JPH0582136B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ 乾電池の再生的再充電用の改良された充電用
セツトであつて、 任意の適切な絶縁材料で作られた中空のケーシ
ング１、および該ケーシングと実質的に一体をな
すピンプラグ２によつて予め定められた標準の間
隔関係に保持された一対の電源接続ピン２１，２
２を有し、 該ピンプラグ２は、好適には標準化された電源
ソケツトの任意の形態に適用可能であり、適切な
断面形状で長さが突き出している絶縁された間隔
シヤフト２０が設けられている接地されたソケツ
トに適用可能であり、 該ケーシング１は、再充電する目的のために正
規の標準化された形式の少なくとも１つの乾電池
を取出し可能に収容するために大きさおよび形状
が設計された内部穴１３を有し、 該ケーシング１は、該内部穴１３に適合させら
れた少なくとも部分的にばねによる偏倚力が印加
されたか、またはばね状の裸の電気的接触子３０
を有し、その配置は、該電気的接触子がそれに対
して該セツトが設計されるところの特定の形式の
乾電池の電極端子に適合するような配置となさ
れ、そして、 該充電用セツトは、また電流制限要素および整
流回路要素を具備する充電用整流器を有し、該電
流制限要素および整流回路要素は該電源接続ピン
２１，２２の間において該裸の接触子３０と直列
に結合され、該裸の接触子に対して該充電される
べき乾電池が、該ケーシング１の適切な形状の該
内部穴１３に該乾電池が挿入されたとき、電気的
に結合される充電用セツトにおいて、 該充電用整流器は、少なくとも１つの電流制限
用抵抗３１、および少なくとも１つの整流用ダイ
オード３２を具備し、 該電流制限用抵抗および該整流用ダイオード
は、該電源接続ピン２１，２２の間において該裸
の接触子３０と直列に結合され、 該接触子は、充電されるべき少なくとも１つの
乾電池の電極端子に適合し、また電気的に結合可
能とされ、 該ケーシング１は、該充電用セツトが通常の運
用のために電源に適用されて該電源接続ピン２
１，２２が電源に適用されている間、該挿入され
た乾電池の任意の裸の部分と電流を通じたすべて
の裸の接触子３０および該充電用整流器の構成要
素部分への接近を排除することによつて、感電防
止が完全に行われるように設計され、 該充電用セツトは、一対の標準的に開いている
接触部を具備する回路遮断スイツチを有し、該回
路遮断スイツチは機械的作動装置の手段によつ
て、該電源接続ピン２１，２２を完全に適用する
こと、すなわち該充電セツトを電源へ適用するだ
けによつて、該一対の標準的に開いている接触部
が該接触部の電気的に閉鎖された位置へ同時にか
み合い可能とされ、そして、該回路遮断スイツチ
の標準的に開いている接触部のそれぞれが該電源
接続ピン２１，２２の一方へ直接に結合されるこ
とを特徴とする乾電池の再生的再充電用の改良さ
れた充電用セツト。

２ 該充電用整流器は、少なくとも２つの抵抗に
小分けされた電流制限用抵抗を具備し、該それぞ
れの抵抗は該電源接続ピン２１，２２の一方へ直
接に結合されている、請求の範囲第１項に記載の
改良された充電用セツト。

３ 乾電池の再生的再充電用の改良された充電用
セツトであつて、 任意の適切な絶縁材料で作られた中空のケーシ
ング１、および該ケーシングと実質的に一体をな
すピンプラグ２によつて予め定められた標準の間
隔関係に保持された一対の電源接続ピン２１，２
２を有し、 該ピンプラグ２は、好適には標準化された電源
ソケツトの任意の形態に適用可能であり、適切な
断面形状で長さが突き出している絶縁された間隔
シヤフト２０が設けられている接地されたソケツ
トに適用可能であり、 該ケーシング１は、再充電する目的のために正
規の標準化された形式の少なくとも１つの乾電池
を取出し可能に収容するために大きさおよび形状
が設計された内部穴１３を有し、 該ケーシング１は、該内部穴１３に適合させら
れた少なくとも部分的にばねによる偏倚力が印加
されたか、またはばね状の裸の電気的接触子３０
を有し、その配置は、該電気的接触子がそれに対
して該セツトが設計されるところの特定の形式の
乾電池の電極端子に適合するような配置となさ
れ、そして、 該充電用セツトは、また電流制限要素および整
流回路要素を具備する充電用整流器を有し、該電
流制限要素および整流回路要素は該電源接続ピン
２１，２２の間において該裸の接触子３０と直列
に結合され、該裸の接触子に対して該充電される
べき乾電池が、該ケーシング１の適切な形状の該
内部穴１３に該乾電池が挿入されたとき、電気的
に結合される充電用セツトにおいて、 該充電用整流器は、少なくとも１つの電流制限
用抵抗３１、および少なくとも１つの整流用ダイ
オード３２を具備し、 該電流制限用抵抗および該整流用ダイオード
は、該電源接続ピン２１，２２の間において該裸
の接触子３０と直列に結合され、 該接触子は、充電されるべき少なくとも１つの
乾電池の電極端子に適合し、また電気的に結合可
能とされ、 該ケーシング１は、該充電用セツトが通常の運
用のために電源に適用されて該電源接続ピン２
１，２２が電源に適用されている間、該挿入され
た乾電池の任意の裸の部分と電流を通じたすべて
の裸の接触子３０および該充電用整流器の構成要
素部分への接近を排除することによつて、感電防
止が完全に行われるように設計され、 該ピンプラグ２の該電源接続ピン２１，２２
は、１つの実質的に平面の壁面１０から突き出し
ており、そして該内部穴１３には電池を収容する
ために開放された出し入れ口１１が設けられ、該
出し入れ口１１は該ケーシング１の該実質的に平
面の壁面１０の内部に配置されていることを特徴
とする乾電池の再生的再充電用の改良された充電
用セツト。

４ 該充電用整流器は、少なくとも２つの抵抗に
小分けされた電流制限用抵抗を具備し、該それぞ
れの抵抗は該電源接続ピン２１，２２の一方へ直
接に結合されている、請求の範囲第３項に記載の
改良された充電用セツト。

５ 該内部穴１３の該開放された出し入れ口１１
には、取出し可能であるように適合された閉鎖用
部材が設けられ、好ましくは蓋１２が設けられ、
該蓋１２は該接触子３０の少なくとも１つを取付
け、該接触子は再充電するために該内部穴１３の
中に挿入された該乾電池の少なくとも１つの電極
端子を電気的に結合するのに適するようになされ
ている、請求の範囲第３項に記載の改良された充
電用セツト。

６ 乾電池の再生的再充電用の改良された充電用
セツトであつて、 任意の適切な絶縁材料で作られた中空のケーシ
ング１、および該ケーシングと実質的に一体をな
すピンプラグ２によつて予め定められた標準の間
隔関係に保持された一対の電源接続ピン２１，２
２を有し、 該ピンプラグ２は、好適には標準化された電源
ソケツトの任意の形態に適用可能であり、適切な
断面形状で長さが突き出している絶縁された間隔
シヤフト２０が設けられている接地されたソケツ
トに適用可能であり、 該ケーシング１は、再充電する目的のために正
規の標準化された形式の少なくとも１つの乾電池
を取出し可能に収容するために大きさおよび形状
が設計された内部穴１３を有し、 該ケーシング１は、該内部穴１３に適合させら
れた少なくとも部分的にばねによる偏倚力が印加
されたか、またはばね状の裸の電気的接触子３０
を有し、その配置は、該電気的接触子がそれに対
して該セツトが設計されるところの特定の形式の
乾電池の電極端子に適合するような配置となさ
れ、そして、 該充電用セツトは、また電流制限要素および整
流回路要素を具備する充電用整流器を有し、該電
流制限要素および整流回路要素は該電源接続ピン
２１，２２の間において該裸の接触子３０と直列
に結合され、該裸の接触子に対して該充電される
べき乾電池が、該ケーシング１の適切な形状の該
内部穴１３に該乾電池が挿入されたとき、電気的
に結合される充電用セツトにおいて、 該充電用整流器は、少なくとも１つの電流制限
用抵抗３１、および少なくとも１つの整流用ダイ
オード３２を具備し、 該電流制限用抵抗および該整流用ダイオード
は、該電源接続ピン２１，２２の間において該裸
の接触子３０と直列に結合され、 該接触子は、充電されるべき少なくとも１つの
乾電池の電極端子に適合し、また電気的に結合可
能とされ、 該ケーシング１は、該充電用セツトが通常の運
用のために電源に適用されて該電源接続ピン２
１，２２が電源に適用されている間、該挿入され
た乾電池の任意の裸の部分と電流を通じたすべて
の裸の接触子３０および該充電用整流器の構成要
素部分への接近を排除することによつて、感電防
止が完全に行われるように設計され、 該ケーシング１には、開いた第１の位置と閉じ
た第２の位置の間において、その両方の方向へ移
動可能である被覆部材１４が設けられ、該被覆部
材の完全に閉じた第２の位置においてのみ、該ピ
ンプラグ２の該電源接続ピン２１，２２がいかな
る電源ソケツトにも適用されることを許容するよ
うに該被覆部材１４が設計および構成されている
ことを特徴とする乾電池の再生的再充電用の改良
された充電用セツト。

７ 該充電用整流器は、少なくとも２つの抵抗に
小分けされた電流制限用抵抗を具備し、該それぞ
れの抵抗は該電源接続ピン２１，２２の一方へ直
接に結合されている、請求の範囲第６項に記載の
改良された充電用セツト。

８ 該被覆部材１４が、軸１５の周囲に回転され
ることによつて、該開いた第１の位置と該閉じた
第２の位置の間において傾き可能とされ、該軸１
５は該ケーシング１の一部分かまたは該ケーシン
グに関して実質的に移動不可能になつている、請
求の範囲第６項に記載の改良された充電用セツ
ト。

９ 該被覆部材１４が、該開いた第１の位置と該
閉じた第２の位置の間において滑動可能とされ、
該ケーシング１は該第１と第２の位置の間におい
て該被覆部材１４を滑動可能であるように案内す
るために適切な案内表面を具備する、請求の範囲
第６項に記載の改良された充電用セツト。

技術分野 本発明は乾電池の再生的再充電用の改良された
充電用セツトに関する。該充電用セツトは任意の
適切な絶縁材料で作られた中空のケーシングを有
し、また該ケーシングと実質的に一体をなすピン
プラグによつて予め定められた標準の間隔関係に
保持された一対の電源接続ピンを有する。該ピン
プラグは、好適には標準化された電源ソケツトの
任意の形態に適用可能であり、適切な断面形状で
長さが突き出している絶縁された間隔シヤフト
（distance shaft）が設けられている接地された
ソケツトに適用可能である。該ケーシングは再充
電する目的のために正規の標準化された形式の少
なくとも１つの乾電池を取出し可能に収容するた
めに大きさおよび形状が設計された内部穴を有す
る。該ケーシングは該内部穴に適合させられた少
なくとも部分的にばねによる偏倚力が印加された
か、またはばね状の裸の電気的接触子を有し、そ
の配置は、該電気的接触子がそれに対して該セツ
トが設計されるところの特定の形式の乾電池の電
極端子に適合するような配置となされている。

該充電用セツトは、また電流制限要素および整
流回路要素を具備する嵌込み式の充電用整流器を
有し、該電流制限要素および該整流回路要素は該
電源接続ピンの間において該裸の接触子と直列に
結合され、該裸の接触子に対して該充電されるべ
き乾電池が、該ケーシングの適切な形状の該内部
穴に該乾電池が挿入されたとき、電気的に結合さ
れる。

背景技術 当該技術分野における熟練者によつてさえも今
日まで普通に受け入れられていた一般的な見解に
よれば、正規の乾電池を再充電することはできな
いということである。しかし、この見解は比較的
小型のトランジスタ化されたすなわち半導体化さ
れた電池式ラジオおよび僅か10mAないし25mA
の範囲の非常に低い消費電力のその他のセツトが
市場に現われるまでは実質的に正しかつた。乾電
池は再充電が不可能であるという前述の見解は、
照明の目的のために通常の運用でも一般に0.1A
ないし0.3Aの電流を消費する電気器具に主とし
て使用する乾電池については、依然として有効で
ある。

この再充電の目的のために、主としてニケツル
−カドミウム（NC）蓄電池およびこれに類似し
た充電可能な電池、並びに数多くの充電用装置が
知られるようになり、そしてまた市場でも売られ
ている。しかし、そのような知られている装置は
比較的に高価格であり、また使用される充電可能
な蓄電池も同様に高価格である。これに加えて、
利用できる充電器は該充電器が乾電池に重大な損
傷を与えるので、正規の乾電池の再生的再充電に
は適さない。そして、正規の乾電池の再生的再充
電のために知られている該充電器を使用すると再
充電するために挿入された該電池の幾つかが爆発
する事態を生じさせる可能性がある。それゆえ、
前述の種類の知られている装置には、通常それら
の操作説明書に包含された前述の危険を明瞭に表
示する警告書が備えられている。

今日、代表的な製造業者の幾つかは、交流電源
と電池電源両用のより価値のあるより小型化され
たラジオその他のセツトを販売しており、該ラジ
オその他のセツトは挿入された乾電池の再生的再
充電用の嵌込み式回路構成を伴つてより高度の要
求をもつ消費者のために設計されかつ構成されて
いる。そのような嵌込み型ACアダプターは充電
器用変圧器として構成され、かつ作動させられ
る。それゆえ、それらの製造原価は相当に高価で
あり、独立の所定の目的をもつたものとしてのそ
のような製造装置は、今日まで知られておらず、
また公衆に利用されてもいない。

したがつて、本発明の主要な目的は第一に乾電
池の再生的再充電という目的のために設計され、
また構成された新規な改良された充電用セツトで
あつて、一般に使用が容易で、特に、連続して大
量に生産する場合、その販売価格を相当に低い水
準に保つことができるものを提供することであ
る。

本発明の、同様に重要な目的は、正規の乾電池
のための充電用セツトであつて、取扱いが極めて
容易であり、簡単な設計および構成にもかかわら
ず動作は完全に感電防止式であるものを提供する
ことである。

本発明の基本的な発想は、上述した目的のため
に高価な変圧器部分をもたない、すなわち低価格
で受動の電流制限要素および整流回路要素だけを
有する充電用整流器を使用する充電用セツトを開
発することである。該充電用整流器は、該充電用
セツトが使用者に提供され、取扱いおよび運用が
なされている間、任意の裸の部分への接近から使
用者を保護し、そして該充電用セツトの構成要素
部分へ電気を通じることを可能とする実質的な保
護があつて初めて開発されることができる。この
要求された目的を達成するためには、上記した条
件を同時に満たすことが必要である。個々の形態
および同時に再充電される多くの乾電池に依存す
る充電の割合は、人間の有機的組織体に対して絶
対に危険を与えることがないと考えられる1mA
ないし7mAに設定することにより制限されるけ
れども、該電池が直列に結合される場合、消耗し
て切れた乾電池や欠陥のある乾電池の金属胴体
は、充電器用変圧器を持たないプラグイン方式の
充電用セツトに挿入されているとき、大地に対し
て110Vないし150Vの有効電圧を示すことにな
る。それゆえ、十分な事故防止を行うために、そ
の挿入された電池が存在する場所に触れるいかな
る可能性および嵌込み式充電用整流器の構成要素
部分の任意の裸の電気を通じた部分に触れるいか
なる可能性も、結局、該充電用セツトのプラグが
差込まれた運用状態において、排除されなければ
ならない。

発明の開示 上述した目的は、乾電池の再生的再充電用の改
良された新規な充電用セツトの提供によつて構成
される。該充電用セツトは任意の適切な絶縁材料
で作られた中空のケーシングを有し、また該ケー
シングと実質的に一体をなすピンプラグによつて
予め定められた標準の間隔関係に保持された一対
の電源接続ピンを有する。該ピンプラグは、好適
には標準化された電源ソケツトの任意の形態に適
用可能であり、適切な断面形状で長さが突き出し
ている絶縁された間隔シヤフトが設けられている
接地されたソケツトに適用可能である。該ケーシ
ングは再充電する目的のために正規の標準化され
た形式の少なくとも１つの乾電池を取出し可能に
収容するために大きさおよび形状が設計された内
部穴を有する。該ケーシングは該内部穴に適合さ
せられた少なくとも部分的にばねによる偏倚力が
印加されたか、またはばね状の裸の電気的接触子
を有している。該充電用セツトは、さらに電流制
限要素および整流回路要素を具備する嵌込み式の
充電用整流器を有する。該電流制限要素および該
整流回路要素は該電源接続ピンの間において該裸
の接触子と直列に結合され、そのため該充電され
るべき乾電池が、該ケーシングの適切な形状とさ
れた該内部穴に該電池が挿入されたとき、電気的
に結合される。

本発明によれば、前記充電用整流器は少なくと
も１つの電流制限用抵抗、および少なくとも１つ
の整流用ダイオードを具備する。これらの抵抗お
よびダイオードは電源接続ピンの間において、裸
の電気的接触子に直列で、再充電されるべき少な
くとも１つの乾電池の電極端子に適合するよう
に、そして電気的に接触可能として結合されてい
る。

上記した内容と共に、本発明に係る再充電器セ
ツトのケーシングは完全に感電防止されるために
設計および構成されている。これは、普通の運用
のために、該電源接続ピン、すなわち該充電用セ
ツトが電源に適用されている間、該挿入された１
つまたは複数の乾電池の任意の裸の電気を通じた
接触部および該充電用整流器の構成要素部分への
接近を排除することによつて行われている。

改良された事故の防止は、本発明にしたがつた
前記充電用セツトの改良された実施例によつて達
成されるが、これは該充電用整流器の電流制限用
抵抗が少なくとも２つの抵抗に小分けされたもの
である。これらほぼ半分の大きさの抵抗のそれぞ
れは、該電源接続ピンの一方に各々直接に結合さ
れている。

これに加えて、該充電用整流器は同時に回路遮
断スイツチもまた有している。該回路遮断スイツ
チは、機械的作動装置を突き出す手段によつて、
該充電用セツトの該電源接続ピンを完全に適用す
ること、すなわち該充電セツトを電源へ適用する
だけによつて、その電気的に閉鎖された位置へか
み合い可能とされている一対の標準的に開いてい
る接触部を具備する。該回路遮断スイツチの該標
準的に開いている接触部のそれぞれは、該電源接
続ピンの一方へ直接にそれぞれ結合されなければ
ならない。

本発明に係る充電用セツトの好ましい一実施例
において、そのピンプラグの該電源接続ピンは全
般にわたつて閉じられたケーシングの実質的に平
面の壁面から突き出している。前記内部穴には電
池の挿入を簡単にするために（および、再充電の
後に電池を取出すために）開放された出し入れ口
が設けられている。しかし、本発明の広範な概念
にしたがつて、この開放された出し入れ口は、そ
こから該電源接続ピンが突出している該ケーシン
グの全く同一な実質的に平面の壁面の中に形成さ
れている。したがつて、該充電用セツトがプラグ
を差込んで使用されるとき、この非常に有効な設
計によつて、該セツトおよび該挿入された電池の
電気を通じた裸の金属の構成要素部分への接近を
できる限り認めないようになされている。

上述した好ましい実施例の僅かの変形にあつて
は、該内部穴の開放された出し入れ口は、取外し
可能であるように適合された閉鎖用部材、好まし
く蓋が設けられることになるだろう。該蓋は少な
くとも１つの接触子を有し、該接触子は再充電す
るために該内部穴に挿入された乾電池の少なくと
も１つの電極端子を電気的に結合するのに適する
ようになされている。この実施例は、該充電セツ
トが円筒形状の電極端子を有する再充電用乾電池
のために設計されるとき、特に、適したものであ
る。該円筒形状の電極端子は、一般に該乾電池の
向い会つている底部表面にそれぞれ形成されてい
る。

本発明に係る充電用セツトの好ましい実施例の
他の基本的な一群において、該ケーシングには開
いた第１の位置と閉じた第２の位置の間で両方の
方向へ移動可能である被覆部材が便利に設けられ
ている。本発明の結合する主要な特徴の１つによ
つて、該被覆部材は、それが閉じた第２の位置に
あるときだけ、該ピンプラグの該電源接続ピンを
いかなる電源ソケツトへもそのまま適用できるよ
うに設計および構成されている。しかし、該被覆
部材がその開いた第１の位置に留まつていると
き、１つまたは複数の充電されるべき電池の挿入
を簡単にするために、若しくは、１つまたは複数
の充電されて再生された該電池を同様に簡単に取
出すために、該ケーシングの該内部穴への自由な
接近は維持される。該被覆部材は、その第１およ
び第２の位置の間において、それぞれ、突き出し
可能とされ、それに加えて、該被覆部材は、その
第１および第２の位置の間において、該ケーシン
グに沿つて直線的に移動するために滑動可能であ
るように案内されている。

本発明に係る充電用セツトには、例えば１つの
9Vの乾電池、または4.5Vの平型の電池に適合さ
せるため、若しくはR6，R12，R14、またはR20
形式の円筒形状の感電池を一度に２個ないし４個
の再生的処理を行うために設計されている１つの
ケーシングが設けられている。個々の電池につい
て該再生的再充電は、1mAないし7mAの範囲の
直流電流の充電率を適用することにより実行され
る。そのような充電電流は、例えば、それぞれが
１個から４個の適切な点接触ダイオードを直列に
伴つた5KΩから40KΩ（0.25Wないし0.5W）の間
の抵抗値の２つのオーム抵抗を結合することによ
つて提供されることができる。実際の試験は上記
したデータを供給することにより、トランジスタ
化されたラジオに使用するための乾電池として要
求される10mAと20mAの間のパワー消費量は連
続して５回から８回経済的に再充電されることが
できる。しかし、その運用の寿命が延長されたそ
のような再充電された電池は、充電処理回数が多
くなると使用できる電流は減少する傾向を示すよ
うになる。最初の再充電の場合、８時間から10時
間の充電時間の後で再生的に再充電された正規の
乾電池は約６時間の運用期間中10mAと20mAの
間のパワー電流を供給することができる。次に続
く６回ないし８回の再生的再充電の場合、運用期
間が延長されたそのような再充電された乾電池
は、まだ１時間から３時間運用することができ
る。しかし、再生的な再充電の成果および能力
は、再充電される個々の電池の条件および個別の
特性に大きく依存している。非常に古い使用され
て切れた乾電池および長期間保存された乾電池
は、もう十分に再充電されることができない。実
験により、通常の条件下で普通の正規な9Vの乾
電池が有する公称約20時間の運用寿命（900Ωの
抵抗で放電することにより計測される）は、適切
な再生的再充電によつて該公称値の２倍ないし３
倍以上に延長することができることが示された。
上記した結果は仕事とパワーの両方に小さい入力
を与えて実行されている。

本発明により提供される改良された充電用セツ
トの１つの主要な利益は、製造原価および他の経
済的指針について要望されたすべての価値ある特
徴と共に、感電の防止を完全に行うことにある。
破損または他の損傷を受けた後ろの容器において
さえ、破壊された該セツトにある再生的再充電の
目的のために挿入された乾電池の金属の胴体部に
接触することがあるとしても、3mAないし5mA
よりも高い電流が人体を通つて流れることはな
い。

使い尽された乾電池を再充電する目的のために
前記充電用セツトを使用する以外に、本発明に係
る該充電用セツトは使用されて切れたニツケル−
カドミウム（NC）および他の形式の蓄電池用と
して知られている普通の再充電のためにも首尾よ
く適用することができる。

【図面の簡単な説明】

本発明は、例証として、本発明に係る改良され
た充電用セツトの好ましい実施例を採入れること
によつてより一層詳述され、そしてより一層詳し
く述べられる。よりよく理解するために、添付さ
れた図面を参照して、該図面において、 第１図は本発明に係る改良された充電用セツト
の第１の実施例で、第２図に示された−線に
沿つて切断された単純化された断面図を示し、 第２図は第１図による充電用セツトの簡単な正
面図を示し、 第３図は本発明に係る充電用セツトの第２の好
ましい実施例で、第４図に示された−線に沿
つて切断された断面図を示し、 第４図は第３図に示された充電用セツトの単純
化された正面図を示し、 第５図は本発明に係る充電用セツトの第３の好
ましい実施例の側面図を示し、 第６図は第５図による充電用セツトの正面図を
示し、 第７図は第５図および第６図による充電用セツ
トの平断面図で、第６図に示された−線に沿
つて切断されたものを示し、 第８図は本発明に係る充電用セツトの第４の好
ましい実施例の第１の斜視図を示し、該充電用セ
ツトはその運用のための準備状態が示されてお
り、そして、 第９図は第８図に示されたと同じ充電用セツト
の第２の斜視図を示す。この場合、該充電用セツ
トは容易な電池挿入のためにケーシングの内部穴
は自由に接近し易くされている。

発明の好ましい実施例の説明 本発明に係る改良された充電用セツトの好まし
い第１の実施例において、例証として、第１図お
よび第２図に示されたケーシング１は絶縁された
材料から成り、好ましくは圧縮成形により製造で
きる熱可塑性材料から成る。該ケーシングは再生
的再充電の目的のために内部穴１３を具備する。
該内部穴は6F22形式の１つの9V用乾電池の容易
な挿入（取り出し）のために開放された出し入れ
口１１を通つて接近し易くなされている。適切に
形造られた該内部穴１３の底部壁には、裸の電気
的接触子３０ａおよび３０ｂが再充電されるべき
電池（図示しない）の電極端子に適合させるため
に或る形式に配置されている。該充電用セツトは
電源接続ピン２１，２２を経て電源に適用され、
該電源接続ピンは正規の標準化された電源ソケツ
トへ容易に挿入可能とされている。該ケーシング
１の内部において、充電用整流器の非常に簡単な
回路構成は、２つのオーム抵抗３３を有し、該抵
抗のそれぞれは該電源接続ピン２１，２２の一方
へそれぞれ直接に結合されている。そして、該抵
抗３１とそれぞれ直列に結合された２つのダイオ
ード３２が配列されている。第１図に示された断
面図において、該電源接続ピン２１，２２が該ケ
ーシング１の実質的に平面の壁面１０から突き出
しているのがはつきりと示されている。該同様の
壁面１０の内部には該内部穴１３開放された出し
入れ口１１が設けられている。この非常に簡単な
設計の結果として、該充電用セツトに電流が流れ
ていないときだけ、すなわち、運用状態でないと
きだけ、１つの電池が挿入され、取替えられ、そ
して取出されることができる。なぜなら該充電セ
ツトのプラグが差込まれた該セツトの運用状態に
おいて、該内部穴１３への接近、換言すると、電
気を通じた裸の構成要素部分または該ケーシング
１の内部の該挿入された電池と該嵌込まれた充電
用整流器の両方の範囲へのできる限りのいかなる
接近も、十分に被われ、また該電源ソケツトの前
面によつて閉鎖された該開放された出し入れ口に
よつて完全に不可能とされているからである。

本発明に係る改良された充電用セツトの第２の
可能な実施例において、該充電用セツトは上述し
た該第１の好ましい実施例に非常に類似してい
る。第３図および第４図は内部穴１３を具備して
いるケーシング１を示し、該内部穴は２つの実質
的に円筒形状のR14形式の乾電池を同時に取出し
可能であるように収容するために適切に設計およ
び構成されている。該R14形式の乾電池はトラン
ジスタラジオ受信器に広範囲に使用され、また該
乾電池は通俗にベイビーバツテリーと呼ばれてい
る。全般的な注意として、ここで同様な参照番号
は同様なもの、または様々な見解および図面を通
して対応する部分を示すことが強調されなければ
ならない。よく知られているように、上記に関連
したR14形式の乾電池に類似する円筒形状の乾電
池にあつては、その電極端子は向い合う端面に、
換言すると、該電池に関係している底面と上面に
配置されている。この一般の配置にしたがうため
に、第３図および第４図に示された該改良された
充電用セツトの該好ましい実施例において、該内
部穴１３の該開放された出し入れ口１１には取外
し可能であるように適合された蓋１２が設けられ
ている。該蓋１２には該乾電池が充電される目的
のために挿入されるときに、該乾電池の該底部の
電極端子を電気的に接触するための接触子３０ｃ
（および図示しない接触子３０ｄ）が取付けられ
ている。正常な運用のために該充電用セツトのプ
ラグが差込まれるとき、同様に上述されたよう
に、該内部穴１３への接近、すなわち、電気を通
じた裸の構成要素部分または該充電用装置と該挿
入された電池の両方の範囲の表面へのできる限り
のいかなる接近も排除されることがむしろ明らか
にされるであろう。

第５図から第７図までは、本発明に係る改良さ
れた充電用セツトの第３の好ましい実施例を示
し、該充電用セツトはただ１つのデモンストレー
シヨンの目的だけのためで、標準化された6F22
形式の9V用乾電池の収容を可能とするために設
計および構成されている。ここで、該ケーシング
１には標準化された電源ソケツトの任意の形態に
適用可能な種類の、そして、適当な断面形状で長
さが突き出している接地された間隔シヤフト２０
が設けられている接地されたソケツトにもまた適
用可能な種類のピンプラグ２が設けられている。
電源接続ピン２１，２２は該ケーシング１と実質
的に一体をなすピンプラグ２によつて予め定めら
れた標準の間隔関係に保持されている。該ケーシ
ング１には被覆部材１４が設けられている。該被
覆部材１４は、該ケーシング１に嵌込まれている
軸１５の周囲に回転可能であるように該ケーシン
グ１に取付けられることによつて、開いた第１の
位置と閉じた第２の位置の間において傾き可能と
されている。第７図に示された該充電用セツトの
断面図において、該被覆部材１４の該開いた第１
の位置で、該乾電池が該出し入れ口１１を通つて
該ケーシング１の該内部穴１３の中へ簡単に挿入
され、また、該内部穴１３から簡単に取出される
ことができるのが明瞭にわかるであろう。該被覆
部材１４がこの第１の位置に留つているとき、該
ピンプラグ２の該電源接続ピン２１，２２は電源
へ適用されることができない。なぜなら、該電源
接続ピンは該被覆部材１４によつてプラグが差込
まれることから保護されているからである。も
し、該被覆部材１４が添付された図面の第５図に
示された該被覆部材の閉じた第２の位置へ傾けら
れるならば、該充電用セツトはプラグが差込まれ
ることができるだけで運用状態へ導かれる。しか
し、この位置において挿入された電池の電気を通
じた裸の金属部分への接近および該ケーシング１
の内部に配置された該充電用整流器のそのような
構成要素部分への接近をできる限り認めないよう
に排除されている。本発明の最も大切な目的の１
つおよび本発明の主要な特徴にしたがつて、該充
電用セツトは完全に感電防止がなされている。

最後に、第８図および第９図において、本発明
に係る改良された充電用セツトの第４の好ましい
実施例が示されている。この与えられた実施例に
おいて、該充電用セツトはR6形式の４つの円筒
形状に形成された標準化された乾電池を同時に再
生的な再充電をするために設計されている。電源
接続ピン２１，２２を包むピンプラグ２には、標
準化された電源ソケツトの殆どの形態に適用可能
とされるために、適切な断面形状で長さが突き出
している絶縁されている間隔シヤフト２０もまた
設けられている。該充電用セツトの該ケーシング
１には被覆部材１４が設けられ、該被覆部材は閉
じた第２の位置（第８図）と開いた第１の位置
（第９図）の間において、直接的に滑動可能とな
されている。ここで再び、該被覆部材１４の該開
いた第１の位置において、該ケーシング１の内部
穴１３は充電された（充電されるべき）該乾電池
を挿入し、取出し、そして取替えるために自由に
接近されている。この開いた第１の位置におい
て、該裸の金属性接触子３０ａ，３０ｂ，３０ｃ
（および、さらに該図の形態には示されていない
裸の金属性接触子）に触れることは可能であるけ
れども、該充電用セツトは該被覆部材１４が第９
図に明確に示されたその第１の位置に留まつてい
ることによつて、プラグが差込まれること、すな
わち裸の電気を通じた金属範囲がもたらされるこ
と、から妨げられるために、いかなる事故からの
絶対的な保護が提供される。該充電用セツトは該
被覆部材１４がその閉じた第２の位置へ滑動され
たときだけ、プラグが差込まれるようにされるこ
とが許容される。該閉じた第２の位置において、
該絶縁されているケーシング１の内部への接近は
許容されない。したがつて、本発明に係る充電用
セツトの上述した実施例もまた完全に感電防止が
なされている。

以上のように詳述された各々の好ましい実施例
において、該嵌込み式の充電用整流器は少なくと
も１つの電流制限用抵抗３１、および少なくとも
１つの整流用ダイオード３２を具備する。該電流
制限用抵抗および該整流用ダイオードは該電源接
続ピン２１，２２の間において、該むき出しの接
触子３０に直列で、再充電されるべき少なくとも
１つの乾電池の電極端子に適合するように、そし
て電気的に接触可能として結合されている。改良
された事故防止のために、該充電用整流器には回
路遮断スイツチを設けてもよい。該回路遮断スイ
ツチは、機械的作動装置を接触する手段によつて
該電源接続ピンを電源へ適用するだけで、その電
気的に閉鎖された位置へ同時にかみ合い可能とさ
れている一対の標準的に開いている接触子を具備
する。該回路遮断スイツチの該標準的に開いてい
る接触子のそれぞれは、該電源接続ピンの一方へ
直接にそれぞれ結合されなければならない。上記
した回路遮断スイツチは、該ピンプラグ２また
は、むしろ該ピンプラグの電源接続ピン２１，２
２が完全に電源へ適用されていないとき、該電力
供給から該充電用セツトを直ちに絶縁することに
なる。

以上、詳細に説明した幾つかの好ましい実施例
を基礎として、上記の特別な実施例だけでなく標
準化された乾電池のあらゆる種類、およびあらゆ
る結合のために開発される他のもくろみもまた、
本発明の広範な概念から免れることなく、当然
に、該技術において理解されるものであることは
全く明らかであろう。

図面における参照符号のリスト、１……ケーシ
ング、１０……壁面、１１……出し入れ口、１２
……蓋、１３……内部穴、１４……被覆部材、１
５……軸、２……ピンプラグ、２０……間隔シヤ
フト、２１，２２……電源接続ピン、３０……接
触子、３１……抵抗、３２……ダイオード。