JPH0579493A - 真空脱ガス装置 - Google Patents

真空脱ガス装置

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JPH0579493A
JPH0579493A JP23952191A JP23952191A JPH0579493A JP H0579493 A JPH0579493 A JP H0579493A JP 23952191 A JP23952191 A JP 23952191A JP 23952191 A JP23952191 A JP 23952191A JP H0579493 A JPH0579493 A JP H0579493A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
vacuum
molecular pump
pump
turbo molecular
Prior art date
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Pending
Application number
JP23952191A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyonori Tokumitsu
清典 徳光
Kunio Tomosue
邦夫 友末
Yoshibumi Muta
義文 牟田
Mitsunari Nakagawa
晃成 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH0579493A publication Critical patent/JPH0579493A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バルブの誤動作によるターボ分子ポンプへの
大気導入によるターボ分子ポンプの故障を防止でき、信
頼性が向上する真空脱ガス装置を得る。 【構成】 真空容器1とターボ分子ポンプ2との間に接
続された配管3に第1のバルブ21が取り付けられてい
る。この第1のバルブ21の弁座22はターボ分子ポン
プ2側に位置しており、真空容器1からの大気がターボ
分子ポンプ2に向けて侵入しようとしたときには、その
大気圧で弁体14は弁座22に押圧され、その大気の侵
入は阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばイオン注入装
置に用いられる半導体フィラメント中に含有したガスを
強制的に放出するために用いられる真空脱ガス装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の真空脱ガス装置を一例を示
す工程図であり、図において、1は真空容器、2は第1
の配管3、第2の配管4を介して真空容器1に接続され
た真空ポンプであるターボ分子ポンプ、5は第3の配管
6を介してターボ分子ポンプ2に接続された粗引用の真
空ポンプである油回転ポンプ、7は真空容器1に取り付
けられた電離真空計、8は第3の配管6に取り付けられ
た熱伝導真空計、9は第1の配管3に取り付けられた第
1のバルブ、10は第3の配管6のターボ分子ポンプ2
側に取り付けられた第2のバルブ、11は第3の配管6
の油回転ポンプ5側に取り付けられた第3のバルブ、1
2は真空容器1と油回転ポンプ5とを接続する第4の配
管13に取り付けられた第4のバルブである。
【0003】図3(a)は第1のバルブ9の構成図であ
り、14は弁体、15は弁体14のシール、16はシー
ル15が圧接されるとともに真空容器1側に開口した弁
座、17は弁体14を弁座16側に付勢するスプリング
である。
【0004】次に、上記構成の真空脱ガス装置の動作に
ついて説明する。まず、半導体フィラメント(図示せ
ず)を真空容器1内に収納し、その後、第4のバルブ1
2を「開」、第1のバルブ9、第2のバルブ10、第3
のバルブ11を「閉」にして油回転ポンプ5を荒引き用
として運転する。運転中に真空容器1の電離真空計7の
指示値と熱伝導真空計8の指示値とを読み取り、それぞ
れが規定の圧力以下になると、第1のバルブ9、第2の
バルブ10も「開」にしてターボ分子ポンプ2も併せて
運転し、真空運転を続行し半導体フィラメント中に含有
していたガスを強制的に放出させる。なお、油回転ポン
プ5が停止したときには、第2のバルブ10が閉じると
ともに第3のバルブ11が開き、第3の配管6内を大気
圧と同圧にして、油回転ポンプ5内の油が真空側である
ターボ分子ポンプ2側に逆流するのを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た真空脱ガス装置においては、第1のバルブ9が「開」
のときにはガスが図3(a)の矢印に示すように真空容
器1からターボ分子ポンプ2側に流れ、第1のバルブ9
が「閉」のときには図3(b)に示すようにターボ分子
ポンプ2側が大気圧になっても弁体14が弁座16を押
し付け、真空容器1内を真空に保持するようになってい
る。
【0006】しかしながら、真空容器1内が大気圧の状
態で誤って第1のバルブ9の駆動源が遮断された場合に
は、図3(c)に示すように大気圧が弁体14を押し上
げ、大気がターボ分子ポンプ2内に侵入し、ターボ分子
ポンプ2が過負荷状態になり、その回転部に異常振動や
変形を生じさせという課題があった。
【0007】また、油回転ポンプ5が突然停止して真空
リークバルブである第3のバルブ11が「開」となった
ときにも、第2のバルブ10が遅れて閉じるため大気が
ターボ分子ポンプ2内に侵入し、ターボ分子ポンプ2が
過負荷状態になり、上記と同様の課題もあった。
【0008】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、バルブの誤動作および油回転ポ
ンプの緊急停止においてもターボ分子ポンプに大気が侵
入することなく、信頼性の高い真空脱ガス装置を得るこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る真空脱ガス装置においては、真空容器とターボ分子ポ
ンプとを接続する配管に取り付けられたバルブは、ター
ボ分子ポンプ側に位置した弁座と、この弁座を押圧する
弁体とを備えたものである。
【0010】この発明の請求項2に係る真空脱ガス装置
においては、油回転ポンプの油がターボ分子ポンプに逆
流するのを防止するために作動する真空リークバルブは
バルブが閉じた後に開く遅延リークバルブで構成された
ものである。
【0011】
【作用】この発明の請求項1に係る真空脱ガス装置にお
いては、真空容器側が大気圧の状態になり、かつ第1の
バルブの駆動源が遮断されても、その大気圧は弁体を弁
座に押し付け、大気がターボ分子ポンプ内に侵入するこ
とは防止される。
【0012】この発明の請求項2に係る真空脱ガス装置
においては、油回転ポンプが突然停止して場合でも、バ
ルブが完全に「閉」となってから遅延リークバルブが
「開」となるため、遅延リークバルブからの大気がター
ボ分子ポンプ内に侵入しすることは防止される。
【0013】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例を示すもので、図2お
よび図3と同一または相当部分は同一符号を付し、その
説明は省略する。図において、21は真空容器1とター
ボ分子ポンプ2との間に位置した第1のバルブで、この
弁体14はターボ分子ポンプ2側に開口した弁座22に
シール15を介してスプリング17により圧接するよう
になっている。
【0014】この真空脱ガス装置では、第1のバルブ2
1が「開」のときにはガスは図1(a)の矢印に示すよ
うに真空容器1からターボ分子ポンプ2側に流れる。図
1(b)に示すように第1のバルブ21が「閉」のとき
には、真空容器1側が大気圧の状態になり、かつ第1の
バルブ21の駆動源が遮断されても、その大気圧は弁体
14を弁座22に押し付け(図1(c)参照)、大気が
ターボ分子ポンプ2内に侵入することは防止される。
【0015】実施例2.また、第3の配管6に取り付け
られた第3のバルブを遅延リークバルブにすることによ
り、油回転ポンプ5が突然停止して場合でも、第2のバ
ルブ10が完全に「閉」となってから遅延リークバルブ
が「開」となるため、遅延リークバルブからの大気がタ
ーボ分子ポンプ2内に侵入しすることは防止される。遅
延リークバルブの時間設定は、例えばタイマーにより油
回転ポンプ5の停止後10秒後に開くようにすればよ
い。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1に係る真空脱ガス装置によれば、真空容器側が大気圧
の状態で、かつバルブの駆動源が遮断されても、その大
気圧は弁体を弁座に押し付け、大気がターボ分子ポンプ
内に侵入することはないので、ターボ分子ポンプが過負
荷状態になり、その回転部が異常振動や変形を生じるよ
うなことはなく、信頼性が向上するという効果がある。
【0017】また、この発明の請求項2に係る真空脱ガ
ス装置によれば、油回転ポンプが突然停止した場合で
も、バルブが完全に「閉」となってから遅延リークバル
ブが「開」となるため、遅延リークバルブからの大気が
ターボ分子ポンプ内に侵入することはなく、請求項1と
同様に信頼性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の請求項1に係る第1のバルブの構成
図である。
【図2】従来の真空脱ガス装置の一例を示す工程図であ
る。
【図3】図2の第1のバルブの構成図である。
【符号の説明】
1 真空容器 2 ターボ分子ポンプ 3 第1の配管 4 第2の配管 5 油回転ポンプ 6 第3の配管 14 弁体 21 第1のバルブ 22 弁座
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 晃成 福岡市西区今宿東一丁目1番1号 福菱セ ミコンエンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器と、この真空容器内を真空にす
    るためのターボ分子ポンプと、このターボ分子ポンプと
    真空容器とを接続する配管に取り付けられ、その配管の
    通路を遮断するバルブとを有する真空脱ガス装置におい
    て、前記バルブは、前記ターボ分子ポンプ側に位置した
    弁座と、この弁座を押圧する弁体とを備えたことを特徴
    とする真空脱ガス装置。
  2. 【請求項2】 真空容器と、この真空容器内を真空にす
    るためのターボ分子ポンプと、このターボ分子ポンプに
    配管を介して接続されているとともに前記真空容器とも
    接続された真空粗引用の油回転ポンプと、前記配管の前
    記ターボ分子ポンプ側に取り付けられたバルブと、前記
    配管の前記油回転ポンプ側に取り付けられ前記油回転ポ
    ンプの停止に伴う油回転ポンプの油が前記ターボ分子ポ
    ンプに逆流するのを防止するために配管中に大気を導入
    する真空リークバルブとを備えた真空脱ガス装置におい
    て、前記真空リークバルブは前記バルブが閉じた後に開
    く遅延リークバルブで構成されたことを特徴とする真空
    脱ガス装置。
JP23952191A 1991-09-19 1991-09-19 真空脱ガス装置 Pending JPH0579493A (ja)

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JP23952191A JPH0579493A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 真空脱ガス装置

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JPH0579493A true JPH0579493A (ja) 1993-03-30

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ID=17046040

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JP23952191A Pending JPH0579493A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 真空脱ガス装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6757220B1 (en) 1998-09-22 2004-06-29 Seiko Epson Corporation Electronically controlled timepiece, and power supply control method and time correction method therefor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6757220B1 (en) 1998-09-22 2004-06-29 Seiko Epson Corporation Electronically controlled timepiece, and power supply control method and time correction method therefor
US6956794B2 (en) 1998-09-22 2005-10-18 Seiko Epson Corporation Electronically controlled timepiece, and power supply control method and time correction method therefore

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