとも外表面が柔軟材で覆われる自転可能な第1ローラ部と、金属部材で構成されるとともに、第1ローラ部の公転と同心円上に第1ローラ部とは別に自転不能に支持される第2ローラ部とを備えて回転部が構成される。そして、自転可能な第1ローラ部の公転に伴う最外周軌跡は、自転不能に支持される第2ローラ部の公転に伴う最外周軌跡よりも回転部の軸中心と直交する軸直交方向において外側に位置するように設定される。ここで、例えば軸直交方向において、金属部材で構成される自転不能に支持された第2ローラ部の最外周軌跡と、外表面が柔軟材で覆われる自転可能な第1ローラ部の最外周軌跡が一致するようにした場合、金属部材で構成される自転不能な第2ローラ部による肌への刺激量が、外表面が柔軟材で覆われる自転可能な第1ローラ部による肌への刺激量よりも大きくなってしまう。つまり、本構成では、自転不能に支持される第2ローラ部よりも外表面が柔軟材で覆われる自転可能な第1ローラ部の最外周軌跡が軸直交方向において外側に位置するように設定することで、前述した刺激量の違いを調整して使用者の肌に対して好適な刺激を付与することが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、金属部材は、その外表面に酸化膜を設ける処理が施される。このような構成とすることで、皮脂などによる金属部材の酸化にて発生する酸化物の汚れなどの発生を抑えることができる。
請求項に記載の発明によれば、回転部を有するヘッド部は、弾性部材を介してフロート支持されて構成される。このため、使用者の肌に対して回転部を構成するローラ部の当たり感を柔軟にすることができ、使用者に好適に刺激を付与することが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、ローラ部の周囲の前記ヘッド部の部位には、使用者の肌と当接可能な肌当接部が備えられる。そして、ローラ部は、その公転に伴う最外周軌跡が回転部の軸中心と直交する軸直交方向において肌当接部と同位若しくは外側に位置するように設定される。このような構成とすることで、本装置使用中における回転部の軸直交方向において、肌当接部にて使用者の肌の移動(変位)が抑えられる。このため、ローラ部(回転部)と使用者の肌との当接量(面積)が限定されるため、使用者に対して所望の刺激を付与することが可能となる。
本発明によれば、より好適に使用者の肌に刺激を付与することができる美容器を提供することができる。
本実施形態における美容器の外観図である。 美容器の断面図である。 美容器の断面図である。 美容器の分解斜視図である。 美容器の分解斜視図である。 美容器の分解斜視図である。 モータケース及び電池基台の斜視図である。 美容器のヘッド部の上面図である。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の美容器の外観図を示している。美容器10は、美容器本体部11と、この美容器本体部11の一端側に接続されるヘッド部12とで主体が構成されている。
美容器本体部11は、図2及び図3に示すように、その本体部側ハウジング13内部に、電池基台14に設けられる蓄電池15と、この蓄電池15からの電力供給により回転駆動されるモータ16と、このモータ16等の各種制御を行う制御回路を有する回路基板17とを備えている。
本体部側ハウジング13は、筒状で、ヘッド部12が接続される上端側が幅方向(図1において左右方向)に広がるように構成されており、使用者により把持された際に把持しやすい大きさとなるように形成されている。
また、本体部側ハウジング13には、図1及び図3に示すように、外側面13aの前部側に、電源オンオフ操作やモータ16の速度調整を行うためのスイッチ部材20が外部に露出するように設けられている。このスイッチ部材20は、スイッチゴム押さえ板21(図6参照)及び本体部側ハウジング13にて環状のスイッチゴム22が挟持された状態で、スイッチゴム22の略中心部に形成される前後方向に凹状となるように設けた凹部にスイッチ部材20後部側の凸部20aが挿入されるようになっている。また、このスイッチ部材20は前部側の外縁部20bが略円環状のスイッチパネル23にて本体部側ハウジング13内部(後部)側に押圧された状態で、スイッチパネル23のフック部が本体部側ハウジング13と前後方向に係止されることでスイッチ部材20の抜けが防止されている。尚、スイッチゴム22がスイッチゴム押さえ板21及び本体部側ハウジング13にて挟持されることで、弾性変形されるため水等の浸入が防止されている。
また、本体部側ハウジング13は、その外側面13aにおける前記スイッチ部材20よりも下側に、上下方向に略同一形状の貫通孔13cが形成されている。この貫通孔13cには、回路基板17と電気的に接続されるLED25(図3参照)を導光するLEDカバー26が圧入固定されており、水等の浸入が防止されている。そして、LED25により、充電表示や後述するローラブロック61の回転速度のモード表示がされるようになっている。
また、本体部側ハウジング13の下部側の開口部13bには、この開口部13bを閉塞する略円盤状の下側カバー30が設けられている。
下側カバー30には、図6に示すようにその外周に溝部30aが形成されるとともに、この溝部30aには本体Oリング31が装着されるようになっている。そして、下側カバー30には、図2に示すようにその下面から上面にかけて貫通する貫通孔30bが計2つ形成されており、この貫通孔30b各々にはネジ32がOリング34(図6参照)を介在させた状態で挿通されている。そして、貫通孔30bに挿通される前記ネジ32の先端側は、本体部側ハウジング13の長手方向に沿って配置される電池基台14の下部に形成されたネジ穴14aに締結され、下側カバー30が本体部側ハウジング13の開口部13bを閉塞するように取り付けられている。このとき、本体Oリング31が下側カバー30と本体部側ハウジング13との隙間を埋めるように弾性変形されるとともに、前記ネジ32の締結の際にネジ32に挿通されたOリング34がネジ32及び下側カバー30の貫通孔30bとの隙間を埋めるように弾性変形されるため、好適にシールされて水等の液体の浸入を防止されている。
下側カバー30には、電池基台14の下部に取り付けられるプラグ基台35と一体となったプラグ端子36が下方に突出され、その突出されるプラグ端子36が図示しない外部電源と電気的に接続可能に構成されている。そして、このプラグ端子36が外部電源と接続されることにより、電池基台14に所定間隔隔てて固定される2つの電池金具37(図5参照)によって挟持された蓄電池15が、電池金具37と電気的に接続された回路基板17(図3及び図5参照)及び電池金具37を介して充電されるようになっている。
電池基台14の上部には、図2、図3及び図5に示すように有底筒状の収容部40が一体成形にて設けられている。この収容部40には、その内側にモータ16を収容するモータケース41が設けられている。モータケース41は、有底筒状に構成されるとともに、その下部側の開口部41aからモータ16を収容した状態で、略円盤状のケースカバー42がネジ43によってモータケース41に取り付けられることで、その開口部41aが閉塞されている。
また、ケースカバー42の下面には、図5及び図7に示すように下方に延びる凸部42aが形成されるとともに、この凸部42aには上下方向に伸縮可能なフロートバネ45が取り付けられている。そして、フロートバネ45の下端側は、図2及び図3に示すように収容部40の底部40aと当接するようになっている。このため、フロートバネ45によりケースカバー42及びモータケース41が上下方向所定範囲内において移動可能にフロート支持されている。
また、モータケース41は、図3及び図5に示すように略扁平形状のモータ16の扁平面16aと対向する扁平面41bを計2つ備え、各扁平面41bにはそれら扁平面41bの外側から扁平方向と直交する方向(前後方向)に突出する突出支持部41cがそれぞれ2つ形成されている。各扁平面41bに形成される突出支持部41cはカムローラ軸47の両端を支持するとともに、このカムローラ軸47にはカムローラ48が回転可能に設けられている。このカムローラ48は、モータケース41を収容する収容部40の内側面と当接するようになっており、前述のフロート時に当接した状態でカムローラ48が回転するようになっている。
また、モータケース41の上端側にはネジ49によりモータケース41に固定される略円盤状のモータ基台50が設けられている。このモータ基台50には、その上端側の外周に図示しない溝部50bが形成されており、この溝部50bには柔軟材(例えばゴム)で構成される略円筒状の本体パッキン51の上端が固定されている。また、収容部40の上端側において径方向に突出するフランジ部40bには、その外周側に溝部が形成されており、この溝部には本体パッキン51の下端が固定されている。このため、本体部側ハウジング13の上側の開口部13dから水等の液体の浸入が本体パッキン51にて防止されている。また、前述の上下方向へのフロート時において、本体パッキン51は好適に変形されるため、フロート時の動作を障害となることが抑えられている。
モータケース41に収容されるモータ16は、前述したように略扁平形状をなし、図2及び図3に示すようにモータケース41の底部中央に形成された貫通孔41d及び前記モータ基台50の略中央位置に形成された貫通孔50aからモータ16のモータ軸16bを突出させた状態で取り付けられている。また、モータ16のモータ軸16bには、断面M字状のシール部材52が挿通された状態で軸先端側にピニオンギア55が圧入固定されている。そして、モータ16のモータ軸16bとは反対側の下端部は、ケースカバー42の底部中心から上方向に突出する突出支持部42bによって支持されており、モータ16の抜け落ちが防止されている。また、モータ16はモータ軸16bとは反対側に、ターミナル16cが計2つ備えられ、そのターミナル16c各々にリード線44(図5参照)の一端が接続されている。そして、各リード線44の他端が回路基板17に接続されている。
前述のように構成された美容器本体部11の一端側に接続されるヘッド部12は、図4に示すように、モータ16の回転駆動力を伝達する複数のギアからなる駆動伝達機構60と、この駆動伝達機構60にて伝達される回転駆動力にて回転されるローラブロック61とを備えている。
駆動伝達機構60を構成する駆動ギア62は、図2〜図4に示すように、その基端側がモータ軸16bに設けられるピニオンギア55と噛合されるとともに、モータケース41の上端側とネジ49によって固定されるモータ基台50には駆動ギア軸63の一端側が圧入されており、この駆動ギア軸63を回転中心として前記駆動ギア62が回転可能に設けられている。また、駆動ギア軸63の他端側は、Oリング64に挿通された2つのネジ65によりモータ基台50と固定される支持部を構成する第1基台66に圧入固定されている。そして、ネジ65が挿通される図示しないネジ孔からの水等の液体の浸入がOリング64にて防止されている。
また、駆動ギア軸63にて支持される駆動ギア62は、その先端側が中間ギア70と噛合されている。この中間ギア70は、一端が第1基台66に支持されるとともに他端が第1基台66に取り付けられる支持部を構成する第2基台71に支持された中間ギア軸72にて支持されており、この中間ギア軸72を中心に回転可能に設けられている。尚、中間ギア軸72は、駆動ギア軸63に対して直交する方向に延びるように設けられており、中間ギア70及び駆動ギア62とでモータ16の回転方向が直交する方向に変換されるようになっている。
中間ギア70は、連結ギア73と噛合されている。この連結ギア73は、一端が第1基台66に支持されるとともに他端が第2基台71に支持される連結ギア軸74にて回転可能に設けられている。また、連結ギア73はローラギア75と噛合されており、このローラギア75は、一端が第1基台66に支持されるとともに他端が第2基台71に支持される回転支軸76により回転可能に支持されている。
またローラギア75には、ヘッド部12を構成する回転部としてのローラブロック61を構成する第1取付台81が図示しないねじにて一体回転可能に設けられている。
ローラブロック61及び公転部を構成する第1取付台81は、回転支軸76が挿通される挿通ベース部81aと、この挿通ベース部81aの一端側に設けられる略円盤状の被取付部81bとで構成されている。尚、被取付部81bは、その一部が、第1基台66の上面66aよりも突出する右側縁部66bに設けられる回転支軸76の軸方向(図2において幅方向)に貫通する貫通孔66cに一部挿通されており、その挿通部位の軸方向端部が前記ローラギア75と当接されてネジで固定されている。挿通ベース部81aの軸方向他端側(前記被取付部81bとは反対側)には、前記回転支軸76が挿通される公転部を構成する略円盤状の第2取付台85が設けられている。この第2取付台85は前記第1基台66の上面66aよりも突出する左側縁部66dに取り付けられている。
また、第1取付台81の挿通ベース部81aの径方向外側には、ローラ部90が第1取付台81と一体回転(公転)可能に設けられる。またローラ部90は、略円柱状の金属部材(例えばアルミニウムや真鍮など)で構成されるローラ本体90aと、ローラ本体90aの外周面を覆う柔軟材(例えばゴム)で構成されるローラカバー90bとで構成されている。
ローラ本体90aの軸方向端部のそれぞれには、自転軸としてのローラ回転軸91の一端側が圧入固定されており、各ローラ回転軸91の他端側は、前記第1取付台81及び第2取付台85に形成される係合凹部92と係合され、ローラ本体90aが回転(自転)可能に支持されている。また、ローラ本体90aには、軸方向端部側のそれぞれにおける外周面には、径方向内側に凹となる溝部93が形成されている。
ローラカバー90bは、略円筒状に構成されるとともに、その内周面には径方向内側に凸となる凸部94が形成されている。この凸部94は、前記ローラ本体90aの外周面に形成される溝部93と係合するようになっており、ローラカバー90bの軸方向(図2において幅方向)への位置ずれが防止されている。
また、ローラ部90の挿通ベース部81aを介した対極位置(ローラ部90とは回転支軸76を中心として周方向180°反対位置)には、略円柱状の金属部材(例えばアルミニウムや真鍮など)で構成される肌押さえ部95が第1取付台81と一体回転(公転)可能に設けられる。肌押さえ部95の外表面は、アルマイト処理による酸化膜が設けられる処理が施されている。
肌押さえ部95の両端には断面D字状の凸部95aが設けられており、この凸部95aが第1取付台81及び第2取付台85に設けられた断面D字状の凹部96圧入固定されることにより、回転(自転)しないように構成されている。また、第1取付台81には凸部81cが設けられており、第2取付台85の凹部85aと嵌合することによりねじれないようになっており、図示しないネジにより第1取付台81及び第2取付台85とを固定することで、ローラ部90及び肌押さえ部95の傾きやねじれを防止している。
尚、ローラ部90の軸方向両端面と、第1取付台81及び第2取付台85との間には0.5mm以上の隙間が設けられるとともに、肌押さえ部95の軸方向両端面と、第1取付台81及び第2取付台85との間には0.5mm以上の隙間が設けられており、これらの隙間は1.0mm以上が望ましく、このような構成とすることで毛髪等が絡むことが抑えられている。
また、第1基台66及び第2基台71には、回転支軸76の軸方向(図2において左右方向)の外側で下部側を覆うヘッド部12のヘッド部12の本体(外殻)をなすヘッド部側ハウジング100(図1参照)を構成する第1カバー部材101がネジ102にて固設されている。
この第1カバー部材101は、上面視で略楕円状の筒状部101aと、この筒状部101aの上端の左右側縁から前記左右方向に広がりつつ上方向に突出する2つの突出部101bとで構成されている。筒状部101aの下部側は本体部側ハウジング13の上側の開口部13dに挿入された状態でモータ基台50と係合されている。そして、筒状部101aの上端側の突出部101bは、筒状部101aの周方向において正対するように形成されている。また、第1カバー部材101の上端側にはヘッド部側ハウジング100を構成する支持部の外殻部としての第2カバー部材105が組み付けられたヘッド部側ハウジング100を構成する第3カバー部材106が取り付けられている。
第1カバー部材101の上端側に取り付けられる第3カバー部材106は、第1カバー部材101の上端に沿って枠状に形成されており、第1カバー部材101の突出部101b上端側と当接する被覆部107が設けられている。
第2カバー部材105は第3カバー部材106の内周縁部106aに沿って枠状に形成されるベース部105aと、このベース部105aの上部側において左右方向に突出する凸部105bとを備えている。また、凸部105bは、前記被覆部107と対応する位置に形成されており、この凸部105bの上端部は、第3カバー部材106の被覆部107上端側における下面と上下方向で係合するようになっている。そのため、第2カバー部材105の左右の浮き上がりが防止されている。尚、第3カバー部材106の被覆部107下端側には、フック部108が設けられており、第1カバー部材101に設けた図示しない凹部と係合することで、第3カバー部材106の左右の浮き上がり等を防止している。
また、図1及び図2に示すように前記ベース部105aの側部上端部105dの最上端位置P1がローラブロック61の回転に伴う最も外側の最外周軌跡L1(図3におけるローラ部90の外周部位が公転に伴って描く軌跡であり、本実施形態では半径13mm)の上端位置P2よりも下方向に位置(本実施形態では1.5mm下方に位置)するように構成されている。つまり、側部上端部105dよりもローラブロック61の最外周軌跡L1が上方に位置するように構成されている。具体的には、ローラブロック61を構成するローラ部90が最上部の位置にあるときに、ベース部105aの側部上端部105dよりも上方に1.5mm突出するように構成されている。
また、ローラブロック61を構成する肌押さえ部95が最上部の位置(図2におけるローラ部90の位置)にあるときに、ベース部105aの側部上端部105dよりも上方に0.5mm突出するように構成されている。このような構成とすることで、本装置10使用中におけるローラブロック61の軸直交方向(上下方向)において、肌当接部としての側部上端部105dにて使用者の肌の移動(変位)が抑えられる。このため、ローラ部90及び肌押さえ部95と使用者の肌との当接量(面積)が限定されるため、使用者に対して所望の刺激を付与することが可能となる。
尚、上述のことから分かるように本実施形態では、ローラ部90の公転に伴う最外周軌跡L1が肌押さえ部95の公転に伴うその最外周軌跡L2よりも軸直交方向において外側、つまり最外周軌跡L1の直径>最外周軌跡L2の直径となるように設定されている。ここで、本構成と比較して、金属部材で構成される自転不能に支持された肌押さえ部95の位置と、外表面がローラカバー90bで覆われる自転可能なローラ部90の最外周軌跡とを一致するようにした場合では、金属部材で構成される自転不能な肌押さえ部95による肌への刺激量が、外表面がローラカバー90bで覆われる自転可能なローラ部90による肌への刺激量よりも大きくなってしまう。つまり、本実施形態では、軸直交方向において自転不能に支持される肌押さえ部95よりも外表面がローラカバー90bで覆われる自転可能なローラ部90の最外周軌跡L1が外側を通過するように設定することで、前述した刺激量の違いを調整して使用者の肌に対して好適な刺激を付与できるようになっている。
また、第2カバー部材105のベース部105aには、ローラブロック61が第1基台66側に入り込む回転方向側(後部側)において、ローラブロック61及び第2カバー部材105の後側上端部105cとの間の挟み込み部分から所定距離以上確保させるための規制部としての突出壁部110がベース部105aの後側上端部105cから斜め上方に突出するように形成されている。突出壁部110は、ローラブロック61の回転に伴う最も外側の最外周軌跡L1に沿って上方向に湾曲状をなすように形成されている。この時、突出壁部110は、挟み込み規制の際に使用者の肌と当接して挟み込み部分(例えば、ローラブロック61と第2カバー部材105)と使用者の肌との距離を確保するべく、突出壁部110の内周面110aと最外周軌跡L1、つまりローラ部90(ローラブロック61)との距離Aは8mm〜15mmとなるように構成されている。尚、突出壁部110及びローラ部90との距離Aはローラ部90の幅方向中央部で10mm〜12mm、ローラ部90の幅方向端部側で8mm〜10mmとなるように湾曲状に構成することで、美観を向上させつつ、安全を確保した状態で小さく構成できるので使い勝手もよくなる。
また、突出壁部110は、使用者の肌と当接し得るその突出壁部110の上端110bから距離B(例えば3mm程度以上)まで、前記距離Aを保つように構成されている。また、突出壁部110の上端110bは、ローラブロック61の回転(公転)中心である回転支軸76よりも下方側に位置し、その上下方向の距離Cが例えば2mm程度となるように構成されている。また、突出壁部110は、図8に示すように、ローラブロック61の軸中心である突出壁部110の軸方向長さ(幅方向長さ)Dが前記ローラ部90の幅方向長さよりも長くなるように構成されている。
上記のように構成された美容器10では、スイッチ部材20が本体部11内側に押し込まれることで、電源がオン状態となり、蓄電池15から電池金具37、回路基板17、及びリード線44を介してモータ16のターミナル16cに電力が供給され、モータ16が一方向に回転するようになっている。そして、モータ16の回転に伴い、モータ16のピニオンギア55と接続された駆動伝達機構60を介してローラブロック61にモータ16の回転駆動力が伝達され、ローラブロック61が一方向(図3において反時計回り)に回転するようになっている。この時、通常使用側である美容器10の前部側のローラブロック61(ローラ部90及び肌押さえ部95)にて使用者の肌(特に顔)と接触されることで、ローラ部90及び肌押さえ部95が交互に連続的に使用者の肌の同一部分において下から上方向に引き上げるような刺激を付与する、つまりエスティシャンの手技を模した動作ができるようになっている。特に、肌押さえ部95が自転不能に支持されているため、使用者の肌をより引き上げるような効果が得られるようになっている。
また、金属部材にて構成されるローラ本体90aの外表面を、柔軟材で構成されるローラカバー90bにて覆うようにローラ部90を構成したことで、使用者の肌との当接の際の当たり感をソフトにすることができ、好適な刺激を使用者に付与できるようになっている。また、肌押さえ部95の表面に酸化膜を設ける処理が施されているため、皮脂などによる金属部材の酸化にて発生する酸化物の汚れなどの発生が抑えられ、使用者に不快感を与えるといったことが抑えられている。
また、ローラブロック61を回転可能に支持する支持部としての第1基台66及び第2基台71の外殻部をなす第2カバー部材105(ベース部105a)の側部上端部105dが本装置10使用中において使用者の肌と当接可能な肌当接部として機能するようになっている。そして、この側部上端部105d(最上端位置P1)よりも本装置10動作中においてローラ部90の上端位置(P2)と肌押さえ部95の上端位置が軸直交方向である上下方向において外側(上側)となるように設定されている。このような構成とすることで、本装置10使用中におけるローラブロック61の回転中心である回転支軸76の軸直交方向において、側部上端部105dにて使用者の肌の移動(変位)が抑えられる。このため、ローラ部90及び肌押さえ部95と使用者の肌との当接量(面積)が限定されるため、使用者に対して所望の刺激を付与することができるようになっている。
また、通常使用側とは反対側、つまりローラブロック61がローラブロック61と対向する第1基台66上面66aに入り込む側である美容器10の後部側(後側上端部105c)には、第2カバー部材105の後側上端部105c及びローラブロック61の間の挟み込み部分と使用者の肌との距離を確保する突出壁部110が設けられている。このため、ローラブロック61回転に伴ってローラブロック61とこのローラブロック61を第1基台66上面66a及び第2カバー部材105のベース部105aの後側上端部105c側との間で起こり得る肌の挟み込みが抑えられている。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)回転部としてのローラブロック61には、使用者の肌と当接するとともに自転可能なローラ部90と、このローラ部90を公転可能に支持する公転部を構成する第1取付台81、第2取付台85及び回転支軸76とが備えられ、この第1取付台81、第2取付台85がモータ16の駆動により自動で回転するように構成される。このような構成とすることで、モータ16の駆動によってローラ部90を公転させることができるため、そのローラ部90が公転されて周期的(連続的)に使用者の肌の同一部分を刺激、つまりエステティシャンの行うような手技を模した動作とが可能となり、より好適に使用者の肌に刺激を付与することができる。また、ローラブロック61の回転方向が使用者の肌を持ち上げる方向となるように使用することで、本構成において、使用者の肌を持ち上げるような刺激を使用者に付与することができる。
(2)ローラブロック61には自転可能なローラ部90の公転と同心円上に、ローラ部90とは別に自転不能に支持されるローラ部としての肌押さえ部95が設けられる。このように、自転不能に支持される肌押さえ部95を設け、公転させることで、使用者の肌上を転がらず、肌を持ち上げる動作をより大きくすることが可能となる。これにより、より高い肌の引き上げ効果を使用者に付与することができる。
(3)自転可能なローラ部90を構成するローラ本体90aの外表面が柔軟材で構成されるローラカバー90bで覆われることで、使用者の肌との当接の際の当たり感をソフトにすることができ、好適な刺激を使用者に付与することが可能となる。
(4)ローラ部90及びローラ部としての肌押さえ部95は、金属部材で構成されるため、ローラ部90及び肌押さえ部95の自重を大きくでき、公転されるローラ部90及び肌押さえ部95による使用者の肌との当接の際の刺激の大きさを大きくでき、肌への刺激を高めることができる。また、実施形態では、自転不能に支持される肌押さえ部95が金属部材で構成しているため、金属部材の滑らかな外周面に使用者の肌上を滑るような動作が実現可能となる。このため、自転不能に支持される肌押さえ部95の外表面を、ローラ部90同様にゴム等の柔軟材で覆う構成と比較した場合に、上記構成では使用者への過度な刺激を抑えることができ、より好適な刺激を付与することが可能となる。
(5)金属部材で構成される肌押さえ部95は、その外表面に酸化膜を設ける処理が施される。このような構成とすることで、皮脂などによる金属部材の酸化にて発生する酸化物の汚れなどの発生を抑えることができる。
(6)ローラブロック61を有するヘッド部12は、弾性部材としてのフロートバネ45を介してフロート支持されて構成される。このため、使用者の肌に対してローラブロック61を構成するローラ部90及び肌押さえ部95の当たり感を柔軟とすることができ、使用者に好適に刺激を付与することが可能となる。
(7)ローラ部90及び肌押さえ部95の周囲のヘッド部12の部位である第2カバー部材105(ベース部105a)には、使用者の肌と当接可能な肌当接部としての側部上端部105dが備えられる。そして、ローラ部90及び肌押さえ部95は、その公転に伴う最外周軌跡L1が上下方向において側部上端部105dよりも外側(上側)に位置するように設定される。このような構成とすることで、本装置10使用中におけるローラブロック61の上下方向において、側部上端部105dにて使用者の肌の移動(変位)が抑えられる。このため、ローラ部90及び肌押さえ部95と使用者の肌との当接量(面積)が限定されるため、使用者に対して所望の刺激を付与することが可能となる。
(8)自転可能な第1ローラ部としてのローラ部90と、金属部材で構成されるとともに、ローラ部90の公転と同心円上にローラ部90とは別に自転不能に支持される第2ローラ部としての肌押さえ部95とを備えてローラブロック61が構成される。そして、自転可能なローラ部90は、その最外周軌跡L1が自転不能に支持される肌押さえ部95の最外周軌跡L2よりも軸直交方向(上下方向)において外側に位置するように設定される。ここで、例えば肌押さえ部95の最外周軌跡L2と、ローラ部90の最外周軌跡L1が一致するようにした場合、金属部材で構成される自転不能な肌押さえ部95による肌への刺激量が、外表面が柔軟材で覆われる自転可能なローラ部90による肌への刺激量よりも大きくなってしまう。つまり、本実施形態の構成では、自転不能に支持される肌押さえ部95よりも外表面が柔軟材で覆われる自転可能なローラ部90の最外周軌跡L1が軸直交方向において外側に位置する(最外周軌跡L1の直径>最外周軌跡L2の直径となる)ように設定することで、刺激量の違いを調整して使用者の肌に対して好適な刺激を付与することが可能となる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、ローラ部90(ローラ本体90a)及び肌押さえ部95を金属部材で構成したが、例えば樹脂など金属部材以外の部材で構成してもよい。
・上記実施形態では、金属部材で構成される肌押さえ部95の外表面を酸化膜を設ける処理を施す構成としたが、これに限らず、酸化膜を設けない構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、自転可能に構成されるローラ本体90aの外表面を柔軟材としてのローラカバー90bで覆うように構成したが、これに限らない。ローラ本体90aをローラカバー90bにて覆わない構成としてもよい。また、ローラ本体90a全体(ローラ部90)をゴムなどの柔軟材にて構成してもよい。
・上記実施形態では、ヘッド部12(回転部としてのローラブロック61)が本体部11(本体部側ハウジング13)に対してフロート支持されるように構成したが、フロート支持以外の構成であってもよい。
・上記実施形態では、自転不能に支持される肌押さえ部95を設ける構成としたが、省略した構成を採用してもよい。また、この肌押さえ部95は、円柱状に限らず、円筒状やその他の形状であってもよい。但し、肌との当接面が湾曲状になることが望ましい。
・上記実施形態では、ローラブロック61を構成するローラ部90及び肌押さえ部95の各最外周軌跡L1,L2が側部上端部105dよりも回転支軸76の軸直交方向(上下方向)において外側(上側)となるように設定したが、これに限らない。各最外周軌跡L1,L2が側部上端部105dと軸直交方向(上下方向)において同位となるように構成してもよい。
・上記実施形態では、ローラブロック61を構成するローラ部90の最外周軌跡L1がローラブロック61を構成する肌押さえ部95の最外周軌跡L2よりも軸直交方向において外側、つまり最外周軌跡L1の直径>最外周軌跡L2の直径となるように設定したが、これに限らない。例えば最外周軌跡L1の直径=最外周軌跡L2となる構成や、最外周軌跡L1<最外周軌跡L2となる構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、突出壁部110を設けたが、省略した構成であってもよい。
・上記実施形態では、通常使用側である突出壁部110形成位置とは反対側の本体部側ハウジング13の前部にスイッチ部材20を設けたが、これに限らず、スイッチ部材20は例えば本体部側ハウジング13の後部等、任意の位置に設けてもよい。
・上記実施形態では、自転可能に設けられるローラ部90を1つ設けたが、2つ以上設けた構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、モータ16との回転駆動方向が駆動伝達機構60にて直交する方向に変換されてローラブロック61が回転するように構成したが、これに限らず、モータ16とローラブロック61との回転方向を同一方向とした構成を採用してもよい。
10…美容器、11…美容器本体部(本体部)、12…ヘッド部、13…本体部側ハウジング(ハウジング)、16…モータ、45…フロートバネ(弾性部材)、61…ローラブロック(回転部)、66…第1基台(支持体)、71…第2基台(支持体)76…回転支軸(公転部)、81…第1取付台(公転部)、85…第2取付台(公転部)、90…ローラ部(第1ローラ部)、90a…ローラ部を構成するローラ本体、90b…ローラカバー(柔軟材)、95…肌押さえ部(第2ローラ部)、105d…側部上端部(肌当接部)、L1,L2…最外周軌跡。

Claims (4)

  1. 使用者が把持可能な本体部と、その本体部の一端側に設けられ回転部を有するヘッド部とを備え、前記使用者の肌面上で前記回転部を回転させながら使用者の肌を押圧して刺激を付与する美容器であって、
    前記回転部は、自転軸を中心に自転可能なローラ部と、前記ローラ部を公転可能に支持する公転部とを備え、
    前記公転部は、前記自転軸の径方向内側であって前記自転軸と平行に設けられた回転軸を中心に、前記本体部に収容されたモータの駆動により自動で回転するように構成され
    前記ローラ部は、
    少なくとも外表面が柔軟材で覆われる自転可能な第1ローラ部と、
    金属部材で構成されるとともに、前記第1ローラ部の公転と同心円上に該第1ローラ部とは別に自転不能に支持される第2ローラ部とを備え、
    自転可能な前記第1ローラ部の公転に伴う最外周軌跡は、自転不能に支持される前記第2ローラ部の公転に伴う最外周軌跡よりも前記回転部の軸中心と直交する軸直交方向において外側に位置するように設定されたことを特徴とする美容器。
  2. 請求項に記載の美容器において、
    前記金属部材は、その外表面に酸化膜を設ける処理を施したことを特徴とする美容器。
  3. 請求項1又は2に記載の美容器であって、
    前記回転部を有する前記ヘッド部は、弾性部材を介してフロート支持されて構成されたことを特徴とする美容器。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載の美容器であって、
    前記ローラ部の周囲の前記ヘッド部の部位には、前記使用者の肌と当接可能な肌当接部を備え、
    前記ローラ部は、その公転に伴う最外周軌跡が前記回転部の軸中心と直交する軸直交方向において前記肌当接部と同位若しくは外側に位置するように設定されたことを特徴とする美容器。
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