JPH0581355A - 設計手順支援装置 - Google Patents

設計手順支援装置

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JPH0581355A
JPH0581355A JP3270259A JP27025991A JPH0581355A JP H0581355 A JPH0581355 A JP H0581355A JP 3270259 A JP3270259 A JP 3270259A JP 27025991 A JP27025991 A JP 27025991A JP H0581355 A JPH0581355 A JP H0581355A
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JP3270259A
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Inventor
Toshiyuki Ando
敏之 安藤
Minoru Togashi
実 冨樫
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過去の設計操作や設計モデルの増減を設計者
が理解しやすくし、さらに編集操作によって設計履歴に
含まれる情報生成手順の情報を効果的に利用できるよう
にする。 【構成】 (a)の実線のように、モデル名称が「モデ
ル1」の設計対象に対して、アクション1でパラメータ
Gをg1に変更し、変更後のモデル1から同一の値を持
つモデル2を生成し(アクション2)、モデル1に対し
てパラメータIをi1に変更し(アクション3)、モデ
ル2に対してパラメータNをn′1に変更し(アクショ
ン4)、モデル1に対してパラメータPをp1に変更し
た履歴が表示される。編集操作でモデル1のアクション
3とアクション5をコピーし、モデル2のアクション4
の後に追加すると、(b)のように画面表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば車両などの設
計履歴の記憶と表示、および編集を行う設計手順支援装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の設計手法としては、FORTRA
Nのような高級言語を用いたプログラムを使用して、設
計目標指標の性能計算等を行いながら設計を進めるもの
がある。しかしながら、自動車工学や電子制御技術の進
歩により、これらの目標指標の算出式は、何年もの期間
にわたって利用され得るものでなく、新規技術が採用さ
れる度に変更する必要がある。
【0003】そして、このような変更を従来のような高
級言語プログラムで処理しようとすると、その度にアル
ゴリズムの検討、フローチャートの設計、デバッグなど
の一連の作業が必要となり、設計時間の遅延を生じさせ
る。そこでこの対策として、設計に必要な情報を見出し
情報とし、その情報を求めるために必要なデータ値、関
連情報並びに関係式を含む副情報と、前記の見出し情報
の組み合わせからなるフレームという知識表現の形式を
利用して、車両設計のパラメータ群を構築し、これらの
フレームを多数用いて設計を支援するエキスパートシス
テムがある。特開平3−147023号に提案されてい
るのもその一例である。
【0004】このような設計支援のためのエキスパート
システムにおいては、設計者の操作とそれに伴う影響
を、設計履歴として逐一記憶しておき、必要に応じて設
計者に提示することにより、設計過程を再確認したり過
去の設計地点まで戻って再作業を行なうことを可能にす
る機能を具備しているのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の設計支援のシステムにあっては、記憶した設
計履歴の表示方法が、行われた操作とその影響を設計順
序にしたがって単に一覧表の形式で表示するだけとなっ
ていたため、過去の設計操作や設計モデルの増減を設計
者が把握しにくく、設計履歴を有効に利用できないとい
う問題があった。
【0006】したがってこの発明は、このような従来の
問題点に着目し、過去の設計操作や設計モデルの増減を
設計者が理解しやすくし、さらに編集操作によって設計
履歴に含まれる情報生成手順の情報を効果的に利用でき
るような設計手順支援装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため請求項1の発明
は、図1の(a)に示されるように、設計に必要な関連
情報をそれぞれ見出し情報および副情報として組み合わ
せて記憶している第1の情報記憶手段1aと、該第1の
情報記憶手段1aに記憶されている情報のうち、設計操
作毎に対象となった見出し情報とその値およびモデル名
を設計履歴として記憶する第2の情報記憶手段3aと、
該第2の情報記憶手段3aに記憶された設計履歴に基づ
いて、モデルの設計過程を関係木構造で表示するととも
に、表示された関係木を編集する表示編集手段5aと、
該表示編集手段5aの編集操作により新たに設計が進め
られたモデルに関する情報を、前記第1および第2の情
報記憶手段1a、3aに記憶された情報を用いて生成す
る情報生成手段7aとを備えた設計手順支援装置とし
た。
【0008】また請求項2の発明は、図1の(b)に示
されるように、設計に必要な関連情報をそれぞれ出力情
報および入力情報として組み合わせて記憶している第3
の情報記憶手段1bと、該第3の情報記憶手段1bに記
憶されている情報のうち、設計操作毎に対象となった出
力情報とその値およびモデル名を設計履歴として記憶す
る第4の情報記憶手段3bと、該第4の情報記憶手段3
bに記憶された設計履歴に基づいて、モデルの設計過程
を実行された設計操作と出力情報の遷移グラフで表示す
るとともに、表示されたグラフの設計操作部分を編集す
る表示編集手段5bと、該表示編集手段5bの編集操作
により新たに設計が進められたモデルに関する情報を、
前記第3および第4の情報記憶手段1b、3bに記憶さ
れた情報を用いて生成する情報生成手段7bとを備えた
ことを特徴とする設計手順支援装置とした。
【0009】
【作用】履歴に基づいて過去の設計操作や設計モデルの
増減を図で表示するから変遷を設計者が理解しやすい。
さらに図表示された設計履歴に対して、ある区間で行な
われた一連の設計操作の削除や他の設計モデルへのコピ
ーなどの履歴編集操作を行うことにより、設計履歴に含
まれる情報生成手順の情報も効果的に利用され、編集操
作で行なわれた設計変更に伴う設計値の計算が行なわれ
る。
【0010】とくに請求項1の発明では、モデル間の関
係が木構造で表示、編集されるからモデルの派生やモデ
ル別の履歴などが容易に把握される。また請求項2の発
明では、パラメータの変化がグラフで表示、編集される
から各設計操作がパラメータに与える影響やパラメータ
の変化経過などが容易に把握される。
【0011】
【実施例】図2は、この発明の実施例を示すブロック図
である。設計手順支援装置は、例えば設計変更したい所
望の情報およびその他の情報等を入力するキーボード等
からなる入力装置11と、設計支援情報や推論結果等の
各種情報を表示するCRTディスプレイ等からなる表示
装置13と、情報記憶装置15と、前記入力装置11か
ら入力された情報をもとに前記情報記憶装置15に記憶
されている情報を検索し、全体の制御を行なう知識制御
部17とから構成されている。
【0012】情報記憶装置15は、1次情報としての設
計に必要なデータ値、関連情報、関係式など設計手順に
関する知識からなる副情報と、その副情報から引き出さ
れる2次情報としての設計情報等の見出し情報とを組み
合わせて複数記憶していて、発明の第1の情報記憶手段
を構成する知識ベースであるとともに、併せて履歴情報
等も記憶する第2の情報記憶手段をも構成する。また、
入力装置11、知識制御部17および表示装置13が表
示編集手段および情報生成手段を構成している。
【0013】情報記憶装置15に組み合わせられて記憶
される見出し情報と、その見出し情報に対する副情報
は、フレームという記述に従って示される。図3はその
フレーム例であって、2次情報としての出力(outp
ut)情報を「A」として、その見出し情報である出力
パラメータAに対する副情報として、1次情報としての
複数の入力(input)パラメータB、C、Dおよび
関係式(equation)を有するAフレームを示し
ている。
【0014】以上説明したように、情報記憶装置15に
見出し情報と副情報、すなわち出力パラメータと入力パ
ラメータとの組み合わせからなるフレームとして記憶さ
せる情報は、各出力パラメータがその組み合わせ関係に
ある入力パラメータおよび関係式から求められるが、こ
の入力パラメータはまた他の組み合わせを構成するフレ
ームの出力パラメータとなるものであり、さらにまたそ
の他の組み合わせの出力パラメータは、また別の組み合
わせの入力パラメータであるというように、出力パラメ
ータと入力パラメータとの組み合わせからなる各情報
は、階層構造に構成されている。
【0015】図4はこのような階層構造を示し、パラメ
ータAはパラメータB、C、Dから求めることができ、
パラメータBはパラメータE、Fから求められ、パラメ
ータCはパラメータG、Hから求められ、パラメータD
はパラメータH、Iから求められることを示している。
また同様に、パラメータKはパラメータLおよびパラメ
ータMから求めることができ、パラメータLはパラメー
タI、J、Nから求められ、パラメータMはパラメータ
N、O、Pから求められるというように階層構造になっ
ている。そして、例えばパラメータAの値はパラメータ
B、C、Dの値が決まったときに、所定の手順で計算さ
れ得ることを示している。
【0016】次に、この実施例装置における、知識制御
部17の制御によって動作する全体の処理の流れを、図
5に示すフローチャートにより説明する。この設計手順
支援装置においては、履歴の通し番号を計算する履歴カ
ウンタS、設計者による設計操作番号を計算するアクシ
ョンカウンタA、パラメータの名称を記憶する記憶レジ
スターR、一時的なパラメータ用の変数T、一時的にパ
ラメータの名称リストを記憶する記憶レジスタU、一時
的にパラメータ名称を保持する変数W等を、情報記憶装
置15にソフト的に持たせてある。また知識制御部17
は後述するように機能ブロックとして値変更部と情報計
算部を備えている。
【0017】まず、各パラメータの現在の値を情報記憶
装置に記憶する(ステップ110)。次に、処理項目を
選択する(ステップ120)。選択結果が値変更である
場合には、ステップ130に分岐して知識制御部17の
値変更部において後述する処理を行ない、ステップ12
0に戻る。またステップ120における選択結果が履歴
表示である場合には、ステップ140に進み、履歴表示
を行なう。
【0018】次に、ステップ150で編集作業を行なう
かどうかを選択する。選択結果が「編集作業を行なわな
い(No)」場合には、履歴表示をやめステップ120
に戻る。選択結果が「編集作業を行なう(Yes)」場
合には、ステップ160に進み、表示した履歴について
後述する編集作業を行なう。編集作業が終了したらステ
ップ170に進み、編集内容に関する情報計算を行な
う。情報計算についても後述する。ステップ170で情
報計算が終了したら、ステップ120に戻り再び処理項
目を問い合わせる。
【0019】次に、ステップ120で値変更が選択され
た場合に進むステップ130での、値変更部の処理は、
図6および図7に示されるフローに従って行なわれる。
まず、値変更部ではステップ210で、値の変更を行な
うパラメータの名称を記憶するための記憶レジスタRを
初期化する。次に、変更するパラメータ名称(Y)をレ
ジスタRに記憶する(ステップ220)。ステップ23
0でパラメータ(Y)の変更後の値(V)を問い合わ
せ、入力にしたがってパラメータ(Y)の値を変更する
(ステップ240)。次に、履歴カウンタ(S)とアク
ションカウンタ(A)、設計の対象となっているモデル
名称(M)を参照する(ステップ250、260、27
0)。
【0020】履歴情報は、「tr(履歴番号、アクショ
ン番号、対象モデル名称、パラメータ名称、値、操作内
容)」の形式で定義される。定義内の操作内容には、図
6のステップ230における問い合わせにより、値変更
が行なわれた場合の「変更」、後述する図6のステップ
360における値計算で計算により算出された場合の
「計算」、図5のステップ160における編集作業によ
り新しいモデルが生成された場合の「モデル生成」の3
種がある。操作内容が「モデル生成」の場合の履歴は、
「tr(履歴番号、アクション番号、コピー元モデル名
称、*、生成されたモデル名称、モデル生成)」の形式
で定義される。この定義中の「*」は、この項目は使用
しないことを表している。
【0021】以上の定義に従い、ステップ220、23
0、250、260、270で参照したデータを使用し
て、履歴情報としてtr(S、A、M、Y、V、変更)
を記憶する(ステップ280)。次に、履歴カウンタに
1を足して更新する(ステップ290)。ステップ30
0では、レジスタRに入れた要素を1つだけ取り出し変
数Tに割り当てる。レジスタRから取り出した変数T
は、Rから取り除く(ステップ310)。
【0022】次に、ステップ320でTを入力パラメー
タとするパラメータが存在するかどうかを全探索し、そ
のようなパラメータが存在しなければ、ステップ330
に進みレジスタRの中を調べる。レジスタRが空であれ
ば処理を終了する。レジスタRに要素が残っていれば、
再びステップ300に進み処理を続ける。ステップ32
0で探索の結果、そのようなパラメータが存在すれば、
ステップ340に進み、探索により見つけたパラメータ
の全てをレジスタUに入れる。次にステップ350でレ
ジスタUの要素を一つ取り出し変数Wに割り当てる。
【0023】ステップ360で変数Wの値を計算する。
変数Wの計算により値Cが得られたら、履歴カウンタを
参照し(ステップ370)、今まで得られたデータを使
用して履歴情報として、tr(S、A、M、W、C、計
算)を記憶する(ステップ380)。次に、履歴カウン
タを+1だけ更新し(ステップ390)、変数Wをレジ
スタUから削除して、レジスタRに入れる(ステップ4
00)。ステップ410でレジスタUに要素がのこって
いるかを調べ、要素が残っていたらステップ350に進
み処理を続ける。要素が残っていなければステップ30
0に進み処理を続ける。
【0024】値の計算は図7に示すフローで処理を行な
う。まず、計算するパラメータ(W)の入力パラメータ
をフレームから参照し、レジスタPに記憶する(ステッ
プ510)。次に、レジスタPの要素を1つ取り出し、
変数Xに割り当てる(ステップ520)。ステップ53
0では、Xの現在値を参照し、ステップ540でレジス
タPから変数Xを取り除く。レジスタPの要素がなくな
るまでステップ520からステップ540までの処理を
続け、要素がなくなったらステップ560に進む(ステ
ップ550)。ステップ560では、参照した入力パラ
メータとフレーム内で示される関係式からWの値(C)
を計算し、処理を終える。
【0025】図5のステップ140で実行される設計履
歴に基づく関係木構造について、図8に示す。このよう
な設計履歴の関係木表示は、記憶された履歴に基づいて
表示装置13に出力される。モデル名称が「モデル1」
の設計対象に対して、アクション1でパラメータGをg
1に変更し、変更後のモデル1から同一の値を持つモデ
ル2を生成し(アクション2)、モデル1に対してパラ
メータIをi1に変更し(アクション3)、モデル2に
対してパラメータNをn′1に変更し(アクション
4)、モデル1に対してパラメータPをp1に変更した
履歴を表示している。
【0026】この表示は図9に示される履歴に基づいて
いる。図9において、操作名称が「計算」となっている
履歴は、同一アクション番号のうち操作内容が「変更」
となっている履歴により、影響を受けたパラメータが計
算により値が新しくなったことを示している。
【0027】次に、図5のステップ160で行なわれる
編集作業の例を、図10、図11に示す。図10の
(a)は、コピー操作の例を示し、図8で説明した履歴
表示のうち、モデル1のアクション3とアクション5を
コピーし、モデル2のアクション4の後に追加する編集
作業を示している。同図の(b)が編集後の画面表示と
なる。
【0028】図11の(a)が、削除操作の例を示し、
図8で説明した履歴表示のうち、モデル1のアクション
3を削除する編集作業を示している。同図の(b)が編
集後の画面表示となる。
【0029】次に、図5のステップ170における「編
集による情報計算」の処理について図12〜図14によ
り説明する。まず知識制御部17の情報計算部23で
は、ステップ610で、どのような編集作業が行われた
かを判断する。削除操作が行われた場合にはステップ7
30に進み、コピー操作が行われた場合にはステップ6
20に進む。
【0030】ステップ620ではコピー元のアクション
番号の履歴を探し、コピーリスト(L)として保持す
る。例えば図10の例では、アクション番号3とアクシ
ョン番号5がコピ−元のアクション番号となり、図9の
履歴リストではアクション番号が3の履歴番号5から9
までと、アクション番号が5の履歴番号14から16ま
でがコピ−リストとなる。
【0031】ステップ630ではコピ−リスト(L)の
うち先頭(一番小さい)履歴番号を作業用カウンタ
(K)に入れる。ステップ640では、作業用カウンタ
(K)に示される履歴番号の操作内容(H)とパラメー
タ名称(P)を参照する。ステップ650で操作内容
(H)が計算か変更かを判定する。計算ならステップ6
70に進み、図7で説明した処理ステップにより、ステ
ップ640で参照したパラメータの値(V)が値計算部
で計算される。計算終了後はステップ690に進む。
【0032】ステップ650で操作内容が変更と判断さ
れた場合には、ステップ660に進み、ステップ640
で参照したパラメータの値を履歴で示される値(V)に
置き換える。次ぎに、アクション番号カウンタ(A)と
履歴カウンタ(S)を+1だけ更新する(ステップ68
0、690)。ステップ695では、コピー先のモデル
名(M)を参照する。ステップ700では、編集操作に
従って、得られたデータを使用して履歴を新たに作成す
る。この履歴は、tr(S,A,M,P,V,H)=t
r(履歴カウンタ番号,アクションカウンタ番号,コピ
ー先モデル名,パラメータ名称,値,操作内容)の形と
なる。
【0033】ステップ705では、カウンタ(K)で示
される履歴番号の履歴をコピーリスト(L)から削除す
る。ステップ710ではコピーリスト(L)が残ってい
るかを判定する。残っていれば作業用カウンタ(K)を
+1だけ更新し、ステップ640に返る。コピーリスト
(L)が残っていないときは、処理を終了する。
【0034】はじめに戻って、ステップ610で編集作
業が削除と判定された場合には、ステップ730で、削
除されたアクション番号の履歴を履歴リストから削除し
削除リスト(D)とする。削除リスト(D)の先頭(一
番小さい)履歴番号を作業用カウンタ(K)に入れる
(ステップ740)。Kに示される履歴番号のパラメー
タ名称(P)を参照する(ステップ750)。
【0035】ステップ760では、Kに示される履歴番
号以降の履歴に同一のモデル名とパラメータ名称がある
かどうかを判定する。あれば、ステップ810へ進む。
同一のモデル名とパラメータ名称が無ければ、ステップ
770に進み、Kに示される履歴番号以前の履歴に同一
のモデル名とパラメータ名称があるかどうかを判定す
る。あれば、パラメータの値(V)をその履歴に示され
る値に置き換える(ステップ790)。以前の履歴にも
同一のモデル名とパラメータ名称が無ければ、ステップ
780でパラメータの値を図5のステップ110で記憶
したパラメータの値に置き換え、ステップ795に進
む。
【0036】ステップ795では、作業用カウンタ
(K)で示される履歴番号の履歴を削除リスト(D)か
ら削除する。ステップ800では、削除リスト(D)が
残っているか判定し、残っていれば履歴カウンタ(S)
を+1だけ更新し(ステップ810)、ステップ750
に戻る。ステップ800で削除リスト(D)が残ってい
なければ、処理を終了する。以上の編集による情報計算
の処理ステップが、発明の情報生成手段に含まれる。
【0037】図8、図9の履歴を図10のコピ−操作で
編集した結果について、図12のフローに基づいて編集
による情報計算を行うと、図13のような履歴となり、
各パラメータの値も変更される。図中破線内がコピー操
作により追加された履歴である。また、図8、図9の履
歴を図11の削除操作で編集した結果について、図12
のフローに基づいて編集による情報計算を行うと、図1
4のような履歴となり、各パラメータの値も変更され
る。
【0038】以上のように構成されているから、情報記
憶装置に記憶されている履歴に基づいて、以前に行なっ
た設計操作やモデルの生成が関係木構造で図表示され、
設計の履歴を把握するのが格段に容易になった。とくに
関係木構造を用いて表示されるから、モデルの派生や各
モデル別の操作を把握しやすいという特徴を有してい
る。また図表示された履歴に対して、そのなかのある区
間で行なわれた一連の設計操作をコピーあるいは削除す
ることによって、設計履歴に含まれる情報生成手順の情
報も併せて編集活用される。
【0039】次に、履歴表示をグラフ化した第2の実施
例について説明する。これは図5におけるステップ14
0の履歴表示とステップ160の編集作業の形式を変え
たものである。まず履歴表示について図15により説明
すると、ステップ910でグラフ表示するモデル名
(M)、パラメータ名称(Y)を問い合わせる。次ぎ
に、ステップ920で図9に示されるような履歴のう
ち、入力されたモデル名(M)に関する履歴を集める。
例えば、図9からモデル1についての履歴を抽出すれば
図16のようになる。
【0040】ステップ930では、表示するパラメータ
として、ステップ910で得られたパラメータ(Y)の
値を抽出した履歴より参照し縦軸データとする。ステッ
プ940で、抽出した履歴から操作内容が「変更」の履
歴を探し横軸データとする。ステップ950において、
得られたデータを利用してグラフ表示する。図9に示す
履歴から、モデル1に関してパラメータAとパラメータ
Kの値をグラフ表示した例を図17に、モデル2に関し
てパラメータAとパラメータKの値をグラフ表示した例
を図18に示す。
【0041】次ぎに、新たな編集操作について説明す
る。編集操作には「コピー操作」と「削除操作」があ
る。コピー操作は、特定のモデルで行われたアクション
(値の変更)のうち、選択したいくつかのアクション
を、他のモデルに対して行う操作である。図19は、モ
デル1で行われたアクション3(パラメータIを値i1
に変更する操作)とアクション5(パラメータPを値p
1に変更する操作)をモデル2にコピーする操作を示し
ている。モデル2では、コピーされた内容に従って値を
変更し、変更に伴う影響を計算する。ここでの計算処理
は、第1の実施例の図12におけるのと同じである。
【0042】図19に示すモデル1からモデル2へのア
クション3とアクション5のコピー操作により、新たに
生成された履歴は図13に示したものと同じになる。こ
の処理が終了したのちに、再び図15の処理フローによ
りグラフを表示する。図19のコピー操作を行った後の
モデル2のグラフ表示は図20のようになる。
【0043】次ぎに、削除操作は特定のモデルで行われ
たアクション(値の変更)のうち、選択したいくつかの
アクションを削除する操作である。図21は、モデル1
で行われたアクション3(パラメータIを値i1に変更
する操作)を削除する操作を示し、モデル1では、削除
された内容に従って削除に伴う影響を計算する。ここで
の計算も図12におけるのと同じである。
【0044】図21に示すモデル1のアクション3の削
除操作により、新たに生成された履歴は第1の実施例で
示した図14のものと同じになる。この処理が終了した
のちに、再び図15の処理フローによりグラフを表示す
る。図21の削除操作を行った後のモデル1のグラフ表
示は図22のようになる。
【0045】この実施例によれば、各モデル別にパラメ
ータの変化がグラフで表示されるから、各アクションの
パラメータへの影響や、とくに着目する必要のあるパラ
メータの増減などが把握しやすい利点がある。
【0046】したがって、例えば車両の設計において、
発進加速性能をある目標値にしようとするとき、現行の
モデルに対して加速性能に影響を与える1つのパラメー
タを変更する操作を行なうと、これによって新たな履歴
が蓄積されるとともに、影響を受ける諸パラメータが計
算され、車両の総合的なスペックのシミュレーションを
も得られ、設計作業が極めて容易になる。
【0047】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、記憶した設計
履歴に基づき、過去の設計操作や設計モデルの生成など
を木構造やグラフ表示を用いて図表示するから、設計者
にとって設計履歴が理解しやすい。さらに図で表示され
た設計履歴に対して、ある区間で行われた一連の設計操
作の削除や他の設計モデルへのコピーなどの履歴編集操
作が行なえるから、その操作に基づいて設計履歴に含ま
れる情報生成手順の情報を効果的に利用でき、編集操作
で行われた設計変更に伴う設計値の計算が併せて行なわ
れ、履歴を利用した設計が容易となった。これにより、
複数モデルの設計履歴の把握や比較、値変更による設計
の完成度を高める作業を簡便化され、任意の順番で設計
手順を支援でき、融通性に富み、効率を向上させること
ができる。
【0048】各実施例は、それぞれ上記の共通の効果に
加えて、さらに以下のような効果がある。 第1の実施例は、履歴を利用してモデル間の関係を木構
造を用いて表示、編集をするようにしたため、とくにモ
デルの派生や各モデル別の設計操作・履歴を把握しやす
い。 第2の実施例は、履歴を利用して各モデル別にパラメー
タの変化をグラフを用いて表示、編集するようにしたた
め、とくに各アクションのパラメータへの影響や、とく
に着目する必要のあるパラメータの増減などを把握しや
すい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】設計情報のフレームを示す図である。
【図4】知識構造を示す図である。
【図5】実施例における全体の処理のメインフローを示
す図である。
【図6】値変更の処理フローを示す図である。
【図7】値変更の処理フローを示す図である。
【図8】関係木の構造を示す図である。
【図9】設計履歴を示す図である。
【図10】関係木のコピー操作を示す図である。
【図11】関係木の削除操作を示す図である。
【図12】編集による情報計算の処理フローを示す図で
ある。
【図13】編集による設計履歴の変化を示す図である。
【図14】編集による設計履歴の変化を示す図である。
【図15】グラフ表示のフローを示す図である。
【図16】グラフ表示のための履歴例を示す図である。
【図17】設計履歴のグラフ表示例を示す図である。
【図18】設計履歴のグラフ表示例を示す図である。
【図19】表示グラフのコピー操作例の説明図である。
【図20】コピー操作後のグラフを示す図である。
【図21】表示グラフの削除操作例の説明図である。
【図22】削除操作後のグラフを示す図である。
【符号の説明】
1a 第1の情報記憶手段 1b 第3の情報記憶手段 3a 第2の情報記憶手段 3b 第4の情報記憶手段 5a、5b 表示編集手段 7a、7b 情報生成手段 11 入力装置 13 表示装置 15 情報記憶装置 17 知識制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計に必要な関連情報をそれぞれ見出し
    情報および副情報として組み合わせて記憶している第1
    の情報記憶手段と、該第1の情報記憶手段に記憶されて
    いる情報のうち、設計操作毎に対象となった見出し情報
    とその値およびモデル名を設計履歴として記憶する第2
    の情報記憶手段と、該第2の情報記憶手段に記憶された
    設計履歴に基づいて、モデルの設計過程を関係木構造で
    表示するとともに、表示された関係木を編集する表示編
    集手段と、該表示編集手段の編集操作により新たに設計
    が進められたモデルに関する情報を、前記第1および第
    2の情報記憶手段に記憶された情報を用いて生成する情
    報生成手段とを備えたことを特徴とする設計手順支援装
    置。
  2. 【請求項2】 設計に必要な関連情報をそれぞれ出力情
    報および入力情報として組み合わせて記憶している第3
    の情報記憶手段と、該第3の情報記憶手段に記憶されて
    いる情報のうち、設計操作毎に対象となった出力情報と
    その値およびモデル名を設計履歴として記憶する第4の
    情報記憶手段と、該第4の情報記憶手段に記憶された設
    計履歴に基づいて、モデルの設計過程を実行された設計
    操作と出力情報の遷移グラフで表示するとともに、表示
    されたグラフの設計操作部分を編集する表示編集手段
    と、該表示編集手段の編集操作により新たに設計が進め
    られたモデルに関する情報を、前記第3および第4の情
    報記憶手段に記憶された情報を用いて生成する情報生成
    手段とを備えたことを特徴とする設計手順支援装置。
JP3270259A 1991-09-21 1991-09-21 設計手順支援装置 Withdrawn JPH0581355A (ja)

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