JPH0582766A - 固体撮像素子 - Google Patents
固体撮像素子Info
- Publication number
- JPH0582766A JPH0582766A JP26901491A JP26901491A JPH0582766A JP H0582766 A JPH0582766 A JP H0582766A JP 26901491 A JP26901491 A JP 26901491A JP 26901491 A JP26901491 A JP 26901491A JP H0582766 A JPH0582766 A JP H0582766A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- light
- photodiode
- shielding film
- green
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000007787 solid Substances 0.000 title 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 5
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 abstract description 5
- 239000000758 substrate Substances 0.000 abstract description 5
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 16
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 3
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 2
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 2
- 238000003491 array Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B27/00—Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
- G02B27/0018—Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 with means for preventing ghost images
Landscapes
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Color Television Image Signal Generators (AREA)
- Optical Filters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 遮光膜での反射光が他の部分で反射したのち
にフォトダイオードに入射して偽信号を発生させるのを
防止する。 【構成】 半導体基板1上に、フォトダイオード2上に
開口を有する遮光膜5を設ける。緑検出用フォトダイオ
ード上および赤検出用フォトダイオード上に開口を有す
る青色フィルタ8を設け、その上に、青検出用フォトダ
イオード上および赤検出用フォトダイオード上に開口を
有する緑色フィルタ9を設け、さらにその上に、青検出
用フォトダイオード上および緑検出用フォトダイオード
上に開口を有する赤色フィルタ10を設ける。
にフォトダイオードに入射して偽信号を発生させるのを
防止する。 【構成】 半導体基板1上に、フォトダイオード2上に
開口を有する遮光膜5を設ける。緑検出用フォトダイオ
ード上および赤検出用フォトダイオード上に開口を有す
る青色フィルタ8を設け、その上に、青検出用フォトダ
イオード上および赤検出用フォトダイオード上に開口を
有する緑色フィルタ9を設け、さらにその上に、青検出
用フォトダイオード上および緑検出用フォトダイオード
上に開口を有する赤色フィルタ10を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子に関し、
特に受光素子上に色フィルタを有するカラー固体撮像素
子に関する。
特に受光素子上に色フィルタを有するカラー固体撮像素
子に関する。
【0002】
【従来の技術】色フィルタを有するリニア型固体撮像素
子はすでにカラー複写器、カラーイメージスキャナ等の
分野において実用化されている。図7の(a)は、この
種従来の固体撮像素子の平面図である。同図に示される
ように、カラー固体撮像素子は、それぞれ青色フィルタ
8、緑色フィルタ9、赤色フィルタ10が形成されてい
る3本のリニアイメージセンサによって構成される。
子はすでにカラー複写器、カラーイメージスキャナ等の
分野において実用化されている。図7の(a)は、この
種従来の固体撮像素子の平面図である。同図に示される
ように、カラー固体撮像素子は、それぞれ青色フィルタ
8、緑色フィルタ9、赤色フィルタ10が形成されてい
る3本のリニアイメージセンサによって構成される。
【0003】各イメージセンサは、アレイ状に配置され
た、光電変換を行うフォトダイオード2と、フォトダイ
オードアレイの両側に配置され、転送ゲート4を介して
フォトダイオード2内の信号電荷を受け取りこれを転送
するCCD3aと、各CCD3aの終端に配置された、
CCD3aによって転送されてきた電荷を電圧信号に変
換して出力する出力アンプ13と、色フィルタ8乃至1
0により構成されている。
た、光電変換を行うフォトダイオード2と、フォトダイ
オードアレイの両側に配置され、転送ゲート4を介して
フォトダイオード2内の信号電荷を受け取りこれを転送
するCCD3aと、各CCD3aの終端に配置された、
CCD3aによって転送されてきた電荷を電圧信号に変
換して出力する出力アンプ13と、色フィルタ8乃至1
0により構成されている。
【0004】図7の(b)は、図7の(a)のB−B線
断面図である。同図に示されるように、半導体基板1の
表面領域内には、フォトダイオード2が形成され、その
両側にCCDの電荷転送領域3が形成されている。フォ
トダイオード2と電荷転送領域3との間の半導体基板上
には転送ゲート4が形成されている。実際には、電荷転
送領域3上にはCCDの電荷転送電極が形成されている
のであるが、その図示は省略されている。
断面図である。同図に示されるように、半導体基板1の
表面領域内には、フォトダイオード2が形成され、その
両側にCCDの電荷転送領域3が形成されている。フォ
トダイオード2と電荷転送領域3との間の半導体基板上
には転送ゲート4が形成されている。実際には、電荷転
送領域3上にはCCDの電荷転送電極が形成されている
のであるが、その図示は省略されている。
【0005】半導体基板1上には、フォトダイオード2
上に開口を有する遮光膜5が設けられ、その上には、転
送ゲート4および遮光膜5による段差を解消するために
平坦化層6が形成されている。各フォトダイオード2上
には、即ち、遮光膜5の開口上には青色フィルタ8、緑
色フィルタ9および赤色フィルタ10が設けられてお
り、各色フィルタは中間層7で覆われている。最上層の
中間層7上には各色フィルタを保護するための保護膜1
1が形成されている。
上に開口を有する遮光膜5が設けられ、その上には、転
送ゲート4および遮光膜5による段差を解消するために
平坦化層6が形成されている。各フォトダイオード2上
には、即ち、遮光膜5の開口上には青色フィルタ8、緑
色フィルタ9および赤色フィルタ10が設けられてお
り、各色フィルタは中間層7で覆われている。最上層の
中間層7上には各色フィルタを保護するための保護膜1
1が形成されている。
【0006】ここで、遮光膜5は金属膜(通常はA1
膜)によって形成され、また、平坦化層6、中間層7お
よび保護膜11は光透過性の高い樹脂材料によって形成
されている。
膜)によって形成され、また、平坦化層6、中間層7お
よび保護膜11は光透過性の高い樹脂材料によって形成
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の固体撮
像素子では、遮光膜は反射率の高い材料で、また、保護
膜、中間層、平坦化層は光透過率の高い材料を用いて形
成されていたので、チップ上面から入射した光は殆ど減
衰することなく遮光膜に到達し、その開口部を透過する
光を除きここで反射される。この反射光は、平坦化層、
中間層、保護膜を再び透過し、パッケージ内面や光学窓
のガラス面等により反射され、その後更に反射を繰り返
し、散乱してフォトダイオード内に入射する。この現象
は、正常な光信号に対し、フレア信号(光偽信号)を発
生させ、画像品質を低下させる。
像素子では、遮光膜は反射率の高い材料で、また、保護
膜、中間層、平坦化層は光透過率の高い材料を用いて形
成されていたので、チップ上面から入射した光は殆ど減
衰することなく遮光膜に到達し、その開口部を透過する
光を除きここで反射される。この反射光は、平坦化層、
中間層、保護膜を再び透過し、パッケージ内面や光学窓
のガラス面等により反射され、その後更に反射を繰り返
し、散乱してフォトダイオード内に入射する。この現象
は、正常な光信号に対し、フレア信号(光偽信号)を発
生させ、画像品質を低下させる。
【0008】特に、フォトダイオードが一次元的に配列
されたラインセンサでは、例えば、幅1mmのチップで
フォトダイオード幅が数〜数十μm程度であるように、
受光部の占める面積に対して、受光部以外つまり遮光膜
の面積が大きいので、散乱光によるフレア信号が発生し
やすくなっている。
されたラインセンサでは、例えば、幅1mmのチップで
フォトダイオード幅が数〜数十μm程度であるように、
受光部の占める面積に対して、受光部以外つまり遮光膜
の面積が大きいので、散乱光によるフレア信号が発生し
やすくなっている。
【0009】従来の、白黒画像を撮像するラインセンサ
では、出力を「0」または「1」の2値により信号を扱
っていたので、多少のフレア信号があっても、あまり問
題とならなかった。しかし、カラーラインセンサでは、
普通256階調の信号出力を得ようとするのでフレアは
重大な問題となる。
では、出力を「0」または「1」の2値により信号を扱
っていたので、多少のフレア信号があっても、あまり問
題とならなかった。しかし、カラーラインセンサでは、
普通256階調の信号出力を得ようとするのでフレアは
重大な問題となる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の固体撮像素子
は、複数の受光素子と、前記受光素子上に開口を有する
遮光膜と、前記遮光膜の前記開口を覆って形成された色
フィルタと、を具備するものであり、そして前記遮光膜
が該遮光膜の前記開口上に開口を有する色フィルタによ
って覆われていることを特徴としている。
は、複数の受光素子と、前記受光素子上に開口を有する
遮光膜と、前記遮光膜の前記開口を覆って形成された色
フィルタと、を具備するものであり、そして前記遮光膜
が該遮光膜の前記開口上に開口を有する色フィルタによ
って覆われていることを特徴としている。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1の(a)は、本発明の第1の実施例を
示す平面図であり、図1の(b)はそのB−B線断面図
である。図1の(a)に示されるように、チップ上には
3本のフォトダイオードアレイ2aが配置されており、
各ダイオードアレイ上には、赤色フィルタ10、緑色フ
ィルタ9、青色フィルタ8が設けられる。本実施例の特
徴的な点は、各フィルタが単独で存在しているフォトダ
イオードアレイ以外の領域では赤、緑、青の3層のフィ
ルタが積層されている点である。この点は、図1の
(b)を参照することにより一層明らかになる。
て説明する。図1の(a)は、本発明の第1の実施例を
示す平面図であり、図1の(b)はそのB−B線断面図
である。図1の(a)に示されるように、チップ上には
3本のフォトダイオードアレイ2aが配置されており、
各ダイオードアレイ上には、赤色フィルタ10、緑色フ
ィルタ9、青色フィルタ8が設けられる。本実施例の特
徴的な点は、各フィルタが単独で存在しているフォトダ
イオードアレイ以外の領域では赤、緑、青の3層のフィ
ルタが積層されている点である。この点は、図1の
(b)を参照することにより一層明らかになる。
【0012】図1の(b)に示されるように、本実施例
でも平坦化層6の下層の構造は、図7の(b)に示され
た従来例の場合と同様である。平坦化層6により下層の
段差を解消してこの後塗布する色フィルタのむらを防止
する。平坦化層6上に、緑用フォトダイオードアレイ上
および赤用フォトダイオードアレイ上に開口を有する青
色フィルタ8を形成する。その上を中間層7で覆った
後、青用フォトダイオードアレイ上および赤用フォトダ
イオードアレイ上に開口を有する緑色フィルタ9を形成
し、さらにその上に中間層7を介して、青用フォトダイ
オードアレイ上および緑用フォトダイオードアレイ上に
開口を有する赤色フィルタ10を形成する。最後に中間
層7と、各色フィルタを保護する保護膜11を形成し
て、本実施例素子の製造を完了する。
でも平坦化層6の下層の構造は、図7の(b)に示され
た従来例の場合と同様である。平坦化層6により下層の
段差を解消してこの後塗布する色フィルタのむらを防止
する。平坦化層6上に、緑用フォトダイオードアレイ上
および赤用フォトダイオードアレイ上に開口を有する青
色フィルタ8を形成する。その上を中間層7で覆った
後、青用フォトダイオードアレイ上および赤用フォトダ
イオードアレイ上に開口を有する緑色フィルタ9を形成
し、さらにその上に中間層7を介して、青用フォトダイ
オードアレイ上および緑用フォトダイオードアレイ上に
開口を有する赤色フィルタ10を形成する。最後に中間
層7と、各色フィルタを保護する保護膜11を形成し
て、本実施例素子の製造を完了する。
【0013】このように各フィルタ層を形成すると、青
信号を検出するフォトダイオード上には青色フィルタ8
のみが、緑信号を検出するフォトダイオード上には緑色
フィルタ9のみが、赤信号を検出するフォトダイオード
上には赤色フィルタ10のみが形成されることになり、
また、受光部でない領域上には、青・緑・赤色の3フィ
ルタが重なって形成される。
信号を検出するフォトダイオード上には青色フィルタ8
のみが、緑信号を検出するフォトダイオード上には緑色
フィルタ9のみが、赤信号を検出するフォトダイオード
上には赤色フィルタ10のみが形成されることになり、
また、受光部でない領域上には、青・緑・赤色の3フィ
ルタが重なって形成される。
【0014】これによって、それぞれのフォトダイオー
ドは目的とする色の信号を検出することができ、また、
フォトダイオード以外の領域に入射した光は、赤、緑、
青の各色フィルタによってほぼ完全に吸収されてしま
う。よって、遮光膜での反射光は消滅し、フレア偽信号
が発生することはなくなる。
ドは目的とする色の信号を検出することができ、また、
フォトダイオード以外の領域に入射した光は、赤、緑、
青の各色フィルタによってほぼ完全に吸収されてしま
う。よって、遮光膜での反射光は消滅し、フレア偽信号
が発生することはなくなる。
【0015】この点に関して図2を参照してより詳しく
説明する。図2の(a)、(b)、(c)は、それぞ
れ、青、緑、赤色フィルタの透過率曲線を示し、また、
図2の(d)は、これら3色のフィルタが重なった場合
の透過曲線示す。青フィルタの透過率は、波長400〜
500[nm]の領域で10〜60%、500〜700
[nm]の領域で5〜10%、緑色フィルタの透過率
は、400〜450[nm]と625〜700[nm]
の領域で5〜10%、450〜625[nm]の領域で
10〜80%、赤色フィルタの透過率は、400〜55
0[nm]の領域で5%、550〜700[nm]の領
域で10〜80%となっている。
説明する。図2の(a)、(b)、(c)は、それぞ
れ、青、緑、赤色フィルタの透過率曲線を示し、また、
図2の(d)は、これら3色のフィルタが重なった場合
の透過曲線示す。青フィルタの透過率は、波長400〜
500[nm]の領域で10〜60%、500〜700
[nm]の領域で5〜10%、緑色フィルタの透過率
は、400〜450[nm]と625〜700[nm]
の領域で5〜10%、450〜625[nm]の領域で
10〜80%、赤色フィルタの透過率は、400〜55
0[nm]の領域で5%、550〜700[nm]の領
域で10〜80%となっている。
【0016】3色の色フィルタを重ねた場合の透過率
は、それぞれの透過率を乗じて、0.0125〜0.9
%と求めることができ、これは実用上、0%とみなすこ
とができる。したがって、3色のフィルタを重ねること
によってチップ上の遮光膜による反射は防止できる。な
お、この実施例の素子は、従来例の場合と同様の工程に
より作製が可能であり、何ら工数の増加を伴うものでは
ない。
は、それぞれの透過率を乗じて、0.0125〜0.9
%と求めることができ、これは実用上、0%とみなすこ
とができる。したがって、3色のフィルタを重ねること
によってチップ上の遮光膜による反射は防止できる。な
お、この実施例の素子は、従来例の場合と同様の工程に
より作製が可能であり、何ら工数の増加を伴うものでは
ない。
【0017】図3は、本発明の第2の実施例を示す断面
図である。本実施例では、平坦化層6上に各色色フィル
タを設け、それぞれの色フィルタを中間層7で被覆する
ところまでは図7の(b)に示した従来例の場合と同様
である。本実施例では、最上層の中間層7上に、遮光膜
5の開口部分に開口を有する黒色フィルタ12を形成
し、その上を保護膜11で被覆している。
図である。本実施例では、平坦化層6上に各色色フィル
タを設け、それぞれの色フィルタを中間層7で被覆する
ところまでは図7の(b)に示した従来例の場合と同様
である。本実施例では、最上層の中間層7上に、遮光膜
5の開口部分に開口を有する黒色フィルタ12を形成
し、その上を保護膜11で被覆している。
【0018】次に、図4を参照して、本実施例の効果に
ついて説明する。図4の(a)は黒色フィルタの透過
率、図4の(b)は遮光膜の反射率、図4の(c)は黒
色フィルタを2回透過した場合の透過率をそれぞれ示す
図である。黒色フィルタの透過率は、波長400〜70
0[nm]の領域で10%となっている。黒色フィルタ
12を透過した光は遮光膜5で全反射し、黒色フィルタ
を再度透過する。黒色フィルタを2回透過するともとの
光量の1%にまで減衰するので、本実施例により多重反
射光によるフレア信号を問題にならないレベルにまで抑
制することができる。
ついて説明する。図4の(a)は黒色フィルタの透過
率、図4の(b)は遮光膜の反射率、図4の(c)は黒
色フィルタを2回透過した場合の透過率をそれぞれ示す
図である。黒色フィルタの透過率は、波長400〜70
0[nm]の領域で10%となっている。黒色フィルタ
12を透過した光は遮光膜5で全反射し、黒色フィルタ
を再度透過する。黒色フィルタを2回透過するともとの
光量の1%にまで減衰するので、本実施例により多重反
射光によるフレア信号を問題にならないレベルにまで抑
制することができる。
【0019】図5は、本発明の第3の実施例を示す断面
図である。この実施例も、平坦化層6を形成する段階ま
では他の実施例の場合と同様である。平坦化層6を形成
した後、その上に青信号を検出するフォトダイオードア
レイ上に青色フィルタ8を形成し、さらにその上を中間
層7で覆う。次に、緑信号を検出するフォトダイオード
アレイ上および遮光膜5上に緑色フィルタ9を形成し、
さらにその上を中間層7で覆う。次に、赤信号を検出す
るフォトダイオードアレイ上に赤色フィルタ10を形成
し、さらにその上を中間層7および保護膜11で覆う。
従って、本実施例では各色信号を検出するフォトダイオ
ード上には各色の色フィルタが、受光部以外の領域には
緑色フィルタが載置された構造となっている。
図である。この実施例も、平坦化層6を形成する段階ま
では他の実施例の場合と同様である。平坦化層6を形成
した後、その上に青信号を検出するフォトダイオードア
レイ上に青色フィルタ8を形成し、さらにその上を中間
層7で覆う。次に、緑信号を検出するフォトダイオード
アレイ上および遮光膜5上に緑色フィルタ9を形成し、
さらにその上を中間層7で覆う。次に、赤信号を検出す
るフォトダイオードアレイ上に赤色フィルタ10を形成
し、さらにその上を中間層7および保護膜11で覆う。
従って、本実施例では各色信号を検出するフォトダイオ
ード上には各色の色フィルタが、受光部以外の領域には
緑色フィルタが載置された構造となっている。
【0020】次に、図6を参照して、本実施例の効果に
ついて説明する。図6の(a)は緑色フィルタの透過
率、図6の(b)は遮光膜の反射率、図6の(c)は緑
色フィルタを2回透過したときの透過率をそれぞれ示す
図である。緑色フィルタの透過率は、波長400〜45
0[nm]と625〜700[nm]の領域で5〜10
%、450〜625[nm]の領域で10〜80%とな
っている。ここを透過した光は遮光膜で全反射し、再び
緑色フィルタに入射する。この場合の光の透過率は、波
長450〜625[nm]の領域で1〜64%、それ以
外の領域で1%以下となる。
ついて説明する。図6の(a)は緑色フィルタの透過
率、図6の(b)は遮光膜の反射率、図6の(c)は緑
色フィルタを2回透過したときの透過率をそれぞれ示す
図である。緑色フィルタの透過率は、波長400〜45
0[nm]と625〜700[nm]の領域で5〜10
%、450〜625[nm]の領域で10〜80%とな
っている。ここを透過した光は遮光膜で全反射し、再び
緑色フィルタに入射する。この場合の光の透過率は、波
長450〜625[nm]の領域で1〜64%、それ以
外の領域で1%以下となる。
【0021】光の強度分布をI(λ)、緑色フィルタの
透過率をTG (λ)とすると、従来の反射光量R0 とこ
の実施例の反射光量R3 は、それぞれ R0 =∫1・I(λ)dλ R3 =∫TG 2(λ)I(λ)dλ となる(積分は、いずれも400[nm]から700
[nm]までの定積分、以下も同じ)。ここでI(λ)
=1、つまり白色光源の場合を考えると、R3 /R0
は、 R3 /R0 =∫TG 2(λ)dλ/∫1・dλ =4000/30000=0.13 となり、反射光量は従来の13%程度にまで削減され
る。
透過率をTG (λ)とすると、従来の反射光量R0 とこ
の実施例の反射光量R3 は、それぞれ R0 =∫1・I(λ)dλ R3 =∫TG 2(λ)I(λ)dλ となる(積分は、いずれも400[nm]から700
[nm]までの定積分、以下も同じ)。ここでI(λ)
=1、つまり白色光源の場合を考えると、R3 /R0
は、 R3 /R0 =∫TG 2(λ)dλ/∫1・dλ =4000/30000=0.13 となり、反射光量は従来の13%程度にまで削減され
る。
【0022】以上、好ましい実施例について説明した
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
例えば、遮光膜の開口を、フォトダイオードアレイ上に
形成されたスリット状のものに代えて、個々のフォトダ
イオード上に方形に近い形状に形成することができる。
また、本発明はリニア型のみならずエリア型の固体撮像
素子にも適用できるものであり、さらに、色フィルタに
ついては原色系に代えて補色系のものを用いてもよい。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
例えば、遮光膜の開口を、フォトダイオードアレイ上に
形成されたスリット状のものに代えて、個々のフォトダ
イオード上に方形に近い形状に形成することができる。
また、本発明はリニア型のみならずエリア型の固体撮像
素子にも適用できるものであり、さらに、色フィルタに
ついては原色系に代えて補色系のものを用いてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、遮光膜
上を、遮光膜の開口部上に開口を有する色フィルタによ
って覆ったものであるので、本発明によれば、遮光膜を
介した多重反射光の光強度を十分に減衰させることがで
きる。したがって、本発明によれば、多重反射光の受光
部への入射によって生じるフレア信号の発生を防止する
ことができ、良好な画質の画像信号を得ることができ
る。
上を、遮光膜の開口部上に開口を有する色フィルタによ
って覆ったものであるので、本発明によれば、遮光膜を
介した多重反射光の光強度を十分に減衰させることがで
きる。したがって、本発明によれば、多重反射光の受光
部への入射によって生じるフレア信号の発生を防止する
ことができ、良好な画質の画像信号を得ることができ
る。
【図1】 本発明の第1の実施例を示す平面図と断面
図。
図。
【図2】 本発明の第1の実施例の効果を説明するため
の特性図。
の特性図。
【図3】 本発明の第2の実施例を示す断面図。
【図4】 本発明の第2の実施例の効果を説明するため
の特性図。
の特性図。
【図5】 本発明の第3の実施例を示す断面図。
【図6】 本発明の第3の実施例の効果を説明するため
の特性図。
の特性図。
【図7】 従来例の平面図と断面図。
1…半導体基板、 2…フォトダイオード、 2a
…フォトダイオードアレイ、 3…電荷転送領域、
3a…CCD、 4…転送ゲート、 5…遮光
膜、 6…平坦化層、 7…中間層、 8…青色
フィルタ、 9…緑色フィルタ、 10…赤色フィ
イルタ、 11…保護膜、 12…黒色フィルタ、
13…出力アンプ。
…フォトダイオードアレイ、 3…電荷転送領域、
3a…CCD、 4…転送ゲート、 5…遮光
膜、 6…平坦化層、 7…中間層、 8…青色
フィルタ、 9…緑色フィルタ、 10…赤色フィ
イルタ、 11…保護膜、 12…黒色フィルタ、
13…出力アンプ。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数個の受光素子と、前記受光素子上に
開口を有する遮光膜と、前記遮光膜の前記開口を覆って
形成された色フィルタと、を具備する固体撮像素子にお
いて、 前記遮光膜が該遮光膜の前記開口上に開口を有する色フ
ィルタによって覆われていることを特徴とする固体撮像
素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26901491A JPH0582766A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 固体撮像素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26901491A JPH0582766A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 固体撮像素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0582766A true JPH0582766A (ja) | 1993-04-02 |
Family
ID=17466475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26901491A Pending JPH0582766A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 固体撮像素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0582766A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004311557A (ja) * | 2003-04-03 | 2004-11-04 | Toppan Printing Co Ltd | リニアセンサー用固体撮像素子 |
JP2008224242A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-25 | Hamamatsu Photonics Kk | 光検出素子及びそれを用いた発光素子試験装置 |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP26901491A patent/JPH0582766A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004311557A (ja) * | 2003-04-03 | 2004-11-04 | Toppan Printing Co Ltd | リニアセンサー用固体撮像素子 |
JP4513273B2 (ja) * | 2003-04-03 | 2010-07-28 | 凸版印刷株式会社 | リニアセンサー用固体撮像素子 |
JP2008224242A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-25 | Hamamatsu Photonics Kk | 光検出素子及びそれを用いた発光素子試験装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7750280B2 (en) | Back-illuminated image sensor and method of fabricating the same | |
KR970011763B1 (ko) | 고체 촬상 장치 | |
EP1326285B1 (en) | Semiconductor photoelectric conversion device suitable for miniaturization | |
JP3003597B2 (ja) | 固体撮像素子 | |
US7615732B2 (en) | Solid state imaging device | |
JP2004047682A (ja) | 固体撮像装置 | |
JP2000180621A (ja) | オンチップカラーフィルタ及びこれを用いた固体撮像素子 | |
US6518639B2 (en) | Solid state imaging device | |
US7126099B2 (en) | Image sensor with improved uniformity of effective incident light | |
US20200075651A1 (en) | Double-layer color filter and method for forming the same | |
JPH08148665A (ja) | 固体撮像素子 | |
JP2003209235A (ja) | 固体撮像素子及びその製造方法 | |
JPH04343470A (ja) | 固体撮像装置 | |
JPH0582766A (ja) | 固体撮像素子 | |
US6744032B1 (en) | Arrangement of microlenses in a solid-state image sensor for improving signal to noise ratio | |
JPH0575087A (ja) | イメージセンサ | |
JPH0424964A (ja) | 固体撮像装置 | |
KR20010061056A (ko) | 광감도 개선을 위한 이미지센서의 제조 방법 | |
JPH04259256A (ja) | 固体撮像装置 | |
JPH09275202A (ja) | 光検出装置 | |
JPH10112533A (ja) | 固体撮像素子 | |
JPH0472664A (ja) | 固体撮像素子 | |
WO2022138901A1 (ja) | 撮像装置、または撮像装置を備えた電子機器 | |
JPH0878654A (ja) | 固体撮像素子 | |
KR100465540B1 (ko) | 노치 필터를 갖는 이미지센서 |