JPH0581803A - 媒体欠陥対策機能付制御回路 - Google Patents
媒体欠陥対策機能付制御回路Info
- Publication number
- JPH0581803A JPH0581803A JP23920491A JP23920491A JPH0581803A JP H0581803 A JPH0581803 A JP H0581803A JP 23920491 A JP23920491 A JP 23920491A JP 23920491 A JP23920491 A JP 23920491A JP H0581803 A JPH0581803 A JP H0581803A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- medium
- medium defect
- positional deviation
- defect
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転する媒体を用いた記録再生装置の信号用
ヘッドの位置決め位置において、媒体欠陥通過部を検出
した際に、信号用ヘッドを安定に制御する。 【構成】 記憶,再生動作中に媒体欠陥検出手段9で媒
体欠陥を検出したとき、位置ずれ信号検出手段1で検出
される不正確な位置ずれ信号に代え、位置ずれ信号推定
手段8によって生成される推定位置ずれ信号と、補正量
決定手段11において媒体欠陥通過後の位置ずれ信号か
ら決まる推定位置ずれ信号の補正量との和信号を制御用
フィルタ12の入力信号として用いることにより媒体欠
陥通過後の信号用ヘッドの速度誤差と位置誤差を低減さ
せる。また、補正量を媒体欠陥通過毎に修正し、同種類
の媒体欠陥に対して繰り返し学習することで位置ずれ信
号の推定精度を向上させる。
ヘッドの位置決め位置において、媒体欠陥通過部を検出
した際に、信号用ヘッドを安定に制御する。 【構成】 記憶,再生動作中に媒体欠陥検出手段9で媒
体欠陥を検出したとき、位置ずれ信号検出手段1で検出
される不正確な位置ずれ信号に代え、位置ずれ信号推定
手段8によって生成される推定位置ずれ信号と、補正量
決定手段11において媒体欠陥通過後の位置ずれ信号か
ら決まる推定位置ずれ信号の補正量との和信号を制御用
フィルタ12の入力信号として用いることにより媒体欠
陥通過後の信号用ヘッドの速度誤差と位置誤差を低減さ
せる。また、補正量を媒体欠陥通過毎に修正し、同種類
の媒体欠陥に対して繰り返し学習することで位置ずれ信
号の推定精度を向上させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転する媒体を用いて
情報の記録または再生を行う記録再生装置の磁気ヘッド
位置決め装置に用いる媒体欠陥対策機能付制御回路に関
する。
情報の記録または再生を行う記録再生装置の磁気ヘッド
位置決め装置に用いる媒体欠陥対策機能付制御回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスク,磁気ディスク,コン
パクトディスク,フロッピーディスク等、回転する媒体
を使用した情報記録再生装置の磁気ヘッド位置決め装置
においては、媒体欠陥対策機能付制御回路によって、媒
体欠陥箇所が磁気ヘッドを通過した時に光検出素子の出
力信号から得られる磁気ヘッドと媒体の相対位置ずれを
示す位置ずれ信号、あるいは再生信号の強度を示す強度
信号の変化から媒体欠陥を検出し、その後、不正確な位
置ずれ信号の代わりに位置ずれ信号の平均値あるいは推
定値に切り換えて、磁気ヘッドの動きの乱れを抑止する
方法が取られている。
パクトディスク,フロッピーディスク等、回転する媒体
を使用した情報記録再生装置の磁気ヘッド位置決め装置
においては、媒体欠陥対策機能付制御回路によって、媒
体欠陥箇所が磁気ヘッドを通過した時に光検出素子の出
力信号から得られる磁気ヘッドと媒体の相対位置ずれを
示す位置ずれ信号、あるいは再生信号の強度を示す強度
信号の変化から媒体欠陥を検出し、その後、不正確な位
置ずれ信号の代わりに位置ずれ信号の平均値あるいは推
定値に切り換えて、磁気ヘッドの動きの乱れを抑止する
方法が取られている。
【0003】以下、図面を参照しながら、従来の媒体欠
陥対策機能付制御回路の一例について説明する。
陥対策機能付制御回路の一例について説明する。
【0004】図4は従来の媒体欠陥対策機能付制御回路
のブロック図を示すものである。図4において、41は
媒体欠陥検出手段、42は切り換えスイッチ、43は制
御用フィルタ、44は磁気ヘッド駆動手段、45は位置
ずれ信号検出手段、46は位置ずれ信号推定手段であ
り、媒体欠陥部通過中の真の位置ずれ信号を推定する。
47は強度信号検出手段である。
のブロック図を示すものである。図4において、41は
媒体欠陥検出手段、42は切り換えスイッチ、43は制
御用フィルタ、44は磁気ヘッド駆動手段、45は位置
ずれ信号検出手段、46は位置ずれ信号推定手段であ
り、媒体欠陥部通過中の真の位置ずれ信号を推定する。
47は強度信号検出手段である。
【0005】以上のように構成された従来の媒体欠陥対
策機能付制御回路について、以下その動作を説明する。
策機能付制御回路について、以下その動作を説明する。
【0006】媒体欠陥部以外を磁気ヘッドが通過中にお
いては、スイッチ42はA側に倒れており、媒体目標位
置と磁気ヘッド位置との位置ずれを位置ずれ信号検出手
段45が検出し、この位置ずれ信号を制御用フィルタ4
3に入力し、その出力を磁気ヘッド駆動手段44に入力
して、磁気ヘッドを駆動して、磁気ヘッドが媒体目標位
置に来るように磁気ヘッドを制御する。この時、媒体目
標位置と磁気ヘッド位置との位置ずれ信号は、位置ずれ
信号推定手段46に入力され媒体欠陥検出時に推定され
る信号を生成する準備が行われる。具体的には、位置ず
れ信号推定手段46は適当な時定数を持ったローパスフ
ィルタや時間軸上で位置ずれ信号を外挿する手段で実現
される。媒体欠陥検出手段41は、磁気ヘッドからの出
力信号を用いて得られる強度信号検出手段47の強度信
号の変化を用いて欠陥を検出する。具体的には、例えば
コンパクトディスク装置や光ディスク装置では、媒体か
らの反射光量を示す信号、すなわちフォーカス、あるい
はトラッキングエラー信号を検出するディテクタの和信
号が媒体欠陥通過中には、反射光のない時のレベルに近
づく現象を用いて、予め定めたしきい値と前記ディテク
タの和信号のレベルとを比較して媒体欠陥部への突入お
よび脱出検出を行う。媒体欠陥箇所を磁気ヘッドが通過
時は、媒体欠陥検出手段41はスイッチ42をB側切り
換ええるように駆動する。位置ずれ信号推定手段46に
よって推定された位置ずれ信号を制御用フィルタ43の
入力とし、磁気ヘッドを制御する。
いては、スイッチ42はA側に倒れており、媒体目標位
置と磁気ヘッド位置との位置ずれを位置ずれ信号検出手
段45が検出し、この位置ずれ信号を制御用フィルタ4
3に入力し、その出力を磁気ヘッド駆動手段44に入力
して、磁気ヘッドを駆動して、磁気ヘッドが媒体目標位
置に来るように磁気ヘッドを制御する。この時、媒体目
標位置と磁気ヘッド位置との位置ずれ信号は、位置ずれ
信号推定手段46に入力され媒体欠陥検出時に推定され
る信号を生成する準備が行われる。具体的には、位置ず
れ信号推定手段46は適当な時定数を持ったローパスフ
ィルタや時間軸上で位置ずれ信号を外挿する手段で実現
される。媒体欠陥検出手段41は、磁気ヘッドからの出
力信号を用いて得られる強度信号検出手段47の強度信
号の変化を用いて欠陥を検出する。具体的には、例えば
コンパクトディスク装置や光ディスク装置では、媒体か
らの反射光量を示す信号、すなわちフォーカス、あるい
はトラッキングエラー信号を検出するディテクタの和信
号が媒体欠陥通過中には、反射光のない時のレベルに近
づく現象を用いて、予め定めたしきい値と前記ディテク
タの和信号のレベルとを比較して媒体欠陥部への突入お
よび脱出検出を行う。媒体欠陥箇所を磁気ヘッドが通過
時は、媒体欠陥検出手段41はスイッチ42をB側切り
換ええるように駆動する。位置ずれ信号推定手段46に
よって推定された位置ずれ信号を制御用フィルタ43の
入力とし、磁気ヘッドを制御する。
【0007】このように、上記従来の媒体欠陥対策機能
付制御回路でも、媒体欠陥部分の大きさが小さく、欠陥
検出遅れによるアクチュエータ誤駆動による速度、位置
誤差の影響が小さい場合は、磁気ヘッドの動きの乱れは
少なく抑えることができ、結果として記録再生動作を誤
ることなく制御が行える。
付制御回路でも、媒体欠陥部分の大きさが小さく、欠陥
検出遅れによるアクチュエータ誤駆動による速度、位置
誤差の影響が小さい場合は、磁気ヘッドの動きの乱れは
少なく抑えることができ、結果として記録再生動作を誤
ることなく制御が行える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、図5に示すような現象が起きる。図5
は媒体の欠陥部が磁気ヘッドを通過するときの強度信号
と速度誤差と位置誤差の変化を時系列で示したもので、
図5(a)は強度信号、図5(b)は速度誤差、図5
(c)は位置誤差をそれぞれ示す。上記のような従来の
構成では、媒体欠陥あるいは傷の種類によっては、図5
(a)に示すように媒体欠陥部への突入検出時に生じる
遅れ(t1−t0)が大きなものとなり、この(t1−
t0)時間の間に、磁気ヘッドのアクチュエータを位置
ずれ信号としての信頼度を欠く不正確な信号を用いて駆
動し、媒体欠陥検出後に、真の位置ずれ信号の近似信号
である推定された位置ずれ信号を用いても、推定された
位置ずれ信号が正確でないことや、図5(b)に示すよ
うに時刻t1で発生させた速度誤差dvが積分され、図
5(c)に示すように、媒体欠陥部通過時(t2)に大
きな位置誤差dxを生み、磁気ヘッドの制御を乱し、結
果として記録再生動作を誤るという問題点を有してい
た。
ような構成では、図5に示すような現象が起きる。図5
は媒体の欠陥部が磁気ヘッドを通過するときの強度信号
と速度誤差と位置誤差の変化を時系列で示したもので、
図5(a)は強度信号、図5(b)は速度誤差、図5
(c)は位置誤差をそれぞれ示す。上記のような従来の
構成では、媒体欠陥あるいは傷の種類によっては、図5
(a)に示すように媒体欠陥部への突入検出時に生じる
遅れ(t1−t0)が大きなものとなり、この(t1−
t0)時間の間に、磁気ヘッドのアクチュエータを位置
ずれ信号としての信頼度を欠く不正確な信号を用いて駆
動し、媒体欠陥検出後に、真の位置ずれ信号の近似信号
である推定された位置ずれ信号を用いても、推定された
位置ずれ信号が正確でないことや、図5(b)に示すよ
うに時刻t1で発生させた速度誤差dvが積分され、図
5(c)に示すように、媒体欠陥部通過時(t2)に大
きな位置誤差dxを生み、磁気ヘッドの制御を乱し、結
果として記録再生動作を誤るという問題点を有してい
た。
【0009】本発明は上記問題点に鑑み、媒体欠陥通過
時に用いられる推定位置ずれ信号を、前回の媒体欠陥通
過後の位置ずれ信号をもとに生成される補正量で補正す
ることで、同じような種類の媒体欠陥に対して媒体欠陥
部を通過する毎に代替位置ずれ信号の精度を向上させ、
学習的に媒体欠陥部分通過後の速度誤差と位置誤差を抑
制させて、記録再生動作の誤りを減少することができる
優れた媒体欠陥対策機能付制御回路を提供するものであ
る。
時に用いられる推定位置ずれ信号を、前回の媒体欠陥通
過後の位置ずれ信号をもとに生成される補正量で補正す
ることで、同じような種類の媒体欠陥に対して媒体欠陥
部を通過する毎に代替位置ずれ信号の精度を向上させ、
学習的に媒体欠陥部分通過後の速度誤差と位置誤差を抑
制させて、記録再生動作の誤りを減少することができる
優れた媒体欠陥対策機能付制御回路を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の媒体欠陥対策機能付制御回路は、位置ずれ
信号推定手段と、アナログ・デジタル変換手段を用いて
変換されたデジタル値の位置ずれ信号を記憶する記憶手
段とを用いて、媒体欠陥手段で媒体欠陥を検出した際
に、前記記憶手段を用いて記憶された位置ずれ信号の時
系列データをもとに媒体欠陥通過中の真の位置ずれ量に
相当する推定位置ずれ信号を生成し、さらに補正量決定
手段を用いて、前回の媒体欠陥部通過後の前記位置ずれ
信号をもとに推定信号補正量を生成するようにし、前記
媒体欠陥検出手段で媒体欠陥を検出した際には、制御用
フィルタの入力信号を推定位置ずれ信号と推定信号の補
正量との和信号(代替位置ずれ信号)に切り換えること
により、同種類の媒体欠陥に対して媒体欠陥部を通過す
る毎に代替位置ずれ信号の精度を向上させ、結果として
学習的に媒体欠陥部分通過後の速度・位置誤差を抑制さ
せて、安定に磁気ヘッドを制御するようにしたものであ
る。
に、本発明の媒体欠陥対策機能付制御回路は、位置ずれ
信号推定手段と、アナログ・デジタル変換手段を用いて
変換されたデジタル値の位置ずれ信号を記憶する記憶手
段とを用いて、媒体欠陥手段で媒体欠陥を検出した際
に、前記記憶手段を用いて記憶された位置ずれ信号の時
系列データをもとに媒体欠陥通過中の真の位置ずれ量に
相当する推定位置ずれ信号を生成し、さらに補正量決定
手段を用いて、前回の媒体欠陥部通過後の前記位置ずれ
信号をもとに推定信号補正量を生成するようにし、前記
媒体欠陥検出手段で媒体欠陥を検出した際には、制御用
フィルタの入力信号を推定位置ずれ信号と推定信号の補
正量との和信号(代替位置ずれ信号)に切り換えること
により、同種類の媒体欠陥に対して媒体欠陥部を通過す
る毎に代替位置ずれ信号の精度を向上させ、結果として
学習的に媒体欠陥部分通過後の速度・位置誤差を抑制さ
せて、安定に磁気ヘッドを制御するようにしたものであ
る。
【0011】
【作用】したがって本発明によれば、記憶手段によって
記憶された位置ずれ信号の時系列データから得られる位
置ずれ信号の推定信号と、媒体欠陥通過後の位置ずれ信
号とをもとにして、媒体欠陥通過毎に繰り返し修正され
る推定信号補正量との和信号を制御の入力信号として用
いることにより、同種類の媒体欠陥に対して学習的に位
置ずれ信号の代替値の精度を向上させることが可能にな
り、媒体欠陥通過直後の速度誤差および位置誤差が減少
する。
記憶された位置ずれ信号の時系列データから得られる位
置ずれ信号の推定信号と、媒体欠陥通過後の位置ずれ信
号とをもとにして、媒体欠陥通過毎に繰り返し修正され
る推定信号補正量との和信号を制御の入力信号として用
いることにより、同種類の媒体欠陥に対して学習的に位
置ずれ信号の代替値の精度を向上させることが可能にな
り、媒体欠陥通過直後の速度誤差および位置誤差が減少
する。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例における媒体欠陥対策
機能付制御回路について、図面を参照しながら説明す
る。
機能付制御回路について、図面を参照しながら説明す
る。
【0013】図1は、本発明の実施例における媒体欠陥
対策機能付制御回路のブロック図である。図1におい
て、1は位置ずれ信号検出手段であり、光検出素子の出
力信号から磁気ヘッドと媒体との相対位置ずれ量を検出
する。2は強度信号検出手段であり、同じく光検出素子
の出力信号から再生信号の強度を検出する。3および4
はサンプラであり、それぞれ位置ずれ信号検出手段1と
強度信号検出手段2の出力信号を標本化する。5および
6はそれぞれアナログ・デジタル変換器である。7は記
憶手段であり、アナログ・デジタル変換器5の出力であ
るデジタル化された位置ずれ信号を時系列データとして
記憶する。8は位置ずれ信号推定手段であり、記憶手段
7に記憶された時系列データから媒体欠陥通過中の真の
位置ずれ信号を推定する。9は媒体欠陥検出手段であ
り、アナログ・デジタル変換器6の出力であるデジタル
化された強度信号としきい値とを比較して、磁気ヘッド
が媒体欠陥上に位置するか否かを判定する。10は切り
換えスイッチであり、媒体欠陥検出手段9の判定により
切り換えられる。11は補正量決定手段であり、媒体欠
陥通過後に得られる位置ずれ信号の大きさにより補正量
を修正する。12は制御用フィルタ、13は磁気ヘッド
駆動手段である。媒体欠陥検出の際は、位置ずれ信号推
定手段8により推定される信号と、補正量決定手段11
の生成する補正量の和を制御用フィルタ12への入力信
号とし、制御用フィルタ12の出力を磁気ヘッド駆動手
段13に入力することによって磁気ヘッドが制御され
る。
対策機能付制御回路のブロック図である。図1におい
て、1は位置ずれ信号検出手段であり、光検出素子の出
力信号から磁気ヘッドと媒体との相対位置ずれ量を検出
する。2は強度信号検出手段であり、同じく光検出素子
の出力信号から再生信号の強度を検出する。3および4
はサンプラであり、それぞれ位置ずれ信号検出手段1と
強度信号検出手段2の出力信号を標本化する。5および
6はそれぞれアナログ・デジタル変換器である。7は記
憶手段であり、アナログ・デジタル変換器5の出力であ
るデジタル化された位置ずれ信号を時系列データとして
記憶する。8は位置ずれ信号推定手段であり、記憶手段
7に記憶された時系列データから媒体欠陥通過中の真の
位置ずれ信号を推定する。9は媒体欠陥検出手段であ
り、アナログ・デジタル変換器6の出力であるデジタル
化された強度信号としきい値とを比較して、磁気ヘッド
が媒体欠陥上に位置するか否かを判定する。10は切り
換えスイッチであり、媒体欠陥検出手段9の判定により
切り換えられる。11は補正量決定手段であり、媒体欠
陥通過後に得られる位置ずれ信号の大きさにより補正量
を修正する。12は制御用フィルタ、13は磁気ヘッド
駆動手段である。媒体欠陥検出の際は、位置ずれ信号推
定手段8により推定される信号と、補正量決定手段11
の生成する補正量の和を制御用フィルタ12への入力信
号とし、制御用フィルタ12の出力を磁気ヘッド駆動手
段13に入力することによって磁気ヘッドが制御され
る。
【0014】以上のように構成された媒体欠陥対策機能
付制御回路について、以下図1を用いてその動作を説明
する。
付制御回路について、以下図1を用いてその動作を説明
する。
【0015】まず、各信号および補正量の記号を定義す
る。Eは位置ずれ信号検出手段1で検出されアナログ・
デジタル変換器5によってデジタル値に変換された位置
ずれ信号である。EAは位置ずれ信号推定手段8によっ
て推定された位置ずれ信号である。δは補正量決定手段
11によって決定される推定位置ずれ信号の補正量であ
る。E0は代替位置ずれ信号であり、推定位置ずれ信号
EAとその補正量δの和信号である。
る。Eは位置ずれ信号検出手段1で検出されアナログ・
デジタル変換器5によってデジタル値に変換された位置
ずれ信号である。EAは位置ずれ信号推定手段8によっ
て推定された位置ずれ信号である。δは補正量決定手段
11によって決定される推定位置ずれ信号の補正量であ
る。E0は代替位置ずれ信号であり、推定位置ずれ信号
EAとその補正量δの和信号である。
【0016】標本化周期毎に以下の動作が行われる。ま
ず、位置ずれ信号検出手段1によって検出された位置ず
れ信号および強度信号検出手段2によって検出された強
度信号をそれぞれサンプル3とサンプル4によって標本
化し、それぞれアナログ・デジタル変換器5とアナログ
・デジダル変換器6によってデジタル値化した信号を得
る。次に媒体欠陥検出手段9では、デジタル値化された
強度信号としきい値をもとに媒体欠陥に突入したかどう
か、媒体欠陥を脱出したかどうかを判断する。媒体欠陥
が存在しない間は切り換えスイッチ10はA側に切り換
えられており、位置ずれ信号検出手段1で検出され、ア
ナログ・デジタル変換器5でデジタル値に変換された位
置ずれ信号Eを制御用フィルタ12へ入力し、その制御
出力を磁気ヘッド駆動手段13へ入力して磁気ヘッド位
置を目標値に追従させる。この時、上記動作と並行して
デジタル値化された位置ずれ信号Eが記憶手段7により
時系列データとして記憶される。
ず、位置ずれ信号検出手段1によって検出された位置ず
れ信号および強度信号検出手段2によって検出された強
度信号をそれぞれサンプル3とサンプル4によって標本
化し、それぞれアナログ・デジタル変換器5とアナログ
・デジダル変換器6によってデジタル値化した信号を得
る。次に媒体欠陥検出手段9では、デジタル値化された
強度信号としきい値をもとに媒体欠陥に突入したかどう
か、媒体欠陥を脱出したかどうかを判断する。媒体欠陥
が存在しない間は切り換えスイッチ10はA側に切り換
えられており、位置ずれ信号検出手段1で検出され、ア
ナログ・デジタル変換器5でデジタル値に変換された位
置ずれ信号Eを制御用フィルタ12へ入力し、その制御
出力を磁気ヘッド駆動手段13へ入力して磁気ヘッド位
置を目標値に追従させる。この時、上記動作と並行して
デジタル値化された位置ずれ信号Eが記憶手段7により
時系列データとして記憶される。
【0017】媒体欠陥検出手段9が媒体欠陥突入を検出
したときは、切り換えスイッチ10をB側に切り換える
と同時に記憶手段7に記憶された位置ずれ信号の時系列
データから媒体欠陥部突入前の位置ずれ信号列を抜き出
す。さらに位置ずれ信号推定手段8では、記憶手段7に
記憶された位置ずれ信号の時系列データを用いて媒体欠
陥箇所通過中の真の位置ずれ信号の近似値である推定位
置ずれ信号EAを算出する。この推定位置ずれ信号E
Aに、補正量決定手段11で算出されている補正量δを
加算した代替位置ずれ信号E0を制御用フィルタ12に
入力信号として与え、制御用フィルタ12の制御出力を
磁気ヘッド駆動手段13へ入力し、磁気ヘッドを制御す
る。この操作を媒体欠陥を通過し終わるまで標本化周期
毎に行う。
したときは、切り換えスイッチ10をB側に切り換える
と同時に記憶手段7に記憶された位置ずれ信号の時系列
データから媒体欠陥部突入前の位置ずれ信号列を抜き出
す。さらに位置ずれ信号推定手段8では、記憶手段7に
記憶された位置ずれ信号の時系列データを用いて媒体欠
陥箇所通過中の真の位置ずれ信号の近似値である推定位
置ずれ信号EAを算出する。この推定位置ずれ信号E
Aに、補正量決定手段11で算出されている補正量δを
加算した代替位置ずれ信号E0を制御用フィルタ12に
入力信号として与え、制御用フィルタ12の制御出力を
磁気ヘッド駆動手段13へ入力し、磁気ヘッドを制御す
る。この操作を媒体欠陥を通過し終わるまで標本化周期
毎に行う。
【0018】媒体欠陥部を通過し終わると、媒体欠陥検
出手段9は切り換えスイッチ10をA側に戻して媒体欠
陥が存在しない時のモードに戻る。このとき補正量決定
手段11では、位置ずれ信号検出手段1で検出される実
際の位置ずれ信号Eを用いて補正量δを修正する。
出手段9は切り換えスイッチ10をA側に戻して媒体欠
陥が存在しない時のモードに戻る。このとき補正量決定
手段11では、位置ずれ信号検出手段1で検出される実
際の位置ずれ信号Eを用いて補正量δを修正する。
【0019】次に、補正量δの修正手順を説明する。図
2は補正量の修正手順を示すフローチャートである。図
2(a)は補正量決定法の一例を、図2(b)は同じく
補正量決定法の別の例を示す。図1および図2におい
て、位置ずれ信号検出手段1と強度信号検出手段2は、
それぞれ位置ずれ信号Eおよび強度信号を標本化周期毎
に検出する(ステップ21)。強度信号によって媒体欠
陥検出手段9は媒体欠陥を脱出したかどうかを判断する
(ステップ22)。媒体欠陥から脱出し終わっていなけ
れば再びステップ21に戻る。媒体欠陥から脱出した場
合には、補正量決定手段11は位置ずれ信号検出手段1
によって得られる位置ずれ信号Eと、適当に定めたしき
い値とを比較し、このしきい値を越えていれば位置ずれ
信号の極性を考慮しながら補正量δを修正する。位置ず
れ信号Eがしきい値を越えていなければ、補正量δは変
化させない。
2は補正量の修正手順を示すフローチャートである。図
2(a)は補正量決定法の一例を、図2(b)は同じく
補正量決定法の別の例を示す。図1および図2におい
て、位置ずれ信号検出手段1と強度信号検出手段2は、
それぞれ位置ずれ信号Eおよび強度信号を標本化周期毎
に検出する(ステップ21)。強度信号によって媒体欠
陥検出手段9は媒体欠陥を脱出したかどうかを判断する
(ステップ22)。媒体欠陥から脱出し終わっていなけ
れば再びステップ21に戻る。媒体欠陥から脱出した場
合には、補正量決定手段11は位置ずれ信号検出手段1
によって得られる位置ずれ信号Eと、適当に定めたしき
い値とを比較し、このしきい値を越えていれば位置ずれ
信号の極性を考慮しながら補正量δを修正する。位置ず
れ信号Eがしきい値を越えていなければ、補正量δは変
化させない。
【0020】補正量修正方法としては、図2(a)のよ
うに位置ずれ信号Eがしきい値の上限以上であれば(ス
テップ23)、補正量δに修正量Δを加え(ステップ2
5)、逆に位置ずれ信号Eがしきい値の下限以下であれ
ば(ステップ24)、補正量δから修正量Δを引く(ス
テップ26)方法を用いればよい。また別の方法として
は図2(a)の破線で囲まれた領域を図2(b)のよう
にして、位置ずれ信号Eの絶対値があるしきい値を越え
たときに(ステップ27)、補正量δの修正量として位
置ずれ信号Eに定数Kを乗じた値を用いる(ステップ2
8)ことも可能である。
うに位置ずれ信号Eがしきい値の上限以上であれば(ス
テップ23)、補正量δに修正量Δを加え(ステップ2
5)、逆に位置ずれ信号Eがしきい値の下限以下であれ
ば(ステップ24)、補正量δから修正量Δを引く(ス
テップ26)方法を用いればよい。また別の方法として
は図2(a)の破線で囲まれた領域を図2(b)のよう
にして、位置ずれ信号Eの絶対値があるしきい値を越え
たときに(ステップ27)、補正量δの修正量として位
置ずれ信号Eに定数Kを乗じた値を用いる(ステップ2
8)ことも可能である。
【0021】次に補正量を算出する補正量決定手段11
の動作を使用媒体として光ディスクあるいはコンパクト
ディスクを用いて再生を行う場合について説明する。図
3は補正量決定手段11による補正量を用いたときに速
度誤差および位置誤差が相殺される様子を時系列で示し
た図である。図3において、図3(a)は媒体欠陥部通
過時の強度信号をアナログ値として表現した波形であ
り、しきい値と比較され時刻t1で媒体欠陥部に突入し
たことが検出され、時刻t2で媒体欠陥部を通過し終わ
ったと判断される。時刻t0は真の欠陥突入時間であ
る。図3(b)は、同タイミングにおける位置ずれ信号
検出手段1で得られる位置ずれ信号の波形であり、点線
で示されたレベルは真の位置ずれ信号レベルである。図
3(c)は、同タイミングの制御用フィルタ12に入力
される位置ずれ信号の波形であり、時刻t1からt2にお
いては位置ずれ信号検出手段1により得られた位置ずれ
信号Eに代え、前述の推定位置ずれ信号EAに補正量δ
を加えた信号を用いている。図3(d)は同タイミング
の速度誤差の変化の状態を示し、図3(e)は同タイミ
ングの位置誤差の変化の状態を示すものである。
の動作を使用媒体として光ディスクあるいはコンパクト
ディスクを用いて再生を行う場合について説明する。図
3は補正量決定手段11による補正量を用いたときに速
度誤差および位置誤差が相殺される様子を時系列で示し
た図である。図3において、図3(a)は媒体欠陥部通
過時の強度信号をアナログ値として表現した波形であ
り、しきい値と比較され時刻t1で媒体欠陥部に突入し
たことが検出され、時刻t2で媒体欠陥部を通過し終わ
ったと判断される。時刻t0は真の欠陥突入時間であ
る。図3(b)は、同タイミングにおける位置ずれ信号
検出手段1で得られる位置ずれ信号の波形であり、点線
で示されたレベルは真の位置ずれ信号レベルである。図
3(c)は、同タイミングの制御用フィルタ12に入力
される位置ずれ信号の波形であり、時刻t1からt2にお
いては位置ずれ信号検出手段1により得られた位置ずれ
信号Eに代え、前述の推定位置ずれ信号EAに補正量δ
を加えた信号を用いている。図3(d)は同タイミング
の速度誤差の変化の状態を示し、図3(e)は同タイミ
ングの位置誤差の変化の状態を示すものである。
【0022】図3(b)において、位置ずれ信号検出手
段1により得られる位置ずれ信号Eが時刻t1よりt2の
間、回路で決定される電気的オフセットレベルに近づく
のは媒体欠陥部を磁気ヘッドが通過するときは光ディテ
クタに入力される反射光量(すなわち強度信号)がゼロ
に近づき、分割された光ディテクタの差動信号である位
置ずれ信号Eの値はゼロレベルに近づく。これにより位
置ずれ信号Eのレベルは電気的オフセットレベルに収束
することになる。図3(b)で点線で示されたレベルは
真の、すなわち媒体欠陥が存在しなかったときの位置ず
れ信号レベルを示していて、この値は記憶手段7および
位置ずれ信号推定手段8を用いて算出される。具体的に
は時刻t0時の位置ずれ信号レベルをホールドしたり、
あるいは隣接する数点の位置ずれ信号から時間軸上の外
挿を行うことで実現される。
段1により得られる位置ずれ信号Eが時刻t1よりt2の
間、回路で決定される電気的オフセットレベルに近づく
のは媒体欠陥部を磁気ヘッドが通過するときは光ディテ
クタに入力される反射光量(すなわち強度信号)がゼロ
に近づき、分割された光ディテクタの差動信号である位
置ずれ信号Eの値はゼロレベルに近づく。これにより位
置ずれ信号Eのレベルは電気的オフセットレベルに収束
することになる。図3(b)で点線で示されたレベルは
真の、すなわち媒体欠陥が存在しなかったときの位置ず
れ信号レベルを示していて、この値は記憶手段7および
位置ずれ信号推定手段8を用いて算出される。具体的に
は時刻t0時の位置ずれ信号レベルをホールドしたり、
あるいは隣接する数点の位置ずれ信号から時間軸上の外
挿を行うことで実現される。
【0023】図3(c)において、実線で示される波形
は制御用フィルタ12に入力される位置ずれ信号であ
り、時刻t1からt2の間では図3(b)に示す位置ずれ
信号は用いられていない。時刻t0からt1の間は媒体欠
陥の検出判断が下せない時間であり、この区間は図3
(b)に示す位置ずれ信号が用いられる。そのため、一
点鎖線で示されるような欠陥部突入直前の位置ずれ信号
を用いる従来の推定信号E Aでは真の位置ずれ信号レベ
ルとの差(時刻t0〜t1の間の信号)が誤差の信号とな
り、図3(d),図3(e)において一点鎖線で示すよ
うな速度誤差と位置誤差が生じる。この速度誤差および
位置誤差は媒体欠陥の種類や大きさによって異なるた
め、補正量δを予め設定しておくことは不可能である。
そこで、媒体欠陥通過完了(時刻t2)毎に位置ずれ信
号検出手段1によって得られる位置ずれ信号Eの大きさ
をもとに補正量δを修正する方法を用いる。具体的に
は、図3(c)に示すように時刻t2以降に現れる位置
ずれ信号Eの最初のオーバーシュートが適当に定めた上
限または下限のしきい値を越えている場合には、図2に
おいて、ステップ23〜ステップ26に示すように、補
正量δを位置ずれ信号Eの大きさによって決まる値Δを
用いて修正する。これを、繰り返し行うことにより、代
替位置ずれ信号E0の精度を向上させ、時刻t2での位置
ずれ誤差を学習的に小さくすることが可能となる。とく
に媒体欠陥が同じ種類の場合に有効となる。
は制御用フィルタ12に入力される位置ずれ信号であ
り、時刻t1からt2の間では図3(b)に示す位置ずれ
信号は用いられていない。時刻t0からt1の間は媒体欠
陥の検出判断が下せない時間であり、この区間は図3
(b)に示す位置ずれ信号が用いられる。そのため、一
点鎖線で示されるような欠陥部突入直前の位置ずれ信号
を用いる従来の推定信号E Aでは真の位置ずれ信号レベ
ルとの差(時刻t0〜t1の間の信号)が誤差の信号とな
り、図3(d),図3(e)において一点鎖線で示すよ
うな速度誤差と位置誤差が生じる。この速度誤差および
位置誤差は媒体欠陥の種類や大きさによって異なるた
め、補正量δを予め設定しておくことは不可能である。
そこで、媒体欠陥通過完了(時刻t2)毎に位置ずれ信
号検出手段1によって得られる位置ずれ信号Eの大きさ
をもとに補正量δを修正する方法を用いる。具体的に
は、図3(c)に示すように時刻t2以降に現れる位置
ずれ信号Eの最初のオーバーシュートが適当に定めた上
限または下限のしきい値を越えている場合には、図2に
おいて、ステップ23〜ステップ26に示すように、補
正量δを位置ずれ信号Eの大きさによって決まる値Δを
用いて修正する。これを、繰り返し行うことにより、代
替位置ずれ信号E0の精度を向上させ、時刻t2での位置
ずれ誤差を学習的に小さくすることが可能となる。とく
に媒体欠陥が同じ種類の場合に有効となる。
【0024】以上のように本発明によれば、位置ずれ信
号の時系列データと補正量決定手段11を用いることに
より媒体欠陥検出遅れに起因する速度誤差および位置誤
差や、従来の推定信号では改善できなかった速度誤差お
よび位置誤差を減少させることが可能であり、媒体欠陥
の存在に対して安定に磁気ヘッドを制御することができ
る。
号の時系列データと補正量決定手段11を用いることに
より媒体欠陥検出遅れに起因する速度誤差および位置誤
差や、従来の推定信号では改善できなかった速度誤差お
よび位置誤差を減少させることが可能であり、媒体欠陥
の存在に対して安定に磁気ヘッドを制御することができ
る。
【0025】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、媒体欠陥通過時の推定位置ずれ信号を媒体欠陥通過
後の位置ずれ信号をもとに補正する方法を用いることに
より、媒体欠陥通過後の速度誤差および位置誤差を減少
させ、磁気ヘッドの位置を必要とされる位置決め制御精
度内に速やかに収束させ、結果として媒体欠陥部を除い
たエリアの記録再生動作の誤りを減少させることができ
るという効果を有する。
に、媒体欠陥通過時の推定位置ずれ信号を媒体欠陥通過
後の位置ずれ信号をもとに補正する方法を用いることに
より、媒体欠陥通過後の速度誤差および位置誤差を減少
させ、磁気ヘッドの位置を必要とされる位置決め制御精
度内に速やかに収束させ、結果として媒体欠陥部を除い
たエリアの記録再生動作の誤りを減少させることができ
るという効果を有する。
【図1】本発明一実施例における媒体欠陥対策機能付制
御回路のブロック図
御回路のブロック図
【図2】同じく補正量の修正手順のフローチャート (a)は補正量決定法の一例 (b)は補正量決定法の別の例
【図3】同じく速度誤差と位置誤差の減少経過を示す波
形図 (a)は媒体欠陥部通過時の強度信号の波形 (b)は媒体欠陥部通過時の位置ずれ信号の波形 (c)は制御用フィルタに入力される位置ずれ信号の波
形 (d)は速度誤差の変化の状態 (e)は位置誤差の変化の状態
形図 (a)は媒体欠陥部通過時の強度信号の波形 (b)は媒体欠陥部通過時の位置ずれ信号の波形 (c)は制御用フィルタに入力される位置ずれ信号の波
形 (d)は速度誤差の変化の状態 (e)は位置誤差の変化の状態
【図4】従来の媒体欠陥対策機能付制御回路のブロック
図
図
【図5】同じく媒体欠陥通過時の強度信号と位置誤差と
速度誤差の経過を示す波形図 (a)は強度信号の波形 (b)は速度誤差の変化の状態 (c)は位置誤差の変化の状態
速度誤差の経過を示す波形図 (a)は強度信号の波形 (b)は速度誤差の変化の状態 (c)は位置誤差の変化の状態
1 位置ずれ信号検出手段 2 強度信号検出手段 5 アナログ・デジタル変換器 6 アナログ・デジタル変換器 7 記憶手段 8 位置ずれ信号推定手段 9 媒体欠陥検出手段 11 補正量決定手段 12 制御用フィルタ 13 磁気ヘッド駆動手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 媒体欠陥対策機能付制御回路
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転する媒体を用いて
情報の記録または再生を行う記録再生装置の信号用ヘッ
ド位置決め装置に用いる媒体欠陥対策機能付制御回路に
関する。
情報の記録または再生を行う記録再生装置の信号用ヘッ
ド位置決め装置に用いる媒体欠陥対策機能付制御回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスク,磁気ディスク,コン
パクトディスク,フロッピーディスク等、回転する媒体
を使用した情報記録再生装置の信号用ヘッド位置決め装
置においては、媒体欠陥対策機能付制御回路によって、
媒体欠陥箇所が信号用ヘッドを通過した時に信号検出素
子の出力信号から得られる信号用ヘッドと媒体の相対位
置ずれを示す位置ずれ信号、あるいは再生信号の強度を
示す強度信号の変化から媒体欠陥を検出し、その後、不
正確な位置ずれ信号の代わりに位置ずれ信号の平均値あ
るいは推定値に切り換えて、信号用ヘッドの動きの乱れ
を抑止する方法が取られている。
パクトディスク,フロッピーディスク等、回転する媒体
を使用した情報記録再生装置の信号用ヘッド位置決め装
置においては、媒体欠陥対策機能付制御回路によって、
媒体欠陥箇所が信号用ヘッドを通過した時に信号検出素
子の出力信号から得られる信号用ヘッドと媒体の相対位
置ずれを示す位置ずれ信号、あるいは再生信号の強度を
示す強度信号の変化から媒体欠陥を検出し、その後、不
正確な位置ずれ信号の代わりに位置ずれ信号の平均値あ
るいは推定値に切り換えて、信号用ヘッドの動きの乱れ
を抑止する方法が取られている。
【0003】以下、図面を参照しながら、従来の媒体欠
陥対策機能付制御回路の一例について説明する。
陥対策機能付制御回路の一例について説明する。
【0004】図4は従来の媒体欠陥対策機能付制御回路
のブロック図を示すものである。図4において、41は
媒体欠陥検出手段、42は切り換えスイッチ、43は制
御用フィルタ、44は信号用ヘッド駆動手段、45は位
置ずれ信号検出手段、46は位置ずれ信号推定手段であ
り、媒体欠陥部通過中の真の位置ずれ信号を推定する。
47は強度信号検出手段である。
のブロック図を示すものである。図4において、41は
媒体欠陥検出手段、42は切り換えスイッチ、43は制
御用フィルタ、44は信号用ヘッド駆動手段、45は位
置ずれ信号検出手段、46は位置ずれ信号推定手段であ
り、媒体欠陥部通過中の真の位置ずれ信号を推定する。
47は強度信号検出手段である。
【0005】以上のように構成された従来の媒体欠陥対
策機能付制御回路について、以下その動作を説明する。
策機能付制御回路について、以下その動作を説明する。
【0006】媒体欠陥部以外を光ヘッド、磁気ヘッド等
の信号用ヘッド(以下、単に「ヘッド」という。)が通
過中においては、スイッチ42はA側に倒れており、媒
体目標位置とヘッド位置との位置ずれを位置ずれ信号検
出手段45が検出し、この位置ずれ信号を制御用フィル
タ43に入力し、その出力をヘッド駆動手段44に入力
して、ヘッドを駆動して、ヘッドが媒体目標位置に来る
ようにヘッドを制御する。この時、媒体目標位置とヘッ
ド位置との位置ずれ信号は、位置ずれ信号推定手段46
に入力され媒体欠陥検出時に推定される信号を生成する
準備が行われる。具体的には、位置ずれ信号推定手段4
6は適当な時定数を持ったローパスフィルタや時間軸上
で位置ずれ信号を外挿する手段で実現される。媒体欠陥
検出手段41は、ヘッドからの出力信号を用いて得られ
る強度信号検出手段47の強度信号の変化を用いて欠陥
を検出する。具体的には、例えばコンパクトディスク装
置や光ディスク装置では、媒体からの反射光量を示す信
号、すなわちフォーカス、あるいはトラッキングエラー
信号を検出するディテクタの和信号が媒体欠陥通過中に
は、反射光のない時のレベルに近づく現象を用いて、予
め定めたしきい値と前記ディテクタの和信号のレベルと
を比較して媒体欠陥部への突入および脱出検出を行う。
媒体欠陥箇所をヘッドが通過時は、媒体欠陥検出手段4
1はスイッチ42をB側に切り換えるように駆動する。
位置ずれ信号推定手段46によって推定された位置ずれ
信号を制御用フィルタ43の入力とし、ヘッドを制御す
る。
の信号用ヘッド(以下、単に「ヘッド」という。)が通
過中においては、スイッチ42はA側に倒れており、媒
体目標位置とヘッド位置との位置ずれを位置ずれ信号検
出手段45が検出し、この位置ずれ信号を制御用フィル
タ43に入力し、その出力をヘッド駆動手段44に入力
して、ヘッドを駆動して、ヘッドが媒体目標位置に来る
ようにヘッドを制御する。この時、媒体目標位置とヘッ
ド位置との位置ずれ信号は、位置ずれ信号推定手段46
に入力され媒体欠陥検出時に推定される信号を生成する
準備が行われる。具体的には、位置ずれ信号推定手段4
6は適当な時定数を持ったローパスフィルタや時間軸上
で位置ずれ信号を外挿する手段で実現される。媒体欠陥
検出手段41は、ヘッドからの出力信号を用いて得られ
る強度信号検出手段47の強度信号の変化を用いて欠陥
を検出する。具体的には、例えばコンパクトディスク装
置や光ディスク装置では、媒体からの反射光量を示す信
号、すなわちフォーカス、あるいはトラッキングエラー
信号を検出するディテクタの和信号が媒体欠陥通過中に
は、反射光のない時のレベルに近づく現象を用いて、予
め定めたしきい値と前記ディテクタの和信号のレベルと
を比較して媒体欠陥部への突入および脱出検出を行う。
媒体欠陥箇所をヘッドが通過時は、媒体欠陥検出手段4
1はスイッチ42をB側に切り換えるように駆動する。
位置ずれ信号推定手段46によって推定された位置ずれ
信号を制御用フィルタ43の入力とし、ヘッドを制御す
る。
【0007】このように、上記従来の媒体欠陥対策機能
付制御回路でも、媒体欠陥部分の大きさが小さく、欠陥
検出遅れによるアクチュエータ誤駆動による速度、位置
誤差の影響が小さい場合は、ヘッドの動きの乱れは少な
く抑えることができ、結果として記録再生動作を誤るこ
となく制御が行える。
付制御回路でも、媒体欠陥部分の大きさが小さく、欠陥
検出遅れによるアクチュエータ誤駆動による速度、位置
誤差の影響が小さい場合は、ヘッドの動きの乱れは少な
く抑えることができ、結果として記録再生動作を誤るこ
となく制御が行える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、図5に示すような現象が起きる。図5
は媒体の欠陥部がヘッドを通過するときの強度信号と速
度誤差と位置誤差の変化を時系列で示したもので、図5
(a)は強度信号、図5(b)は速度誤差、図5(c)
は位置誤差をそれぞれ示す。上記のような従来の構成で
は、媒体欠陥あるいは傷の種類によっては、図5(a)
に示すように媒体欠陥部への突入検出時に生じる遅れ
(t1−t0)が大きなものとなり、この(t1−t0)時
間の間に、ヘッドのアクチュエータを位置ずれ信号とし
ての信頼度を欠く不正確な信号を用いて駆動し、媒体欠
陥検出後に、真の位置ずれ信号の近似信号である推定さ
れた位置ずれ信号を用いても、推定された位置ずれ信号
が正確でないことや、図5(b)に示すように時刻t1
で発生させた速度誤差dvが積分され、図5(c)に示
すように、媒体欠陥部通過時(t2)に大きな位置誤差
dxを生み、ヘッドの制御を乱し、結果として記録再生
動作を誤るという問題点を有していた。
ような構成では、図5に示すような現象が起きる。図5
は媒体の欠陥部がヘッドを通過するときの強度信号と速
度誤差と位置誤差の変化を時系列で示したもので、図5
(a)は強度信号、図5(b)は速度誤差、図5(c)
は位置誤差をそれぞれ示す。上記のような従来の構成で
は、媒体欠陥あるいは傷の種類によっては、図5(a)
に示すように媒体欠陥部への突入検出時に生じる遅れ
(t1−t0)が大きなものとなり、この(t1−t0)時
間の間に、ヘッドのアクチュエータを位置ずれ信号とし
ての信頼度を欠く不正確な信号を用いて駆動し、媒体欠
陥検出後に、真の位置ずれ信号の近似信号である推定さ
れた位置ずれ信号を用いても、推定された位置ずれ信号
が正確でないことや、図5(b)に示すように時刻t1
で発生させた速度誤差dvが積分され、図5(c)に示
すように、媒体欠陥部通過時(t2)に大きな位置誤差
dxを生み、ヘッドの制御を乱し、結果として記録再生
動作を誤るという問題点を有していた。
【0009】本発明は上記問題点に鑑み、媒体欠陥通過
時に用いられる推定位置ずれ信号を、前回の媒体欠陥通
過後の位置ずれ信号をもとに生成される補正量で補正す
ることで、同じような種類の媒体欠陥に対して媒体欠陥
部を通過する毎に代替位置ずれ信号の精度を向上させ、
学習的に媒体欠陥部分通過後の速度誤差と位置誤差を抑
制させて、記録再生動作の誤りを減少することができる
優れた媒体欠陥対策機能付制御回路を提供するものであ
る。
時に用いられる推定位置ずれ信号を、前回の媒体欠陥通
過後の位置ずれ信号をもとに生成される補正量で補正す
ることで、同じような種類の媒体欠陥に対して媒体欠陥
部を通過する毎に代替位置ずれ信号の精度を向上させ、
学習的に媒体欠陥部分通過後の速度誤差と位置誤差を抑
制させて、記録再生動作の誤りを減少することができる
優れた媒体欠陥対策機能付制御回路を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の媒体欠陥対策機能付制御回路は、位置ずれ
信号推定手段と、アナログ・デジタル変換手段を用いて
変換されたデジタル値の位置ずれ信号を記憶する記憶手
段とを用いて、媒体欠陥手段で媒体欠陥を検出した際
に、前記記憶手段を用いて記憶された位置ずれ信号の時
系列データをもとに媒体欠陥通過中の真の位置ずれ量に
相当する推定位置ずれ信号を生成し、さらに補正量決定
手段を用いて、前回の媒体欠陥部通過後の前記位置ずれ
信号をもとに推定信号補正量を生成するようにし、前記
媒体欠陥検出手段で媒体欠陥を検出した際には、制御用
フィルタの入力信号を推定位置ずれ信号と推定信号の補
正量との和信号(代替位置ずれ信号)に切り換えること
により、同種類の媒体欠陥に対して媒体欠陥部を通過す
る毎に代替位置ずれ信号の精度を向上させ、結果として
学習的に媒体欠陥部分通過後の速度・位置誤差を抑制さ
せて、安定にヘッドを制御するようにしたものである。
に、本発明の媒体欠陥対策機能付制御回路は、位置ずれ
信号推定手段と、アナログ・デジタル変換手段を用いて
変換されたデジタル値の位置ずれ信号を記憶する記憶手
段とを用いて、媒体欠陥手段で媒体欠陥を検出した際
に、前記記憶手段を用いて記憶された位置ずれ信号の時
系列データをもとに媒体欠陥通過中の真の位置ずれ量に
相当する推定位置ずれ信号を生成し、さらに補正量決定
手段を用いて、前回の媒体欠陥部通過後の前記位置ずれ
信号をもとに推定信号補正量を生成するようにし、前記
媒体欠陥検出手段で媒体欠陥を検出した際には、制御用
フィルタの入力信号を推定位置ずれ信号と推定信号の補
正量との和信号(代替位置ずれ信号)に切り換えること
により、同種類の媒体欠陥に対して媒体欠陥部を通過す
る毎に代替位置ずれ信号の精度を向上させ、結果として
学習的に媒体欠陥部分通過後の速度・位置誤差を抑制さ
せて、安定にヘッドを制御するようにしたものである。
【0011】
【作用】したがって本発明によれば、記憶手段によって
記憶された位置ずれ信号の時系列データから得られる位
置ずれ信号の推定信号と、媒体欠陥通過後の位置ずれ信
号とをもとにして、媒体欠陥通過毎に繰り返し修正され
る推定信号補正量との和信号を制御の入力信号として用
いることにより、同種類の媒体欠陥に対して学習的に位
置ずれ信号の代替値の精度を向上させることが可能にな
り、媒体欠陥通過直後の速度誤差および位置誤差が減少
する。
記憶された位置ずれ信号の時系列データから得られる位
置ずれ信号の推定信号と、媒体欠陥通過後の位置ずれ信
号とをもとにして、媒体欠陥通過毎に繰り返し修正され
る推定信号補正量との和信号を制御の入力信号として用
いることにより、同種類の媒体欠陥に対して学習的に位
置ずれ信号の代替値の精度を向上させることが可能にな
り、媒体欠陥通過直後の速度誤差および位置誤差が減少
する。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例における媒体欠陥対策
機能付制御回路について、図面を参照しながら説明す
る。
機能付制御回路について、図面を参照しながら説明す
る。
【0013】図1は、本発明の実施例における媒体欠陥
対策機能付制御回路のブロック図である。図1におい
て、1は位置ずれ信号検出手段であり、信号検出素子の
出力信号からヘッドと媒体との相対位置ずれ量を検出す
る。2は強度信号検出手段であり、同じく信号検出素子
の出力信号から再生信号の強度を検出する。3および4
はサンプラであり、それぞれ位置ずれ信号検出手段1と
強度信号検出手段2の出力信号を標本化する。5および
6はそれぞれアナログ・デジタル変換器である。7は記
憶手段であり、アナログ・デジタル変換器5の出力であ
るデジタル化された位置ずれ信号を時系列データとして
記憶する。8は位置ずれ信号推定手段であり、記憶手段
7に記憶された時系列データから媒体欠陥通過中の真の
位置ずれ信号を推定する。9は媒体欠陥検出手段であ
り、アナログ・デジタル変換器6の出力であるデジタル
化された強度信号としきい値とを比較して、ヘッドが媒
体欠陥上に位置するか否かを判定する。10は切り換え
スイッチであり、媒体欠陥検出手段9の判定により切り
換えられる。11は補正量決定手段であり、媒体欠陥通
過後に得られる位置ずれ信号の大きさにより補正量を修
正する。12は制御用フィルタ、13はヘッド駆動手段
である。媒体欠陥検出の際は、位置ずれ信号推定手段8
により推定される信号と、補正量決定手段11の生成す
る補正量の和を制御用フィルタ12への入力信号とし、
制御用フィルタ12の出力をヘッド駆動手段13に入力
することによってヘッドが制御される。
対策機能付制御回路のブロック図である。図1におい
て、1は位置ずれ信号検出手段であり、信号検出素子の
出力信号からヘッドと媒体との相対位置ずれ量を検出す
る。2は強度信号検出手段であり、同じく信号検出素子
の出力信号から再生信号の強度を検出する。3および4
はサンプラであり、それぞれ位置ずれ信号検出手段1と
強度信号検出手段2の出力信号を標本化する。5および
6はそれぞれアナログ・デジタル変換器である。7は記
憶手段であり、アナログ・デジタル変換器5の出力であ
るデジタル化された位置ずれ信号を時系列データとして
記憶する。8は位置ずれ信号推定手段であり、記憶手段
7に記憶された時系列データから媒体欠陥通過中の真の
位置ずれ信号を推定する。9は媒体欠陥検出手段であ
り、アナログ・デジタル変換器6の出力であるデジタル
化された強度信号としきい値とを比較して、ヘッドが媒
体欠陥上に位置するか否かを判定する。10は切り換え
スイッチであり、媒体欠陥検出手段9の判定により切り
換えられる。11は補正量決定手段であり、媒体欠陥通
過後に得られる位置ずれ信号の大きさにより補正量を修
正する。12は制御用フィルタ、13はヘッド駆動手段
である。媒体欠陥検出の際は、位置ずれ信号推定手段8
により推定される信号と、補正量決定手段11の生成す
る補正量の和を制御用フィルタ12への入力信号とし、
制御用フィルタ12の出力をヘッド駆動手段13に入力
することによってヘッドが制御される。
【0014】以上のように構成された媒体欠陥対策機能
付制御回路について、以下図1を用いてその動作を説明
する。
付制御回路について、以下図1を用いてその動作を説明
する。
【0015】まず、各信号および補正量の記号を定義す
る。Eは位置ずれ信号検出手段1で検出されアナログ・
デジタル変換器5によってデジタル値に変換された位置
ずれ信号である。EAは位置ずれ信号推定手段8によっ
て推定された位置ずれ信号である。δは補正量決定手段
11によって決定される推定位置ずれ信号の補正量であ
る。E0は代替位置ずれ信号であり、推定位置ずれ信号
EAとその補正量δの和信号である。
る。Eは位置ずれ信号検出手段1で検出されアナログ・
デジタル変換器5によってデジタル値に変換された位置
ずれ信号である。EAは位置ずれ信号推定手段8によっ
て推定された位置ずれ信号である。δは補正量決定手段
11によって決定される推定位置ずれ信号の補正量であ
る。E0は代替位置ずれ信号であり、推定位置ずれ信号
EAとその補正量δの和信号である。
【0016】標本化周期毎に以下の動作が行われる。ま
ず、位置ずれ信号検出手段1によって検出された位置ず
れ信号および強度信号検出手段2によって検出された強
度信号をそれぞれサンプル3とサンプル4によって標本
化し、それぞれアナログ・デジタル変換器5とアナログ
・デジダル変換器6によってデジタル値化した信号を得
る。次に媒体欠陥検出手段9では、デジタル値化された
強度信号としきい値をもとに媒体欠陥に突入したかどう
か、媒体欠陥を脱出したかどうかを判断する。媒体欠陥
が存在しない間は切り換えスイッチ10はA側に切り換
えられており、位置ずれ信号検出手段1で検出され、ア
ナログ・デジタル変換器5でデジタル値に変換された位
置ずれ信号Eを制御用フィルタ12へ入力し、その制御
出力をヘッド駆動手段13へ入力してヘッド位置を目標
値に追従させる。この時、上記動作と並行してデジタル
値化された位置ずれ信号Eが記憶手段7により時系列デ
ータとして記憶される。
ず、位置ずれ信号検出手段1によって検出された位置ず
れ信号および強度信号検出手段2によって検出された強
度信号をそれぞれサンプル3とサンプル4によって標本
化し、それぞれアナログ・デジタル変換器5とアナログ
・デジダル変換器6によってデジタル値化した信号を得
る。次に媒体欠陥検出手段9では、デジタル値化された
強度信号としきい値をもとに媒体欠陥に突入したかどう
か、媒体欠陥を脱出したかどうかを判断する。媒体欠陥
が存在しない間は切り換えスイッチ10はA側に切り換
えられており、位置ずれ信号検出手段1で検出され、ア
ナログ・デジタル変換器5でデジタル値に変換された位
置ずれ信号Eを制御用フィルタ12へ入力し、その制御
出力をヘッド駆動手段13へ入力してヘッド位置を目標
値に追従させる。この時、上記動作と並行してデジタル
値化された位置ずれ信号Eが記憶手段7により時系列デ
ータとして記憶される。
【0017】媒体欠陥検出手段9が媒体欠陥突入を検出
したときは、切り換えスイッチ10をB側に切り換える
と同時に記憶手段7に記憶された位置ずれ信号の時系列
データから媒体欠陥部突入前の位置ずれ信号列を抜き出
す。さらに位置ずれ信号推定手段8では、記憶手段7に
記憶された位置ずれ信号の時系列データを用いて媒体欠
陥箇所通過中の真の位置ずれ信号の近似値である推定位
置ずれ信号EAを算出する。この推定位置ずれ信号E
Aに、補正量決定手段11で算出されている補正量δを
加算した代替位置ずれ信号E0を制御用フィルタ12に
入力信号として与え、制御用フィルタ12の制御出力を
ヘッド駆動手段13へ入力し、ヘッドを制御する。この
操作を媒体欠陥を通過し終わるまで標本化周期毎に行
う。
したときは、切り換えスイッチ10をB側に切り換える
と同時に記憶手段7に記憶された位置ずれ信号の時系列
データから媒体欠陥部突入前の位置ずれ信号列を抜き出
す。さらに位置ずれ信号推定手段8では、記憶手段7に
記憶された位置ずれ信号の時系列データを用いて媒体欠
陥箇所通過中の真の位置ずれ信号の近似値である推定位
置ずれ信号EAを算出する。この推定位置ずれ信号E
Aに、補正量決定手段11で算出されている補正量δを
加算した代替位置ずれ信号E0を制御用フィルタ12に
入力信号として与え、制御用フィルタ12の制御出力を
ヘッド駆動手段13へ入力し、ヘッドを制御する。この
操作を媒体欠陥を通過し終わるまで標本化周期毎に行
う。
【0018】媒体欠陥部を通過し終わると、媒体欠陥検
出手段9は切り換えスイッチ10をA側に戻して媒体欠
陥が存在しない時のモードに戻る。このとき補正量決定
手段11では、位置ずれ信号検出手段1で検出される実
際の位置ずれ信号Eを用いて補正量δを修正する。
出手段9は切り換えスイッチ10をA側に戻して媒体欠
陥が存在しない時のモードに戻る。このとき補正量決定
手段11では、位置ずれ信号検出手段1で検出される実
際の位置ずれ信号Eを用いて補正量δを修正する。
【0019】次に、補正量δの修正手順を説明する。図
2は補正量の修正手順を示すフローチャートである。図
2(a)は補正量決定法の一例を、図2(b)は同じく
補正量決定法の別の例を示す。図1および図2におい
て、位置ずれ信号検出手段1と強度信号検出手段2は、
それぞれ位置ずれ信号Eおよび強度信号を標本化周期毎
に検出する(ステップ21)。強度信号によって媒体欠
陥検出手段9は媒体欠陥を脱出したかどうかを判断する
(ステップ22)。媒体欠陥から脱出し終わっていなけ
れば再びステップ21に戻る。媒体欠陥から脱出した場
合には、補正量決定手段11は位置ずれ信号検出手段1
によって得られる位置ずれ信号Eと、適当に定めたしき
い値とを比較し、このしきい値を越えていれば位置ずれ
信号の極性を考慮しながら補正量δを修正する。位置ず
れ信号Eがしきい値を越えていなければ、補正量δは変
化させない。
2は補正量の修正手順を示すフローチャートである。図
2(a)は補正量決定法の一例を、図2(b)は同じく
補正量決定法の別の例を示す。図1および図2におい
て、位置ずれ信号検出手段1と強度信号検出手段2は、
それぞれ位置ずれ信号Eおよび強度信号を標本化周期毎
に検出する(ステップ21)。強度信号によって媒体欠
陥検出手段9は媒体欠陥を脱出したかどうかを判断する
(ステップ22)。媒体欠陥から脱出し終わっていなけ
れば再びステップ21に戻る。媒体欠陥から脱出した場
合には、補正量決定手段11は位置ずれ信号検出手段1
によって得られる位置ずれ信号Eと、適当に定めたしき
い値とを比較し、このしきい値を越えていれば位置ずれ
信号の極性を考慮しながら補正量δを修正する。位置ず
れ信号Eがしきい値を越えていなければ、補正量δは変
化させない。
【0020】補正量修正方法としては、図2(a)のよ
うに位置ずれ信号Eがしきい値の上限以上であれば(ス
テップ23)、補正量δに修正量Δを加え(ステップ2
5)、逆に位置ずれ信号Eがしきい値の下限以下であれ
ば(ステップ24)、補正量δから修正量Δを引く(ス
テップ26)方法を用いればよい。また別の方法として
は図2(a)の破線で囲まれた領域を図2(b)のよう
にして、位置ずれ信号Eの絶対値があるしきい値を越え
たときに(ステップ27)、補正量δの修正量として位
置ずれ信号Eに定数Kを乗じた値を用いる(ステップ2
8)ことも可能である。
うに位置ずれ信号Eがしきい値の上限以上であれば(ス
テップ23)、補正量δに修正量Δを加え(ステップ2
5)、逆に位置ずれ信号Eがしきい値の下限以下であれ
ば(ステップ24)、補正量δから修正量Δを引く(ス
テップ26)方法を用いればよい。また別の方法として
は図2(a)の破線で囲まれた領域を図2(b)のよう
にして、位置ずれ信号Eの絶対値があるしきい値を越え
たときに(ステップ27)、補正量δの修正量として位
置ずれ信号Eに定数Kを乗じた値を用いる(ステップ2
8)ことも可能である。
【0021】次に補正量を算出する補正量決定手段11
の動作を使用媒体として光ディスクあるいはコンパクト
ディスクを用いて再生を行う場合について説明する。図
3は補正量決定手段11による補正量を用いたときに速
度誤差および位置誤差が相殺される様子を時系列で示し
た図である。図3において、図3(a)は媒体欠陥部通
過時の強度信号をアナログ値として表現した波形であ
り、しきい値と比較され時刻t1で媒体欠陥部に突入し
たことが検出され、時刻t2で媒体欠陥部を通過し終わ
ったと判断される。時刻t0は真の欠陥突入時間であ
る。図3(b)は、同タイミングにおける位置ずれ信号
検出手段1で得られる位置ずれ信号の波形であり、点線
で示されたレベルは真の位置ずれ信号レベルである。図
3(c)は、同タイミングの制御用フィルタ12に入力
される位置ずれ信号の波形であり、時刻t1からt2にお
いては位置ずれ信号検出手段1により得られた位置ずれ
信号Eに代え、前述の推定位置ずれ信号EAに補正量δ
を加えた信号を用いている。図3(d)は同タイミング
の速度誤差の変化の状態を示し、図3(e)は同タイミ
ングの位置誤差の変化の状態を示すものである。
の動作を使用媒体として光ディスクあるいはコンパクト
ディスクを用いて再生を行う場合について説明する。図
3は補正量決定手段11による補正量を用いたときに速
度誤差および位置誤差が相殺される様子を時系列で示し
た図である。図3において、図3(a)は媒体欠陥部通
過時の強度信号をアナログ値として表現した波形であ
り、しきい値と比較され時刻t1で媒体欠陥部に突入し
たことが検出され、時刻t2で媒体欠陥部を通過し終わ
ったと判断される。時刻t0は真の欠陥突入時間であ
る。図3(b)は、同タイミングにおける位置ずれ信号
検出手段1で得られる位置ずれ信号の波形であり、点線
で示されたレベルは真の位置ずれ信号レベルである。図
3(c)は、同タイミングの制御用フィルタ12に入力
される位置ずれ信号の波形であり、時刻t1からt2にお
いては位置ずれ信号検出手段1により得られた位置ずれ
信号Eに代え、前述の推定位置ずれ信号EAに補正量δ
を加えた信号を用いている。図3(d)は同タイミング
の速度誤差の変化の状態を示し、図3(e)は同タイミ
ングの位置誤差の変化の状態を示すものである。
【0022】図3(b)において、位置ずれ信号検出手
段1により得られる位置ずれ信号Eが時刻t1よりt2の
間、回路で決定される電気的オフセットレベルに近づく
のは媒体欠陥部をヘッドが通過するときは光ディテクタ
に入力される反射光量(すなわち強度信号)がゼロに近
づき、分割された光ディテクタの差動信号である位置ず
れ信号Eの値はゼロレベルに近づく。これにより位置ず
れ信号Eのレベルは電気的オフセットレベルに収束する
ことになる。図3(b)で点線で示されたレベルは真
の、すなわち媒体欠陥が存在しなかったときの位置ずれ
信号レベルを示していて、この値は記憶手段7および位
置ずれ信号推定手段8を用いて算出される。具体的には
時刻t0時の位置ずれ信号レベルをホールドしたり、あ
るいは隣接する数点の位置ずれ信号から時間軸上の外挿
を行うことで実現される。
段1により得られる位置ずれ信号Eが時刻t1よりt2の
間、回路で決定される電気的オフセットレベルに近づく
のは媒体欠陥部をヘッドが通過するときは光ディテクタ
に入力される反射光量(すなわち強度信号)がゼロに近
づき、分割された光ディテクタの差動信号である位置ず
れ信号Eの値はゼロレベルに近づく。これにより位置ず
れ信号Eのレベルは電気的オフセットレベルに収束する
ことになる。図3(b)で点線で示されたレベルは真
の、すなわち媒体欠陥が存在しなかったときの位置ずれ
信号レベルを示していて、この値は記憶手段7および位
置ずれ信号推定手段8を用いて算出される。具体的には
時刻t0時の位置ずれ信号レベルをホールドしたり、あ
るいは隣接する数点の位置ずれ信号から時間軸上の外挿
を行うことで実現される。
【0023】図3(c)において、実線で示される波形
は制御用フィルタ12に入力される位置ずれ信号であ
り、時刻t1からt2の間では図3(b)に示す位置ずれ
信号は用いられていない。時刻t0からt1の間は媒体欠
陥の検出判断が下せない時間であり、この区間は図3
(b)に示す位置ずれ信号が用いられる。そのため、一
点鎖線で示されるような欠陥部突入直前の位置ずれ信号
を用いる従来の推定信号E Aでは真の位置ずれ信号レベ
ルとの差(時刻t0〜t1の間の信号)が誤差の信号とな
り、図3(d),図3(e)において一点鎖線で示すよ
うな速度誤差と位置誤差が生じる。この速度誤差および
位置誤差は媒体欠陥の種類や大きさによって異なるた
め、補正量δを予め設定しておくことは不可能である。
そこで、媒体欠陥通過完了(時刻t2)毎に位置ずれ信
号検出手段1によって得られる位置ずれ信号Eの大きさ
をもとに補正量δを修正する方法を用いる。具体的に
は、図3(c)に示すように時刻t2以降に現れる位置
ずれ信号Eの最初のオーバーシュートが適当に定めた上
限または下限のしきい値を越えている場合には、図2に
おいて、ステップ23〜ステップ26に示すように、補
正量δを位置ずれ信号Eの大きさによって決まる値Δを
用いて修正する。これを、繰り返し行うことにより、代
替位置ずれ信号E0の精度を向上させ、時刻t2での位置
ずれ誤差を学習的に小さくすることが可能となる。とく
に媒体欠陥が同じ種類の場合に有効となる。
は制御用フィルタ12に入力される位置ずれ信号であ
り、時刻t1からt2の間では図3(b)に示す位置ずれ
信号は用いられていない。時刻t0からt1の間は媒体欠
陥の検出判断が下せない時間であり、この区間は図3
(b)に示す位置ずれ信号が用いられる。そのため、一
点鎖線で示されるような欠陥部突入直前の位置ずれ信号
を用いる従来の推定信号E Aでは真の位置ずれ信号レベ
ルとの差(時刻t0〜t1の間の信号)が誤差の信号とな
り、図3(d),図3(e)において一点鎖線で示すよ
うな速度誤差と位置誤差が生じる。この速度誤差および
位置誤差は媒体欠陥の種類や大きさによって異なるた
め、補正量δを予め設定しておくことは不可能である。
そこで、媒体欠陥通過完了(時刻t2)毎に位置ずれ信
号検出手段1によって得られる位置ずれ信号Eの大きさ
をもとに補正量δを修正する方法を用いる。具体的に
は、図3(c)に示すように時刻t2以降に現れる位置
ずれ信号Eの最初のオーバーシュートが適当に定めた上
限または下限のしきい値を越えている場合には、図2に
おいて、ステップ23〜ステップ26に示すように、補
正量δを位置ずれ信号Eの大きさによって決まる値Δを
用いて修正する。これを、繰り返し行うことにより、代
替位置ずれ信号E0の精度を向上させ、時刻t2での位置
ずれ誤差を学習的に小さくすることが可能となる。とく
に媒体欠陥が同じ種類の場合に有効となる。
【0024】以上のように本発明によれば、位置ずれ信
号の時系列データと補正量決定手段11を用いることに
より媒体欠陥検出遅れに起因する速度誤差および位置誤
差や、従来の推定信号では改善できなかった速度誤差お
よび位置誤差を減少させることが可能であり、媒体欠陥
の存在に対して安定にヘッドを制御することができる。
号の時系列データと補正量決定手段11を用いることに
より媒体欠陥検出遅れに起因する速度誤差および位置誤
差や、従来の推定信号では改善できなかった速度誤差お
よび位置誤差を減少させることが可能であり、媒体欠陥
の存在に対して安定にヘッドを制御することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、媒体欠陥通過時の推定位置ずれ信号を媒体欠陥通過
後の位置ずれ信号をもとに補正する方法を用いることに
より、媒体欠陥通過後の速度誤差および位置誤差を減少
させ、ヘッドの位置を必要とされる位置決め制御精度内
に速やかに収束させ、結果として媒体欠陥部を除いたエ
リアの記録再生動作の誤りを減少させることができると
いう効果を有する。
に、媒体欠陥通過時の推定位置ずれ信号を媒体欠陥通過
後の位置ずれ信号をもとに補正する方法を用いることに
より、媒体欠陥通過後の速度誤差および位置誤差を減少
させ、ヘッドの位置を必要とされる位置決め制御精度内
に速やかに収束させ、結果として媒体欠陥部を除いたエ
リアの記録再生動作の誤りを減少させることができると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例における媒体欠陥対策機能付制
御回路のブロック図
御回路のブロック図
【図2】同じく補正量の修正手順のフローチャート (a)は補正量決定法の一例 (b)は補正量決定法の別の例
【図3】同じく速度誤差と位置誤差の減少経過を示す波
形図 (a)は媒体欠陥部通過時の強度信号の波形 (b)は媒体欠陥部通過時の位置ずれ信号の波形 (c)は制御用フィルタに入力される位置ずれ信号の波
形 (d)は速度誤差の変化の状態 (e)は位置誤差の変化の状態
形図 (a)は媒体欠陥部通過時の強度信号の波形 (b)は媒体欠陥部通過時の位置ずれ信号の波形 (c)は制御用フィルタに入力される位置ずれ信号の波
形 (d)は速度誤差の変化の状態 (e)は位置誤差の変化の状態
【図4】従来の媒体欠陥対策機能付制御回路のブロック
図
図
【図5】同じく媒体欠陥通過時の強度信号と位置誤差と
速度誤差の経過を示す波形図 (a)は強度信号の波形 (b)は速度誤差の変化の状態 (c)は位置誤差の変化の状態
速度誤差の経過を示す波形図 (a)は強度信号の波形 (b)は速度誤差の変化の状態 (c)は位置誤差の変化の状態
【符号の説明】 1 位置ずれ信号検出手段 2 強度信号検出手段 5 アナログ・デジタル変換器 6 アナログ・デジタル変換器 7 記憶手段 8 位置ずれ信号推定手段 9 媒体欠陥検出手段 11 補正量決定手段 12 制御用フィルタ 13 ヘッド駆動手段 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
Claims (1)
- 【請求項1】 回転する媒体を用いて記録または再生を
行う記録再生装置の磁気ヘッド位置決め装置において、
磁気ヘッド内の光検出素子の出力信号から磁気ヘッドと
媒体の相対位置ずれ量を検出する位置ずれ信号検出手段
と、前記出力信号から再生信号の強度を検出する強度信
号検出手段と、前記位置ずれ信号検出手段の出力信号を
デジタル値に変換して位置ずれ信号を出力するアナログ
・デジタル変換器と、前記強度信号検出手段の出力信号
をデジタル値に変換して強度信号を出力するアナログ・
デジタル変換器と、前記強度信号を用いて媒体欠陥を検
出する媒体欠陥検出手段と、磁気ヘッドを媒体上の目標
位置に位置させるように制御する制御用フィルタと、磁
気ヘッドを駆動する磁気ヘッド駆動手段と、前記位置ず
れ信号を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
た位置ずれ信号の時系列データから媒体欠陥部を磁気ヘ
ッドが通過中の真の位置ずれを表す推定位置ずれ信号を
推定する位置ずれ信号推定手段と、媒体欠陥部を通過後
に検出される位置ずれ信号から前記位置ずれ信号推定手
段で推定された推定位置ずれ信号を補正する推定信号補
正量を生成する補正量決定手段とを備え、前記媒体欠陥
検出手段によって媒体欠陥を検出した際に、前記推定信
号補正量と前記推定位置ずれ信号との和信号を代替信号
として前記制御用フィルタへ入力することにより、同種
類の媒体欠陥に対して媒体欠陥を通過する毎に媒体欠陥
部通過後の速度誤差と位置誤差を次第に減少させて磁気
ヘッドを制御する媒体欠陥対策機能付制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23920491A JP2970112B2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 媒体欠陥対策機能付制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23920491A JP2970112B2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 媒体欠陥対策機能付制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0581803A true JPH0581803A (ja) | 1993-04-02 |
JP2970112B2 JP2970112B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=17041286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23920491A Expired - Fee Related JP2970112B2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 媒体欠陥対策機能付制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2970112B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101389056B1 (ko) * | 2006-01-03 | 2014-04-28 | 세미컨덕터 콤포넨츠 인더스트리즈 엘엘씨 | 결함 제어 회로 및 이를 형성하기 위한 방법 |
-
1991
- 1991-09-19 JP JP23920491A patent/JP2970112B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101389056B1 (ko) * | 2006-01-03 | 2014-04-28 | 세미컨덕터 콤포넨츠 인더스트리즈 엘엘씨 | 결함 제어 회로 및 이를 형성하기 위한 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2970112B2 (ja) | 1999-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2826202B2 (ja) | デジタルデータ信号を検出する装置および方法 | |
KR100771722B1 (ko) | 지터 검출 장치 | |
US20050128902A1 (en) | Optical disc system and associated tilt angle calibration method | |
US20070008838A1 (en) | Disc driving apparatus and information readout method | |
JPH057770B2 (ja) | ||
EP0997901B1 (en) | Wave-shaping apparatus and reproduction signal processing apparatus including the same | |
JP2813042B2 (ja) | 光ピックアップ装置の欠陥検出回路 | |
JPH0581803A (ja) | 媒体欠陥対策機能付制御回路 | |
US20060007806A1 (en) | Apparatus and method for generating a tracking error signal in an optical disc drive | |
JPH03130936A (ja) | 光学的情報記録再生装置 | |
JP2563677B2 (ja) | ヘッド位置決め制御装置 | |
JP2833149B2 (ja) | 光ディスク装置におけるレンズ移動方向検出方式 | |
JP3220766B2 (ja) | 光ヘッド制御装置 | |
JPH06195718A (ja) | 光学的情報記録再生装置 | |
US6246653B1 (en) | Data slice circuit and data slice method | |
JP2517167B2 (ja) | 媒体欠陥対策機能付制御回路 | |
JPS63167430A (ja) | 光学デイスク再生装置 | |
JP2560965B2 (ja) | 光ディスク記録再生装置 | |
JP2538638B2 (ja) | トラッキング誤差検出装置 | |
JP2000339863A (ja) | 再生装置 | |
JPH06301988A (ja) | 横断トラック数カウント装置 | |
JPH09161280A (ja) | 光学的情報記録再生装置の位置決め装置 | |
JPH01251434A (ja) | 光学式ディスク再生装置の検索方法 | |
JPH11296966A (ja) | 情報再生装置 | |
JP2009076139A (ja) | 光ディスク記録再生装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070827 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |