JPH0583424B2 - - Google Patents

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JPH0583424B2
JPH0583424B2 JP61030485A JP3048586A JPH0583424B2 JP H0583424 B2 JPH0583424 B2 JP H0583424B2 JP 61030485 A JP61030485 A JP 61030485A JP 3048586 A JP3048586 A JP 3048586A JP H0583424 B2 JPH0583424 B2 JP H0583424B2
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wiper
circuit
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switch
reverse
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Toshihiro Ishikawa
Keiichi Kamimura
Makoto Aso
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NipponDenso Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車等の車両のウインド面を往復
払拭するワイパ装置の制御装置に関する。
[従来の技術] 従来、ライズアツプ機構を備えたワイパ装置が
提案されている(特開昭59−2959号)。ここで、
ライズアツプ機構とは、ウインド面を払拭してい
るワイパ装置において、ワイパ操作スイツチをオ
フにするとワイパブレードの払拭範囲の下限位置
よりも更に下方へワイパブレードを下降させる機
構をいう。このライズアツプ機構は、例えば、払
拭動作をさせない時にワイパブレードをボンネツ
トの下に格納するための手段として利用される。
特開昭59−2959号に開示される上記ワイパ装置
では、ワイパモータを所定角度範囲で反復的に正
逆転させることによつてワイパブレードを往復動
させるよう制御し、これによりライズアツプし得
る状態を機構的に実現できるよう構成している。
[発明が解決しようとする問題点] 前述のワイパ装置によれば、ワイパモータは所
定の角度範囲で正転と逆転を繰返す。正転と逆転
を繰返すためには、ワイパモータの反転時にアー
マチヤへの供給電圧の印加方向を反対にする必要
がある。この時、今まで正転していたワイパモー
タのアーマチヤの両端を短絡し発電制動をかけて
正転エネルギを減衰させ、アーマチヤの両端に発
生している逆起電力を減衰させてから逆電圧を印
加することが行なわれる。このため、上記特開昭
59−2959号に開示される発明ではリレーコイルの
両端にフライホイールダイオードを接続して2つ
のリレーコイルの付勢時間をオーバラツプさせ発
電制動がかかるようにしているが、フライホイー
ルダイオードによる時間設定では充分な発電制動
がかからない場合があつた。この場合には正転時
のアーマチヤの逆起電力が充分減衰しない状態の
ままで逆電圧が加わるので、この逆電圧により反
転を開始するための起動電流と、前記逆起電力に
よる電流とがアーマチヤ回路に流れることにな
り、これらの電流が重畳されて切換えのためのリ
レー接点に流れる。この結果、リレー接点に過大
電流が流れ、リレー接点の寿命を著しく短くする
という問題を提起する。
本発明の目的は、ワイパモータを正逆転させる
ことにより作動するワイパ装置においてモータ反
転時に有効な発電制動を行い且つ正逆転を切換え
るリレー接点に過大な電流が流れるのを防止する
と共に、電子回路で構成される簡単且つ新規な制
御回路によつて上記作動を実現するワイパ装置の
制御装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明の基本的構成を概念的に示すと第1図に
示すようなブロツク図となる。第1図に従えば、
本発明に係るワイパ装置の制御装置は、ワイパモ
ータ101に印加される電圧の印加方向を切換え
るスイツチ装置102を備え、このスイツチ装置
102を制御する信号によつて正転用スイツチ1
02aと逆転用スイツチ102bを動作させ、前
記ワイパモータ101を正転又は逆転させること
によりワイパブレードを払拭のため揺動させるワ
イパ装置において、ワイパモータ101の動作状
態を選択するためのワイパ操作スイツチ103
と、ワイパブレードと対応関係を有して動作し、
ワイパブレードの動作位置を検出するためのワイ
パブレード位置検出器104と、ワイパブレード
位置検出器104の発生する信号を選択する、停
止信号用ゲート33と反転信号用ゲート34を含
む選択回路105と、ワイパ操作スイツチ103
の出力信号を入力し選択回路105の動作を決定
する選択指令回路106と、ワイパ操作スイツチ
103と選択回路105の出力信号を入力し、ワ
イパモータ101を動作させる駆動信号を出力す
る駆動信号出力回路107と、少なくとも選択回
路105の出力信号を入力して正転、逆転のうち
いずれかを指示する信号を出力する記憶回路10
8と、記憶回路108の出力Qに基づきワイパモ
ータ101の正転、逆転を選択する正逆転選択回
路109と、正逆転選択回路109と正転用スイ
ツチ102a及び逆転用スイツチ102bを駆動
するそれぞれの駆動回路との間に接続され、上記
駆動回路に供給される駆動信号のそれぞれを一定
時間遅延させる時限回路41,42とを備えて構
成される。
[作用] 本発明によれば、ワイパブレードを揺動させる
ためにワイパモータ101を正転又は逆転させる
場合において、回転方向の切換え時に駆動信号の
伝達を遅延させることによつて、発電制動のため
の時間を十分に確保し、且つワイパモータ101
に生じる発電電流とワイパモータ101に与えら
れる印加電流とが重畳するのを防止し、これによ
つてアーマチヤ回路に過大電流が流れるのを防止
するようにしたものである。
[実施例] 以下に、図面を用いて本発明の一実施例を説明
する。
第2図は本発明の一実施例を示す電気回路図で
ある。第2図において、1は車載バツテリ、2は
イグニツシヨンスイツチ、3はヒユーズで、これ
らは直列に接続され、イグニツシヨンスイツチ1
をオンにすると、バツテリ1から電気回路の各部
に電力が供給される。車載バツテリ1の電力は、
リレー接点5b,6b,43bを介してワイパモ
ータ101のアーマチヤ101aへ、またトラン
ジスタTr1,Tr2の導通によつて正転用リレーコ
イル5a及び逆転用リレーコイル6aへ、更に間
欠作動用制御回路7、ワイパ操作スイツチ10
3、ワイパブレード位置検出器104の接触点1
0,11につながる節点12,13、選択指令回
路106等へそれぞれ供給される。
ワイパ操作スイツチ103により選択される操
作モードは、図中結線表の形式で示され、ワイパ
モータ101を、停止(OFF)、間欠作動
(INT)、低速作動(LOW)、高速作動(HI)さ
せる4つの選択ポジシヨンと、7つの接続端子
S,+B,+1,+2,C1,E,Wとによつて示さ
れている。前記バツテリ1は端子+Bに、ウオツ
シヤモータ15は端子Wに、間欠作動用制御回路
7は端子C1,Wにそれぞれ接続され、端子Eは
接地されている。各ポジシヨンを選択したときの
端子間の接続関係は結線表によつて示されてい
る。
ワイパブレード位置検出器104は、カムプレ
ート(第2図中図示せず)とこれに設けられた図
示形状の電極プレート16とこの電極プレート1
6面上に形成された例えば樹脂製の絶縁部17と
から構成される。カムプレートと電極プレート1
6と絶縁部17とは軸18を中心に一体的に回転
する。電極プレート16には、外縁部に角度2θ0
の扇形突出部16aと、この扇形突出部16aに
対応して内縁部に内方突出部16bが形成されて
いる。電極プレート16には、図示されるよう
に、3つの接触点10,11,19が接触するよ
うに固定されている。接触点19は常に電極プレ
ート16に接触すると共に接地され、接触点11
はカムプレートの停止位置(ワイパブレードの格
納位置に対応)を検出するためのもので内方突出
部16bに接触する位置に設けられ、接触点10
はカムプレートの反転位置(ワイパブレードの払
拭範囲の終端位置に対応)を検出するためのもの
で扇形突出部16aに接触するように設けられて
おり、その扇形突出部16aの両端縁部のB0
B0の位置が反転位置を設定する。
第3図にワイパモータ101とカムプレートと
の取付関係を示す。20はカムプレートで、カム
プレート20の全周縁部に形成された歯は、ワイ
パモータ101の出力軸に設けられたウオームギ
ヤ21と噛合い、これによつてカムプレート20
は軸18の回りに回転駆動される。図中、16は
電極プレート、17は絶縁部で、これらはカムプ
レート20に固設され、また10,11,19は
接触点、101aはアーマチヤである。カムプレ
ート20の回転運動は、後述するリンク機構を介
してワイパブレードの揺動運動に変換される。カ
ムプレート20の回転運動とワイパブレードの揺
動運動は一定の対応関係を有する。
第4図は、ワイパブレード位置検出器104と
ワイパブレードとの連結関係を示す機構図であ
る。カムプレートの軸18とクランクアーム22
の回転軸22aとは、図示された位置関係にて連
結され、一体的に回転する。従つて、カムプレー
ト20が回転すると、クランクアーム22は回転
軸22aの回りに同一方向に同一位相、同一速度
で回転する。クランクアーム22の先端部は、連
結ロツド23を介して、ワイパブレード24のワ
イパアーム24a下端と、それぞれの結合部で回
り対偶を利用して結合されている。ワイパアーム
24aの下部は回転中心24bにおいて所定角度
で折曲されているので、クランクアーム22が回
転するとワイパブレード24は所定の払拭範囲
(K)で揺動運動を行う。図において、ワイパブ
レード24の位置Aは格納位置を示し、位置Bは
払拭範囲下限位置、位置Cは払拭範囲上限位置を
それぞれ示す。位置A,B,Cに対応して、連結
ロツド23との結合点の位置A′,B′,C′、クラ
ンクアーム22の位置A″,B″,C″が示されてい
る。本実施例では、ワイパブレード24の払拭作
動中、クランクアーム22はθ1の角度で反転を繰
返し、1回の反転動作によつて、ワイパブレード
24はB→C→Bの一往復の揺動を行うように構
成されている。
次に第2図に従つて回路の接続関係を説明す
る。
106はカムプレート20の停止位置検出又は
反転位置検出のいずれか一方の選択を指示する選
択指令回路で、1つの入力端子についてのみイン
バータを有する3入力ORゲート30と、NORゲ
ート31とから構成される。ORゲート30のイ
ンバータを有する入力端子は抵抗R1を介して電
源側及び端子C1に、他の入力端子はそれぞれ抵
抗R2,R3を介してワイパ操作スイツチ103の
端子+2,+1に接続される。NORゲート31の
入力端子には、抵抗R4を介して制御回路7の出
力と、ORゲート30の出力が入る。
105は選択回路で、並設されたANDゲート
33,34から成る。選択指令回路106から出
力される選択信号S1は選択回路105に与えられ
る。ANDゲート33の一方の入力には直接に選
択信号S1が入り、ANDゲート34の一方の入力
にはインバータを介して反転された選択信号S1
入る。従つてANDゲート33,34のいずれか
一方は開状態となる。またANDゲート33の他
方の入力端子は抵抗R5を介して接触点11に接
続され、ANDゲート34の他方の入力端子は抵
抗R6を介して接触点10に接続される。ANDゲ
ート33は停止信号用ゲートとして、ANDゲー
ト34は反転信号用ゲートとして働く。
107は駆動信号出力回路で、ORゲート36
から成る。ORゲート36は5つの入力端子を有
し、制御回路7、端子+1,+2、ANDゲート3
3,34の各出力信号が入力される。駆動信号出
力回路107から出力される駆動信号S2(Hレベ
ル)は正逆転選択回路109に供給される。
正逆転選択回路109は、並設された2個の
ANDゲート38,39から成り、ANDゲート3
8,39のそれぞれの一方の入力端子には駆動信
号S2が入力される。
108はDフリツプフロツプから成る記憶回路
である。記憶回路108のCP端子にはANDゲー
ト34から出力される反転信号S3が入力し、CL
端子には選択信号S1が入力する。記憶回路108
の出力Qは、正逆転選択回路109のANDゲー
ト38,39のそれぞれの他方の入力に供給され
る。出力Qは、ANDゲート38にはインバータ
を介して入力され、ANDゲート39には直接に
入力される。記憶回路108において、反転信号
S3は接触点10が電極プレート16の扇形突出部
16aの端縁部B0に達した時に生じる立下り状
態を意味し、この反転信号S3(H→L)が入力す
る度に出力Qの状態は反転する。接触点10が電
極プレート16の扇形突出部16aの中央に存在
する図示された初期状態では、出力QはLレベル
の状態にある。記憶回路108の出力Qの状態に
応じてANDゲート38,39のいずれかが開状
態に選択される。
ANDゲート38の出力は時限回路41及び抵
抗R7を介してトランジスタTr1のベースに与えら
れる。トランジスタTr1が導通すると正転用リレ
ーコイル5aが付勢され、常時接地側に接続され
たリレー接点5bが電源側に接続される。AND
ゲート39の出力は時限回路42及び抵抗R8
介してトランジスタTr2のベースに与えられる。
トランジスタTr2が導通すると逆転用リレーコイ
ル6aが付勢され、常時接地側に接続されたリレ
ー接点6bが電源側に接続される。時限回路41
及び42は、ワイパモータ101の回転方向が変
更される際に、短絡回路を形成して発電制動の時
間を確保すると共に、発電制動による電流が減少
した後リレー接点5b及び6bを切換えるように
するためのタイムラグを設定するものである。す
なわち、それぞれ、ANDゲート38,39の出
力がLレベルになると所定時間t1遅れてトランジ
スタTr1,Tr2は遮断し、他方ANDゲート38,
39の出力がHレベルになるときには即座にトラ
ンジスタTr1r2は導通する。
また43aはワイパ操作スイツチ103をHI
ポジシヨンに選択した時に付勢されるリレーコイ
ルで、リレーコイル43aに通電が行われると、
常時LOW状態に保持されたリレー接点43bが
HI状態に切換えられる。
次に、上記回路構成を有する制御装置によるワ
イパ装置の動作を第2図、第4図、第5図を参照
して説明する。
第2図に示された初期状態(第5図)では、
NORゲート31の出力はHレベル、記憶回路1
08の出力QはLレベルである。イグニツシヨン
スイツチ2をオンにし、ワイパ操作スイツチ10
3においてLOWポジシヨンを選択すると、端子
+Bと端子+1とが接続され、抵抗R3を介して
ORゲート30,36の1つの入力がHレベルと
なる。ワイパ操作スイツチ103をLOWポジシ
ヨンに選択したことによつてORゲート30、
NORゲート31を介しANDゲート34が開状態
に保持されると共に、記憶回路108の出力Qが
Lレベルに保たれることによりANDゲート38
が開状態に保持される。従つてORゲート36か
ら出力される駆動信号S2はANDゲート38を通
過し時限回路41、抵抗R7を通つてトランジス
タTr1のベースに入力される。これによりトラン
ジスタTr1は導通しリレーコイル5aを付勢して
リレー接点5bを電源側の端子に接続する。ワイ
パモータ101にはリレー接点43bを介して車
載バツテリ1より電流が与えられ、ワイパモータ
101は正転を開始する。ワイパモータ101が
正転し始めると、ワイパブレード24が格納位置
Aより上昇すると共にカムプレート20を介して
電極プレート16及び絶縁部17が一体的にF方
向に回転する。接触点10は電極プレート16の
回転に伴い扇形突出部16aとの接触が解除さ
れ、接触点10はHレベルとなる。ワイパモータ
101の正転は接触点10が再び扇形突出部16
aの他方の縁B0に接触するまで継続される(第
5図)。この間にワイパブレード24がB→C
→Bと移動し、1往復の払拭動作が行われる。
接触点10が他方の縁B0で扇形突出部16a
に接触すると(第5図)、接触点10はゼロ電
位となり反転信号S3が発生する。この反転信号S3
はANDゲート34を介して記憶回路108のCP
端子に入力され、出力QをHレベルに変化させ
る。これによつてANDゲート38を閉状態にし
且つANDゲート39を開状態にすることにより、
駆動信号S2を時限回路42、抵抗R8を介してト
ランジスタTr2のベースに与え、リレーコイル6
aを付勢し、リレー接点6bを電源側端子に接続
する。一方、ANDゲート38の出力がHレベル
からLレベルに変化しても時限回路41の作用に
よつてリレー接点5bは直ぐに接地側に切換えら
れず、一定時間t1の間電源側に保持される。この
t1の間アーマチヤ101の両端子はリレー接点5
b,6bを介して短絡されるので、所定時間発電
制動が生じ、この間にワイパモータ101で発生
する発電電流は短絡回路を通つて減少する。通常
時間t1は、第6図に示すように発電電流Iが最大
ピーク値Inaxの20%になる時間t′1以上になるよう
に設定される。時間t1が経過すると、時限回路4
1の出力がLレベルになり、トランジスタTr1
リレーコイル5aを介してリレー接点5bを接地
側に接続する。その結果、リレー接点6bからリ
レー接点5bの方に向つてアーマチヤ101に起
動電流が流れ、ワイパモータ101は逆転を開始
する。ワイパモータ101が逆転を開始すると、
前述した構成によつて電極プレート16はG方向
へ回転し、ワイパモータ101及び電極プレート
16の回転は接触点10が再び他方の縁B0に接
触するまで継続する(第5図)。接触点10が
縁B0に接触すると反転信号S3が発生し、記憶回
路108の出力QをLレベルとし(第5図)、
正逆転選択回路109の作用に基づき、前記動作
によりリレー接点5bを電源側に接続すると共に
時限回路42により設定されたt1後リレー接点6
bを接地側に接続する。この場合においても、発
電電流を短絡回路で減少させた後、正転電圧を加
えるようにしている。
上記動作によつてカムプレート20が正転と逆
転とを縁B0,B0で定まる範囲で繰返す間、カム
プレート20に対応してクランクアーム22も同
じ回転を繰返し、各回転(角度θ1)ごとワイパブ
レード24を回転中心24bの回りにB→C→B
と一回往復させる。そしてワイパモータ101の
回転方向を変更する際には、一定時間の間時限回
路41,42の作用で先ずアーマチヤ101aの
両端子の電位を等しくして短絡させて発電制動を
行い、発電電流を所定値以下に減少させた後に、
反転用の電圧を印加するように構成した。これに
よつてリレー接点5b,6bを切換える際の通電
量を少なくしてリレー接点の寿命を著しく長くす
ることができる。
次にワイパモータ101がF方向に回転中にワ
イパ操作スイツチ103をOFFポジシヨンに選
択すると、端子+1がLレベルになるためORゲ
ート30を介しNORゲート31の出力がHレベ
ルになる。このためANDゲート33が開状態且
つANDゲート34が閉状態となり、ANDゲート
34の出力はLレベルになるが、記憶回路108
のCL端子はHレベルとなるのでその出力Qはそ
のまま保たれる。またANDゲート33の出力は、
接触点11が絶縁部17に接触しているためHレ
ベルとなり、この出力はORゲート36を介して
開状態にあるANDゲート38に入力され、これ
によつてワイパモータ101は回転を継続する。
そして、接触点11が内方突出部16bの位置に
て電極プレート16に接触するとゼロ電位を示す
停止信号S4が発生するのでANDゲート33の出
力はLレベルとなり、時限回路41で設定される
時間が経過した後、リレー接点5bが接地側に接
続する。こうして、ワイパブレード24は格納位
置Aまで移動して停止する(第5図)。
ワイパ操作スイツチ103をHIポジシヨンに
選択すると、端子+2がHレベルになり、リレー
コイル43aが付勢されると共にNORゲート3
1の出力がLレベル、ORゲート36の出力がH
レベルになる。従つてリレーコイル43aの付勢
によつてリレー接点43bが高速回転側に切替え
られ、この高速状態においてワイパモータ101
の回転、ワイパブレード位置検出器104の作
用、回路の動作によつて、前述したLOWポジシ
ヨンの場合と同様にワイパブレード24は往復動
を行い、払拭動作を行う。
ワイパ操作スイツチ103をINTポジシヨン
に選択すると、端子C1が接地され、Lレベルの
信号状態が抵抗R1を通つてORゲート30に入力
される。これによりORゲート30はHレベルを
出力し、NORゲート31はLレベルを出力し、
このLレベルの状態がANDゲート33,34に
入力される。このためANDゲート34が開いた
状態となる。一方、前記Lレベルの信号状態は制
御回路7にも入力され、この結果制御回路7は間
欠的にパルス信号を発生する。このパルス信号は
ORゲート36に与えられ、ORゲート36のH
レベル出力が、記憶回路108の出力QがLであ
るのでANDゲート38を通つてトランジスタTr1
をオンにし、リレーコイル5a、リレー接点5b
を動作してワイパモータ101を正転させる。ワ
イパモータ101が正転するとこれに同期してワ
イパブレード位置検出器104が回転し、接触点
10からANDゲート34、ORゲート36を介し
継続してHレベル信号がトランジスタTr1に与え
られる。従つて制御回路7の出力がなくなつて
も、ワイパブレード24の下限停止位置までワイ
パモータ101は回り続ける。接触点10が再び
他方の縁B0で接地されるとORゲート36の出力
はLレベルとなりワイパモータ101の回転は停
止する。同時に記憶回路108のCP端子の状態
がH→Lに変り、出力Qの状態が反転しHレベル
となる。この状態は、次に制御回路7がHレベル
を出力するまで保持される。再び制御回路7から
パルス信号が出力されると、出力Qによつて
ANDゲート39が開いた状態にあるので、トラ
ンジスタTr2がオンになり、前記したようにワイ
パモータ101が逆転することになる。その後の
動作は上記と同じである、INTポジシヨンの選
択が解除されるまで上記動作が反復される。
第7図は、反転信号S3、停止信号S4と、アーマ
チヤ101a、ワイパブレード24との作動関係
を示すタイムチヤートである。このタイムチヤー
トにおいて、停止信号S4はLレベルとHレベルを
反対にして示し、反転信号S3は立下り状態をパル
スとして示している。このタイムチヤートで明ら
かなように、アーマチヤ101aが正逆転する際
にはt1の間停止時間が生じ、ワイパブレード24
もt1の間払拭範囲の下限Bの位置で停止する。
上記実施例において次のように変更することが
可能である。時限回路41,42ではANDゲー
ト38,39の出力がH→Lになるときに遅延作
用を生じさせたが、L→Hに変化するときに遅延
させるように構成することができる。またt1の時
間も第6図に示したt′1との関係において厳格に
定められるものではなく、用途、目的に応じて任
意に設定することもできる。またワイパブレード
24を動作させるために、リンク機構の代わりに
ケーブルや歯車を用いたり、或いはワイパモータ
101の出力軸にワイパブレード24のアームを
直接に結合することもできる。
[発明の効果] 以上の説明で明らかなように本発明によれば、
ワイパモータにおいて所定角度の範囲で正転と逆
転を反復されることによつてワイパブレードを揺
動させ払拭動作を行わせるワイパ装置において、
ワイパモータの回転を反転させる時に短絡回路を
所要時間形成することによつて、発電制動のため
の時間を十分に確保し、更にワイパモータによる
発電電流を減少させた後に起動電流を流すように
したため、モータ反転用のリレー接点に過大な電
流が流れるのを防止してリレー接点の寿命を延ば
すと共に、加えて新規且つ簡単な電子回路による
ワイパ制御回路を提供して、より精密な制御を実
現することができるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成を示すブロツク図
である。第2図は本発明に係るワイパ装置の制御
回路の具体的回路図である。第3図はワイパモー
タとカムプレートとの関係を示す構成図である。
第4図はワイパブレードを揺動させるリンク機構
と電極プレートとの取付関係を示す説明図であ
る。第5図は電極プレートの回転状態と回路各部
の状態、ワイパブレードの位置との関係を示すタ
イムチヤートである。第6図はワイパモータの反
転時の発電電流と起動電流との関係を示す説明図
である。第7図は停止信号、反転信号とアーマチ
ヤの回転状態等の関係を示すタイムチヤートであ
る。 符号の説明、1……車載バツテリ、2……イグ
ニツシヨンスイツチ、5a……正転用リレーコイ
ル、5b……正転用リレー接点、6a……逆転用
リレーコイル、6b……逆転用リレー接点、7…
…制御回路、22……クランクアーム、24……
ワイパブレード、33……停止信号用ANDゲー
ト、34……反転信号用ANDゲート、41,4
2……時限回路、101……ワイパモータ、10
2……スイツチ装置、103……ワイパ操作スイ
ツチ、104……ワイパブレード位置検出器、1
05……選択回路、106……選択指令回路、1
07……駆動信号出力回路、108……記憶回
路、109……正逆転選択回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ワイパモータに印加される電圧の印加方向を
    切換えて前記ワイパモータをそれぞれ正逆転させ
    る正転用スイツチ及び逆転用スイツチを含むスイ
    ツチ装置を備え、このスイツチ装置の動作を制御
    して印加方向に切換えを行い、前記ワイパモータ
    を正転又は逆転させることによつてワイパブレー
    ドを揺動させるワイパ装置の制御装置において、 前記ワイパモータの動作状態を選択するための
    ワイパ操作スイツチと、 前記ワイパブレードに対応して動作し、前記ワ
    イパブレードの動作位置を検出するためのワイパ
    ブレード位置検出器と、 前記ワイパブレード位置検出器が発生する各種
    信号のうちいずれかを選択する選択回路と、 前記ワイパ操作スイツチの出力信号を入力して
    前記選択回路の選択動作を決定する選択指令回路
    と、 前記ワイパ操作スイツチと前記選択回路の出力
    信号を入力して前記ワイパモータを動作させる駆
    動信号を出力する駆動信号出力回路と、 前記選択回路の出力信号を入力して正転及び逆
    転のいずれかを指示する信号を出力する記憶回路
    とを備えており、前記ワイパ装置の制御装置は、
    更に 前記駆動信号出力回路の出力駆動信号をそれぞ
    れ入力するように接続された前記ワイパモータの
    正転駆動信号発生回路及び逆転駆動信号発生回路
    を含み、前記記憶回路の出力信号に基づき前記正
    転及び逆転駆動信号発生回路のいずれかを選択的
    に動作可能にすることにより、それぞれ正転駆動
    信号及び逆転駆動信号を選択的に出力する2つの
    出力端を有する正逆転選択回路と、 前記正逆転選択回路の2つの出力端にそれぞれ
    接続された2つの時限回路を含み、前記正転及び
    逆転駆動信号を入力し、それぞれ所定時間遅延さ
    せ、遅延された正転及び逆転駆動信号をそれぞれ
    出力する時限回路と、 前記時限回路の出力信号をそれぞれ入力し、前
    記スイツチ装置の正転用スイツチ及び逆転用スイ
    ツチをそれぞれ動作させる駆動回路とを包含し、
    前記スイツチ装置の正転用スイツチと逆転用スイ
    ツチとはそれぞれの動作中、前記時限回路の所定
    時間中、それぞれのオン動作期間が重なり合うこ
    とにより前記ワイパモータの入力端子間に短絡回
    路を形成することを特徴とするワイパ装置の制御
    装置。
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IT47639/87A IT1205982B (it) 1986-02-14 1987-02-12 Dispositivo di controllo per apparecchio tergicristallo con motore rotante in due sensi
KR1019870001198A KR900000517B1 (ko) 1986-02-14 1987-02-13 2방향으로 회전하는 모우터를 사용한 와이퍼장치의 제어장치

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JPS5847645A (ja) * 1981-07-24 1983-03-19 エスブイエフ−スペジアルフアブリツク・フオ−・オウトツ−ベホア・グスタフ・ラウ・ゲ−エムベ−ハ− 風防ワイパ−制御回路

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