JPH0582999U - 作業車の電力節減装置 - Google Patents

作業車の電力節減装置

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JPH0582999U
JPH0582999U JP2998892U JP2998892U JPH0582999U JP H0582999 U JPH0582999 U JP H0582999U JP 2998892 U JP2998892 U JP 2998892U JP 2998892 U JP2998892 U JP 2998892U JP H0582999 U JPH0582999 U JP H0582999U
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JP2998892U
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Inventor
薫 原田
信浩 中村
Original Assignee
株式会社アイチコーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モーメント規制バルブによる規制が実際に必
要となる場合にのみ、バッテリから電力供給を行わせて
電力節減を図る。 【構成】 操作ユニット26による作業装置の作動に応
じて車体に作用するモーメントを算出するとともにこの
モーメントを所定範囲内に抑えるようにモーメント規制
バルブ40の作動制御を行うモーメント規制コントロー
ラ27と、バッテリbと、操作状態を検出する操作検出
センサ31と、電力供給ライン33の断接制御を行うリ
レースイッチ35とを有して電力節減装置が構成され
る。このリレースイッチ35は、操作ユニット26が操
作状態にあることが検出されたときには、オンとなって
電力供給ライン33を介しての電力供給を可能にし、操
作ユニット26が非操作状態にあることが検出されたと
きには、オフとなって電力供給ライン33を介しての電
力供給を阻止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、作業装置の作動に応じて車体に作用するモーメントを所定範囲内に 抑えるようにしたモーメント規制装置を有してなる作業車において、モーメント 規制を行うための電気的作動規制バルブ(手段)へバッテリから供給される電力 を節減するための電力節減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高所作業車等においては、ブームおよびその先端に取り付けられた作業台から なる作業装置の作動は油圧力により行われ、この油圧力の供給制御は操作レバー 等の操作手段の操作に応じて作動される電磁制御バルブ等により行われるのが一 般的である。 ところで、このような作業装置の作動を行った場合、その作動に応じて車体に 加わるモーメントが変化するのであるが、このモーメントがあまり大きくなると 車体が不安定な状態となるため、このモーメントを所定範囲内の値に抑えて車体 の安定性を確保するモーメント規制装置を用いることが知られている。このよう なモーメント規制装置としては、例えば、実公平2−3519号公報に開示のも のがある。
【0003】 このようなモーメント規制装置を有した作業車においては、作業装置の作動を 規制するモーメント規制バルブが設けられており、モーメントが所定値以上とな り車体の安定性が低下するような作動については、このモーメント規制バルブを 作動させ、操作レバー等の操作の如何に拘らずこの作動を規制するようになって いる。 但し、このモーメント規制装置による規制が必要なのは、エンジンが運転状態 であるときや、非常用ポンプが作動されているときのように、実際に作業装置が 作動される場合のみである。このため、上記公報に開示の装置においては、エン ジン停止状態で且つ非常用ポンプが非作動状態のときには、モーメント規制バル ブへの電力供給を遮断し、バッテリの節電を図るようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この装置では、モーメント規制が必要な条件下では、エンジンが運転状態にあ る限りは、モーメント規制バルブに作動電力が供給され、このバルブが作動され るようになっている。しかしながら、モーメント規制はモーメントを増加させる ような作業装置の作動を規制するものであり、作業装置の作動がなされない場合 にはモーメント規制バルブを作動させる必要がない。このことに鑑みれば、実際 に必要のない間もモーメント規制バルブに作動電力を供給し、その作動を行わせ ており、それだけバッテリの消費電力が大きくなるという問題がある。
【0005】 本考案はこのような問題に鑑みたもので、作業装置が作動されてモーメント規 制バルブによる規制が実際に必要となる場合にのみ、バッテリからこのモーメン ト規制バルブへの電力供給を行わせるようにして、できる限りバッテリの電力消 費を低減させることができるような構成の作業車の電力節減装置を提供すること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的達成のため、本考案においては、作業装置の作動を制御するた めの操作手段の操作に拘らず作動装置の作動を規制可能な電気的作動規制手段と 、操作手段による作業装置の作動に応じて車体に作用するモーメントを算出する とともにこのモーメントを所定範囲内に抑えるように電気的作動規制手段の作動 制御を行うモーメント規制コントローラと、電気的作動規制手段に作動電力を供 給するためのバッテリと、操作手段の操作状態を検出する操作検出手段と、バッ テリと電気的作動規制手段とを繋ぐ電力供給ライン中に配設されてこの電力供給 ラインの断接制御を行うスイッチ手段とを有して電力節減装置が構成される。 そして、このスイッチ手段は、操作検出手段により操作手段が操作状態にある ことが検出されたときには、オンとなって前記電力供給ラインを介しての電力供 給を可能にし、一方、操作検出手段により操作手段が非操作状態にあることが検 出されたときには、オフとなって電力供給ラインを介しての電力供給を阻止する ようになっている。
【0007】
【作用】
上記構成の電力節減装置を用いた場合、操作検出手段により操作手段が操作さ れていることが検出されている間においてのみ、スイッチ手段がオンとなってバ ッテリから電力供給ラインを介しての電気的作動規制手段への電力供給がなされ る。すなわち、作業装置が実際に作動されてモーメント規制が必要となるときに のみ電気的作動規制手段への電力供給がなされるものであり、これによりバッテ リの消費電力が大幅に低減される。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の好ましい実施例について説明する。 まず、図2には、本考案に係る電力節減装置を備えた高所作業車を示している 。この高所作業車10の車体11の後部には、車体11に対して水平旋回作動が 自在な旋回台12が取り付けられており、その旋回台12の上部には、テレスコ ープ状に伸縮作動自在に構成されたブーム13が起伏作動自在に枢着されている 。なお、旋回台12の旋回作動は、車体11に内蔵された油圧旋回モータ14の 作動により行われる。また、ブーム13の起伏・伸縮作動はそれぞれ、旋回台1 2とブーム13間に取り付けられた油圧起伏シリンダ15,ブーム13に内蔵さ れた油圧伸縮シリンダ16の作動により行われる。 さらに、ブーム13の先端には、作業台17が水平に取り付けられており、こ の作業台17には、作業者が搭乗することができる。
【0009】 ところで、上記各油圧アクチュエータ14〜16に供給される作動油は、車体 11の前部に搭載されたメイン油圧ポンプ21から吐出され、このメイン油圧ポ ンプ21は同じく車体11の前部に搭載された作業用エンジン22により駆動さ れる。ただし、作業用エンジン22の故障時等において、少なくとも作業台17 を地上に降ろすことができるように、電動モータ23により短時間だけ駆動され ることを目的とした非常用油圧ポンプ24も搭載されている。
【0010】 そして、この高所作業車10には、メイン油圧ポンプ21や非常用油圧ポンプ 24から吐出された作動油をその流れ方向および流量を制御しながら上記各油圧 アクチュエータ14〜16に供給する電磁制御バルブユニット(電気的作動制御 手段)25が旋回台12の側面に取り付けられている。この電磁制御バルブユニ ット25は電磁制御バルブ(図示せず)が集合して構成されたものであり、作業 台17に取り付けられた操作ユニット26から出力される操作信号(電気信号) に基づいて作動制御が行われる。但し、この操作ユニット26の操作信号はまず 、旋回台12の側面に取り付けられたコントローラ27に送られ、このコントロ ーラ27からの制御信号により電磁制御バルブユニット25の作動が制御される ようになっている。
【0011】 このコントローラ27は、ブーム13等の作動により車体11が不安定になら ないように、操作信号に拘らず所定条件のもとで電磁制御バルブユニット25の 作動を制限するモーメントリミッタとしての機能も有している。 モーメントリミッタは、ブーム13から車体11に作用するモーメントが過大 となるのを防止すべくブーム13等の作動を規制する装置であり、実際に車体1 1に作用するモーメントを算出するために、ブーム13の起伏角度,伸長量,旋 回位置および起伏シリンダ15に作用する軸力等を電気的に検出するブーム作動 検出器28,…,28を備えている。 このため、操作ユニット26からの操作信号は、コントローラ27(モーメン トリミッタ)においてその適否(安定側への操作か不安定側への操作か)が判断 された後、不安定側への操作は禁止させつつ、操作ユニット26の操作に応じて 電磁制御バルブユニット25に作動制御信号を出力する。
【0012】 以上説明した油圧供給回路および電気制御回路を示したのが図1である。電磁 制御バルブユニット25は車載のバッテリBから電力供給を受けて作動されるの であるが、この電力供給はコントローラ27を介して行われ、コントローラ27 により作動電力供給制御が行われる。なお、このバッテリBは車体11の前部に 搭載されている。
【0013】 コントローラ27は操作ユニット26の操作レバー26aの操作に応じてこの 作動電力供給制御を行うものであり、このため、操作ユニット26からの操作信 号がコントローラ27に入力されるようになっている。 コントローラ27はこの操作信号に応じてバッテリBから電磁制御バルブユニ ット25への作動電力供給制御を行い、電磁制御バルブユニット25の作動を制 御する。この結果、メイン油圧ポンプ21からの作動油は、このように作動制御 される電磁制御バルブユニット25により制御され、油圧アクチュエータ14〜 16の作動制御がなされる。
【0014】 但し、油圧ポンプ21から電磁制御バルブユニット25を介して油圧アクチュ エータ14〜16に至る油圧ライン45中にモーメント規制バルブ40が配設さ れており、このモーメント規制バルブ40により油圧供給をストップさせ、油圧 アクチュエータ14〜16の作動を規制することができるようになっている。こ のモーメント規制バルブ40は、車体に作用するモーメントが所定値を越えるよ うな油圧アクチュエータ14〜16の作動(不安定側への作動)を行わせるよう な操作信号がコントローラ27に入力された場合には、コントローラ27から信 号ライン33を介してモーメント規制バルブ40のソレノイド41が通電励磁さ れ、このような作動を規制するようになっている。
【0015】 但し、この信号ライン33にはリレースイッチ35が配設されており、このリ レースイッチ35により電力節減を図るようになっている。このリレースイッチ 35のオン・オフ作動は操作ユニット26の操作の有無に応じてなされるもので ある。このため、操作ユニット26にはその操作の有無を検出する操作検出セン サ31が設けられており、この操作検出センサ31からの検出信号がコントロー ラ27に入力されるようになっている。
【0016】 操作検出センサ31により操作ユニット26が操作状態にあると検出されたと き、すなわち、操作ユニット26の複数の操作レバー26aのいずれかが作動位 置にあることが検出されたときには、コントローラ27はリレースイッチ35の ソレノイド35aを通電励磁し、スイッチ35bをオンにする。これにより、こ のときにはモーメント規制バルブ40の作動が可能な状態となる。 一方、操作検出センサ31により操作ユニット26が非操作状態にあると検出 されたとき、すなわち、操作ユニット26の複数の操作レバー26aの全てが中 立位置(非作動位置)にあることが検出されたときには、コントローラ27はリ レースイッチ35のソレノイド35aを非通電とし、スイッチ35bをオフにす る。これにより、モーメント規制バルブ40への作動電流は遮断される状態とな り、モーメント規制バルブ40のソレノイド41への作動電力供給が断たれ、バ ッテリBの消費電力が節減される。
【0017】 なお、コントローラ27は電動モータ23にもバッテリBの電力供給制御を行 うようになっており、所定条件下で電動モータ23に電力を供給してこれを作動 させ、非常用油圧ポンプ24を駆動する。 このように、本装置ではエンジンが運転か停止かに拘らず、操作ユニット26 が操作されていない限り、モーメント規制バルブ40への電力供給が断たれるの で、バッテリBの消費電力が非常に小さくなる。 なお、本装置は、作業用エンジン22に代えて電動モータを用い、このモータ をバッテリからの電力により駆動するようにした電気駆動式高所作業車にも用い ることができる。 また、上記実施例では、高所作業車を例として説明したが、本考案に係る省電 力装置を搭載すべき作業車はこれに限られるものではない。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、作業装置の作動を制御するための操作 手段の操作に拘らず作動装置の作動を規制可能な電気的作動規制手段と、操作手 段による作業装置の作動に応じて車体に作用するモーメントを算出するとともに このモーメントを所定範囲内に抑えるように電気的作動規制手段の作動制御を行 うモーメント規制コントローラと、電気的作動規制手段に作動電力を供給するた めのバッテリと、操作手段の操作状態を検出する操作検出手段と、バッテリと電 気的作動規制手段とを繋ぐ電力供給ライン中に配設されてこの電力供給ラインの 断接制御を行うスイッチ手段とを有して電力節減装置が構成され、このスイッチ 手段は、操作検出手段により操作手段が操作状態にあることが検出されたときに は、オンとなって前記電力供給ラインを介しての電力供給を可能にし、一方、操 作検出手段により操作手段が非操作状態にあることが検出されたときには、オフ となって電力供給ラインを介しての電力供給を阻止するようになっている。 このため、操作検出手段により操作手段が操作されていることが検出されてい る間においてのみ、スイッチ手段がオンとなってバッテリから電力供給ラインを 介しての電気的作動規制手段への電力供給がなされるので、すなわち、作業装置 が実際に作動されてモーメント規制が必要となるときにのみ電気的作動規制手段 への電力供給がなされるので、バッテリの消費電力を大幅に低減させることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電力節減装置を示す油圧・電気回
路図である。
【図2】この電力節減装置を有した高所作業車を示す斜
視図である。
【符号の説明】
10 高所作業車 11 車体 13 ブーム 25 電磁制御バルブユニット 26 操作ユニット 27 コントローラ 31 操作検出センサ 35 リレースイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体上に配設した作業装置の作動を制御
    するための操作手段と、この操作手段の操作に拘らず前
    記作動装置の作動を規制可能な電気的作動規制手段と、
    前記操作手段による前記作業装置の作動に応じて前記車
    体に作用するモーメントを算出し、このモーメントを所
    定範囲内に抑えるように前記電気的作動規制手段の作動
    制御を行うモーメント規制コントローラと、前記電気的
    作動規制手段に作動電力を供給するためのバッテリと、
    前記操作手段の操作状態を検出する操作検出手段と、前
    記バッテリと前記電気的作動規制手段とを繋ぐ電力供給
    ライン中に配設されてこの電力供給ラインの断接制御を
    行うスイッチ手段とを有し、 このスイッチ手段は、 前記操作検出手段により前記操作手段が操作状態にある
    ことが検出されたときには、オンとなって前記電力供給
    ラインを介しての電力供給を可能にし、 前記操作検出手段により前記操作手段が非操作状態にあ
    ることが検出されたときには、オフとなって前記電力供
    給ラインを介しての電力供給を阻止するようになってい
    ることを特徴とする作業車の電力節減装置。
JP2998892U 1992-04-08 1992-04-08 作業車の電力節減装置 Pending JPH0582999U (ja)

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