JPH0579435U - パネル計器取付け装置 - Google Patents
パネル計器取付け装置Info
- Publication number
- JPH0579435U JPH0579435U JP1763692U JP1763692U JPH0579435U JP H0579435 U JPH0579435 U JP H0579435U JP 1763692 U JP1763692 U JP 1763692U JP 1763692 U JP1763692 U JP 1763692U JP H0579435 U JPH0579435 U JP H0579435U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- screw
- coil spring
- panel instrument
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パネル計器を取り付ける際の破損事故をなく
すると共に、パネル計器の軽量化を図る。 【構成】 パネル計器の表示面をパネルから出した状態
でパネル背面からねじによって押さえつけ、パネル計器
をパネルに取り付けるパネル計器取付け装置において、
ねじは、ねじ山部とねじ頭部とに分割されていて、分割
されたねじ山部とねじ頭部とを連結するコイルバネと、
ねじ山部にコイルバネの一端が係合する傾斜溝と、ねじ
頭部にコイルバネの他端が結合される固定穴とを有し、
ねじ山部に一定以上のトルクが発生したときに、傾斜溝
から前記コイルバネが外れるようにしたことを特徴とし
ている。
すると共に、パネル計器の軽量化を図る。 【構成】 パネル計器の表示面をパネルから出した状態
でパネル背面からねじによって押さえつけ、パネル計器
をパネルに取り付けるパネル計器取付け装置において、
ねじは、ねじ山部とねじ頭部とに分割されていて、分割
されたねじ山部とねじ頭部とを連結するコイルバネと、
ねじ山部にコイルバネの一端が係合する傾斜溝と、ねじ
頭部にコイルバネの他端が結合される固定穴とを有し、
ねじ山部に一定以上のトルクが発生したときに、傾斜溝
から前記コイルバネが外れるようにしたことを特徴とし
ている。
Description
【0001】
本考案は、パネルに取り付けられるパネル計器の取付け装置の改善に関するも のである。
【0002】
図5は、従来のパネル計器取付け装置の構成斜視図である。図中、1はパネル 計器、2はパネル計器が取り付けられるパネル、3はパネル計器1の上部に設け られた取付け金具で、パネル計器1を固定するためのねじ3が螺合されている。 パネル計器1は、ねじ3がドライバ5によって締めつけられると、パネル2を パネル面とで挟みつけパネル2に固定される。
【0003】
このような従来のパネル計器取付け装置は、パネル計器を固定するのに、ねじ を背面から直接パネルに押しつけて取り付けているため、過大の力でねじ締めが 行われると、パネルやパネル計器を破損することがある。このような事態を防止 するために、ねじの締めつけをトルクドライバーで行ったり、パネル計器自身の 構造の強度アップが図られているが、前者は、操作が煩雑になるという欠点を有 し、後者は、パネル計器の小型化、軽量化を妨げる原因になっていた。
【0004】 本考案は、このような点に鑑みてなされたものであって、パネルを押圧するね じの力が一定以上にならないように、螺子にトルクリミッタ機構を設けたもので 、パネルにパネル計器を取り付ける際の破損事故をなくし、パネル計器の小型化 軽量化を図ることができるパネル計器取付け装置を提供することを目的としてい る。
【0005】
このような目的を達成するために、本考案は、 パネル計器の表示面をパネルから出した状態でパネル背面からねじによって押 さえつけ、パネル計器をパネルに取り付けるパネル計器取付け装置において、 前記ねじはねじ山部とねじ頭部とに分割されていて、 分割されたねじ山部とねじ頭部とを連結するコイルバネと、 前記ねじ山部に前記コイルバネの一端が係合する傾斜溝と、 前記ねじ頭部に前記コイルバネの他端が結合される固定穴と、 を有し、前記ねじ山部に一定以上のトルクが発生したときに、前記傾斜溝から 前記コイルバネが外れるようにしたことを特徴としている。
【0006】
コイルバネは、分割されたねじ山部とねじ頭部とを連結していて、一定以上の トルクがねじ山部にかかると、トルクリミッタ動作が働き、一定以上の力が掛か らないようになっている。
【0007】
以下、図面を用いて本考案の一実施例を詳細に説明する。図1は、本考案のパ ネル計器取付け装置の一実施例を示す要部構成図で、本考案の特徴とするねじを 分解して示したものである。尚、他の構成部分は同一であり、説明は省略する。 図中、10はパネル面を押しつけるねじ山部、20はドライバ等によって回転 されるねじ頭部、30はねじ山部10とねじ頭部20を連結するコイルバネであ る。
【0008】 ねじ山部10において、11はパネル計器側の雌ねじ部に螺合されるねじ部、 12は軸部で、コイルバネ30の一端の押圧端31が係合される傾斜溝121が 設けられると共に、ねじ頭部20の係合部21が収納される穴部122が設けら れている。
【0009】 コイルバネ30は、ねじの螺旋と同じ方向に巻かれていて、他端に設けられた 固定端32がねじ頭部20の軸部22に設けられた固定穴221に固定される。 23はドライバが差し込まれるドライバ溝である。 図2は、このように構成されたねじが組み立てられた状態を示した側面図であ る。 ねじは、ねじ頭部20がドライバによって時計方法に回転されると、回転力が コイルバネ30を介してねじ山部10に伝達され、S方向に進みパネル面を押圧 する。
【0010】 次に、このように構成されたねじの動作を説明する。 ドライバ溝201にドライバを差し込み、ねじ頭部20をR方向に回転させる 。回転力は、固定穴221に固定された固定端32からコイルバネ30に伝達さ れる。 ねじ頭部20の回転により、ねじ山部10は、傾斜溝121を押圧する押圧端 31の力Fとコイルバネ30と軸部12との間に生じる摩擦力とによって、ねじ 頭部20の回転に伴ってR方向に回転される。 ねじ山部10は、ねじ頭部20の回転に伴い、パネル面を押圧する力が強くな り、トルクが高くなる。
【0011】 この締めつけが一定以上のトルクがになると、押圧端31は、傾斜溝121か らが外れ、回転力が伝達されなくなる。
【0012】 図3は、傾斜溝部分の動作を説明する説明図、図4は、図3の構成図で、(A )は断面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。 押圧端31は、コイルバネ30の巻方向と反対側に折り曲げられて設けられて いて、傾斜溝121に係合し、軸部12を中心方向Cに向かって力Fで押しつけ ている。 押圧端31は、ねじが締めつけられると傾斜溝121を登るように変位しよう とするが、傾斜溝121との摩擦力で変位が制限される。
【0013】 しかし、パネル面を押圧する力が強くなりってトルクが高くなると、押圧端3 1は、傾斜溝121から逸脱し、軸部12を滑って移動する。 この状態で、ドライバを回転しても、コイルバネ30は、軸部12を空回りす るだけで、ねじをこれ以上パネルに押しつけることはできない。 このトルクリミッタの動作は、コイルバネ30の押圧端31が傾斜面を押さえ 込むバネ力Fによって調整することができる。
【0014】 尚、コイルバネ30の内径を軸部12、22の径より小さくし、コイルバネ3 0と軸部12、22の摩擦力を高くすれば、この摩擦力と押圧端31の押さえ込 む力とによって、トルクリミッタ動作の働く限界を調整することができる。
【0015】 一方、ねじの緩めは、ドライバをR’方向に回転すれば、通常と同じように行 うことができる。 ねじ頭部20がR’方向に回転されると、コイルバネ30は、押圧端31が傾 斜面に設けられた垂直壁123に突き当たると共に、ばねの径が縮むように変形 して軸部12、22を締めつける。 このため、ドライバの回転力は、正確にねじ頭部20とねじ山部10で伝達さ れるので、着脱が間単に行える。
【0016】
以上、詳細に説明したように本考案のパネル計器取付け装置は、パネルを押圧 するねじの力が一定以上にならないように、ねじにトルクリミッタ機構を設けた もので、パネルにパネル計器を取り付ける際の破損事故をなくすことができる。 このため、パネル計器の軽量化を図ることができるとと共に、筐体材料のコス ト低減を図ることができる。
【図1】本考案のパネル計器取付け装置の一実施例を示
す要部分解構成図である。
す要部分解構成図である。
【図2】ねじが組み立てられた状態を示した側面図であ
る。
る。
【図3】傾斜溝部分の動作を説明する説明図である。
【図4】図3の構成図で、(A)は断面図、(B)は側
面図、(C)は正面図である。
面図、(C)は正面図である。
【図5】従来のパネル計器取付け装置の構成斜視図であ
る。
る。
10 ねじ山部 121 傾斜溝 123 垂直壁 20 ねじ頭部 221 固定穴 30 コイルバネ 31 押圧端 32 固定端
Claims (1)
- 【請求項1】 パネル計器の表示面をパネルから出した
状態でパネル背面からねじによって押さえつけ、パネル
計器をパネルに取り付けるパネル計器取付け装置におい
て、 前記ねじは、ねじ山部とねじ頭部とに分割されていて、 分割されたねじ山部とねじ頭部とを連結するコイルバネ
と、 前記ねじ山部に前記コイルバネの一端が係合する傾斜溝
と、 前記ねじ頭部に前記コイルバネの他端が結合される固定
穴と、 を有し、前記ねじ山部に一定以上のトルクが発生したと
きに、前記傾斜溝から前記コイルバネが外れるようにし
たことを特徴としたパネル計器取付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1763692U JPH0579435U (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | パネル計器取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1763692U JPH0579435U (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | パネル計器取付け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0579435U true JPH0579435U (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=11949355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1763692U Withdrawn JPH0579435U (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | パネル計器取付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0579435U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011024691A (ja) * | 2009-07-22 | 2011-02-10 | Toyomaru Industry Co Ltd | 遊技機 |
JP2011041714A (ja) * | 2009-08-21 | 2011-03-03 | Toyomaru Industry Co Ltd | 遊技機 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP1763692U patent/JPH0579435U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011024691A (ja) * | 2009-07-22 | 2011-02-10 | Toyomaru Industry Co Ltd | 遊技機 |
JP2011041714A (ja) * | 2009-08-21 | 2011-03-03 | Toyomaru Industry Co Ltd | 遊技機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960606 |