JPH058317Y2 - - Google Patents

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JPH058317Y2
JPH058317Y2 JP6499188U JP6499188U JPH058317Y2 JP H058317 Y2 JPH058317 Y2 JP H058317Y2 JP 6499188 U JP6499188 U JP 6499188U JP 6499188 U JP6499188 U JP 6499188U JP H058317 Y2 JPH058317 Y2 JP H058317Y2
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balustrade
panel
groove
balustrade panel
escalator
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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エスカレータあるいは動く歩道など
(以下、エスカレータ等と称す)における欄干に
関し、特に透明ガラス板等の欄干パネルの下部支
持構造の改良に係るものである。
〔従来の技術〕
一般に、エスカレータの欄干は第2図〜第4図
に示す如く、踏段1の両側にその長手方向に亘つ
てガラス板等の透明な欄干パネル2を立設して構
成される。その具体的構成を簡単に述べると、エ
スカレータ本体部のトラス(図示しない)から突
設したブラケツト3の先端にはU字状の溝部3a
を有し、この溝部3a内に欄干パネル2の下端部
を入れ、この溝部3aに備えられたボルト6,
6′を締付けることにより押圧板7を移動させて
ゴム5(両側もしくは反押圧板の片側)を介して
欄干パネル2を挟圧固定する。そして、このよう
に取付けられる欄干パネル2を踏段1の両側位置
にその長手方向に複数枚配列して立設し、その欄
干パネル2の外周にはハンドレールフレーム8を
取付けて踏段1と同期して回転駆動される移動手
摺り9を案内支持するように構成されている。
又、この欄干パネル2の下部両側にその長手方向
に亘つてアルミニユーム押出型材やステンレス鋼
板製の内デツキ10及び外デツキ11を設け、内
デツキ10は欄干パネル2の内側面から踏段1側
に向かつて斜降し、その斜降側端部の下側に配す
るスカートガード12と共に踏段1と欄干パネル
2との間を覆い隠し、一方外デツキ11は欄干パ
ネル2の外側面から外装板13又は図示しないが
建物の壁との間を塞ぐ構成になつている。そし
て、この内デツキ10あるいは外デツキ11はエ
スカレータのメンテナンスの際に取外されること
が多く、その為に欄干パネル2との間にはゴムや
塩化ビニール製のパツキン14,15を介在して
欄干パネル2の保護をはかつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、このようなエスカレータの欄干にお
いては、複数の欄干パネル2を踏段1の両側位置
にその長手方向に亘つて効率的に垂直に順次立設
していかなければならないが、従来はブラケツト
3の溝部3aの受圧面Aが平面で、かつブラケツ
ト3の溝部3aと欄干パネル2との間に入れるゴ
ム5が厚さ5mm程度の均一な板形状の部材である
ことから、たとえブラケツト3の溝部3aの受圧
面Aが垂直になるように時間をかけてブラケツト
3を設置したとしても、ゴム5の撓みしろが元々
少ない(実際にはボルト6,6′をある程度締め
付けて欄干パネル2を保持した状態で欄干パネル
2を垂直状態にする調整を行うためパツキン5の
撓みによる調整しろは厚みよりも小さい)ため、
長手方向に自然な歪みをもつ欄干パネル2を正確
に垂直状態に立設するのが困難であつた。又、調
整しろが少ないためブラケツト3の取り付け精度
を厳しく要求されることになり、据付作業に多大
な時間を費やさなければならない欠点があつた。
即ち、第4図において、上方のボルト6を締め
付ければゴム5の上部のみが撓んで欄干パネル2
の上部が左側に倒れ、一方下方のボルト6′を締
め付ければゴム5の下部のみが撓んで欄干パネル
2の上部が右側に倒れることになるので、理屈的
にはボルト6,6′の締め付け具合を加減すれば
ブラケツト3の溝部3aの受圧面Aの設置状態に
かかわらず欄干パネル2を垂直状態に調整できる
はずであるとは云うものの、現実には前述のとお
りゴム5の撓み量には限度があるため、もともと
溶接構造の熱歪の影響を強く受けるトラスに対す
るブラケツト3の取付け調整(受圧面Aの垂直芯
出し調整)に時間がかかる根本的な問題があつ
た。
本考案は、上記の点に鑑みなされたもので、欄
干パネルの据付作業性のきわめて良好なエスカレ
ータ等の欄干支持装置を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、エスカレータ等の欄干パネルの下部
取付部が略U字状の溝部を備え、該溝部内に前記
欄干パネルの下端部を挿入し、前記溝部に備えら
れた上下のボルトの押圧力で押圧板を介して厚さ
方向に挟圧することにより支持を行う欄干支持装
置において、U字状溝部内の反押圧板側には中央
部が前記欄干パネルに接し、その上方と下方には
隙間を有する凸状の弾性体を備えるものである。
〔作用〕
上述の如く構成すれば、ボルトの押圧により欄
干パネルが弾性体の形状に沿つて移動するため、
複数の欄干パネルを簡単に垂直状態に設置でき
る。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例について図面を用いて
説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す欄干支持装置
の構造図であり、図中第4図と同一符号のものは
同一のものを示すが、30はブラケツト3の溝部
3a内の反押圧板7側に挿入されるたとえばゴム
のような保護用弾性体で、欄干パネル2側に接す
る面が凸部を有する形状(例えば円弧状)をして
いる。31,31′はボルト6,6′をロツクする
ためのナツトである。
このような構造であれば、欄干パネル2が仮固
定された状態の第1図において、欄干パネル2の
上部を左側へ倒したい場合には、ボルト6のみ締
め付けて(このときナツト31は溝部3aに接し
ていない)、押圧板7を介して欄干パネル2を左
へ倒れるように押しやる。このとき、保護用弾性
体30には圧縮応力が発生しているが、従来方式
では最も大きな変形を受けていた弾性体の上部は
本考案では第5図に示すように中央部よりも肉厚
が薄いため変形を受ける程度も小さく、従つて内
部応力も比較的小さい。故に、従来よりも小さい
締め付けトルクでボルト6を回すことによつて欄
干パネル2の溝部3aに対する倒れ角度θの調整
をすることができる。又、大きな角度調整をしな
ければならない場合でも、弾性体30に生ずる変
形は小さく広範囲に亘る角度調整が可能である。
一方、欄干パネル2の上部を右側へ倒したい場
合には、今度はボルト6′のみ締め付けて、押圧
板7を介して欄干パネル2を右へ倒れるように押
しやれば前述と同様に溝部3aに対する倒れ角度
調整ができる。そして、倒れ角度調整後はナツト
31,31′によりボルト6,6′をロツクすれ
ば、欄干パネル2をそのままの状態で堅固に固定
することができる。
次に第6図a〜cはその他の実施例をそれぞれ
示し、第6図aはブラケツト3の溝部3a内に欄
干パネルに向かつて突起36を設け、この突起3
6に従来の板状の弾性体40を取付けたもの。第
6図bはブラケツト3の溝部3a内に中央部がふ
くらむように2段に幅の異なる板状の弾性体4
1,42を設けたもの。第6図cはブラケツト3
の溝部3a内の受圧面Aを凸状にしてこの受圧面
に板状の弾性体を貼り付けたものである。これら
の実施例は要するに何れも、中央部が欄干パネル
に接し、その上方と下方には隙間を生ずる凸状の
弾性体をブラケツト3の溝部3a内に設けたもの
であり、ボルトの押圧により、欄干パネルを弾性
体の形状に沿つて移動させることができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、欄干パネル
の下部が挿入される取付溝部には、中央部が欄干
パネルに接し、その上方と下方には隙間を有する
凸状の弾性体を介して欄干パネルが挟圧支持され
るため、取付部に対する欄干パネルの倒れ角調整
しろが大きくとれ、取付部自体の水平度がたとえ
それ程正確にでていなくても、欄干パネルの倒れ
角調整でその分カバーできるので、欄干パネルの
据付調整に手間がかかるようなことはない。した
がつて、据付作業及び組立作業を迅速に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す欄干支持装置
の構造図、第2図は一般的なエスカレータの欄干
を示す側面図、第3図、第4図は従来例を示す第
2図の−線断面図の一例図、第5図は本考案
の効果を説明するための説明図、第6図a〜cは
本考案のその他の実施例を示す欄干支持装置の要
部構造図である。 2……欄干パネル、3……ブラケツト、3a…
…溝部、6,6′……ボルト、7……押圧板、A
……受圧面、30,40,41,42……弾性
体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エスカレータ等の欄干パネルの下部取付部には
    略U字状の溝部を備え、該溝部内に前記欄干パネ
    ルの下端部を挿入し、前記溝部に備えられた上下
    のボルトの押圧力で押圧板を介して厚さ方向に挟
    圧することにより前記欄干パネルの支持を行うエ
    スカレータ等の欄干支持装置において、 前記U字状溝部内の反前記押圧板側には中央部
    が前記欄干パネルに接し、その上方と下方には隙
    間を有する凸状の弾性体を設けたことを特徴とす
    るエスカレータ等の欄干支持装置。
JP6499188U 1988-05-17 1988-05-17 Expired - Lifetime JPH058317Y2 (ja)

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JP6499188U JPH058317Y2 (ja) 1988-05-17 1988-05-17

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JP6499188U JPH058317Y2 (ja) 1988-05-17 1988-05-17

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JPH01166691U JPH01166691U (ja) 1989-11-22
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JP6043180B2 (ja) * 2012-12-26 2016-12-14 株式会社日立製作所 乗客コンベア、乗客コンベア用欄干パネル及び乗客コンベア用欄干パネルの交換方法

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JPH01166691U (ja) 1989-11-22

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