JPH11327879A - 変数検索装置及び方法並びに変数検索プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体 - Google Patents

変数検索装置及び方法並びに変数検索プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体

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JPH11327879A
JPH11327879A JP10132970A JP13297098A JPH11327879A JP H11327879 A JPH11327879 A JP H11327879A JP 10132970 A JP10132970 A JP 10132970A JP 13297098 A JP13297098 A JP 13297098A JP H11327879 A JPH11327879 A JP H11327879A
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JP10132970A
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Akihiko Matsuo
昭彦 松尾
Keiko Kawabe
敬子 川辺
Minako Kimura
美奈子 木村
Kenji Nagahashi
賢児 長橋
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/40Transformation of program code
    • G06F8/41Compilation
    • G06F8/43Checking; Contextual analysis
    • G06F8/433Dependency analysis; Data or control flow analysis

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者との対話により変数検索を段階的に行
って不必要な変数の検索を除外してソースプログラムの
修正時の変数の確認を容易にする。 【解決手段】変数検索部16は、解析結果格納部14に
保持された変数関係情報22及び変数定義情報24を参
照し、検索指定部18で指定された変数に直接関係のあ
る変数を検索する。表示部20は、変数検索部16によ
る変数検索結果を、検索指定部18により再検索のため
の指定に使用できる形式で表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソースプログラム
を修正する際に必要となる特定の種類の変数を検索し分
類する変数検索装置及び方法に関し、特に、特定の変数
の修正に直接関係する変数に絞って変数検索を可能とす
る変数検索装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、既存のプログラムの一部を修正し
て仕様変更や機能追加を行うことは、広く行われるよう
になってきている。このような既存プログラムの修正に
は、既存のプログラムの動作を迅速に理解し、変更に伴
う有害な副作用がないことを容易に確認できることが重
要である。
【0003】しかしながら、プログラムには通常、不十
分な参考資料しか付随しない場合が多く、注目している
データと同じ種類の値を持つ変数を検索し、使用箇所を
確認することのできる変数検索装置が支援ツールとして
望まれる。従来の変数検索装置には、ソースプログラム
における変数間の代入関係を分析し、注目している変数
から影響を受ける変数を自動的に検索する機能を備えた
ものがある。この変数自動検索機能により、特定の種類
のデータに関連する変数を検索し、そのデータの扱いに
変更を加えた場合に、影響が出る可能性のある箇所を知
ることができる。
【0004】図29は従来の変数検索装置である。ソー
スプログラム格納部210には解析の対象となるソース
プログラムが格納されており、プログラム構文解析部2
12は、ソースプログラムを解析して、ソースプログラ
ムの中に含まれる変数定義情報およびソースプログラム
中での変数の関係を示す変数関係情報を作成し、情報収
納部として機能するリポジトリ214に変数関係リスト
222及び変数定義情報リスト224として格納する。
【0005】変数検索部216は、利用者(オペレー
タ)の操作入力により検索指定部218から指定された
変数から影響を受ける変数を、リポジトリ214に変数
関係リスト222及び変数定義情報リスト224の参照
により検索し、検索結果を表示部220に表示させる。
図30は、図29の従来装置における変数検索処理のフ
ローチャートであり、図31の機能ブロック図を参照し
て説明すると次のようになる。
【0006】まずステップS1で利用者にソースプログ
ラムの解析結果として得られた変数の一覧表を表示し、
ステップS2で利用者に検索したい変数を指定させる。
利用者の指定した変数は図31の変数指定部218から
変数検索部216に通知され、検索起点リスト226に
例えば変数Aのように登録される。次にステップS4で
検索起点リスト126に変数があるか否かチェックし、
中身があることからステップS5に進んで変数起点リス
ト226の先頭の変数、即ち最初は指定変数Aを取り出
して起点とする。次ステップS6で変数関係リスト22
2を参照し、起点の指定変数Aを含む関係する変数(A
+B)を検索してワークリスト228に入れる。
【0007】このワークリスト228に含まれる変数
で、まだ検索結果リスト230に含まれていない変数、
例えば今回検索した変数(A+B)を検索起点リスト2
26と検索結果リスト230の各々に入れる。次にステ
ップS7で変数定義情報リスト224を参照し、現在起
点となっている指定変数Aと同じ位置(プログラム上の
同じ階層位置)にある変数a,aaを求めてワークリス
ト228に入れた後に、検索結果リスト230に含まれ
ていない変数a,aaを検索起点リスト126と検索結
果リスト230の各々に入れる。
【0008】次にステップS4からステップS5に戻
り、次の変数(A+B)を取り出して新たな起点として
同じ処理を繰り返す。ステップS5で検索起点リスト2
26の中に未検索のものがなくなれば、ステップS9に
進み、検索結果リスト230を利用者に表示する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の変数検索装置にあっては、指定された変数か
ら直接的に関係のある関数は勿論のこと、間接的に関係
のある変数も全て検索して出力していたため、指定変数
に関係する変数の検索結果が膨大となり、ソースプログ
ラム中のある変数を修正する場合、検索結果から修正す
る関数に関係する変数を確認することが困難になってい
た。
【0010】また、変数を修正しても影響を及ぼすこと
のない別種類の変数が検索されていた場合、利用者は不
必要な変数を検索しないように指定して再度検索を行う
必要があるが、変数検索を最初からやりなおすことにな
るため、ソースプログラムによっては一回の検索に時間
がかかる場合があり、ソースプログラム修正の前作業と
して行われる変数検索作業の効率を悪化させていた。
【0011】本発明は、変数の検索を利用者との対話に
より段階的に行って不必要な変数が検索結果に含まれ
ず、ソースプログラムの修正時の変数の確認を容易にす
る変数検索装置及び方法を提供することを目的とする。
また本発明の他の目的は、利用者の指定した変数に関係
する変数の自動検索の範囲を変数関係の確信度により制
限し、不必要な変数が検索結果に含まれないようにした
変数検索装置及び検索方法を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明の変数検索装置は、図1(A)のよう
に、構文解析部12、解析結果格納部14、変数検索部
16、検索指定部18及び表示部20で構成される。構
文解析部12は、ソースプログラム11を構文解析す
る。解析結果格納部14は、構文解析部12の解析結果
として得られたプログラム中の変数の間の関係を示す変
数関係情報22および変数定義情報24とを保持する。
【0013】検索指定部18は、利用者の操作入力に基
づいて検索対象とする変数を指定する。変数検索部16
は、解析結果格納部14に保持された変数関係リスト
(変数関係情報)22及び変数定義リスト(変数定義情
報)24を参照し、検索指定部18で指定された変数に
直接関係のある変数を検索する。表示部20は、変数検
索部16による変数検索結果を、検索指定部18により
再検索のための指定に使用できる形式で表示する。
【0014】本発明の変数検索装置では、従来、一括し
て行われていた検索を、利用者との対話により段階的に
行っており、種類の異なる変数が検索されていた場合、
その場で除外して検索を続行することができる。このた
め検索結果も、指定した変数と直接関係のある変数だけ
が検索結果として表示され、ソースプログラム修正時に
おける検索結果の確認、修正に関わる作業量を大幅に削
減することが可能となる。
【0015】図1(B)は、図1(A)の変数検索部1
6と検索指定部18の詳細であり、解析結果格納部14
の変数関係リスト22と変数定義リスト24も併せて示
している。変更検索部16は、変数関係リスト22を参
照して関係元又は関係先のいずれかに指定変数を含む変
数を検索して検索結果に格納し、且つ変数定義リスト2
4を参照して指定変数と同一位置にある再定義文等の変
数を検索して検索結果に格納する。
【0016】表示部20は、変数検索部16に検索され
た指定関数の直接関係する変数の検索結果を、ソースプ
ログラム11に対応して階層構造をもつ一覧表として画
面表示し、この一覧表の任意の変数を画面上で選択操作
することで検索指定部18に再検索のための変数指定を
行わせる。本発明の変数検索装置は、更に、変数名の関
係を予め登録した変数名辞書72と、検索指定部18に
より指定変数による変数名辞書の参照により直接関係す
る変数を検索して検索結果に格納する変数名辞書検索部
78とを設ける。変数名辞書72は、変数名に部分的に
一致する部分一致変数を登録した部分一致変数名辞書
と、変数名に類似する変数名を登録した類似変数名辞書
とを備える。
【0017】この場合、変数名辞書検索部78は指定変
数による部分一致変数名辞書及び類似変数名辞書の参照
による指定変数名に部分一致又は類似する変数名を検索
して検索結果に格納する。検索指定部18は変数関係情
報作成部34を備え、利用者の入力操作により変数間の
関係を示す変数関係リスト22を作成し、解析結果格納
部14の変数関係リスト22として保持させることもで
きる。これにより構文解析部12の解析結果以外の関数
関係を両者が必要に応じて任意に設定できる。
【0018】検索指定部18は、表示部20に表示され
た変数検索結果の一覧表を対象に、検索対象とする変数
関係の有効と無効を指定する有効無効指定部80を備え
る。この場合、変数検索部16は、有効無効指定部80
により無効と指定された変数関係を検索対象から除外す
る。これによって利用者は、指定変数に直接的に関係す
る変数の検索結果の一覧表の中に、不必要な変数が含ま
れてていた場合には、この変数との関係情報に無効をセ
ットすることで、次の再検索において不必要な変数を除
外できる。
【0019】解析結果格納部14は、構文解析部12に
よるプログラム解析で生成された変数関係リスト22
に、変数関係の理由となったソースプログラム11の行
情報を保持して表示部20に検索結果と共に表示させ
る。これによって変数の検索結果に基づいてソースプロ
グラムを修正する際の変数位置の確認が容易となり、作
業能率を高めることができる。
【0020】例えば表示部20は、ソースプログラム1
1の修正作業のために画面表示されたソースプログラム
上で任意の変数を選択した際に、変数検索結果に付加さ
れたソースプログラムの行情報に基づき、選択した変数
に直接関係する変数の位置をハイライト表示等によりソ
ースプログラム上に明示させる。本発明の変数検索装置
は、更に、解析結果格納部14に格納された変数関係リ
スト22に含まれる関係種別の確信度を示す確信度情報
84を登録し、変数検索部16は検索した変数に加えて
確信度情報84の参照で得られた確信度を検索結果に格
納し、表示部20は検索結果と共に確信度を表示する。
【0021】変数検索結果として得られた変数関係は、
変数の種別に応じて異なった確からしさの度合をもって
おり、これを確信度として例えば0%〜100%で定数
的な経験値として表現することができる。こように確信
度が検索結果の変数と共に表示されるため、確信度が低
い変数について利用者はソースプログラムを参照して変
数の間に関係があるか否か確認することとなり、また確
信度が高ければ検索結果をそのまま利用してソースプロ
グラムの修正を行うことができ、変数検索結果の適切な
利用を可能とする。
【0022】この変数関係の確信度は、検索指定部18
に設けた確信度設定部86により利用者の操作入力に応
じて個別に設定変更することができる。本発明の別の形
態にあっては、利用者との対話によらず変数検索を自動
的に行うが、自動検索の範囲を変数関係の確信度により
制限し、不必要な変数が検索結果に含まれないようにす
る。
【0023】このための装置構成は、図1(A)(B)
と基本的に同じであるが、変数検索部18は、解析結果
格納部14に保持された変数関係リスト22及び変数定
義リスト24を参照し、検索指定部18への操作入力で
指定された指定変数に直接関係する変数を検索すると共
に、検索結果として得られた変数を更に指定変数と見做
して指定変数に間接的に関係する変数を検索し、各変数
の検索毎に変数の関係種別の確信度を累積し、該確信度
の累積値が所定の閾値未満の場合は検索結果から除外
し、閾値以上の場合に検索結果に格納する。
【0024】ここで変数検索部16は、各変数の検索毎
に1.0乃至0の数値で表現される変数の関係種別の確
信度を乗算し、この乗算値が所定の閾値未満の場合は検
索結果から除外し、閾値以上の場合に検索結果に格納す
る。このような変数の関係種別の確信度を乗算していく
と、指定変数を起点とした検索数が増加するほど確信度
の累積値が減少し、閾値以下となる確信度の低い系列の
変数を検索結果から除外でき、従来の自動検索で得られ
たいた膨大な検索結果を、確信度の高い有為な変数の範
囲に制限することができ、ソースプログラム修正のため
の検索結果の確認が容易になる。
【0025】本発明は、変数検索方法を提供するもので
あり、まず対話検索型の場合には、次の手順を備える。
ソースプログラムを構文解析する構文解析過程;構文解
析過程の解析結果として得られたプログラム中の変数の
間の関係を示す変数関係リスト22及び変数定義リスト
24とを保持する解析結果格納過程;利用者の操作入力
に基づいて検索対象とする変数を指定する検索指定過
程;解析結果格納過程に保持された変数関係リスト22
及び変数定義リスト24を参照し、検索指定過程で指定
された変数に直接関係のある変数を検索する変数検索過
程;変数検索過程による変数検索結果を、前記検索指定
過程により再検索のための指定に使用できる形式で表示
する検索表示過程;この対話検索型による変数検索方法
の詳細は、装置の場合と同じになる。
【0026】また自動検索装置の変数検索方法は、次の
手順となる。ソースプログラムを構文解析する構文解析
過程;構文解析過程の解析結果として得られたプログラ
ム中の変数の間の関係を示す変数関係リスト22及び変
数定義リスト24とを保持する解析結果格納過程;操作
入力に基づいて検索対象とする変数を指定する検索指定
過程;解析結果格納過程に保持された変数関係リスト2
2及び変数定義リスト24を参照し、検索指定過程への
操作入力で指定された指定変数に直接関係する変数を検
索すると共に、検索結果として得られた変数を更に指定
変数と見做して指定変数に間接的に関係する変数を検索
し、各変数の検索毎に変数の関係種別の確信度を累積
(確信度の乗算)し、確信度の累積値が所定の閾値未満
の場合は検索結果から除外し、前記閾値以上の場合に検
索結果に格納する変数検索過程;変数検索過程による変
数検索結果を表示する検索表示過程;更に、本発明は、
変数検索プログラムを記録したコンピュータ読取り可能
な記録媒体を提供する。この記録媒体は対話検索型の場
合、操作入力に基づいて検索対象とする変数を指定する
検索指定モジュールと、ソースプログラムの構文解析の
結果として得られたプログラム中の変数の間の関係を示
す変数関係情報及び変数定義情報を参照し、検索指定モ
ジュールで指定された変数に直接関係のある変数を検索
する変数検索モジュールと、変数検索モジュールによる
変数検索結果を、検索指定モジュールにより再検索のた
めの指定に使用できる形式で表示する検索表示モジュー
ルとを有する変数検索プログラムを記録する。
【0027】また自動検索型の場合には、操作入力に基
づいて検索対象とする変数を指定する検索指定モジュー
ルと、解析結果格納モジュールに保持された変数関係情
報及び変数定義情報を参照し、ソースプログラムの構文
解析の結果として得られたプログラム中の変数の間の関
係を示す変数関係情報及び変数定義情報を参照し、検索
指定モジュールへの操作入力で指定された指定変数に直
接関係する変数を検索すると共に、検索結果として得ら
れた変数を更に指定変数と見做して指定変数に間接的に
関係する変数を検索し、各変数の検索毎に変数の関係種
別の確信度を累積し(確信度の乗算値)、この確信度の
累積値が所定の閾値未満の場合は検索結果から除外し、
閾値以上の場合に検索結果に格納する変数検索モジュー
ルと、変数検索部による変数検索結果を表示する検索表
示部とを有する変数検索プログラムを記録する。
【0028】この記録媒体における詳細も装置の場合と
同じになる。
【0029】
【発明の実施の形態】<目 次> 1.対話型変数検索 2.変数名辞書 3.変数関係の有効・無効 4.変数関係の確信度 5.自動変数検索 1.対話型変数検索 図2は本発明による変数検索装置の装置構成の説明図で
あり、利用者であるオペレータとの対話を通じて段階的
に変数検索を行うようにしたことを特徴とする。
【0030】図2において、この実施形態による対話型
の変数検索装置は、ソースプログラム格納部10、プロ
グラム構文解析部12、解析結果格納部として機能する
リポジトリ14、変数検索部16、検索指定部18及び
表示部20で構成される。ソースプログラム格納部10
には変数検索の対象となるソースプログラム11が格納
されている。
【0031】プログラム構文解析部12は、ソースプロ
グラム格納部10に格納されたソースプログラム11を
対象に構文解析を行い、ソースプログラム11に含まれ
る変数定義情報及びソースプログラム11中の変数関係
の情報を作成し、リポジトリ14に変数関係リスト22
及び変数定義リスト24として格納する。変数検索部1
6は、表示部20の画面上にプログラム構文解析部12
の解析結果として得られた変数の一覧表を表示し、この
変数一覧表をみてオペレータが検索対象とする変数を検
索指定部18で指定すると、この指定変数に基づいたリ
ポジトリ14の変数関係リスト22及び変数定義リスト
24の参照で指定変数に直接関係する変数を検索し、検
索結果を表示部20に表示する。表示部20における検
索結果の表示は、検索結果の一覧をそのまま再検索の変
数指定に使用できるような形式で表示する。
【0032】図3は図2の対話型の変数検索装置の機能
ブロックである。まず変数検索部16に対しては、図2
のプログラム構文解析部12によるソースプログラム1
1の解析結果として得られたリポジトリ14に格納され
ている変数関係リスト22、変数定義リスト24、更に
変数一覧表26が接続されている。また変数検索の作業
リストとして使用するワークリスト30と、検索結果を
格納する検索結果リスト28が設けられている。
【0033】変数検索部16による検索項目の指定は、
検索指定部18により行われる。検索指定部18には変
数指定部32が設けられ、表示部20に変数一覧表26
の内容を表示した状態でオペレータ36が画面上の任意
の変数名を指定する指定操作を行うと、この指定操作に
基づき変数指定部32が変数検索部16に対しオペレー
タ36が指定した指定変数名を通知する。
【0034】変数検索部16は、まず変数関係リスト2
2を参照し、変数関係リスト22に格納されている複数
の変数関係情報を参照し、指定関数に直接関係する他の
変数を検索する。具体的には、変数関係リスト22の変
数関係情報は関係元変数名、関係先変数名、関係タイプ
で構成されており、指定変数が関係元または関係先のい
ずれかの変数名に該当する変数関係情報を検索する。
【0035】変数関係リスト22の参照で検索された変
数関係情報は、ワークリスト30に格納され、その中の
直接関係する変数が検索結果リスト28に格納される。
変数関係リスト22の参照による変数検索が済むと、変
数検索部16は変数定義リスト24を参照し、指定変数
とソースプログラム上で同一位置にある変数、例えば再
定義文等で同一位置に置き換えられる変数を検索し、同
じくワークリスト30を経由して検索結果リスト28に
格納する。
【0036】このような指定変数に基づく1回の変数検
索が済むと、変数検索部16は検索結果リスト28の内
容を表示部20に表示する。オペレータ36は、表示部
20の検索結果の一覧表を見てその中の任意の変数名を
再度指定することで再検索を行わせる。再検索による検
索結果は検索結果リスト28に格納され、2回分の検索
結果の一覧表が表示部20に表示されることになる。
【0037】オペレータ36は検索結果の一覧表を見な
がら、変数の再指定による検索を繰り返し、必要と思わ
れる範囲まで最初の指定変数に関係する他の変数の検索
を行う。このような再検索の繰返しで、表示部20に最
初の指定変数とは関係のない別の種類の変数が検索結果
として得られたならば、このような検索は不要であるこ
とから、オペレータ36はこの検索結果をキャンセル
し、それまでの検索結果で検索処理を終了することがで
きる。
【0038】図4は図3において変数検索対象となるソ
ースプログラム11の一例である。このソースプログラ
ム11はプログラム名「ZENGETSU」であり、C
言語で記述されている。ソースプログラム11には各種
の変数名が使用されている。例えば3行目には変数名
「売上マスタ」があり、4行目には変数名「売上マスタ
レコード」がある。この変数名「売上マスタレコード」
は、5行目、9〜14行目のように、変数名「処理日
付」「売上受注日付」「売上支店コード」「エラーコー
ド」「売上商品コード」「売上商品数量」「売上金額」
を子変数として持っている。
【0039】また5行目の変数名「処理日付」も6行目
〜9行目の変数名「処理名」「処理月」「処理日」を子
変数として持っている。この例では、親、子、孫という
ように変数が3段階に階層構造を持っているが、階層構
造は必要に応じて適宜に構築できる。図5は図4のソー
スプログラム11を図2のプログラム構文解析部12で
解析した結果から得られた変数定義情報を格納した変数
定義リスト24の説明図である。この変数定義リスト2
4にあっては、図4のソースプログラム11の解析によ
り、変数名「売上マスタ」「売上マスタレコード」・・
・「売上書出レコード」を示した変数定義情報24−1
〜24−nを格納している。
【0040】変数定義情報24−1〜24−nは、例え
ば変数名「処理日付」の変数定義情報24−3について
右側に取り出して示すようになる。変数定義情報24−
3は、変数名38、定義プログラム名40、型42、オ
フセット44、サイズ46、親変数名48、子変数50
の各定義情報で構成されている。この場合、変数名38
は「処理日付」であり、定義プログラム名40は「ZE
NGETSU」であり、型42は「集団項目」であり、
オフセット40は0、サイズ46は6、親変数名48は
「売上マスタレコード」、更に子変数は「処理年」「処
理月」「処理日」である。
【0041】図6は図2のプログラム構文解析部12の
構文解析で得られた図4のソースプログラム11につい
ての変数関係情報を格納した変数関係リスト22の説明
図である。この変数関係リスト22にあっては、変数名
「売上マスタ」「売上マスタレコード」・・・「売上書
出レコード」で示された複数の変数関係情報22−1〜
22−nが格納されている。
【0042】変数関係情報22−1〜22−nは、例え
ば変数名「処理日付」の変数関係情報22−3について
右側に取り出して示す構造を持つ。即ち、変数「処理日
付」の変数関係情報22−3は、関係元52、関係先5
4及び関係タイプ56で構成されている。この場合、関
係元52には変数「処理日付」が格納され、関係先54
には変数「処理名」が格納され、更に関係タイプ56に
は「親子関係」が格納されている。変数関係情報に使用
する関係タイプ56としては、 親子関係 比較 転記 再定義 計算式 が一般的である。もちろん、これ以外の関係タイプがあ
れば必要に応じて定めることができる。
【0043】図7は図4のソースプログラム11の24
行目の変数名「対象支店コード」に着目した場合の変数
関係情報であり、この場合には図7(A),(B)の2
つの変数関係情報22−11,22−12がソースプロ
グラム11の構文解析により生成されている。図7
(A)は関係元が変数「対象支店コード」であり、関係
先が変数「売上支店コード」であり、関係タイプは「比
較」となっている。また図7(B)の変数関係情報22
−12は、関係元が変数「対象支店コード」であり、関
係先が変数「ワーク領域」であり、関係タイプは「親子
関係」となっている。
【0044】この図7の変数関係22−1〜22−12
は、図3の検索指定部18においてオペレータ36が変
数「対象支店コード」を指定した変数検索で参照され、
直接関係する変数として変数関係情報22−11の変数
「売上支店コード」と変数関係情報22−12の変数
「ワーク領域」が検索結果として得られる。図8は図7
の変数関係情報22−11,22−12の参照で得られ
た検索結果について、その中の変数「売上支店コード」
を再指定して再度検索を行ったときに参照される図4の
ソースプログラム11の構文解析で得られた変数関係情
報を取り出している。
【0045】即ち図8(A)〜(D)に示す4種類の変
数関係情報22−21,22−22,22−23,22
−24が再指定された変数「売上支店コード」で参照さ
れ、その結果、変数「CONSOLE」「支店対象コー
ド」「店コード」「エラーコード」が検索結果として得
られ、それぞれの関係タイプは「転記」「比較」「転
記」「再定義」となっている。
【0046】図9は図3の変数関係リスト22に格納さ
れる関係タイプ「計算式」の変数関係情報22−31で
あり、この変数関係情報22−31は図4のソースプロ
グラム11の解析結果からは得られないが、例えば適宜
のソースプログラムで変数「対象年」と変数「処理年」
の間には(対象年=処理年+3)というような演算関係
が定義されている場合に、図9のような関係タイプを
「計算式」とした変数関係情報22−31が作成され
る。
【0047】図10は図3の変数関係リスト22に格納
される変数関係情報の他の実施形態であり、変数関係の
理由となったソースプログラム中の文の情報を保持し、
検索結果を表示した際に属性表示などの指示に基づきソ
ースプログラム中の位置をオペレータに表示できるよう
にしたことを特徴とする。図10の変数関係情報22−
41にあっては、関係元52、関係先54及び関係タイ
プ56に加えて新たに原因ソース行58を設け、関係元
52の変数「処理月」に対する関係先54の変数「対象
月」の図4のソースプログラム11における位置を
「(プログラム名)+(プログラム行)」を表す情報を
格納し、例えば「ZENGETSU.COB30行」を
格納している。
【0048】図11は図3の変数検索部16に対し、図
4のソースプログラム11からの構文解析により変数関
係リスト22及び変数定義リスト24が作成された状態
でオペレータ36が変数「売上支店コード」を指定した
場合の検索結果である。図11(A)の検索結果28−
1は、検索項目名として変数「対象支店コード」を指定
した場合であり、この場合には図7(A)(B)の変数
関係情報22−11,22−12を参照することで、直
接関係する変数として変数「売上支店コード」と変数
「ワーク領域」が検索結果として得られる。このような
検索結果の変数関係は「比較」「親子関係」であり、ま
た原因となったソースプログラムのソース行は36行と
23行である。図11(B)のま検索結果28−2は、
図11(A)の検索結果の表示部20に対する一覧表示
について、オペレータが画面上で検索結果として得られ
た変数「売上支店コード」を指定して再度検索を行った
場合の検索結果である。この検索結果28−2は、図1
1(A)の1回目の検索結果28−1における変数「売
上支店コード」による図8(A)〜(D)の変数関係情
報22−21〜22−24の参照で得らる。
【0049】即ち、検索結果として変数「CONSOL
E」「対象支店コード」「店コード」「エラーコード」
「売上マスタレコード」の5つが得られ、それぞれの変
数関係は「親子関係」「比較」「転記」「再定義」及び
「親子関係」となる。また原因ソース行は33行,36
行,38行,11行,4行である。図12は、図3の表
示部20に表示される変数検索作業画面60の説明図で
ある。変数検索作業画面60は左側の検索指定部62と
右側の検索結果表示部64、及び再検索指定部65で構
成される。
【0050】左側の検索指定部62の最上部には、資産
種別指定部100が設けられており、この例では資産種
類「ソース」が指定されている。続いて資産指定部10
2が設けられ、ソースプログラム名「ZENGETS
U」が入力されている。資産指定部102に続いては、
検索済設定キー104、検索済解除キー106が設けら
れ、その下に検索項目指定部108が配置される。検索
項目指定部108の中には、変数名を指定する項目名キ
ー110、検索に必要な属性情報を設定する属性キー1
11、クリアキー112及び指定条件入力部114が設
けられる。そして一番下には検索実行キー116が配置
される。
【0051】変数検索作業画面60の右側の検索結果表
示部64には、表示画面の上段に検索結果の表示条件を
決める抑止表示キー118と展開表示キー120が設け
られる。抑止表示キー118は検索結果表示部64の変
数階層構造を特定の階層に抑止して表示する。これに対
し展開表示キー120は、検索結果となる変数の全階層
を展開した状態で表示する。
【0052】このため、全体的な変数配置を見たければ
抑止表示キー118を選択操作して上位階層の変数表示
とし、詳細を見たければ展開表示キー120を操作して
最終階層まで変数階層を表示させればよい。検索結果表
示部64には、図11(A)の第1回目の検索結果28
−1と図11(B)の第2回目の検索結果28−2を合
せた内容が、図4のソースプログラムの変数の位置に対
応した階層構造によって表示されている。
【0053】検索結果表示部64の下には再検索指定部
65が設けられる。再検索指定部65には変数選択キー
122、選択解除キー124、部分参照キー126、属
性表示キー128、更に選択種別チェックボックス13
0,132が配置される。この再検索指定部65の操作
は、検索結果表示部64に表示された変数について再検
索を必要とする変数例えば変数「売上支店コード」にマ
ウスカーソルを合わせてクリックし、これによって図示
の反転表示となって再検索、指定変数が決められる。
【0054】続いて再検索指定部65の変数選択キー1
22をマウスクリックすることで、選択変数「売上支店
コード」を有効とする。選択を解除したければ選択解除
キー124をマウスクリックすればよい。再検索指定部
65の下側には辞書登録キー134、キャンセルキー1
36及びヘルプキー138が設けられる。辞書登録キー
134は後の説明で明らかにするように、変数関係を予
め辞書に登録しておき、指定変数により辞書を参照して
変数関係を検索できるようにしている。
【0055】図13は、図3の機能ブロックに基づく図
2の対話型の変数検索装置の検索処理動作のフローチャ
ートである。まずステップS1で、変数検索部16はソ
ースプログラムの構文解析結果として得られた変数一覧
表26を表示部20に表示する。具体的には、図12の
変数検索作業画面60の右側の検索結果表示部64にソ
ースプログラム上の変数位置の階層構造に従って変数一
覧表が表示される。もちろん、表示領域に表示できない
場合にはスクロールさせることで全変数を見ることがで
きる。
【0056】次にステップS2で利用者に検索したい変
数を指定させる。具体的には、図12の検索指定部62
を使用し、項目名キー110により変数一覧表の中の任
意の変数名を指定する。このようにして利用者が検索し
ようとする変数名を指定すると、ステップS3で変数検
索部は変数関係リスト22を参照し、指定された変数を
含む変数関係情報をワークリスト30に入れる。続いて
ステップS4で、ワークリスト30に入れた変数関係情
報の中の指定変数に対応する変数を取り出して検索結果
リスト28に入れる。
【0057】次にステップS5で変数定義リスト24を
参照し、指定された変数と同じソースプログラム上の階
層位置にある変数を取り出し、検索結果リスト28に追
加する。例えば図4のソースプログラム11において、
10行目の変数「売上支店コード」がステップS2で指
定されていたとすると、ステップS5にあっては、変数
定義リスト24の参照で図4の11行目の「REDEFINES
文」で再定義された変数「エラーコード」を同じ位置に
ある変数を検索し、これを検索結果リスト28に追加す
る。このようにステップS5で指定された変数と同一位
置にある変数は再定義された変数が代表的なものと言え
る。
【0058】ステップS5で変数定義情報の参照による
検索結果が得られたならば、ステップS6で検索結果リ
スト28の内容を利用者に表示する。利用者はステップ
S6で表示部20に表示された1回目の検索結果を参照
し、更に検索したい変数があれば、ステップS2に戻っ
て検索結果一覧表の中の利用者が検索したい変数を指定
される。
【0059】この指定により、ステップS3〜S6の処
理により2回目の検索による検索結果が得られ、同様に
して表示部20により利用者に表示される。利用者はこ
のような検索指定と検索結果の表示を繰り返し、もし新
たな検索結果で追加された部分に最初に指定した変数と
種類が異なる変数が検索された場合には、この検索結果
をキャンセルし、それまでの検索結果で検索を終了させ
る。
【0060】図14は図12の検索結果表示部64の一
覧表となる検索結果を用いたソースプログラム修正時の
作業画面である。ソースプログラム修正作業画面68に
おいて、図12の検索結果の際に最初に指定した30行
目の変数「対象支店コード」を修正対象の変数としてマ
ウスクリックなどにより選択すると、図12のようにし
て得られている検索結果に基づき、変数「対象支店コー
ド」に直接関係する変数がハイライト表示70により示
され、ハイライト表示70で示された変数がチェックす
る必要があることを示している。 2.変数名辞書 図15は対話型の変数検索装置の他の実施形態であり、
この実施形態にあってはソースプログラムの構文解析で
得られた変数関係リスト及び変数定義リストに加えて、
変数関係を定義した変数名辞書を用いて、関係する変数
を検索するようにしたことを特徴とする。
【0061】図15において、ソースプログラム格納部
10、プログラム構文解析部12、変数関係リスト22
及び変数定義リスト24を格納したリポジトリ14、変
数検索部16、検索指定部18及び表示部20は図2の
実施形態と同じであるが、これに加えて新たに変数名辞
書72を設けている。図16は図15の機能ブロックで
あり、検索指定部18に対し変数名辞書72が設けられ
ている。変数名辞書72には部分一致変数名辞書74と
類似変数名辞書76が設けられている。この変数名辞書
72に対応して、検索指定部18には変数名辞書検索部
78が設けられている。尚、変数名辞書検索部78は、
検索指定部18の機能ではなく変数検索部16の機能と
して設けても同じである。
【0062】図17は図16の部分一致変数名辞書74
と類似変数名辞書76の詳細である。図17(A)は部
分一致変数名辞書74であり、オペレータ36が指定す
る検索変数名と、これに部分一致する変数名が登録され
ている。例えば変数名「支店コード」については、部分
一致変数名として「売上支店コード」と「対象支店コー
ド」が登録されている。
【0063】図17(B)は類似変数名辞書76であ
り、オペレータ36が指定する検索変数名に対応して予
め定められた類似変数名が登録されている。例えばオペ
レータが指定した検索変数名Aに対しては、類似変数名
としてAA,Aa,AaaA,Aが登録されている。図
18は図16の変数名辞書72を備えた実施形態におけ
る変数検索処理のフローチャートである。図18のフロ
ーチャートにおいて、ステップS1〜S5の利用者の指
定した変数に基づく変数関係リスト22の参照と変数定
義リスト24の参照による変数検索は、図13の実施形
態と同じである。これに加えて変数名辞書を用いた場合
には、ステップS6で変数名検索処理を実行する。
【0064】図19は図18のステップS6の変数名検
索処理の詳細である。変数名辞書を用いた変数名検索処
理にあっては、まずステップS1で利用者が指定した変
数を辞書検索部にセットし、ステップS2で変数名辞書
72の中の部分一致変数名辞書74に該当するか否かチ
ェックする。該当すればステップS3で、該当した指定
変数に対応して格納している該当している他の部分一致
変数名となる変数を検索結果リスト28に入れる。
【0065】続いてステップS4で、利用者が指定した
変数が変数名辞書72の中の類似変数名辞書76の類似
語指定に該当するか否かチェックし、該当すればステッ
プS5で、該当する類似変数名を検索結果として検索結
果リスト28に入れる。この図19の変数名辞書を用い
た検索が終了すると再び図18のステップS7に戻り、
検索結果リスト28を利用者に表示し、ステップS8で
検索したい変数がなくなるまで再検索を繰り返す。
【0066】このように変数名辞書を用いた検索を行う
ことで、ソースプログラムの構文解析では得られなかっ
た部分一致や類似の変数検索を確実に行うことができ、
指定した変数に直接関係する変数を見落とすことなく、
適切な検索結果を得ることができる。 3.変数関係の有効・無効 図20は対話型の変数検索装置の他の実施形態であり、
この実施形態にあっては、利用者が変数関係情報に対し
有効と無効を必要に応じて設定できるようにしたことを
特徴とする。この変数関係情報に有効と無効を設定する
ため、検索指定部18に有効無効指定部80が設けら
れ、オペレータ36は最初の変数指定で表示部20に表
示された検索結果としての変数一覧表を参照し、その中
でそれ以上検索の必要のない変数を指定して、対応する
変数関係情報に例えば無効を設定することができる。オ
ペレータが必要のない変数関係情報に無効を設定すれ
ば、次の検索からはこの変数関係情報は除外され、不必
要な検索結果が得られることを防止できる。
【0067】図21は図20の有効無効指定部80によ
る有効無効指定情報を備えた変数関係情報22−41で
ある。この変数関係情報22−41は、関係元52、関
係先54、関係タイプ56に加えて、新たに有効無効設
定領域82を設けており、この場合には無効情報を設定
している。図22は図20の有効無効設定機能を備えた
変数検索処理のフローチャートである。この変数検索処
理において、ステップS1〜S7の検索処理は基本的に
図13の処理と同じであるが、ステップS3において、
変数関係リストの中の有効な指定のあるものの中で指定
された変数を含むものをワークリスト30に入れてお
り、この結果、無効の指定のある変数関係情報を除外し
た検索ができる。
【0068】このように利用者36が必要に応じて検索
結果で得られた変数の変数関係情報について有効無効を
指定することで、再検索を繰り返している途中で最初に
指定した変数とは別種類の変数が検索結果として得られ
たような場合には、このような種類の異なる変数につい
て無効を指定しておくことで、それ以後の検索から除外
でき、直接関係のある変数の検索結果のみを効率的に獲
得することができる。 4.変数関係の確信度 図23は対話型の変数検索装置の他の実施形態であり、
変数関係リスト22に格納された変数関係情報の関係タ
イプに応じて経験的に得られた確信度の情報を設定し、
検索結果に確信度の情報を付加して同時に表示させるこ
とで、最初に指定した変数と検索された変数との関係の
確からしさを利用者が容易に判断できるようにしたこと
を特徴とする。
【0069】このように検索結果に変数関係の確信度情
報を付加して表示するため、変数検索部16に対し確信
度リスト84が設けられ、また検索指定部18には確信
度を必要に応じて設定変更するための確信度設定部86
が設けられている。図24は図23の確信度リスト及び
確信度情報が付加された変数関係リスト22の変数関係
情報である。図24(A)の確信度リスト84は、変数
関係タイプ88と確信度90で構成される。変数関係タ
イプ88は「親子関係」「再定義」「転記」「比較」
「計算式」の例えば5種類である。それぞれの変数関係
タイプ88に対応して経験的に得られた確信度90とし
て、「親子関係70%」「再定義20%」「転記100
%」「比較70%」「計算式50%」が予め設定されて
いる。
【0070】このような図24(A)の確信度リスト8
4が予め準備されることで、図2のプログラム構文解析
部12によるソースプログラム11の解析で得られたリ
ポジトリ14の変数関係リスト22には、例えば図24
(B)の変数関係情報22−51のように、関係元5
2、関係先54、関係タイプ56に加えて確信度90が
設けられ、この確信度90の値としては、図14(A)
の確信度リスト84から得られた親子関係の確信度70
%が格納されている。
【0071】このため、図23の変数検索部16で得ら
れた検索結果リスト28の変数には、その検索の対象と
なった例えば図24(B)のような変数関係情報22−
51における関係タイプから得られた確信度が付加され
ており、表示部20に検索結果となる変数一覧表と共に
確信度の値が表示される。実際の表示画面にあっては、
図12のように検索結果となる変数の一覧表が表示され
ており、この状態で特定の変数を選択して属性表示キー
128をマウスクリックすると、その確信度の値を表示
できるようにする。
【0072】このように検索結果として得られた変数に
ついて、利用者は必要に応じて変数関係の確信度を見る
ことができるため、例えば確信度が図24(A)の再定
義のように20%と低い場合には、ソースプログラムを
調べて、最初に指定した変数との直接的な関係があるか
どうかをチェックする。これに対し確信度が高い場合に
は、指定した変数との関係は正しいことから、検索結果
をそのまま信頼して例えばソースプログラムの修正を行
えばよい。
【0073】尚、図24にあっては、確信度を0〜10
0%の数値表現としているが、この代わりに確信度のパ
ーセント数値に応じて例えば3段階あるいは5段階とい
ったカラーやシンボルなどによる確信度の表示であって
もよい。図25は対話型の変数検索装置の他の実施形態
であり、この実施形態にあっては図3の実施形態、図1
6の実施形態、図20の実施形態、更に図23の実施形
態の全ての機能を備えることを特徴とする。即ち、検索
指定部18に対しては変数指定部32、変数関係リスト
作成部34、変数名辞書検索部78、有効無効指定部8
0、確信度設定部86が設けられ、また変数名辞書72
が配置され、更に変数検索部16に対しては確信度リス
ト84が設けられている。
【0074】このような各種の機能を一体化すること
で、更に指定した変数に対する直接関係する変数の検索
を強力な対話機能により適切に獲得することができる。 5.自動変数検索 図26は本発明の変数検索装置の他の実施形態であり、
この実施形態にあっては、利用者との対話型による検索
ではなく、利用者が一度変数を指定すると自動的に検索
結果に基づく再検索を繰り返して指定した変数に関係す
る変数を獲得し、自動検索の範囲を図23の実施形態で
採用した変数関係の確信度の累積値に基づいて制限する
ようにしたことを特徴とする。
【0075】図26において、装置構成は図2と同じで
あるが、対話型の変数検索部16に対し、この実施形態
にあっては対話を必要としない自動変数検索部160を
設けている。自動変数検索部160に対する検索対象と
する変数の指定は検索指定部18により行われ、このた
め検索指定部18にはオペレータ36の操作入力に基づ
いて変数を指定する変数指定部32が設けられている。
【0076】自動変数検索部160に対しては、図2の
プログラム構文解析部12の解析結果として得られたリ
ポジトリ14に保持した対数関係リスト22、変数定義
リスト24及び変数一覧表26が設けられる。また変数
自動検索で検索範囲を制御するために使用する確信度を
格納した確信度リスト84が設けられ、この確信度リス
ト84は図24(A)と同じである。
【0077】更に自動変数検索部160に対しては、ワ
ークリスト30、検索結果リスト28に加えて起点リス
ト92を設けている。この自動変数検索部160の基本
的な機能は図31に示した従来装置と同じであるが、従
来装置の持つ自動変数検索機能に確信度リスト84から
得られた確信度の累積値に基づく検索範囲の制限機能が
新たに設けられている。
【0078】図27は、図26の自動変数検索部160
による検索の繰返しと、これに伴う変数関係の確信度及
び確信度の累積値の一例を表している。図27におい
て、まず利用者が例えば変数Aを指定して1回目の検索
を行った結果、変数B,Cの検索結果が得られたとす
る。この場合、変数Aと変数Bの関係についての確信度
が70%であり、同じく変数Aと変数Cの関係の確信度
も70%であったとする。このような1回目の検索結果
として変数B,Cが得られると、続いて変数B,Cにつ
いて自動的に新たな指定変数と見なして検索が行われ
る。
【0079】これにより、変数Bについては関係する変
数として変数D,E,Fが得られ、また変数Cについて
は関係する変数G,Hが得られたとする。更に3回目の
検索で変数D,E,F,G,Hについてそれぞれ再度自
動検索を行ったところ、変数Dについて関係する変数
I,Jが得られ、また変数Hについて関係する変数K,
Lが得られたとする。
【0080】従来の自動検索にあっては、最終的に関係
する変数が得られなくなるまで再検索を自動的に繰り返
し、その結果、検索結果が膨大な量となり、ソースプロ
グラム修正時の確認が大変になる。そこで図26の実施
形態にあっては、各段階での変数検索で変数関係の確信
度が図27の枝のパーセントに示すように得られること
から、0〜100%を小数0.0〜1.0とし、新たな
変数が検索されるごとにそれまでの確信度の値の乗算値
を累積値として算出する。
【0081】図27にあっては、各変数の下にカッコ書
きで確信度の乗算で得られた累積値を表している。この
ような各変数の累積値は指定変数Aに対する変数関係の
確からしさを表しており、累積値が小さいほど変数関係
が不確かということができる。このため図26の実施形
態にあっては、検索指定部18に閾値指定部94を設
け、指定された閾値と検索結果から得られた累積値を比
較し、累積値が閾値以上であれば検索を続行し、累積値
が閾値を下回ったときはそれ以上の検索を終了する。
【0082】例えば図27において閾値として「0.2
0」を指定したとすると、例えば変数A,B,Dの系統
にあっては、変数Dの検索結果における累積値が 0.7×0.2=0.14 となって閾値0.20を下回る。このため変数Dは検索
結果リスト28から除外され、変数Dに関係する変数
I,Jも検索結果から除外できる。また変数A,C,
H,Kの系統についても、変数Kの検索で確信度の累積
値が 0.7×0.5×0.5=0.175 となって閾値0.20を下回り、変数Kの検索結果から
除外される。このため、指定変数Aに対する検索結果は
実線の系統で示す変数B,C,E,F,G,H,Lに制
限され、確信度の累積値の低い変数D,I,J,Kを除
外した検索結果を得ることができる。
【0083】このような確信度の累積値に基づいた検索
範囲は、ユーザ36が閾値指定部94で適宜の閾値を設
定することで検索範囲を広げたり狭めたりすることが簡
単にできる。また閾値の設定で検索範囲が狭められるこ
とで、再検索を繰り返しても検索に要する時間が短くて
済むことになる。図28は図26の確信度の累積値によ
り検索範囲を制限する実施形態の検索処理のフローチャ
ートである。まずステップS1で利用者36に変数一覧
表26の内容を表示し、ステップS2で利用者に検索し
たい変数と確信度の累積値の判定に使用する閾値を指定
させる。続いてステップS3で、利用者36によって指
定された変数を検索起点リスト92に入れる。
【0084】ステップS4で検索起点リスト92の中身
があるか否かチェックし、中身があればステップS5か
らの検索処理を開始する。ステップS5にあっては、検
索起点リスト92の先頭の変数を取り出して起点とし、
ステップS6で変数関係リスト22を参照し、起点とし
た変数を含む変数関係情報をワークリスト30に入れ
る。
【0085】続いてステップS7で、ワークリスト30
に入れた変数関係情報に含まれる変数でまだ検索結果リ
スト28に含まれていないもののうち、確信度の累積値
がステップS2で指定した閾値を上回っている変数を検
索起点リスト92と検索結果リスト28のそれぞれに入
れる。次にステップS8で変数定義リスト94を参照
し、指定された変数と同じ位置にある変数、具体的には
「REDIENES文」で指定された変数を求め、まだ
検索結果リスト28に含まれていない変数のうち、それ
までの確信度の累積値が閾値を上回っている変数を検索
起点リスト92と検索結果リスト28に入れる。このよ
うなステップS7,S8における確信度の累積値と閾値
の比較により、確信度の累積値が閾値未満となる変数が
検索結果から排除され、この変数の関係の系列について
はこの時点で検索が終了する。
【0086】ステップS8の処理が済むと、ステップS
4に戻り、検索起点リスト92の中身がなくなるまでス
テップS5〜S8の処理を繰り返す。ステップS4で検
索起点リスト92の中身がなくなると、ステップS9に
進み、検索結果リスト28の内容を表示部20に変数の
一覧表として表示する。そしてステップS10で、表示
部20に表示した検索結果の変数一覧表について更に検
索したい変数があればステップS2に戻り、利用者に検
索したい変数と閾値を指定させ、検索したい変数がなけ
れば一連の処理を終了する。
【0087】更に本発明は、図3、図16、図20、図
23、図25の機能ブロックにおける変数検索機能また
は図26の機能ブロックにおける自動変数検索機能を実
現する変数検索プログラムを格納した記録媒体を提供す
る。この変数検索プログラムを記録したコンピュータ読
取り可能な記録媒体の実施形態としては、CD−ROM
やフロッピーディスクなどのリムーバブルな可搬型記憶
媒体、回線によりプログラムを供給するプログラム提供
者の記憶装置、更にはプログラムをインストールした処
理装置のRAMやハードディスク等のメモリ装置があ
る。また記録媒体によって提供された変数検索プログラ
ムは適宜の処理装置にローディングされ、その主メモリ
上で実行される。
【0088】尚、上記の実施形態はソースプログラムの
修正のための変数検索を例にとるものであったが、本発
明はこれに限定されず、プログラム中の変数関係を利用
した適宜の処理にそのまま適用することができる。また
本発明は上記の実施例に限定されず、その目的及び利点
を損なわない範囲の適宜の変形を含む。更に本発明は上
記の実施形態による数値限定は受けない。
【0089】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、特定の変数を指定した場合の関係する変数の検索を
利用者との対話により段階に行っていくため、1回の検
索結果として最初に指定した変数と関係がない内容の異
なる変数が検索された場合でも、その時点で関係のない
変数を除外して適切な検索を続行することができ、従来
の一度変数を指定すると直接及び間接に関係する全ての
変数を自動的に検索して検索結果が膨大となり、ソース
プログラム修正時の変数関係の確認が困難になる問題を
解消できる。
【0090】特に本発明による対話形式により変数を検
索する場合にあっては、最初に指定した変数と直接関係
のある変数を検索して表示するため、ソースプログラム
などにおける変数関係の確認も容易となり、検索結果に
基づいたソースプログラムの修正に関わる作業量を大幅
に削減し、効率よく、検索結果を利用したソースプログ
ラムの修正ができる。
【0091】また本発明の自動変数検索機能を持つ変数
検索装置にあっては、検索ごとに変数関係から得られた
確信度の累積値を求め、これを予め設定した閾値と比較
し、閾値以上となる累積値の変数のみを検索結果とし、
閾値を下回る変数については検索結果から除外すること
で、最初に指定した変数に対し確からしさの低い関係の
薄い変数を検索範囲から除外でき、自動検索であっても
検索結果が無制限に広がらずに、変数関係の確からしさ
を表す確信度により制限された適切な範囲の検索結果を
自動的に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の装置構成のブロック図
【図3】本発明の変数検索処理の機能ブロック図
【図4】変数検索の対象となるソースプログラムの説明
【図5】図3の変数定義リストの説明図
【図6】図3の変数関係リストの説明図
【図7】図4のソースプログラムの解析で得た変数「支
店対象コード」を含む変数関係情報の説明図
【図8】図4のソースプログラムの解析で得た変数「売
上支店コード」を含む変数関係情報の説明図
【図9】関係タイプ「計算式」となる変数関係情報の説
明図
【図10】原因ソース行をプログラム位置情報として備
えた変数関係情報の説明図
【図11】変数「支店対象コード」を指定した場合の検
索結果と次に変数「売上支店コード」を指定して再検索
した検索結果の説明図
【図12】図11の検索結果の表示した検索操作画面の
説明図
【図13】図4による変数検索処理のフローチャート
【図14】図12の検索結果を利用してソースプログラ
ムを修正する作業画面の説明図
【図15】変数名変換辞書を備えた本発明の他の実施形
態の説明図
【図16】図15の実施形態の機能ブロック図
【図17】図16の変数名辞書の説明図
【図18】変数名辞書を用いた図16の実施形態による
変数検索処理のフローチャート
【図19】図18の辞書を用いた変数名検索処理のフロ
ーチャート
【図20】変数関係情報の有効無効の設定を可能とする
本発明の他の実施形態の機能ブロック図
【図21】有効無効設定領域を備えた図20で使用する
変数関係情報の説明図
【図22】変数関係情報の有効無効の設定を可能とする
図20の実施形態による変数検索処理のフローチャート
【図23】変数関係情報に確信度を設定した本発明の他
の実施形態の機能ブロック図
【図24】図23で用いる確信度リストと確信度を付加
した変数関係情報の説明図
【図25】変数関係リスト作成機能、変数名辞書、有効
無効設定機能及び確信度設定機能を備えた本発明の他の
実施形態の機能ブロック図
【図26】確信度の累積値により変数の検索範囲を制限
して変数を自動検索する本発明の他の実施形態の機能ブ
ロック図
【図27】図26の変数自動検索における検索結果と確
信度累積値の説明図
【図28】図26の変数検索処理のフローチャート
【図29】従来の変数検索装置の説明図
【図30】図29の従来装置の自動変数検索処理のフロ
ーチャート
【図31】図29の従来装置の機能ブロック図
【符号の説明】
10:ソースプログラム格納部 11:ソースプログラム 12:プログラム構文解析部 14:リポジトリ(解析結果格納部) 16:変数検索部 18:検索指定部 20:表示部 22:変数関係リスト(変数関係情報) 22−1〜22−n:変数関係情報 24:変数定義リスト(変数定義情報) 24−1〜24−n:変数定義情報 26:変数一覧表 28:検索結果リスト 30:ワークリスト 32:変数指定部 34:変数関係情報作成部 36:オペレータ(利用者) 38:変数名 40:プログラム名 42:型 44:オフセット 46:サイズ 48:親変数名 50:子変数 52:関係元 54:関係先 56:関係タイプ 58:原因ソース行 60:変数検索作業画面 62:検索指定部 64:検索結果表示部 65:再検索指定部 66:再検索指定変数 68:ソース修正作業画面 70:ハイライト表示領域 72:変数名辞書 74:部分一致変数名辞書 76:類似変数名辞書 78:変数名辞書検索部 80:有効無効設定部 82:有効無効設定領域 84:確信度リスト 86:確信度設定部 88:変数関係タイプ 90,92:確信度 100:資産種別指定部 102:資産指定部 104:検索済設定キー 106:検索済解除キー 108:検索項目指定部 110:項目名キー(変数名指定キー) 111:属性キー 114:指定条件入力部 116:検索実行キー 118:抑止表示キー 120:展開表示キー 122:変数選択キー 124:選択解除キー 126:部分参照キー 128:属性表示キー 130,132:選択種別チェックボックス 134:辞書登録キー 136:キャンセルキー 138:ヘルプキー 160:変数検索部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】図29は従来の変数検索装置である。ソー
スプログラム格納部210には解析の対象となるソース
プログラムが格納されており、プログラム構文解析部2
12は、ソースプログラムを解析して、ソースプログラ
ムの中に含まれる変数定義情報およびソースプログラム
中での変数の関係を示す変数関係情報を作成し、情報収
納部として機能するリポジトリ214に変数関係リスト
222及び変数定義リスト224として格納する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】まずステップS1で利用者にソースプログ
ラムの解析結果として得られた変数の一覧表を表示し、
ステップS2で利用者に検索したい変数を指定させる。
利用者の指定した変数は図31の検索指定部218から
変数検索部216に通知され、検索起点リスト226に
例えば変数Aのように登録される。次にステップS4で
検索起点リスト226に変数があるか否かチェックし、
中身があることからステップS5に進んで変数起点リス
ト226の先頭の変数、即ち最初は指定変数Aを取り出
して起点とする。次ステップS6で変数関係リスト22
2を参照し、起点の指定変数Aを含む関係する変数(A
+B)を検索してワークリスト228に入れる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の変数検索装置にあっては、指定された変数か
ら直接的に関係のある関数は勿論のこと、間接的に関係
のある数も全て検索して出力していたため、指定変数
に関係する変数の検索結果が膨大となり、ソースプログ
ラム中のある変数を修正する場合、検索結果から修正す
る関数に関係する変数を確認することが困難になってい
た。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、数を修正しても影響を及ぼすこと
のない別種類の変数が検索されていた場合、利用者は不
必要な変数を検索しないように指定して再度検索を行う
必要があるが、変数検索を最初からやりなおすことにな
るため、ソースプログラムによっては一回の検索に時間
がかかる場合があり、ソースプログラム修正の前作業と
して行われる変数検索作業の効率を悪化させていた。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】図1(B)は、図1(A)の変数検索部1
6と検索指定部18の詳細であり、解析結果格納部14
の変数関係リスト22と変数定義リスト24も併せて示
している。変検索部16は、変数関係リスト22を参
照して関係元又は関係先のいずれかに指定変数を含む変
数を検索して検索結果に格納し、且つ変数定義リスト2
4を参照して指定変数と同一位置にある再定義文等の変
数を検索して検索結果に格納する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】この場合、変数名辞書検索部78は指定変
数による部分一致変数名辞書及び類似変数名辞書の参照
による指定変数名に部分一致又は類似する変数名を検索
して検索結果に格納する。検索指定部18は変数関係情
報作成部34を備え、利用者の入力操作により変数間の
関係を示す変数関係リスト22を作成し、解析結果格納
部14の数関係リスト22として保持させることもで
きる。これにより構文解析部12の解析結果以外の関数
関係を両者が必要に応じて任意に設定できる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】検索指定部18は、表示部20に表示され
た変数検索結果の一覧表を対象に、検索対象とする変数
関係の有効と無効を指定する有効無効指定部80を備え
る。この場合、変数検索部16は、有効無効指定部80
により無効と指定された変数関係を検索対象から除外す
る。これによって利用者は、指定変数に直接的に関係す
る変数の検索結果の一覧表の中に、不必要な変数が含ま
ていた場合には、この変数との関係情報に無効をセッ
トすることで、次の再検索において不必要な変数を除外
できる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】変数検索結果として得られた変数関係は、
変数の種別に応じて異なった確からしさの度合をもって
おり、これを確信度として例えば0%〜100%で定数
的な経験値として表現することができる。このように確
信度が検索結果の変数と共に表示されるため、確信度が
低い変数について利用者はソースプログラムを参照して
変数の間に関係があるか否か確認することとなり、また
確信度が高ければ検索結果をそのまま利用してソースプ
ログラムの修正を行うことができ、変数検索結果の適切
な利用を可能とする。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】ここで変数検索部16は、各変数の検索毎
に1.0乃至0の数値で表現される変数の関係種別の確
信度を乗算し、この乗算値が所定の閾値未満の場合は検
索結果から除外し、閾値以上の場合に検索結果に格納す
る。このような変数の関係種別の確信度を乗算していく
と、指定変数を起点とした検索数が増加するほど確信度
の累積値が減少し、閾値以下となる確信度の低い系列の
変数を検索結果から除外でき、従来の自動検索で得られ
た膨大な検索結果を、確信度の高い有為な変数の範囲に
制限することができ、ソースプログラム修正のための検
索結果の確認が容易になる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】また自動検索型の場合には、操作入力に基
づいて検索対象とする変数を指定する検索指定モジュー
ルと、解析結果格納モジュールに保持された変数関係情
報及び変数定義情報を参照し、ソースプログラムの構文
解析の結果として得られたプログラム中の変数の間の関
係を示す変数関係情報及び変数定義情報を参照し、検索
指定モジュールへの操作入力で指定された指定変数に直
接関係する変数を検索すると共に、検索結果として得ら
れた変数を更に指定変数と見做して指定変数に間接的に
関係する変数を検索し、各変数の検索毎に変数の関係種
別の確信度を累積し(確信度の乗算値)、この確信度の
累積値が所定の閾値未満の場合は検索結果から除外し、
閾値以上の場合に検索結果に格納する変数検索モジュー
ルと、変数検索部による変数検索結果を表示する検索表
示モジュールとを有する変数検索プログラムを記録す
る。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】変数検索部16は、まず変数関係リスト2
2を参照し、変数関係リスト22に格納されている複数
の変数関係情報を参照し、指定数に直接関係する他の
変数を検索する。具体的には、変数関係リスト22の変
数関係情報は関係元変数名、関係先変数名、関係タイプ
で構成されており、指定変数が関係元または関係先のい
ずれかの変数名に該当する変数関係情報を検索する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】変数定義情報24−1〜24−nは、例え
ば変数名「処理日付」の変数定義情報24−3について
右側に取り出して示すようになる。変数定義情報24−
3は、変数名38、定義プログラム名40、型42、オ
フセット44、サイズ46、親変数名48、子変数50
の各定義情報で構成されている。この場合、変数名38
は「処理日付」であり、定義プログラム名40は「ZE
NGETSU」であり、型42は「集団項目」であり、
オフセット44は0、サイズ46は6、親変数名48は
「売上マスタレコード」、更に子変数50は「処理年」
「処理月」「処理日」である。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】変数関係情報22−1〜22−nは、例え
ば変数名「処理日付」の変数関係情報22−3について
右側に取り出して示す構造を持つ。即ち、変数「処理日
付」の変数関係情報22−3は、関係元52、関係先5
4及び関係タイプ56で構成されている。この場合、関
係元52には変数「処理日付」が格納され、関係先54
には変数「処理」が格納され、更に関係タイプ56に
は「親子関係」が格納されている。変数関係情報に使用
する関係タイプ56としては、 親子関係 比較 転記 再定義 計算式 が一般的である。もちろん、これ以外の関係タイプがあ
れば必要に応じて定めることができる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】図10は図3の変数関係リスト22に格納
される変数関係情報の他の実施形態であり、変数関係の
理由となったソースプログラム中の文の情報を保持し、
検索結果を表示した際に属性表示などの指示に基づきソ
ースプログラム中の位置をオペレータに表示できるよう
にしたことを特徴とする。図10の変数関係情報22−
41にあっては、関係元52、関係先54及び関係タイ
プ56に加えて新たに原因ソース行58を設け、関係元
52の変数「処理月」に対する関係先54の変数「対象
月」の図4のソースプログラム11における位置として
(プログラム名)+(プログラム行)」を表す情報を
格納し、例えば「ZENGETSU.COB36行」を
格納している。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】図11は図3の変数検索部16に対し、図
4のソースプログラム11からの構文解析により変数関
係リスト22及び変数定義リスト24が作成された状態
でオペレータ36が変数「売上支店コード」を指定した
場合の検索結果である。図11(A)の検索結果28−
1は、検索項目名として変数「対象支店コード」を指定
した場合であり、この場合には図7(A)(B)の変数
関係情報22−11,22−12を参照することで、直
接関係する変数として変数「売上支店コード」と変数
「ワーク領域」が検索結果として得られる。このような
検索結果の変数関係は「比較」「親子関係」であり、ま
た原因となったソースプログラムのソース行は36行と
23行である。図11(B)のま検索結果28−2は、
図11(A)の検索結果の表示部20に対する一覧表示
について、オペレータが画面上で検索結果として得られ
た変数「売上支店コード」を指定して再度検索を行った
場合の検索結果である。この検索結果28−2は、図1
1(A)の1回目の検索結果28−1における変数「売
上支店コード」による図8(A)〜(D)の変数関係情
報22−21〜22−24の参照で得られる
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】次にステップS5で変数定義リスト24を
参照し、指定された変数と同じソースプログラム上の階
層位置にある変数を取り出し、検索結果リスト28に追
加する。例えば図4のソースプログラム11において、
10行目の変数「売上支店コード」がステップS2で指
定されていたとすると、ステップS5にあっては、変数
定義リスト24の参照で図4の11行目の「REDEFINES
文」で再定義された変数「エラーコード」同じ位置に
ある変数を検索し、これを検索結果リスト28に追加す
る。このようにステップS5で指定された変数と同一位
置にある変数は再定義された変数が代表的なものと言え
る。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】図17(B)は類似変数名辞書76であ
り、オペレータ36が指定する検索変数名に対応して予
め定められた類似変数名が登録されている。例えばオペ
レータが指定した検索変数名Aに対しては、類似変数名
としてAA,Aa,AaaA,Aaが登録されている。
図18は図16の変数名辞書72を備えた実施形態にお
ける変数検索処理のフローチャートである。図18のフ
ローチャートにおいて、ステップS1〜S5の利用者の
指定した変数に基づく変数関係リスト22の参照と変数
定義リスト24の参照による変数検索は、図13の実施
形態と同じである。これに加えて変数名辞書を用いた場
合には、ステップS6で変数名検索処理を実行する。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】尚、図24にあっては、確信度を0〜10
0%の数値表現としているが、この代わりに確信度のパ
ーセント数値に応じて例えば3段階あるいは5段階とい
ったカラーやシンボルなどによる確信度の表示であって
もよい。図25は対話型の変数検索装置の他の実施形態
であり、この実施形態にあっては図3の実施形態、図1
6の実施形態、図20の実施形態、更に図23の実施形
態の全ての機能を備えることを特徴とする。即ち、検索
指定部18に対しては変数指定部32、変数関係リスト
作成部34、変数名辞書検索部78、有効無効定部8
0、確信度設定部86が設けられ、また変数名辞書72
が配置され、更に変数検索部16に対しては確信度リス
ト84が設けられている。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】自動変数検索部160に対しては、図2の
プログラム構文解析部12の解析結果として得られたリ
ポジトリ14に保持した数関係リスト22、変数定義
リスト24及び変数一覧表26が設けられる。また変数
自動検索で検索範囲を制御するために使用する確信度を
格納した確信度リスト84が設けられ、この確信度リス
ト84は図24(A)と同じである。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正内容】
【0085】続いてステップS7で、ワークリスト30
に入れた変数関係情報に含まれる変数でまだ検索結果リ
スト28に含まれていないもののうち、確信度の累積値
がステップS2で指定した閾値を上回っている変数を検
索起点リスト92と検索結果リスト28のそれぞれに入
れる。次にステップS8で変数定義リスト24を参照
し、指定された変数と同じ位置にある変数、具体的には
「REDIENES文」で指定された変数を求め、まだ
検索結果リスト28に含まれていない変数のうち、それ
までの確信度の累積値が閾値を上回っている変数を検索
起点リスト92と検索結果リスト28に入れる。このよ
うなステップS7,S8における確信度の累積値と閾値
の比較により、確信度の累積値が閾値未満となる変数が
検索結果から排除され、この変数の関係の系列について
はこの時点で検索が終了する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 美奈子 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 長橋 賢児 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソースプログラムを構文解析する構文解析
    部と、 前記構文解析部の解析結果として得られたプログラム中
    の変数の間の関係を示す変数関係情報および前記各変数
    の変数定義情報とを保持する解析結果格納部と、 操作入力に基づいて検索対象とする変数を指定する検索
    指定部と、 前記解析結果格納部に保持された変数関係情報および変
    数定義情報を参照し、前記検索指定部で指定された変数
    に直接関係のある変数を検索する変数検索部と、 前記変数検索部による変数検索結果を、前記検索指定部
    により再検索のための指定に使用できる形式で表示する
    表示部と、を備えたことを特徴とする変数検索装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の変数検索装置に於いて、前
    記変数検索部は、前記変数関係情報を参照して関係元又
    は関係先のいずれかに前記指定変数を含む変数を検索し
    て検索結果に格納し、且つ前記変数定義情報を参照して
    前記指定変数と同一位置にある変数を検索して検索結果
    に格納することを特徴とする変数検索装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の変数検索装置に於いて、前
    記検索表示部は、前記変数検索部に検索された指定関数
    の直接関係する変数の検索結果を、ソースプログラムに
    対応して階層構造をもつ一覧表として画面表示し、該一
    覧表の任意の変数を画面上で選択操作することで前記検
    索指定部に再検索のための変数指定を行わせることを特
    徴とする変数検索装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の変数検索装置に於いて、更
    に、 変数名の関係を予め登録した変数名辞書と、 前記検索指定部により指定変数による前記変数名辞書の
    参照により直接関係する変数を検索して前記検索結果に
    格納する変数名辞書検索部と、を設けたことを特徴とす
    る変数検索装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の変数検索装置に於いて、前
    記変数名辞書は、変数名に部分的に一致する部分一致変
    数を登録した部分一致変数名辞書と、変数名に類似する
    変数名を登録した類似変数名辞書とを備え、前記変数名
    辞書検索部は指定変数による前記部分一致変数名辞書及
    び類似変数名辞書の参照による前記指定変数名に部分一
    致又は類似する変数名を検索して検索結果に格納するこ
    とを特徴とする対話型変数検索装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の変数検索装置に於いて、前
    記検索指定部は、入力操作により変数間の関係を示す変
    数関係情報を作成して前記解析結果格納部の変数関係情
    報として保持させる変数関係情報作成部を備えたことを
    特徴とする対話型変数検索装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の変数検索装置に於いて、前
    記検索指定部は、前記表示部に表示された変数検索結果
    の一覧表を対象に、検索対象とする変数関係の有効と無
    効を指定する有効無効指定部を備え、前記変数検索部
    は、前記有効無効指定部により無効と指定された変数関
    係を検索対象から除外することを特徴とする変数検索装
    置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の変数検索装置に於いて、前
    記解析結果格納部は、前記構文解析部によるプログラム
    解析で生成された前記変数関係情報に、該変数関係の理
    由となった前記ソースプログラムの行情報を保持して前
    記表示部に検索結果と共に表示させることを特徴とする
    変数検索装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載の変数検索装置に於いて、前
    記表示部は、ソースプログラムの修正作業のために画面
    表示されたソースプログラム上で任意の変数を選択した
    際に、前記変数検索結果に付加された前記ソースプログ
    ラムの行情報に基づき、選択した変数に直接関係する変
    数の位置をソースプログラム上に明示させることを特徴
    とする対話型変数検索装置。
  10. 【請求項10】請求項1記載の変数検索装置に於いて、
    更に、前記解析結果格納部に格納された変数関係情報に
    含まれる関係種別の確信度の情報を示す確信度情報を登
    録し、前記検索部は検索した変数に加えて前記確信度情
    報の参照で得られた確信度を検索結果に格納し、前記表
    示部は検索結果と共に確信度を表示することを特徴とす
    る変数検索装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の変数検索装置に於い
    て、前記検索指定部は、前記表示部により検索結果と共
    に表示された確信度を操作入力に応じて個別に設定変更
    する確信度設定部を備えたことを特徴とする変数検索装
    置。
  12. 【請求項12】ソースプログラムを構文解析する構文解
    析部と、 前記構文解析部の解析結果として得られたプログラム中
    の変数の間の関係を示す変数関係情報および変数定義情
    報とを保持する解析結果格納部と、 操作入力に基づいて検索対象とする変数を指定する検索
    指定部と、 前記解析結果格納部に保持された変数関係情報及び変数
    定義情報を参照し、前記検索指定部への操作入力で指定
    された指定変数に直接関係する変数を検索すると共に、
    検索結果として得られた変数を更に指定変数と見做して
    前記指定変数に間接的に関係する変数を検索し、前記各
    変数の検索毎に変数の関係種別の確信度を累積し、該確
    信度の累積値が所定の閾値未満の場合は検索結果から除
    外し、前記閾値以上の場合に検索結果に格納する変数検
    索部と、 前記変数検索部による変数検索結果を表示する表示部
    と、を備えたことを特徴とする変数検索装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載の変数検索装置に於い
    て、前記変数検索部は、前記各変数の検索毎に1.0乃
    至0の数値で表現される変数の関係種別の確信度を乗算
    し、該乗算値が所定の閾値未満の場合は検索結果から除
    外し、前記閾値以上の場合に検索結果に格納することを
    特徴とする変数検索装置。
  14. 【請求項14】ソースプログラムを構文解析する構文解
    析過程と、 前記構文解析過程の解析結果として得られたプログラム
    中の変数の間の関係を示す変数関係情報及び変数定義情
    報とを保持する解析結果格納過程と、 操作入力に基づいて検索対象とする変数を指定する検索
    指定過程と、 前記解析結果格納過程に保持された変数関係情報及び変
    数定義情報を参照し、前記検索指定過程で指定された変
    数に直接関係のある変数を検索する変数検索過程と、 前記変数検索過程による変数検索結果を、前記検索指定
    過程により再検索のための指定に使用できる形式で表示
    する検索表示過程と、を備えたことを特徴とする変数検
    索方法。
  15. 【請求項15】請求項14記載の変数検索方法に於い
    て、前記変数検索過程は、前記変数関係情報を参照して
    関係元又は関係先のいずれかに前記指定変数を含む変数
    を検索して検索結果に格納し、且つ前記変数定義情報を
    参照して前記指定変数と同一位置にある変数を検索して
    検索結果に格納することを特徴とする変数検索方法。
  16. 【請求項16】請求項14記載の変数検索方法に於い
    て、前記検索表示過程は、前記変数検索過程に検索され
    た指定関数の直接関係する変数の検索結果を、ソースプ
    ログラムに対応して階層構造をもつ一覧表として画面表
    示し、該一覧表の任意の変数を画面上で選択操作するこ
    とで前記検索指定過程に再検索のための変数指定を行わ
    せることを特徴とする変数検索方法。
  17. 【請求項17】請求項14記載の変数検索方法に於い
    て、更に、 変数名の関係を予め変数名辞書に登録する辞書登録過程
    と、 前記検索指定過程の指定変数による前記変数名辞書の参
    照により直接関係する変数を検索して前記検索結果に格
    納する変数名辞書検索過程と、を設けたことを特徴とす
    る変数検索方法。
  18. 【請求項18】請求項14記載の変数検索方法に於い
    て、前記変数名辞書は、変数名に過程分的に一致する過
    程分一致変数を登録した過程分一致変数名辞書と、変数
    名に類似する変数名を登録した類似変数名辞書とを備
    え、前記変数名辞書検索過程は指定変数による前記過程
    分一致変数名辞書及び類似変数名辞書の参照による前記
    指定変数名に過程分一致又は類似する変数名を検索して
    検索結果に格納することを特徴とする変数検索方法。
  19. 【請求項19】請求項14記載の変数検索方法に於い
    て、前記検索指定過程は、入力操作により変数間の関係
    を示す変数関係情報を作成して前記解析結果格納過程の
    変数関係情報に保持させる変数関係情報作成過程を備え
    たことを特徴とする対話型変数検索方法。
  20. 【請求項20】請求項14記載の変数検索方法に於い
    て、前記検索指定過程は、前記表示過程に表示された変
    数検索結果の一覧表を対象に、検索対象とする変数関係
    の有効と無効を指定する有効無効指定過程を備え、前記
    変数検索過程は、前記有効無効指定過程により無効と指
    定された変数関係を検索対象から除外することを特徴と
    する変数検索方法。
  21. 【請求項21】請求項14記載の変数検索方法に於い
    て、前記解析結果格納過程は、前記構文解析過程による
    プログラム解析で生成された前記変数関係情報に、該変
    数関係の理由となった前記ソースプログラムの行情報を
    保持して前記表示過程に検索結果と共に表示させること
    を特徴とする変数検索方法。
  22. 【請求項22】請求項14記載の変数検索方法に於い
    て、前記表示過程は、ソースプログラムの修正作業のた
    めに画面表示されたソースプログラム上で任意の変数を
    選択した際に、前記変数検索結果に付加された前記ソー
    スプログラムの行情報に基づき、選択した変数に直接関
    係する変数の位置をソースプログラム上に明示させるこ
    とを特徴とする対話型変数検索方法。
  23. 【請求項23】請求項14記載の変数検索方法に於い
    て、更に、前記解析結果格納過程に格納された変数関係
    情報に含まれる関係種別の確信度を示す確信度情報を登
    録し、前記検索過程は検索した変数に加えて前記確信度
    情報の参照で得られた確信度を検索結果に格納し、前記
    表示過程は検索結果と共に確信度を表示することを特徴
    とする変数検索方法。
  24. 【請求項24】請求項23記載の変数検索方法に於い
    て、前記検索指定過程は、前記表示過程により検索結果
    と共に表示された確信度を操作入力により個別に設定変
    更する確信度設定過程を備えたことを特徴とする対話型
    変数検索方法。
  25. 【請求項25】ソースプログラムを構文解析する構文解
    析過程と、 前記構文解析過程の解析結果として得られたプログラム
    中の変数の間の関係を示す変数関係情報及び変数定義情
    報とを保持する解析結果格納過程と、 操作入力に基づいて検索対象とする変数を指定する検索
    指定過程と、 前記解析結果格納過程に保持された変数関係情報及び変
    数定義情報を参照し、前記検索指定過程への操作入力で
    指定された指定変数に直接関係する変数を検索すると共
    に、検索結果として得られた変数を更に指定変数と見做
    して前記指定変数に間接的に関係する変数を検索し、前
    記各変数の検索毎に変数の関係種別の確信度を累積し、
    該確信度の累積値が所定の閾値未満の場合は検索結果か
    ら除外し、前記閾値以上の場合に検索結果に格納する変
    数検索過程と、 前記変数検索過程による変数検索結果を表示する検索表
    示過程と、を備えたことを特徴とする変数検索方法。
  26. 【請求項26】請求項25記載の変数検索方法に於い
    て、前記変数検索過程は、前記各変数の検索毎に1.0
    乃至0の数値で表現される変数の関係種別の確信度を乗
    算し、該乗算値が所定の閾値未満の場合は検索結果から
    除外し、前記閾値以上の場合に検索結果に格納すること
    を特徴とする変数検索方法。
  27. 【請求項27】操作入力に基づいて検索対象とする変数
    を指定する検索指定部と、 ソースプログラムの構文解析の結果として得られたプロ
    グラム中の変数の間の関係を示す変数関係情報及び変数
    定義情報を参照し、前記検索指定部で指定された変数に
    直接関係のある変数を検索する変数検索部と、 前記変数検索部による変数検索結果を、前記検索指定部
    により再検索のための指定に使用できる形式で表示する
    表示部と、を有する変数検索プログラムを記録したコン
    ピュータ読取り可能な記録媒体。
  28. 【請求項28】操作入力に基づいて検索対象とする変数
    を指定する検索指定過程と、 前記解析結果格納過程に保持された変数関係情報及び変
    数定義情報を参照し、ソースプログラムの構文解析の結
    果として得られたプログラム中の変数の間の関係を示す
    変数関係情報及び変数定義情報を参照し、前記検索指定
    部への操作入力で指定された指定変数に直接関係する変
    数を検索すると共に、検索結果として得られた変数を更
    に指定変数と見做して前記指定変数に間接的に関係する
    変数を検索し、前記各変数の検索毎に変数の関係種別の
    確信度を累積し、該確信度の累積値が所定の閾値未満の
    場合は検索結果から除外し、前記閾値以上の場合に検索
    結果に格納する変数検索部と、 前記変数検索過程による変数検索結果を表示する検索表
    示部と、を有する変数検索プログラムを記録したコンピ
    ュータ読取り可能な記録媒体。
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