JPH0581687A - 光デイスク装置のエラー検出装置 - Google Patents

光デイスク装置のエラー検出装置

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JPH0581687A
JPH0581687A JP26726991A JP26726991A JPH0581687A JP H0581687 A JPH0581687 A JP H0581687A JP 26726991 A JP26726991 A JP 26726991A JP 26726991 A JP26726991 A JP 26726991A JP H0581687 A JPH0581687 A JP H0581687A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスク装置において、ディスクからの戻
り光のスポットと受光部との間に位置ずれがあったとし
ても、この位置ずれ量を電気的に補正してトラッキング
エラー信号からフォーカスエラー信号へのクロストーク
を防止する。 【構成】 4分割の受光部からの受光出力を基にしエラ
ー信号生成部42にてトラッキングエラー信号TE、タ
ンゼンシャル方向のスポットずれ量TANおよびフォー
カスエラー信号FEが生成される。ミラー面検出部43
によりディスクのミラー面が検出されたときに打消し信
号生成部44では前記信号TEとTANの値に基づいて
所定の演算ならびに値のホールドが行われて打消し信号
CFEが生成される。クロストーク量打消し部45で
は、そのときのフォーカスエラー信号FEから打消し信
号CFEが減算され、クロストークのないフォーカスエ
ラー信号Feが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数に分割された受光
部からの出力に応じてトラッキングエラー信号やフォー
カスエラー信号などを生成する光ディスク装置のエラー
検出装置に係り、特にディスクからの戻り光のスポット
と受光部との位置ずれが生じたときに、その位置ずれ量
を電気的に補正できるようにしたエラー検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は光磁気ディスク装置の光学系を示
す部品配置図である。図5に示す装置はいわゆる分離光
学方式と称されるものであり、固定光学系1と移動光学
系2とに別れている。移動光学系2は光ヘッドに搭載さ
れているものであり、符号Mで示すリニアモータにより
ディスクの記録面に沿ってその半径方向へ駆動される。
移動光学系2には、光磁気ディスクの記録面に対向する
対物レンズ21とその光軸の真下に位置する全反射プリ
ズム22を有している。
【0003】固定光学系1に設けられた半導体レーザ1
1から発せられるレーザ光は、コリメートレンズ12を
通過して平行光束となり、ビームスプリッタ13に反射
され、さらにガルバノミラー装置のミラー14により反
射されて、移動光学系2の全反射プリズム22に送られ
る。そして全反射プリズム22にて反射され対物レンズ
21によりディスクの記録面に集光されて微小スポット
が形成される。ディスクの記録面からの戻り光は、対物
レンズ21、全反射プリズム22、ミラー14を経てビ
ームスプリッタ13を透過する。この透過光は、集光レ
ンズ15により集束され、偏光分離器16により3つの
光B0,B1,B2に分離される。
【0004】偏光分離器16は例えばウォラストンプリ
ズムなどにより構成され、ディスクからの戻り光を、カ
ー回転角による偏光を検出するための光B1,B2と、
フォーカスとトラッキングのエラー信号を検出するため
の光B0に分離する。分離された光はピンホトダイオー
ド17により受光される。ピンホトダイオード17には
4分割の受光部17aと、その両側に配置された受光部
17bと17cを有している。偏光分離器16により分
離された光B0は4分割の受光部17aにより受光さ
れ、この受光部17aによりトラッキングエラーとフォ
ーカスエラーが検知される。図では省略しているが、非
点収差法によりフォーカスエラー信号を得るため、ビー
ムスプリッタ13と偏光分離器16の間にシリンドリカ
ルレンズなどのような非点収差を発生させる部材が設け
られている。また再生信号(MO信号)を検出するため
に異なる偏光成分(P波成分とS波成分)に分離された
光B1とB2はそれぞれ受光部17bと17cにより受
光される。
【0005】図6は再生信号(MO信号)とトラッキン
グエラー信号を検出するための回路構成を示している。
2つの受光部17bと17cにより受光された受光光量
の差を演算器25にてとることにより、カー回転角の角
度方向に応じたMO再生信号が得られる。
【0006】プッシュプル法と称されるトラッキングエ
ラー信号の検出方法では、演算器26,27,28によ
り、4分割のa,b,c,dの受光部17aからのそれ
ぞれの受光出力Ia1,Ib1,Ic1,Id1に対し(I
a1+Id1)−(Ib1+Ic1)の演算を行う。図7は
光磁気ディスクの記録面を示しているものであるが、そ
のMO信号記録領域(イ)には、信号記録面であるラン
ド30とその両側に形成されたグルーブ31と称される
溝が形成されている。図7において(a)はレーザ光の
スポットがランド30上を追従しているトラッキングエ
ラーのない状態であり、(b)または(c)はスポット
の一部がグルーブ31にかかってトラッキングエラーが
生じている状態である。図6に示すように、4分割の受
光部17aにはディスクの記録面に形成されたスポット
からの反射光が結像し、受光スポットSが形成されてい
る。図7において(b)または(c)で示すように、ス
ポットがグルーブ31にかかっているときには、受光部
17a上の受光スポットSの左右いずれかの縁部に影S
aが生じる。演算器28からの出力により、影による受
光光量の減少がどちらの側であるかを検出できるため、
これによりトラッキングエラー信号が得られることにな
る。
【0007】このトラッキングエラー信号の検出に基づ
いて、ミラー14がガルバノミラー駆動部18により図
5においてOで示す仮想軸を中心として駆動され、これ
によりディスクの記録面に対し検知光がRAD方向(図
5ではT方向)へ振られて、トラッキングエラーが補正
される。
【0008】またフォーカスエラーの検出は非点収差法
により得られる。これは前述の図示しないシリンドリカ
ルレンズなどの機能による。すなわちランド30にスポ
ットの焦点が合っているときには、4分割の受光部17
aにほぼ円形の像(受光スポットS)が形成されるが、
焦点位置がランド30に対して深い位置あるいは浅い位
置となると、受光部17aの受光スポットがS1または
S2に示すほぼ楕円形状になる。よって図6に示す演算
器とは別の演算器により、受光出力に対して(Ia1+
Ic1)−(Ib1+Id1)の演算を行うことにより、
フォーカスエラー信号が検出できる。このフォーカスエ
ラー信号の検出に基づいて、移動光学系2内において、
対物レンズ21がその光軸方向へ移動させられ、フォー
カスエラーの補正が行なわれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように4分割の
受光部17aにより、トラッキングエラー信号とフォー
カスエラー信号を検出している光ディスク装置では、こ
の受光部17aと受光スポットSとの位置ずれはエラー
信号の検出精度に大きな影響を与える。
【0010】例えば、光学系を構成する部品の位置ず
れ、あるいは可動ミラー装置のミラー14の不要な方向
への傾きなどにより、受光部17aの中心と受光スポッ
トSの中心との間に、図8に示す方向の位置ずれδが生
じる場合がある。このずれ方向はディスク記録面のタン
ゼンシャル(TAN)方向のずれに相当する。このよう
な位置ずれ量δがあると、4分割の受光部17aのそれ
ぞれの部分の受光光量の演算結果に狂いが生じ、トラッ
キングエラー信号がフォーカスエラー信号へクロストー
クする。これにより対物レンズ21を移動することによ
るフォーカスエラーの補正が正確に行なわれなくなる。
【0011】このクロストークについて数式を用いて説
明する。前述のようにトラッキングエラー信号Teは
(Ia1+Id1)−(Ib1+Ic1)で得られ、フォー
カスエラー信号Feは(Ia1+Ic1)−(Ib1+I
d1)で得られる。ここで図8に示すように受光スポッ
トSがタンゼンシャル方向へδだけずれた状態で、フォ
ーカスエラーとトラッキングエラーが生じていない場合
を想定すると、影Saはなく且つ受光スポットSは真円
形状である。このときのトラッキングエラー信号Teと
フォーカスエラー信号Feは前述のように、 Te=(Ia1+Id1)−(Ib1+Ic1) Fe=(Ia1+Ic1)−(Ib1+Id1) である。ただしIa1=Ib1でIc1=Id1であるた
め、各エラー信号TeとFeは共に0となる。
【0012】次に、受光スポットSがタンゼンシャル方
向へδだけずれた状態でフォーカスエラーが生じておら
ず、このときトラッキングエラーにより図示左側に影S
aが形成されて左半分の受光出力が右半分の受光出力よ
りもαだけ減少したものとする。計算を単純にするため
に、右半分の受光出力が単純にαだけ増加したとする
と、トラッキングエラー出力Teは、 Te=(Ia1+Id1)(1+α)−(Ib1+Ic1) である。Ia1=Ib1でIc1=Id1であるから Te=(Ia1+Id1)・α となり、これはトラキングエラー量を表わしている。と
ころがフォーカスエラー信号Feを求めてみると、 Fe={Ia1(1+α)+Ic1}−{Ib1+Id1(1+α)} =(Ia1−Id1)・α となり、フォーカスエラーが生じていないにもかかわら
ずあたかもフォーカスエラーが生じているような出力と
なり、クロストークとなる。
【0013】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、受光スポットと受光部とのずれを随時電気的に補
正できるようにした光ディスク装置におけるエラー検出
装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による光ディスク
装置のエラー検出装置は、ディスクからの戻り光が、複
数に分割された受光部により検出される光ディスク装置
において、検知光のスポットがディスクのミラー面に至
ったことを検出する検出手段と、このミラー面に至った
ときの各受光部からの受光出力に基づいて受光部におけ
る検知光スポットのずれ量を検出しこのずれ量に基づい
て打消し信号を生成する打消し信号生成手段と、前記打
消し信号に基づいてフォーカスエラー信号からクロスト
ーク量を打ち消すクロストーク量打消し手段とが備えら
れたことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】本発明は、検知光がディスクから戻りその戻り
光の受光スポットが受光部の中心からずれていた場合、
このずれ量とフォーカスエラー信号へのクロストーク量
との間に一定の数学的関係が成り立つことに着目したも
のである。すなわちディスク上のミラー面に検知光のス
ポットが移動したときの受光出力により戻り光のスポッ
トがどの方向へどれだけずれているかを検出し、このず
れ量を一定の演算式により演算して打消し量を算出す
る。そしてフォーカスエラー信号から前記打消し量を打
ち消すことによりフォーカスエラー信号に含まれるクロ
ストーク量を打消し、この打ち消したフォーカスエラー
信号によりフォーカス補正駆動装置を動作させる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は本
発明によるエラー検出装置の回路ブロック図である。光
ディスク装置の光学系の構造は図5に示したものと同じ
である。図5におけるピンホトダイオード17の4分割
の受光部17aからの受光出力を用いて、エラー信号生
成部42によりトラッキングエラー信号(TE)、タン
ゼンシャル方向の受光スポットのずれ量(TAN)、お
よびフォーカスエラー信号(FE)が演算される。
【0017】図2は上記エラー信号生成部42の具体的
な回路構成を示している。4分割受光部17aの各受光
部a,b,c,dはそれぞれ電流−電圧変換回路ならび
に増幅回路(いずれも図示せず)により電圧値として増
幅され、この電圧値が各演算部51から59により演算
される。その出力は以下の通りである。
【0018】演算部53からの出力(トラッキングエラ
ー信号) TE=(Ia+Id)−(Ib+Ic) 演算部56からの出力(タンゼンシャル方向のずれ量) TAN=(Ic+Id)−(Ia+Ib) 演算部59からの出力(フォーカスエラー信号) FE=(Ia+Ic)−(Ib+Id)
【0019】図1に示すミラー面検出部43では、検知
光のスポットがディスクのミラー面に至ったか否かが検
出される。図7に示す光磁気ディスクの記録面では、そ
の領域が回転方向へ複数に分割されて、この分割された
セクターにMO信号の記録領域(イ)が形成されている
が、このセクターの境界領域にグルーブ31の無いミラ
ー面の領域(ロ)がある。このミラー面にスポットが位
置する場合、受光部17aに形成された受光スポットS
にはグルーブ31による影がないため、このミラー面に
スポットが移動すると、戻り光の光量は最大になる。ミ
ラー面検出部43は、例えば演算器により、MO信号を
得るための受光部17bによる受光量と受光部17cに
よる受光量の和をとる。この出力はミラー面の位置で高
い値を示すことになる。よって演算器からの出力を所定
のスレッショルドレベルにて検出すれば、スポットがミ
ラー面に移動したことを検出できる。
【0020】上記ミラー面検出部43により、検知光の
スポットがディスクのミラー面に至ったことが検出され
たとき、打消し信号生成部44では、そのときの前記演
算部53,56からの出力TE,TANに基づいてクロ
ストークを打ち消すための打消し信号が生成される。
【0021】図3(A)は上記打消し信号生成部44の
具体的な構成を示している。ここでこの打消し信号生成
部44からの出力を得るのは、ミラー面検出部43から
検出信号が出されたときすなわち検知光のスポットがミ
ラー面に至ったときである。演算部53からの出力TE
は図4に示す4分割の受光部17aにおける戻り光の左
右の差を演算しているので、検知光のスポットがミラー
面に至ったときのTEは受光スポットSの中心Osのト
ラッキング方向のずれ量yに応じた値になる。同様に検
知光のスポットがミラー面に至ったときのTANは受光
スポットSの中心Osのタンゼンシャル方向のずれ量x
に応じた値になる。よって検知光のスポットがミラー面
に至ったときの出力TEを(y)で表わし、出力TAN
を(x)で表わす。
【0022】上記打消し信号生成部44では、積算回路
61によりxとyの積(x・y)が求められ、さらに定
数設定部62において抵抗の組み合わせなどにより一定
の定数A4がかけられ、(A4・x・y)の値が得られ
る。またxの値には定数設定部63により一定の定数A
6がかけられ(A6・x)が得られる。(A4・x・y)
と(A6・x)の値は、ミラー面検出部43からの検出
出力があったときにアナログスイッチ64a,64bの
ON動作によりホールド回路65a,65bに送られ、
それらの値がホールドされる。すなわち前記(A4・x
・y)と(A6・x)の値はミラー面が検出される度に
更新されてホールド回路65a,65bにホールドさ
れ、あるいはディスクの所定回転に対して1回などのタ
イミングで更新されてホールド回路65a,65bにホ
ールドされる。
【0023】そしてディスクの記録面の検知光スポット
がミラー面にない場合すなわち通常の再生動作などのと
きに、積算回路65により、その時点で得られるトラッ
キングエラー信号TEと、前記ホールド回路65aにて
ホールドされた前記(A6・x)の値とが積算され、
(A6・x・TE)の値が算出される。そして演算部6
6により打消し信号CFE=(A4・x・y)+(A6・
x・TE)が得られる。
【0024】さらに図1に示すクロストーク量打消し部
45において、その時点でのフォーカスエラー信号FE
から上記打消し信号CFEが減算され、補正後のすなわ
ちクロストーク量が打ち消されたフォーカスエラー信号
Feが得られる。
【0025】図3(B)は上記クロストーク量打消し部
45の回路構成の一例を示している。減算部67ではフ
ォーカスエラー信号FEから前記打ち消し信号CFEが
減算され、補正後のフォーカスエラー信号Fe=FE−
CFEが得られる。さらに図1に示す制御回路46で
は、前記補正後のフォーカスエラー信号Feによりフォ
ーカスエラー補正制御が行われ、エラー信号生成部42
から得られているトラッキングエラー信号TEによりト
ラッキングエラー補正制御が行われる。
【0026】ここで、上記の補正信号CFE=(A4・
x・y)+(A6・x・TE)を導いた手順を説明す
る。図4に示すように、受光スポットSの中心と4分割
受光部17aとの間にずれ量(x)と(y)があると、
フォーカスエラー信号へのクロストーク量即ち打ち消し
信号CFEはずれ量(x),(y)及びトラッキングエ
ラー信号TEを変数とした次の高次式で表すことができ
る。 CFE=F(x,y,TE) ここでずれ量(x),(y)は高次の項を無視できる程
度の量であるから、上式は簡略化でき、 CFE=A1+A2・x+A3・y+A4・x・y+(A5
+A6・x+A7・y+A8・x・y)・TE となる。
【0027】この式の各係数について説明する。図4に
おいて、受光スポットSの中心が4分割受光部17aの
中心にある時、すなわちx=0,y=0の時は、 CFE=A1+A5・TE となる。この状態ではトラッキングエラー信号TEが発
生してもクロストークは生じない。すなわち、 CFE=0 であるから、A1=A5=0となる。
【0028】また受光スポットSがRAD方向にある
時、すなわちx=0,y≠0の時は、 CFE=A1+A3・y+A7・y・TE となる。この状態でも上記と同様にクロストークは生じ
ないのでA1=A3=A7=0となる。
【0029】さらに、 CFE=A2・x+A4・x・y+(A6・x+A8・x・y)・TE において、シミュレーションにより各係数を算出する
と、 A2=8.7×10- 3 A4=−21 A6=0.51 A8=−3.9×10- 1 0 となる。ここでA2とA8はA4とA6に比べて微小な値と
なるから、これらの係数を省略する。すなわち打消し量
(クロストーク量に相当する量)CFEは、 CFE=A4・x・y+A6・x・TE となる。
【0030】前記実施例はこの値を補正量とし、これを
フォーカスエラー信号から減算することにより、図4に
示すように、受光スポットSの中心Osが受光部17a
の中心からずれた場合におけるフォーカスエラー信号へ
のクロストークを打ち消している。よって実際の装置で
は、例えば図5において、クロストーク量を打ち消した
後の前記フォーカスエラー信号Feに基づいて、フォー
カスアクチュエータが動作し、対物レンズ21がその光
軸方向へ駆動され、フォーカスエラー補正動作が行われ
る。
【0031】なお前記実施例では、図3において積算回
路61、定数設定部62,63などにより前記打消し量
CFEを設定したが、この打消し量は他の演算により求
めてもよい。
【0032】また、本発明は上記実施例に限られるもの
ではなく、例えばミラー面を検出するための手段は、受
光部17bと17cの受光光量に基づいて行わなくても
よく、例えば4分割の受光部17aのa,b,c,dの
受光出力を全て加算した出力を得れば、ミラー面にてそ
の出力が最大になるため、この出力によりミラー面検出
信号を生成できる。さらにスポットがアドレス領域を通
過した時点からミラー面を通過するまでの時間を計算
し、ミラー面を通過する時刻を算出してミラー面検出信
号にしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、受光部と
受光スポットとの位置ずれがあったとしても、随時この
ずれを電気的に補正することができ、トラッキングエラ
ー信号がフォーカスエラー信号へクロストークすること
はなくなる。そのため、対物レンズを移動することによ
るフォーカスエラーの補正が正確に行なえるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスク装置のエラー検出装置
を示す回路ブロック図、
【図2】図1の装置において、エラー信号生成部の具体
的構成の一例を示す回路ブロック図、
【図3】(A)は打消し信号生成部の具体的構成、
(B)はクロストーク打消し部の一例を示す回路ブロッ
ク図、
【図4】受光スポットと受光部との間の位置ずれを示す
説明図、
【図5】光磁気ディスク装置の光学系の構成を示す配置
斜視図、
【図6】光磁気ディスク装置の受光部の構成を示す回路
ブロック図、
【図7】光磁気ディスクの記録面の構造を示す平面図、
【図8】従来の問題点を説明するための、4分割受光部
の受光面の説明図、
【符号の説明】
17 ピンホトダイオード 17a 4分割の受光部 41 PD出力検出部 42 エラー信号生成部 43 ミラー面検出部 44 打消し信号生成部 45 クロストーク量打消し部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクからの戻り光が、複数に分割さ
    れた受光部により検出される光ディスク装置において、
    検知光のスポットがディスクのミラー面に至ったことを
    検出する検出手段と、このミラー面に至ったときの各受
    光部からの受光出力に基づいて受光部における検知光ス
    ポットのずれ量を検出しこのずれ量に基づいて打消し信
    号を生成する打消し信号生成手段と、前記打消し信号に
    基づいてフォーカスエラー信号からクロストーク量を打
    ち消すクロストーク量打消し手段とが備えられたことを
    特徴とする光ディスク装置のエラー検出装置。
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