JPH0582166U - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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Publication number
JPH0582166U
JPH0582166U JP2278192U JP2278192U JPH0582166U JP H0582166 U JPH0582166 U JP H0582166U JP 2278192 U JP2278192 U JP 2278192U JP 2278192 U JP2278192 U JP 2278192U JP H0582166 U JPH0582166 U JP H0582166U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
power transmission
roller
way clutch
transmission mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP2278192U
Other languages
English (en)
Inventor
理実 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2278192U priority Critical patent/JPH0582166U/ja
Publication of JPH0582166U publication Critical patent/JPH0582166U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータの回転方向を変換することで大トルク
のモータを必要とすることなく、用紙を1ステップの送
り量に適した速度で送ることができる有利な構成を備え
た用紙搬送装置を提供すること。 【構成】 用紙搬送ローラ1と駆動モータMとの間に、
2つの動力伝達機構4、5を設け、第1の動力伝達機構
4はワンウェイクラッチ2を経由してモータMの正回転
時のみ搬送ローラ1を駆動し、第2の動力伝達機構5は
ワンウェイクラッチ3を経由してモータMの逆回転時の
み前記と異なる回転速度で搬送ローラ1を駆動するよう
にしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は用紙搬送装置、詳しくは用紙搬送を異なる速度で搬送するように成し た用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来ファクシミリ装置には、ノーマルモードとファインモードという異なった 読み取り密度があって、前記各モードは原稿送り速度を変更することにより実現 されるように成されている。 この原稿送り速度の変更は、駆動モータ(パルスモータ)に対する駆動パルス の周波数を変えることにより行っている。
【0003】 即ちノーマルモードは、ファインモードの倍となる周波数のパルスがパルスモ ータに加えられる。 この場合、前記ノーマルモード、及びファインモードの何れのモードにおいて もパルスモータが1ピッチ回転し、停止している間に1ラインの画像読み取りを 行うのであるが、画像の送信はファインモードにおいては全てのラインで、又ノ ーマルモードにおいては、1ラインおきに行われている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記のようにパルスモータによりピッチ送りをしながら原稿の読み 取りを行う場合、前記ノーマルモードにおいてはファインモードに較べてパルス モータの1ピッチ当たりの回転速度が倍速になると共に、1ピッチ間の停止時間 が半分になる。
【0005】 このため原稿の読み取り時間がファインモードに比して半減するので必然的に 短時間に画像の読み取りができる高価な読み取り素子が要求される。 又パルスモータは、回転速度が速くなるとトルクが激減する特性を有するため に、前記ノーマルモードでの原稿送りを可能とするには比較的高価な大トルクの パルスモータを使用せざるを得ない。
【0006】 更に読み取り素子として前記した短時間で画像の読み取りができる高価な素子 を使用しない場合には、パルスモータのピッチ間における停止時間をある程度確 保しなければならず、その分前記パルスモータの1ピッチの送り速度を速める必 要があり、結果的には、より大トルクなパルスモータの使用を余儀なくされる。 以上はファクシミリ装置の原稿搬送についての問題点であるが、この問題は用 紙を異なった速度で搬送する一般的な搬送装置にも共通するものである。
【0007】 本考案は前記問題点に鑑みて提案するもので、その目的は、モータの回転方向 を変換することで大トルクのモータを必要とすることなく用紙を1ステップでの 送り量に適合した速度で送ることができる、有利な構成を備えたファクシミリ装 置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的達成のため用紙搬送ローラと駆動モータの間に2つの動力伝 達機構が設けられ、第1の動力伝達機構はワンウェイクラッチを備え、駆動モー タの正転時のみ前記ローラに回転を伝達し、該ローラを第1の速度で駆動し、第 2の動力伝達機構はワンウェイクラッチを備え、駆動モータの逆転時のみ前記ロ ーラに回転を伝達し、該ローラを第2の速度で駆動することを特徴とするもので ある。
【0009】
【作用】
前記構成に依り、用紙搬送ローラと、駆動モータとの間に2つの動力伝達機構 を設けて、前記2つの伝達機構の各々にワンウェイクラッチを備えていることで 、モータの回転方向を変換するだけの簡単なスイッチ動作で、前記2つの動力伝 達機構の何れか一方を選択的に利用でき、かつ搬送ローラを常に一定方向に駆動 させることができるので、前記各動力伝達機構のギヤ比の差異により、用紙搬送 ローラを異なる速度で駆動させ、たとえば第1の動力伝達機構によりノーマルモ ードに、又第2の動力伝達機構によりファインモードに各々適合した用紙搬送速 度を得ることができる。
【0010】 従って従来のように各モードに適合した用紙搬送速度を得るためにモータの設 定トルクを変えたり、大トルクのモータを使用する等の必要がない。
【0011】
【実施例】
本考案の用紙搬送装置を図面の実施例に基づいて説明する。 図1は前記実施例の正面図で、図2はその縦断面図、図3は構成を理解させる ための補足的な模式図である。 実施例は、用紙Pを搬送する1対の搬送ローラ1と、該搬送ローラ1の軸1c に支持した2枚の従動ギヤA、C、及び2枚のワンウェイクラッチ体2、3と、 中間ギヤB、D、Eと、駆動ギヤFと、該駆動ギヤFを駆動軸M1に固設したモ ータMとで構成されていて、 前記従動ギヤAと、ワンウェイクラッチ体2と、中間ギヤBとで第1の動力伝 達機構4を構成すると共に、 前記従動ギヤCと、ワンウェイクラッチ体3と、中間ギヤD、Eとで第2の動 力伝達機構5を構成している。
【0012】 前記搬送ローラ1は、プレスローラ1aとフィードローラ1bとで構成されて いて、共に主として弾性材料で円柱体に形成され、前記両者1a、1bで用紙P を挟持搬送するように成されている。 フィードローラ1bの軸1cには、図2に詳示するように係合爪A1、C1を 側面に設けた従動ギヤA、Cが軸1cに対して相対回転可能に支持されていると 共に、一方向のみに駆動力を伝達するワンウェイクラッチ体2、3を、軸1cに 対して相対回転不能に支持している。
【0013】 ワンウェイクラッチ体2、3は、共に外周面に鋸刃状の係合部を形成した円板 状を呈しており、該ワンウェイクラッチ体2は、従動ギヤAに隣接して配置され 、該従動ギヤAが時計方向に回動するとき、この従動ギヤAの係合爪A1をワン ウェイクラッチ体2の係合部に係合させてワンウェイクラッチ体2を従動ギヤA と一体的に同方向へ回動し、軸1cに時計方向の回動力を伝達すると共に、前記 従動ギヤAが反時計方向に回転する状態のとき、係合爪A1の係合を離脱して空 転し、軸1cに対する回動力の伝達を解除するように成されている。
【0014】 又、ワンウェイクラッチ体3は、従動ギヤCに隣接して配置され、該従動ギヤ Cが時計方向に回動するとき、この従動ギヤCの係合爪C1をワンウェイクラッ チ体3の係合部に係合させてワンウェイクラッチ体3を従動ギヤCと一体的に同 方向へ回動し、軸1cに時計方向の回動力を伝達すると共に、従動ギヤCが反時 計方向に回転する状態のとき、係合爪C1の係合を離脱して空転し、軸1cに対 する回動力の伝達を解除するように成されている。
【0015】 尚前記係合爪A1、及びC1は、図示していないがスプリングでの付勢力をス トッパで規制されて、一方向への揺動を許容し、他方向への揺動を規制するよう に成された既に公知のラチェット爪を利用している。 中間ギヤBは、小ギヤB1と一体形成されており、小ギヤB1を従動ギヤAと 常時噛合させると共に、ギヤBを駆動ギヤFと常時噛合させている。
【0016】 中間ギヤDは、小ギヤD1と一体形成されていて、小ギヤD1を従動ギヤCと 、又ギヤDを連設する中間ギヤEの小ギヤE1に常時噛合させている。 前記中間ギヤEは、小ギヤE1を一体形成すると共に、ギヤEを駆動ギヤFと 常時噛合させてある。 そしてモータMを正回転(時計方向)させることで、駆動ギヤF、中間ギヤB を介して従動ギヤAを時計方向に回動し、ワンウェイクラッチ体2を経由してフ ィードローラ1bを駆動して第1の動力伝達機構4による伝達経路を成立させる ように成している。
【0017】 一方、前記モータMを逆回転(反時計方向)させることで、駆動ギヤF、中間 ギヤE、Dを介して従動ギヤCを時計方向に回動し、ワンウェイクラッチ体3を 経由してフィードローラ1bを駆動して第2の動力伝達機構5による伝達経路を 成立させるように成している。 又、前記第1又は第2の動力伝達機構4、5における何れか一方の伝達経路を 成立させている場合は、他方側の伝達経路に属するワンウェイクラッチ体2、又 は3は、空転状態を呈し、軸1cに対して回動力の伝達は行われないように成さ れている。
【0018】 次に以上のように成された実施例の作用について説明する。 実施例は、主としてファクシミリ装置の原稿搬送装置に用いられる。 即ち、用紙Pはプレスローラ1aとフィードローラ1bとに挟持されながらモ ータMの駆動力で図示を略した読み取部へ強制的に搬送される。 この場合、比較的簡明な画像情報で、荒く読み取らせても画像の乱れが少ない原 稿や、短時間に読み取らせたいときには、用紙Pの搬送速度をノーマルモードに 設定して用紙Pを速く搬送するのである。
【0019】 逆に詳細な画像情報の原稿で、微細に読み取らせたいときは、用紙Pの搬送速 度をファインモードに設定して用紙Pの搬送速度を遅らせるのである。 具体的にはノーマルモードを用いる場合は、操作スイッチ(図示略)を操作し てモータMを正回転(時計方向)に駆動させ、第1の動力伝達機構4における伝 達経路を成立させてモータMの駆動力を搬送ローラ1に伝達する。
【0020】 又ファインモードを用いる場合は、前記操作スイッチにより前記モータMを逆 回転(反時計方向)に駆動させて第2の動力伝達機構5における伝達経路を成立 させ、モータMの駆動力を搬送ローラ1に伝達するのである。 因みに前記第1及び第2の動力伝達機構4、5の減速比は次のように成る。 即ち、P.C.D/n(ギヤモジュール)が同じであることを前提としてnを 歯数とすれば、 第1の動力伝達機構4の減速比はFn×B1n/Bn×An=xとなり、 第2の動力伝達機構5の減速比はFn×E1n/En×D1n/Dn×Cn=x/2 となる。
【0021】 尚、減速比x、又はx/2を得るためには歯数nの値で調整する。 即ち、第1の動力伝達機構4ではモータMの駆動力(回転数)に対しxの減速 比で搬送ローラ1を駆動し、第2の動力伝達機構5では、更にそのx/2の減速 比で搬送ローラ1を駆動することになる。 このことにより、電気的な設定変更を行うことなく、モータのトルクを一定に した状態で各モードに対応した用紙搬送速度が簡単に得られる。
【0022】 又、例えばモータM自体の駆動力を電気的に制御してその駆動力を1/2(半 ステップ)にすれば、モータトルクを過少に至らしめることなく前記第1、及び 第2の動力伝達機構4、5と併せて4段階の用紙搬送速度にすることができる。 しかし、ノーマルモードを電気的に1/2の速度にすることはファインモード と重複速度となるので、実際にはファインモードの1/2速度、即ちスーパファ インモードの速度を得られることに成り、該スーパファインモードにより超微速 の用紙搬送に対応することが可能となる。
【0023】 尚、前記実施例では本考案をファクシミリ装置における原稿搬送装置に用いて いるが、本考案を記録紙搬送装置や、一般的な用紙を異なる速度で搬送する場合 に用いることも可能である。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、用紙搬送ローラを駆動するモータの駆動力を電 気的に制御することなく、機械的に減速することでモータトルクを過少にするこ となく、ノーマルモードとファインモードとに対応した用紙搬送速度をモータの 回転方向を変換させるだけで簡単に選択できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例正面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】実施例を理解さすための模式図である。
【符号の説明】
1 搬送ローラ 2 ワンウェイクラッチ 3 ワンウェイクラッチ 4 第1の動力伝達機構 5 第2の動力伝達機構 M モータ P 用紙 A ギヤ C ギヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙搬送ローラと駆動モータの間に2つ
    の動力伝達機構が設けられ、第1の動力伝達機構はワン
    ウェイクラッチを備え、駆動モータの正転時のみ前記ロ
    ーラに回転を伝達し、該ローラを第1の速度で駆動し、
    第2の動力伝達機構はワンウェイクラッチを備え、駆動
    モータの逆転時のみ前記ローラに回転を伝達し、該ロー
    ラを第2の速度で駆動することを特徴とする用紙搬送装
    置。
JP2278192U 1992-04-10 1992-04-10 用紙搬送装置 Pending JPH0582166U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2278192U JPH0582166U (ja) 1992-04-10 1992-04-10 用紙搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2278192U JPH0582166U (ja) 1992-04-10 1992-04-10 用紙搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0582166U true JPH0582166U (ja) 1993-11-05

Family

ID=12092219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2278192U Pending JPH0582166U (ja) 1992-04-10 1992-04-10 用紙搬送装置

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JP (1) JPH0582166U (ja)

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