JPH0581485U - 額縁と床板との連結構造 - Google Patents

額縁と床板との連結構造

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JPH0581485U
JPH0581485U JP1977792U JP1977792U JPH0581485U JP H0581485 U JPH0581485 U JP H0581485U JP 1977792 U JP1977792 U JP 1977792U JP 1977792 U JP1977792 U JP 1977792U JP H0581485 U JPH0581485 U JP H0581485U
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森 亮 一 金
中 正 幸 貞
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三協アルミニウム工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工時間が短く、防水性に優れ、しかも外観
劣化が生じない額縁と床との連結構造を提供する。 【構成】 底面にシーリング材を備え、額縁竪部材1へ
の挿嵌部12に防水壁12dを形成したキャップ10を
介して竪部材を床板20に取付け、引寄せ金具30によ
ってキャップと床板とを密着させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば浴室や台所の出窓等の床板に、アルミニウム合金などの押 出し形材からなる額縁を取付けるのに利用される額縁と床板との連結構造に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、湿気の多い浴室などの出窓にアルミニウム合金等の形材からな る額縁を取付ける場合には、額縁と床板との接合部にペースト状のシリコーンシ ーラントを用いて防水するようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記したシリコーンシーラントによる従来の防水には、シリコーン シーラントが乾くまでに時間を要するので施工に手間がかかったり、施工のばら つきによりシール切れを起こすことがあったりするという問題と共に、施工後数 年を経過した時点で前記シーラントに発生するかびによって美観を損なう場合が あるなどの問題点があって、これら問題点の解消がこの種額縁の施工上の課題と なっていた。
【0004】
【考案の目的】
この考案は、上記した従来の課題に着目してなされたものであって、額縁の床 板への取付け施工時間が短縮できるとともに防水性に優れ、しかも外観劣化が生 じることのない額縁と床板との連結構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案に係わる額縁と床板との連結構造は、形材からなる額縁竪部材の下端 に嵌合したキャップを介して前記額縁竪部材と床板とを連結する額縁と床板との 連結構造であって、前記キャップは前記竪部材の下端が当接する基板部と当該基 板部から立上り前記竪部材内に嵌挿される挿嵌部を有し、前記基板部の床板との 当接面に定形シーリング材を備えると共に、前記挿嵌部に所定の高さを有し前記 竪部材を形成する形材の見込み面および見付け面の内面に対向する連続した防水 壁を備えた構成としたものであり、この考案に係わる額縁と床板との連結構造の 一実施態様においては、前記額縁竪部材に形成した切欠部に係合する係合片と該 係合片に対向する対向片とを備えたコの字状金具と、該コの字状金具の前記対向 片に設けたねじ孔に螺合するとともに先端が前記床板に当接する引寄せねじをそ なえた引寄せ金具により前記竪部材を引寄せ状態として前記キャップと床板とを 密着させてなる構成としたものであって、額縁と床板との連結構造における前記 構成を前述した従来の課題を解決するための手段としたことを特徴としている。
【0006】
【考案の作用】
この考案に係わる額縁と床板との連結構造においては、前記構成、すなわち、 床板との当接面に例えば合成ゴムなどからなる定形シーリング材を備え、額縁竪 部材への挿嵌部に防水壁を有するキャップを下端に嵌合した状態の竪部材を床板 に連結することによって、防水性を確保しシリコーンシーラントを不要なものと して施工時間の短縮とかび発生の防止を図るようにしている。 つまり、キャッ プに取付けたシーリング材によってキャップと床板との間から躯体側に浸入しよ うとする水を阻止すると同時に、前記キャップの挿嵌部に設けた防水壁によって 額縁竪部材とキャップの間から浸入した水が躯体側に流れるのを防止するように なっている。
【0007】
【実施例】
以下、この考案を図面に基づいて、さらに具体的に説明する。
【0008】 図1ないし図4は、この考案に係わる額縁と床板との連結構造の一実施例を説 明するものであって、図1は、額縁竪部材1,キャップ10,床板20および引 寄せ金具30の取付け位置関係を示す斜視図である。
【0009】 額縁竪部材1は、図1に示すような断面形状の形材からなるものであって、見 込み面2の形材内面には、図示しない額縁横部材と接合するためのタッピングホ ール1aを有すると共に、前記見込み面2の形材内面から躯体側に延出する突片 1b,1cのうちの突片1bには、床板20との連結状態において、後述する引 寄せ金具30の係合片31aに係合する切欠部1dが形成されている。
【0010】 図2は、前記額縁竪部材1と床板20との間に介在させるキャップ10の形状 を説明するものであって、図2(a)および図2(b)は、それぞれ右勝手用お よび左勝手用のキャップを示し、両者は互いに左右対称な形状を有している。 また、図2(c)は、図2(a)に示した右勝手用キャップの底面側を示すもの である。
【0011】 図に示すキャップ10は、前記額縁竪部材1の下端に嵌合されるようになって おり、基板部11と、該基板部11の上面に位置する挿嵌部12とを射出成形に よって一体に成形した樹脂製のものであって、前記基板部11の底面にはブチル ゴム製のシーリング材13を備えている。
【0012】 基板部11は、竪部材1への嵌合状態において、その上面側が竪部材1の下端 部に当接するようになっており、その底面にはシーリング材13を嵌装するため の防水材嵌合溝11aが形成されている。
【0013】 前記挿嵌部12は、竪部材1への嵌合状態において竪部材1を形成する形材内 に嵌挿されるものであって、この実施例では、竪部材1の形材形状を考慮して3 つのブロックに別れており、その全長および幅は、前記形材の内のり寸法にほぼ 等しいものとなっている。
【0014】 また、挿嵌部12の躯体開口部側(額縁見込み面側)の側面には、竪部材1の タッピングホール1aを避けるための凹入部12a,12aを有し、竪部材1の 見込み面2の形材内面に対向する見込み面側立上り壁12bと、前記竪部材1の 見付け面3の形材内面に対向する見付け面側立上り壁12cとからなる連続した 防水壁12dが形成されている。
【0015】 さらに、前記挿嵌部12の躯体側(前記見込み面側立上り壁12bの反対側) の側面には、前記見込み面側立上り壁12bの形材内面側への当接を確実なもの とし、竪部材1への嵌合状態を確保するくさび12eが数箇所に設けてあると共 に、中央のブロックには、床板20との連結状態において引寄せ金具30の係合 片31aを受け入れる金具挿通孔12fが形成されている。 なお、前記くさび 12eは、前述のほかに、図2中では死角となっている側の側面にも設けられて おり、前記見付け面側立上り壁12cの形材内面への当接が確実なものになるよ うにしてある。
【0016】 シーリング材13は、図2(c)に示すように、基板部11の底面に設けた前 記防水材嵌合溝11aの深さ寸法より若干大きめの径を有する円形断面のブチル ゴム製ひも状のものであって、防水材嵌合溝11aの形状に合わせた屈曲形状を しており、前記防水材嵌合溝11a内に嵌め込むことによって基板部11の底面 に取付けられるようになっている。
【0017】 図3は、この実施例において、前記キャップ10を下端部に嵌合した状態の額 縁竪部材1を床板20に取付けるために用いる引寄せ金具30の形状を説明する ものであって、図に示す引寄せ金具30は、略「コ」の字形状をなし、額縁1と 床板20との連結状態において、額縁竪部材1に形成した前記切欠部1dに係合 する係合片31aと該係合片31aに対向する対向片31bとを備えたコの字状 金具31と、前記コの字状金具31の対向片31bにバーリング加工によって設 けたねじ孔31cに螺合する引寄せねじ32を備えており、前記引寄せねじ32 の先端を床板20の底面に当接させた状態で当該ねじ32を締め付けることによ り、前記コの字状金具31とともに該金具31の係合片31aに係止した額縁竪 部材1を床板20の側に引寄せるようになっている。 なお、前記係合片31a の上面は湾曲面に成形してあり、剛性を高めることによって変形を防止している 。
【0018】 以下に、前記キャップ10および引寄せ金具30を用いて、額縁竪部材1を床 板20に連結する要領について説明する。
【0019】 まず、図1に示すように、上端側に図示しない額縁横部材を接合した額縁竪部 材1の下端部に、底面にシーリング材13を取付けたキャップ10を嵌合する。
【0020】 このとき、キャップ10の挿嵌部12に設けたくさび12eの働きによって、 当該挿嵌部12の見込み面側立上り壁12bおよび見付け面側立上り壁12cと からなる防水壁12dが竪部材1の見込み面2および見付け面3の形材内面にし っかりと押圧され、キャップ10が竪部材1から脱落しないようになっており、 この嵌合状態において、前記挿嵌部12の躯体側側面に設けた金具挿通孔12f と、竪部材1の形材突片1bに設けた切欠部1dの位置が一致するようになって いる。 なお、前記竪部材1の形材突片1bおよび1cの基端側には、キャップ 10の見込み面側立上り壁12b(防水壁12d)を受け入れるためのスリット 1eおよび1fをあらかじめ切除しておくことが必要である。
【0021】 次に、下端部前記キャップ10を嵌合した状態の額縁竪部材1を人工大理石空 なる床板20の所定の位置に載置する。 そして、引寄せ金具30の係合片31 aを前記竪部材1の切欠部1dとキャップ10の金具挿通孔12fに挿通すると ともに対向片31bを前記床板20の下側に差込み、この状態で引寄せねじ32 を対向片31bに形成したねじ孔31cにねじ込む。
【0022】 そして、先端部を床板20の底面に当接させた状態で引寄せねじ32を締め付 けることにより、引寄せ金具30の係合片31aがこれに係止された額縁竪部材 1と該竪部材1に嵌合されたキャップ10を床板20の側に引寄せ、これによっ て額縁竪部材1が床板20に連結されることになる。
【0023】 このとき、図4に示すように、キャップ10の底面に取付けられたシーリング 材13が前記金具30によるひきよせによって変形しつつキャップ10と床板2 0の双方に密着するので当該キャップ10と床板20との間の水密性が確保され る。
【0024】 また、キャップ10の挿嵌部12には、竪部材1の見込み面2の形材内面に対 向する見込み面側立上り壁12bと見付け面3の形材内面に対向する見付け面側 立上り壁12cとからなる連続した防水壁12dが形成されているので、竪部材 1とキャップ10との間から水が浸入したとしても前記防水壁12dによって阻 まれ、水が躯体側に流れるようなことがない。
【0025】 なお、この考案に係わる額縁と床板との連結構造において使用する各部材は、 前記実施例において説明した形状のみに限定される訳ではなく、例えば、キャッ プ形状は使用する額縁形材の形状に応じたものを使用することができ、シーリン グ材についても、前述の形状や取付け方法に替えて、例えばシート状のシーリン グ材をキャップの底面に貼付けるようにしてもこの考案の趣旨から逸脱するので はない。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係わる額縁と床板との連結構造は、形材から なる額縁竪部材の下端に嵌合したキャップを介して前記額縁竪部材と床板とを連 結する額縁と床板との連結構造であって、前記キャップは前記竪部材の下端が当 接する基板部と当該基板部から立上り前記竪部材内に嵌挿される挿嵌部を有し、 前記基板部の床板との当接面に定形シーリング材を備えると共に、前記挿嵌部に 所定の高さを有し前記竪部材を形成する形材の見込み面および見付け面の内面に 対向する連続した防水壁を備えた構成としたものであるから、施工時間の短縮が 可能であるとともに、キャップと床板との間、キャップと額縁竪部材との間から 浸入しようとする水をキャップの底面に設けたシーリング材とキャップの挿嵌部 に形成した防水壁とによってそれぞれ阻止することができ、高い防水性を確実に 得ることができるという非常に優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる額縁と床板との連結構造の一
実施例による各部材の取付け位置関係を説明する斜視図
である。
【図2】図1に示した額縁と床板との連結構造において
用いるキャップ形状の説明図であって、(a)は右勝手
用キャップ、(b)は左勝手用キャップ、(c)は
(a)に示した右勝手用キャップの底面側を示すそれぞ
れ斜視図である。
【図3】(a)および(b)は図1に示した額縁と床板
との連結構造において用いる引寄せ金具の形状を示すそ
れぞれ側面および正面説明図である。
【図4】図1に示した額縁と床板との連結構造における
各部材の取付け位置関係を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 額縁竪部材 1d 切欠部 2 見込み面 3 見付け面 10 キャップ 11 基板部 12 挿嵌部 12d 防水壁 13 シーリング材 20 床板 30 引寄せ金具 31 コの字状金具 31a 係合片 31b 対向片 31c ねじ穴 32 引寄せねじ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形材からなる額縁竪部材の下端に嵌合し
    たキャップを介して前記額縁竪部材と床板とを連結する
    額縁と床板との連結構造であって、 前記キャップは前記竪部材の下端が当接する基板部と当
    該基板部から立上り前記竪部材内に嵌挿される挿嵌部を
    有し、前記基板部の床板との当接面に定形シーリング材
    を備えると共に、前記挿嵌部に所定の高さを有し前記竪
    部材を形成する形材の見込み面および見付け面の内面に
    対向する連続した防水壁を備えたことを特徴とする額縁
    と床板との連結構造。
  2. 【請求項2】 前記額縁竪部材に形成した切欠部に係合
    する係合片と該係合片に対向する対向片とを備えたコの
    字状金具と、該コの字状金具の前記対向片に設けたねじ
    孔に螺合するとともに先端が前記床板に当接する引寄せ
    ねじをそなえた引寄せ金具により前記竪部材を引寄せ状
    態として前記キャップと床板とを密着させてなることを
    特徴とする請求項1記載の額縁と床板との連結構造。
JP1992019777U 1992-04-02 1992-04-02 額縁竪部材と床板との連結構造 Expired - Lifetime JP2537159Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55172583U (ja) * 1979-05-29 1980-12-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55172583U (ja) * 1979-05-29 1980-12-11

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