JPH0580603A - 複数電子写真装置の起動制御方法 - Google Patents

複数電子写真装置の起動制御方法

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JPH0580603A
JPH0580603A JP3240761A JP24076191A JPH0580603A JP H0580603 A JPH0580603 A JP H0580603A JP 3240761 A JP3240761 A JP 3240761A JP 24076191 A JP24076191 A JP 24076191A JP H0580603 A JPH0580603 A JP H0580603A
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electrophotographic
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JP3240761A
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Koji Yamazaki
晃司 山崎
Toshiyuki Ebara
俊幸 江原
Shigenori Ueda
重教 植田
Hitoshi Murayama
仁 村山
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Canon Inc
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一ビル或は同一フロアー内の複数の電子写
真装置の定着器が同時に最大負荷となることを防止し、
ピーク電力を低減して給配電設備の能力に不足を来すこ
とを防止できる複数電子写真装置の起動制御方法の提
供。 【構成】 電力制御手段104,105を有するヒータ
101,102により加熱される定着器330を備え通
信手段により定着器の電力状態を相互にモニター可能な
複数の電子写真装置によって制御グループを形成し、該
グループ内の電子写真装置の定着器電力状態に対応して
定着器の電力制限制御を実施して電子写真装置を起動す
ることを特徴とする構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一ビルあるいは同一
フロアー等に設置され通信ケーブル等で相互に情報交信
可能な複数の電子写真装置の起動制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】複写機等、電子写真装置の画像形成プロ
セスの概略を以下説明する。図7は、従来の電子写真装
置の構成概要を示す要部構成図である。矢印方向に回転
する感光体301の周囲には、公知のように主帯電器3
02,静電潜像形成部位303,現像器304,転写紙
給送系305,転写・分離帯電器306,クリーニング
装置307,搬送系308,除電光309などが配設さ
れている。
【0003】ヒーター323によって加温された感光体
301は主帯電器302によって一様に帯電され、これ
にハロゲンランプ或は蛍光灯等の光源310より発した
光をプラテンガラス311上の原稿312に照射し、そ
の反射光をミラー系313〜316,レンズ系317,
フィルター318を介して感光体301の表面上に導き
投影して静電潜像を形成し、この潜像に現像器304か
らトナーを供給してトナー像を形成する構成となってい
る。
【0004】一方、転写紙通路319,レジストローラ
322よりなる転写紙供給系305を通って、感光体3
01に供給される転写材Pは、転写帯電器306と感光
体301の間隙において、背面から、トナーとは反対極
性の電界を与えられ、これによって、感光体301表面
のトナー像は、転写材Pに転移する。感光体301より
分離された転写材Pは、転写紙搬送系308を通って定
着器330に送られて、トナー像は定着され、転写材P
は装置外に排出される。
【0005】定着器303は、通常800〜1500W
電力のヒーター334によって150〜200℃に加熱
された対向する2本のヒートロール331,332によ
り構成したものが一般的で、サーミスタ333により温
度コントロールされ複写機の中で最も多くの電力を消費
する部分である。定着器330の構成については、後記
(比較例1)で、図8を参照して再度説明する。
【0006】なお、転写部位において、転写に寄与せず
感光体表面に残る残留トナーは、クリーニング装置30
7に至り、クリーニングブレード321によってクリー
ニングされる。
【0007】上記クリーニングにより更新された感光体
301の表面は更に除電光309から除電光を与えられ
て再び上記のサイクルに供される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年コンピュータの発
達・普及に伴い複写機の自己故障診断システムや、遠隔
請求メーター読み取りシステム等の組込みがメーカーサ
イドとしての顧客サービスの向上・出張サービスマンの
人件費低減を目的として増大している。
【0009】上記のコンピュータを利用した付属システ
ムは高い設置費用の割には、複写機等の電子写真装置個
々にとっては常時稼動しているわけではなく、ホストコ
ンピュータの呼出しがあったときや機械本体に異常が生
じホストコンピュータに信号を送るときなどに限られて
いる。このため、上記付属システムのより有効な運用が
求められている。
【0010】一方、消費電力対策・受発電設備対策の観
点から、昼間のピーク電力の低減が求められている。即
ち、電力会社はピーク電力に見合う電力設備を持たねば
ならず電力コストにはね返るほか、負荷調整には火力発
電の比率が高まり有害ガスの排出量が増加し環境を汚染
・破壊するなどの問題がある。
【0011】前記のように複写機の定着器330は多く
の電力を消費する。そのため、同一ビル内とか同一フロ
アーの複数の複写機の全部を同時に起動開始し、全機の
定着器が100%負荷となると、過大なピーク電力とな
る。この事態は受電設備,給配電設備等にとっては是非
避けたいところである。
【0012】一方、各機のピーク負荷を多少ずらすこと
は、使用者サイドにとって不可能なことでもなく、適切
なコントロール手段が求められていた。
【0013】上記従来の問題点を確認するための実験を
行ったので、その概要を以下説明する。同一幹線配電盤
から給電される電源ラインに定着ヒーター1.2kw、
コピー動作時1.5kwの電力を要する6台の複写機の
みを設置し、朝一番または昼休み終了時を想定して同時
にメインスイッチを投入したところ、約5分で全機が使
用可能となったが、約7.2kwの高いピーク電力消費
が認められた。
【0014】同じ条件の電源ラインに6台の複写機のみ
を設置し、2分おきに順次メインスイッチを投入したと
ころ、全機が使用可能となるまでに約15分を要したが
ピーク電力は約5.0kwであった。
【0015】また、6台が一斉に100枚ずつの連続コ
ピーを始めると、9.0kwのピーク電力を記録した。
その後、コピーを止めると、約4.5kwに減少した。
【0016】上記の複写機設備を、約80名の事務室で
自由にコピーを取ってもらったところ、平均して4台が
稼動状態であり、平均消費電力は4.8kwであり、6
台とも一斉に稼動して9.0kw程度の電力を消費する
時間はわずかで複写機の空き待ちをする人は居なかっ
た。
【0017】次いで、複写機の台数を4台に減らしたと
ころ、複写機の空き待ちをする人があり事務処理能力が
低下した。
【0018】本発明は、上記従来技術の問題点を解消す
るためになされたもので、コンピュータを介した通信ラ
インでデータ交信可能な同一ビル或は同一フロアー等に
設置された電子写真装置の定着器が同時に最大負荷とな
ることを防止し、ピーク電力を低減して、給配電設備能
力に不足をきたすことを防止した複数電子写真装置の起
動制御方法を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】このため、この発明に係
る複数電子写真装置の起動制御方法は、電力制御手段を
有するヒータにより加熱される定着器を備え通信手段に
より定着器の電力状態を相互にモニター可能な複数の電
子写真装置によって制御グループを形成し、該グループ
内の電子写真装置の定着器電力状態に対応して定着器の
電力制限制御を実施して電子写真装置を起動することを
特徴とする構成によって、前記の目的を達成しようとす
るものである。
【0020】
【作用】以上の構成により、制御グループを形成する電
子写真装置は、電力制御手段を有するヒータにより加熱
される定着器を備え通信手段により定着器の電力状態を
相互にモニター可能であり、グループ内の電子写真装置
の定着器電力状態に対応して定着器の電力制限制御を実
施して電子写真装置を起動することにより、グループ内
の電子写真装置の合計電力のピーク値を所定電力値以下
に制御することが可能であり、グループを形成する例え
ば同一ビル或は同一フロアー内の複数の電子写真装置の
定着器が同時に最大負荷となることを防止し、ピーク電
力を低減して給配電設備の能力に不足を来すことを防止
できる。
【0021】
【実施例】以下、この発明に係る複数電子写真装置の起
動制御方法を実施例により説明する。なお、この発明の
実施例に使用する電子写真装置は、コンピュータを装備
しており、通信回線を介して、同一グループを形成する
電子写真装置間で定着器330の電力状態を相互にモニ
ター可能な構成となっている。
【0022】(第1実施例)図1は本発明に係る第1実
施例制御方法の対象である複写機に備えた定着器330
の要部構成図である。
【0023】図1において、中空の定着ヒートローラ1
07の中に主ヒーター101と副ヒーター102が配設
されており、第2ソリッドステートリレー(以下第2リ
レーという)104、および第1ソリッドステートリレ
ー(以下第1リレーという)105を介して電源と接続
されている。第1リレー105は主ヒーター101と副
ヒーター102の両回路のスイッチングを、第2リレー
104は第1リレー105がオンのとき副ヒーター10
2のスイッチングを、各々コントローラ106の制御に
よって行う構成となっている。
【0024】定着ヒートローラ107の表面には温度セ
ンサとしてサーミスタ103が接しており、検知温度情
報はコントローラ106に送られて、第2リレー10
4,第1リレー105を制御し、定着ヒートローラ10
7がコピーに適切な設定温度範囲TSL(下限)〜TS
H(上限)になるよう温度調整を行う。
【0025】図2は、本発明の制御方法の第1実施例を
示すフローチャートである。AとBの2台の複写機がお
たがいの定着器温度を通信線を介してモニターしあうこ
とによってそれぞれの定着ヒーターの出力、即ち消費電
力を調整し、個々の複写機の稼動率の低下を最小限に抑
えながらピーク電力の低減を図るものである。
【0026】複写機Aの電源を投入すると、第2リレー
104はオフのまま第1リレー105がオンする(ステ
ップS1)。そして、通信ケーブルで接続されたもう一
方の複写機Bの定着器温度TBを読み込み(ステップS
2)、現在の複写機Aの定着器温度TAと比較し(ステ
ップS3)、TAがTBより小さかったときは第2リレ
ー104をオンさせ(ステップS4)、主ヒータ101
と副ヒーター102を両方使って定着器330の温度調
整をする。反対に前記TAがTB以上であったときは第
2リレー104をオフさせ(ステップS5)、副ヒータ
102のみを使って温度調整を行い消費電力を低減す
る。
【0027】コピースタートキーが押されると、定着器
温度TAが設定温度TSL(下限)以上か判断し(ステ
ップS6)、以上ならステップS7に進み定着器温度T
Aと設定温度TSH(上限)を比較し、TAがTSH以
上であればステップS8に進み、複写動作を許可し、第
2リレー104をオフする。ステップS7で定着器温度
TAが設定温度TSH(上限)未満ならば複写動作を許
可し、第2リレー104をオンする(ステップS9)。
【0028】ステップS6で、定着器温度TAが設定温
度TSL(下限)未満なときは、コピー中であれば第2
リレー104をオンし、コピーを継続しステップS2に
戻る(ステップS10,S11)。コピー中でなければ
複写動作不許可とし、第2リレー104をオンし(ステ
ップS10,S12)、ステップS2に戻る。
【0029】上記のように制御し、ステップS3での判
断により、同時に2つの複写機の定着器が最大負荷で起
動することは無くなる。また温度調整の応答時間は延び
るものの、各複写機が連続コピーやシングルコピー、休
止状態といった各個の状況に応じた温度調整は健在であ
り、一方のみがコピーが可能で他方がいつまでもスタン
バイ状態で待たされるといったことは無くなる。
【0030】上記制御の場合、ピーク電力は主ヒーター
101と副ヒーター102の出力配分によって調整が可
能である。例えば複写機A,Bの両機の定着器の出力が
各々1.2kwであり、両機とも、主ヒーター101を
0.6kw、副ヒーター102を0.6kwと等分した
ときは、2台合計での定着器の最大負荷(最大消費電
力)は1.8kwに抑えることかできる。副ヒーター1
02の出力配分を大きくすればするほど、最大消費電力
は低く抑えられるが、2台が同時に使用された時、一方
の複写機の待機時間が長くなる弊害があり、稼動状態と
ピーク電力目標の比較により出力配分を決定する。
【0031】以上説明した装置構成と制御によって、定
着ヒーター1.2kw、コピー動作時1.5kwの複写
機の主ヒータ101を0.6kw、副ヒーター102を
0.6kwと等分したとき、同一幹線配電盤から給電さ
れる電源ラインに2台の複写機のみを設置し、朝一番、
同時にメインスイッチをオンさせたところ、使用可能ま
で約8分かかったが、約1.9kwのピーク電力消費に
抑えられた。
【0032】また、次いで2台で一斉に100枚ずつの
連続コピーを始めると、2.2kwのピーク消費電力を
越えることは無く、有効なピーク電力低減が達成され
た。なお、上記説明はA,B2台の複写装置により制御
グループを形成した例であるが、3台以上の複写装置に
より制御グループを形成し上記同様の効果を得ることが
できる。
【0033】(第2実施例)図3は、本発明の第2実施
例制御方法の対象である複写機に備えた定着器の要部構
成図である。以下、第1実施例の複写装置と異なる構成
についてのみ説明する。
【0034】図3において、中空の定着ヒートローラ2
07の中にヒーター201,202が配設され、位相制
御回路204,ソリッドステートリレー205を介して
電源と接続されている。
【0035】定着ヒートローラ207の表面には温度セ
ンサーとしてサーミスタ203が接しており、その検知
温度情報はコントトローラ206に送られて、ソリッド
ステートリレー205,位相制御回路204を制御し、
温度調整を行う構成となっている。
【0036】図4は、本発明の第2実施例制御方法のフ
ローチャートである。C(1),C(2),……,C
(n)といった複数台の複写機がおたがいの定着器温度
をモニターしあうことによって、それぞれの定着ヒータ
ーの出力即ち消費電力を調整し、個々の複写機の稼動率
の低下を最小限に抑えながらピーク電力の低減を図るも
のである。
【0037】複写機C(1)の電源を投入すると(ステ
ップS1)、通信ケーブルで接続された他の複写機C
(2)〜C(n)の定着器のオン/オフ稼動状態S1〜
Snを読み込み(ステップS23)、以後コントローラ
206により、現在の複写機C(1)〜C(n)の定着
器の稼動状態を検知し、ステップS22で予め設定され
ている最大消費電力と比較判断し、定着器ヒーター20
1,202へ供給する電力の位相制御を行い消費電力の
コントロールを図る。なお、ステップS24以降のステ
ップは、第1実施例のステップS6〜ステップS12に
相当するステップであり、同一符号で示し重複説明を省
略する。
【0038】図5は、第2実施例での位相制御のデュー
ティー比のコントロールのさせ方一例の説明図である。
図示例は8台迄の複写機を接続可能で、ピーク電力を複
写機が4台最大負荷で稼動させるピーク電力低減制御例
である。
【0039】このシステムに6台接続して稼動している
とき、ある瞬間に丁度4台の定着器がオンで、他の2台
の定着器がオフであったとすると、ヒーター201,2
02には全波の交流電力が給電される。次の瞬間6台全
部が定着器オンになったとすると、図6の位相制御波形
図に斜線部で示したような位相制御をおこなうべく各複
写機の位相制御回路204が作動し、デューティー比6
7%に位相を制御、即ち消費電力を落としてヒーター2
01,202に給電する。また、ある瞬間に3台の定着
器がオンで、他の3台の定着器がオフであったとする
と、ヒーター201,202には全波の交流電力が給電
される。
【0040】また、次の瞬間5台が定着器オンで、他の
1台の定着器がオフであったとすると、各複写機の位相
制御回路204が作動しデューティー比80%に位相を
制御、即ち消費電力を落としてヒーター201,202
に給電し、やはりピーク消費電力を4台分で抑える仕組
みとなる。
【0041】上記第2実施例によれば、同時に設定ピー
ク電力以上の定着器最大負荷でオンすることは無くな
る。また、温度調整の応答時間は延びるものの、各複写
機が連続コピーやシングルコピー、休止状態といった各
個の状況に応じた温度調整は健在であり、その瞬間にコ
ピー中等で同時にオンしている定着器の台数が減れば直
ちに供給電力量が増加しいつまでも節電給電で待たされ
るといったことは殆ど無くなる。上記制御によるピーク
電力は、設定する最大消費電力によって調整が可能であ
る。
【0042】以上説明した装置構成と制御によって、最
大消費電力を4台分最大負荷を6.0kwと入力設定
し、6台接続したとき、同一幹線配電盤から給電される
電源ラインに定着ヒーター1.2kw、コピー動作時
1.35kwの6台の複写機のみを設置し、朝一番、同
時にメインスイッチをオンさせたところ、使用可能まで
約8分かかったが、約5.0kwのピーク電力消費に抑
えられた。また、次いで、6台で一斉に100枚ずつの
連続コピーを始めると、6.0kwのピーク消費電力を
越えることは無く、有効なピーク電力低減が達成され
た。
【0043】次に、上記第1,第2実施例の効果を明確
にするべく従来の制御方法による電力との比較テストを
行ったので、そのデータを以下説明する。
【0044】(比較例1)図8は、図7に示す従来の複
写機の定着器330の要部構成図である。図8におい
て、中空の定着ヒートローラ407の中にヒーター40
1,402が配設されソリッドステートリレー(以下リ
レーという)405を介して電源と接続されている。リ
レー405はヒーター401,402の両方をスイッチ
ングする。
【0045】定着ヒートローラ407の表面には温度セ
ンサとしてサーミスタ403が接しており、その検知温
度情報はコントローラ406に送られて、リレー405
を制御し、定着ヒートローラ407がコピーに適切な設
定温度範囲TSL(下限)〜TSH(上限)になるよう
温度調整を行う。
【0046】図9は、従来の制御方法のフローチャート
である。電源が投入され、コピースタートキーが押され
ると(ステップS31)、定着器温度Tが設定温度TS
L(下限)以上か判断し(ステップS32)、以上なら
ばステップS33に進み、定着器温度Tが設定温度TS
H(上限)以上ならばステップS34に進み、コピーを
許可しリレーをオフしてステップS32に戻り、TSH
未満ならばステップS35に進み、コピーを許可し、リ
レーはオンしてステップS32に戻る。ステップS32
で定着器温度Tが設定温度TSL(下限)未満のとき
は、コピー中であれば(ステップS36,S37)、コ
ピー継続しリレーはオンしてステップS32に戻り、コ
ピー中でなければ(ステップS36,38)コピーは不
許可しリレーをオンしてステップS32に戻り設定温度
下限(TSL)に入るまで待機させる。
【0047】以上説明したような装置構成として、定着
ヒーター1.2kw、コピー動作時1.5kwの複写機
の主ヒーター101を0.6kwと等分にしたとき、同
一幹線配電盤から給電される電源ラインに2台の複写機
のみを設置し、朝一番、同時にメインスイッチをオンさ
せたところ、使用可能まで約5分であったが、2.4k
wのピーク電力を消費した。
【0048】また、次いで2台で一斉に100枚ずつの
連続コピー始めると、3.0kwのピーク消費電力を記
録した。
【0049】(比較例2)前記従来例と同様の装置構成
として、定着ヒーター1.2kw、コピー動作時1.5
kwの複写機を同一幹線配電盤から給電される電源ライ
ンに6台のみを設置し、朝一番、同時にメインスイッチ
をオンさせたところ、使用可能まで約5分であったが、
約7.2kwのピーク電力を消費した。
【0050】また、次いで6台で一斉に100枚ずつの
連続コピーを始めると、9.0kwと高いピーク消費電
力を記録した。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、制御グループを形成する電子写真装置は、電力制御
手段を有するヒータにより加熱される定着器を備え通信
手段により定着器の電力状態を相互にモニター可能であ
り、グループ内の電子写真装置の定着器電力状態に対応
して定着器の電力制限制御を実施して電子写真装置を起
動することにより、グループ内の電子写真装置の合計電
力のピーク値を所定電力値以下に制御することが可能で
あり、グループを形成する例えば同一ビル或は同一フロ
アー内の複数の電子写真装置の定着器が同時に最大負荷
となることを防止し、ピーク電力を低減して給配電設備
の能力に不足を来すことを防止できる。
【0052】そして、最大契約電力を下げることが可能
となり、電力コストの低減が可能ともなる。しかも、電
源を投入する時刻を意図的にズラしたり、意図的に稼動
台数を減らしたりする必要がなく便利であり、起動時に
例え定着器に対しての電力制限制御があったとしても使
用者に不便を与えることは殆どない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の定着器要部構成図である。
【図2】 第1実施例のフローチャートである。
【図3】 第2実施例の定着器要部構成図である。
【図4】 第2実施例のフローチャートである。
【図5】 第2実施例のデューティ比説明図である。
【図6】 第2実施例の位相制御波形図である。
【図7】 従来の電子写真装置の要部構成図である。
【図8】 従来の定着器の要部構成図である。
【図9】 従来の制御方法のフローチャートである。
【符号の説明】
101 主ヒーター(定着ヒーター) 102 副ヒーター(定着ヒーター) 103 温度センサ(サーミスタ) 104 第2リレー(ソリッドステートリレー) 105 第1リレー(ソリッドステートリレー) 106 コントローラ 107 定着ヒートローラ 204 位相制御回路 330 定着器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村山 仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力制御手段を有するヒータにより加熱
    される定着器を備え通信手段により定着器の電力状態を
    相互にモニター可能な複数の電子写真装置によって制御
    グループを形成し、該グループ内の電子写真装置の定着
    器電力状態に対応して定着器の電力制限制御を実施して
    電子写真装置を起動することを特徴とする複数電子写真
    装置の起動制御方法。
JP3240761A 1991-09-20 1991-09-20 複数電子写真装置の起動制御方法 Withdrawn JPH0580603A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001123507A (ja) * 1999-10-28 2001-05-08 Inax Corp 温水洗浄装置
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