JPH0584134U - くさび型引留クランプのくさび押え - Google Patents

くさび型引留クランプのくさび押え

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JPH0584134U
JPH0584134U JP3116892U JP3116892U JPH0584134U JP H0584134 U JPH0584134 U JP H0584134U JP 3116892 U JP3116892 U JP 3116892U JP 3116892 U JP3116892 U JP 3116892U JP H0584134 U JPH0584134 U JP H0584134U
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wedge
retainer
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pin
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義久 伊藤
和男 市川
幸二 宮原
正二 時田
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Chubu Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 引留クランプのクランプ本体1に没する程の
三角状をした小さなくさび押えを組立時に扱い易くし、
組立作業の効率化、くさび押えの落下防止可能な構造を
提供することを目的とする。 【構成】 クランプ本体1が断面U字形に形成され、三
角形のくさび押え9を介しくさび5を押込むことにより
くさび5とクランプ押え9との間に電線aを把持する引
留クランプにおいて、三角形のくさび押え9の側端面1
6に落下防止用のピン挿入穴17,17′,17″を設
け、該穴にピン18を挿入し、このピンを持ってくさび
押え9を操作して組立作業を容易に行いうるようにし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はくさび型引留クランプに関るものである。特に引留クランプ内に設け るくさび押えの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5及び図6に基いて説明する。従来のくさび型引留クランプ(以下引留クラ ンプという)A′のクランプ本体1はアルミニウム合金等の金属よりなる板を断 面がU形になるように曲げ、両側部2,2の形状がほぼ直角3角形になるように 形成し、側部2の直角を挟む2辺の1つに沿うように延長し、U形に曲った底部 を構成する半円筒曲面部3に電線a(図7)を受け入れるようになっている。従 って曲面部3の直径即ち側部2,2間の間隔はほぼ電線aの直径に等しい。曲面 部3はこれに沿って置かれる電線aを支持するので、外端に近い部分はこの外端 から出る電線aがここで鋭い角度に折曲げられないように変曲した案内部4を有 している。
【0003】 クランプ本体1内に電線aを保持するように作用する細長いくさび5のくさび 部は一面(使用時の下面)が電線aの半径とほぼ等しい半径を持ち、電線aの外 周上に乗りうる円筒面からなる電線係合面7を有し、反対側面(使用時の上面) にくさび作用を行うための勾配面8を持っている。この勾配面8があるので、く さび5は電線押え6のある後端部が厚く、先端に向って厚さが次第に薄く先細に なっている。
【0004】 電線aをクランプ本体1上に保持するため、電線aを曲面部3上に置き、これ に固定されたくさび5が側部2,2間に挿入された時、くさび5の上面の勾配面 8と係合するくさび押え9がクランプ本体1の両側部2,2間に設けられ、クラ ンプ本体1に枢着されている。くさび押え9は側面形状がほぼ2等辺3角形の板 からなり、板の厚さはほぼ側部2,2間の間隔に等しく、3角形の底辺にあたる 下面がくさび5の勾配面8と係合するくさび受面10(図9)となっている。く さび押え9は3角形のほぼ中央付近に貫通孔11を有し、この孔11を貫通しか つクランプ本体1の両側部2,2の孔12を貫通するボルト13によってクラン プ本体に枢着されている。
【0005】 14はクランプ本体1の外側を覆う補強板で、略U字形に成形され、下部がク ランプ本体1の外側に密着している。補強板14とクランプ本体1及びくさび押 え9及び連結板15は前記ボルト13によって一体化されている。
【0006】 以上説明したように従来のクランプは、クランプの組立時に、クランプ本体1 、連結板15、くさび押え9の三者を一本のボルト13で貫通させて一体化して いた。この作業は高所・不安定な鉄塔上で行なわれるが、この構造では作業性が 悪く、組立時にくさび押え9を落下させてしまうことがしばしばあった。また、 連結板15は鋼製のため重量があり、くさび5の取付後にクランプ全体としての バランスに欠け、この連結板15をクランプ本体1側に小ロ−プ等で固定する必 要があった。
【0007】 このように、U字形のクランプ本体1とくさび押え9を1本のボルト13で一 体化していたが、この作業を鉄塔上の不安定かつ危険な場所で行うとき、くさび 押え9の貫通孔11を合せ難く、作業性が悪かった。この為クランプ本体1内に 入れるくさび押え9を落下させることがしばしばあった。組立は2人の作業者で 行なわれているが、それでもくさび押え9がクランプ本体1内にはいってしまう ほど小さいもの故位置決めが容易でなかった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
クランプ本体1内に没する程の小さなくさび押え9を組立時に扱い易くし、組 立作業の効率化、くさび押えの落下防止可能なくさび押え用三角板を提供するこ とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
クランプ本体1が断面U字形に形成され、三角形のくさび押え9を介しくさび 5を押込むことにより、くさび5とクランプ本体1との間に電線aを把持する引 留クランプにおいて、三角形のくさび押え9の側端部20に落下防止用のピン挿 入穴17,17′,17″を設け、該穴にピン18を挿入して組立作業を容易に 行いうるようにした。
【0010】
【実施例】
図1はクランプ本体1とこれにボルト13によって支持されるくさび押え9、 補強板14並びに連結板15の分解図である。
【0011】 図2は本考案に係るくさび押え9を示す。図2(a)に示す如く、くさび押え9 には従来のボルト13貫通用のボルト穴13′の他に側端面16(くさび5と接 するくさび受け面10を除く他の2面)にピン挿入穴17を設け、この挿入穴1 7を使用し、組立時に脱着可能なピンたとえばせむしピン18を挿入し(図1( b))、このピン18の操作でくさび押え9の位置を簡単に決めることができるよ うにした。
【0012】 これにより、従来はクランプ本体1の片側から指を入れ、クランプ本体1とく さび押え9の穴13′を確認しボルト13を通していたが、本願によればピン1 8を持ってくさび押え9を自由にクランプ本体1内で動かすことができるので、 作業が早く、しかもくさび押え9の落下を防止できる。19はピン18につけた チェ−ンである。
【0013】 なお図3の如くピン挿入穴の位置は任意で、三角形の頂部あるいは頂部を挟む 側端面に夫々17″又は17,17′等を設けてもよい。因みに挿入穴17(1 7′,17″)の形状は図4の如くスピンかしめ等で首部に内向凸部17aを設けて おけば、ピンの一例としてせむしピン18を用いた場合、内向凸部17a にせむし ピン18の屈曲部が引掛り、ピン保持が確実である(図4(b))。
【0014】
【効果】
くさび押え9の外側端面に穴17,17′,17″等を設け、これにピン18 を挿入して作業ができるため、クランプ本体1とくさび押え9にボルト13を通 して組立てるとき位置決めが容易となる。又ピン18を持って保持し、ボルト1 3を挿入することができるのでくさび押え9の落下を防止できる。又このピン1 8は組立後は引抜いても、チェ−ン19により紛失することなく何回でも使用す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るくさび押えとこれに関連する部品
の分解図。
【図2】本考案に係るくさび押えを示し、図2(a)はピ
ンを挿入する前、図2(b)は挿入後、そして図2(c)は
挿入したのちくさび押えの穴を合わせている状態を示
す。
【図3】くさび押えの穴位置の諸例を示す。
【図4】くさび押えに設ける穴首部の形状例を示す。
【図5】公知引留クランプを示す。
【図6】図5のVI−VI断面図。
【符号の説明】
A 引留クランプ a 電線 1 クランプ本体 2 (クランプ本体
の)側部 3 (クランプ本体の)曲面部 4 (クランプ本体
の)案内部 5 くさび 6 電線押え 7 電線係合面 8 勾配面 9 くさび押え 10 くさび受面 11 貫通孔 12 孔 13 ボルト 14 補強板 15 連結板 16 側端面 17,17′,17″ ピン挿入穴 17a 内向突部 18 ピン 19 チェ−ン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 時田 正二 神奈川県川崎市高津区久本475番地 旭電 機株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプ本体(1)が断面U字形に形成さ
    れ、三角形のくさび押え(9)を介しくさび(5)を押込む
    ことにより該くさび(5)とクランプ本体(1)との間に電
    線(a)を把持する引留クランプにおいて、三角形のくさ
    び押え(9)の側端部に落下防止用のピン挿入穴(17,1
    7′,17″)を設けたことを特徴とするくさび型引留クラ
    ンプのくさび押え。
JP3116892U 1992-04-14 1992-04-14 くさび型引留クランプのくさび押え Expired - Lifetime JP2586645Y2 (ja)

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JPH0584134U true JPH0584134U (ja) 1993-11-12
JP2586645Y2 JP2586645Y2 (ja) 1998-12-09

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JP5279023B2 (ja) * 2009-01-30 2013-09-04 古河電工パワーシステムズ株式会社 導体把持部、スペーサ、および架空電線路

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