JPH0878654A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JPH0878654A
JPH0878654A JP6210120A JP21012094A JPH0878654A JP H0878654 A JPH0878654 A JP H0878654A JP 6210120 A JP6210120 A JP 6210120A JP 21012094 A JP21012094 A JP 21012094A JP H0878654 A JPH0878654 A JP H0878654A
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JP
Japan
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region
light
optical black
pixel
shielding film
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JP6210120A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Tanaka
弘明 田中
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固体撮像素子において、画素領域の受光部と
オプティカルブラック領域の画素部との暗電流の違いに
よる黒ずれを防止する。 【構成】 撮像部の黒レベルを規定するオプティカルブ
ラック領域42において、オプティカルブラック領域4
2に形成された遮光膜43の画素部2′に対応する部分
に開口44を形成して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5〜図7は、従来のインターライン転
送方式のCCD固体撮像素子の例を示す。インターライ
ン転送方式のCCD固体撮像素子1は、図5に示すよう
に、画素となる複数の受光部2がマトリックス状に配列
され、各受光部列の一側にCCD構造の垂直転送レジス
タ部3が設けられた撮像部4と、撮像部4の下側に配さ
れたCCD構造の水平転送レジスタ部5と、水平転送レ
ジスタ部5の出力側に接続された出力回路6とを備えて
成る。撮像部4では、受光を必要とする画素領域7と、
黒レベルを規定するための所謂オプティカルブラック領
域8とを有し、このオプティカルブラック領域8と、水
平転送レジスタ部5の全面には、斜線で示すように遮光
膜、例えばAl遮光膜9が形成される。
【0003】画素領域7においては、図6(図5のA−
A線上の断面図)に示すように構成される。即ち、第1
導電形例えばn形のシリコン基板11上の第1の第2導
電形即ちp形のウエル領域12内に、n形の不純物拡散
領域(即ち信号電荷蓄積層)13と垂直転送レジスタ部
3を構成するn形転送チャネル領域14及びp形チャネ
ルストップ領域15が形成され、上記n形の不純物拡散
領域13上にp形の正電荷蓄積領域16が、また、n形
転送チャネル領域14下に第2のp形ウエル領域17が
夫々形成される。
【0004】ここで、n形の不純物拡散領域13とp形
ウエル領域12とのpn接合によるフォトダイオードP
Dによって受光部(光電変換部)2が構成される。
【0005】そして、垂直転送レジスタ部3を構成する
転送チャネル領域14、チャネルストップ領域15及び
読み出しゲート部18上にSiO2 膜20を介してSi
3 4 膜21及びSiO2 膜22が順次積層され、この
SiO2 膜20、Si3 4膜21及びSiO2 膜22
による3層構造のゲート絶縁膜23上に多結晶シリコン
からなる転送電極24が形成され、転送チャネル領域1
4、ゲート絶縁膜23及び転送電極24により垂直転送
レジスタ部3が構成される。
【0006】転送電極24及び正電荷蓄積領域16を含
む全面にPSG(リン・シリケートガラス)からなる層
間絶縁膜25が積層され、更に転送電極24上にこの層
間絶縁膜25を介して遮光膜、例えばAl遮光膜9が選
択的に形成される。Al遮光膜9には、受光部2から直
接垂直転送レジスタ部3に入射される光(斜めに入射さ
れる光)を阻止するために、受光部2側に一部延長する
はり出し部9aが一体に設けられる。
【0007】そして、このAl遮光膜9を含む全面上に
例えばプラズマSiN膜による表面保護膜27が形成さ
れ、更に、この上に平坦化膜28を介して表面反射によ
るフレア防止のための黒色染色部29aを有する染色層
29が形成され、この染色層29上にオンチップマイク
ロレンズ30が形成される。
【0008】一方、オプティカルブラック領域8におい
ては、図7(図5のB−B線上の断面図)に示すよう
に、垂直転送レジスタ部3、受光部2が画素領域7と同
様に形成されると共に、Al遮光膜9が垂直転送レジス
タ部3及び受光部2を含む全面に亘って形成される。ま
た染色層29の黒色染色部29aも全面に亘って形成さ
れる。オプティカルブラック領域8上ではオンチップマ
イクロレンズ30は形成されず、オンチップマイクロレ
ンズ形成後の材料層30aが残る。
【0009】このCCD固体撮像素子1では、各受光部
2において受光量に応じて光電変換された信号電荷が垂
直転送レジスタ部3に読み出される。そして信号電荷が
垂直転送レジスタ部3内を転送して、一水平ライン毎に
水平転送レジスタ部5に転送され、水平転送レジスタ部
5内を順次転送して出力回路を通じて出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】通常、かかるCCD固
体撮像素子では、暗電流を低減するために、アニール処
理が行なわれる。ところで、上述したCCD固体撮像素
子においては、黒レベルを検出するために、オプティカ
ルブラック領域8というAl遮光膜9で遮光された受光
部(つまり画素部)2を設けている。この場合、オプテ
ィカルブラック領域8の受光部2は、画素領域7の受光
部2と異なり、その全面上にAl遮光膜9が設けられて
いるので、暗電流低減のためのアニール処理時に、Al
遮光膜9中に含まれる水素が拡散し、画素領域7よりも
オプティカルブラック領域8の方が、より暗電流が低減
してしまう。
【0011】この画素領域7の受光部2とオプティカル
ブラック領域8の受光部2での黒レベルの違いをオプテ
ィカルブラック(OPB)段差と呼んでいるが、この結
果、画像としてみたとき、黒くなるべき部分が、本来の
黒にならず、いわゆる黒ずれという現象が起きてしま
う。
【0012】本発明は、上述の点に鑑み、オプティカル
ブラック段差による黒ずれの低減を図った固体撮像素子
を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の本発明に係る固体
撮像素子は、撮像部4の黒レベルを規定するオプティカ
ルブラック領域42において、このオプティカルブラッ
ク領域42に形成された遮光膜43の画素部2′に対応
する部分に開口44を有する構成とする。
【0014】第2の本発明は、第1の発明の固体撮像素
子において、オプティカルブラック領域42における画
素部2′に信号電荷蓄積層を形成せず、画素部2′と垂
直転送レジスタ部3との間にチャネルストップ領域45
を形成した構成とする。
【0015】第3の本発明は、第1の発明の固体撮像素
子において、オプティカルブラック領域42における画
素部2′の読み出しゲート部18から離れた位置に信号
電荷蓄積層が形成された構成とする。
【0016】
【作用】第1の本発明に係る固体撮像素子においては、
オプティカルブラック領域42に形成された遮光膜43
の画素部2′に対応する部分に開口44を有することに
より、暗電流低減のためのアニール処理時に、画素領域
7とオプティカルブラック領域42の遮光膜43中に含
まれる水素量が同程度となり、オプティカルブラック領
域42の画素部2′と、画素領域7の受光部2との水素
アニール効果(暗電流低減効果)が同程度となる。従っ
て、オプティカルブラック段差が低減する。
【0017】第2の本発明に係る固体撮像素子において
は、第1の発明と同様に、オプティカルブラック領域4
2に形成された遮光膜43の画素部2′に対応する部分
に開口44を有するので、オプティカルブラック領域4
2の画素部2′と、画素領域7の受光部2との水素アニ
ール効果が同程度となり、オプティカルブラック段差が
低減する。そして、この発明では、さらに、オプティカ
ルブラック領域42の画素部2′に信号電荷蓄積層が形
成されないので、この画素部2′に光が透過し、光電変
換により信号電荷(例えば電子)が発生した場合にも、
信号電荷蓄積層がないので、信号電荷は大部分基板11
側へ排出されるか、再結合により消滅する。
【0018】更に、この画素部2′と垂直転送レジスタ
部3との間にチャネルストップ領域45が形成されるこ
とにより、信号電荷の垂直転送レジスタ部3への侵入が
防止される。従って、遮光膜43に開口44を形成した
ことによる光入射による問題も同時に解決される。
【0019】第3の本発明に係る固体撮像素子において
は、第1の発明と同様に、オプティカルブラック領域4
2に形成された遮光膜43の画素部2′に対応する部分
に開口44を有するので、オプティカルブラック領域4
2の画素部2′と、画素領域7の受光部2との水素アニ
ール効果が同程度となり、オプティカルブラック段差が
低減する。
【0020】そして、この発明ではさらに、画素部2′
の読み出しゲート部18から離れた位置に信号電荷蓄積
層46が形成されるので、この画素部2′に光が透過
し、光電変換により信号電荷(例えば電子)が発生した
場合にも、この信号電荷が信号電荷蓄積層46にトラッ
プされ、拡散されない。しかも、この信号電荷蓄積層4
6は読み出しゲート部18から離れているため、信号電
荷が垂直転送レジスタ部3に侵入することもない。従っ
て、遮光膜43に開口44を形成したことによる光入射
による問題も同時に解決される。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0022】図1〜図3は、本発明をインターライン転
送方式のCCD固体撮像素子に適用した場合である。本
例のインターライン転送方式のCCD固体撮像素子41
は、図1に示すように、前述と同様に、画素となる複数
の受光部2がマトリックス状に配列され、各受光部列の
一側にCCD構造の垂直転送レジスタ部3が設けられた
撮像部4と、撮像部4の下側に配されたCCD構造の水
平転送レジスタ部5と、水平転送レジスタ部5の出力側
に接続された出力回路6とを備えて成る。撮像部4では
受光を必要とする画素領域7と、黒レベルを規定するた
めの所謂オプティカルブラック領域42とを有してい
る。水平転送レジスタ部5の全面と、オプティカルブラ
ック領域42は、斜線で示すように遮光膜例えばAl遮
光膜43が形成される。
【0023】画素領域7においては、図2(図1のC−
C線上の断面図)に示すように構成される。即ち第1導
電形例えばn形のシリコン基板11上の第1の第2導電
形即ちp形のウエル領域12内に、n形の不純物拡散領
域(いわゆる信号電荷蓄積層)13と、垂直転送レジス
タ部3を構成するn形転送チャネル領域14およびp形
チャネルストップ領域15が形成され、上記n形の不純
物拡散領域13上にp形の正電極蓄積領域16が、ま
た、n形転送チャネル領域14下に第2のp形ウエル領
域17が夫々形成される。
【0024】ここで、n形の不純物拡散領域13とp形
ウエル領域12とのpn接合部によるフォトダイオード
PDによって受光部(光電変換部)2が構成される。
【0025】そして、垂直転送レジスタ部3を構成する
転送チャネル領域14、チャネルストップ領域15及び
読み出しゲート部18上に、SiO2 膜20を介してS
34 膜21及びSiO2 膜22が順次積層され、こ
のSiO2 膜20、Si3 4 膜21及びSiO2 膜2
2による3層構造のゲート絶縁膜23上に多結晶シリコ
ンからなる転送電極24が形成され、転送チャネル領域
14、ゲート絶縁膜23及び転送電極24により垂直転
送レジスタ部3が構成される。
【0026】転送電極24及び正電荷蓄積領域16を含
む全面にPSG(リン・シリケートガラス)からなる層
間絶縁膜25が積層され、更に転送電極24上にこの層
間絶縁膜25を介して遮光膜、例えばAl遮光膜43が
選択的に形成される。このAl遮光膜43には、受光部
2から直接垂直転送レジスタ部3に入射される光(斜め
に入射される光)を阻止するために、受光部2側に一部
延長するはり出し部43aが一体に設けられる。
【0027】そして、このAl遮光膜43を含む全面上
に例えばプラズマSiN膜による表面保護膜27が形成
され、更に、この上に平坦化膜28を介して表面反射に
よるフレア防止のための黒色染色部29aを有する染色
層29が形成され、この染色層29上にオンプチッマイ
クロレンズ30が形成される。
【0028】しかして、本例においては、特に、オプテ
ィカルブラック領域42を図3(図1のD−D線上の断
面図)に示すように構成する。即ち、オプティカルブラ
ック領域42において、そのAl遮光膜43の画素部
2′に対応する部分に開口44を形成する。また、この
画素部2′では、第1のp形ウエル領域12に図2で示
す信号電荷蓄積層となるn形不純物拡散領域13を形成
せず、所謂フォトダイオードとしての機能を持たせない
ように構成する。更に、この画素部2′と垂直転送レジ
スタ部3との間の読み出しゲート部に対応する部分にp
形のチャネルストップ領域45を形成する。
【0029】オプティカルブラック領域42の染色層2
9は全てが黒色染色部29aで構成される。このオプテ
ィカルブラック領域42ではオンチップマイクロレンズ
30は形成されず、オンチップマイクロレンズ形成後の
材料層30aが残る。オプティカルブラック領域42に
おける他の構成は、画素領域7と同様であるので、重複
説明は省略する。
【0030】尚、上例では、オプティカルブラック領域
42におけるAl遮光膜43の画素部2′に対応する部
分の開口44を、画素領域7におけるAl遮光膜43の
受光部2上の開口と同一にした。
【0031】画素領域7側におけるAl遮光膜43、特
にそのはり出し部43aの下面には例えばTiON膜等
による低反射膜を形成するようにしてもよい。このとき
には、斜めの光入射によるはり出し部43aとシリコン
表面との間に入射した光の多重反射が減衰し、スミアの
低減が図れる。
【0032】このCCD固体撮像素子41では、前述と
同様に、各受光部2において受光量に応じて光電変換さ
れた信号電荷が垂直転送レジスタ部3に読み出される。
そして、信号電荷が垂直転送レジスタ部3内を転送して
一水平ライン毎に水平転送レジスタ部5に転送され、水
平転送レジスタ部5内を順次転送して出力回路6を通じ
て出力される。
【0033】かかる構成のCCD固体撮像素子41によ
れば、オプティカルブラック領域42において、そのA
l遮光膜43の画素部2′に対応する部分に、画素領域
7の受光部2におけるAl遮光膜43の開口と同一構造
の開口44が形成されているので、暗電流低減のための
アニール処理時、Al遮光膜中に含まれる水素の拡散量
が画素領域7の受光部2とオプティカルブラック領域4
2の画素部2′で同じになり、即ち、水素アニール効果
(暗電流低減効果)が等しくなり、オプティカルブラッ
ク段差が低減し、結果として黒ずれが低減する。
【0034】ここで、Al遮光膜43の開口44が受光
部2と画素部2′で同一の場合、染色層29の黒色染色
部29aの光透過率が7〜8%あるために、このままで
は画素部2′に光が透過する。しかし、この画素部2′
では、信号電荷蓄積層となるn形不純物拡散領域13が
形成されていないので、この画素部2′に光が入射し、
光電変換により信号電荷となる電子が発生しても、大部
分の電子は基板11に排出されるか、再結合により消滅
し、垂直転送レジスタ部3側に侵入しない。
【0035】更に、画素部2′と垂直転送レジスタ部3
との間の読み出しゲート部に対応する部分にチャネルス
トップ領域45を形成することにより、一部電子が残存
しても、このチャネルストップ領域45によって、確実
に垂直転送レジスタ部3への電子の侵入を防止すること
ができる。
【0036】これによって、オプティカルブラック領域
42に現われる信号は、垂直転送レジスタ部3へのスミ
ア成分(主にシリコン表面にAl遮光膜43のはり出し
部43a間の多重反射によるスミア)のみとなり、数1
の条件を満たせば、図3の構成において、黒レベルを検
出することができる。
【0037】
【数1】a×VSM<b
【0038】但し、aは黒色染色部29aの透過率、V
SMはスミア信号量、bはオプティカルブラック領域42
の光透過規格値である。
【0039】尚、図3のオプティカルブラック領域42
の構造とした場合、受光部2に比較して、画素部2′で
は信号電荷蓄積層であるn形不純物拡散領域13が存在
しないため、ここで発生する暗電流分だけ画素領域7に
比較してオプティカルブラック領域42の方が小さくな
るが、ここでの暗電流成分は、垂直転送レジスタ部3で
発生する暗電流成分の約1/10程度であるので、無視
できる。
【0040】上例の図3では、オプティカルブラック領
域42におけるAl遮光膜43の画素部2′に対応する
部分の開口44を、画素領域7の受光部2におけるAl
遮光膜43の開口と同一としたが、その他、オプティカ
ルブラック領域42側の開口44を受光部2側の開口よ
り小さくすることもできる。この場合には画素部2′へ
の光の入射量が少なくなり、光電変換によって発生した
電子の垂直転送レジスタ部3への侵入阻止の確率を更に
高くすることができる。
【0041】図4は、本発明の他の実施例を示す。本例
は、オプティカルブラック領域42において、そのAl
遮光膜43の画素部2′に対応する部分に、図3と同様
の開口44を形成すると共に、画素部2′のp形ウエル
領域12内に、垂直転送レジスタ部3に隣接する読み出
しゲート部18より十分離れた位置に小面積の信号電荷
蓄積層となるn形不純物拡散領域46を形成する。その
他の構成は、図3と同様であるので重複説明は省略す
る。
【0042】かかる構成のCCD固体撮像素子によれ
ば、オプティカルブラック領域42において、そのAl
遮光膜43の画素部2′に対応する部分に開口44が形
成されることにより、図3の場合と同様に、暗電流低減
のための水素アニール効果が画素領域7の受光部2とオ
プティカルブラック領域42の画素部2′で同等とな
り、オプティカルブラック段差が低減し、結果として黒
ずれが低減する。
【0043】そして、染色層29の黒色染色部29aを
透過した光によって発生した信号電荷(例えば電子)
は、n形不純物拡散領域46にトラップされ、拡散され
ることがない。しかも、このn形不純物拡散領域46は
読み出しゲート部18から十分に離れた位置にあるた
め、ここでトラップされ信号電荷が読み出しゲート部1
8を通して垂直転送レジスタ部3に侵入するのを防止で
きる。
【0044】尚、上例においては、インターライン転送
方式のCCD固体撮像素子に適用したが、その他、フレ
ームインターライン転送方式のCCD固体撮像素子にも
適用できる。
【0045】
【発明の効果】第1の本発明によれば、画素領域の受光
部とオプティカルブラック領域の画素部との暗電流の違
い(いわゆるオプティカルブラック段差)が低減するの
で、黒ずれを防止することができる。
【0046】第2の本発明によれば、上記オプティカル
ブラックの低減が図れると共に、更にオプティカルブラ
ック領域の画素部に透過した光により発生した信号電荷
の垂直転送レジスタへの侵入を阻止することができる。
【0047】第3の本発明によれば、上記オプティカル
ブラック段差の低減が図れると共に、更にオプティカル
ブラック領域の画素部に透過した光により発生した信号
電荷の垂直転送レジスタへの侵入を阻止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るCCD固体撮像素子の一例を示す
構成図である。
【図2】図1のC−C線上の断面図である。
【図3】図1のD−D線上の断面図である。
【図4】本発明に係るCCD固体撮像素子の他の例を示
す要部の断面図である。
【図5】従来例に係るCCD固体撮像素子の構成図であ
る。
【図6】図5のA−A線上の断面図である。
【図7】図5のB−B線上の断面図である。
【符号の説明】
1,41 CCD固体撮像素子 2 受光部 2′ 画素部 3 垂直転送レジスタ部 4 撮像部 5 水平転送レジスタ部 6 出力回路部 7 画素領域 8,42 オプティカルブラック領域 9,43 Al遮光膜 11 シリコン基板 12,17 ウエル領域 13 不純物拡散領域 14 転送チャネル領域 15,45 チャネルストップ領域 23 ゲート絶縁膜 24 転送電極 29 染色層 29a 黒色染色部 30 オンチップマイクロレンズ 44 開口 46 信号電荷蓄積層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像部の黒レベルを規定するオプティカ
    ルブラック領域において、該オプティカルブラック領域
    に形成された遮光膜の画素部に対応する部分に開口を有
    することを特徴とする固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 上記オプティカルブラック領域における
    上記画素部に信号電荷蓄積層を形成せず、上記画素部と
    垂直転送レジスタ部との間にチャネルストップ領域を形
    成して成ることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像
    素子。
  3. 【請求項3】 上記オプティカルブラック領域における
    画素部の読出ゲート部から離れた位置に信号電荷蓄積層
    が形成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の固
    体撮像素子。
JP6210120A 1994-09-02 1994-09-02 固体撮像素子 Pending JPH0878654A (ja)

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JP6210120A JPH0878654A (ja) 1994-09-02 1994-09-02 固体撮像素子

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100502620B1 (ko) * 2000-02-17 2005-07-22 샤프 가부시키가이샤 고체촬상장치
KR100712154B1 (ko) * 1999-05-31 2007-05-02 소니 가부시끼 가이샤 고체 촬상 장치
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