JPH0582958A - プリント基板における回路形成方法 - Google Patents

プリント基板における回路形成方法

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JPH0582958A
JPH0582958A JP23844691A JP23844691A JPH0582958A JP H0582958 A JPH0582958 A JP H0582958A JP 23844691 A JP23844691 A JP 23844691A JP 23844691 A JP23844691 A JP 23844691A JP H0582958 A JPH0582958 A JP H0582958A
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circuit
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terminal
circuit board
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Hiroyuki Masuko
弘之 益子
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プリント基板上に形成されたパターンの一部を
変更することにより形成される複数種類の、互いに切り
換えられる回路の中一方の回路は生産台数が多く、他方
の回路は生産台数が少ない場合において、生産台数の多
い一方の回路の製造工数を低減し、総合して製造工数を
低減したプリント基板における回路形成方法を提供す
る。 【構成】生産台数の多い一方の回路はプリント基板上に
形成されたパターンそのままで形成し、生産台数の少な
い他方の回路は前記プリント基板上に形成されたパター
ンの一部を接続,切断することにより形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば仕様切換端子を
有するマイコンの前記仕様切換端子の接続換えをプリン
ト基板上に形成されたパターンの一部を変更することに
より行う場合のように、プリント基板上に形成されたパ
ターンの一部を変更することにより複数種類の,互いに
切り換えられる回路を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マイコンの仕様切換端子の接続換えをプ
リント基板上に形成されたパターンの一部を変更するこ
とにより行う回路形成方法の従来例として、タイマ装置
における例について述べる。図4はタイマ装置の要部回
路図であり、マイコン1は、例えば8ピン(端子記号
a,b─h)の集積回路装置からなり、端子a,dは電
源端子で、端子aは正側直流電源VDに端子dは負側直
流電源VSに接続される。端子bは仕様切換端子で正側
直流電源VDに接続すると出力端子eから、例えばオン
デレーモード(電源電圧が与えられてから、予め設定さ
れた時間だけ遅れて動作するモード)の信号が出力さ
れ、負側直流電源VSに接続すると出力端子eから、例
えばフリッカモード(電源電圧が与えられてから、予め
定められた順序と時間にしたがいON,OFF動作を連
続的にくり返すモード)の信号が出力される。端子g,
hは制御端子で負側直流電源VSに接続され、端子c,
fは遊びとなっている。2は第1の接続用パッドで正側
直流電源VDに接続されたパッド2Aと仕様切換端子b
に接続されたパッド2Bとからなる。3は第2の接続用
パッドで仕様切換端子bに接続されたパッド3Aと負側
直流電源VSに接続されたパッド3Bとからなる。
【0003】図5および図6は、それぞれマイコン1の
仕様切換端子bの接続換えをプリント基板上に形成され
たパターンの一部を変更することで行う回路形成方法を
示し、図5のパターンでは図4の回路に対応するパター
ンに、接続パット2のパッド2A,2Bに跨がってジャ
ンパチップ4が接続され、マイコン1の仕様切換端子b
は正側直流電源VDに接続されて出力端子eからオンデ
レーモードの信号が出力される。また図6のパターンで
は接続パッド3のパッド3A,3Bに跨がってジャンパ
チップ4が接続され、マイコン1の仕様切換端子bは負
側直流電源VSに接続されて出力端子eからフリッカモ
ードの信号が出力される。
【0004】このように、接続パッド2あるいは接続パ
ッド3を選択してジャンパチップ4で接続することによ
りマイコン1の異なるモードの仕様に対応した回路を形
成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のプリント基板に
おける回路の形成方法は、例えば一方の回路が標準仕様
で殆どの生産台数を占め、他方の回路が特殊仕様でごく
少ない生産台数の場合、このごく少ない生産台数の特殊
仕様の回路においても、殆どの生産台数を占める標準仕
様の回路においても接続パッドをすべてジャンパチップ
で接続する必要があり製造工数が嵩む問題がある。
【0006】本発明の目的は、プリント基板上に形成さ
れたパターンの一部を変更することにより複数種類の,
互いに切り換えられる回路を形成する方法であって、製
造工数を低減した合理的なものを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに本発明によれば、プリント基板上に形成されたパタ
ーンの一部を変更することにより複数種類の,互いに切
り換えられる回路を形成する方法であって、1つの回路
はパターンそのままで形成し、切り換えられるべき他の
回路は予めその一部に断路を持つパターンを形成してお
き、この断路を接続することと前記1つの回路の一部を
切断することにより形成するものとし、そしてより具体
的には、仕様切換端子を有し、この仕様切換端子を正側
直流電源端子と負側直流電源端子とに接続換えすること
により異なる仕様の信号を出力するマイコンの前記仕様
切換端子が正側直流電源端子に接続される一方の回路
と、前記マイコンの仕様切換端子が負側直流電源端子に
接続される他方の回路を、プリント基板上にパターンを
形成することにより形成する方法であって、一方の回路
はマイコンの仕様切換端子と正側直流電源端子との間に
接続形成されるパターンそのままで形成し、他方の回路
は前記プリント基板上に形成されたパターンの一部を切
断することと、前記マイコンの仕様切換端子と負側直流
電源端子との間にその一部に断路を持って形成されたパ
ターンの前記断路を接続することにより形成するものと
する。
【0008】
【作用】本発明のプリント基板における回路形成方法に
おいては、プリント基板上に形成されたパターンの一部
を変更することにより形成される例えば標準仕様、特殊
仕様などに対応する複数種類の回路が、生産台数の多い
例えば標準仕様に対応する一方の回路はプリント基板上
に形成されたパターンそのままで形成され、生産台数の
少ない例えは特殊仕様に対応する他方の回路は前記プリ
ント基板上に形成されたパターンの一部を接続,切断す
ることにより形成されるようにしたので、生産台数の多
い標準仕様に対応する一方の回路は、特に追加加工の必
要がなく製造工数が低減する。また、生産台数の少ない
特殊仕様に対応する他の回路は一部を接続,切断するた
めに製造工数が増加するが、標準仕様に対応する回路に
対し特殊仕様に対応する回路の生産量が充分少ないとき
は総合して製造工数が低減する。
【0009】
【実施例】図1は本発明のプリント基板における回路形
成方法の一実施例を説明するためのタイマ装置の要部回
路図であり、図4に示す従来のタイマ装置の要部回路図
と異なるところはマイコン1の仕様切換端子bは接続線
6で直接正側直流電源VDに接続され、図4における第
1の接続用パッド2は削除されている点にある。
【0010】図2および図3はそれぞれマイコン1の仕
様切換端子bの接続換えをプリント基板上に形成された
パターンの一部を変更することで行う回路形成方法を示
し、図2のパターンでは図1の回路に対応するパターン
そのままであり、このパターンでは、マイコン1の仕様
切換端子bはすでに正側直流電源VDに接続されてお
り、出力端子eからオンデレーモードの信号が出力され
る。また、図3のパターンでは図1の回路に対応するパ
ターンに、接続パッド3のパッド3A,3Bに跨がって
ジャンパーチップ4が接続され、かつ図1におけるマイ
コン1の仕様切換端子bと正側直流電源VDの接続線6
に相当するパターン配線が穴7により切断される。これ
により仕様切換端子bは負側直流電源VSに接続され出
力端子eからフリッカモードの信号が出力される。
【0011】今、図2のパターンで示される回路が、例
えば標準仕様で殆どの生産台数を占め、図3のパターン
で示される回路が例えば特殊仕様でごく少ない生産台数
とすると、図2に示す生産台数の多い回路では図1の回
路に対応するパターンをそのまま使用し特に追加加工の
必要がない。また、図3に示す生産台数の少ない回路は
図1の回路に対応するパターンの一部を接続,切断する
ため製造工数が増加するが、標準仕様に対応する図2の
回路に対し、特殊仕様に対応する図3の回路の生産量が
充分少ないときは総合して製造工数が低減する。
【0012】
【発明の効果】本発明のプリント基板における回路形成
方法においては、プリント基板上に形成されたパターン
の一部を変更することにより形成される複数種類の、互
いに切り換えられる回路の中一方の回路はプリント基板
上に形成されたパターンそのままで形成され、他方の回
路は前記プリント基板上に形成されたパターンの一部を
接続,切断することにより形成されるようにしたので、
生産台数の多い一方の回路の生産台数に対し生産台数の
少ない他方の回路の生産台数が充分少ないときは総合し
て製造工数が低減する。
【0013】また、請求項2記載の本発明のプリント基
板における回路形成方法においては、前述の製造工数低
減の効果の他にプリント基板に形成されるパターンの接
続パッドの数が従来の2個に対し1個でよく、更にコス
ト低減の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリント基板における回路形成方法の
一実施例を説明するためのタイマ装置の要部回路図
【図2】図1に示すタイマ装置の要部回路図により本発
明のプリント基板における回路形成方法を説明するプリ
ント基板の要部パターン図
【図3】図1に示すタイマ装置の要部回路図により本発
明のプリント基板における回路形成方法を更に説明する
プリント基板の要部パターン図
【図4】従来のプリント基板における回路形成方法の一
例を説明するためのタイマ装置の要部回路図
【図5】図4に示すタイマ装置の要部回路図により従来
のプリント基板における回路形成方法を説明するプリン
ト基板の要部パターン図
【図6】図4に示すタイマ装置の要部回路図により従来
のプリント基板における回路形成方法を更に説明するプ
リント基板の要部パターン図
【符号の説明】
1 マイコン 3 接続パッド(接続点) 4 ジャンパチップ(接続用) 5 仕様切換端子bと正側直流電源VDの接続線(切
断点) 7 孔(切断用) VD 正側直流電源 VS 負側直流電源 b 仕様切換端子(マイコン1の)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント基板上に形成されたパターンの一
    部を変更することにより複数種類の,互いに切り換えら
    れる回路を形成する方法において、一方の回路はパター
    ンそのままで形成し、切り換えられるべき他方の回路は
    予めその一部に断路を持つパターンを形成しておき、こ
    の断路を接続することと前記一方の回路の一部を切断す
    ることにより形成することを特徴とするプリント基板に
    おける回路形成方法。
  2. 【請求項2】仕様切換端子を有し、この仕様切換端子を
    正側直流電源端子と負側直流電源端子とに接続換えする
    ことにより異なる仕様の信号を出力するマイコンの前記
    仕様切換端子が正側直流電源端子に接続される一方の回
    路と、前記マイコンの仕様切換端子が負側直流電源端子
    に接続される他方の回路を、プリント基板上にパターン
    を形成することにより形成する方法において、一方の回
    路はマイコンの仕様切換端子と正側直流電源端子との間
    に接続形成されるパターンそのままで形成し、他方の回
    路は前記プリント基板上に形成されたパターンの一部を
    切断することと、前記マイコンの仕様切換端子と負側直
    流電源端子との間にその一部に断路を持って形成された
    パターンの前記断路を接続することにより形成すること
    を特徴とするプリント基板における回路形成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001082664A1 (fr) * 2000-04-24 2001-11-01 Fujitsu Limited Tableau de connexions imprime et procede pour monter un element de circuit sur ce tableau de connexions
CN105430897A (zh) * 2015-12-29 2016-03-23 广东欧珀移动通信有限公司 电路板及移动终端
JP2020053546A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 太陽誘電株式会社 配線基板および通信評価装置

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