JP5279023B2 - 導体把持部、スペーサ、および架空電線路 - Google Patents

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本発明は、電線導体を把持するための導体把持部と、その導体把持部を備えたスペーサ、および、そのスペーサを備えたスペーサ架空電線路に係り、より詳細には、導体を固定式に把持するのではなく、導体を電線軸に対して所定角度だけ揺動自在または回動自在に把持するルーズ式の把持手段を備えた導体把持部の構造、スペーサおよび架空電線路に関するものである。
このようなルーズ式の電線把持部(導体把持部)を備えたスペーサおよび架空電線路は、着氷雪の成長を防止してギャロッピング振動を防止するのに有効であり、それに関する技術文献としては、同じ出願人による特許第3056042号公報がある。
以下、同公報に示されている例を参照しながら、従来のルーズ式の電線把持部について説明する。
特許第3056042号公報 特公平4−20090号公報
図7〜13は従来のルーズ式の導体把持部(電線把持部)を示す図であり、図7は従来のスペーサの一部を切り欠いた正面図、図8(a)は図7のルーズ式導体把持部20のA矢視図、図8(b)はルーズ式導体把持部20のB矢視図、図9はルーズ式導体把持部20のC−C断面矢視拡大図、図10はルーズ式導体把持部20の分解斜視図、図11は図10の組み立て外観斜視図、図12は図10に示される外管部材の一部の構成部品を異なる方向から見た外観斜視図である。また、図13(a)は、素導体が反時計回りに90°揺動した状態を示すスペーサ用のルーズ式導体把持部20の縦断面図であり、図13(b)は、素導体が時計回りに90°揺動した状態を示すスペーサ用のルーズ式導体把持部20の縦断面図である。
まず、従来のルーズ式導体把持部を有するスペーサの構造について説明する。
図7に示すごとく、スペーサ10は、4本の枠体12により左右で軸対称の位置に把持部が設けられる。そして、図7で上下方向の対称軸に対して右片側半分に設けられた導体把持部14,14は、素導体16,16を固定式に把持するものであり、例えば、実公昭57−57462号公報で示される公知のものである。なお、図7にあっては、素導体16,16をアーマーロッド18,18で巻いて、その上から把持しているが、アーマーロッドを使用しないで把持することも可能である。
また、図7で左片側半分に設けられたルーズ式導体把持部20,20は、素導体16,16が軸回りに揺動自在としてルーズ式に電線を把持する構造を有している。このルーズ式導体把持部20,20は、素導体16を把持固定するルーズクランプ用本体22が、連結部材24の一端部に素導体16の軸回りに180°の範囲で揺動自在に配設され、連結部材24の他端部がスペーサ10の枠体12,12・・・に連結されて構成される。なお、このスペーサ10は、左右で重量がバランスするように形成される。
次に、従来のルーズ式導体把持部20の構造について詳しく説明する。
図10に示すように、素導体16を両側から把持できるように軸を含む平面で筒状体が略2分割された一対の部材(26a,26b)からなる内管部材26が形成される。
そして、この一対の部材(26a,26b)からなる内管部材26全体を両側から把持できるように、軸と平行な揺動軸である蝶番ピン28により蝶番状に開閉自在に2分割された一対の部材として、外管部材30aと外管部材30bとからなる外管部材30が形成され、すなわち、「内管部材26(26a,26b)」と「外管部材30(30a,30b−30b)」とによって、二重管構造が形成される。
ここで、外管部材30を形成する一対の一方の部材30aは一体物であるが、他方の部材は軸方向に半分に分割されて「30b−30b」となっている。
さらに、外管部材30を形成する一対の部材「30a,30b−30b」の軸方向の両端部には、内管部材26の外径とほぼ同じ内径の小径部30c,30c・・・が形成され、中央部には内管部材26の外径より大きな径で一部の内周壁30d,30dが形成され、この内周壁30d,30dと内管部材26との間に隙間部32が設けられる。
さらに、外管部材30には、内部にある隙間部32(図9)に達するスリット30fが軸回りに形成される。具体的には、外管部材30を形成する一方の部材30aには中央にスリット30fを設け、他方の部材30b,30bには軸方向に半分に分割された分割面の縁の一部が切り欠かれて連接したときにスリット30fとなるように形成される。
そしてさらに、外管部材30の一方の部材30aには、蝶番ピン28とは略反対側に一対の突起30g,30gを2組み設け、軸と平行なピン34,34により締付けボルト36,36の一端が揺動自在に連結される。
そしてまた、他方の部材30bには、同様に突起30h,30hが突設され、締付けボルト36,36が揺動して挿入されるように、その先端部からU字状の溝30i,30iが設けられる。
なお、内管部材26の一対の部材(26a,26b)には、両端に円周状に突設する鍔部(a’,b’)を形成しているので、それに合わせて外管部材30にも溝部(a’,b’)を形成している。
かかる内管部材26と外管部材30等の構成部材により、ルーズ用クランプ本体22が形成される。
また、連結部材24の一端部には、内管部材26と外管部材30との間に形成される隙間部32を軸回りに揺動できる頭部とスリット30fを貫通して移動自在な首部とからなるT字状突起24aが形成される。
また、連結部材24の他端には一対の突起24b,24bが設けられ、適宜にスペーサ10の枠体12,12に揺動自在に連結されるように形成される。
かかる構成のルーズ式導体把持部20において、予め連結部材24がスペーサ10の枠体12,12・・・に適宜に連結される。また、部材30a,30b,30bが蝶番状に組み付けられた外管部材30に、内管部材26が配設される。
さらに、外管部材30の突起30g,30g・・・には、締付けボルト36,36がピン34,34により揺動自在に連結される。しかも、外管部材30と内管部材26の間の隙間部32に連結部材24のT字状突起24aの頭部が挿入されるとともに首部がスリット30fを貫通するようにされる。
そして、外管部材30が閉じられ、締付けボルト36,36が揺動されて溝30i,30iに挿入され、締付けボルト36,36の先端に軸力規制型でスプリング式のロックナット38,38が螺合されて仮止めされる。
なお、このロックナット38,38は、特公平4−20090号公報に示されるごとく、所定の締付け力が得られるロックナットであり、これによれば、スプリングを内蔵しているので一定の軸力で締め付けることができる。
そして、素導体16をこのルーズ式導体把持部20で把持する際には、T字状突起24aが外管部材30の軸方向に一体の部材30a側に形成される隙間部32に位置するように、ルーズ用クランプ本体22を予め揺動する。さらに、ロックナット38,38を緩めて溝30i,30iから締付けボルト36,36を抜き取り、外管部材30を開けるようにする。このとき、内管部材26も開けられることは勿論である。
このような状態で、素導体16を外管部材30で跨いで閉じるようにして、素導体16を内管部材26で両側から把持させ、締付けボルト36,36を揺動または回動させて溝30i,30iに挿入し、ロックナット38,38を締め付ければ、把持が完成する。
このように構成されたルーズ式導体把持部20は、連結部材24のT字状突起24aが隙間部32とスリット30f内で軸回りに揺動でき、図13(a)に示すごとく素導体16は連結部材24に対して反時計回りに揺動でき、また図13(b)に示すごとく時計回りにも揺動できる。本発明のルーズ式導体把持部20にあっては、一例として揺動範囲が反時計回りに90°および時計回りに90°の180°の範囲で設定される。
図7〜13に示した従来のルーズ式導体把持部20は、次のような問題点がある。
ルーズ式導体把持部20において、連結部材24は「クレビス」と呼ばれる部材であって、T字状突起24aを有して、T字状の形状をなしており、また、外管部材30は「押さえ(クランプ)」と呼ばれる部材であって、T字状の連結部材24によって左右に分断されていて、外管部材30の横幅寸法がかなり大きくなっている。したがって、ルーズ式導体把持部20の全体の構造としては、大型化して重量も重くなっている。
そして、図7に示す従来のスペーサ10では、左側に上下2つのルーズ式導体把持部(20−20)と、右側に上下2つの固定式導体把持部(16−16)とを配設している。ここでのスペーサ10は、左右の重量のバランスを取らなければならないので、左側のルーズ式導体把持部(20−20)と右側の固定式導体把持部(16−16)とについては、両側の重量は同等にする必要があるが、左側のルーズ式導体把持部20の重量が重いので、右側の固定式導体把持部16の重量もルーズ式導体把持部20に合わせて増やさなくてはならない、という問題がある。
上述のように、ルーズ式導体把持部を備える送電線用スペーサが大型化して重量も重くなると、材料や製作などに係わる費用が増加するとともに、スペーサを架空電線に取り付ける際の作業性が悪くなって、コスト的な負担も生じ、張架される電線にもスペーサの重量増加による張力の負担が生じる。
本発明では、ルーズ式の導体把持部のコンパクト化および軽量化を行うことを課題とするもので、そのようなルーズ式の導体把持部を備える送電線用スペーサ、その送電線用スペーサを配置した架空送電線路を提供することをもその目的としている。
(1)素導体と平行する回動軸を介して開閉自在に2分割されて前記素導体を把持するクランプ本体と、把持した前記素導体の軸回りに所定の角度範囲で揺動自在になるよう構成される連結部材と、を連結接続して、ルーズ式に素導体を把持する手段を有する導体把持部であって、
前記クランプ本体は、2分割された円筒形状を成して前記素導体を両側から把持するカラー部材をその内部に保持するとともに、前記素導体の軸と直交する面に添ってその両側面を窪ませて、前記本体部材の内面と前記カラー部材の外面との間に円環状のスペース部を形成し、
前記連結部材は、全体としてU字形をなして、外部の部材との連結部と、前記クランプ本体に接続する2本のアーム部と、それぞれのアーム部の先端から内側に突設されて前記スペース部に配設される接続部と、を備え、
前記連結部材の2本のアーム部を前記クランプ本体の両側面に添設して、それぞれの前記接続部を前記クランプ本体内のスペース部内を移動可能に配設することにより、前記連結部材を前記クランプ本体に対して前記素導体の軸回りに揺動自在に接続する構成を備える導体把持部とした。
(2)スペーサ枠体に、素導体を固定式に把持する固定式把持部と、素導体を揺動自在に把持するルーズ式把持部と、が組み合わされて配設されるスペーサであって、
前記ルーズ式把持部として(1)の導体把持部を適用したスペーサとした。
(2-1)枠体の左右対称の位置で、左または右の一方の片側には素導体を固定式に把持する固定式把持部を配設し、かつ、他方の片側には素導体を揺動自在に把持するルーズ式把持部を配設して構成されるスペーサであって、
前記ルーズ式把持部として(1)の導体把持部を適用したスペーサとした。
(2-2)枠体の左右対称の位置で、左または右の一方の片側には、素導体を固定式に把持する固定式把持部と素導体を揺動自在に把持するルーズ式把持部とを交互に配設し、
他方の片側には、前記一方の片側の固定式把持部とルーズ式把持部とは対角配列になるように、固定式把持部とルーズ式把持部とを配設して構成されるスペーサであって、
前記ルーズ式把持部として(1)の導体把持部を適用したスペーサとした。
(3)架設された複数本の送電線にスペーサが取り付けられた架空送電線路であって、
前記スペーサとして(2)のスペーサを適用した架空送電線路とした。
本発明によれば、ルーズ式導体把持部について、構造のコンパクト化および軽量化がなされるので、ルーズ式導体把持部の材料や製作などに係わる費用負担を軽減させることができ、ルーズ式導体把持部を備えるスペーサを架空電線に取り付ける際には、架線上の宙乗り作業における作業性やコスト負担を軽減し、張架される電線に対しても重量増加による張力負担を生じさせることが無くなる。
より具体的には次のとおりである。
本発明による導体把持部は、カラー部材(内部部材)とクランプ本体(外部部材)とからなる電線把持部を、両把持式(2本腕式)のクレビス(連結部材)で支持する構造を備えている。このように、クレビス(連結部材)を両把持式にする構造を採用したことによって、(1)ルーズ式の導体把持部自体の幅を狭めることができ、(2)ルーズ側・固定側それぞれのカラーの質量を減らすことができる。
また、従来の導体把持部では、図8に示すように、軸力規制型のロックナット38が1把持部につき2つずつ必要であったが、本発明では1つになったので、軽量・コンパクトになり、架線上でのスペーサの取付け作業性を大きく向上させることができる。
本発明によるルーズ式の導体把持部の一実施形態を示す図である。 図1のルーズ式の導体把持部100において、連結部材の一例を示す図である。 図1のルーズ式の導体把持部100の外観斜視図である。 本発明のルーズ式の導体把持部を備える送電線用スペーサの一例を示す図である。 (1)は、本発明によるルーズ式の導体把持部を適用したスペーサにおけるルーズ把持部と固定把持部との配列を示す図であり、(2)は、本発明によるルーズ式の導体把持部を適用したスペーサを、架空送電線路の1径間に設けた簡略斜視図である。 本発明によるルーズ式の導体把持部を適用したスペーサを架空送電線路に設けたとき、ギャロッピング振動による上下運動軌跡および送電線の回転を説明する簡略図である。 従来のルーズ式の導体把持部を備える送電線用スペーサの図であり、一部を切り欠いた正面図である。 (a)は、図7のA矢視図であり、(b)は、図7のB矢視図である。 図7のC−C断面矢視拡大図である。 図7に用いる従来のルーズ式導体把持部の分解斜視図である。 図10の組み立て外観斜視図である。 図10に示される外管部材の一部の構成部品を異なる方向から見た外観斜視図である。 (a)は、素導体が反時計回りに90°揺動した状態を示す従来のルーズ式導体把持部の縦断面図であり、(b)は、素導体が時計回りに90°揺動した状態を示す従来のルーズ式導体把持部の縦断面図である。
さて、図1−6を用いて、本発明によるルーズ式の導体把持部100の構造、本発明によるルーズ式の導体把持部100をスペーサに適用した形態、および、ルーズ式導体把持部100を有するスペーサを架空電線に取り付けた形態、について説明する。
図1−3は、ルーズ式の導体把持部の構造を示す図であり、図1は、本発明によるルーズ式の導体把持部100の上面部、側面図、AA断面図、BB断面図であり、図2は、導体把持部100の連結部材であるクレビス3を示す側面図、上面部、右側面図であり、図3は、導体把持部100の外観斜視による説明図である。
本発明のルーズ式の導体把持部100は、素導体(電線)の中心軸g1と平行する回動軸g2を介して開閉自在に2分割されて、閉じたときに素導体を把持するように構成される二体一組のクランプ本体(2A,2B)と、把持した素導体の中心軸g1の回りに所定の角度範囲で揺動自在(回動自在)になるように構成されるクレビス部材4(連結部材)と、を備え、これらのクランプ本体(2A,2B)とクレビス部材4とを一体的に連結接続させて、両者の接続部位において移動可能な構成とし、ルーズ式に素導体を把持する手段を有している。
ここで、一対となるクランプ本体(2A,2B)は、その内部に、2分割された円筒形状を成して素導体を両側から把持するための二体一組のカラー部材(1a,1b)を配設して保持する手段を有する。
これらのクランプ本体(2A,2B)は、把持する素導体(電線)の軸g1と直交する面に添ってその両側面を窪ませて凹部を設けることにより、クランプ本体(2A,2B)の内面(n1,n2)とカラー部材(1a,1b)の外面(m1,m2)との間に、円環状のスペース部S1(S2)が形成されている。
また、クレビス部材4は、2本のアーム部(4a,4b)を有して全体として略U字状を成し、その中央には外部の部材に連結接続するための連結部4Lを有するとともに、それぞれのアーム部(4a,4b)の先端から内側に突設されたルーズ式接続部(4c,4d)を有している。
2本のアーム部(4a,4b)のルーズ式接続部(4c,4d)は、円環状のスペース部(S1,S2)に合わせられて、その内部を移動可能とする断面C形の円環状の形状をなし、ルーズ式接続部4cはスペース部S1に、また、ルーズ式接続部4dはスペース部S2に配置される。
ここで、ルーズ式接続部(4c,4d)とスペース部(S1,S2)とは、相互の移動が可能なようなルーズ式の接続関係または係合関係を有しており、ルーズ式接続部(4c,4d)がスペース部(S1,S2)の内部を把持した素導体の中心軸g1の回りに所定の角度範囲で移動することができることにより、揺動自在(回動自在)方式によるルーズ式の導体把持部100が構成される。
本発明のルーズ式の導体把持部100は、外管部材である2体一対のクランプ本体(2A,2B)と、その内部に保持される内管部材である2体一対のカラー部材(1a,1b)とにより、外管部材と内管部材による二重管の構造が形成されており、これらの部材の両サイドからクランプ本体(2A,2B)の内部にクレビス(連結部材)4が移動可能に接続されている。
このクランプ本体(2A,2B)は、回動軸g2を中心にして蝶番式に開閉自在とする構成であり、素導体の中心軸g1を挟んで回動軸g2とは反対側には、クランプ本体2Aを延長して締め付け部Asを設け、同じくクランプ本体2Bを延長して締め付け部Bsを設けている。これらの締め付け部(As,Bs)には、締め付け部材3が適用されて、締付けボルト3bとロックナット3nによって締め付けが行われる。
締め付け部(As,Bs)はそれぞれがU字状で股形の形状をなして、締め付け部Bsの側には、回動軸g2と平行なピンp1により締付けボルトB1の一端が所定角度だけ揺動(回動)自在に連結され、また、締め付け部Asには、揺動(回動)されてきた締付けボルトB1が挿入されるように構成されている。また、締め付け部材3のロックナット3nとしては、特公平4−20090号公報に示されるような、弾性部材を内蔵して所定の締付け圧力が得られる軸力規制型のロックナット3が用いられると良い。
本発明のルーズ式の導体把持部100では、クランプ本体(2A,2B)の内部の配設位置HIにおいてカラー部材(1a,1b)を配置設定しているが、カラー部材(1a,1b)は素導体(電線)に外側から接してそれを把持するために素導体(電線)の外形に合わせた内部形状を有し、クランプ本体(2A,2B)は、そのカラー部材(1a,1b)の外側から握持して保持するように、カラー部材(1a,1b)の外形に合わせた内部形状を有している。
ここでは、クランプ本体(2A,2B)は軸方向に添ってカラー部材1aおよびカラー部材1bを受け入れて、配設位置HIにおいては、「カラー部材1a+カラー部材1b」による略断面円形の外部形状からなる外接部と同様の内部形状からなる内接部がクランプ本体(2A,2B)に形成されている。
また、このカラー部材(1a,1b)の両端には、それぞれフランジ状突起部(fa,fb)が分割面と直交する方向に鍔状に突出して設けられ、クランプ本体(2A,2B)の軸g1に直交する両端の側面から露出されるようにして形成されている。
このフランジ状突起部(fa,fb)はクランプ本体(2A,2B)の両側に突起して配置されるので、カラー部材(1a,1b)を取り付ける際の位置の設定が容易となり、架空電線上の宙乗り作業においてもそれが有効である。
このように、本発明による導体把持部100は、内管部材である「カラー部材1a+カラー部材1b」、外管部材である「クランプ本体2A+クランプ本体2B」、「クレビス4」、「締め付け部材3」の各部材を備えて、それらが一体的に構成され、クレビス4のルーズ式接続部(4c,4d)がクランプ本体の側にルーズ式に接続されることにより、電線をルーズに把持する構造が形成されるものである。
さて、図4において、図1−3のように構成されたルーズ式の導体把持部100は、予め連結部材4がスペーサS100の枠体12,12・・・に適宜に連結されて、スペーサS100として一体的に構成されている。
ここでの導体把持部100は、蝶番状に組み付けられた外管部材のクランプ本体(2A,2B)の内部には、内管部材であるカラー部材(1a,1b)が配設され、クランプ本体(2A,2B)とカラー部材(1a,1b)との間には、それらの両サイドからクレビス(連結部材)4が内部で移動可能なようにルーズ式に接続されており、「クランプ本体(2A,2B)+カラー部材(1a,1b)」と「クレビス(連結部材)4」との間で、揺動(回動)自在となるルーズ式の構造となっている。
図4において、素導体16(電線)をこのルーズ式の導体把持部100で把持する際には、スプリング式のロックナット3nを緩めて、外側のクランプ本体(2A,2B)を開け、その内側のカラー部材(1a,1b)を開いて、素導体16を挿入する。
このような状態で、素導体16の上からカラー部材(1a,1b)を跨いで把持させて閉じ、その上からクランプ本体(2A,2B)を被せて、締め付け部材3によってクランプ本体(2A,2B)を締め付ければ、把持が完了する。
このような構成のルーズ式導体把持部100は、「クランプ本体(2A,2B)+カラー部材(1a,1b)」と「クレビス(連結部材)4」との間において揺動(回動)運動が自在であり、一例として、揺動範囲が反時計回りに90°および時計回りに90°の180°の範囲で設定されることができる。
そして、把持される素導体16が所定の角度範囲で揺動自在であれば、自由に回転できる素導体のごとく断面円形筒状の着氷雪は発生することができず、それだけ着氷雪による荷重が軽減し得る。
ここで、図5を用いて、ルーズ式スペーサの基本的な構造と配置について述べる。
ルーズ式スペーサとは、クランプ把持部がN個(Nは偶数)である多導体スペーサにおいて、N/2個の把持部がある範囲で自由回動できる構造のルーズ式把持部を持つスペーサのことであり、自由回動しないN/2個の把持部は固定式把持部である。
このルーズ式スペーサは、把持部のうち半分がルーズ式把持部であるが、ギャロッピング抑制効果が高いことはすでに実証されている。
ルーズ式スペーサにおける固定式把持部とルーズ式把持部との配列(配置)については、図5(1)においては、4導体の例として、「ルーズ式把持部片側配列型」と「ルーズ式把持部対角配列型」の2種類を示している。図5(1)中の黒丸は固定式把持部を示し、白丸はルーズ式把持部を示す。
「片側配列型」は、左側上下列と右側上下列とに分けて、固定式把持部とルーズ式把持部とのいずれかを片側上下に配置するものであり、また「対角配列型」は、固定式把持部とルーズ式把持部とを対角に配置するものである。
さらに、図示してはいないが、4導体の例としては、1)上段の2つをルーズ式把持部として、下段の2つを固定式把持部とするもの、2)上段の2つを固定式把持部として、下段の2つをルーズ式把持部とするもの、3)4つの把持部のうちの1つを固定式把持部として他の3つをルーズ式把持部とするもの、4)4つの把持部の全部をルーズ式把持部とするもの、などがある。
次に、図5(2)を用いて、本発明によるスペーサS10を4本の送電線が架設されてなる架空送電線路に設けてギャロッピング振動を防止する構造を説明する。図5(2)中の黒丸は固定式の導体把持部14を示し、白丸はルーズ式の導体把持部20を示す。
送電線の1径間内に複数個のスペーサS10,S10・・・が設けられる。スペーサS10は「片側配列型」であって、線路方向を見て、スペーサS10の枠体12の右の片側半分に設けられた全ての導体把持部14,14で、右の片側半分の送電線42,42が固定把持され、左の片側半分に設けられた全てのルーズ導体把持部20,20で、左の片側半分の送電線42,42が軸回りに所定角度範囲で軸回りに揺動自在に把持される。
ここで、スペーサS10,S10・・・は、左右がバランスした重量であり、スペーサS10,S10・・・を設けることにより送電線42,42・・全体を捩じって回転させるごとき力は作用しない。
図6は架空送電線路に風が吹き付ける状況を示す説明図であり、図6のごとく、線路方向を見て左側から風が吹き付けるとするならば、多数本の送電線からなる架空送電線路は全体として、上下動の振動を生じるとともに、上昇運動の際に送電線路全体として反時計回りに捩じられ下降運動の際に時計回りに捩じられることが知られている。
そして、それぞれの送電線の捩じれ剛性が同じであると、それぞれの送電線の固有振動数が一致し、送電線路全体の回転運動周期と上下動の振動周期が同期する場合が生じ、この同期によって上下動の振幅が増大されることが知られている。
また、多数本の送電線からなる架空送電線路に比べて単導体の回転運動周期は長く、単導体にあっては上下動の振動周期に比べて回転運動周期が長いために同期することが少なく、ギャロッピング振動を生じにくいことも知られている。
そこで、本発明のギャロッピング振動を防止した架空送電線路にあっては、図5と図6に示すように、一方の片側半分の送電線42,42を固定把持し、他方の片側半分の送電線42,42を揺動自在に把持する「片側配列型の架空送電線路」としている。それにより、一方の片側の送電線42,42と他方の片側の送電線42,42の捩じれ剛性を大きく相違させ、左と右の送電線42,42・・・における回転運動周期を大きく相違させられるので、送電線路全体としての回転運動周期が大幅に乱される。しかも、1径間の長さ方向全体にわたって、左右の送電線42,42・・で回転運動周期が相違するので、径間全体でのギャロッピング振動を抑制する効果が大きい。
また、4導体を固定把持する従来のものに比べて、本発明のものは対数減衰率が大きく、ギャロッピングの抑制を期待できる。
上記の実施例では、架空送電線路が4本の送電線42−42−42−42からなるが、2本以上の偶数本の送電線42,42からなる架空送電線路に適用できることは勿論であり、また線路方向を見て左右いずれの片側半分が固定把持され他方の片側半分が軸回りに揺動自在に把持されても良い。そして、素導体16を固定把持する導体把持部は、いかなる構造であっても良い。さらに、本発明のスペーサおよびギャロッピング振動を防止した架空送電線路にあっては、ルーズ用クランプ本体22を連結部材24に揺動自在に配設する構造は、上記実施例に限られるものでない。
なお、図5(2)および図6においては、ルーズ式スペーサの固定式把持部とルーズ式把持部との配列(配置)が、ルーズ式把持部を片側に配列したスペーサについて述べてきたが、それに限られるわけではなく、ルーズ式把持部を対角に配列したスペーサに関しても近年は研究が進み、ギャロッピング防止に効果があることが実証されている。
本発明のルーズ式導体把持部は、コンパクトで軽量化された構造を実現できるものであり、送電線用スペーサに適用した場合でも、大型化や重量の増加を抑えることができ、材料や製作などに係わる費用の低下や、スペーサを架空電線に取り付ける際の作業性の向上に貢献することができる。
また、本発明のルーズ式導体把持部は、素導体は軸回りに所定の角度範囲で揺動できるが回転できないので、断面円形筒状の着氷雪の発生を防止でき、クランプ本体とカラー部材を固定しておけば、構成部品を分離しなくても作業ができるので、それだけ部品を脱落させる等の不具合がなく、宙乗り作業等の高所作業にも好適である。
また、本発明によるルーズ式の導体把持部を備える送電線用スペーサでは、ルーズ式把持部を片側に配列したスペーサとすれば、スペーサの片側半分にある素導体を予め設定された角度範囲で揺動自在に把持するので、断面円形筒状の着氷雪が発生せず、この着氷雪の発達による過大な重量が素導体に加わることがなく、断線等の虞がない。
そして、一方の片側半分にある素導体を揺動自在に把持し、他方の片側半分にある素導体を固定把持するので、一方の片側半分の素導体の捩じれ剛性と他方の片側半分にある素導体の捩じれ剛性とが相違し、それぞれの素導体の回転運動周期が相違し、ギャロッピング振動の抑制に貢献し得る。
その送電線用スペーサについて、偶数本の一方の片側半分の送電線が揺動自在に把持され、他方の片側半分の送電線が固定把持される構成とすることにより、一方の片側半分の送電線の捩じれ剛性と他方の片側半分の送電線の捩じれ剛性が相違して固有振動数が大きく相違し、それぞれのグループの回転運動周期が相違して、架空送電線路全体としての回転運動周期が大きく乱され、ギャロッピング振動が抑制される。しかも、一方の片側半分の送電線は揺動し得るが回転できず、断面円形筒状の着氷雪が生じず、着氷雪による過大な荷重による断線を生じない。
その送電線用スペーサを配置した架空送電線路において、1つの径間で、一方の片側半分の送電線が揺動自在に把持され他方の片側半分の送電線が固定把持される構成とすることにより、1つの径間全体で固有振動の相違する送電線の2つのグループにより径間全体としての回転運動周期が効果的に乱され、ギャロッピング振動の抑制がなされる。
100 ルーズ式の導体把持部
g1 素導体の中心軸
2A、2B クランプ本体
As、Bs クランプ本体の締め付け部
S1、S2 円環状のスペース部
1a、1b カラー部材
fa、fb フランジ状突起部
3 締め付け部材
4 クレビス(連結部材)
4a,4b アーム部
4c,4d ルーズ式接続部
4L 連結部
S100、S10 スペーサ
12 スペーサの枠体
16 素導体(電線)
14 固定把持する導体把持部
20 ルーズ式の導体把持部

Claims (3)

  1. 素導体と平行する回動軸を介して開閉自在に2分割されて前記素導体を把持するクランプ本体と、把持した前記素導体の軸回りに所定の角度範囲で揺動自在になるよう構成される連結部材と、を連結接続して、ルーズ式に素導体を把持する手段を有する導体把持部であって、
    前記クランプ本体は、2分割された円筒形状を成して前記素導体を両側から把持するカラー部材をその内部に保持するとともに、前記素導体の軸と直交する面に添ってその両側面を窪ませて、前記本体部材の内面と前記カラー部材の外面との間に円環状のスペース部を形成し、
    前記連結部材は、全体としてU字形をなして、外部の部材との連結部と、前記クランプ本体に接続する2本のアーム部と、それぞれのアーム部の先端から内側に突設されて前記スペース部に配設される接続部と、を備え、
    前記連結部材の2本のアーム部を前記クランプ本体の両側面に添設して、それぞれの前記接続部を前記クランプ本体内のスペース部内を移動可能に配設することにより、前記連結部材を前記クランプ本体に対して前記素導体の軸回りに揺動自在に接続する構成を備えることを特徴とする導体把持部。
  2. スペーサ枠体に、素導体を固定式に把持する固定式把持部と、素導体を揺動自在に把持するルーズ式把持部とが組み合わされて配設されるスペーサであって、
    前記ルーズ式把持部として請求項1記載の導体把持部を適用する、ことを特徴とするスペーサ。
  3. 架設された複数本の送電線にスペーサが取り付けられた架空送電線路であって、
    前記スペーサとして請求項2記載のスペーサを適用する、ことを特徴とする架空送電線路。
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