JPH0582783U - 折畳自転車の締結機構 - Google Patents
折畳自転車の締結機構Info
- Publication number
- JPH0582783U JPH0582783U JP2435292U JP2435292U JPH0582783U JP H0582783 U JPH0582783 U JP H0582783U JP 2435292 U JP2435292 U JP 2435292U JP 2435292 U JP2435292 U JP 2435292U JP H0582783 U JPH0582783 U JP H0582783U
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- JP
- Japan
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- folding
- shaft
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 折畳自転車の使用される締結機構において、
ヒンジ構造による回転軸部、ボルト部が左右外方への突
出や、ヒンジ構造による部品点数の増加、更には回転軸
での折畳分割面は平行であるため、面精度を高めなけれ
ば遊びが生じ易いという課題を解決し、折畳分割面の衣
類の引掛りを防止し、合わせを確実にする目的とする。 【構成】 折畳分割面に対して直立となるように軸、軸
受部を有し、レバー回転により、折畳分割面を圧接する
偏心部を設けることにより、衣類の引掛りを防止し、運
搬時に操作しやすくなる。
ヒンジ構造による回転軸部、ボルト部が左右外方への突
出や、ヒンジ構造による部品点数の増加、更には回転軸
での折畳分割面は平行であるため、面精度を高めなけれ
ば遊びが生じ易いという課題を解決し、折畳分割面の衣
類の引掛りを防止し、合わせを確実にする目的とする。 【構成】 折畳分割面に対して直立となるように軸、軸
受部を有し、レバー回転により、折畳分割面を圧接する
偏心部を設けることにより、衣類の引掛りを防止し、運
搬時に操作しやすくなる。
Description
【0001】
本考案はフレームのほぼ中央で2つ折りする折畳自転車に関し、より確実で、 外観的にも秀れた実用上の高い折畳車を供せんとするものである。
【0002】
従来のフレームの折畳構造は、例えば、特公昭58−14356、実公昭52 −51399に示すように、ドア等に使用されるヒンジ構造を応用したものが一 般的で、フレームの中間切断部にヒンジを片側ずつ溶着し一端を互いに嵌合軸支 させ、他端をボルト等により固定し、走行状態とするものである。
【0003】
しかしながら従来のヒンジ構造を有する折畳自転車では、回転軸部、ボルト部 が左右外方へ突出しているため、衣服等がからみ易く、それを防止するために、 保護枠を設けても、ヒンジ構造とは別体であるために、部品点数が増え、また、 外観的にも洗練されたものにしにくかった。また回転軸での折畳分割面は平行で あるため、面精度を高めなければ、遊びが生じ易いという課題を有していた。
【0004】 更に、折畳時、その状態で固定する手段が無く、運搬性が悪く、別途固定バン ドを用意しなければならないという課題も有していた。
【0005】 本考案は上記従来の課題を解決し、洗練された、衣服等のひっかかりの少ない 構造とし、且つ自転車を折畳む際の折畳分割面の合わせを確実にし、また、運搬 も容易な折畳自転車の締結機構を有することを目的とする。
【0006】
この目的を達成するために本考案は、折畳分割面を回転軸に垂直(直立)にす る。また、回転軸及び、固定軸両者を偏心部で連結し、レバーにより一体化し、 このレバー回転により、上下合わせ面を圧接固定する構造とする。
【0007】
この構成によって合わせ面は軸部より外方に配置してあり、その外線が保護枠 の効果を発揮し衣類等の引掛からない、また、レバーを前後に回転させ合わせ面 を圧接、係止させることにより、レバー固定時は、レバーを自転車運搬用として 使用できる。
【0008】
(実施例1) 以下本考案の一実施例を図面を参照しながら説明する。1は折畳車のフレーム でヘッドパイプ2を有する前部と、立パイプ3を有する後部を連結するフレーム パイプ4が中間で分割され、断面円形の前部フレームパイプ4aと、断面角型の 後部フレームパイプ4bを備えている。自転車の折畳みは地平線と略平行で、分 割面体5a,5bは各々、前部フレームパイプ4a、後部フレームパイプ4bと 一体である。同様に軸受6a,6bも後部フレームパイプ4bに分割面体5a, 5bと直角に一体化されている。フレーム1の右側の軸受6aには、軸7aが嵌 合し、先端をナイロン入ナット8で止められている。左側の軸受6bは軸7b及 び分割面体5aと一体の軸9を嵌合している。軸9は外径部を軸受6bと嵌合、 内径部に軸7bを挿入している。また軸受6bの端部には切欠き6cが設けられ 、軸9の周囲にバネ座金10を有している。従って、軸受6bと軸9間には常に 返発力が働き、分割面体5aと5bの合わせ面に空間を生じる。11はレバー部 で先端に係止体12a及び押しボタン12bを有し、一定範囲スライド可能でバ ネ11aにより突出している。他端には管13及び偏心部14、ピン15が一体 化されている。偏心部14は走行時はd1、折畳操作時はd2と、座金16迄の距 離が異なる偏心カム作用を有する。座金16はバネ17により、折畳操作時は上 方に持ち上る。係止体12aは、立パイプ3に長孔部をビス18により調節可能 に固定された掛部19の筒部19a内にはまり込み係止されている。折畳操作時 はボタン12bを矢印方向にスライドさせ、嵌合を解除する。ピン15は分割面 体5a,5bに設けられた溝5cと走行状態時嵌合し、横方向より外力が加わっ てもフレーム1が折れ曲がるのを防いでいる。偏心部14は、軸7a,7bとピ ン20により回動自在に嵌合している。従って、レバー11の回転により、偏心 量(d1−d2)の分だけ、分割面体5a,5bは上下動可能であり、バネ座金1 0により、折畳時は、上下分割面体5a,5bは摩擦することなく回転し、且つ 、走行時は、確実に圧接される。回転可能とする為、分割面体5aは軸7aと干 渉防止のため、嵌合部5dは切欠形状となっている。
【0009】 図8は、折畳状態を示し、レバー11を持上げ、フレームパイプ4を、軸7a の反対側、軸7b、軸9を中心に回転させた後、再度レバー11を掛部19に係 止すれば、軸9側の偏心部14により分割面体5aと5bは圧接され、折畳状態 で固定される。従って、従来折畳時は、バンド等で再度固定する必要があったが 、本考案ではその必要が無く、操作が容易で確実に固定でき、運搬性が高い。
【0010】 なお、本実施例では、分割面体5a,5bの面に凹凸を設けなかったが上下ス ライド内で凹凸を設ければより固定は確実となる。
【0011】
以上のように本考案の折畳自転車の締結機構は折畳分割面に直立となるように 軸および軸受を有したので、折畳分割面の外縁部が衣類等の引掛りを防止できる 保護枠の効果を有したり、レバーはフレームの中心線に沿って回転し、走行時は 先端が立パイプ側に固定されるため、把手の作用を有し、運搬時操作し易くなり 、さらには、回転時は分割面体が離れるので傷付にくく、かつ、係止時は上下動 で確実に固定できる等の効果を有する。
【図1】本考案のフレーム側面図
【図2】同折畳機構の側面図
【図3】(a)同折畳機構の要部断面図 (b)同折畳機構でのバネ座金拡大図
【図4】同折畳の際のレバー係止を解除した状態を示す
部分側面図
部分側面図
【図5】同折畳機構部の平面図
【図6】同回転中途状態を示す平面図
【図7】同折畳状態を示す図
1 フレーム 4a 前部フレームパイプ 4b 後部フレームパイプ 5a 分割面体 5b 分割面体 6a 軸受部 6b 軸受部 7a 軸 7b 軸 9 軸 11 レバー 14 偏心部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ▲籔▼原 昇 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】前車輪を支持する前部フレームパイプの後
端部と、後車輪を支持する後部フレームパイプの前端部
で折畳む折畳分割面に対して直立となるように設けた軸
および軸受部を有し、前記折畳分割面は、レバー回転に
より、折畳分割面を圧接する偏心部を設けたことを特徴
とする折畳自転車の締結機構。 - 【請求項2】立パイプに長孔で調整可能に固定した掛部
を設け、走行時はレバー端を該掛部に係止させることを
特徴とした請求項1記載の自転車の締結機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992024352U JP2600791Y2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 折畳自転車の締結機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992024352U JP2600791Y2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 折畳自転車の締結機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0582783U true JPH0582783U (ja) | 1993-11-09 |
JP2600791Y2 JP2600791Y2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=12135806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992024352U Expired - Fee Related JP2600791Y2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 折畳自転車の締結機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2600791Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5891159U (ja) * | 1981-12-15 | 1983-06-20 | 横河電機株式会社 | イオンクロマトグラフイ−におけるバックグランド除去装置 |
JPS605986U (ja) * | 1983-06-27 | 1985-01-17 | ブリヂストンサイクル株式会社 | 折り畳み自転車フレ−ムの固定装置 |
-
1992
- 1992-04-16 JP JP1992024352U patent/JP2600791Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5891159U (ja) * | 1981-12-15 | 1983-06-20 | 横河電機株式会社 | イオンクロマトグラフイ−におけるバックグランド除去装置 |
JPS605986U (ja) * | 1983-06-27 | 1985-01-17 | ブリヂストンサイクル株式会社 | 折り畳み自転車フレ−ムの固定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2600791Y2 (ja) | 1999-10-25 |
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Legal Events
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