JPH058417A - サーマルヘツド - Google Patents
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- JPH058417A JPH058417A JP18827491A JP18827491A JPH058417A JP H058417 A JPH058417 A JP H058417A JP 18827491 A JP18827491 A JP 18827491A JP 18827491 A JP18827491 A JP 18827491A JP H058417 A JPH058417 A JP H058417A
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Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被印刷媒体の双方向へのランニングを可能と
し、かつ電極の三次元パターニングを用意すると共に薄
型化する。 【構成】 発熱抵抗体1を形成する印字面3に接した一
方の面に前記印字面3に対して傾斜する斜面4、7aを
形成すると共に一部の斜面7aに駆動用集積回路5を実
装するPCB基板6を固定し、かつこのPCB基板6を
屈曲させて駆動用集積回路5が実装された部位6aが斜
面7a上に位置して印字面3と連なる斜面4と連続させ
られ、他の部位6bが印字面3と平行に配置されてい
る。
し、かつ電極の三次元パターニングを用意すると共に薄
型化する。 【構成】 発熱抵抗体1を形成する印字面3に接した一
方の面に前記印字面3に対して傾斜する斜面4、7aを
形成すると共に一部の斜面7aに駆動用集積回路5を実
装するPCB基板6を固定し、かつこのPCB基板6を
屈曲させて駆動用集積回路5が実装された部位6aが斜
面7a上に位置して印字面3と連なる斜面4と連続させ
られ、他の部位6bが印字面3と平行に配置されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサーマルヘッドに関す
る。更に詳述すると、本発明は、屈曲困難な被印刷媒体
例えば硬質カード等に印刷可能なサーマルヘッドに関す
る。
る。更に詳述すると、本発明は、屈曲困難な被印刷媒体
例えば硬質カード等に印刷可能なサーマルヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッドは、60〜160μm程
度の大きさの複数の発熱抵抗体を絶縁基板上に設置しこ
れら抵抗体に選択的に通電して発生するジュール熱を利
用して被印刷媒体に印字するようにしたもので、発熱抵
抗体の設置の仕方によって大きく分けて平面型サーマル
ヘッドと端面型サーマルヘッドとに分けられる。
度の大きさの複数の発熱抵抗体を絶縁基板上に設置しこ
れら抵抗体に選択的に通電して発生するジュール熱を利
用して被印刷媒体に印字するようにしたもので、発熱抵
抗体の設置の仕方によって大きく分けて平面型サーマル
ヘッドと端面型サーマルヘッドとに分けられる。
【0003】平面型サーマルヘッドは図3の(A)に示
すように、セラミックス基板101の平面104に発熱
抵抗体103を設置したもので、同じ平面104上に駆
動用集積回路105を実装するようにしている。この平
面型サーマルヘッドの場合、発熱抵抗体103と駆動用
集積回路105を結ぶ電極は、ガラスマスクを使ったパ
ターニングによって極めて容易に公知のフォトリソグラ
フィ技術を利用して作成できる。
すように、セラミックス基板101の平面104に発熱
抵抗体103を設置したもので、同じ平面104上に駆
動用集積回路105を実装するようにしている。この平
面型サーマルヘッドの場合、発熱抵抗体103と駆動用
集積回路105を結ぶ電極は、ガラスマスクを使ったパ
ターニングによって極めて容易に公知のフォトリソグラ
フィ技術を利用して作成できる。
【0004】端面型サーマルヘッドは、図3の(B)に
示すように、基板101の端面102に発熱抵抗体10
3を配置すると共にその端面102と直交する異なる平
面104上に駆動用集積回路105等を実装し、発熱抵
抗体103だけを被印刷媒体106に対向させるように
している。そして、平面104上の駆動用集積回路10
5と端面102上の発熱抵抗体103とは直交する二平
面102,104にかけて形成される電極107によっ
て結線されている。そこで、従来は基板101の端面1
02と基板101の表裏両面104との間のコーナ部分
108を曲面に加工し、蒸着等の薄膜技術で端面10
2、曲面コーナ部分108並びに両表面104に金属薄
膜を被着し、これをフォトリソ技術で同時にエッチング
することによって電極107を形成していた。この端面
型サーマルヘッドは、プラテンへの対向部をほぼ発熱素
子部分のみとできるため、硬質カード等の屈曲困難な被
印刷媒体へも印刷可能なサーマルプリンダを容易に実現
できる。
示すように、基板101の端面102に発熱抵抗体10
3を配置すると共にその端面102と直交する異なる平
面104上に駆動用集積回路105等を実装し、発熱抵
抗体103だけを被印刷媒体106に対向させるように
している。そして、平面104上の駆動用集積回路10
5と端面102上の発熱抵抗体103とは直交する二平
面102,104にかけて形成される電極107によっ
て結線されている。そこで、従来は基板101の端面1
02と基板101の表裏両面104との間のコーナ部分
108を曲面に加工し、蒸着等の薄膜技術で端面10
2、曲面コーナ部分108並びに両表面104に金属薄
膜を被着し、これをフォトリソ技術で同時にエッチング
することによって電極107を形成していた。この端面
型サーマルヘッドは、プラテンへの対向部をほぼ発熱素
子部分のみとできるため、硬質カード等の屈曲困難な被
印刷媒体へも印刷可能なサーマルプリンダを容易に実現
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
平面型サーマルヘッドの場合、発熱抵抗体103と同じ
平面104上に駆動用集積回路105を実装しているた
め、これと被印刷媒体106とが衝突するのを防いで駆
動用集積回路105を保護するガイド109が設けられ
ている。したがって、屈曲困難な硬質なカード例えば残
額を表示可能なプリペイドカードのようなものの場合、
ガイド109が走行の妨げとなることから順方向の一方
向カードランニングに使用が限定されてしまう問題があ
る。
平面型サーマルヘッドの場合、発熱抵抗体103と同じ
平面104上に駆動用集積回路105を実装しているた
め、これと被印刷媒体106とが衝突するのを防いで駆
動用集積回路105を保護するガイド109が設けられ
ている。したがって、屈曲困難な硬質なカード例えば残
額を表示可能なプリペイドカードのようなものの場合、
ガイド109が走行の妨げとなることから順方向の一方
向カードランニングに使用が限定されてしまう問題があ
る。
【0006】また、端面型サーマルヘッドの場合、基板
101の端面102、曲面コーナ部分108並びに端面
102と直交する基板101の表裏両面104に被着し
た金属薄膜をエッチングするためには、互いに角度の異
なる面102,104にわたった正確なマスキングと露
光制御が必要となるため、サーマルヘッドの製造を煩雑
にして歩留りを低下させる。即ち、パターニングによる
電極の形成が三次元的になり、工程が煩雑でコスト高と
なると共にパターニングが難しく結線不良による歩留り
も悪くなる。しかも、駆動用集積回路105が発熱抵抗
体103のある端面102と垂直な平面104上に実装
されるため、ヘッド高さが高くなりプリンタ本体の薄型
化が難しい問題がある。
101の端面102、曲面コーナ部分108並びに端面
102と直交する基板101の表裏両面104に被着し
た金属薄膜をエッチングするためには、互いに角度の異
なる面102,104にわたった正確なマスキングと露
光制御が必要となるため、サーマルヘッドの製造を煩雑
にして歩留りを低下させる。即ち、パターニングによる
電極の形成が三次元的になり、工程が煩雑でコスト高と
なると共にパターニングが難しく結線不良による歩留り
も悪くなる。しかも、駆動用集積回路105が発熱抵抗
体103のある端面102と垂直な平面104上に実装
されるため、ヘッド高さが高くなりプリンタ本体の薄型
化が難しい問題がある。
【0007】本発明は、双方向へのカードランニングを
可能とし、かつ三次元パターニングを容易にすると共に
薄型化を可能とするサーマルヘッドを提供することを目
的とする。
可能とし、かつ三次元パターニングを容易にすると共に
薄型化を可能とするサーマルヘッドを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明のサーマルヘッドは、発熱抵抗体を形成する
印字面に接した一方の面に前記印字面に対して傾斜する
斜面を形成すると共に該斜面に駆動用集積回路を実装す
るPCB基板を配置し、かつ前記PCB基板は屈曲して
駆動用集積回路が実装された部位が前記斜面上に位置す
ると共に他の部位が前記印字面と平行に配置している。
め、本発明のサーマルヘッドは、発熱抵抗体を形成する
印字面に接した一方の面に前記印字面に対して傾斜する
斜面を形成すると共に該斜面に駆動用集積回路を実装す
るPCB基板を配置し、かつ前記PCB基板は屈曲して
駆動用集積回路が実装された部位が前記斜面上に位置す
ると共に他の部位が前記印字面と平行に配置している。
【0009】
【作用】したがって、電極形成のためのパターン露光の
際に、発熱抵抗体を形成する印字面に対し斜面は僅かに
傾いているだけなので、斜面上に照射される光は僅かに
印字面とは離間した状態であり、マスクの形状等が実用
上問題となるほど変化することなく十分にその精度を維
持できる。
際に、発熱抵抗体を形成する印字面に対し斜面は僅かに
傾いているだけなので、斜面上に照射される光は僅かに
印字面とは離間した状態であり、マスクの形状等が実用
上問題となるほど変化することなく十分にその精度を維
持できる。
【0010】そして、斜面に実装された駆動用集積回路
は印字面から高さ方向に離れるため、被印刷媒体の走行
ラインから退避でき、衝突の虞れがなくなる。
は印字面から高さ方向に離れるため、被印刷媒体の走行
ラインから退避でき、衝突の虞れがなくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
づいて詳細に説明する。
【0012】図1に本発明のサーマルヘッドの一例を示
す。このサーマルヘッドは、発熱抵抗体1を搭載するセ
ラミック基板2と、発熱抵抗体1を制御する駆動用集積
回路5を実装するPCB基板6と、これらを支持する放
熱基台7とから主に構成され、発熱抵抗体1を形成する
セラミック基板2の印字面3に接した一方の面に前記印
字面3に対して傾斜する斜面4,7aを形成すると共に
斜面7aにPCB基板6を配置し、かつこのPCB基板
6を屈曲させて駆動用集積回路5が実装された部位6a
が放熱基台7の斜面7a上に位置し他の部位6aが印字
面3と平行な第2の平面7b上に配置されている。
す。このサーマルヘッドは、発熱抵抗体1を搭載するセ
ラミック基板2と、発熱抵抗体1を制御する駆動用集積
回路5を実装するPCB基板6と、これらを支持する放
熱基台7とから主に構成され、発熱抵抗体1を形成する
セラミック基板2の印字面3に接した一方の面に前記印
字面3に対して傾斜する斜面4,7aを形成すると共に
斜面7aにPCB基板6を配置し、かつこのPCB基板
6を屈曲させて駆動用集積回路5が実装された部位6a
が放熱基台7の斜面7a上に位置し他の部位6aが印字
面3と平行な第2の平面7b上に配置されている。
【0013】セラミック基板2は台形状を成し、その頂
面の印字面3に発熱抵抗体1が形成され、その印字面3
から斜面4にかけて連続的に電極(図示省略)が形成さ
れている。セラミックス基板2の印字面3には、図示し
ていないがガラス等によってアンダーグレーズ(保温
層)が形成され、その上にAu電極、発熱抵抗体1を形
成してオーバーグレーズ(保護層)によって保護されて
いる。保護層は発熱抵抗体1の劣化を防ぎ機械的外力に
よる破壊や摩耗から保護する働きをなすもので、通常ガ
ラス等によって構成される。セラミックス基板2には発
熱抵抗体1が形成される印字面3に対して傾斜する斜面
4が設けられ、印字面3から斜面4にかけて電極が厚膜
ないし薄膜工法によって形成される。発熱抵抗体1は主
に薄膜または厚膜の抵抗体で作られる。薄膜の発熱抵抗
体としては、NiCr、Ta−N、Ta−Si、Ta−
SiO2 等が用いられ、厚膜としてはRuO2 がよく用
いられる。本実施例の場合、RuO2 が厚膜印刷によっ
て形成されている。
面の印字面3に発熱抵抗体1が形成され、その印字面3
から斜面4にかけて連続的に電極(図示省略)が形成さ
れている。セラミックス基板2の印字面3には、図示し
ていないがガラス等によってアンダーグレーズ(保温
層)が形成され、その上にAu電極、発熱抵抗体1を形
成してオーバーグレーズ(保護層)によって保護されて
いる。保護層は発熱抵抗体1の劣化を防ぎ機械的外力に
よる破壊や摩耗から保護する働きをなすもので、通常ガ
ラス等によって構成される。セラミックス基板2には発
熱抵抗体1が形成される印字面3に対して傾斜する斜面
4が設けられ、印字面3から斜面4にかけて電極が厚膜
ないし薄膜工法によって形成される。発熱抵抗体1は主
に薄膜または厚膜の抵抗体で作られる。薄膜の発熱抵抗
体としては、NiCr、Ta−N、Ta−Si、Ta−
SiO2 等が用いられ、厚膜としてはRuO2 がよく用
いられる。本実施例の場合、RuO2 が厚膜印刷によっ
て形成されている。
【0014】放熱基板7はセラミックス基板2とPCB
基板6とを支持して固定するもので、例えばアルミニウ
ム合金等が使用されている。この放熱基板7はセラミッ
クス基板2の斜面4に連続する斜面7aとセラミック基
板2を載置する第1の平面7c及びこの面7cと平行な
第2の平面7bとを有する。この放熱基板7の斜面7a
及び第2の平面7bには可撓性のあるPCB基板(プリ
ント配線基板)6が載置され固定されている。即ち、可
撓性のあるPCB基板6は放熱基板7の斜面7aと第2
の平面7bに合せて折曲げられている。この可撓性のあ
るPCB基板6としては、例えば商品名グリーンフレッ
クス(新神戸電機株式会社製)が使用可能である。そし
て、PCB基板6の斜面部位6aには発熱抵抗体1を選
択的に発熱させるための駆動用集積回路5が実装されて
いる。この駆動用集積回路5とセラミックス基板2の斜
面4上に形成された電極とは、図示していないが、例え
ばワイヤーボンディング等によって結線される。更に、
PCB基板6の平面部位6bには外部信号を受け入れる
コネクタ8やそれを対応する駆動ICに振分けるための
素子9等が実装されている。そして、これらは対応する
駆動用集積回路5にそれぞれ結線されている。
基板6とを支持して固定するもので、例えばアルミニウ
ム合金等が使用されている。この放熱基板7はセラミッ
クス基板2の斜面4に連続する斜面7aとセラミック基
板2を載置する第1の平面7c及びこの面7cと平行な
第2の平面7bとを有する。この放熱基板7の斜面7a
及び第2の平面7bには可撓性のあるPCB基板(プリ
ント配線基板)6が載置され固定されている。即ち、可
撓性のあるPCB基板6は放熱基板7の斜面7aと第2
の平面7bに合せて折曲げられている。この可撓性のあ
るPCB基板6としては、例えば商品名グリーンフレッ
クス(新神戸電機株式会社製)が使用可能である。そし
て、PCB基板6の斜面部位6aには発熱抵抗体1を選
択的に発熱させるための駆動用集積回路5が実装されて
いる。この駆動用集積回路5とセラミックス基板2の斜
面4上に形成された電極とは、図示していないが、例え
ばワイヤーボンディング等によって結線される。更に、
PCB基板6の平面部位6bには外部信号を受け入れる
コネクタ8やそれを対応する駆動ICに振分けるための
素子9等が実装されている。そして、これらは対応する
駆動用集積回路5にそれぞれ結線されている。
【0015】以上のように構成されたサーマルヘッドは
例えば次のようにして製造される。
例えば次のようにして製造される。
【0016】まず、セラミックス基板2上に保温用のア
ンダーグレーズ層(図示省略)を形成する。その後、そ
の上及びセラミックス基板2の斜面4にかけて導電性に
優れる金属、例えば金を全面に厚膜印刷し焼成する。こ
こで、セラミックス基板2は例えば板厚3mmで発熱抵
抗体1を形成する印字面3に対し27°の傾斜角をつけ
た斜面4を有するものである。次にAu膜上にフォトレ
ジストを塗布しフィルムマスクを使い任意のパターンに
露光する。このとき、セラミックス基板2の発熱抵抗体
1を形成する印字面3と斜面4とは僅かに傾いているだ
けなので、露光時に斜面4上に照射される光は僅かに印
字面と離間した状態であり、マスクの形状等が実用上問
題となる程変化することなく十分にその精度を維持でき
る。露光後、Au膜をエッチングし、残ったAu膜で電
極を形成する。電極は個別電極と共通電極から成る。
ンダーグレーズ層(図示省略)を形成する。その後、そ
の上及びセラミックス基板2の斜面4にかけて導電性に
優れる金属、例えば金を全面に厚膜印刷し焼成する。こ
こで、セラミックス基板2は例えば板厚3mmで発熱抵
抗体1を形成する印字面3に対し27°の傾斜角をつけ
た斜面4を有するものである。次にAu膜上にフォトレ
ジストを塗布しフィルムマスクを使い任意のパターンに
露光する。このとき、セラミックス基板2の発熱抵抗体
1を形成する印字面3と斜面4とは僅かに傾いているだ
けなので、露光時に斜面4上に照射される光は僅かに印
字面と離間した状態であり、マスクの形状等が実用上問
題となる程変化することなく十分にその精度を維持でき
る。露光後、Au膜をエッチングし、残ったAu膜で電
極を形成する。電極は個別電極と共通電極から成る。
【0017】次いで、可撓性を有するPCB基板6に駆
動用集積回路5の回路パターン等を形成し、放熱基板7
にセラミックス基板2と共に固定する。PCB基板6上
に駆動用集積回路5を実装し、駆動用集積回路5からセ
ラミックス基板2の各Au電極にワイヤーボンディング
を行って結線する。更に、駆動用集積回路5の保護のた
めのシリコン樹脂で斜面4上の駆動用集積回路5を封止
する。
動用集積回路5の回路パターン等を形成し、放熱基板7
にセラミックス基板2と共に固定する。PCB基板6上
に駆動用集積回路5を実装し、駆動用集積回路5からセ
ラミックス基板2の各Au電極にワイヤーボンディング
を行って結線する。更に、駆動用集積回路5の保護のた
めのシリコン樹脂で斜面4上の駆動用集積回路5を封止
する。
【0018】以上のように構成された本発明のサーマル
ヘッドは例えば図2に示すように、放熱基板7の頂部に
位置するセラミックス基板2の発熱抵抗体1部分がプラ
テンローラ10と対向し、走行ガイド11,12の隙間
から露呈するようにして設置する。これによって、プリ
ンタ本体のカード13が走行する面と水平にサーマルヘ
ッドの印字面3を固定する。
ヘッドは例えば図2に示すように、放熱基板7の頂部に
位置するセラミックス基板2の発熱抵抗体1部分がプラ
テンローラ10と対向し、走行ガイド11,12の隙間
から露呈するようにして設置する。これによって、プリ
ンタ本体のカード13が走行する面と水平にサーマルヘ
ッドの印字面3を固定する。
【0019】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、放熱基板7の斜面7bにかけて全面にフレ
キシブルなPCB基板を使わず、部分的にフレキシブル
なPCB基板を使用して駆動用集積回路を実装すること
も可能である。即ち、フレキシブルなPCB基板を介し
て、硬質なPCB基板とセラミックス基板2とを接続す
ることも可能である。このとき、フレキシブルPCB基
板上に駆動用集積回路5を実装し、これを放熱基板7の
斜面7aに固定し、信号受け入れのためのコネクタ8等
を実装した硬質のPCB基板を放熱基板7の第2の平面
7bに固定し、これらをワイヤーボンディングによって
結線するようにしても良い。
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、放熱基板7の斜面7bにかけて全面にフレ
キシブルなPCB基板を使わず、部分的にフレキシブル
なPCB基板を使用して駆動用集積回路を実装すること
も可能である。即ち、フレキシブルなPCB基板を介し
て、硬質なPCB基板とセラミックス基板2とを接続す
ることも可能である。このとき、フレキシブルPCB基
板上に駆動用集積回路5を実装し、これを放熱基板7の
斜面7aに固定し、信号受け入れのためのコネクタ8等
を実装した硬質のPCB基板を放熱基板7の第2の平面
7bに固定し、これらをワイヤーボンディングによって
結線するようにしても良い。
【0020】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のサーマルヘッドは、発熱抵抗体を形成する印字面に接
した一方の面に前記印字面に対して傾斜する斜面を形成
すると共に該斜面に駆動用集積回路を実装するPCB基
板を固定し、かつ前記PCB基板を屈曲させて駆動用集
積回路が実装された部位を斜面上に位置させると共に他
の部位を印字面と平行に配置したので、斜面に実装され
た駆動用集積回路が印字面から高さ方向に離れ被印刷媒
体の走行ラインから退避し衝突の虞れがなくなる。この
ため、硬質な被印刷媒体・カードの双方向ランニングが
可能となる。また、本発明は印字面と駆動用集積回路を
実装する斜面との交わる角度が小さいため、電極形成の
ためのパターン露光の際に、斜面上に照射される光は僅
かに印字面とは離間した状態であり、マスクの形状等が
実用上問題となるほど変化することなく十分にその精度
を維持でき、三次元パターニングが容易となる。更に、
本発明のサーマルヘッドは、一部が傾斜しかつ一部が印
字面と平行に水平に曲げられるため、薄型化が可能であ
る。また、本発明のサーマルヘッドは、駆動用集積回路
を含めた実装部品をPCB基板上に設けセラミックス基
板を小さくできるため、コストダウンとなる。
のサーマルヘッドは、発熱抵抗体を形成する印字面に接
した一方の面に前記印字面に対して傾斜する斜面を形成
すると共に該斜面に駆動用集積回路を実装するPCB基
板を固定し、かつ前記PCB基板を屈曲させて駆動用集
積回路が実装された部位を斜面上に位置させると共に他
の部位を印字面と平行に配置したので、斜面に実装され
た駆動用集積回路が印字面から高さ方向に離れ被印刷媒
体の走行ラインから退避し衝突の虞れがなくなる。この
ため、硬質な被印刷媒体・カードの双方向ランニングが
可能となる。また、本発明は印字面と駆動用集積回路を
実装する斜面との交わる角度が小さいため、電極形成の
ためのパターン露光の際に、斜面上に照射される光は僅
かに印字面とは離間した状態であり、マスクの形状等が
実用上問題となるほど変化することなく十分にその精度
を維持でき、三次元パターニングが容易となる。更に、
本発明のサーマルヘッドは、一部が傾斜しかつ一部が印
字面と平行に水平に曲げられるため、薄型化が可能であ
る。また、本発明のサーマルヘッドは、駆動用集積回路
を含めた実装部品をPCB基板上に設けセラミックス基
板を小さくできるため、コストダウンとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルヘッドの一実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図2】図1のサーマルヘッドをプリンタ本体に組込ん
だ状態の概略構造を示す説明図である。
だ状態の概略構造を示す説明図である。
【図3】従来のサーマルヘッドを示す概略図で、(A)
は平面型サーマルヘッド、(B)は端面型サーマルヘッ
ドを示す。
は平面型サーマルヘッド、(B)は端面型サーマルヘッ
ドを示す。
1 発熱抵抗体 2 セラミックス基板 3 印字面 4 斜面 5 駆動用集積回路 6 PCB基板 7 放熱基板
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 発熱抵抗体を形成する印字面に接した一
方の面に前記印字面に対して傾斜する斜面を形成すると
共に該斜面に駆動用集積回路を実装するPCB基板を配
置し、かつ前記PCB基板は屈曲して駆動用集積回路が
実装された部位が前記斜面上に位置すると共に他の部位
が前記印字面と平行に配置されていることを特徴とする
サーマルヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18827491A JPH058417A (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | サーマルヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18827491A JPH058417A (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | サーマルヘツド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058417A true JPH058417A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=16220798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18827491A Pending JPH058417A (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | サーマルヘツド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH058417A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5655754A (en) * | 1979-10-09 | 1981-05-16 | Fuji Heavy Ind Ltd | Manufacture of v-belt pulley |
JPS61167574A (ja) * | 1985-01-21 | 1986-07-29 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | サ−マルヘツド及びその製造方法 |
JPS6296143A (ja) * | 1985-10-23 | 1987-05-02 | Mazda Motor Corp | 自動車の定速走行装置 |
-
1991
- 1991-07-03 JP JP18827491A patent/JPH058417A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5655754A (en) * | 1979-10-09 | 1981-05-16 | Fuji Heavy Ind Ltd | Manufacture of v-belt pulley |
JPS61167574A (ja) * | 1985-01-21 | 1986-07-29 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | サ−マルヘツド及びその製造方法 |
JPS6296143A (ja) * | 1985-10-23 | 1987-05-02 | Mazda Motor Corp | 自動車の定速走行装置 |
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