JP2000237937A - 生産システムの設計支援方法 - Google Patents

生産システムの設計支援方法

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JP2000237937A
JP2000237937A JP4259399A JP4259399A JP2000237937A JP 2000237937 A JP2000237937 A JP 2000237937A JP 4259399 A JP4259399 A JP 4259399A JP 4259399 A JP4259399 A JP 4259399A JP 2000237937 A JP2000237937 A JP 2000237937A
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production system
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JP4259399A
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Masashi Hirata
雅士 平田
Satoshi Asano
敏 浅野
Yoshikazu Okishio
良和 沖汐
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • General Factory Administration (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】工場建設のような広範囲な生産システムの構築
を対象にして、複数の生産システムの改善シナリオを自
動的に立案し、最適な生産システムの構想及び設計を支
援する。 【解決手段】生産システムの評価項目と目標値、及び総
合評価指標を定義する段階A01、生産システムの設計
項目の可変範囲を入力する段階A02、生産システムモ
デルについてシミュレーションを実施して改善候補評価
データを作成する段階A03、改善候補となりうるもの
を選択する段階A04、目標値を満足しない場合は設定
を変えてシミュレーションを実施する段階に戻り、目標
値を満足するか又は設定変更が不可能な場合にはシナリ
オ総合評価指標を更新し、改善候補評価データと共に改
善シナリオデータとする段階A06、改善シナリオデー
タを順序付けして出力する段階A08を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生産システムの設計
支援方法に関するものであり、特に構想及び設計段階に
ある生産システムにおける設計改善支援に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平5−143612号には、
生産ラインにおける製品の生産順序などの生産条件デー
タと、生産ラインの設備台数などの工程条件データを受
けて、生産ラインにおける設備の稼働などをシミュレー
ションして稼働率などのシミュレーション結果を得て、
前記シミュレーション結果が目標指標に対して満足して
いるかを評価し、満足しなければ予め定められた変更条
件に従って生産条件データ及び工程条件データを変更す
る条件最適化手段を具備した生産システム設計支援装置
が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】工場建設企画段階とい
った生産システムの構想段階においては、関係する業務
範囲が非常に広いため、通常は、例えばA工程担当、B
工程担当、調達業務担当といった具合いに個別に構想検
討が行われ、設計へと進展する。しかし、いざ開発及び
実施段階になると、個別に行われた設計間での不具合が
顕在化し、設計の再度見直し等といったことが発生し、
最悪の場合は、不具合点を抱えたまま見切り運用といっ
た事態が起こってしまう。また、前記のような不具合が
起こらないようにすることを目的とした生産システムの
最適化という従来技術としては、上記の特開平5−14
3612号に開示されたようなものがあるが、従来技術
のものは局所的な生産システムの最適化についてのもの
であり、例えば工場建設などのような広範囲での生産シ
ステム設計の最適化に対して従来技術を適用することは
非常に困難と考えられる。
【0004】本発明の課題は、例えば工場建設などのよ
うな広範囲な生産システムの構築を対象にして、複数の
生産システムの改善シナリオを自動的に立案することに
よって、最適な生産システムの構想及び設計を支援する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
課題を解決するために、図1に示すように、生産システ
ムの設計支援を行う方法であって、生産システムを評価
するための複数の評価項目と、各評価項目に対する具体
的な目標値を入力すると共に、各評価項目毎の重み付け
値を含む生産システムの総合評価指標の計算式を定義す
る段階A01と、生産システムの複数の設計項目につい
て設定可能な値の範囲を入力する段階A02と、前記範
囲内で複数の設計項目について具体的な設定値の組み合
わせを仮に決定し、該設定値に基づく生産システムモデ
ルについてシミュレーションを実施することにより、設
計項目についてのシミュレーション入力値と、評価項目
についてのシミュレーション出力値と、前記計算式に基
づく総合評価指標の組み合わせよりなる改善候補評価デ
ータを作成する段階A03と、作成された改善候補評価
データの中から生産システムの改善候補となりうるもの
を選択する段階A04と、選択された改善候補評価デー
タが生産システムの目標値のいずれかを満足しない場合
には、設計項目についてのシミュレーション入力値の組
み合わせを変更してシミュレーションを実施する段階に
戻り、選択された改善候補評価データが生産システムの
目標値全てを満足するか、又はシミュレーション入力値
の設定可能な値の組み合わせが尽きた場合には、その改
善候補評価データの総合評価指標をシナリオ総合評価指
標とし、前記選択されたすべての改善候補評価データと
共に改善シナリオデータとする段階A06と、改善シナ
リオデータを順序付けして出力する段階A08とを有す
ることを特徴とするものである。なお、図1において、
A05とA07の段階は、A04で選択される改善候補
評価データが複数の場合に必要となる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明による生産システム
の設計支援方法の処理の流れを示すフローチャートであ
る。以下、図1のA01〜A08の各段階について説明
する。 <A01>まず、A01の段階では、例えば表1に示さ
れるように、コストやリードタイムや技術開発の難易度
等の生産システムを評価するための評価項目と、「コス
ト1億円以内」や「製造リードタイム1日」等の評価項
目に対する具体的な目標値と、その評価項目毎の重み付
け値を入力し、総合評価指標を、例えば次式に示される
ように定義する。 総合評価指標=コスト(万円)×W1+リードタイム
(日)×W2+技術難易度(ポイント数)×W3 ここで、重み付け値Wは定義した後は定数値であり、そ
の後の処理によって変化することはなく、正負のどちら
の値も取り得る。この重み付け値Wは、評価項目が目標
値に対して好ましい方になればなるほど、上式の総合評
価指標の値が大きくなるように調整するものである。
【0007】
【表1】
【0008】コストやリードタイム、技術難易度のよう
な生産システムの中心的な評価項目は、例えば「リード
タイムを短くするためには各品種毎に設備を用意すれば
よいが、コストは高くなる」、また、「設備のサイクル
タイムを短くすれば設備台数は少なくて済むが、技術的
には非常に困難」という具合のトレードオフの関係にあ
る。このような状況で総合的な評価を行うために、各評
価項目での重視度合いを定量化する手段として重み付け
値を用いる。そして、この重み付け値を含んだ総合評価
指標が上式のように定義されることにより、トレードオ
フになる評価項目をトータルとして扱うことが可能にな
る。
【0009】<A02>図2は、生産システムの構想段
階の様子を示す。ものを作る手順としてのプロセスフロ
ーは多くの場合、決まっている。図2に示された例で
は、部品Aと部品Bを組み付ける工程1、部品A+Bと
部品Cを組み付ける工程2、部品A+B+Cと部品Dを
組み付ける工程3、部品A+B+C+Dの性能検査を行
う工程4、完成品を梱包する工程5というプロセスフロ
ーは決まっている。したがって、中心となる検討は、レ
イアウトや設備台数や能力等の設備仕様に関することで
ある。さらに、生産システムの構想段階では、設計段階
とは違い、設備の台数や能力が大体これぐらいというよ
うな漠然としたなかで行われていく。例えば、図2に示
す設備仕様において、工程2の設備台数は1台から5台
くらいだが、不確定というような具合である。
【0010】このような不確定なパラメータを含むなか
でシミュレーションを可能とするべく、図1のA02の
段階では、図4に示すように、設備台数や設備サイクル
タイム等の項目、及びその初期値と最小値と最大値と刻
み値から成る可変パラメータデータを入力して、選択可
変パラメータ格納エリアに記憶する。生産システムをモ
デル化する時に必要な可変パラメータデータとしては、
上述の設備台数や設備サイクルタイムのほか、保管庫又
はスペースの数、保管庫又はスペースに保管することが
できるものの数、作業者の数などがある。
【0011】この可変パラメータデータを用いて、図3
に示すような生産システムモデルを構築してコンピュー
タによるシミュレーションを実施する。図示された生産
システムモデルにおいて、「工程2の設備台数は1台か
ら5台」という状態は、5つの設備を示すモデルアイコ
ンのようになり、1台から5台という状態は、生産シス
テムモデルが認識できる設定値に対応して変更できるよ
うになっている。すなわち、見かけ上は工程2には5つ
の設備を示すアイコンがコンピュータ画面に表示されて
いるが、設備2の台数についての設定値が2であれば、
5つのアイコンのうち2つのアイコンの設備が有効モデ
ル、残りが無効という具合に変更される。ここでは、設
備台数について説明したが、設備サイクルタイムやバッ
ファ容量等も同様に変更が行われる。
【0012】<A03>次に、図1のA03の段階で
は、選択可変パラメータ格納エリアから読み出された可
変パラメータデータを用いて、複数の生産システムモデ
ルについてシミュレーションを実施する。そして、シミ
ュレーションによって得られた、生産システムの各評価
項目に対するシミュレーションの結果値と、各評価項目
に対する重み付け値を用いて、候補総合評価指標を作成
する。シミュレーションの入力値と出力値及び評価値の
組み合わせは、改善候補評価データとして記憶する。
【0013】図5を用いてA03の段階を具体的に説明
すると、A02の段階で選択可変パラメータ格納エリア
に記憶された可変パラメータデータのうち、変化させる
べき項目以外の項目については、可変パラメータデータ
のうちの初期値が設定される。そして、変化させるべき
項目、例えば「設備2の台数」という項目については、
同項目の可変パラメータデータのうち、最小値と最大値
と刻み値を参照して、最小値1から最大値5まで刻み値
1で順番にシミュレーション入力のための設定値とな
る。このシミュレーション入力のための設定値によっ
て、生産システムモデルによるシミュレーションが実施
され、生産システムの各評価項目に対応したシミュレー
ションの結果値が得られる。例えば、図5に示された例
では、「設備2の台数」が3台で、他の項目が初期値の
ときのシミュレーション結果は、コスト=100(万
円)、リードタイム=1(日)、技術難易度=50(ポ
イント)となる。これにより、シミュレーション入力の
ための設定値と、シミュレーションから出力された結果
値、及び改善候補総合評価値の組み合わせから成る改善
候補評価データが作成される。
【0014】ここまでの一連のプロセスを選択可変パラ
メータ格納エリアにある可変パラメータデータ全てにつ
いて行う。その様子を示すフローチャートは図6に描か
れている。図6は、図1のA03の段階を詳細に示した
ものであり、まず、B01の段階では、選択可変パラメ
ータ格納エリアから可変パラメータデータを1つずつ読
み込む。例えば、図4の「設備2の台数」について、最
小値=1、最大値=5、刻み値=1というデータを可変
パラメータデータとして読み込む。次に、B02の段階
では、可変パラメータデータからシミュレーションに入
力すべき値を1つずつ設定する。例えば、図5に示され
た例では、「設備2の台数」という項目について、最小
値1から最大値5まで刻み値1で順番にシミュレーショ
ンに入力すべき値として設定しており、図では「設備2
の台数」という項目に対する設定値=3の場合が示され
ている。B03の段階では、設定された値によりシミュ
レーションを実施し、生産システムの評価項目に対応す
る結果値を出力する。なお、設定値を変化させる可変対
象項目以外の項目については初期値を用いてシミュレー
ションを実施することは既に述べたとおりである。
【0015】次に、B04の段階では、シミュレーショ
ンにより得られた評価項目に対する結果値と、各評価項
目の重み付け値の積和計算により、候補総合評価指標を
作成し、可変対象項目と、その項目に対する設定値と、
シミュレーションの結果値と、その結果値に対する候補
総合評価指標の組み合わせを、1つの改善候補評価デー
タとして記憶する。B05の段階では、B02の段階で
設定され得るすべての値についてシミュレーションが行
われたか判定する。例えば、「設備2の台数」について
は、最小値1から最大値5まで刻み値1で順番にシミュ
レーションが実施され、それぞれの場合について改善候
補評価データが作成され、記憶される。B06の段階で
は、すべての可変パラメータデータについてシミュレー
ションが行われたか判定される。図4の例では、次の可
変対象項目として、「設備3の台数」を1台から3台ま
で1台ずつ増加させた場合のシミュレーションが実施さ
れ、それぞれの場合について改善候補評価データが作成
され、記憶される。
【0016】<A04>次に、図1のA04の段階で
は、図7に示すように、A03で記憶された改善候補評
価データを読込み、生産システムの改善候補となり得る
状態を示す改善候補評価データを選択し、候補抽出格納
エリアに記憶する。ここでの選択の仕方にはバリエーシ
ョンがあり、大別すると、 1)記憶された改善候補評価データ全部を鑑みて選択を
行う方法(請求項4、請求項5)と、 2)改善候補評価データを例えば設備2の台数を項目と
するグループ、設備Aの台数を項目とするグループとい
う具合にグループ毎に選択を行う方法(請求項6、請求
項7)と、 3)上記の1),2)は改善候補評価データの中の候補
総合評価指標を用いる方法であるのに対し、生産システ
ムの評価項目に対応するシミュレーションの結果値と、
A01で入力された生産システムの評価項目に対応する
目標値を比較することによる方法(請求項8)とに分け
られる。 以降では、1),2),3)の順番に沿うように、請求
項4〜8のそれぞれについての記述を行う。
【0017】<A04(請求項4)>図8と図9は請求
項4の実施例を示したものである。例えば、図8(a)
のように、記憶された改善候補評価データが、「→
→→…」の順に並んでいたとして、同データ中の候
補総合評価指標の値の大きいものの順に並べ替えると、
図8(b)のように「→→→…」という具合に
なり、さらに、予め設定された上位制限値を用いて、例
えば上位制限値=3のときには、図8(b)の上位から
3つのデータだけ選択し、図8(c)のように「→
→」という具合になり、これを候補抽出格納エリアに
記憶する。
【0018】以上のプロセスを示すフローチャートは図
9に描かれている。これを説明すると、A03で記憶さ
れた改善候補評価データを読み込み、候補総合評価指標
の値の大きいものの順に並べ替えて、予め設定された上
位制限値の順番目までを選択し、候補抽出格納エリアに
記憶させている。
【0019】<A04(請求項5)>図10と図11は
請求項5の実施例を示したものである。例えば、図10
(a)のように、記憶された改善候補評価データ中の候
補総合評価指標の値をプロットすると、図10(b)の
ようになる。この候補総合評価指標の値の総平均値を求
め、平均値ラインを描くと、図10(c)のようにな
る。この平均値に対して予め設定された管理範囲の設定
値(例えば±10%)を用いて、管理範囲の上限値と下
限値を求めると、図10(d)のようになる。ここか
ら、図10(e)のように、管理範囲の上限値を越えて
いるものを選択し、候補抽出格納エリアに記憶する。図
示された例では、改善候補評価データ,,,の
候補総合評価指標の値は、それぞれ100、205、1
33、191となっており、改善候補評価データと
の候補総合評価指標の値が比較的高いが、管理範囲の上
限値を越えて改善が認められるものは、改善候補評価デ
ータということになる。
【0020】以上のプロセスを示すフローチャートは図
11に描かれている。これを説明すると、A03で記憶
された改善候補評価データを読み込み、上記データの候
補総合評価指標の値を用いて平均値を算出し、この算出
された平均値と予め設定された管理範囲の設定値(例え
ば±10%)から管理範囲を算出し、この管理範囲の上
限値を越えた値を持つ改善候補評価データを選択し、候
補抽出格納エリアに記憶させている。なお、ここでは平
均値を用いて管理範囲を求めたが、標準偏差等の統計的
方法や最大/最小値からの算出等、その他の方法も適用
可能である。
【0021】<A04(請求項6)>図12は請求項6
の実施例を示したものである。図12(a)はA03で
記憶された改善候補評価データであり、このうち、同じ
項目(ここでは「設備Aの台数」)を変化させたときの
改善候補評価データを取り出して、図12(b)のよう
にテーブル化する。この例では、設備Aの台数が1台か
ら6台まで1台ずつ増加するにつれて、候補総合評価指
標の値は、100→200→300→400→401→
402と変化する。このことから、設備Aの台数は4台
までは台数を増やすにつれて候補総合評価指標の値が大
きく増加するが、4台以上はたとえ増やしても候補総合
評価指標の伸びが鈍化することが分かる。そこで、候補
総合評価指標の値の伸びが、予め設定された基準伸び値
未満に変化する直前の項目に対する値(ここでは、「設
備Aの台数」=4)を持つ改善候補評価データを選択す
る。そのために、図12(b)に示すように、項目に対
する値を変化させた場合の候補総合評価指標の伸び値、
すなわち、(今回値−前回値)を計算する。この例で
は、候補総合評価指標の伸び値は100→100→10
0→1→1と変化する。この候補総合表指標の伸び値
を、予め設定された基準伸び値(例えば20)と1回1
回比較していくことによって、候補総合評価指標の伸び
が鈍化する直前の改善候補評価データを選択する。
【0022】以上のプロセスを示すフローチャートは図
13に描かれている。これを説明すると、A03で記憶
された改善候補評価データを読み込み、項目が共通なも
のを取り出し、候補総合評価指標の伸び値(今回値−前
回値)が、最初の判定で予め設定された基準伸び値未満
であれば、最初の改善候補評価データを選択し、2回目
以降の判定で基準伸び値未満となれば、基準伸び値未満
のものが検出されたときの前回値を持つ改善候補評価デ
ータを選択し、候補抽出格納エリアに記憶する。また、
候補総合評価指標の伸び値が、常に基準伸び値以上であ
れば、最後に判定が行われたときの今回値を持つ改善候
補評価データを選択し、候補抽出格納エリアに記憶す
る。以上の処理を改善候補評価データのすべてに対して
実行する。
【0023】<A04(請求項7)>図14〜図16は
請求項7の実施例を示したものである。図14の(a)
に示すリストは、A03で記憶された改善候補評価デー
タであり、このうち、同じ項目(ここでは「設備Aの台
数」)を変化させたときの改善候補評価データを取り出
してテーブル化すると、図14の(b)に示すようにな
る。この例では、設備Aの台数が1台から6台まで1台
ずつ増加するにつれて、候補総合評価指標の値は、10
0→200→304→402→400→405と変化し
ている。このことから、設備Aの台数は4台までは台数
を増やすにつれて候補総合評価指標の値が大きく増加す
るが、4台以上はたとえ増やしても候補総合評価指標の
値が大きく増加するとは限らないことが分かる。
【0024】そこで、本実施例では、候補総合評価指標
の値の変化と、予め設定された基準変化幅値(例えば±
20)を用いて、図15に示すように、増加側の変化が
基準変化幅以上であれば1(改善効果有り)、変化が基
準変化幅以内であれば0(改善効果無し)、減少側の変
化が基準変化幅以上であれば2(逆効果)、というよう
にコード化を行う。そして、コード化されたパターンを
予め設定された基準パターンと比較して、パターンマッ
チングを行うことにより、候補総合評価指標の伸びが鈍
化する直前の改善候補評価データを選択する。
【0025】生産システムにおいては、改善効果の有る
/無しが問題となるので、パターンマッチングの対象と
しては、図15に示す基準パターンA(単調増加)又は
基準パターンB(単調増加後に伸びが鈍化)が用いられ
る。これらの基準パターンA又はBは、生産システムの
評価項目の値を増加させると、生産システムの改善効果
が認められるパターンとなっている。ただし、生産シス
テムにおいて特別な評価が必要な場合は、逆効果が現れ
る例として、図15に示すような基準パターンCを定義
して、評価を行うことも可能である。
【0026】以上のプロセスを示すフローチャートは図
16に描かれている。これを説明すると、A03で記憶
された改善候補評価データを読み込み、項目が共通なも
のを取り出し、候補総合評価指標の値の変化具合と、予
め設定された基準変化幅を用いて、コード化されたパタ
ーンを作成する。そして、パターンマッチングの結果、
基準パターンAであれば、コード化して最も右側に対応
する改善候補評価データを選択し、候補抽出格納エリア
に記憶させる。また、基準パターンBであれば、コード
化した時の1から0に変化する箇所の0に対応する改善
候補評価データを選択し、候補抽出格納エリアに記憶さ
せる。以上の処理を改善候補評価データのすべてに対し
て実行する。
【0027】<A04(請求項8)>図17と図18は
請求項8の実施例を示したものである。この請求項8は
他の請求項4〜7における候補総合評価指標を用いた改
善候補評価データ選択の補完的なものであり、一度は選
択されなかった改善候補評価データの残りから、A01
の生産システムの目標値との比較によって再び選択を行
うというものである。例えば、図17の例では、図10
で説明した原理による管理範囲の上限値を越えた改善候
補評価データとして、改善候補評価データ,を選択
し、候補抽出格納エリアに格納した後の残りのデータに
対して、補完的な選択を行う。図17の(a)のよう
に、改善候補評価データの選択を行った後の残りの改善
候補評価データが「,,,,…」であったとし
て、これらの改善候補評価データ中の生産システムの評
価項目(例えばコストやリードタイム)に対応する値と
A01で入力された生産システムの評価項目に対応する
目標値(例えばコスト≦70、リードタイム≦1)との
比較を、各生産システムの評価項目毎に行う。この比較
の結果として、目標値には到達していないが、最も目標
値に近い値を持つ改善候補評価データを補完的に選択さ
せる。これによって、図17の(b)の例では、改善候
補評価データがコストに対して選択され、改善候補評
価データがリードタイムに対して選択されて、候補抽
出格納エリアに追加されている。その結果、最終的な候
補抽出格納エリアの中身は、「,,,」とな
る。
【0028】以上のプロセスを示すフローチャートは図
18に描かれている。これを説明すると、改善候補評価
データから候補総合評価指標を用いた選択を行い、この
段階で選択されなかった残りの改善候補評価データにつ
いて、評価項目毎の値を目標値と比較し、目標値には未
達だが、最も近い値を有する改善候補評価データを選択
し、候補抽出格納エリアに追加記憶させる。
【0029】<A05>次に、図1のA05の段階で
は、図19に示すように、候補抽出格納エリアに格納さ
れた改善候補評価データを読み込む。候補抽出格納エリ
アに格納された改善候補評価データが1つだけの場合
は、図19の(a)に示すように、格納された改善候補
評価データを読み出して、A06の段階に進む。また、
候補抽出格納エリアに格納された改善候補評価データが
複数の場合は、図19の(b)に示すように、候補抽出
格納エリアにある全ての改善候補評価データをシナリオ
作成途中格納エリアに追加する。ここで言う追加とは、
シナリオ作成途中格納エリアに元々あった改善候補評価
データに続くように追加することを示す。そして、追加
が行われた後のシナリオ作成途中格納エリアから、引き
続き評価を継続させるために、1つだけ改善候補評価デ
ータを読み込み、A06に進む。なお、このシナリオ作
成途中格納エリアに一時的に格納された他の改善候補評
価データは、図1のA06とA07の段階を繰り返すた
めに使用される。
【0030】<A06>次に、図1のA06の判定部分
においては、A01の段階で入力された生産システムの
目標値全てを満足するか、又は、A03の段階で入力さ
れた選択可変パラメータデータが無い、のいずれかの条
件に合致するかを判定する。この条件に合致する場合は
図20に示すような手順となる。例えば、A06の条件
に合致したものが改善候補評価データであったとすれ
ば、それを候補確定格納エリアに追加する。ここで言う
追加とは、候補確定格納エリアに元々あった改善候補評
価データに続くように追加を行うことを示している。そ
して、この例に従うと、改善候補評価データの中の候
補総合評価指標の値をシナリオ総合評価指標の値とし、
候補確定格納エリア内の全ての改善候補評価データと、
前記シナリオ総合評価指標とから成る改善シナリオデー
タを作成し、記憶する。
【0031】改善シナリオデータの詳細例は、例えば図
21に示すようになる。この改善シナリオデータのステ
ップ1では、「設備2の台数」を3台とすること、ステ
ップ2では、「設備2のサイクルタイム」を15とする
こと、ステップ3では、「設備2−3間バッファ容量」
を100とすることを改善シナリオとしており、最後の
ステップ3の改善候補評価データにおける候補総合評価
指標をシナリオ総合評価指標とする。
【0032】また、A06の判定部分において、条件に
合致しない場合は、図22に示すような手順となる。例
えば、A06の条件に合致しなかったものが、改善候補
評価データであったとすれば、それを候補確定格納エ
リアに追加する。ここで言う追加も前述のものと同様で
あり、候補確定格納エリアに元々あった改善候補評価デ
ータに続くように追加を行うことを示している。そし
て、この例では追加された改善候補評価データにおけ
る項目(例えば「設備2の台数」のような項目)と選択
可変パラメータ格納エリア内の可変パラメータデータの
中の項目が一致する可変パラメータデータを探す。ここ
では可変パラメータデータQがそれに相当するものとす
る。そして、この可変パラメータデータQを削除する。
ここで言う削除とは、上記可変パラメータデータQを固
定値(例えば初期値に固定)とすることを示している。
図22の例では、改善候補評価データを候補確定格納
エリアに追加する前は、可変パラメータデータP,Q,
Rの3つが可変の状態であったのに対し、改善候補評価
データが候補確定格納エリアに追加された後は、可変
パラメータデータPとRの2つが可変の状態となってい
る。このような手順を経て再びA03の段階に戻る。全
ての可変パラメータデータが可変の状態ではなくなった
場合には、生産システムの目標値全てを満足しなくて
も、A06の判定部分で条件に合致することになる。
【0033】<A07>次に、図1のA07の判定部分
においては、シナリオ作成途中格納エリアに改善候補評
価データの残りが有るか判定する。シナリオ作成途中格
納エリアに改善候補評価データの残りが無ければ、その
ままA08の段階に進む。シナリオ作成途中格納エリア
に改善候補評価データの残りが有れば、図23に示すよ
うに、シナリオ作成途中格納エリアから改善候補評価デ
ータを1つだけ読み込み、その改善候補評価データによ
ってA06の先頭から評価を継続させる。同時に読み込
まれた改善候補評価データ、ここでは改善候補評価デー
タについてシナリオ作成途中格納エリアから完全に除
去してしまう。この処理を繰り返すことにより、シナリ
オ作成途中格納エリアに改善候補評価データの残りが無
くなれば、A08の段階に進む。
【0034】<A08>図1のA08の段階では、A0
6で記憶した改善シナリオデータを読込み、改善シナリ
オデータの順序付けを行い、結果を出力する。そのプロ
セスの概要を示したものが図24である。このA08に
おける順序付けの仕方には、請求項9によるものと、請
求項10によるものがある。なお、請求項9と10は併
用が可能である。
【0035】<A08(請求項9)>図25は請求項9
の実施例を示したものである。例えば、図25の(a)
のように、記憶された改善シナリオデータが「→→
→…」の順に並んでいたとして、このデータ中のシ
ナリオ総合評価指標の値の大きいものの順に並べ替える
と、図25の(b)のように、「→→→…」と
いう具合になる。さらに、予め設定された上位制限値を
用いて、例えば、上位制限値=4のときには、上位から
4つのデータだけを選択し、図25の(c)のように
「→→→」という具合になり、順序付け結果と
して出力される。
【0036】以上のプロセスを示すフローチャートは図
26に描かれている。これを説明すると、記憶された改
善シナリオデータを読み込み、シナリオ総合評価指標の
値の大きいものの順に並べ替えて、上位から予め設定さ
れた順番目までを選択し、出力する。
【0037】<A08(請求項10)>図27は請求項
10の実施例を示したものである。例えば、図27の
(a)のように、記憶された改善候補評価データが、改
善シナリオデータ「→→→…」の順に並んでい
たとする。これに対して、予め設定されたステップ値に
従い、順序付けが行われる。ここでは、ケース1の場合
について説明する。ケース1では、ステップ値には
“1”が設定されており、このステップ値の番号に対応
する候補総合評価指標の値が参照され、この候補総合評
価指標の値の大きいものの順に並べ替え、図27の
(b)のように、「→→→…」という具合にな
り、順序付け結果として出力される。同じように、ケー
ス2のように、ステップ値=2ならば、図27の(c)
のようになり、ケース3のように、ステップ値=3なら
ば、図27の(d)のようになる。このようにすれば、
各ケースについて、改善ステップ毎のレベルでの段階的
な改善実施の検討や、最終目標値に到達するまでの中間
的な管理指標の検討といった多角的な改善シナリオの検
討が可能になる。
【0038】以上のプロセスを示すフローチャートは図
28に描かれている。これを説明すると、記憶された改
善シナリオデータを読み込み、ステップ値を入力し、入
力されたステップ値に対応する候補総合評価指標につい
て値の大きいものの順に並べ替えて、出力する。
【0039】以上の説明では、1つの戦略パターンにお
ける生産システムの改善シナリオの立案の方法を示した
が、複数の戦略パターンについて、同じプロセスを繰り
返すことにより、各戦略に沿った改善シナリオの立案が
可能となる。
【0040】図29は複数の戦略パターンについて、コ
ストやリードタイムや技術難易度のような生産システム
の評価項目に対する目標値と重み付け値を設定した例で
ある。図中、コストミニマム戦略は、技術難易度は高く
ても投資コストが少なくて済む設計思想であり、重み付
け値W11,W12,W13はコストが低くなるシナリオを総
合的に高く評価するように設定される。また、技術開発
リスクミニマム戦略は、投資コストやリードタイムは少
し犠牲にする代わりに技術開発リスクを最小化しようと
する設計思想であり、重み付け値W21,W22,W23は技
術開発の難易度が低くなるシナリオを総合的に高く評価
するように設定される。
【0041】このような複数の戦略パターンについて、
生産システムの改善シナリオを自動的に立案するには、
図30に示すように、戦略パターンを1つずつ読み込ん
で、各戦略パターンについて、既に説明したプロセスを
繰り返し実施すればよい。図中、太い線で記した部分が
図1のフローに対して変更されている。
【0042】図31は本発明の方法を実施するための装
置の構成を示している。この装置は、コンピュータと、
該コンピュータ上で実行される複数のプログラムと、各
プログラムから読み書きできる複数のデータ格納エリア
と、該コンピュータのデータ入出力手段から構成されて
いる。複数のデータ格納エリアとしては、既に説明した
ように、可変パラメータデータを格納する選択可変パラ
メータ格納エリア、改善候補評価データの格納エリア、
候補抽出格納エリア、シナリオ作成途中格納エリア、候
補確定格納エリア、改善シナリオデータの格納エリアが
ある。また、複数のプログラムとしては、フローチャー
ト等を用いて説明したように、可変パラメータデータか
らシミュレーションに入力する値を設定する手段、シミ
ュレーションを実施する手段、改善候補評価データを作
成する手段、生産システムの改善候補の選択手段、候補
抽出格納エリア内のデータ処理手段、生産システムの目
標値との比較判定手段、改善シナリオデータ作成手段、
シナリオ作成途中の判定手段、及び結果出力処理手段が
ある。なお、図中の生産システムを評価するためのデー
タとは、コストやリードタイムや技術難易度のような生
産システムを評価するための評価項目と、その目標値、
及び生産システムモデルの総合評価指標を定義するため
の重み付け値を指している。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、可変範囲を制
限されたシミュレーション入力値に従う生産システムモ
デルを用いてシミュレーションを実施し、その結果とし
て得られた、評価項目に対するシミュレーション出力値
を、予め定義された重み付け値を含む総合評価指標で評
価することにより、生産システムに対する改善候補の選
択、及びその改善候補が順序付けられた生産システム改
善シナリオの出力を自動的に行うことができ、最適な生
産システムの構想及び設計の支援を行うことができる。
【0044】請求項2の発明によれば、戦略パターンが
1つという制約条件下での生産システムの検討の場合に
比ベ、自由度が高く、且つ、より戦略に基づいた生産シ
ステムの検討が可能になる。請求項3の発明によれば、
コスト、リードタイム、技術難易度といった生産システ
ムの中心的な評価項目であるが互いにトレードオフの関
係になっている指標を、1つの総合指標として取り扱う
ことが可能になる。
【0045】請求項4の発明によれば、改善シナリオの
増大を抑制することが可能になる。請求項5の発明によ
れば、改善候補評価データの全体を鑑みた候補の選択が
可能になる。請求項6の発明によれば、評価項目が設備
台数や作業者数、設備能力などの場合において、高速な
候補選択が可能になる。請求項7の発明によれば、特殊
な又は局所的な生産システムにおいても、基準パターン
の追加だけで評価が可能になる。請求項8の発明によれ
ば、総合評価指標による選択では選ばれなかったが、候
補となる可能性が高いものの洩れを防ぐことが可能にな
る。
【0046】請求項9の発明によれば、データ数の増大
による混乱を回避することで、ポイントが絞られた改善
シナリオの吟味及び検討を行うことが可能になる。請求
項10の発明によれば、多角的な改善シナリオの検討が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による生産システムの設計支援方法の全
段階を示すフローチャートである。
【図2】本発明による設計支援対象となる生産システム
のプロセスフローを一例として示す説明図である。
【図3】本発明によるシミュレーションに用いる生産シ
ステムモデルの説明図である。
【図4】本発明によるシミュレーションに用いる入力値
を設定するための可変パラメータを入力する段階の説明
図である。
【図5】本発明による可変パラメータを用いたシミュレ
ーションにより改善候補評価データを作成する段階の説
明図である。
【図6】本発明による可変パラメータを用いたシミュレ
ーションにより改善候補評価データを作成する段階のフ
ローチャートである。
【図7】図1のA04の段階の説明図である。
【図8】請求項4によりデータを選択する段階の説明図
である。
【図9】請求項4によりデータを選択する段階のフロー
チャートである。
【図10】請求項5によりデータを選択する段階の説明
図である。
【図11】請求項5によりデータを選択する段階のフロ
ーチャートである。
【図12】請求項6によりデータを選択する段階の説明
図である。
【図13】請求項6によりデータを選択する段階のフロ
ーチャートである。
【図14】請求項7によりデータを選択する段階の説明
図である。
【図15】請求項7によるコード化のルールの説明図で
ある。
【図16】請求項7によりデータを選択する段階のフロ
ーチャートである。
【図17】請求項8によりデータを選択する段階の説明
図である。
【図18】請求項8によりデータを選択する段階のフロ
ーチャートである。
【図19】図1のA05の段階の説明図である。
【図20】図1のA06の段階で条件に合致する場合の
手順の説明図である。
【図21】図1のA06の段階での改善シナリオデータ
の作成例を示す説明図である。
【図22】図1のA06の段階で条件に合致しない場合
の手順の説明図である。
【図23】図1のA07の段階の説明図である。
【図24】図1のA08の段階の説明図である。
【図25】請求項9により改善シナリオデータを順序付
ける段階の説明図である。
【図26】請求項9により改善シナリオデータを順序付
ける段階のフローチャートである。
【図27】請求項10により改善シナリオデータを順序
付ける段階の説明図である。
【図28】請求項10により改善シナリオデータを順序
付ける段階のフローチャートである。
【図29】請求項2による戦略パターンの入力例を示す
フローチャートである。
【図30】請求項2による処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図31】本発明の方法を実施するための装置の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
A01〜A08 本発明を構成する複数の段階
フロントページの続き (72)発明者 沖汐 良和 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 3C042 RJ00 5B049 BB07 CC02 CC23 CC35 EE03 EE31 EE41 FF03 FF04 5H215 AA06 BB09 BB20 CC05 CX01 CX06 GG09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生産システムの設計支援を行う方法で
    あって、 生産システムを評価するための複数の評価項目と、各評
    価項目に対する具体的な目標値を入力すると共に、各評
    価項目毎の重み付け値を含む生産システムの総合評価指
    標の計算式を定義する段階と、 生産システムの複数の設計項目について設定可能な値の
    範囲を入力する段階と、 前記範囲内で複数の設計項目について具体的な設定値の
    組み合わせを仮に決定し、該設定値に基づく生産システ
    ムモデルについてシミュレーションを実施することによ
    り、設計項目についてのシミュレーション入力値と、評
    価項目についてのシミュレーション出力値と、前記計算
    式に基づく総合評価指標の組み合わせよりなる改善候補
    評価データを作成する段階と、 作成された改善候補評価データの中から生産システムの
    改善候補となりうるものを選択する段階と、 選択された改善候補評価データが生産システムの目標値
    のいずれかを満足しない場合には、設計項目についての
    シミュレーション入力値の組み合わせを変更してシミュ
    レーションを実施する段階に戻り、選択された改善候補
    評価データが生産システムの目標値全てを満足するか、
    又はシミュレーション入力値の設定可能な値の組み合わ
    せが尽きた場合には、その改善候補評価データの総合評
    価指標をシナリオ総合評価指標とし、前記選択されたす
    べての改善候補評価データと共に改善シナリオデータと
    する段階と、 改善シナリオデータを順序付けして出力する段階とを有
    することを特徴とする生産システムの設計支援方法。
  2. 【請求項2】 いずれかの評価項目に対する目標値又
    は重み付け値が異なる複数の戦略パターンを設定可能と
    したことを特徴とする請求項1に記載の生産システムの
    設計支援方法。
  3. 【請求項3】 生産システムを評価するための複数の
    評価項目には、少なくともコストとリードタイム及び技
    術難易度が含まれることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の生産システムの設計支援方法。
  4. 【請求項4】 作成された改善候補評価データの中か
    ら生産システムの改善候補となりうるものを選択する段
    階では、選択する改善候補評価データの数を制限するこ
    とを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の生産シス
    テムの設計支援方法。
  5. 【請求項5】 作成された改善候補評価データの中か
    ら生産システムの改善候補となりうるものを選択する段
    階では、作成された改善候補評価データの全体を統計的
    に評価することにより管理範囲を設定し、この管理範囲
    を越えるか否かを基準として選択を行うことを特徴とす
    る請求項1又は2又は3に記載の生産システムの設計支
    援方法。
  6. 【請求項6】 作成された改善候補評価データの中か
    ら生産システムの改善候補となりうるものを選択する段
    階では、設計項目についてのシミュレーション入力値の
    変化に対する、評価項目についてのシミュレーション出
    力値の変化の大きさを基準として選択を行うことを特徴
    とする請求項1又は2又は3に記載の生産システムの設
    計支援方法。
  7. 【請求項7】 作成された改善候補評価データの中か
    ら生産システムの改善候補となりうるものを選択する段
    階では、設計項目についてのシミュレーション入力値の
    変化に対する、評価項目についてのシミュレーション出
    力値の変化のパターンを求めて、予め設定された基準パ
    ターンと比較することにより選択を行うことを特徴とす
    る請求項1又は2又は3に記載の生産システムの設計支
    援方法。
  8. 【請求項8】 作成された改善候補評価データの中か
    ら生産システムの改善候補となりうるものを選択する段
    階では、改善候補評価データにおける生産システムの評
    価項目に対応する値だけを参照して、いずれかの評価項
    目の目標値に対して最も近い値を持つ改善候補評価デー
    タを選択することを特徴とする請求項4乃至7のいずれ
    かに記載の生産システムの設計支援方法。
  9. 【請求項9】 改善シナリオデータを順序付けして出
    力する段階では、出力する改善シナリオデータの数を制
    限することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記
    載の生産システムの設計支援方法。
  10. 【請求項10】 改善シナリオデータを順序付けして
    出力する段階では、順序付けするための規則を変更可能
    としたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記
    載の生産システムの設計支援方法。
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