JPH057950Y2 - - Google Patents

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JPH057950Y2
JPH057950Y2 JP1988041537U JP4153788U JPH057950Y2 JP H057950 Y2 JPH057950 Y2 JP H057950Y2 JP 1988041537 U JP1988041537 U JP 1988041537U JP 4153788 U JP4153788 U JP 4153788U JP H057950 Y2 JPH057950 Y2 JP H057950Y2
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JP
Japan
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seat
treadle
outer frame
retractable
footboard
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JP1988041537U
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JPH01147737U (ja
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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、垂直壁に取付ける折畳み格納式座席
において、座部と連動する踏板を設けて座席高さ
を嵩上げした、主として乗物用の格納式座席に係
る。
b 従来技術とその問題点 近年観光バスにおいて高床化が著しく進み、客
席床面が運転席床面と比べて500mm〜600mm程度高
くなつたため、バスガイドがガイド席に座ると後
方席の乗客の顔が見えなくなる不都合が発生して
いる。運転席仕切り壁に取付ける格納式ガイド席
においては、上述の不都合を解消させた嵩上げ式
の座席が既に開発されているが、この公知例にお
いては、手動式の昇降装置を付設して座席全体を
上下できるようにし、また仕切り壁の下部に独立
した構造の格納式ステツプを装着して適宜使用で
きるように構成されているので、ガイド席を使つ
た後の格納作業が煩雑で操作工程数が非常に多い
ので、事故その他で緊急脱出する事態が発生した
場合には、ガイド席が乗客にとつて大きな障害物
となる危険性があつた。
c 本考案の目的 本考案の目的は、垂直壁に取付ける折畳み格納
式座席において、座部の前方の足置き位置に踏板
を配設することによつて座席の一段嵩上げを可能
にし、また座部と踏板とを互に連動させて座部と
踏板とがワンタツチ操作で引出し、格納ともでき
るようにし、例えば高床式観光バスのガイド席の
ように床上高の嵩上げが必要な乗物用座席の需要
に対し、取扱いが簡使で安全性の高い格納式座席
を提供することにある。
d 本考案の構成 本考案の構成は、座席格納用の外枠を設け、座
部の側端部を外枠に対して回動自在に連結し且
つ、座部の回動範囲を概ね水平から垂直までの
略々90度となし、座部を垂直にしたときが格納状
態となる形式の格納式座席において、外枠の前端
部を前方および下方にそれぞれ拡張することによ
つて、高さを座部の収納室よりも大幅に低くした
補助収納室を増設し、座部の前方で且つ座部より
も大幅に低い位置に水平の踏板を配設し、踏板の
側端部を補助収納室に対して回動自在に連結し、
踏板の回動端と座部の回動端とを吊り柱で連動自
在に連結し且つ、連動の形態が平行リンク運動と
なるように各基本寸法を設定し、また吊り柱の下
端に懸垂客を付設し、座席引出し時には、該懸垂
脚の下端を床面に突当てることにより座部と踏板
との回動停止位置が決まると共に、姿勢が水平に
保持されるように、座席の床上高さを設定したも
のである。
e 実施例 第1図は本考案の一実施例について使用状態を
示した左前斜視図、第2図は同実施例の格納状態
を示した左側面図であり、1は本体収納室1aと
補助収納室1bとを具えた段付き箱形状の外枠
で、補助収納室1bの底部は本体収納室1aの底
部の前方で且つ大幅に低い位置に配置され、換言
すると本実施例の外枠1は、通例の格納式座席に
おける外枠の前端部を前方および下方にそれぞれ
拡張したものに相当しており、また補助収納室1
bの底部と本体収納室1aの底部との段差は人間
の臑の平均長とほゞ同寸法に設計されている。な
お外枠1について補足すると、本実施例は右ハン
ドル式観光バスの運転席仕切り壁に装着する後方
向き格納ガイド席の一例であり、外枠1は左端面
側のフランジだけ露出する形で運転席仕切り壁に
埋込まれて固定される。外枠1の床面からの高さ
は、最終的にガイド席の高さが客席の高さと略々
等しくなるように設定される。
2は座部、3a,3bは座部2の前端右寄りと
後端右寄りとにそれぞれ固設された一対の支持金
具、4,4は本体収納室1aにおける前壁下部と
後壁下部とに対向的且つ同心配置で植設された2
本の支軸で、支持金具3a,3bの端末に設けた
軸受穴を支軸4,4にそれぞれ嵌合させることに
よつて、座部2の右側端部が外枠1に対して回動
自在に連結された形となる。
6は座部2の上面で且つ後端に近い位置に回動
自在に装置された折畳み式の背当である。背当6
下部の左右両端には、軸受穴を有する左右一対の
脚7a,7bがそれぞれ付設されており、一方、
座部2上面の後部寄りには、左右対向の配置で且
つ互に同心を保つように配設された2本の支軸
8,8があり、支軸8,8に脚7a,7bの軸受
穴をそれぞれ嵌合させることによつて、背当6が
座部2に対して回動自在に連結されるものであ
り、通例の格納式座席と同様に、格納時は背当6
を前方に倒して座部2と平行の姿勢まで折畳み、
使用時は背当6を起こし、垂直より多少後傾位置
でストツパーにより安定させるように設計されて
いる。なお背当6の折畳み構造については、以上
述べた折畳み機能が得られる限り、一般公知の各
種構造形式を任意適宜に採り入れることができ
る。
座席を格納するときには、先づ背当6を前に倒
して折畳み、次に座部2の回動端即ち左側端部に
手を掛けて上方に押し上げれば、座部2は背当6
と共に垂直姿勢に切り換わつて本体収納室1aに
収納される。
外枠1の横幅即ち収納奥行は設計上から極力小
さくすることが好ましいので、座席格納時には、
脚7aが本体収納室1aの奥の壁面に当たると共
に、座部2の底面が外枠1の左端面と同一面上に
並ぶように、外枠1の収納奥行が設定されてお
り、従つて座席の格納状態においては座部2が垂
直姿勢となり、また座部2と背当6との合成の重
心が支軸4,4の軸心線の上方よりも右に偏るの
で、座部2と背当6とは垂直姿勢で安定を保つこ
とができる。
9は座部2の前方で且つ座部2よりも大幅に低
い位置に配設された水平の踏板で、該踏板の右側
端部は支軸12を介して補助収納室1bの下部に
回動自在に連結され、また左側端部即ち回動端に
は三角壁形の吊り柱16が支軸13を介して回動
自在に連結され、吊り柱16の上端は座部2の回
動端に回動自在に連結され、従つて踏板9と座部
2とが吊り柱16を介して連動自主に連結され、
また連動の形態が平行リンク運動となるように、
即ち運動構成要素の四辺によつて平行四辺形が形
成されるように各基本寸法即ち有効長が設定され
ている。なお座部2と踏板9との上下方向の段差
は人間の臑の平均長とほゞ同寸法に設計されてお
り、従つて着座したときの荷重を座部2と踏板9
とに適正比率で配分することができる。9aは踏
板9の上面に一体結合された上張りである。
18は吊り柱16の下端に付設された懸垂脚で
あり、該懸垂脚は着座荷重を座席の左側からも分
担することによつて外枠1側の荷重負担を大きく
軽減することを目的としており、座席引出し時に
は、懸垂脚18の下端を床面に突当てることによ
り座部2と踏板9との回動停止位置が決まると共
に、姿勢が水平に保持されるように、座席の床上
高さが設定されるものである。従つて座部2の回
動運動の範囲は、概ね水平から垂直までの略々90
度に制限されることとなる。
踏板9は座部2と平行リンク運動するものであ
り、換言すれば座部2の回動運動に対して従属的
な動き方をするから、座席を格納するときは、座
部2を格納する操作を行うだけで、踏板9が垂直
姿勢に切り換わつて補助収納室1bに収納され、
これと同時に懸垂脚18が踏板9と平行に並んで
補助収納室1bに収納される。座席の格納状態に
おいては、吊り柱16の左端面と踏板9の底面と
が外枠1の左端面と同一面上に並ぶように、各部
の寸法が設定されている。また格納状態において
は、踏板9の回動端が吊り柱16を介して座部2
に懸垂された状態となるので、踏板9と吊り柱1
6は共に垂直姿勢にて安定している。
17は吊り柱16のほゞ中央部に付設された埋
込み型の手掛けである。座席を引出すときは、手
掛け17に指先を入れて吊り柱16を手前に引く
と、座部2と踏板9とが平行リンク運動を起こ
し、ワンタツチ操作だけで第2図の垂直姿勢から
第1図の水平姿勢に切換えられる。続いて背当6
を立てることによつて嵩上げ式座席が簡単に組上
げられる。座席を格納するときは、背当6を倒
し、続いて座部2の回動端即ち左側端に手をかけ
て上方に押し上げれば、座席全体がワンタツチ操
作にて第2図の格納状態に戻る。
次に懸垂脚18の構造について補足すると、本
実施例では吊り柱16の骨格部分を延長した形即
ち吊り柱16と一体の構造で造られているが、設
計上の都合により別体化しても差し支えなく、例
えば吊り柱16から切り離し、吊り柱16の下端
と踏板9との前後の隙間の部分において、支軸1
3に連結させ、換言すれば、懸垂脚18を吊り柱
16の下端に回動自在に連結した形で座席を構成
することもできる。懸垂脚は自重によつて常に垂
直姿勢を保つから脚としての効果は変らない。
f 本考案の効果 本考案によれば、垂直壁に取付ける折畳み格納
式座席において、折畳み格納式の踏板を併設し且
つ、吊り柱を使つて踏板を座部と連動させたこと
により、ワンタツチ操作だけで座部と踏板との引
出し、格納が可能な嵩上げ式座席を構成すること
ができ、例えば高床式観光バスの運転席間仕切り
に埋込まれる嵩上げ式ガイド席用として、取扱い
が簡便で安全性の高い格納式座席を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例について使用状態を
示した左前斜視図、第2図は同実施例の格納状態
を示した左側面図である。 1……外枠、1a……本体収納室、1b……補
助収納室、2……座部、3a,3b……支持金
具、4……支軸、6……背当、7a,7b……
脚、8……支軸、9……踏板、9a……上張り、
12……支軸、13……支軸、16……吊り柱、
17……手掛け、18……懸垂脚。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 座席格納用の外枠を設け、座部の側端部を外枠
    に対して回動自在に連結し且つ、座部の回動範囲
    を概ね水平から垂直までの路々90度となし、座部
    を垂直にしたときが格納状態となる形式の格納式
    座席において、外枠の前端部を前方および下方に
    それぞれ拡張することによつて、高さを座部の収
    納室よりも大幅に低くした補助収納室を増設し、
    座部の前方で且つ座部よりも大幅に低い位置に水
    平の踏板を配設し、踏板の側端部を補助収納室に
    対して回動自在に連結し、踏板の回動端と座部の
    回動端とを吊り柱で連動自在に連結し且つ、連動
    の形態が平行リンク運動となるように各基本寸法
    を設定して、座部と踏板とがワンタツチ操作で引
    出し、格納ともできるようにし、また吊り柱の下
    端に懸垂脚を付設し、座席引出し時には、該懸垂
    脚の下端を床面に突当てることにより座部と踏板
    との回動停止位置が決まると共に、姿勢が水平に
    保持されることを特徴とする脚付き格納座席。
JP1988041537U 1988-03-28 1988-03-28 Expired - Lifetime JPH057950Y2 (ja)

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JP1988041537U JPH057950Y2 (ja) 1988-03-28 1988-03-28

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JP1988041537U JPH057950Y2 (ja) 1988-03-28 1988-03-28

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JPH01147737U JPH01147737U (ja) 1989-10-12
JPH057950Y2 true JPH057950Y2 (ja) 1993-03-01

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