JP2542426Y2 - 電動式ローラーマッサージ機 - Google Patents
電動式ローラーマッサージ機Info
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- JP2542426Y2 JP2542426Y2 JP1991036884U JP3688491U JP2542426Y2 JP 2542426 Y2 JP2542426 Y2 JP 2542426Y2 JP 1991036884 U JP1991036884 U JP 1991036884U JP 3688491 U JP3688491 U JP 3688491U JP 2542426 Y2 JP2542426 Y2 JP 2542426Y2
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- massage
- bearing
- rotating disk
- shaft
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H23/00—Percussion or vibration massage, e.g. using supersonic vibration; Suction-vibration massage; Massage with moving diaphragms
- A61H23/02—Percussion or vibration massage, e.g. using supersonic vibration; Suction-vibration massage; Massage with moving diaphragms with electric or magnetic drive
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H15/00—Massage by means of rollers, balls, e.g. inflatable, chains, or roller chains
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- Pain & Pain Management (AREA)
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Massaging Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は片手で持てる大きさの
電動式ローラマッサージ機に関するものである。
電動式ローラマッサージ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マッサージ機は従来より種々の形態のも
のが知られており、そのうち電動式のマッサージ機は実
公昭55−9936号公報に示されるように、電動機等
によって回転させられる回転円盤に設けられた凹部に、
マッサージを行うボールを回転自在に嵌合したものがあ
る。また、本件考案の考案者は実願平2−56160号
において、複数のマッサージローラを回転盤に回転自在
に支承したものを開発した。
のが知られており、そのうち電動式のマッサージ機は実
公昭55−9936号公報に示されるように、電動機等
によって回転させられる回転円盤に設けられた凹部に、
マッサージを行うボールを回転自在に嵌合したものがあ
る。また、本件考案の考案者は実願平2−56160号
において、複数のマッサージローラを回転盤に回転自在
に支承したものを開発した。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】これら先行技術のもの
は前記ボール部分をマッサージをすべき部分の皮膚に直
接又は衣服の上から押し当てて行うものであるが、前述
の先行技術のうち、前記考案のものにおいては、回転円
盤に嵌合された各ボールはマッサージ機の移動に伴い円
滑に転動せず、皮膚や、衣服を傷めるおそれがある。更
に先行技術のうち、後者のものにおいては前記の前者の
欠点を充分解決し、一応の成果をおさめているが、更に
マッサージ機の移動時の皮膚や皮膜を更に傷めず各マッ
サージローラとその軸部を滑り軸承式自動調心ベアリン
グを介して結合して、自動調心させて、回転を潤滑剤を
用いなくとも円滑にし、押圧力が高められマッサージ効
果を高めると共にマッサージ機自体の耐久性を高めるた
めのものである。
は前記ボール部分をマッサージをすべき部分の皮膚に直
接又は衣服の上から押し当てて行うものであるが、前述
の先行技術のうち、前記考案のものにおいては、回転円
盤に嵌合された各ボールはマッサージ機の移動に伴い円
滑に転動せず、皮膚や、衣服を傷めるおそれがある。更
に先行技術のうち、後者のものにおいては前記の前者の
欠点を充分解決し、一応の成果をおさめているが、更に
マッサージ機の移動時の皮膚や皮膜を更に傷めず各マッ
サージローラとその軸部を滑り軸承式自動調心ベアリン
グを介して結合して、自動調心させて、回転を潤滑剤を
用いなくとも円滑にし、押圧力が高められマッサージ効
果を高めると共にマッサージ機自体の耐久性を高めるた
めのものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の課題を達成するた
めに、この考案は片持ち型のケーシング内に、このケー
シングに固定してある電動モータを備え、このモータに
よって回転する回転軸の一端には回転円盤が固定してあ
り、この回転円盤には周方向に転動可能な複数個のマッ
サージローラを装備しているものにおいて、前記各マッ
サージローラはエンジニアリングプラスチックよりな
り、これらを支承している各ローラ軸とは滑り軸承型ベ
アリングを介して結合してあり、この滑り軸承型ベアリ
ングは前記ローラ軸のローラボス部幅の中央位置には円
周方向にベアリングボール支持溝が刻設してあり、この
支持溝には鋼、不錆鋼、セラミックスのうちの一種より
なるベアリングボール群が装備してあり、各ベアリング
ボール群は前記ローラ軸周面より突出させてあり、前記
マッサージローラのボス部内周面はベアリングボール群
と丁度転動する内径としてあり、かつ、この内周面には
少なくとも両端部分に等径の弗素樹脂スリーブが嵌合さ
せてあり、前記ローラ軸は前記回転円盤にそれぞれ固定
してあり、前記マッサージローラはローラ軸に対して前
記ベアリングボール群を中心として、両側の前記スリー
ブ内周面がローラ軸と接触する範囲の角度まで傾動自動
調心自在に装備してあることを特徴とする電動式ローラ
マッサージ機とする。
めに、この考案は片持ち型のケーシング内に、このケー
シングに固定してある電動モータを備え、このモータに
よって回転する回転軸の一端には回転円盤が固定してあ
り、この回転円盤には周方向に転動可能な複数個のマッ
サージローラを装備しているものにおいて、前記各マッ
サージローラはエンジニアリングプラスチックよりな
り、これらを支承している各ローラ軸とは滑り軸承型ベ
アリングを介して結合してあり、この滑り軸承型ベアリ
ングは前記ローラ軸のローラボス部幅の中央位置には円
周方向にベアリングボール支持溝が刻設してあり、この
支持溝には鋼、不錆鋼、セラミックスのうちの一種より
なるベアリングボール群が装備してあり、各ベアリング
ボール群は前記ローラ軸周面より突出させてあり、前記
マッサージローラのボス部内周面はベアリングボール群
と丁度転動する内径としてあり、かつ、この内周面には
少なくとも両端部分に等径の弗素樹脂スリーブが嵌合さ
せてあり、前記ローラ軸は前記回転円盤にそれぞれ固定
してあり、前記マッサージローラはローラ軸に対して前
記ベアリングボール群を中心として、両側の前記スリー
ブ内周面がローラ軸と接触する範囲の角度まで傾動自動
調心自在に装備してあることを特徴とする電動式ローラ
マッサージ機とする。
【0005】また前記課題を達成するためにこの考案の
電動式ローラマッサージ機の前記マッサージローラのロ
ーラ軸に対する傾斜角は0.4°乃至5°の範囲として
あることを特徴とすることが好ましい。
電動式ローラマッサージ機の前記マッサージローラのロ
ーラ軸に対する傾斜角は0.4°乃至5°の範囲として
あることを特徴とすることが好ましい。
【0006】また前記課題を達成するためにこの考案は
前記各ローラ軸は左右二部材よりなり前記ベアリングボ
ール支持溝の一端部で前記二部材嵌合抜去自在とするこ
とが好ましい。
前記各ローラ軸は左右二部材よりなり前記ベアリングボ
ール支持溝の一端部で前記二部材嵌合抜去自在とするこ
とが好ましい。
【0007】また前記課題を達成するために前記ケーシ
ング内には前記電動モータによって回転する送風ファン
が設けてあり、前記ケーングには外気吸込孔が、また前
記回転円盤には空気吹出口がそれぞれ複数個づつ穿設し
てあることを特徴とすることが好ましい。
ング内には前記電動モータによって回転する送風ファン
が設けてあり、前記ケーングには外気吸込孔が、また前
記回転円盤には空気吹出口がそれぞれ複数個づつ穿設し
てあることを特徴とすることが好ましい。
【0008】
【作用】叙上のように構成しているこの請求項1記載の
考案のものにおいて、これを使用するときには、電動モ
ータを回転させると、回転円盤はゆっくりとその回転軸
周りに回転し、各マッサージローラは回転することなく
回転円盤と共に公転する。このようにしてケーシングを
片手でもって、マッサージすべき皮膚又は衣服上に押圧
すると各マツサージローラはこれらとの接触抵抗により
皮膚又は衣服上を転動しながら回転円盤と共に公転す
る。またマッサージ機全体を皮膚に押し付けたまま移動
して使用する。この各マッサージローラが回転すると
き、ローラ内周面とローラ軸とは複数個のベアリング群
を介して、転動接触して回転する。また各ローラはその
外周面が当接する部分の形態及び側方への移動時に側圧
を受け、前記滑り軸承ベアリングによってローラ軸に対
して各ローラは自動調心の範囲内において傾動する。即
ち、各ーラはベアリングローラ群を中心として傾斜し、
そのローラの内周の弗素樹脂スリーブの一方の端が、ロ
ーラ軸と接触しそのローラ軸とスリーブ内周面は滑り接
触し、各ローラはベアリングボール部の転動接触と相ま
って回転する。
考案のものにおいて、これを使用するときには、電動モ
ータを回転させると、回転円盤はゆっくりとその回転軸
周りに回転し、各マッサージローラは回転することなく
回転円盤と共に公転する。このようにしてケーシングを
片手でもって、マッサージすべき皮膚又は衣服上に押圧
すると各マツサージローラはこれらとの接触抵抗により
皮膚又は衣服上を転動しながら回転円盤と共に公転す
る。またマッサージ機全体を皮膚に押し付けたまま移動
して使用する。この各マッサージローラが回転すると
き、ローラ内周面とローラ軸とは複数個のベアリング群
を介して、転動接触して回転する。また各ローラはその
外周面が当接する部分の形態及び側方への移動時に側圧
を受け、前記滑り軸承ベアリングによってローラ軸に対
して各ローラは自動調心の範囲内において傾動する。即
ち、各ーラはベアリングローラ群を中心として傾斜し、
そのローラの内周の弗素樹脂スリーブの一方の端が、ロ
ーラ軸と接触しそのローラ軸とスリーブ内周面は滑り接
触し、各ローラはベアリングボール部の転動接触と相ま
って回転する。
【0009】請求項2記載の考案においては、請求項1
記載の考案の作用の外、各マッサージローラは側圧を受
けたとき、そのローラ軸と、0.4°乃至5°の範囲で
傾動しながら回転する。請求項3記載の考案において
は、請求項1記載の考案の作用の外、各ローラ軸は左右
嵌合抜去自在であるからベアリングボール群を装填する
とき、又は摩耗その他破損して交換するとき、各ローラ
軸を左右に抜去して、ベアリングボールをその支持溝に
装填する。請求項4記載の考案においては、請求項1記
載の考案の作用の外のものにおいては、電動モータが回
転しているときは各マッサージローラが公転すると共
に、送風ファンによって風が回転円盤から噴出し、マッ
サージすべき皮膚を吹風動圧によっても、マッサージロ
ーラと併せてマッサージする。
記載の考案の作用の外、各マッサージローラは側圧を受
けたとき、そのローラ軸と、0.4°乃至5°の範囲で
傾動しながら回転する。請求項3記載の考案において
は、請求項1記載の考案の作用の外、各ローラ軸は左右
嵌合抜去自在であるからベアリングボール群を装填する
とき、又は摩耗その他破損して交換するとき、各ローラ
軸を左右に抜去して、ベアリングボールをその支持溝に
装填する。請求項4記載の考案においては、請求項1記
載の考案の作用の外のものにおいては、電動モータが回
転しているときは各マッサージローラが公転すると共
に、送風ファンによって風が回転円盤から噴出し、マッ
サージすべき皮膚を吹風動圧によっても、マッサージロ
ーラと併せてマッサージする。
【0010】
【実施例】次にこの考案の代表的な実施例に基づいて説
明する。図中符号10は円筒形状のケーシングであり、
内部に電動モータ11が固定してあり、電動モータ11
の出力軸12の一端には適宜の減速機13を介して、ケ
ーシング10の軸線方向に延びる回転軸14が設けてあ
り、この一端に回転円盤15が固着してある。この回転
円盤15には円周方向に回転可能な数個(図示では4
個)のマッサージローラ16が回転自在にそれぞれ設け
てある。この回転円盤15には軸方向に貫通する複数個
の空気噴出口17が穿設してある。
明する。図中符号10は円筒形状のケーシングであり、
内部に電動モータ11が固定してあり、電動モータ11
の出力軸12の一端には適宜の減速機13を介して、ケ
ーシング10の軸線方向に延びる回転軸14が設けてあ
り、この一端に回転円盤15が固着してある。この回転
円盤15には円周方向に回転可能な数個(図示では4
個)のマッサージローラ16が回転自在にそれぞれ設け
てある。この回転円盤15には軸方向に貫通する複数個
の空気噴出口17が穿設してある。
【0011】18は前記電動モータ11の多端の出力軸
には送風ファンが固定してある。この送風ファン18は
前記ケーシング10内に位置し、ケーシング10の後端
には空気吸入孔20が設けてあり、前記ケーシング10
と電動モータ11及び減速機13の間にはケーシング1
0の軸方向に空気通風路21が形成してある。前記各マ
ッサージローラ16は機械的強度の高い凡用エンジニア
リングプラスチックよりなり、例えばポリアミド系又は
ポリアセタール系のものを用いてあり、その外形に特に
限定はないが、それぞれ35mm乃至40mmとしてあ
り、そのボス部22の両端部には円筒形の弗素樹脂(例
えば株式会社ニチアス製の登録商標エクセライドを用い
る。)のスリーブ23がマッサージローラ成形時にイン
サートしてある。
には送風ファンが固定してある。この送風ファン18は
前記ケーシング10内に位置し、ケーシング10の後端
には空気吸入孔20が設けてあり、前記ケーシング10
と電動モータ11及び減速機13の間にはケーシング1
0の軸方向に空気通風路21が形成してある。前記各マ
ッサージローラ16は機械的強度の高い凡用エンジニア
リングプラスチックよりなり、例えばポリアミド系又は
ポリアセタール系のものを用いてあり、その外形に特に
限定はないが、それぞれ35mm乃至40mmとしてあ
り、そのボス部22の両端部には円筒形の弗素樹脂(例
えば株式会社ニチアス製の登録商標エクセライドを用い
る。)のスリーブ23がマッサージローラ成形時にイン
サートしてある。
【0012】このマッサージローラ16とそのローラ軸
25とは滑り軸承式自動調心ベアリングを介して結合し
てある。即ち、このマッサージローラ16を回転円盤1
5に支持するローラ軸25は前記スリーブ23の内径よ
りも若干細くマッサージローラ16の幅の丁度中央部に
相当する位置には円周方向にベアリングボール支持溝2
6が設けてある。更に、前記ローラ軸25は、前記ベア
リングボール支持溝26の一端部分において、左右一対
のローラ軸25aと25bに嵌合抜去自在になってい
る。またローラ軸25の両端は非円形部27が形成して
あって、回転円盤15の支持部にローラ軸25が自転し
ないよう嵌合離反自在に装備してある。これらローラ軸
25は例えば不錆鋼よりなる。更にベアリングボール支
持溝26には数個のベアリングボール28群が装填して
あり、このベアリング28群は支持溝26の底と、前記
マッサージローラの16のボス部の円周面にそれぞれ直
接転動接触している。前述の滑り軸承式自動調心ベアリ
ングを組み立てるには、先ずマッサージローラ16中
に、軸25を構成する一方の軸25aをマッサージロー
ラ16の中心孔に挿入する。
25とは滑り軸承式自動調心ベアリングを介して結合し
てある。即ち、このマッサージローラ16を回転円盤1
5に支持するローラ軸25は前記スリーブ23の内径よ
りも若干細くマッサージローラ16の幅の丁度中央部に
相当する位置には円周方向にベアリングボール支持溝2
6が設けてある。更に、前記ローラ軸25は、前記ベア
リングボール支持溝26の一端部分において、左右一対
のローラ軸25aと25bに嵌合抜去自在になってい
る。またローラ軸25の両端は非円形部27が形成して
あって、回転円盤15の支持部にローラ軸25が自転し
ないよう嵌合離反自在に装備してある。これらローラ軸
25は例えば不錆鋼よりなる。更にベアリングボール支
持溝26には数個のベアリングボール28群が装填して
あり、このベアリング28群は支持溝26の底と、前記
マッサージローラの16のボス部の円周面にそれぞれ直
接転動接触している。前述の滑り軸承式自動調心ベアリ
ングを組み立てるには、先ずマッサージローラ16中
に、軸25を構成する一方の軸25aをマッサージロー
ラ16の中心孔に挿入する。
【0013】次にベアリングボール支持溝21とマッサ
ージローラ16の円周面間に必要数のベアリングボール
28群を入れ、最後に他の軸25bを挿入し、軸25a
と25bを嵌合させ、これらによって前記ベアリングボ
ール28群を支持後、ローラ軸25両端の非円形部27
を回転円盤15の支持部に嵌め込み固定する。このよう
にするとローラ軸25とスリーブ23との間には僅か
(約30ミクロン乃至50ミクロン)間隙が形成され、
マッサージローラ16はベアリングボール28群を中心
として、この間隙の範囲内で傾動し、実施例においては
その傾動可能な範囲は凡そ0.5°である。
ージローラ16の円周面間に必要数のベアリングボール
28群を入れ、最後に他の軸25bを挿入し、軸25a
と25bを嵌合させ、これらによって前記ベアリングボ
ール28群を支持後、ローラ軸25両端の非円形部27
を回転円盤15の支持部に嵌め込み固定する。このよう
にするとローラ軸25とスリーブ23との間には僅か
(約30ミクロン乃至50ミクロン)間隙が形成され、
マッサージローラ16はベアリングボール28群を中心
として、この間隙の範囲内で傾動し、実施例においては
その傾動可能な範囲は凡そ0.5°である。
【0014】実施例の作用 この考案と同様に電動モータ11を回転させると、減速
機13を介して、回転軸14は回転円盤15と共にゆっ
くり回転する。他方送風ファン18は送風に必要な高速
回転をし、ケーシング10の空気吸入孔20から吸い込
まれた空気は通風路21を通り、回転円盤15に設けた
空気噴出口17より空気を吹き出す。而して、前記回転
円盤15と共に公転する数個のマッサージローラ16の
外周面をマッサージすべきところに押圧すると、前記数
個のマッサージローラ16群は回転円盤15と共に公転
し、各マッサージローラ16群はそれぞれのローラ群2
5の周りに伴れ廻りして、皮膚面を公転しながら転動す
る。マッサージ機全体を移動したり、マッサージすべき
場所の表面の凹凸に応じて、各マッサージローラ16に
側圧を受けると、それぞれのマッサージローラはその刻
々変化する側圧に応じ、ローラ軸25とスリーブ23の
間隙だけ、何れかの方向に傾斜し、ローラ16の中心部
は数個のベアリングボール28群と転動接触し、スリー
ブ23部分と回転軸25とは滑り接触しながら回転す
る。これと同時にマッサージすべき場所には回転円盤1
5の空気噴出口17よりの噴出動圧により皮膚面をマッ
サージする。前記ベアリングボール28群の一部が破損
したり、摩耗したときには、組立て時の手順を逆にし
て、軸25a、25bを分解して、新しいベアリングボ
ール28と交換して再び組立て使用する。前記マッサー
ジローラ16のローラ軸25に対する傾斜角は組み付直
後において、実施例でき0.5°程度であり、長期に使
用中に、スリーブ23が摩耗するとその傾斜可能な範囲
は5°程度まで増加することもあるが、実用上殆ど差し
支えない。
機13を介して、回転軸14は回転円盤15と共にゆっ
くり回転する。他方送風ファン18は送風に必要な高速
回転をし、ケーシング10の空気吸入孔20から吸い込
まれた空気は通風路21を通り、回転円盤15に設けた
空気噴出口17より空気を吹き出す。而して、前記回転
円盤15と共に公転する数個のマッサージローラ16の
外周面をマッサージすべきところに押圧すると、前記数
個のマッサージローラ16群は回転円盤15と共に公転
し、各マッサージローラ16群はそれぞれのローラ群2
5の周りに伴れ廻りして、皮膚面を公転しながら転動す
る。マッサージ機全体を移動したり、マッサージすべき
場所の表面の凹凸に応じて、各マッサージローラ16に
側圧を受けると、それぞれのマッサージローラはその刻
々変化する側圧に応じ、ローラ軸25とスリーブ23の
間隙だけ、何れかの方向に傾斜し、ローラ16の中心部
は数個のベアリングボール28群と転動接触し、スリー
ブ23部分と回転軸25とは滑り接触しながら回転す
る。これと同時にマッサージすべき場所には回転円盤1
5の空気噴出口17よりの噴出動圧により皮膚面をマッ
サージする。前記ベアリングボール28群の一部が破損
したり、摩耗したときには、組立て時の手順を逆にし
て、軸25a、25bを分解して、新しいベアリングボ
ール28と交換して再び組立て使用する。前記マッサー
ジローラ16のローラ軸25に対する傾斜角は組み付直
後において、実施例でき0.5°程度であり、長期に使
用中に、スリーブ23が摩耗するとその傾斜可能な範囲
は5°程度まで増加することもあるが、実用上殆ど差し
支えない。
【0015】その他実施例においては、全部のマッサー
ジローラを覆うソフトカバー30が設けてあり、その枠
リング31がケーシング10の下端に着脱自在に設けて
あり、このソフトカバー30をケーシングに装填すると
マッサージローラ群が直接皮膚に接触せず、これらの摩
擦による肌荒れや衣服の損傷を防止する。以上、本考案
の実施例を詳述したが、本考案はその他の形態でも実施
し得るものである。例えば、前述の実施例においては、
温風として電動モータ11の排熱を利用したがケーシン
グ内には更に別個に加熱源を設けてオフオン自在に設け
てもよいし、回転円盤15面の一部に遠赤外線の発熱体
を装備しても、あるいはマッサージローラ16自体を発
熱体としたり、発熱体を埋設したものでもよい。
ジローラを覆うソフトカバー30が設けてあり、その枠
リング31がケーシング10の下端に着脱自在に設けて
あり、このソフトカバー30をケーシングに装填すると
マッサージローラ群が直接皮膚に接触せず、これらの摩
擦による肌荒れや衣服の損傷を防止する。以上、本考案
の実施例を詳述したが、本考案はその他の形態でも実施
し得るものである。例えば、前述の実施例においては、
温風として電動モータ11の排熱を利用したがケーシン
グ内には更に別個に加熱源を設けてオフオン自在に設け
てもよいし、回転円盤15面の一部に遠赤外線の発熱体
を装備しても、あるいはマッサージローラ16自体を発
熱体としたり、発熱体を埋設したものでもよい。
【0016】 またマッサージローラ16を多孔体とし
てマッサージ用のクリームが含浸できるようにしても、
この考案の実施例に含まれる。また、減速機13と回転
円盤15の間に軸方向に振動させる振動源を付加し、回
転円盤15を軸方向に振動させてもこの考案としては何
ら差し支えない。前述の各ベアリングボール28は公知
のもの同様適当なエンジニアリングプラスチック製の保
持具32に嵌合させてある。この保持具は半円弧の一対
の部材を円形に嵌合させたものである(図4参照)。
てマッサージ用のクリームが含浸できるようにしても、
この考案の実施例に含まれる。また、減速機13と回転
円盤15の間に軸方向に振動させる振動源を付加し、回
転円盤15を軸方向に振動させてもこの考案としては何
ら差し支えない。前述の各ベアリングボール28は公知
のもの同様適当なエンジニアリングプラスチック製の保
持具32に嵌合させてある。この保持具は半円弧の一対
の部材を円形に嵌合させたものである(図4参照)。
【0017】
【考案の効果】この考案のものは叙上のように構成し、
作用を為すから、各マッサージローラの回転は円滑で、
マッサージすべき場所の凹凸や、マッサージ機の移動時
に受ける側圧に対しても、各マッサージローラは滑り軸
承式自動調心ベアリングにより自動調心し、ベアリング
群との接触部分は摩擦抵抗の少ないエンジニアリングプ
ラスチック乃至はそのボス部の内周面を形成する弗素樹
脂スリーブは摩擦抵抗が少なくマッサージローラは、如
何なる状態においても、軽快に回転し、特に潤滑剤を必
要としない。無理な力がローラ軸とマッサージローラ間
に作用せずよってマッサージすべき場所にマッサージロ
ーラとの横滑りによる皮膚との摩擦が少なく、皮膚を傷
めず快適なサマッサージができる。また各マッサージロ
ーラに対する押圧力はマッサージローラに嵌合した弗素
樹脂のスリーブとローラ軸との滑り嵌合部分で受けるか
ら比較的大きな力が支えられる。またマッサージローラ
全体がエンジニアリングプラスチックで形成されている
ため、ベアリングローラ群との接触部は勿論全体として
も若干の弾性を有するため、自動調心時に仮に衝撃があ
ったとしても充分にこれを吸収する。
作用を為すから、各マッサージローラの回転は円滑で、
マッサージすべき場所の凹凸や、マッサージ機の移動時
に受ける側圧に対しても、各マッサージローラは滑り軸
承式自動調心ベアリングにより自動調心し、ベアリング
群との接触部分は摩擦抵抗の少ないエンジニアリングプ
ラスチック乃至はそのボス部の内周面を形成する弗素樹
脂スリーブは摩擦抵抗が少なくマッサージローラは、如
何なる状態においても、軽快に回転し、特に潤滑剤を必
要としない。無理な力がローラ軸とマッサージローラ間
に作用せずよってマッサージすべき場所にマッサージロ
ーラとの横滑りによる皮膚との摩擦が少なく、皮膚を傷
めず快適なサマッサージができる。また各マッサージロ
ーラに対する押圧力はマッサージローラに嵌合した弗素
樹脂のスリーブとローラ軸との滑り嵌合部分で受けるか
ら比較的大きな力が支えられる。またマッサージローラ
全体がエンジニアリングプラスチックで形成されている
ため、ベアリングローラ群との接触部は勿論全体として
も若干の弾性を有するため、自動調心時に仮に衝撃があ
ったとしても充分にこれを吸収する。
【0018】請求項2記載の考案においては前記効果の
外、各マッサージローラの傾斜可能な範囲の角度が0.
4°乃至5°の範囲であるから、何れかに傾斜するとき
の衝撃は殆どなく軽快である。請求項3記載の考案にお
いては、前記請求項1の効果の他ローラ軸がベアリング
ボール支持溝の一端部分で左右で嵌合抜去自在であるか
らベアリングボール群の組付けが容易である。請求項4
記載の考案においては、前記請求項1の効果の他、噴出
空気の動圧による効果を併せもつ実施例のものにおいて
は、すべての請求項の効果を併せて奏するるローラ軸2
5は不錆鋼よりなり、スリーブ23は弗素樹脂よりなる
から、これらの摩擦面の滑り抵抗は少なく、また摩耗す
るのはスリーブ23側であるから、ローラ軸25の支持
力が長期の使用によっても減殺せずスリーブ23が摩耗
により内径が大きくなっても、各マッサージローラ16
の自動調心時における傾斜角が若干大きくなるだけで実
用上何ら差し支えない。空気噴出口より噴出する空気は
電動モータの排熱により適度の暖風となっており、マッ
サージ効果をより高める。
外、各マッサージローラの傾斜可能な範囲の角度が0.
4°乃至5°の範囲であるから、何れかに傾斜するとき
の衝撃は殆どなく軽快である。請求項3記載の考案にお
いては、前記請求項1の効果の他ローラ軸がベアリング
ボール支持溝の一端部分で左右で嵌合抜去自在であるか
らベアリングボール群の組付けが容易である。請求項4
記載の考案においては、前記請求項1の効果の他、噴出
空気の動圧による効果を併せもつ実施例のものにおいて
は、すべての請求項の効果を併せて奏するるローラ軸2
5は不錆鋼よりなり、スリーブ23は弗素樹脂よりなる
から、これらの摩擦面の滑り抵抗は少なく、また摩耗す
るのはスリーブ23側であるから、ローラ軸25の支持
力が長期の使用によっても減殺せずスリーブ23が摩耗
により内径が大きくなっても、各マッサージローラ16
の自動調心時における傾斜角が若干大きくなるだけで実
用上何ら差し支えない。空気噴出口より噴出する空気は
電動モータの排熱により適度の暖風となっており、マッ
サージ効果をより高める。
【図1】一部縦断正面図である。
【図2】マッサージローラ部の縦断拡大断面図である。
【図3】マッサージローラ、スリーブ、ローラ軸、ベア
リングボール群の分解斜視図である。
リングボール群の分解斜視図である。
【図4】 保持具の分解、一部縦断拡大図である。
10 ケーシング 11 電動モータ 15 回転円盤 16 マッサージローラ 17 空気噴出口 18 送風ファン 20 空気吸入孔 22 ボス部 23 スリーブ 25 ローラ軸 26 ベアリングボール支持溝 28 ベアリングボール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−124144(JP,U) 実開 平4−95031(JP,U) 実開 平4−15928(JP,U) 実開 平3−13138(JP,U) 実開 昭62−30827(JP,U)
Claims (4)
- 【請求項1】片持ち片のケーシング内に、このケーシン
グに固定してある電動モータを備え、このモータによっ
て回転する回転軸の一端には回転円盤が固定してあり、
この回転円盤には周方向に転動可能な複数個のマッサー
ジローラを装備している装置とにおいて、前記各マッサ
ージローラはエンジニアリングプラスチックよりなり、
これと嵌合して支承している各ローラ軸とは滑り軸承型
自動調心ベアリングを介して、結合してあり、この滑り
軸承型ベアリングは、前記ローラ軸のローラボス部幅の
中央位置には円周方向にベアリングボール支持溝が刻設
してあり、この支持溝には、鋼、不錆鋼、セラミックス
のうちの一種よりなるベアリングボール群が装備してあ
り、各ベアリングボール群は前記ローラ軸周面より突出
させてあり、前記マッサージローラのボス部内周面はベ
アリングボール群と丁度転動する内径としてあり、か
つ、この内周面には少なくとも両端部分に等径の弗素樹
脂スリーブが嵌合させてあり、前記ローラ軸は前記回転
円盤にそれぞれ固定してあり、前記マッサージローラは
ローラ軸に対して前記ベアリングボール群を中心とし
て、両側の前記スリーブ内周面がローラ軸と接触する範
囲の角度まで傾動自動調心自在に装備して構成してある
ことを特徴とする電動式ローラマッサージ機。 - 【請求項2】前記マッサージローラのローラ軸に対する
傾斜角は0.4°乃至5°の範囲としてあることを特徴
とする請求項1記載の電動式ローラマッサージ機。 - 【請求項3】前記各ローラ軸は左右二部材よりなり前記
ベアリングボール支持溝の一端部で前記二部材は嵌合抜
去自在にしてあることを特徴とする請求項1記載の電動
式ローラマッサージ機。 - 【請求項4】前記ケーシング内には前記電動モータによ
って回転する送風ファンが設けてあり、前記ケーングに
は外気吸込孔が、また前記回転円盤には空気吹出口がそ
れぞれ複数個づつ穿設してあることを特徴とする請求項
1記載の電動式ローラマッサージ機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991036884U JP2542426Y2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 電動式ローラーマッサージ機 |
KR92006793U KR950007529Y1 (ko) | 1991-04-24 | 1992-04-23 | 전동식 로울러 마사지기 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991036884U JP2542426Y2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 電動式ローラーマッサージ機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04124143U JPH04124143U (ja) | 1992-11-11 |
JP2542426Y2 true JP2542426Y2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=12482206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991036884U Expired - Lifetime JP2542426Y2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 電動式ローラーマッサージ機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542426Y2 (ja) |
KR (1) | KR950007529Y1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5189038B2 (ja) * | 2009-06-29 | 2013-04-24 | パナソニック株式会社 | 美容器 |
KR200466564Y1 (ko) * | 2011-08-01 | 2013-04-23 | (주)아모레퍼시픽 | 마사지기 |
FR3040135B1 (fr) * | 2015-08-18 | 2017-09-15 | Seb Sa | Appareil de massage muni d'au moins une composition cosmetique, dermatologique et/ou pharmaceutique |
KR102652372B1 (ko) * | 2023-04-18 | 2024-03-28 | 주식회사 세라젬 | 열전달 성능이 향상된 마사지 볼 |
-
1991
- 1991-04-24 JP JP1991036884U patent/JP2542426Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-04-23 KR KR92006793U patent/KR950007529Y1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04124143U (ja) | 1992-11-11 |
KR950007529Y1 (ko) | 1995-09-13 |
KR920019177U (ko) | 1992-11-16 |
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Legal Events
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