JPH07220288A - 光ピックアップ装置およびその調整方法 - Google Patents

光ピックアップ装置およびその調整方法

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JPH07220288A
JPH07220288A JP6023083A JP2308394A JPH07220288A JP H07220288 A JPH07220288 A JP H07220288A JP 6023083 A JP6023083 A JP 6023083A JP 2308394 A JP2308394 A JP 2308394A JP H07220288 A JPH07220288 A JP H07220288A
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JP
Japan
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objective lens
light
recording medium
optical
plane
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Application number
JP6023083A
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English (en)
Inventor
Masaaki Sofue
雅章 祖父江
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対物レンズの光軸合わせの調整をより容易に
することができる光ピックアップ装置およびその調整方
法を提供することを目的としている。 【構成】 対物レンズの光記録媒体に対向する側に設け
た平面を通過した光束は、光記録媒体に集束されないの
で、超解像効果を得ることができ、その結果、集束光を
遮光する部材を用いる必要がなく、光ピックアップ装置
を小型に構成することができる。また、この平面からの
反射光を観察しながら、対物レンズの光軸合わせ調整を
行えるので、調整作業が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光記録媒体に対し、デ
ータを記録または再生する光ピックアップ装置およびそ
の調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、光磁気ディスク装置のように、
光記録媒体を記録媒体として用いる装置では、レーザス
ポットを光記録媒体の記録面に集束することで、データ
を記録および再生している。したがって、このレーザス
ポットの径をより小さい値に設定することができれば、
光磁気ディスク装置の記録容量を増大することができ
る。
【0003】このように、レーザスポットの径を小さく
するには、使用するレーザ光の波長を短くしたり、ある
いは、レーザ光を絞る対物レンズの開口数(NA)を大
きくするという方法がある。また、近年では、対物レン
ズで絞ったレーザ光束の中央の一部を遮光することで、
実効的な開口数を大きくする効果を利用した、いわゆ
る、超解像法も用いられるようになってきている。
【0004】この超解像法を用いると、比較的小口径の
対物レンズを用いて、より小さな径のレーザスポットを
得ることができるので、光記録媒体にデータを記録また
は再生するための光ピックアップ装置を小型化する場合
に有利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな超解像法を用いた場合には、次のような不都合を生
じる。
【0006】すなわち、集束光の中央の光束を遮光して
いるので、集束光には、光記録媒体に対する入射角の大
きな外側光の成分のみ含まれ、したがって、対物レンズ
の光軸が光記録媒体の記録面に対してなす角度が直角か
らずれると、集束光のコマ収差が大きくあらわれる。
【0007】このために、超解像法を用いる光ピックア
ップ装置では、対物レンズの光軸を、光記録媒体の記録
面に垂直な方向に精度よく調整する必要があり、製造時
の調整作業の負担が大きいという不都合を生じていた。
【0008】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、対物レンズの光軸合わせの調整をより容易に
することができる光ピックアップ装置およびその調整方
法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、光記録媒体に
対し、データを記録または再生する光ピックアップ装置
において、レーザ光を上記光記録媒体に集束する対物レ
ンズの上記光記録媒体に対向する側の中央部に、対物レ
ンズ光軸と直交する平面を形成したものである。また、
前記平面は、前記対物レンズから出射されるレーザ光の
光束の全部を通過可能な形状に形成するとよい。
【0010】また、光記録媒体に対し、データを記録ま
たは再生する光ピックアップ装置において、レーザ光を
上記光記録媒体に集束する対物レンズの上記光記録媒体
に対向する側の中央部に、対物レンズ光軸と直交する第
1の平面を形成するとともに、上記対物レンズの上記光
記録媒体に対向しない側の中央部に、上記第1の平面と
平行な第2の平面を形成したものである。また、前記第
1の平面は、前記対物レンズから出射されるレーザ光の
光束の全部を通過可能な形状に形成するとともに、前記
第2の平面は、上記対物レンズに入射されるレーザ光の
光束の全部を通過可能な形状に形成するとよい。
【0011】また、光記録媒体に対し、データを記録ま
たは再生する光ピックアップ装置において、レーザ光を
上記光記録媒体に集束する上記対物レンズの光記録媒体
に対向する側の中央部に、対物レンズ光軸と直交する第
1の平面を形成するとともに、上記対物レンズの上記光
記録媒体に対向しない側の中央部に、上記第1の平面と
平行な第2の平面を形成する一方、上記光記録媒体から
の反射光を検出する検出光学系には、上記反射光の光束
の中央部を遮光する遮光部材が設けられているものであ
る。また、前記遮光部材は、前記対物レンズに形成した
前記第1の平面を透過する光束部分を少なくとも遮光可
能に構成されたものである。
【0012】また、光記録媒体に対し、データを記録ま
たは再生する光ピックアップ装置において、レーザ光を
上記光記録媒体に集束する上記対物レンズの光記録媒体
に対向する側の中央部に、対物レンズ光軸と直交する第
1の平面を形成するとともに、上記対物レンズの上記光
記録媒体に対向しない側の中央部に、上記第1の平面と
平行な第2の平面を形成する一方、上記光記録媒体から
の反射光を検出する検出光学系には、上記反射光の光束
の中央部を偏向する偏向手段が設けられているものであ
る。また、前記偏向手段は、前記対物レンズに形成した
前記第1の平面を透過する光束部分を少なくとも偏向可
能に構成されている。
【0013】また、光記録媒体に対し、データを記録ま
たは再生する光ピックアップ装置において、レーザ光を
上記光記録媒体に集束する上記対物レンズの光記録媒体
に対向する側の中央部に、対物レンズ光軸と直交する第
1の平面を形成するとともに、上記対物レンズの上記光
記録媒体に対向しない側の中央部に、上記第1の平面と
平行な第2の平面を形成する一方、上記光記録媒体から
の反射光を検出する検出光学系には、上記反射光の光束
の中央部を上記レーザ光のトラッキング方向に偏向する
偏向手段と、この偏向手段により偏向された光束を集束
する集束手段と、この集束手段により集束された光束を
受光して上記対物レンズの上記トラッキング方向への変
位を検出する受光素子が設けられている。
【0014】また、光記録媒体に対し、データを記録ま
たは再生する光ピックアップ装置において、レーザ光を
上記光記録媒体に集束する対物レンズの上記光記録媒体
に対向する側の中央部に、対物レンズ光軸と直交する第
1の平面を形成するとともに、上記対物レンズの上記光
記録媒体に対向しない側の中央部に、上記第1の平面と
所定の角度をなす第2の平面を形成したものである。
【0015】また、光記録媒体に対し、データを記録ま
たは再生する光ピックアップ装置において、レーザ光を
上記光記録媒体に集束する対物レンズの上記光記録媒体
に対向する側の中央部に、対物レンズ光軸と直交する第
1の平面を形成するとともに、上記対物レンズの上記光
記録媒体に対向しない側の中央部に、上記レーザ光のト
ラッキング方向に上記第1の平面と所定の角度をなす第
2の平面を形成するとともに、上記光記録媒体からの反
射光を検出する検出光学系には、上記第2の平面により
反射された光束を受光する受光素子が配設されているも
のである。
【0016】また、光記録媒体に対し、データを記録ま
たは再生する光ピックアップ装置において、レーザ光を
上記光記録媒体に集束する対物レンズの上記光記録媒体
に対向する側の中央部に、対物レンズ光軸と直交する第
1の平面を形成するとともに、上記対物レンズの上記光
記録媒体に対向しない側の中央部に、上記レーザ光のト
ラッキング方向に上記第1の平面と所定の角度をなす第
2の平面を形成するとともに、上記光記録媒体からの反
射光を検出する検出光学系には、上記第2の平面により
屈折された光束を受光する受光素子を配設したものであ
る。
【0017】また、光記録媒体に対し、データを記録ま
たは再生する光ピックアップ装置において、レーザ光を
上記光記録媒体に集束する対物レンズの上記光記録媒体
に対向する側の中央部に、対物レンズ光軸と直交する第
1の平面を形成するとともに、上記対物レンズの上記光
記録媒体に対向しない側の中央部に、上記レーザ光のト
ラッキング方向に上記第1の平面と所定の角度をなす第
2の平面を形成する一方、上記光記録媒体からの反射光
を検出する検出光学系には、上記第2の平面により反射
された光束を受光する第1の受光素子と、上記第2の平
面により屈折された光束を受光する第2の受光素子が配
設され、上記第1の受光素子は、その受光面が4分割さ
れた4分割受光素子であり、その受光面の分割線の1つ
が前記レーザ光のトラッキング方向に平行に配設され、
この第1の受光素子の4つの受光面のうち、トラッキン
グ方向に2分割された領域にそれぞれ含まれるおのおの
2つの受光面から得られる受光素子の和信号の差分に基
づいて、上記対物レンズの上記トラッキング方向への変
位を検出し、上記第1の受光素子の4つの受光面のう
ち、上記トラッキング方向に直交する方向に2分割され
た領域にそれぞれ含まれるおのおの2つの受光面から得
られる受光素子の和信号の差分に基づいて、上記対物レ
ンズのフォーカシング方向への変位を検出し、上記第1
の受光素子の4つの受光面のおのおのから得られた受光
信号の総和に基づいて、上記レーザ光の出力レベルを検
出するとともに、上記第2の受光素子は、その受光面が
4分割された4分割受光素子であり、その受光面の分割
線の1つが前記レーザ光のトラッキング方向に平行に配
設され、この第2の受光素子の4つの受光面のうち、ト
ラッキング方向に2分割された領域にそれぞれ含まれる
おのおの2つの受光面から得られる受光素子の和信号の
差分に基づいて、上記検出光学系で得られる上記対物レ
ンズのトラッキング誤差信号のオフセットを補正し、上
記第2の受光素子の4つの受光面のうち、トラッキング
方向に直交する方向に2分割された領域にそれぞれ含ま
れるおのおの2つの受光面から得られる受光素子の和信
号の差分に基づいて、上記検出光学系で得られる上記対
物レンズのフォーカシング誤差信号のオフセットを補正
するようにしたものである。
【0018】また、光記録媒体に対し、データを記録ま
たは再生する光ピックアップ装置の調整方法において、
レーザ光を上記光記録媒体に集束する対物レンズの上記
光記録媒体に対向する側の中央部に、対物レンズ光軸と
直交する第1の平面を形成するとともに、上記対物レン
ズの上記光記録媒体に対向しない側の中央部に、上記第
1の平面と所定の角度をなす第2の平面を形成し、上記
第2の平面が上記対物レンズ光軸となす角度を検出する
ことにより、上記対物レンズの光軸回り方向取付位置を
調整するようにしたものである。
【0019】
【作用】したがって、対物レンズの光記録媒体に対向す
る側に設けた平面を通過した光束は、光記録媒体に集束
されないので、超解像効果を得ることができ、その結
果、集束光を遮光する部材を用いる必要がなく、光ピッ
クアップ装置を小型に構成することができる。また、こ
の平面からの反射光を観察しながら、対物レンズの光軸
合わせ調整を行えるので、調整作業が容易になる。
【0020】また、対物レンズの光記録媒体に対向する
側に設けた第1の平面と、それと反対側に設けた第1の
平面と平行な第2の平面を透過して、光源として用いる
レーザ光を直接観察することができるので、光源の調整
および強度分布の測定などの作業を容易に行うことがで
きる。また、光記録媒体からの反射光のうち、第1の平
面および第2の平面を透過する成分を、検出光学系に導
かないようにしているので、この反射光成分による検出
光学系の検出誤差を防止できる。
【0021】また、対物レンズの光記録媒体に対向する
側に第1の平面を設けるとともに、反対側に、第1の平
面と所定の角度をなす第2の平面を設けたので、第1の
平面を透過する光束成分は、この第2の平面で反射およ
び屈折され、これにより、不要な光束が除去される。
【0022】また、第2の平面を反射した光束を受光し
て、対物レンズのトラッキング方向への変位量、フォー
カシング方向への変位量、および、レーザ光の出力レベ
ルを検出しているので、それらの検出手段を別に設ける
必要がなく、光ピックアップ装置を小型に構成すること
ができる。
【0023】また、第2の平面を屈折した光束を受光し
て、トラッキング誤差信号およびフォーカシング誤差信
号のオフセットを補正するので、そのオフセット成分の
検出手段を別に設ける必要がなく、光ピックアップ装置
を小型に構成することができる。
【0024】また、対物レンズがもつ固有の収差の方向
を、光軸回り方向に対して固定することができるので、
収差の方向がばらつくことを抑制することができ、製造
時の調整作業を軽減することができる。
【0025】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0026】図1および図2(a),(b),(c)
は、本発明の一実施例にかかる光ピックアップ装置の光
学系を示している。なお、この場合、記録媒体として記
録トラックの案内溝が形成された追記型光ディスクを用
いるとともに、レーザビームの結像位置と記録トラック
との誤差(トラッキング誤差)をプッシュプル法により
検出し、また、レーザビームの焦点位置と記録トラック
面との位置誤差(フォーカシング誤差)をナイフエッジ
法を用いて検出する。
【0027】図において、半導体レーザ素子1から出力
されたレーザ光は、コリメートレンズ2により平行光に
変換され、このコリメートレンズ2から出力されるレー
ザビームは、ビームスプリッタ3の分離面3aにより反
射されて、対物レンズ4に導かれる。
【0028】対物レンズ4において、光ディスク5に対
向する側には、その中央部に所定半径で対物レンズ光軸
に直交する方向の平面部4aが形成されている。したが
って、ビームスプリッタ3の分離面3aで反射されて対
物レンズ4に入射するレーザビーム光束のうち、平面部
4aを除いた部分の光束が、光ディスク5の記録面5a
に結像され、微小なスポットを形成する。
【0029】すなわち、この場合には、対物レンズ4に
入射するレーザビーム光束の外側成分のみを光ディスク
5の記録面5aに結像しているので、このときのレーザ
ビームは、いわゆる、超解像作用を受け、それにより、
記録面5aには、より微小なスポットが形成される。
【0030】そして、記録面5aからの反射光は、対物
レンズ4により略平行光に変換され、ビームスプリッタ
3の分離面3aを透過し、検出光学系に導かれる。
【0031】検出光学系において、入射されたレーザビ
ームは、集束レンズ6により集束され、その集束光の約
1/2がナイフエッジを構成する分割鏡7により反射さ
れて、その受光面がトラッキング方向に2分割されてい
る2分割受光素子8に入射され、また、その集束光の残
りの部分は、分割鏡7の稜線7aと平行な分割線で受光
面が二分割されている、フォーカシング誤差検出用の2
分割受光素子9に結像される。
【0032】そして、2分割受光素子8の2つの受光面
からそれぞれ出力される受光信号の差分に基づいてトラ
ッキング誤差信号が得られるとともに、2分割受光素子
9の2つの受光面からそれぞれ出力される受光信号の差
分に基づいてフォーカシング誤差信号が得られる。ま
た、2分割受光素子8と2分割受光素子9の受光信号の
総和に基づいて、光ディスク5からの再生信号が形成さ
れる。
【0033】また、対物レンズ4には、対物レンズ4を
フォーカシング方向およびトラッキング方向に移動する
ための対物レンズアクチュエータ(図示略)が付設され
ている。
【0034】このようにして、本実施例では、対物レン
ズ4の中央部に設けた平面部4aにより、超解像作用を
得ることができるので、従来のように、対物レンズで集
束した集束光を遮光するための遮光部材を必要とせず、
光ピックアップ装置を小型に構成することができる。
【0035】ここで、対物レンズ4の平面部4aを透過
した光束は、平面部4aと反対側の面の集束効果しか受
けないので、光ディスク5の記録面5aから反射した後
で、光ディスク5と対物レンズ4との間の点PPを焦点
として集束した後に、発散光となるので、この部分の光
束が検出光学系に悪影響を及ぼすおそれはない。
【0036】さて、本実施例では、光ピックアップ装置
を組み付けた後に、対物レンズ4の光軸調整を、図3
(a),(b)に示す方法によって行うことができる。
【0037】すなわち、同図において、光ディスク5を
回転駆動するためのスピンドルモータ15の回転軸に
は、光ディスク5を固定するためのターンテーブル16
が固設されており、このターンテーブル16には、光デ
ィスク5に代えて、測定用の鏡17が載置されている。
【0038】そして、周知のオートコリメータ18を通
して、光源19から出射される平行な光を鏡17に照射
するとともに、組み付け後の光ピックアップ装置の対物
レンズ4の平面部4aに照射する。
【0039】この状態で、オートコリメータ18の接眼
レンズ20を覗くと、その視野20aには、鏡17から
の反射光による明るい直交線(光の線)XLfが観察さ
れるとともに、対物レンズ4の平面部4aからの反射光
による明るい直交線(光の線)XLaが観察される。
【0040】そこで、直交線XLaが直交線XLfに一
致するように、対物レンズ4を適宜に回転することで、
対物レンズ4の光軸が、鏡17の平面に対して直交する
ように、調整することができる。
【0041】なお、周知のように、対物レンズ4をフォ
ーカシング方向およびトラッキング方向に移動するため
の対物レンズアクチュエータには、対物レンズ4を光軸
傾斜方向に回動自在に保持する機構が設けられている。
例えば、対物レンズ4を保持するホルダが、対物レンズ
4を適宜な方向に回動可能に支持しており、上述した光
軸調整後、対物レンズ4をホルダに固定する。
【0042】このようにして、本実施例では、対物レン
ズ4の光軸調整を、光ピックアップ装置の組み付け後に
行うことができるので、調整作業が容易になるととも
に、調整後の光軸精度が向上する。すなわち、この場
合、実使用時の垂直誤差の要因は、調整誤差と、ターン
テーブル16に取り付けられる光ディスク5の面ぶれ精
度(記録面に垂直な方向の変位量)のみとなり、垂直誤
差を最小にすることができる。
【0043】ところで、この場合、対物レンズ4の平面
部4aの大きさが非常に小さいため、平面部4aからの
反射光量が非常に小さくなる。そこで、平面部4aに増
反射膜を形成して、調整時に十分な光量を得るようにす
ることが好ましい。これにより、上述した調整作業時の
直交線XLaの光量が増大し、直交線XLaの視認性が
良好となり、調整誤差をより低減することができる。
【0044】また、平面部4aは、例えば、対物レンズ
4をモールド成形する金型にあらかじめ作りこんでおい
たり、あるいは、対物レンズ4を研磨するときの芯出し
時に同時に形成することで、対物レンズ光軸に垂直な平
面部4aを実現することができる。
【0045】図4および図5(a),(b),(c)
は、本発明の他の実施例にかかる光ピックアップ装置の
光学系を示している。なお、同図において、図1と同一
部分および相当する部分には、同一符号を付している。
【0046】図において、半導体レーザ素子1から出力
されたレーザ光は、コリメートレンズ2により平行光に
変換され、このコリメートレンズ2から出力されるレー
ザビームは、ビームスプリッタ3の分離面3aにより反
射されて、対物レンズ21に導かれる。
【0047】対物レンズ21において、光ディスク5に
対向する側には、その中央部に所定半径で対物レンズ光
軸に直交する方向の平面部21aが形成され、また、光
ディスク5に対向しない側には、平面部21aに平行な
平面部21bが形成されている。したがって、ビームス
プリッタ3の分離面3aで反射されて対物レンズ21に
入射するレーザビーム光束のうち、平面部21aを除い
た部分の光束が、光ディスク5の記録面5aに結像さ
れ、微小なスポットを形成する。
【0048】すなわち、この場合には、対物レンズ21
に入射するレーザビーム光束の外側成分のみを光ディス
ク5の記録面5aに結像しているので、このときのレー
ザビームは、いわゆる、超解像作用を受け、それによ
り、記録面5aには、より微小なスポットが形成され
る。
【0049】そして、記録面5aからの反射光は、対物
レンズ21により略平行光に変換され、ビームスプリッ
タ3の分離面3aを透過し、検出光学系に導かれる。
【0050】さて、本実施例では、対物レンズ21に平
行な平面部21a,21bを形成したので、この平面部
21a,21bを透過したレーザビームは、対物レンズ
21のレンズ作用および偏向作用を受けず、したがっ
て、平面部21aを透過したレーザビームは、コリメー
トレンズ2を透過した後のレーザビームの状態を保存し
ている。
【0051】そこで、図6に示すように、光ピックアッ
プ装置を組み付けた後に、半導体レーザ素子1を点灯駆
動し、対物レンズ21から出射されるレーザビームをレ
ーザ光測定機25によって測定することで、レーザビー
ムの平行状態、進行方向、および、強度中心位置を直接
的に観測することができる。
【0052】このようにして、本実施例では、光ピック
アップ装置の光源系から出力されるレーザビームを直接
的に観測することができるので、光源系を構成する半導
体レーザ素子1およびコリメートレンズ2の位置調整作
業、および、半導体レーザ素子1の特性判定作業を高精
度に行うことができる。
【0053】また、この場合でも、図3に示したと同様
の手段により、対物レンズ21の光軸調整を行うことが
できる。
【0054】ところで、本実施例では、対物レンズ21
に形成した平面部21a,21bを透過したレーザビー
ムは、対物レンズ21のレンズ作用および偏向作用を受
けないので、光ディスク5の記録面5aで反射したレー
ザビームは、図4に示すように、戻り光MLaとして、
ビームスプリッタ3の分離面3aを透過し、検出光学系
に入射され、外乱光として2分割受光素子8および2分
割受光素子9で受光される。
【0055】このようにして、2分割受光素子8および
2分割受光素子9に外乱光が入射されると、これらの2
分割受光素子8および2分割受光素子9の受光信号に基
づいて形成される各種の検出信号の誤差が大きくなり、
トラッキング制御やフォーカシング制御などに悪影響を
及ぼす。
【0056】このような外乱光の影響を防止することが
できる本発明のさらに他の実施例にかかる光ピックアッ
プ装置の光学系を図7に示す。なお、同図において、図
4と同一部分および相当する部分には同一符号を付して
いる。
【0057】同図において、検出光学系の集束レンズ2
6には、戻り光MLaを遮光する遮光部材26aが設け
られている。したがって、戻り光MLaは、この遮光部
材26aにより遮光されるので、2分割受光素子8およ
び2分割受光素子9に外乱光が入射されることが防止さ
れ、2分割受光素子8および2分割受光素子9の受光信
号に基づいて形成される各種の検出信号の誤差を抑制で
き、トラッキング制御やフォーカシング制御などを精度
よく行うことができる。
【0058】図8は、本発明のまたさらに他の実施例に
かかる光ピックアップ装置の光学系を示している。な
お、同図において、図4と同一部分および相当する部分
には、同一符号を付している。
【0059】同図において、検出光学系には、光ディス
ク5の記録面5aからの反射光を集束する複合レンズ2
7が配設されている。この複合レンズ27の中央部に
は、戻り光MLaを、トラッキング方向に偏向するとと
もに集束するレンズ部27aが形成されている。
【0060】したがって、複合レンズ27のレンズ部2
7a以外の部分を通過した反射光は集束光となり、その
集束光の約1/2がナイフエッジを構成する分割鏡7に
より反射されて、その受光面がトラッキング方向に2分
割されている2分割受光素子8に入射され、また、その
集束光の残りの部分は、分割鏡7の稜線7aと平行な分
割線で受光面が二分割されている、フォーカシング誤差
検出用の2分割受光素子9に結像される。
【0061】また、複合レンズ27のレンズ部27aを
通過した戻り光MLaは、トラッキング方向に偏向され
るとともに集束され、レンズ部27aの焦点位置に配置
されている2分割受光素子28で受光される。
【0062】この2分割受光素子28は、トラッキング
方向に受光面が2分割されている。ここで、対物レンズ
21がトラッキング方向に変位すると、レンズ部27a
に入射される戻り光MLaに光軸倒れが生じ、2分割受
光素子28に形成されるスポット位置がトラッキング方
向に変位する。したがって、2分割受光素子28の2つ
の受光面から出力される受光信号の差信号を形成するこ
とで、対物レンズ21のトラッキング方向変位量を検出
することができる。
【0063】このようにして、本実施例では、戻り光M
Laを利用して対物レンズ21のトラッキング方向変位
量を検出するので、戻り光MLaを有効利用できるとと
もに、戻り光MLaによる各種制御系への悪影響を防止
することができる。また、対物レンズ21のトラッキン
グ方向変位量検出手段を対物レンズアクチュエータ機構
に設ける必要がなくなるので、対物レンズアクチュエー
タ機構を軽量化でき、トラッキングサーボ制御およびフ
ォーカシングサーボ制御の特性を向上することができ
る。
【0064】図9は、図8に示した光ピックアップ装置
を用いた場合の光ディスク駆動装置の制御系の一例を示
している。
【0065】同図において、2分割受光素子8の受光面
8aから出力される受光信号Paは、減算器31のプラ
ス側入力端および加算器32の1つの入力端に加えられ
ており、2分割受光素子8の受光面8bから出力される
受光信号Pbは、減算器31のマイナス側入力端および
加算器32の1つの入力端に加えられている。
【0066】2分割受光素子9の受光面9aから出力さ
れる受光信号Pcは、加算器32の1つの入力端および
減算器33のプラス側入力端に加えられており、2分割
受光素子9の受光面9bから出力される受光信号Pd
は、加算器32の1つの入力端および減算器33のマイ
ナス側入力端に加えられている。
【0067】減算器31は、受光信号Paから受光信号
Pbを減算するものであり、その減算結果は、トラッキ
ング誤差信号TEとしてトラッキングサーボ制御部34
に加えられている。
【0068】減算器33は、受光信号Pcから受光信号
Pdを減算するものであり、その減算結果は、フォーカ
シング誤差信号FEとしてフォーカシングサーボ制御部
35に加えられている。
【0069】加算器32は、受光信号Pa,Pb,P
c,Pdの総和を算出するものであり、その加算結果
は、再生信号RFとして信号再生部36に加えられてい
る。
【0070】トラッキングサーボ制御部35は、入力し
たトラッキング誤差信号TEに基づいて、トラッキング
誤差を0に変化させるトラッキング制御信号STを形成
するものであり、そのトラッキング制御信号STは、ト
ラッキングコイル駆動部37に加えられている。
【0071】トラッキングコイル駆動部37は、入力し
たトラッキング制御信号STに基づき、対物レンズアク
チュエータ機構において対物レンズ21をトラッキング
方向に移動するトラックコイルに駆動電流を供給するも
のである。
【0072】フォーカシングサーボ制御部35は、入力
したフォーカシング誤差信号FEに基づいて、フォーカ
シング誤差を0に変化させるフォーカシング制御信号S
Fを形成するものであり、そのフォーカシング制御信号
SFは、フォーカシングコイル駆動部38に加えられて
いる。
【0073】フォーカシングコイル駆動部38は、入力
したフォーカシング制御信号SFに基づき、対物レンズ
アクチュエータ機構において対物レンズ21をフォーカ
シング方向に移動するフォーカスコイルに駆動電流を供
給するものである。
【0074】信号再生部36は、入力した再生信号RF
に基づいて、光ディスク5に記録されているデータを再
生するものであり、その再生データは、復号器39に加
えられている。
【0075】復号器39は、入力する再生データに付加
されている誤り訂正符号を用いて、再生データに含まれ
ている誤りを検出して訂正するものであり、その出力デ
ータは、ユーザ再生データとして制御部40に加えられ
ている。
【0076】符号器41は、制御部40から出力される
記録データに、所定の誤り訂正符号を付加するものであ
り、その出力データは、記録信号として半導体レーザ駆
動制御部42に加えられている。
【0077】半導体レーザ駆動制御部42は、制御部4
0から再生モードが指令されているときには、所定の再
生レベルで半導体レーザ素子1を点灯駆動し、制御部4
0から記録モードが指令されているときには、入力した
記録信号に対応して、半導体レーザ素子1の出力レベル
を所定の記録レベルに制御するものである。これによ
り、記録データに対応して半導体レーザ素子1の出力レ
ベルが変化し、記録データに対応した記録情報が光ディ
スク5の記録トラックに記録される。
【0078】シークモータ43は、光ピックアップ装置
を搭載したキャリッジ(図示略)を、光ディスク5の半
径方向に往復移動するためのものであり、位置検出器4
4は、シークモータ43により移動されるキャリッジの
位置を検出するものであり、その検出信号は、位置検出
信号SPとしてシークモータ制御部45に加えられてい
る。
【0079】2分割受光素子28の受光面28aから出
力される受光信号Peは、減算器46のプラス側入力端
に加えられ、2分割受光素子28の受光面28bから出
力される受光信号Pfは、減算器46のマイナス側入力
端に加えられている。
【0080】減算器46は、受光信号Peから受光信号
Pfを減算するものであり、その減算結果は、変位信号
LEとしてシークモータ制御部45に加えられている。
【0081】シークモータ制御部45は、位置検出信号
SPの値が、制御部40から指令された目標位置に対応
する値になるように、シークモータ43を駆動するとと
もに、変位信号LEの値が0になるように、シークモー
タ43を駆動する。
【0082】速度検出器47は、光ディスク5を回転駆
動するスピンドルモータ16(図3(a)参照)の回転
速度を検出するものであり、その検出信号は、速度検出
信号SVとしてスピンドルモータ制御部48に加えられ
ている。
【0083】スピンドルモータ制御部48は、速度検出
信号SVの値が、制御部40から指令された目標速度に
対応する値になるように、スピンドルモータ16を駆動
するものである。
【0084】また、ホストインタフェース回路49は、
この光ディスク駆動装置を外部記憶装置として用いるホ
スト装置との間で、種々のデータをやりとりするための
ものである。
【0085】また、制御部40は、光ディスク駆動装置
の動作を制御するとともに、ホスト装置との間で種々の
データをやりとりし、データの記録動作および再生動作
を行うものである。
【0086】以上の構成で、光ディスク駆動装置に光デ
ィスク5が装着されると、スピンドルモータ制御部48
によりスピンドルモータ16が所定の回転速度で回転さ
れ、光ピックアップ装置による光ディスク5へのデータ
記録動作、および、データ再生動作が可能になる。
【0087】ところで、上述した実施例では、戻り光M
Laを受光する受光素子として、2分割受光素子28を
用いたが、受光位置を検出可能な半導体位置検出装置
(PSD)を用いることもできる。
【0088】なお、上述した実施例では、複合レンズ2
7として、中央部にレンズ部27aを設けたものを用い
て、戻り光MLaを2分割受光素子28に結像するよう
にしたが、複合レンズ27として、中央部に傾斜した平
面を備えたものを用いることもできる。これにより、こ
の平面で戻り光MLaを屈折させて、有効な光束と別な
方向に導き、戻り光MLaが2分割受光素子8,9に入
射しないようにすることができる。この場合には、対物
レンズ21のトラッキング方向変位量検出手段が別途必
要になるが、従来の光ピックアップ装置の対物レンズア
クチュエータ機構をそのまま流用することができ、装置
コストを低減することができる。
【0089】図10、図11(a),(b),(c)、
および、図12は、本発明の別な実施例にかかる光ピッ
クアップ装置の光学系を示している。なお、図におい
て、図1と同一部分および相当する部分には、同一符号
を付している。
【0090】図において、半導体レーザ素子1から出力
されたレーザ光は、コリメートレンズ2により平行光に
変換され、このコリメートレンズ2から出力されるレー
ザビームは、ビームスプリッタ3の分離面3aにより反
射されて、対物レンズ55に導かれる。
【0091】対物レンズ55において、光ディスク5に
対向する側には、その中央部に所定半径で対物レンズ光
軸に直交する方向の平面部55aが形成されている。し
たがって、ビームスプリッタ3の分離面3aで反射され
て対物レンズ4に入射するレーザビーム光束のうち、平
面部55aを除いた部分の光束が、光ディスク5の記録
面5aに結像され、微小なスポットを形成する。
【0092】すなわち、この場合には、対物レンズ4に
入射するレーザビーム光束の外側成分のみを光ディスク
5の記録面5aに結像しているので、このときのレーザ
ビームは、いわゆる、超解像作用を受け、それにより、
記録面5aには、より微小なスポットが形成される。
【0093】そして、記録面5aからの反射光は、対物
レンズ55により略平行光に変換され、ビームスプリッ
タ3の分離面3aを透過し、検出光学系に導かれる。
【0094】一方、対物レンズ55の、光ディスク5に
対向しない側には、光ディスク5のトラッキング方向と
直交方向に対して、所定角度の傾斜をもつ傾斜面部55
bが形成されている。
【0095】また、ビームスプリッタ3から対物レンズ
55に向かうレーザビームのうち、傾斜面部55bで反
射される成分は、4分割受光素子56の受光面に入射
し、また、傾斜面部55bを屈折して入射したレーザビ
ームは、光ディスク5の記録面5aで反射され、平面部
55aより入射し、傾斜面部55bから屈折して出射さ
れたのちに、4分割受光素子57の受光面に入射する
(図12参照)。
【0096】ここで、図13に示すように、4分割受光
素子56の4つの受光面56a,56b,56c,56
dを区切る分割線のうち、受光面56aと受光面56c
を区切るとともに、受光面56bと受光面56dを区切
る分割線は、光ディスク5のトラッキング方向に平行に
されている。また、4分割受光素子57の4つの受光面
57a,57b,57c,57dを区切る分割線のう
ち、受光面57aと受光面57cを区切るとともに、受
光面57bと受光面57dを区切る分割線は、光ディス
ク5のトラッキング方向に平行にされている。
【0097】対物レンズ55がトラッキング方向に変位
すると、傾斜面部55bで反射される光束の反射位置が
トラッキング方向に変位するので、4分割受光素子56
に入射される反射光の受光位置がトラッキング方向に変
位する。したがって、受光面56aから得られる受光信
号と受光面56cから得られる受光信号の和信号と、受
光面56bから得られる受光信号と受光面56dから得
られる受光信号の和信号の差分を算出することで、対物
レンズ55のトラッキング方向変位量を得ることができ
る。
【0098】また、対物レンズ55がフォーカシング方
向に変位すると、傾斜面部55bで反射される光束の反
射位置がフォーカシング方向に変位するので、4分割受
光素子56に入射される反射光の受光位置がトラッキン
グ方向と直交方向に変位する。したがって、受光面56
aから得られる受光信号と受光面56bから得られる受
光信号の和信号と、受光面56cから得られる受光信号
と受光面56dから得られる受光信号の和信号の差分を
算出することで、対物レンズ55のフォーカシング方向
変位量を得ることができる。
【0099】また、4分割受光素子56の受光面56
a,56b,56c,56dからそれぞれ得られる受光
信号の総和を算出することで、光ディスク5に照射され
るレーザビームの出力レベルを検出することができる。
なお、ビームスプリッタ3の分離面3aは、多層の光学
膜により、反射光と透過光の比率(偏光成分別)が必要
な値になるように調整されているが、この光学膜は、経
年変化して、その透過率が変動する。レーザビームの出
力レベルを監視する手段をビームスプリッタ3の前に設
けると、このビームスプリッタ3の特性変動に追従する
ことができない。そこで、本実施例のように、ビームス
プリッタ3の後の段階でレーザビームの出力レベルを検
出することが好ましい。
【0100】また、光ディスク5の記録面5aが反って
いたり、ターンテーブル17に光ディスク5を取り付け
るときの取付精度により、レーザビームの結像位置で光
ディスク5の記録面5aが傾斜しているときには、4分
割受光素子57で受光されるレーザビームの受光位置が
変位する。
【0101】一方、このように、光ディスク5の記録面
5aが傾斜すると、2分割受光素子8の受光信号に基づ
いて形成されるトラッキング誤差信号に誤差成分(トラ
ックオフセット誤差成分)が生じるとともに、2分割受
光素子9の受光信号に基づいて形成されるフォーカシン
グ誤差信号に誤差成分(フォーカスオフセット誤差成
分)が生じる。
【0102】したがって、受光面56aから得られる受
光信号と受光面57cから得られる受光信号の和信号
と、受光面57bから得られる受光信号と受光面57d
から得られる受光信号の和信号の差分(トラッキング方
向の差分)を算出することで、対物レンズ55のトラッ
キングオフセット誤差成分を補正するトラックオフセッ
ト補正信号を得ることができる。
【0103】それとともに、受光面57aから得られる
受光信号と受光面57bから得られる受光信号の和信号
と、受光面57cから得られる受光信号と受光面57d
から得られる受光信号の和信号の差分(トラッキング方
向に直交する方向の差分)を算出することで、対物レン
ズ55のフォーカシングオフセット誤差成分を補正する
フォーカシングオフセット補正信号を得ることができ
る。
【0104】図14は、4分割受光素子56および4分
割受光素子57の各受光面から得られる受光信号に基づ
いて、各種信号を形成する信号処理回路の一例を示して
いる。
【0105】同図において、4分割受光素子56の受光
面56aから出力される受光信号P1は、加算器60の
1つの入力端、加減算器61の一方のプラス側入力端、
および、加減算器62の一方のプラス側入力端に加えら
れている。
【0106】受光面56bから出力される受光信号P2
は、加算器60の1つの入力端、加減算器61の他方の
プラス側入力端、および、加減算器62の一方のマイナ
ス側入力端に加えられている。
【0107】受光面56cから出力される受光信号P3
は、加算器60の1つの入力端、加減算器61の一方の
マイナス側入力端、および、加減算器62の他方のマイ
ナス側入力端に加えられている。
【0108】受光面56dから出力される受光信号P4
は、加算器60の1つの入力端、加減算器61の他方の
マイナス側入力端、および、加減算器62の他方のプラ
ス側入力端に加えられている。
【0109】4分割受光素子57の受光面57aから出
力される受光信号P5は、加減算器63の一方のプラス
側入力端および加減算器64の一方のプラス側入力端に
加えられている。
【0110】受光面57bから出力される受光信号P6
は、加減算器63の他方のプラス側入力端および加減算
器64の一方のマイナス側入力端に加えられている。
【0111】受光面57cから出力される受光信号P7
は、加減算器63の一方のマイナス側入力端および加減
算器64の他方のマイナス側入力端に加えられている。
【0112】受光面57dから出力される受光信号P8
は、加減算器63の他方のマイナス側入力端および加減
算器64の他方のプラス側入力端に加えられている。
【0113】加算器60は、受光信号P1,P2,P
3,P4の総和を算出するものであり、その出力は、レ
ーザ光モニタ信号MNとして出力されている。加減算器
61は、受光信号P1,P2,P3,P4について、
(P1+P2)−(P3+P4)なる演算を実行するも
のであり、その出力は、対物レンズ55のフォーカシン
グ変位信号FLとして出力されている。加減算器62
は、受光信号P1,P2,P3,P4について、(P1
+P4)ー(P2+P3)なる演算を実行するものであ
り、その出力は、対物レンズ55のトラッキング変位信
号TLとして出力されている。
【0114】加減算器63は、受光信号P5,P6,P
7,P8について、(P5+P6)−(P7+P8)な
る演算を実行するものであり、その出力は、フォーカシ
ングオフセット補正信号FOとして出力されている。加
減算器64は、受光信号P5,P6,P7,P8につい
て、(P5+P8)−(P6+P7)なる演算を実行す
るものであり、その出力は、トラッキングオフセット補
正信号TOとして出力されている。
【0115】したがって、本実施例では、トラッキング
変位信号TL、フォーカシング変位信号FL、トラッキ
ングオフセット補正信号TO、フォーカシングオフセッ
ト補正信号FO、および、レーザ光モニタ信号MNを形
成するための検出手段を2つの4分割受光素子56,5
7により実現しているので、これらの検出手段を他に設
ける必要がなく、それにより、光ピックアップ装置を小
型に構成することができる。
【0116】ここで、フォーカシング変位信号FLは、
例えば、フォーカシングサーボ制御部が、制御信号の範
囲を決定するときに参照される。
【0117】また、本実施例では、対物レンズ55を対
物レンズホルダ(図示略)に取り付けるとき、傾斜面部
55bの傾斜方向がトラッキング方向と直交方向に沿う
ように位置調整する。
【0118】対物レンズ55は、通常、金型を用いたモ
ールド成形により製造され、その成形時の力の作用方向
により歪みを生じ、その歪みが原因となって固有の収差
特性をもつ。また、同じ製造時および製造機械により製
造された対物レンズ55は、同じ方向に同じ量の歪みを
生じるので、収差特性が揃っている。
【0119】したがって、対物レンズ55を対物レンズ
ホルダに取り付けるとき、上述した位置調整を行うの
で、光ピックアップ装置を組み付けた後の対物レンズ5
5によるレーザビームの収差特性は、それぞれの光ピッ
クアップ装置で等しくなる。すなわち、全ての光ピック
アップ装置のレーザビームの収差特性が等しくなるの
で、特性のばらつきが小さくなり、特性の揃った光ピッ
クアップ装置を得ることができる。
【0120】また、モールド成形時に使用する金型の形
状や製造機械の特性を適宜に調整することで、対物レン
ズ55の収差の方向を影響の少ない方向に設定すること
ができ、その場合には、非常に収差特性の良好な光ピッ
クアップ装置を得ることができる。
【0121】ところで、上述した実施例では、対物レン
ズの傾斜面からの反射光および屈折光をそれぞれ4分割
受光素子を用いて受光しているが、これらの光を、検出
する必要のある信号を形成するための2分割受光素子を
用いて受光することもできる。例えば、トラッキング変
位信号が必要で、フォーカシング変位信号が不要な場合
には、受光面がトラッキング方向に2分割された2分割
受光素子を用いて、対物レンズの傾斜面からの反射光を
受光すればよい。また、対物レンズの傾斜面からの反射
光を受光する受光素子のみ、あるいは、屈折光を受光す
る受光素子のみを設けるようにしてもよい。
【0122】また、対物レンズの傾斜面からの反射光お
よび屈折光を、レンズを介して受光素子に入射させる
と、光軸ずれの影響を受けない検出手段を構成すること
ができる。
【0123】なお、上述した各実施例では、追記型光デ
ィスク駆動装置に適用される光ピックアップ装置に本発
明を適用した場合について説明したが、本発明は、光磁
気ディスク駆動装置や相変化型光ディスク駆動装置に適
用される光ピックアップ装置についても、同様にして適
用することができる。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
対物レンズの光記録媒体に対向する側に設けた平面を通
過した光束は、光記録媒体に集束されないので、超解像
効果を得ることができ、その結果、集束光を遮光する部
材を用いる必要がなく、光ピックアップ装置を小型に構
成することができる。また、この平面からの反射光を観
察しながら、対物レンズの光軸合わせ調整を行えるの
で、調整作業が容易になるという効果を得る。
【0125】また、対物レンズの光記録媒体に対向する
側に設けた第1の平面と、それと反対側に設けた第1の
平面と平行な第2の平面を透過して、光源として用いる
レーザ光を直接観察することができるので、光源の調整
および強度分布の測定などの作業を容易に行うことがで
きる。また、光記録媒体からの反射光のうち、第1の平
面および第2の平面を透過する成分を、検出光学系に導
かないようにしているので、この反射光成分による検出
光学系の検出誤差を防止できるという効果も得る。
【0126】また、対物レンズの光記録媒体に対向する
側に第1の平面を設けるとともに、反対側に、第1の平
面と所定の角度をなす第2の平面を設けたので、第1の
平面を透過する光束成分は、この第2の平面で反射およ
び屈折され、これにより、不要な光束が除去されるとい
う効果も得る。
【0127】また、第2の平面を反射した光束を受光し
て、対物レンズのトラッキング方向への変位量、フォー
カシング方向への変位量、および、レーザ光の出力レベ
ルを検出しているので、それらの検出手段を別に設ける
必要がなく、光ピックアップ装置を小型に構成すること
ができるという効果も得る。
【0128】また、第2の平面を屈折した光束を受光し
て、トラッキング誤差信号およびフォーカシング誤差信
号のオフセットを補正するので、そのオフセット成分の
検出手段を別に設ける必要がなく、光ピックアップ装置
を小型に構成することができるという効果も得る。
【0129】また、対物レンズがもつ固有の収差の方向
を、光軸回り方向に対して固定することができるので、
収差の方向がばらつくことを抑制することができ、製造
時の調整作業を軽減することができるという効果も得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる光ピックアップ装置
の光学系を示す概略構成図。
【図2】本発明の一実施例にかかる対物レンズを示した
概略図。
【図3】本発明の一実施例にかかる調整方法を示した概
略図。
【図4】本発明の他の実施例にかかる光ピックアップ装
置の光学系を示す概略構成図。
【図5】本発明の他の実施例にかかる対物レンズを示し
た概略図。
【図6】本発明の他の実施例にかかる調整方法を示した
概略図。
【図7】本発明のさらに他の実施例にかかる光ピックア
ップ装置の光学系を示す概略構成図。
【図8】本発明のまたさらに他の実施例にかかる光ピッ
クアップ装置の光学系を示す概略構成図。
【図9】光ディスク駆動装置の制御系の一例を示したブ
ロック図。
【図10】本発明の別な実施例にかかる光ピックアップ
装置の光学系の一部を示した概略構成図。
【図11】本発明の別な実施例にかかる対物レンズを示
した概略構成図。
【図12】本発明の別な実施例にかかる光ピックアップ
装置の光学系の他の部分を示した概略構成図。
【図13】4分割受光素子の作用を説明するための概略
斜視図。
【図14】各種信号を形成する信号処理回路の一例を示
したブロック図。
【符号の説明】
4,21,55 対物レンズ 4a,21a,21b,55a 平面部 26 集束レンズ 26a 遮光部材 27 複合レンズ 27a レンズ部 28 2分割受光素子 55b 傾斜部面 56,57 4分割受光素子

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体に対し、データを記録または
    再生する光ピックアップ装置において、 レーザ光を上記光記録媒体に集束する対物レンズの上記
    光記録媒体に対向する側の中央部に、対物レンズ光軸と
    直交する平面を形成したことを特徴とする光ピックアッ
    プ装置。
  2. 【請求項2】 前記平面は、前記対物レンズから出射さ
    れるレーザ光の光束の全部を通過可能な形状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ
    装置。
  3. 【請求項3】 光記録媒体に対し、データを記録または
    再生する光ピックアップ装置において、 レーザ光を上記光記録媒体に集束する対物レンズの上記
    光記録媒体に対向する側の中央部に、対物レンズ光軸と
    直交する第1の平面を形成するとともに、上記対物レン
    ズの上記光記録媒体に対向しない側の中央部に、上記第
    1の平面と平行な第2の平面を形成したことを特徴とす
    る光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の平面は、前記対物レンズから
    出射されるレーザ光の光束の全部を通過可能な形状に形
    成されるとともに、前記第2の平面は、上記対物レンズ
    に入射されるレーザ光の光束の全部を通過可能な形状に
    形成されることを特徴とする請求項3記載の光ピックア
    ップ装置。
  5. 【請求項5】 光記録媒体に対し、データを記録または
    再生する光ピックアップ装置において、 レーザ光を上記光記録媒体に集束する上記対物レンズの
    光記録媒体に対向する側の中央部に、対物レンズ光軸と
    直交する第1の平面を形成するとともに、上記対物レン
    ズの上記光記録媒体に対向しない側の中央部に、上記第
    1の平面と平行な第2の平面を形成する一方、 上記光記録媒体からの反射光を検出する検出光学系に
    は、上記反射光の光束の中央部を遮光する遮光部材が設
    けられていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】 前記遮光部材は、前記対物レンズに形成
    した前記第1の平面を透過する光束部分を少なくとも遮
    光可能に構成されたことを特徴とする請求項5記載の光
    ピックアップ装置。
  7. 【請求項7】 光記録媒体に対し、データを記録または
    再生する光ピックアップ装置において、 レーザ光を上記光記録媒体に集束する上記対物レンズの
    光記録媒体に対向する側の中央部に、対物レンズ光軸と
    直交する第1の平面を形成するとともに、上記対物レン
    ズの上記光記録媒体に対向しない側の中央部に、上記第
    1の平面と平行な第2の平面を形成する一方、 上記光記録媒体からの反射光を検出する検出光学系に
    は、上記反射光の光束の中央部を偏向する偏向手段が設
    けられていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  8. 【請求項8】 前記偏向手段は、前記対物レンズに形成
    した前記第1の平面を透過する光束部分を少なくとも偏
    向可能に構成されたことを特徴とする請求項7記載の光
    ピックアップ装置。
  9. 【請求項9】 光記録媒体に対し、データを記録または
    再生する光ピックアップ装置において、 レーザ光を上記光記録媒体に集束する上記対物レンズの
    光記録媒体に対向する側の中央部に、対物レンズ光軸と
    直交する第1の平面を形成するとともに、上記対物レン
    ズの上記光記録媒体に対向しない側の中央部に、上記第
    1の平面と平行な第2の平面を形成する一方、 上記光記録媒体からの反射光を検出する検出光学系に
    は、上記反射光の光束の中央部を上記レーザ光のトラッ
    キング方向に偏向する偏向手段と、この偏向手段により
    偏向された光束を集束する集束手段と、この集束手段に
    より集束された光束を受光して上記対物レンズの上記ト
    ラッキング方向への変位を検出する受光素子が設けられ
    ていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  10. 【請求項10】 光記録媒体に対し、データを記録また
    は再生する光ピックアップ装置において、 レーザ光を上記光記録媒体に集束する対物レンズの上記
    光記録媒体に対向する側の中央部に、対物レンズ光軸と
    直交する第1の平面を形成するとともに、上記対物レン
    ズの上記光記録媒体に対向しない側の中央部に、上記第
    1の平面と所定の角度をなす第2の平面を形成したこと
    を特徴とする光ピックアップ装置。
  11. 【請求項11】 光記録媒体に対し、データを記録また
    は再生する光ピックアップ装置において、 レーザ光を上記光記録媒体に集束する対物レンズの上記
    光記録媒体に対向する側の中央部に、対物レンズ光軸と
    直交する第1の平面を形成するとともに、上記対物レン
    ズの上記光記録媒体に対向しない側の中央部に、上記レ
    ーザ光のトラッキング方向に上記第1の平面と所定の角
    度をなす第2の平面を形成するとともに、 上記光記録媒体からの反射光を検出する検出光学系に
    は、上記第2の平面により反射された光束を受光する受
    光素子が配設されていることを特徴とする光ピックアッ
    プ装置。
  12. 【請求項12】 光記録媒体に対し、データを記録また
    は再生する光ピックアップ装置において、 レーザ光を上記光記録媒体に集束する対物レンズの上記
    光記録媒体に対向する側の中央部に、対物レンズ光軸と
    直交する第1の平面を形成するとともに、上記対物レン
    ズの上記光記録媒体に対向しない側の中央部に、上記レ
    ーザ光のトラッキング方向に上記第1の平面と所定の角
    度をなす第2の平面を形成するとともに、 上記光記録媒体からの反射光を検出する検出光学系に
    は、上記第2の平面により屈折された光束を受光する受
    光素子が配設されていることを特徴とする光ピックアッ
    プ装置。
  13. 【請求項13】 光記録媒体に対し、データを記録また
    は再生する光ピックアップ装置において、 レーザ光を上記光記録媒体に集束する対物レンズの上記
    光記録媒体に対向する側の中央部に、対物レンズ光軸と
    直交する第1の平面を形成するとともに、上記対物レン
    ズの上記光記録媒体に対向しない側の中央部に、上記レ
    ーザ光のトラッキング方向に上記第1の平面と所定の角
    度をなす第2の平面を形成する一方、 上記光記録媒体からの反射光を検出する検出光学系に
    は、上記第2の平面により反射された光束を受光する第
    1の受光素子と、上記第2の平面により屈折された光束
    を受光する第2の受光素子が配設され、 上記第1の受光素子は、その受光面が4分割された4分
    割受光素子であり、その受光面の分割線の1つが前記レ
    ーザ光のトラッキング方向に平行に配設され、この第1
    の受光素子の4つの受光面のうち、トラッキング方向に
    2分割された領域にそれぞれ含まれるおのおの2つの受
    光面から得られる受光素子の和信号の差分に基づいて、
    上記対物レンズの上記トラッキング方向への変位を検出
    し、上記第1の受光素子の4つの受光面のうち、上記ト
    ラッキング方向に直交する方向に2分割された領域にそ
    れぞれ含まれるおのおの2つの受光面から得られる受光
    素子の和信号の差分に基づいて、上記対物レンズのフォ
    ーカシング方向への変位を検出し、上記第1の受光素子
    の4つの受光面のおのおのから得られた受光信号の総和
    に基づいて、上記レーザ光の出力レベルを検出するとと
    もに、 上記第2の受光素子は、その受光面が4分割された4分
    割受光素子であり、その受光面の分割線の1つが前記レ
    ーザ光のトラッキング方向に平行に配設され、この第2
    の受光素子の4つの受光面のうち、トラッキング方向に
    2分割された領域にそれぞれ含まれるおのおの2つの受
    光面から得られる受光素子の和信号の差分に基づいて、
    上記検出光学系で得られる上記対物レンズのトラッキン
    グ誤差信号のオフセットを補正し、上記第2の受光素子
    の4つの受光面のうち、トラッキング方向に直交する方
    向に2分割された領域にそれぞれ含まれるおのおの2つ
    の受光面から得られる受光素子の和信号の差分に基づい
    て、上記検出光学系で得られる上記対物レンズのフォー
    カシング誤差信号のオフセットを補正することを特徴と
    する光ピックアップ装置。
  14. 【請求項14】 光記録媒体に対し、データを記録また
    は再生する光ピックアップ装置の調整方法において、 レーザ光を上記光記録媒体に集束する対物レンズの上記
    光記録媒体に対向する側の中央部に、対物レンズ光軸と
    直交する第1の平面を形成するとともに、上記対物レン
    ズの上記光記録媒体に対向しない側の中央部に、上記第
    1の平面と所定の角度をなす第2の平面を形成し、 上記第2の平面が上記対物レンズ光軸となす角度を検出
    することにより、上記対物レンズの光軸回り方向取付位
    置を調整することを特徴とする光ピックアップ装置の調
    整方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09106567A (ja) * 1995-08-18 1997-04-22 Samsung Electron Co Ltd 高密度記録再生のための光ピックアップ

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JPH09106567A (ja) * 1995-08-18 1997-04-22 Samsung Electron Co Ltd 高密度記録再生のための光ピックアップ

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