JPH057961U - リコイルスタータ付内燃機関 - Google Patents

リコイルスタータ付内燃機関

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Publication number
JPH057961U
JPH057961U JP5291491U JP5291491U JPH057961U JP H057961 U JPH057961 U JP H057961U JP 5291491 U JP5291491 U JP 5291491U JP 5291491 U JP5291491 U JP 5291491U JP H057961 U JPH057961 U JP H057961U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shroud
recoil starter
bracket plate
starter
rope
Prior art date
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Pending
Application number
JP5291491U
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English (en)
Inventor
明久 篠田
道 米沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 機関本体の一側面を覆うシュラウドをリコイ
ルスタータの荷重負担から解放すると共に、外観の向上
を図る。 [構成] リコイルスタータ15と、これを支持するブ
ラケット板19とをシュラウド12内に配設すると共
に、シュラウド12にブラケット板19を仮止めし、ス
タッドボルト13及び袋ナット14によりシュラウド1
2及びブラケット板19を共に機関本体3に固着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、機関本体に、その一側面を覆うシュラウドを固着し、このシュラウ ドに、クランク軸をクランキングし得るリコイルスタータを設けたリコイルスタ ータ付内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】
かゝる内燃機関は、例えば特公昭58−36851号公報に開示されているよ うに、既に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のかゝる内燃機関では、リコイルスタータを覆うと共に支持したスタータ カバーをシュラウドの外面に固着しているので、シュラウドにはリコイルスター タを支持するための充分な剛性を与えておかなければならず、これが軽量化の阻 害となっており、またスタータカバーの外周縁が露出して機関の外観を損じる等 の欠点がある。
【0004】 本考案は、そのような欠点を解消した前記内燃機関を提供することを目的とす る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、リコイルスタータと、これを支持する ブラケット板とをシュラウド内に配設すると共に、該ブラケット板を仮止め手段 によりシュラウドに仮止めし、このブラケット板をシュラウドと共にボルトによ り機関本体に固着したことを特徴とする。
【0006】
【実施例】
以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
【0007】 先ず図1及び図2において、内燃機関1は、クランク軸2を鉛直方向に配置し たバーティカル型に構成される。即ち、その機関本体3は、鉛直方向のクランク 軸2を支承するクランクケース4と、このクランクケース4の一端から水平方向 へ突出するシリンダブロック5とを備え、シリンダブロック5のシリンダ5aに は、クランク軸2にコンロッド6を介して連接するピストン7が嵌装される。 クランク軸2の上端には、上面に冷却ファン8を付設したフライホイール9と、 冷却ファン8の上面中心部に位置するカップ状の始動輪10とがナット11によ り固着され、これらを機関本体3の上面と共に覆うシュラウド12が複数対(図 示例では3対)のスタッドボルト13及び袋ナット14により機関本体3に固着 される。このシュラウド12は合成樹脂製であって、その中心部は上方へ椀状に 膨出したハウジング部12aになっており、このハウジング部12aには、前記 始動輪10を回転駆動し得るリコイルスタータ15が収納される。また、シュラ ウド12の一端には、燃料タンク16の、給油口筒17を有する上部タンク半体 16aが一体成形されており、この上部タンク半体16aの下端に別途成形され た下部タンク半体16bが溶着される。給油口筒17は、シュラウド12の上面 に突出しており、これにキャップ18が螺着される。
【0008】 前記リコイルスタータ15は、ハウジング部12a内面に沿って配設される鋼 板製のブラケット板19上でユニット化される。即ち、ブラケット板19にはク ランク軸2と同軸線上で並ぶ支軸20が固着され、この支軸20にロープリール 21が回転自在に取付けられる。このロープリール21にはスタータロープ22 が内端を接続されて巻込まれており、これを牽引するとロープリール21をクラ ンク軸2の回転方向へ駆動し得るようになっている。このスタータロープ22の 巻込み方向にロープリール21を付勢するゼンマイばね23がロープリール21 とブラケット板19との間に縮設される。そしてロープリール21には、クラン ク軸2の回転方向においてロープリール21から前記始動輪10への一方向に回 転トルクを伝達し得る公知のオーバーランニングクラッチ24が設けられる。
【0009】 図2ないし図4に示すように、3本の前記スタッドボルト13は、クランク軸 2の軸線を囲んで等間隔置きに配置され、これらスタッドボルト13が貫通する 透孔25,26を有するボス27,28がシュラウド12及びブラケット板19 にそれぞれ形成される。ブラケット板19の各ボス28は、その半周部が該板1 9の外周縁より突出している。またシュラウド12には、その各ボス27を挟ん で並ぶ一対の仮止め爪29(仮止め手段)が一体成形され、各仮止め爪29は、 対応するボス28両側のブラケット板19外周縁に弾力的に係合し得る爪部29 aと、この爪部29aにブラケット板19外周縁を誘導する案内斜面29bとを 有する。
【0010】 而して、組立に際しては、先ずシュラウド12のハウジング部12a内にユニ ット化されたリコイルスタータ15を収容するようにブラケット板19のボス2 8をシュラウド12のボス27に押し当てることにより,仮止め爪29をブラケ ット板19の外周縁に係合させる。こうしてリコイルスタータ15をシュラウド 12に仮止めする。
【0011】 次いで、このシュラウド12を機関本体3の上面に被せなからスタッドボルト 13を対応するボス27,28の透孔25,25に挿通した後、シュラウド12 の外面側から袋ナット14をスタッドボルト13に螺合、緊締する。
【0012】 このように、リコイルスタータ15を支持したブラケット板19はシュラウド 12に仮止めされてからシュラウド12と共にスタッドボルト13を介して機関 本体3に固着されるので、組立を容易に行うことができる。しかもブラケット板 19も機関本体3に固着されることから、シュラウド12にはリコイルスタータ 15の支持のための剛性を与える必要がなくなり、シュラウド12の薄肉化、延 いては軽量化を図ることができる。
【0013】 またリコイルスタータ15及びブラケット板19はシュラウド12により覆わ れるので、外観の向上を図ることができる。
【0014】 再び図1及び図2において、シュラウド12のハウジング部12aには複数の 空気入口30が周方向に等間隔を置いて設けられ、これら空気入口30に対応し てブラケット板19にも通気孔31が設けられる。機関1の運転中、回転する冷 却ファン8により外気は空気入口30及び通気孔31を通してシュラウド12内 に導入され、シリンダブロック5等の高温部を冷却すべく誘導される。
【0015】 またハウジング部12aには、複数(図示例では3つ)のロープ引出口32が 前記空気入口30と周方向交互に並ぶように設けられる。
【0016】 図1、図5及び図6に示すように、これらロープ引出口32のうちの任意の一 つに合成樹脂製のロープ引出口体33が、それと一体の弾性爪33aにより着脱 可能に装着され、残るロープ引出口32には同じく合成樹脂製の盲蓋34が、そ れと一体の弾性爪34aにより着脱可能に装着される。
【0017】 ロープ引出口体33の通孔35からは前記スタータロープ22の外端が引出さ れ、それにスタータノブ36が接続される。而して、スタータロープ22がロー プリール21に巻込まれた状態では、スタータノブ36はロープ引出口体33に 支承される。
【0018】 機関1の始動に際しては、スタータノブ36を捩ってスタータロープ22を牽 引すれば、ロープリール21がゼンマイばね23の力に抗して回転し、その回転 トルクがオーバーランニングクラッチ24を介して始動輪10を駆動するので、 クランク軸2をクランキングすることができる。こうして機関1が始動すると、 オーバーランニングクラッチ24が自動的に遮断状態となるので、クランク軸2 の回転がロープリール21側へ伝達することはない。そこで、スタータノブ36 を解放すれば、ゼンマイばね23の戻し力でロープリール21は逆転してスター タロープ22を再び巻込み、次の機関始動に備える。
【0019】 ところで、この機関1の使用状態に応じてスタータロープ22の牽引方向を変 える際には、シュラウド12を機関本体3から一旦外し、そしてスタータロープ 22からノブ36を外すと共に、ブラケット板19を仮止め爪29から外す。次 にスタータロープ22の牽引方向に適した位置にロープ引出口体33を移し、そ の他のロープ引出口32を盲蓋34で塞ぐ。こうしてから、ロープ引出口体33 の新たな位置に合わせてブラケット板19を回動し、これを再び仮止め爪29に 係止させる一方、スタータロープ22をロープ引出口体33から引出してこれに スタータノブ36を接続する。その後は前述と同様にスタッドボルト13を介し てシュラウド12及びブラケット板19を機関本体3に固着する。かくして機関 1に隣接する障害物に何等妨げられることなく、スタータロープ22を牽引する ことができる。
【0020】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、リコイルスタータと、これを支持するブラケッ ト板とをシュラウド内に配設すると共に、該ブラケット板を仮止め手段によりシ ュラウドに仮止めし、このブラケット板をシュラウドと共にボルトにより機関本 体に固着したので、リコイルスタータ及びシュラウドの小組立体を構成してから 、シュラウド及びブラケット板を共にエンジン本体にボルト止めすることができ 、したがって組立を容易になし得ると共に、シュラウドをリコイルスタータの荷 重負担から解放してその軽量化を図ることができ、またリコイルスタータ及びそ のブラケット板全体をシュラウドにより覆って機関の外観の向上をもたらすこと ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるリコイルスタータ付内
燃機関の平面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の3−3線断面図
【図4】図3の要部の分解斜視図
【図5】図1の5−5線断面図
【図6】図1の6−6線断面図
【符号の説明】
1 内燃機関 2 クランク軸 3 機関本体 10 始動輪 12 シュラウド 13 ボルト 15 リコイルスタータ 19 ブラケット板 29 仮止め手段としての仮止め爪

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 機関本体(3)に、その一側面を覆うシ
    ュラウド(12)を固着し、このシュラウド(12)
    に、クランク軸(2)をクランキングし得るリコイルス
    タータ(15)を設けたリコイルスタータ付内燃機関に
    おいて、 リコイルスタータ(15)と、これを支持するブラケッ
    ト板(19)とをシュラウド(12)内に配設すると共
    に、該ブラケット板(19)を仮止め手段(29)によ
    りシュラウド(12)に仮止めし、このブラケット板
    (19)をシュラウド(12)と共にボルト(13)に
    より機関本体(3)に固着したことを特徴とする、リコ
    イルスタータ付内燃機関。
JP5291491U 1991-07-09 1991-07-09 リコイルスタータ付内燃機関 Pending JPH057961U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5291491U JPH057961U (ja) 1991-07-09 1991-07-09 リコイルスタータ付内燃機関

Applications Claiming Priority (1)

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JP5291491U JPH057961U (ja) 1991-07-09 1991-07-09 リコイルスタータ付内燃機関

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Publication Number Publication Date
JPH057961U true JPH057961U (ja) 1993-02-02

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ID=12928104

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JP5291491U Pending JPH057961U (ja) 1991-07-09 1991-07-09 リコイルスタータ付内燃機関

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