JPH0583167A - 伝送周波数帯域制御装置 - Google Patents

伝送周波数帯域制御装置

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JPH0583167A
JPH0583167A JP24347091A JP24347091A JPH0583167A JP H0583167 A JPH0583167 A JP H0583167A JP 24347091 A JP24347091 A JP 24347091A JP 24347091 A JP24347091 A JP 24347091A JP H0583167 A JPH0583167 A JP H0583167A
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JP
Japan
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frequency band
transmission
transmission frequency
signal
noise
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Pending
Application number
JP24347091A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Tagami
育志 田上
Hiroyuki Nagashima
洋幸 長島
Koji Nakatsubo
孝司 中坪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0583167A publication Critical patent/JPH0583167A/ja
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種装置間での同期をとることなく、確実に
情報通信のための電気信号と、雑音との間で適当な信号
電圧レベル差を確保することのできる伝送周波数帯域制
御装置を提供することを目的とする。 【構成】 下り出力/上り入力端子(20)に第1分波
器(22)を接続し、その第1分波器(22)を介して
上り経路(24)と下り経路(26)に分離した後、第
2分波器(28)で混合し、下り入力/上り出力端子
(30)に接続する。そして上り経路(24)には、オ
ン・オフ制御を行うスイッチ装置(32)と、ノッチフ
ィルター(38)とを並列接続状態で挿入する。このノ
ッチフィルター(38)は、伝送周波数帯域中の所定の
特定周波数帯域のみを遮断する役割をなす。具体的には
特定周波数帯域を雑音の周波数に設定する。そして、上
記帯域以外の周波数を利用して通信を行っている伝送系
では、スイッチ手段の開閉に関係なく常時上流側に情報
の伝達が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同軸ケーブルを用いた双
方向高周波電気信号伝送路中に設けられ、上り方向の信
号の伝達を遮断可能とする伝送周波数帯域制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、同軸ケーブルを用いた双方向高周
波電気信号伝送路としては、CATVにおける同軸伝送
路が知られている。このCATVにおける伝送路の一例
を示すと図3に示すようになっている。すなわち、伝送
路1は、センター2と複数の端末装置3a、3bとを結
ぶもので、伝送路1中に分配器4を適宜配置して樹枝状
に枝分かれさせるとともに、中継増幅器5を多数設ける
ことにより信号の伝達に伴う減衰量を補正するように
し、確実に各端末装置3a、3b側へセンターからの情
報を伝達できるようにしている。そして、伝送時の使用
周波数を適宜設定することにより、一回線の伝送路1
で、両方向の通信を可能としている。
【0003】ここで、端末装置3a、3b側からセンタ
ー2側へ向けた上り方向の情報の伝送に着目すると、各
端末装置3a、3bから発信される実際にセンター2側
へ送信すべき電気信号と、多数の中継増幅器5で発生す
る雑音とが混信状態で送られてしまう。従って、係る電
気信号と雑音との間で適当な信号電圧レベル差を確保す
る必要がある。
【0004】そこで、従来大規模な同軸伝送路において
は、その伝送系中に上り方向の情報伝達を遮断可能な伝
送周波数帯域制御装置6a、6bを適宜挿入配置してい
た。すなわち、この伝送周波数帯域制御装置6a、6b
は、図4に示すように、下り出力/上り入力端子7より
入力された高周波電気信号が、それに接続された分波器
8により分波され、上り経路9を通り分波器10を介し
て再び下り信号と混合された後、下り入力/上り出力端
子11を経てセンター2方向に伝送されるようになって
いる。さらに、上り経路9の途中にスイッチ装置12を
設け、制御部13からの信号により所望のタイミングで
スイッチ装置12をオン・オフ制御するようになってい
る。つまり、例えばスイッチ装置12が閉状態の時に、
図5(a)に示すような信号通過特性がある場合に、ス
イッチ装置12を開状態とすると同図(b)に示すよう
にレベルカットした特性となる。従って、例えば一つの
端末装置3aとセンター2とにおいて通信する場合、両
者間の伝達系中に配置された伝送周波数帯域制御装置6
aを通過状態とし、他方の伝送周波数帯域制御装置6b
を遮断状態とすることにより、その伝送周波数帯域制御
装置6bよりも端末装置3b側に存在する中継増幅器5
にて発生している雑音がセンター2側へ伝わるのを防止
することで適当な信号電圧レベル差を確保するようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の伝送周波数帯域制御装置6a、6bでは、スイ
ッチ装置12のオン・オフ制御により伝送周波数帯域全
体について、通過または遮断の制御を行うように構成さ
れていたため、この伝送周波数帯域内の任意の周波数を
利用して通信を実施する複数の端末装置3a、3b等の
発信・着信装置は、スイッチ装置12が閉状態の時に送
受信を行う必要がある。すなわち、一つの伝送周波数帯
域制御装置のスイッチ装置を開状態にしてしまうと、そ
の伝送周波数帯域制御装置の下流側に接続された全ての
端末装置の通信が、その使用周波数に関係なく遮断され
てしまう。よって、通信の途中で遮断されないように通
信を行なうべく、伝送周波数帯域制御装置6a、6bの
動作状態と同期して前記送受信の通信を行う必要があ
る。従って、かかる同期をとるための方法・機構が複雑
となり、使い勝手が悪くなるという問題を生じる。
【0006】本発明は上記した背景に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは各種装置間での同期をと
ることなく、確実に情報通信のための電気信号と、雑音
との間で適当な信号電圧レベル差を確保することのでき
る伝送周波数帯域制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る伝送周波数帯域制御装置では、双
方向高周波電気信号伝送路中に設けられ、上り方向の信
号の伝達を遮断可能な伝送周波数帯域制御装置であっ
て、上り経路の途中に、開閉スイッチ手段と、所定の周
波数帯域を遮断するフィルター手段とを並列状態で挿入
した。
【0008】
【作用】スイッチ手段を閉じると、上り方向の伝送系は
すべての周波数で導通状態となっているため、雑音信号
を含めてそのまま上流側のセンターに送信される。ま
た、スイッチ手段を開くと、上り方向の情報伝達は、フ
ィルター手段を介して行われる。すなわち、所定周波数
帯域内は遮断され、それ以外が通過可能となる。従っ
て、係る所定周波数帯域を雑音の周波数に合わせておく
ことにより、雑音がカットされ、上流側に伝達されな
い。そして、上記帯域以外の周波数を利用して通信を行
っている伝送系では、スイッチ手段の開閉に関係なく常
時上流側に情報の伝達が行われる。
【0009】
【実施例】以下本発明に係る伝送周波数帯域制御装置の
好適な実施例について、添付図面に基づいて詳述する。
【0010】図1は、本発明の一実施例を示している。
同図に示すように、装置内に入った信号を適宜分波し、
分岐された上り経路または下り経路のうち、所望の経路
を通過させるといった基本的な構成は従来のものと同様
である。すなわち、下り出力/上り入力端子20に第1
分波器22を接続し、その第1分波器22を介して上り
経路24と下り経路26に分離する。そして、下り経路
26は、そのまま第2分波器28を介して下り入力/上
り出力端子30に接続されている。一方、上り経路24
は、従来と同様にオン・オフ制御を行うスイッチ装置3
2を介して第2分波器28に接続されている。そして、
このスイッチ装置32のオン・オフは制御部34を介し
て所定のタイミングで行うようになっている。具体的に
は、センター側からの遠隔操作により上記オン・オフ制
御が行われている。すなわち、その制御部34内にデー
タ受信復調回路が設けられており、そのデータ受信復調
回路にて、データの送受信用の同軸ケーブルを介してセ
ンター側から送られ、下り経路26内に挿入配置された
分配器36を通って制御部34内に伝達されてきたオン
・オフ制御信号を受けるようになっている。
【0011】ここで本発明では、上り経路24中にノッ
チフィルター38を前記スイッチ装置32と並列に接続
している。このノッチフィルター38は、伝送周波数帯
域中の所定の特定周波数帯域のみを遮断する役割をな
す。すなわち、図2(a)に示すような伝送信号があっ
た場合に、同図(b)に示すように特定の周波数帯域の
み遮断し、その他の周波数帯域はそのまま通過させるよ
うになる。
【0012】従って、制御部34からの制御信号に基づ
きスイッチ装置32が閉状態となると、ノッチフィルタ
ー38の両端子間で導通状態となるため、上り方向の信
号はスイッチ装置32を介してそのまま下り入力/上り
出力端子30に伝わるが、スイッチ装置32が開状態と
なると上り方向の情報伝達は、ノッチフィルター38の
特性に規制され所定の周波数帯域のみ遮断され、それ以
外の周波数帯域の情報が下り入力/上り出力端子30に
伝わることになる。そして、その下り入力/上り出力端
子30に伝わった電気信号が、図外のセンターに送られ
ることになる。すなわち、本例では、前記ノッチフィル
ター38の所定の周波数帯域を雑音信号の周波数に合わ
せておけば、スイッチ装置32を開状態とした時に、雑
音信号は確実に遮断されて上流側のセンターに伝わるこ
とはなく、確実に電気信号と雑音とのレベル差を確保す
ることができる。そして、上記帯域以外の周波数を利用
して通信を行っている伝送系では、スイッチ手段の開閉
に関係なく常時上流側に情報の伝達が行われる。従っ
て、端末装置等の各種の送受信装置の作動を伝送周波数
帯域制御装置の制御状態に同期させる必要がなくなる。
【0013】尚本例では、上記の制御部34内にデータ
変調送信回路を設けるとともに、この制御部34を上り
経路24のスイッチ装置32の上流側に挿入配置した混
合器40に接続している。係る構成をとることにより、
その制御部34の制御状態を通常のデータ通信用の同軸
ケーブルを利用してセンター側に返信することが可能と
なる。そしてこの時、返信する際の高周波搬送信号の周
波数を、上記ノッチフィルター38の所定の周波数帯域
(遮断周波数帯域)に設定し、オフ状態の状態信号をオ
フ制御状態時(スイッチ装置32の開状態時)に返信す
るようにすると、雑音はノッチフィルター38を通過し
ないため、係る雑音の影響を受けることなくセンター側
に返信することができるようになる。
【0014】さらに本例では、制御部34とスイッチ装
置32との間に切替スイッチ42を設けており、常時は
その切替スイッチ42を自動側に設定しておき、上述し
たセンター側からの遠隔操作にてスイッチ装置32のオ
ン・オフ制御を行うようにしているが、必要に応じて手
動側に切替え、センターとは独立して制御することがで
きるようにしている。
【0015】尚、上記した実施例では、伝送周波数帯域
制御装置を独立の装置として形成した例について説明し
たが、本発明はこれに限ることなく、中継増幅器等の伝
送機器内に内蔵するようにしても良く種々変更実施が可
能である。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明に係る伝送周波数帯
域制御装置では、上り経路中に、スイッチ手段とフィル
ター手段とを並列状態で設けたため、たとえスイッチ手
段を開いたとしても、所定周波数帯域以外の信号はフィ
ルター手段を通過することができる。よって、上り方向
の信号の搬送周波数をその所定周波数以外に設定してお
けば、スイッチ手段のオン・オフ状態に関係なく常時情
報の送信が可能となる。従って、各端末装置等の動作
を、伝送周波数帯域制御装置の作動に同期させる必要が
なく、操作性が向上する。また、雑音はフィルター手段
で除去可能となるため、情報通信のための電気信号と、
雑音との間で適当な信号電圧レベル差を確実に確保する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る伝送周波数帯域制御装置の好適な
一実施例を示すブロック回路図である。
【図2】フィルター手段(ノッチフィルター)の動作特
性を示すグラフである。
【図3】双方向高周波電気信号伝送路の全体構成を示す
図である。
【図4】従来の伝送周波数帯域制御装置の一例を示すブ
ロック回路図である。
【図5】従来の伝送周波数帯域制御装置の動作特性を示
すグラフである。
【符号の説明】
20…下り出力/上り入力端子、22…第1分波器、2
4…上り経路、26…下り経路、28…第2分波器、3
0…下り入力/上り出力端子、32…スイッチ装置、3
4…制御部、36…分配器、38…ノッチフィルター
(フィルター手段)、42…切り替えスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双方向高周波電気信号伝送路中に設けら
    れ、上り方向の信号の伝達を遮断可能な伝送周波数帯域
    制御装置であって、上り経路の途中に、開閉スイッチ手
    段と、所定の周波数帯域を遮断するフィルター手段とを
    並列状態で挿入したことを特徴とする伝送周波数帯域制
    御装置。
JP24347091A 1991-09-24 1991-09-24 伝送周波数帯域制御装置 Pending JPH0583167A (ja)

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JP24347091A JPH0583167A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 伝送周波数帯域制御装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5586001A (en) * 1994-08-16 1996-12-17 Nec Corporation Solid electrolyte capacitor using polyaniline doped with disulfonic acid
US6168639B1 (en) 1997-10-09 2001-01-02 Sanyo Electric Co., Ltd. Solid electrolyte capacitor, and process and apparatus for producing same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6168639B1 (en) 1997-10-09 2001-01-02 Sanyo Electric Co., Ltd. Solid electrolyte capacitor, and process and apparatus for producing same
US6313979B1 (en) 1997-10-09 2001-11-06 Sanyo Electric Co., Ltd. Solid electrolyte capacitor

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