JPH0579862B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0579862B2
JPH0579862B2 JP63025773A JP2577388A JPH0579862B2 JP H0579862 B2 JPH0579862 B2 JP H0579862B2 JP 63025773 A JP63025773 A JP 63025773A JP 2577388 A JP2577388 A JP 2577388A JP H0579862 B2 JPH0579862 B2 JP H0579862B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing
mating ring
fitting groove
outer circumferential
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63025773A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01203767A (ja
Inventor
Takao Shimomura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eagle Industry Co Ltd
Original Assignee
Eagle Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eagle Industry Co Ltd filed Critical Eagle Industry Co Ltd
Priority to JP2577388A priority Critical patent/JPH01203767A/ja
Publication of JPH01203767A publication Critical patent/JPH01203767A/ja
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  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、軸封装置であるメカニカルシールを
構成する密封要素のうち静止側のメイテイングリ
ングを、治具を用いてハウジングの内周に圧入装
着する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
メカニカルシールの静止側の密封要素であるメ
イテイングリングをハウジング内周に装着するに
際しては、従来、第3図に示すように、ハウジン
グa内周面とメイテイングリングb外周面との間
の気密性を保持するためのゴム等弾性体かなるパ
ツキングeを、前記メイテイングリングb外周面
に形成したパツキング嵌着用溝cにあらかじめ嵌
着し、図示しない回転側密封要素との摺動面を有
する前端面dを、筒状の治具fを用いて押圧する
ことにより前記ハウジングaの内周面に圧入して
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、通常パツキング嵌着用溝cの溝幅W1
は、パツキングeの膨潤等に対処する目的で該パ
ツキングeの幅W2よりも適宜大きく設定されて
おり、また、該パツキングeはハウジングaとメ
イテイングリングbとの間に適当に圧縮された状
態で介在させるものであるため、メイテイングリ
ングbをハウジングa内周に圧入する際には該ハ
ウジングa内周面との摩擦抵抗によりパツキング
eが溝c内を転動し、捩れてしまうことがあり、
シール性に悪影響を及ぼしていた。
そこで本発明は、メイテイングリング装着の際
にパツキングに捩れを生じさせないようにするこ
とを目的としてなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のため、本発明は、外周面に形成
されたパツキング嵌着用溝にパツキングが軸方向
可動状態に嵌着され、かつ回転側密封要素との摺
動面を有する前端面側となる外周面がパツキング
嵌着用溝の後背側に存する外周面よりも小径に形
成されたメイテイングリングを、ハウジング内周
に圧入するにおいて、先端に軸方向に延びる突起
およびこの突起の基部内径から延びる径方向面が
形成された筒状治具を用い、この治具の前記径方
向面でメイテイングリングの前端面を軸方向に押
圧すると同時に、前記メイテイングリングの前端
外周から前記パツキング嵌着用溝内に達する前記
突起で前記パツキングを前記パツキング嵌着用溝
の後壁に押し付けるものである。
〔作用〕
本発明の装着方法によると、治具でメイテイン
グリングを軸方向に押圧してハウジングの内周に
圧入する際、この治具の先端の突起がメイテイン
グリングのパツキング嵌着用溝内でパツキングを
該溝の後壁に押さえ付け、ハウジング内周面との
圧入抵抗によるパツキングの捩れを阻止する。
〔実施例〕
つぎに、本発明の実施例を、第1図および第2
図に基いて説明する。
1はメカニカルシールの静止側の密封要素であ
るメイテイングリングで、外周面の軸方向略中央
に周方向へ連続して延びるパツキング嵌着用溝2
が形成されている。そして前記外周面のうち、該
パツキング嵌着用溝2を境にして、図示しない回
転側密封要素との摺動面を有する前端面3側とな
る外周面4aは、パツキング嵌着用溝2の後背側
に存する外周面4bよりも小径となつている。
5は筒状を呈するメイテイングリング装着用治
具で、先端部6近傍の内周部に前記メイテイング
リング1の前端面3と対応する径方向面7aおよ
び前記メイテイングリング1の小計の外周面4a
と対応する周面7bからなる環状段部7とを有し
ている。そして、該環状段部7内に、メイテイン
グリング1の前記前端面3および小径の外周面4
aを遊挿して係合した状態において、前記環状段
部7の外周の突起6aがパツキング嵌着用溝2に
嵌着されたパツキング8に当接して該パツキング
8を該溝2内における後方部分へ偏在させるよ
う、前記環状段部7の深さDが設定されている。
メイテイングリング1をハウジング9内周に圧
入する際には、該メイテイングリング1のパツキ
ング嵌着用溝2にあらかじめパツキング8を嵌着
し、治具5を用いて該メイテイングリング1を第
2図太矢印方向へ押し込む。このとき、メイテイ
ングリング1の前端面3側の部分は治具5の環状
段部7内に係合しており、該環状段部7の径方向
面7aがメイテイングリング1の前端面3を軸方
向に押圧すると同時に、突起6aの先端がメイテ
イングリング1の小径の外周面4aを超えてパツ
キング嵌着用溝2内に達し、パツキング8を該溝
2の後壁2′との間に挟持固定した状態になる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、メイテ
イングリングをハウジングの内周に圧入装着する
に際して、該装着に用いるメイテイングリング装
着用治具の環状段部の径方向面がメイテイングリ
ングの前端面を押圧すると同時に前記治具の先端
部が前記メイテイングリングの小径の外周面の外
周側からパツキング嵌着用溝内に達してパツキン
グを固定した状態になるため、前記圧入に伴なう
ハウジング内周面との摩擦抵抗によつてパツキン
グが前記溝内で転がつたり捩れたりすることがな
く、よつてハウシングとメイテイングリングの間
のシール性が損なわれるといつた不具合を解消す
ることができる。また、メイテイングリングのパ
ツキング嵌着用溝へのパツキングの嵌着を小径の
外周面側から行なうことによつて該嵌着が容易に
なるとともに該嵌着に伴なうパツキングの損傷も
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す半裁断面図、
第2図は同実施例による装着工程を示す半裁断面
図、第3図は従来例を示す半裁断面図である。 1……メイテイングリング、2……パツキング
嵌着用溝、3……前端面、4a……小径の外周
面、4b……後背側の外周面、5……治具、6…
…先端部、7……環状段部、7a……径方向面、
7b……周面、8……パツキング、9……ハウシ
ング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 外周面に形成されたパツキング嵌着用溝にパ
    ツキングが軸方向可動状態に嵌着され、かつ回転
    側密封要素との摺動面を有する前端面側となる外
    周面がパツキング嵌着用溝の後背側に存する外周
    面よりも小径に形成されたメイテイングリング
    を、ハウジング内周に圧入するにおいて、先端に
    軸方向に延びる突起およびこの突起の基部内径か
    ら延びる径方向面が形成された筒状治具を用い、
    この治具の前記径方向面でメイテイングリングの
    前端面を軸方向に押圧すると同時に、前記メイテ
    イングリングの前端外周から前記パツキング嵌着
    用溝内に達する前記突起で前記パツキングを前記
    パツキング嵌着用溝の後壁に押し付けることを特
    徴とするメカニカルシール用メイテイングリング
    の装着方法。
JP2577388A 1988-02-08 1988-02-08 メカニカルシール用メイティングリングの装着方法 Granted JPH01203767A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2577388A JPH01203767A (ja) 1988-02-08 1988-02-08 メカニカルシール用メイティングリングの装着方法

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JP2577388A JPH01203767A (ja) 1988-02-08 1988-02-08 メカニカルシール用メイティングリングの装着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01203767A JPH01203767A (ja) 1989-08-16
JPH0579862B2 true JPH0579862B2 (ja) 1993-11-05

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ID=12175167

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JP2577388A Granted JPH01203767A (ja) 1988-02-08 1988-02-08 メカニカルシール用メイティングリングの装着方法

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JP (1) JPH01203767A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4529926Y1 (ja) * 1966-09-05 1970-11-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4529926Y1 (ja) * 1966-09-05 1970-11-17

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Publication number Publication date
JPH01203767A (ja) 1989-08-16

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