JPH0579859A - 計測データ処理装置と計測デ−タの表示方法及び表示装置 - Google Patents

計測データ処理装置と計測デ−タの表示方法及び表示装置

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JPH0579859A
JPH0579859A JP23989791A JP23989791A JPH0579859A JP H0579859 A JPH0579859 A JP H0579859A JP 23989791 A JP23989791 A JP 23989791A JP 23989791 A JP23989791 A JP 23989791A JP H0579859 A JPH0579859 A JP H0579859A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実験装置から微小なサンプリング時間毎に得
られる計測データを監視するに際し、この計測データの
変化を見逃さない形態にて表示する。 【構成】 実験装置の各所に取り付けた多数の計測装置
2から夫々入力される計測データを一時記憶する記憶手
段を備えるデータ収集装置41と、オペレータの選択指
令を入力する入力手段13と、該入力手段13により選
択された種類の計測データを前記データ収集装置41の
記憶手段から取り出し表示制御演算器14にて加工し表
示する表示装置10,11と、この記憶手段の記憶デー
タの転送を受け蓄積する大容量記憶装置42とを有し、
選択された種類のデータ点列の長時間に渡るマクロな変
化をグラフ表示71a〜71gすると共に、このグラフ
表示と同時且つ同一画面中に、選択されたデータ点列の
うち最新所定時間範囲内の短時間のミクロな変化を拡大
してグラフ72a〜72cとして表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計測デ−タの表示方法及
びその装置に係り、特に、核融合実験装置等の大型実験
装置で実験を行っている最中に収集される多種類の膨大
な量の計測データを監視しながら同時に多くの研究者や
技術者が重要な時系列データに対して議論を行い実験作
業を進めるのに好適な計測デ−タの表示方法及びその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】大型実験装置(例えば、核融合装置,加
速器,自由電子レ−ザ実験装置,粒子ビ−ム実験装置
等)で大量のデ−タを収集して検索する従来のデ−タ処
理装置の概念を図7に示す。この図7において、63は
デ−タ収集処理を統括するデ−タ収集制御計算器、61
は図示しない実験装置の各所に配置された多数の計測装
置であり、アナログ型の計測装置やデジタル型の計測装
置がある。62は前記アナログ型計測装置の計測した時
系列デ−タをA/D変換したデジタルデ−タや、前記デ
ジタル型計測装置から直接出力されるデジタルデ−タを
一時的に格納するデ−タ収集装置である。64は大容量
記憶装置であり、デ−タ収集制御計算器63を介して転
送されてくるデ−タ収集装置62の格納デ−タを保存す
る。65は使用する計測器の種類,サンプリング時間,
デ−タ保存方法等のデ−タ収集条件を入力するためのデ
−タ収集制御端末、66a〜66eは大容量記憶装置6
4に保存されたデ−タを検索表示する表示端末である。
【0003】上述した構成のデ−タ処理装置の動作を、
核融合実験装置に適用した場合を例に説明する。最初に
デ−タ処理装置の運転員は、デ−タ収集制御端末65か
らデ−タ収集の条件を入力し、実験の準備を行う。デ−
タ処理装置の準備終了後、準備完了の指令を受けて核融
合実験装置側の図示しない制御装置のもとで実験が開始
される。デ−タ収集装置62は、前記制御装置からの実
験開始指令67の受信から実験終了指令67の受信まで
間に、計測装置61から出力される時系列デ−タを記憶
する。プラズマ電子密度を計測する計測装置群は、例え
ばプラズマの中心,中心から10cm離れた位置,20
cm離れた位置,…における夫々のプラズマ電子密度の
変化を10ms毎に計測し、プラズマ電流を計測する計
測装置群も、各所におけるプラズマ電流を計測する。こ
れらの各計測装置から出力される時系列デ−タは、デ−
タ収集装置62の一時記憶領域に記憶された後、実験終
了指令67を受けたデータ収集制御計算器63が大容量
記憶装置64に転送する。核融合実験装置の計測データ
を見たい研究者や技術者,或いは運転員は、表示端末6
6を使って大容量記憶装置64に格納されたデ−タを検
索し、グラフ表示させたりする。一回の実験で収集され
たデ−タは、実験終了後に検討が加えられ、多人数の検
討結果を持ち寄って議論した後、次の実験の条件や方針
を決定するというシ−ケンスが繰り返される。
【0004】以上のようなデ−タ処理装置を備えたシス
テムの例が、「核融合研究」第59巻別冊(1988年
3月)の第303頁から第318頁に記載されている。
ここに記載されている核融合実験装置では、プラズマを
発生させてからプラズマが消滅するまでの間を1回の実
験と認識し、一回の実験で100MB(メガバイト)程
度のデ−タが収集される。なお、ここに記載されている
核融合実験装置は、一回の実験が数十秒で終了し、上記
シ−ケンスの繰返しで1日に20回から40回の実験が
行われ、一日でGB(ギガバイト)を超えるデ−タが保
存される。保存されたデ−タはさらに詳しい検討が加え
られ、核融合実験装置で起こっている現象の理解,実験
計画の立案,新しい装置の設計検討等に利用される。
【0005】尚、表示端末にデータを表示させる場合、
複数種類のデータを同時に同一画面に表示し比較するこ
とで、より多くの情報を計測データから得ることができ
る。そのための従来技術として、例えば特開昭61−2
08091号や特開平2−209128号等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の核融合実験装置
のように、実験デ−タの収集→保存→検索を順に行う構
成では、実験中に収集データの検討をし実験中に実験条
件を変更したりすることができないという問題がある。
また、特定の指定した計測データであればそれだけを監
視していればよいが、多種類の膨大なデータの中で有意
に変化するデータがどの種類のどの場所でのデータであ
るかを予め特定することは不可能(実験装置は、ある条
件を少し変えたときどのデータに有意の変化が現れるか
を調べるために行う実験が多いので、先にそのデータに
有意に変化が現れるかを特定することはできない。)で
あるため、実験時間をロスするという問題がある。更
に、同じ理由で、実験中に何か問題が発生しても多数の
研究者,技術者,運転者が適切な行動を取れない等の問
題がある。これらの問題は、従来の実験装置での実験時
間が短いために顕在化しなかったが、実験装置の性能が
向上し一回の実験継続時間が数十分から数時間と延びる
に従って、解決する必要が生じてくる。
【0007】一回の実験継続時間が延びてくると、ある
計測データの長時間に渡るマクロな変化が有意の変化で
ある場合にはこれを観測することが可能となり、計測デ
ータ中の短時間でのミクロな変化と比較したりすること
が可能となる。そこで、短時間での変化を見逃すことな
く、実際にこの比較を実現する具体的方法の確立が望ま
れる。
【0008】本発明の目的は、計測デ−タのゆっくりし
た変化(長時間に渡る変化)と速い変化(短時間での変
化)を並行して観測でき、ゆっくりした変化と速い変化
の相互関係が判り易いようにデ−タを表示して全体のゆ
っくりした変化とその中でどのような時にどのような速
い変化が起きているかの判断が容易で、実験に参加する
多数の研究者,技術者の負担を軽減し円滑な議論を行え
るデータ処理装置とその計測データ表示方法及び表示装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、デ−タを保
存する機能とデ−タの一部を即時に選別出力する機能を
持つデ−タ収集手段と、デ−タを一時的に記憶する記憶
手段と、デ−タを表示する機能を総括する演算手段と、
該演算手段に表示方式の指令を入力する入力手段と、表
示方式の指令を入力する運転員がデ−タを検索時に参照
したり、実験に参加する多数の研究者,技術者がデ−タ
の時間変化を見るための表示手段を設け、該表示手段の
同一画面に、計測データ全体のゆっくりした変化を見る
グラフ表示とこのグラフ表示とは時間軸を異ならせ部分
的に速い変化を見るグラフ表示を同時に並列にその相互
関係が分かるように表示することで、達成される。
【0010】更に具体的には、部分的に速い変化を見る
ためのグラフ表示は、時間が経過して最新のデ−タが1
個入力されたとき、表示デ−タ全体を時間軸に沿ってデ
−タ一個分移動し(表示されているデータのうち一番古
いデータの表示を停止する。)、最新デ−タを追加して
表示する。また、部分的に速い変化を見るためのグラフ
の時間軸表示は、デ−タが時間の新しい方向に移動する
のと同じ速度で移動するようにする。部分的に速い変化
を見るグラフ表示をゆっくりした変化を見るグラフ表示
と表示色を変える等の区別化を行って表示する。
【0011】
【作用】計測装置によって得られた大量のデ−タを実験
後の詳細検討のために保存する一方、その中の部分デ−
タを実験に参加している人間が実験中に監視することを
可能とする。そのため、実験途中で異常が発生しても的
確な対応ができ、さらに多数の人間が同じグラフ表示を
基に議論でき、実験の効率が向上する。また、全体を見
るグラフと部分を見るグラフの相互関係が分かるので、
実験に参加する人間は全体のゆっくりした変化からある
程度時間が経過すると何が起きるかを予想して実験条件
を実験中に修正したり、事故を未然に防ぐことができる
ようになり、部分を見る速い変化の波形から実験結果の
理解に役立つ重要な情報を見逃さずに発見できるように
なる。部分を見るグラフで古いデ−タを捨てて新しいデ
−タを追加しながらデ−タを移動表示するので、装置の
能力を最大限に利用して装置の能力で決まる最大量のデ
−タを常に表示可能となり、表示効率が良くなる。ま
た、実験に参加する者の心理として、実験データが実験
終了後にしか分からないという精神的苦痛が軽減され
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の第1実施例に係る大型実験装
置用データ処理装置の構成図であり、本実施例では、核
融合実験装置用のデ−タ処理装置を示してある。図1に
おいて、2は計測装置、41はデ−タを保存する機能と
デ−タの一部を即時に選択出力できるデ−タ収集装置、
40はデータ収集装置41を制御する制御演算器、42
は低速ではあるが大量のデ−タを保存できる低速大容量
記憶装置、14はデ−タ表示を総括する演算器、11は
運転員がデ−タを検索するための操作者用表示装置、1
2と13は表示方式の指令を表示制御用の演算器14に
入力するための画面入力装置とキ−ボ−ド、10は実験
に参加する多くの研究者や技術者がデ−タを見るための
大画面表示装置、43は表示制御用の演算器14が表示
装置10,11の画面に表示するためのデ−タを一時的
に格納しておくための高速中容量記憶装置である。計測
装置2で時系列的に測定されたデ−タは、大画面表示装
置10と操作者用表示装置11にグラフ表示される。
【0013】図2は、デ−タ収集装置41の内部構成図
である。計測装置2を通し図示しない大型実験装置から
得られる時々刻々変化する現在のデ−タ1cは、デ−タ
収集装置41内部のデ−タ前処理部81において処理さ
れる。このデータ前処理部81は、計測データがアナロ
グデータの場合にはA/D変換してデジタルデータとし
て出力し、計測デ−タがデジタルデ−タの場合はそのま
まの形で出力する。図1に示すデ−タ収集制御演算器4
0を通し対話的に入力された運転者の指令は、処理部8
2により処理され、計測データのサンプリング時間や、
どのデ−タを有益なデ−タとして保存してどのデ−タを
表示デ−タとして表示制御演算器14に送るかという条
件に従って、収集デ−タテ−ブル84,記憶条件テ−ブ
ル85,表示デ−タテ−ブル83が作られる。尚、表示
デ−タテ−ブル83には、計測デ−タとして信頼できる
と計測担当者が判断したものの中の一部が記録され、収
集デ−タテ−ブル84と記憶条件テ−ブル85には、動
作中の全計測デ−タに関する情報が記録される。デ−タ
前処理部81は、収集デ−タテ−ブル84と記憶条件テ
−ブル85の内容に従って、動作中の全計測デ−タ1d
を収集デ−タ処理部86を介して低速大容量記憶装置4
2に転送し、かつその中の一部1aを表示デ−タ処理部
87を介して表示制御演算部14に転送する。低速大容
量記憶装置42に転送されたデ−タ1dは実験後のデ−
タ検索のために記憶される。
【0014】図3は、表示制御演算器14の内部構成図
である。本実施例による核融合実験装置用デ−タ処理装
置の運転員は、キ−ボ−ド13及び画面入力装置12を
使って、デ−タ処理装置41から送られて来るデ−タの
中から速い変化を見るデ−タを選択する。表示制御演算
器14の中のデ−タ入力部91は、デ−タ収集装置41
から送られて来るデ−タ1aを全体波形処理部92に送
ると共に、運転員によって選択された速い変化を見るデ
−タについては高速中容量記憶装置43に転送する。高
速中容量記憶装置43は、選択されたある計測データの
最新のデ−タが一個入力してくると、当該計測データの
記憶装置中の最古のデ−タを一個削除して、常に最新時
の所定量のデ−タを保存するようになっている。全体波
形処理部92は、入力デ−タ90aをグラフ出力に便利
な形に整理して全体波形記憶部93に送り、そこに記憶
させる。記憶デ−タ処理部94は、高速中容量記憶装置
43に記録されたデ−タ1bを読み取って整理し、部分
波形記憶部95にデ−タ90cを転送し、そこに記憶さ
せる。表示デ−タ出力部96はデ−タ90cと90fを
読み取って一画面にグラフ表示するのに便利な形に整理
し、大画面表示装置10と操作者用表示装置11に表示
デ−タ21a,21bを送る。
【0015】図4は、操作者用表示装置11の画面表示
図である。ここで、71a〜71gは、図3に示す全体
波形記憶部93に記憶されたデ−タ90eに基ずく全体
のゆっくりした変化を見るためのグラフである。このグ
ラフの横軸(固定時間軸)74の基準点(時間0の点)
とスケールは本実施例では固定されており、新しい計測
デ−タが追加される度にグラフの右側にどんどんデ−タ
を追加してグラフを成長させて表示していく。この長時
間に渡る変化を示すグラフの中で、符号76で示す領域
の特定の計測データの短時間での変化を示すグラフが7
2a〜72cである。このデータ72a〜72cは、図
3に示す部分波形記憶部95に記憶されたデ−タ90f
に基ずく部分的に速い変化を見るためのグラフである。
このグラフの移動時間軸75は時間の経過とともに左へ
移動し、常に現在の時間を右端に表示する。一方、グラ
フ内のデ−タも時間の経過とともに左へ移動し、左端の
デ−タが消えて右端に最新デ−タを追加しながらグラフ
を表示していく。73は実験条件等の時間的に変化しな
いデ−タの表示例である。101はこのようなグラフ表
示の形式を変更するためのコマンドを表示した部分であ
り、運転員は画面入力装置12やキ−ボ−ド13によっ
てこのコマンド101を変更し、実験の種類に適した表
示画面の形式を作成することができる。大画面表示装置
10には運転員用の表示装置11と同じグラフを表示す
るが、運転員以外には不要なコマンド部101は不要な
ため表示しない。
【0016】本実施例によれば、計測装置によって収集
されたデ−タが実時間にて(もっとも、データをグラフ
表示するための加工,整理に要するタイムラグはあ
る。)核融合装置の制御室に設置された大きな画面に表
示され、しかもゆっくりした変化と速い変化を多人数が
同時に監視できるので、実験中に発生したわずかな異常
を発見したり、物理的に重要な変化を見逃さずに済み、
また、実験中に条件を変更してその変化がどのように変
わっていくかも観測可能となるので、有意義な実験を行
うことが可能となる。特に、図4に符号76で示す領域
の表示色や輝度を変えることで、短時間での変化を示す
グラフ72a〜72cが全体の長時間に渡る変化のグラ
フ71a〜71gの中のどのような状況で発生している
のかを一目で判定でき、実験の効率が向上する。
【0017】次ぎに、本発明の第2実施例を、図5及び
図6を参照して説明する。図5は、第2実施例における
表示制御演算器14の内部構成図である。本実施例の主
要部分は第1実施例と同じであるが、制御演算器14の
内部に特殊処理部97と特殊波形記憶部96を追加した
点と、その画面表示の形式が異なる。図6は、本実施例
の操作者用表示装置11の表示画面である。本実施例で
は、表示装置として縦長の物を使い、全体のゆっくりし
た変化を見るためのグラフ71a〜71gを画面の下側
に表示し、部分的に速い変化を見るためのグラフ72a
〜72cを画面の上側に表示し、図4に示した第1実施
例の時間軸の表示75の替わりに、表示時刻の拡大率を
視覚で認識させるマ−ク77を付けている。このマ−ク
77のグラフ71a〜71gとの接続部分は時間の経過
とともに移動させ、部分的に速い変化を見せるグラフ7
2a〜72cが全体のゆっくりした変化を見せるグラフ
のどの部分に該当するかは常に目視にて分かるようにす
る。この様な表示によって、現在の状態が把握しやすく
なる。また、本実施例では、測定結果の時間変化以外に
デ−タを加工して得られるデ−タ間の相関をみるグラフ
78を同時に表示している。このデ−タは、図5の特殊
表示処理部97で演算して特殊波形記憶部を介して表示
装置10,11に送られる。このような時間波形以外の
グラフを一緒に表示すれば全体の様子を把握するのに便
利である。
【0018】次に、本発明の第3実施例を説明する。第
3実施例の主要部分は第1実施例と同じであるが、第3
実施例では、この第1実施例に加え、図2の表示デ−タ
テ−ブル83を操作者用表示装置11から変更可能にし
てある。この場合、デ−タ収集装置41の独立性が弱ま
りシステムの変更等に手間がかかるが、画面表示に関す
る入力を全て1ヶ所で行うことができ、デ−タ表示の制
御が便利となる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、ゆっくりした全体の変
化の中からどのような状況でどのような速い変化が起き
るかを判定できるので、実験による物理現象の理解が容
易になるとともに、予期せぬ異常現象が発生した時の対
応が取りやすくなる。さらに、計測デ−タを僅かなグラ
フ加工処理時間後に即座に監視することができるので、
実験中の研究者や技術者の精神的苦痛が軽減されるとと
もに円滑な議論が可能となり、実験中に実験条件を変更
してそれによる計測データの変化を観測することも可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る大型実験装置用のデ
ータ処理装置の構成図である。
【図2】図1に示すデータ収集装置の内部構成図であ
る。
【図3】図1に示す表示制御演算器の内部構成図であ
る。
【図4】第1実施例における表示画面図である。
【図5】本発明の第2実施例における表示制御演算器の
内部構成図である。
【図6】第2実施例における表示画面図である。
【図7】従来のデータ処理装置の構成図である。
【符号の説明】
2…計測装置、41…デ−タ収集装置、42…低速大容
量記憶装置、14…表示制御演算器、43…高速中容量
記憶装置、11…操作者用表示装置、12…画面入力装
置、13…キ−ボ−ド、10…大画面表示装置、71a
〜71g…全体のゆっくりした変化をみるグラフ、72
a〜72c…速い変化を見るグラフ、73…実験条件、
74…固定時間軸、75…移動時間軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大前 力 茨城県日立市森山町1168番地 株式会社日 立製作所エネルギー研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時系列的に計測装置から出力される一連
    の多数のデ−タ点を収集し、収集したデータ点列を所定
    規則に従って加工し画面に表示する計測デ−タの表示方
    法において、前記データ点列のゆっくりした変化を表す
    長時間グラフと、該長時間グラフとは時間軸を異ならせ
    た速い変化を表す短時間グラフとを同一画面上に同時に
    表示し、前記短時間グラフは新しいデ−タが入力される
    たびに古いデ−タを捨てて新しいデ−タを追加しながら
    常に一定量のデ−タ点列を表示することを特徴とする計
    測デ−タの表示方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、時間が経過して新し
    いデ−タが追加されると、これに同期して、短時間グラ
    フの時間軸の表示を移動させ、該短時間グラフの前記長
    時間グラフにおける該当領域を他の領域とは区別化して
    表示することを特徴とする計測デ−タの表示方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記短時間グラフと
    前記長時間グラフを画面の上と下に夫々配置し、短時間
    グラフの左右両端と該短時間グラフの前記長時間グラフ
    における該当領域の左右両端とを結ぶ結線を描画させ、
    前記該当領域が長時間グラフ中で時間の経過と共に移動
    するとき該移動に伴って前記結線を移動させて長時間グ
    ラフと短時間グラフとの対応関係を明示することを特徴
    とする計測デ−タの表示方法。
  4. 【請求項4】 時系列的に計測装置から出力される一連
    の多数のデ−タ点を収集し、収集したデータ点列を所定
    規則に従って加工し画面に表示する計測デ−タの表示装
    置において、前記収集したデータ点列から該データ点列
    のゆっくりした変化を表す長時間グラフを加工する手段
    と、該長時間グラフとは時間軸を異ならせた速い変化を
    表す短時間グラフを加工する手段であって新しいデ−タ
    が入力されるたびに古いデ−タを捨てて新しいデ−タを
    追加しながら常に一定量のデ−タ点列を表すグラフとす
    る手段と、前記長時間グラフと前記短時間グラフを同一
    画面上に同時に表示する手段とを設けたことを特徴とす
    る計測デ−タの表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、時間が経過して新し
    いデ−タが追加されたときこれに同期して短時間グラフ
    の時間軸の表示を移動させる手段と、該短時間グラフの
    前記長時間グラフにおける該当領域を他の領域の表示と
    区別化して表示する手段とを設けたことを特徴とする計
    測デ−タの表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、前記短時間グラフと
    前記長時間グラフを画面の上と下に夫々配置して表示す
    る手段と、短時間グラフの左右両端と該短時間グラフの
    前記長時間グラフにおける該当領域の左右両端とを結ぶ
    結線を描画する手段と、前記該当領域が長時間グラフ中
    で時間の経過と共に移動するとき該移動に伴って前記結
    線を移動させて長時間グラフと短時間グラフとの対応関
    係を明示する手段とを設けたことを特徴とする計測デ−
    タの表示装置。
  7. 【請求項7】 入力に対していかなる出力が得られるか
    分からない実験装置に取り付けた計測装置から時系列の
    一連のデータ点列を取得し、該データ点列を加工し見や
    すい形態にして画面に表示する計測データの表示方法に
    おいて、前記データ点列の長時間に渡るマクロな変化を
    表示すると共に、該表示と同時且つ同一画面中に、前記
    データ点列のうち最新所定時間範囲内の短時間のミクロ
    な変化を拡大して表示することを特徴とする計測データ
    の表示方法。
  8. 【請求項8】 入力に対していかなる出力が得られるか
    分からない実験装置に取り付けた計測装置からサンプリ
    ング時間毎にデータを取り、この一連のデータ点列を加
    工し見やすい形態にして画面に表示する計測データの表
    示方法において、前記データ点列のうち最新所定時間範
    囲内のデータ点列をサンプリング時間毎の変化が分かる
    形態にて表示すると共に、該表示と同時且つ同一画面中
    に、実験開始時から最新サンプリング時までの全データ
    点列を前記表示より縮小した時間軸にて全データ点列の
    長時間に渡る変化が分かる形態で表示することを特徴と
    する計測データの表示方法。
  9. 【請求項9】 入力に対していかなる出力が得られるか
    分からない実験装置に取り付けた計測装置から時系列の
    一連のデータ点列を取得し、該データ点列を加工し見や
    すい形態にして画面に表示する計測データの表示装置に
    おいて、前記データ点列の長時間に渡るマクロな変化を
    表示する手段と、該表示と同時且つ同一画面中に前記デ
    ータ点列のうち最新所定時間範囲内の短時間のミクロな
    変化を拡大して表示する手段とを設けたことを特徴とす
    る計測データの表示装置。
  10. 【請求項10】 入力に対していかなる出力が得られる
    か分からない実験装置に取り付けた計測装置からサンプ
    リング時間毎にデータを取り、この一連のデータ点列を
    加工し見やすい形態にして画面に表示する計測データの
    表示装置において、前記データ点列のうち最新所定時間
    範囲内のデータ点列をサンプリング時間毎の変化が分か
    る形態にて表示する手段と、該表示と同時且つ同一画面
    中に実験開始時から最新サンプリング時までの全データ
    点列を前記表示より縮小した時間軸にて全データ点列の
    長時間に渡る変化が分かる形態で表示する手段とを設け
    たことを特徴とする計測データの表示装置。
  11. 【請求項11】 実験装置の各所に取り付けた多数の計
    測装置から夫々入力される計測データを一時記憶する記
    憶手段を備えるデータ収集装置と、オペレータの選択指
    令を入力する入力手段と、該入力手段により選択された
    種類の計測データを前記記憶手段から取り出して加工し
    表示する請求項4,5,6,9,10のいずれかに記載
    の表示装置と、前記記憶手段の記憶データの転送を受け
    蓄積する大容量記憶装置とを備えてなることを特徴とす
    る計測データ処理装置。
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