JPH0581550U - 減衰力可変型液圧緩衝器 - Google Patents

減衰力可変型液圧緩衝器

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Publication number
JPH0581550U
JPH0581550U JP021191U JP2119192U JPH0581550U JP H0581550 U JPH0581550 U JP H0581550U JP 021191 U JP021191 U JP 021191U JP 2119192 U JP2119192 U JP 2119192U JP H0581550 U JPH0581550 U JP H0581550U
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JP
Japan
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actuator
piston rod
output shaft
control rod
peripheral surface
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP021191U
Other languages
English (en)
Inventor
浩 保谷
三千也 中村
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクチュエータの出力軸とピストンロッド内
のコントロールロッドとのセンタリングを簡単に行える
減衰力可変型液圧緩衝器を提供する。 【構成】 ピストンロッド12の先端外周のネジ部12
Aに、円板状のプレート16の筒状部17内周のネジ部
17Aが締め付け固定される。プレート17のネジ部1
7Aの上部には内周面18が形成され、ここにアクチュ
エータ21下部中央に形成された凸部24が嵌挿され
る。プレート17の内周面18はピストンロッド12内
のコントロールロッド14と同軸に形成され、アクチュ
エータ21の凸部24の外周面24Aはアクチュエータ
21の出力軸25に同軸に形成されている。出力軸25
先端の係合部25Aとコントロールロッド14の係止部
14Aが連結される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、減衰力可変型液圧緩衝器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のサスペンション等に用いられる液圧緩衝器には、車両の走行状態等に 応じて減衰力を調整できるようにしたものが開発されている。この種の液圧緩衝 器の多くは、減衰力可変機構をピストンロッドの先端のアクチュエータによって 外部からコントロールする構造を採用している。
【0003】 この一例を図6によって説明すると、同図において、1はピストンロッドを示 し、ピストンロッド1の先端にはナット2によりアンダケース3が固定されてい る。アンダケース3の上部には外側カバー4とで囲まれる部分にアクチュエータ 5が設けられ、アクチュエータ5の出力軸6がピストンロッド1内のコントロー ルロッド7に係合している。アクチュエータ5は支持ブロック8上のモータ9に よって冠歯車10を回転させ、出力軸6に動力を伝えるものであり、支持ブロッ ク8とアンダケース3との間、及び、カバー4とモータ9との間には弾性体11 が介装されている。この構造は、実開平2−78831号公報に示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のアクチュエータ支持構造においては、アクチュエー タ5の出力軸6は、外側カバー4が支持ブロック8の外周を規制することによっ てコントロールロッド7にセンタリングされるため、外側カバー4に寸法誤差が あると、コントロールロッド7と出力軸6とに振れが生じ易く、両者の同軸関係 を維持するのが困難となってしまう。
【0005】 そこで、この考案は、アクチュエータの出力軸とピストンロッド内のコントロ ールロッドとのセンタリングを確実に行うことができる減衰力可変型液圧緩衝器 を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記課題を解決するために、ピストンロッド先端に取り付けられ、 かつ、車体に支持されたカバー内にアクチュエータが設けられ、アクチュエータ の出力軸がピストンロッド内に設けられた減衰力可変機構のコントロールロッド に連結されている減衰力可変型液圧緩衝器において、カバーのピストンロッド取 付壁に、コントロールロッドと同軸の被嵌合部を形成すると共に、アクチュエー タの下壁に出力軸と同軸の嵌合部を形成し、これら嵌合部と被嵌合部とによって アクチュエータを取り付けた。
【0007】
【作用】
カバー内に収納されたアクチュエータの嵌合部を、カバーのピストンロッド取 付壁の被嵌合部に嵌挿することで、嵌合部と同軸位置関係にあるアクチュエータ の出力軸と、被嵌合部と同軸位置関係にあるピストンロッド内のコントロールロ ッドとが同軸位置で連結される。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面と共に説明する。
【0009】 図1に示す実施例において、12はピストンロッドを示し、このピストンロッ ド12には外筒13が取り付けられている。
【0010】 ピストンロッド12は中空の部材であって、内部には減衰力可変機構に連結す るコントロールロッド14が挿通されている。ピストンロッド12の先端外周面 にはネジ部12Aが設けられ、ネジ部12Aの下部には、コントロールロッド1 4の軸心を中心とした外周面12Bが形成されている。
【0011】 コントロールロッド14の先端には、ピストンロッド12の先端から突出する 係止部14Aが設けられている。尚、コントロールロッド14の外周面と、ピス トンロッド12の内周面との間には軸受15が設けられている。
【0012】 ピストンロッド12のネジ部12Aには、ピストンロッド取付壁としての円板 状のプレート16が締付固定されている。
【0013】 プレート16には、中央下部に筒状部17が設けられ、筒状部17の下部内周 には、ピストンロッド12のネジ部12Aに螺合するネジ部17Aが形成されて いる。ネジ部17Aの下部にはピストンロッド12の外周面12Bに整合する内 周面17Bが形成され、筒状部17の上部内周面には、上記内周面17Bと同軸 加工された被嵌合部としての内周面18が形成されている。
【0014】 したがって、プレート16をピストンロッド12にねじ込むと、プレート16 の上部中央に凹部が形成され、ここにコントロールロッド14の係止部14Aが 突出した状態となる。
【0015】 プレート16の外周下縁には、ピストンロッド12の先端を覆うダストカバー 19が溶接固定され、プレート16の外周上縁には、プレート16との間に形成 された空間部20内に、後述するアクチュエータ21を収納するカバーとしての 外側カバー22が溶接固定されている。
【0016】 外側カバー22の上壁部には車体パネル(図示せず)に支持されるスタッドボ ルト23が一体形成され、外側カバー22の上壁部の内周縁には環状溝22Aが 設けられている。
【0017】 アクチュエータ21は内部に駆動機構を備え(図示せず)、減衰力可変機構を 駆動するもので、下部中央にはプレート16の内周面18に嵌挿される嵌合部と しての凸部24を備えており、この凸部24の内部に係合部25Aを先端に備え た出力軸25が設けられている。ここで、上記凸部24の外周面24Aは出力軸 25と同軸に形成され、凸部24をプレート16の内周面18に嵌挿すると、コ ントロールロッド14の係止部14Aがアクチュエータ21の出力軸25の係合 部25Aに同軸で連結されるようになっている。
【0018】 このように配置されたアクチュエータ21の上面と外側カバー22の上壁下面 との間には、上記環状溝22Aに、アクチュエータ21を下方に付勢するウエー ブワッシャ26が介装されている。
【0019】 また、外側カバー22の外壁にはブラケット27を介してグロメット28がビ ス29によって取り付けられ、このグロメット28の内部にアクチュエータ21 のハーネス30が挿通されている。尚、31は外筒13の上面に設けられたブラ ッケットを示す。
【0020】 上記実施例構造によれば、アクチュエータ21が作動して出力軸25が回転す ると出力軸25の係合部25Aからコントロールロッド14の係止部14Aを経 てコントロールロッド14にこの回転力が伝達され液圧緩衝器の減衰力が所定の 値にセットされる。
【0021】 ここで、アクチュエータ21の凸部24の外周面24Aは出力軸25と同軸に 形成されており、また、コントロールロッド14に同軸に形成されたピストンロ ッド12の外周面12Bに、プレート16の筒状部17の内周面17Bが整合し ている。
【0022】 したがって、アクチュエータ21の出力軸25の係合部25Aとコントロール ロッド14の係止部14Aとを位置合わせして、プレート16の筒状部17の内 周面17Bと同軸加工されたプレート16の内周面18に対して、アクチュエー タ21の凸部24を挿入すると、アクチュエータ21の出力軸25とピストンロ ッド12のコントロールロッド14とが自動的にセンタリングされ、出力軸25 の係合部25Aとコントロールロッド14の係止部14Aとが連結される。
【0023】 その結果、コントロールロッド14とアクチュエータ21とが正確に位置決め され、ウエーブワッシャ26によってアクチュエータ21は確実に固定され、組 み付け作業は短時間で簡単に行うことができる。
【0024】 次に、図2によって第2実施例を説明する。この実施例もアクチュエータ21 の凸部24を、プレート16の筒状部17の内周面18に嵌挿することで、アク チュエータ21の出力軸25とピストンロッド12のコントロールロッド14と のセンタリングを行なう等の基本的構造は第1実施例と同様であるが、この実施 例では第1実施例のウエーブワッシャ26に代えて、ゴム製のパッキン32が設 けられ、プレート16の周縁下面と外筒上面のブラケット30との間にバンパラ バー33が設けられたものである。
【0025】 この実施例によれば、第1実施例と同様にアクチュエータ21の出力軸25と 、ピストンロッド12のコントロールロッド14とが確実にセンタリングできる と共に、プレート16の外周下面とプレート16の筒状部17の下端までの距離 Xがバンパラバーボリュームとなり、その分だけアクチュエータ基本長Yが短く なるため、ストロークを大きく確保できる利点がある。
【0026】 次に、図3によって第3実施例を説明する。この実施例は第1実施例のプレー ト16の外周面18を大きめに形成して、ここにゴム製のスペーサ34を介して アクチュエータ21の凸部24を嵌挿したものである。スペーサ34はプレート 16の上面とアクチュエータ21の下面との間に介装される円板状のもので、中 央部に筒状部34Aが設けられ、この筒状部34Aがアクチュエータ21の凸部 24とプレート16の内周面18との間に嵌挿されている。尚、スペーサ34の 筒状部34Aの外周面34Bが被嵌合部を構成している。
【0027】 また、アクチュエータ21は外側カバー22のゴム製のパッキン32Aによっ てプレート16側に付勢され、パッキン32Aの一部がハーネス30のグロメッ ト28として機能している。
【0028】 この実施例によれば、前述した実施例と同様にアクチュエータ21の出力軸2 5とピストンロッド12のコントロールロッド14とのセンタリングを、簡単か つ正確に行えると共に、アクチュエータ21がスペーサ34とパッキン32とに よってフローティングされていることにより、アクチュエータ21の作動の際に 生ずる振動等が外側カバー22に伝達されないため、車室内にアクチュエータ2 1の作動音が伝わらず静粛性を維持することができる。尚、他の構成作用につい ては前述実施例と同様であるので同一部分に同一符号を付して説明は省略する。
【0029】 次に、図4及び図5に、アクチュエータ21を外側カバー22に支持する態様 を示す。尚、以下の態様において、前述第3実施例等と同一部分には同一符号を 付して説明を省略する。
【0030】 図4に示す態様はアクチュエータ21の下面とプレート16の上面との間に環 状のスペーサ35が介装されると共に、外側カバー22の環状溝22Aに第3実 施例と同様のパッキン32Aが設けられ、アクチュエータ21の外周面と外側カ バー22との間に筒状パッキン36が介装されたものである。ここで、アクチュ エータ21の凸部24はプレート16の内周面18に接触していない。
【0031】 この態様によれば、アクチュエータ21の作動によって生ずる振動は、スペー サ35とパッキン32と筒状パッキン36とによって吸収され、外側カバー22 から車体に伝達されることはなく、また、筒状パッキン36がアクチュエータ2 1の直径方向に弾性変形できるため、アクチュエータ21の出力軸25と、ピス トンロッド12のコントロールロッド14との軸心が多少ずれていても、筒状パ ッキン36の弾性変形によって芯ずれを吸収することができる。したがって、ア クチュエータ21の外径寸法、外側カバー22の内径寸法等の精度や組み付け寸 法に若干の誤差が許されるため、組み付け精度を高くする必要がなくなるため製 造コストを抑えることができる。
【0032】 また、図5に示す態様は図4に示す態様における筒状パッキン36に代えて、 アクチュエータ21の外周に筒状のインシュレータ37を介して外周管38が加 硫接着されたものである。この態様においては、スペーサ35が設けられている ものの、アクチュエータ21の上面と外側カバー22上壁下面との間のパッキン は廃止され、アクチュエータ21は主としてインシュレータ37によって支持さ れている。また、外側カバー22の上部にはグロメット39が設けられ、グロメ ット39にはハーネス30が挿通されている。
【0033】 この態様においても、アクチュエータ21の作動によって生ずる振動が、スペ ーサ35とインシュレータ37とによって、外側カバー22から車体に伝達され るのを防止できる上、インシュレータ37がアクチュエータ21の直径方向に弾 性変形できるため、アクチュエータ21の出力軸25と、ピストンロッド12の コントロールロッド14との軸心が多少ずれていても、インシュレータ37の弾 性変形によって芯ずれを吸収することができる。また、寸法誤差、組み付け誤差 等が原因となって生ずる出力軸25とコントロールロッド14との多少の芯ずれ が許容できるため、高い組み付け精度が要求されず、製造コストを抑えることが できる。
【0034】
【考案の効果】
以上説明してきたようにこの考案によれば、カバー内に収納されたアクチュエ ータの嵌合部が、カバーのピストンロッド取付壁の被嵌合部に嵌挿されているた め、嵌合部と同軸位置関係にあるアクチュエータの出力軸と、被嵌合部と同軸位 置関係にあるピストンロッド内のコントロールロッドとが同軸位置で連結され、 したがって、アクチュエータの出力軸とピストンロッド内のコントロールロッド とのセンタリングを簡単、かつ、確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例の断面図。
【図2】同第2実施例の断面図。
【図3】同第3実施例の断面図。
【図4】他の実施態様の断面図。
【図5】別の実施態様の断面図。
【図6】従来技術の断面図である。
【符号の説明】
12…ピストンロッド、14…コントロールロッド、1
6…プレート(ピストンロッド取付壁)、18…内周面
(被嵌合部)、21…アクチュエータ、22…外側カバ
ー(カバー)、24…凸部(嵌合部)、25…出力軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンロッド先端に取り付けられ、か
    つ、車体に支持されたカバー内にアクチュエータが設け
    られ、アクチュエータの出力軸がピストンロッド内に設
    けられた減衰力可変機構のコントロールロッドに連結さ
    れている減衰力可変型液圧緩衝器において、カバーのピ
    ストンロッド取付壁に、コントロールロッドと同軸の被
    嵌合部を形成すると共に、アクチュエータの下壁に出力
    軸と同軸の嵌合部を形成し、これら嵌合部と被嵌合部と
    によってアクチュエータを取り付けたことを特徴とする
    減衰力可変型液圧緩衝器。
JP021191U 1992-04-08 1992-04-08 減衰力可変型液圧緩衝器 Expired - Lifetime JPH0581550U (ja)

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