JPH058390Y2 - - Google Patents

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JPH058390Y2
JPH058390Y2 JP1987026766U JP2676687U JPH058390Y2 JP H058390 Y2 JPH058390 Y2 JP H058390Y2 JP 1987026766 U JP1987026766 U JP 1987026766U JP 2676687 U JP2676687 U JP 2676687U JP H058390 Y2 JPH058390 Y2 JP H058390Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、都市ガス等の埋設配管に用いられる
重防食塗装型のバルブの改良に関する。
[従来の技術] 上下水や都市ガス等、各種流体の輸送用地下埋
設配管には多くのバルブが使用されている。これ
らの配設に当たつては通常防食処理を施すことが
必要で、従来バルブ全体をコンクリートや合成樹
脂で強固に覆いかためたもの、あるいはバルブ自
体がプラスチツク製のものを使用することが増え
てきている。これらは直接地中に埋設する直埋設
用のバルブとして防食絶縁の効果はあるが、前者
はバルブ重量が大きくなり作業性が悪く、また高
価なものとなる。後者は強度や耐久性に不安があ
る。
そこで軽量安価な直埋設用バルブとして、バル
ブ完成品の外表面に直接特殊な防食塗装を行つた
いわゆる重防食塗装型のバルブがある。重防食塗
装を施したものは特に珍しいものではないが、た
だ非常に厚い被覆層を有し、防食絶縁を完全に行
える如きのものをここでは重防食塗装と称してい
る。
このような重防食塗装は、例えばポリウレタ
ン・タール系無溶剤二液型塗料とか、エポキシ樹
脂に特殊配合剤に添加した二液型の塗料を塗装す
るものである。これらの塗料は常温処理型である
ため、超速乾、超速硬化でかつ容易に2mm以上の
膜厚を確保することができるし、従来の溶剤塗装
のように焼付工程がないのでバルブ機能を害する
ことなく、バルブのような比較的複雑な外表面に
対して厚膜の防食絶縁層をライニングしたことと
同等の性能を有するものである。
従来、防食絶縁層をライニングした埋設バルブ
として、例えば実開昭60−95276号に開示された
ようにバルブ回動用のキヤツプとその内部にある
連結用ボス部材との間に第1の絶縁層を設け、こ
れと本体外面に形成した第2の絶縁層とをシール
部材を介して連続な一層の絶縁層を形成した埋設
用バルブがある。
[考案が解決しようとする課題] ところで、現場での配管作業は普通一般的な工
具、例えばパイプレンチなどを使つて手作業で行
つている。ところが上記した従来の埋設バルブで
は工具に対する考慮はなんらなされておらず、従
つてバルブ本体にレンチ掛けした場合、塗装面が
傷つくことは避けられず、時としてバルブ本体の
金属地金層にまでレンチの歯が食い込んでしまう
こともある。このような場合、地金部分が露出し
て重防食塗装の効果はなくなりかえつてこの部分
から腐食が促進されるという問題がある。
また、埋設バルブは地上より特定の工具を用い
て埋設配管されたバルブのキヤツプ部分に嵌合し
てバルブ開閉操作を行うため、この部分の摩耗が
激しく重防食塗装が剥離しやすいという問題点も
あつた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、内部に弁体を備えると共に端部外面
に配管との接続用工具係止部を有する金属製の本
体と、該本体の上部に弁棒を介して前記弁体を開
閉するように回転自在に装着し、外面に工具嵌合
部を有する金属製のキヤツプと、前記本体とキヤ
ツプの外面に一様に施した重防食塗装層とからな
る埋設バルブにおいて、前記本体の接続用工具係
止部及びキヤツプの工具嵌合部の金属外面に強化
プラスチツク製の補強部材を装着し、該補強部材
を含む本体及びキヤツプの外表面に常温処理型の
重防食塗装層を形成した埋設バルブである。
[作用] 本考案は上記の構成であるから、バルブの配管
作業時に本体の配管との工具係止部にパイプレン
チ等の工具でレンチ掛けしても、重防食塗装層と
本体の工具係止部外面との間に装着した強化プラ
スチツク製の補強部材によつて工具の歯部が係止
され、本体の金属地金層にまで食い込むのを阻止
する。このため表面の重防食塗装層がレンチ掛け
の際に例え破れても、本体の金属地金層は強化プ
ラスチツク製の補強部材によつて覆われているの
で外部環境に露出せず、防食絶縁が確保される。
また上記に加えて、キヤツプ外面の工具嵌合部
に特定の工具を嵌合して開閉操作を繰返し表面の
重防食塗装層が摩耗しても、キヤツプの工具嵌合
部外面との間に装着した強化プラスチツク製の補
強部材によつてキヤツプの金属地金層は覆われて
いるので、外部環境に露出せず防食絶縁が確保さ
れる。
[実施例] 本考案の実施例を図面にしたがつて説明する。
第1図は都市ガス埋設配管用ボールバルブを示
す縦断面図である。このボールバルブの管との接
続形式はメカニカル継手形式で、図中点線で示す
樹脂被覆鋼管20を差し込み、隙間21にパツキ
ン、止め輪等を配置し、ナツト(図示せず)をね
じ22に螺合し、締め付け固定するものである。
図中1は弁箱Iであつて、2の弁箱とガスケ
ツト13を介してねじ結合し、かつ回り止め14
を設けバルブ本体を形成している。3はボール弁
体で流路を形成する貫通孔を有しており、その両
端にシートリング4を密封接触させ、バルブ本体
とボール弁体3のシールを行つている。ボール弁
体3の上部に凹溝を形成し凸部を有する弁棒5と
連結する。又弁棒5の上部も凹凸嵌合によりキヤ
ツプ6と連結している。すなわちこのキヤツプ6
を回転すれば弁棒5を介しボール弁体3が回転す
るものである。9はストツパーであつて90°開閉
規制を行うストツパーの働きと、キヤツプ6がバ
ルブ本体から抜け落ちないための抜け止めの働き
と兼用している。又バルブ本体と弁棒5間のシー
ルはOリング10及びパツキン11により行い、
バルブ本体とキヤツプ6間のシールはOリング1
2によつて実施している。
8は常温処理型の重防食塗装層であつて、後述
する補強部材を装着した後、回動部分の一部を除
いて、キヤツプ6を含むバルブ本体の外表面全面
に施してある。膜厚は2mm以上を確保してあり、
これにより完全防食及び絶縁をなしている。
7及び7′は補強部材であつて、7の方はバル
ブ本体両端の工具係止部に上記重防食塗装前にガ
ラス繊維強化熱硬化性プラスチツクいわゆる
FRPよりなる布状の帯体を巻き付けた補強部材
である。そしてこれが硬化した後、補強部材を含
む本体の外表面一面に常温処理型の重防食塗装層
8を施すものである。一方7′はキヤツプ6の上
部で回転用工具が嵌合する部分に上記と同様の
FRP製の帯体を巻き付けた補強部材で、その上
に重防食塗装層8を一体的に施している。そして
補強部材7,7′が巻かれているところは当然盛
り上がつた形となり、おのずとこの部分が工具係
止部であることが見てわかるが、念の為バルブ外
表面にここが工具係止部であることの表示をする
ことが考えられる。
第2図は他の形のボールバルブの実施例を示す
もので、ボールバルブの基本構造やキヤツプ部分
の補強部材は絶縁実施例と同様であるが、工具係
止部の部位が異なる。このようなバルブ形状によ
つて補強部材7を巻き付ける部位は異なつてくる
が、本体の胴回りで少なくとも一個所に補強部材
7を設けておけばほぼ目的は達成される。
本実施例では、ボールバルブでの例を示したが
特にこれに限定されることはなく、他のバルブで
あつても実施できる。
[効果] 本考案によれば、配管作業の際のパイプレンチ
等の工具で本体にレンチ掛けしても金属地金層に
まで工具による傷が付くのが防止され、また表面
の重防食塗装層が破れてもプラスチツク製の補強
部材によつて金属地金層は覆われているので防食
絶縁効果を持続することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る実施例を示すボールバル
ブの縦断面図、第2図は同じく他の実施例を示す
ボールバルブの縦断面図である。 1……弁箱I、2……弁箱、3……ボール弁
体、5……弁棒、6……キヤツプ、7,7′……
補強部材、8……重防食塗装層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に弁体を備えると共に端部外面に配管との
    接続用工具係止部を有する金属製の本体と、該本
    体の上部に弁棒を介して前記弁体を開閉するよう
    に回転自在に装着した外面に工具嵌合部を有する
    金属製のキヤツプと、前記本体とキヤツプの外面
    に一様に施した重防食塗装層とからなる埋設バル
    ブにおいて、前記本体の接続用工具係止部及びキ
    ヤツプの工具嵌合部の金属外面に強化プラスチツ
    ク製の補強部材を装着し、該補強部材を含む本体
    及びキヤツプの外表面に常温処理型の重防食塗装
    層を形成したことを特徴とする埋設バルブ。
JP1987026766U 1987-02-25 1987-02-25 Expired - Lifetime JPH058390Y2 (ja)

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JPS63133671U JPS63133671U (ja) 1988-09-01
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JPS6095276U (ja) * 1983-12-06 1985-06-28 日立金属株式会社 腐食防止形バルブ

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JPS63133671U (ja) 1988-09-01

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