JPH0280887A

JPH0280887A - 管継手の防食構造

Info

Publication number: JPH0280887A
Application number: JP23323888A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Chigami; 地紙　広; Toshihiro Kubo; 俊裕久保
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1988-09-16
Filing date: 1988-09-16
Publication date: 1990-03-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は管継手の防食構造に関する。

従来の技術従来の水道用鋳鉄管（ダクタイル管）の管継手には、た
とえば、一方の管の挿口に他方の管の受口が外嵌合する
ものがある。そして、この管継手の接水部分、すなわち
、受口内周面や挿口外周面には管外周面と同しタール塗
装が行われており、管内周面にはセメン１−モルタルラ
イニングあるいは粉体エポキシ塗装が施されている。ま
た、発錆を少なくするために、タール系塗装の下塗とし
て、ジンクリッチペイントを塗装したものや、亜鉛溶射
を行ったものがある。

発明が解決しようとする課題しかし、上記した従来の構成によれば、管継手の接水部
は常時水に接触しているので、タール系塗装では防食が
不充分なものとなる問題があり、また、管内周面と同じ
セメントモルタルライニングや粉体エポキシ塗装を管継
手の接水部に施すことは継手構造から不可能であった。

すなわち、受口と挿口は、管自身の寸法許容範囲内に、
その内径および外径を形成しなければならず、挿口の外
周面にセメン１〜ライニングあるいは粉体エポキシ塗装
を前記の寸法許容範囲（０，１５ｍｍ未満）内に形成す
ることは困難であった。また、接合時には、せん断方向
の力が管継手に作用するので、受口の内周や挿口の外周
に設ける防食材には、短時間内に硬化する材料を用いな
ければならず、セメントライニングなどを防食材として
使用することばできなかった。

本発明は上記課題を解決するもので、管の接合による影
響を受けることなく、管継手の接水部を防食することが
できる管継手の防食構造を提供することができる。

課題を解決するための手段上記課題を解決するために、本発明は、一方の管の端部
に形成された挿口に、他の管の端部に形成された受口を
外嵌合させてなる管継手において、挿口端面と、との挿
口端面に対応する受口奥端面との間に、水膨潤性シール
材を介装した構成としたものである。

作用上記構成により、挿口端面と、この挿口端面に対応する
受口奥端面との間が水膨潤性シール材によって水密に封
止され、管内の流水が、挿口外周面と受口内周面との間
に流入せず、管継手が防食される。また、水膨潤性シー
ル材は水と接触すれば水を吸収して膨潤するので、シー
ル性が向上する。さらに、挿口端面と受口奥端面の間に
おいては、管接合時に生しるせん断方向の力が作用しな
いので、管の接合による影響を受けることなく水膨潤性
シール材を配置することができる。

実施例以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
］−図において、一方の管１の端部に形成された挿口２
に、他方の管３の端部に形成された受口４が外嵌合して
いる。また、管１，３の内周面にはセメン１−ライニン
グ５が施されている。そして、挿口端面６と、この挿口
端面６に対応する受口奥端面７の間に水膨潤性シール材
８が介装されている。この水膨潤性シール材８としては
旭電化製″ウル１〜ラシールＰ−２０１”が用いられて
おり、水膨潤性シール材８は、挿口２と受口４の接合前
に、受口奥端面７に接着して配置されている。

また、補助的に挿口端面６にも水膨潤性シール材８が配
置されている。この水膨潤性シール材８は２０°Ｃで２
０分以内に乾燥し、乾燥後はゴム弾性を有している。さ
らに、水膨潤性シール材８の形態としては、パテ状、高
粘稠液、定形物などが考えられる。

以下、上記構成における作用について説明する。

すなわち、水膨潤性シール材８が、挿口端面６と受口奥
端面７との間を水密に封止して、管１，３の内部を流れ
る流水９を、挿口外周面１０と受口内周面１１の間に流
入させない。このことによって、管継手における防食が
行われる。また、水膨潤性シール材８は水を吸収して膨
潤するので、シール性が向上する。さらに、挿口端面６
と受口奥端面７の間においては、管１，３の接合時に生
じるせん断方向の力が作用しいので、管１，３の接合に
よる影響を受けることなく水膨潤性シール材８を配置す
ることができる。

発明の効果以上述べたように、本発明によれば、挿口端面と受口奥
端面との間に水膨潤性シール材を配置することによって
、管の接合による影響を受けることなく挿口端面と受口
奥端面との間を水密に封止し、かつ水膨潤性シール材の
膨潤によりシール性を高めることができ、このことによ
って、管内の流水が挿口外周面と受口内周面の間に流入
することを阻止し、管継手の確実な防食を行うことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図である。１．３・・管、２・・・挿口、４・・・受口、５　・セ
メントライニング、６・・挿口端面、７・・受口奥端面
、８・水膨潤性シール材。代理人　　　森　　本　　義　　弘／、　３−一一盲２．ゴ１

Claims

【特許請求の範囲】

１、一方の管の端部に形成された挿口に、他の管の端部
に形成された受口を外嵌合させてなる管継手において、
挿口端面と、この挿口端面に対応する受口奥端面との間
に、水膨潤性シール材を介装したことを特徴とする管継
手の防食構造。