JPH0583770A - リモートコントロールシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器の本体操作部を操作することによっ
て外部の異なる複数の機器を容易にリモートコントロー
ルできる。 【構成】 ある電子機器に、リモコン受信部、リモコン
信号とそれに対応する制御信号を記憶するメモリ、両信
号を比較する比較部、その制御信号に対応するリモコン
信号の発信部を設け、１つの機器で複数の機器をコント
ロールできるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はリモートコントロールシ
ステムに関するものであり、特にパーソナルコンピュー
タやテレビジョン受像機等の電子機器に併設することに
より、電子機器の本体操作部を操作することにより外部
機器の動作をリモートコントロールできるリモートコン
トロールシステムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、テレビジョン受像機、ＶＴＲ、Ｃ
Ｄプレーヤーやエアコン等の各種電子機器においてリモ
ートコントロール（以下リモコンと略称する）機能が付
設されているものが多くあり、同一メーカーであれば複
数の機器を操作するキーがあらかじめ同一のリモコン送
信器に設けられているものもある。

【０００３】また、他メーカーの機器間同士でもメモリ
ーリモコンを使用することにより１つのリモコン送信器
で複数の機器を操作できるものも商品化されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】この種のリモコン送信
器は手軽に持ち運びができ利便性はあるものの、反面置
き忘れすることも多く、この場合にはリモコン操作がで
きなくなってしまう欠点があった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、従来のように
リモコン送信器で複数の機器を操作するのではなく、機
器側にその機能を持たせることにより、１つの機器で外
部の複数の機器を操作できるリモートコントロールシス
テムを提供するものである。

【０００６】即ち、本発明はリモコン信号を受信する受
信部と、リモコン信号とそれに対応する制御信号をあら
かじめ記憶するメモリと、電子機器の本体操作部から入
力された制御信号とあらかじめ記憶されている制御信号
を比較する比較部と、外部機器へのリモコン信号の発信
部とで構成されている。

【０００７】

【作用】本発明においては、あらかじめリモコン信号を
メモリに記憶させておき、記憶させたリモコン信号と対
応する制御信号と同一の制御信号が入力されたときに、
外部の機器へリモコン信号を発信することにより、１つ
の機器で複数の機器の操作が可能となる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳細に説明する。

【０００９】図１は、本発明の一実施例の要部のブロッ
ク図であり、この実施例では、パーソナルコンピュータ
に適用した場合について説明する。

【００１０】ここでは、パーソナルコンピュータ１内に
外部機器のリモコン信号を受信する受信部５と、外部機
器へリモコン信号を送信する送信部９とが設けられ、ま
たマイクロコンピュータ６、ＲＡＭ７、及び本体操作部
８についてはパーソナルコンピュータ本体内に本来有し
ているものが併用して用いられる。

【００１１】受信部５はフォトダイオード２、増幅器
３、検波・波形整形回路４等から構成され、また、送信
部９は増幅器１０、発光ダイオード１１等から構成され
ている。

【００１２】この実施例では、受信部５で受信された外
部機器のリモコン信号とそれに対応する制御信号をあら
かじめ記憶されるＲＡＭ７を備えると共に、マイクロコ
ンピュータ６は、パーソナルコンピュータの本体操作部
８からの制御信号とＲＡＭ７にあらかじめ記憶されてい
る制御信号とを比較する比較手段と両制御信号が一致し
たときに、その対応するリモコン信号をメモリから読み
出し、外部の機器に発信する送信部９を有している。

【００１３】ここで、外部機器の１つであるＣＤプレー
ヤーの操作を本実施例のリモコンシステムで制御する場
合について説明する。このパーソナルコンピュータ１の
本体操作部８の近くには、ＣＤプレーヤーを操作する各
機能、例えば、電源のオンオフ、再生、停止などを操作
するための手段が、グラフィック画面（図示せず）で設
けられている。

【００１４】パーソナルコンピュータ１では、まず、Ｃ
Ｄプレーヤーのリモコン送信器からのリモコン信号と、
それに対応する操作部８からの制御信号をＲＡＭ７にあ
らかじめ記憶させる。

【００１５】この記憶を行う手順を、図２のフローチャ
ートに基づいて説明する。まず、本体操作部に設けられ
ている設定キーを操作し、パーソナルコンピュータ１を
記憶モードにし、ＣＤプレーヤーのリモコン送信器の操
作キーと、コンピュータ１のグラフィック画面によるＣ
Ｄプレーヤー用の操作キー、例えば、再生キーを操作し
てリモコン信号を送信し、対応する制御信号をパーソナ
ルコンピュータ１に入力する。

【００１６】これによって、マイクロコンピュータ６で
は、受信したリモコン信号と制御信号とを個々に対応さ
せＲＡＭ７に記憶させる。

【００１７】このようにして、各機能に対応するパーソ
ナルコンピュータ１のグラフィック画面からの制御信号
とＣＤプレーヤーのリモコン送信器からのリモコン信号
とを個々に対応させてＲＡＭ７に順次記憶させた後、記
憶モードを解除する。

【００１８】そして、図３に示すように、パーソナルコ
ンピュータ１のグラフィック画面の操作キー、例えば、
再生キーを操作すると、マイクロコンピュータ６では、
本体操作部８からの制御信号とＲＡＭ７にあらかじめ記
憶されている制御信号とを順次比較し、一致したときに
は、それに対応するリモコン信号を送信部９に出力しそ
のリモコン信号を発光ダイオード１１より発信すること
によって、ＣＤプレーヤーが再生動作を開始する。

【００１９】このようにパーソナルコンピュータ１のグ
ラフィック画面を使用して入力される制御信号とパーソ
ナルコンピュータ以外の外部機器のリモコン信号をあら
かじめ個々に対応させて記憶させておき、同一の制御信
号が入力されたときには、対応する動作を行うようにし
ているので、例えば、ＣＤプレーヤーやレーザーディス
クプレ−ヤーの操作をパーソナルコンピュータ１で制御
できることになる。

【００２０】上述の実施例では、パーソナルコンピュー
タ１に本発明のリモコンシステムを併設する場合につい
て説明したが、本発明のパーソナルコンピュータに限る
ものではなく、例えば、テレビジョン受像機などにも同
様に適用できるものである。

【００２１】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、あらかじ
めリモコン信号と機能制御のためのデータとを個々に対
応させておき、記憶させた制御信号と同一の制御信号を
受信したときには、対応するリモコン信号を外部の機器
に送信するので、例えば、ＣＤプレーヤーやレーザーデ
ィスクプレーヤーなどの複数の機器の操作が、特別なオ
ンラインの制御端子を備えていなくても、例えばパーソ
ナルコンピュータを用いてリモコン操作制御できるよう
になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明の一実施例の要部ブロック図であ
る。

【図２】図２は同実施例においてリモコン信号を記憶す
るときの手順を示すフローチャートである。

【図３】図３は同実施例においてリモコン操作するとき
の手順を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１ パーソナルコンピュータ ５ 受信部 ６ マイクロコンピュータ ７ ＲＡＭ ８ 本体操作部 ９ 送信部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 外部機器のリモートコントロール信号を
   受信する受信部と、この受信部で受信されたリモートコ
   ントロール信号とそのリモートコントロール信号に個々
   に対応した操作部からの制御信号とがあらかじめ記憶さ
   れるメモリと、本体操作部から入力された制御信号と前
   記メモリにあらかじめ記憶されている制御信号とを比較
   する比較手段と、前記比較手段の出力に基づいて前記両
   制御信号が一致したときに、その制御信号に対応したリ
   モートコントロール信号を外部の機器に送信する送信部
   とを電子機器に併設してなり、電子機器の本体操作部の
   操作により複数の外部機器の動作をリモートコントロー
   ルできるようにした、リモートコントロールシステム。
2. 【請求項２】 前記電子機器としてパーソナルコンピュ
   ータを用い、このパーソナルコンピュータの本体操作部
   の操作により外部機器の動作をリモートコントロールで
   きるようにしたことを特徴とする請求項１記載のリモー
   トコントロールシステム。
3. 【請求項３】 前記電子機器としてテレビジョン受像機
   を用い、このテレビジョン受像機の本体操作部の操作に
   より外部機器の動作をリモートコントロールできるよう
   にしたことを特徴とする請求項１記載のリモートコント
   ロールシステム。