JPH066281Y2 - 回転体と軸の締結構造 - Google Patents
回転体と軸の締結構造Info
- Publication number
- JPH066281Y2 JPH066281Y2 JP1988089465U JP8946588U JPH066281Y2 JP H066281 Y2 JPH066281 Y2 JP H066281Y2 JP 1988089465 U JP1988089465 U JP 1988089465U JP 8946588 U JP8946588 U JP 8946588U JP H066281 Y2 JPH066281 Y2 JP H066281Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- pressing member
- rotating body
- contact surface
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D1/00—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
- F16D1/06—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end
- F16D1/08—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key
- F16D1/0847—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with radial clamping due to a radial screw
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/50—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
- F16D3/72—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members with axially-spaced attachments to the coupling parts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
- Diaphragms And Bellows (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、回転体と軸の締結構造に関する。
従来技術及びその課題 軸に回転体を取付けるには、半円キーを含めてキーによ
る締結方法が一般的である。
る締結方法が一般的である。
ところで、一般に、小径の回転軸(直径10mm以下)
は、キー溝を加工すると強度が低下するため、キーによ
る締結方法は採用されていない。また、この理由から、
小径の回転軸用としては、規格品のキーがない。そのた
め、第4図に示すように、回転体ボス部30と軸35を
止めねじ40によって締結する方法がある。この固定方
法は簡易であることから、直径が10mmより大きい軸に
採用される場合も少なくない。
は、キー溝を加工すると強度が低下するため、キーによ
る締結方法は採用されていない。また、この理由から、
小径の回転軸用としては、規格品のキーがない。そのた
め、第4図に示すように、回転体ボス部30と軸35を
止めねじ40によって締結する方法がある。この固定方
法は簡易であることから、直径が10mmより大きい軸に
採用される場合も少なくない。
ところが、このような締結構造であると、入力トルクが
大きい場合、止めねじ40と軸35の間の摩擦力が不足
して滑る危険があり、また、止めねじ40の先端で軸3
5を傷付けるばかりでなく、回転体ボス部30の取り外
しが困難になるという問題がある。
大きい場合、止めねじ40と軸35の間の摩擦力が不足
して滑る危険があり、また、止めねじ40の先端で軸3
5を傷付けるばかりでなく、回転体ボス部30の取り外
しが困難になるという問題がある。
以上の問題点を解決する一つの案として、第5図に示さ
れるように、実開昭61−145122号公報に開示さ
れる締結装置がある。しかし、この装置50では、軸孔
51への軸の挿入時に止め金56を図示される位置に正
確に保持せねばならず、2つのねじ57,58が必要で
ある。また、一方のねじ(この場合はねじ58)は、締
結時には取り外すことが必要である。
れるように、実開昭61−145122号公報に開示さ
れる締結装置がある。しかし、この装置50では、軸孔
51への軸の挿入時に止め金56を図示される位置に正
確に保持せねばならず、2つのねじ57,58が必要で
ある。また、一方のねじ(この場合はねじ58)は、締
結時には取り外すことが必要である。
したがって、この装置は構造が複雑であり、組付けに手
間がかかり、部品点数も多いという問題がある。
間がかかり、部品点数も多いという問題がある。
課題を解決するための手段 本考案は、軸孔を具えた回転体ボス部に該軸孔に対し直
角に且つ偏心して挿入孔を穿設し、該挿入孔に全体とし
て先細形状で軸外周に適合する一部円弧状当接面と該当
接面に続く案内面とを有する押圧部材を挿入し、該押圧
部材の前記当接面が前記軸外周と圧接する方向に前記押
圧部材を止めねじで加圧する構成の締結構造により前記
課題を解決した。
角に且つ偏心して挿入孔を穿設し、該挿入孔に全体とし
て先細形状で軸外周に適合する一部円弧状当接面と該当
接面に続く案内面とを有する押圧部材を挿入し、該押圧
部材の前記当接面が前記軸外周と圧接する方向に前記押
圧部材を止めねじで加圧する構成の締結構造により前記
課題を解決した。
作用 本考案の締結構造では、回転体ボス部の挿入孔に押圧部
材を挿入し、止めねじにより押圧部材をその一部円弧状
当接面が軸外周に圧接する方向へ加圧することにより、
軸と回転体を摩擦力によって締結することができる。
材を挿入し、止めねじにより押圧部材をその一部円弧状
当接面が軸外周に圧接する方向へ加圧することにより、
軸と回転体を摩擦力によって締結することができる。
止めねじによってこの押圧部材に加えられる力は、楔作
用によって増幅されて締結力となる。
用によって増幅されて締結力となる。
実施例 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
符号10で示される部材は、円筒形の回転体ボス部であ
る。そして、軸15を挿入して締結するための半径Rの
軸孔11が設けられている。さらに、この軸孔11に対
して直角に且つ偏心して穿設された挿入孔12が設けら
れている。ここで、「軸孔に対し直角に且つ偏心」と
は、第1図に示されるように、挿入孔12の軸線が、軸
孔11の軸線に直角な平面にあり、且つ、その軸線同志
が交わらない、という意味である。
る。そして、軸15を挿入して締結するための半径Rの
軸孔11が設けられている。さらに、この軸孔11に対
して直角に且つ偏心して穿設された挿入孔12が設けら
れている。ここで、「軸孔に対し直角に且つ偏心」と
は、第1図に示されるように、挿入孔12の軸線が、軸
孔11の軸線に直角な平面にあり、且つ、その軸線同志
が交わらない、という意味である。
挿入孔12は一端にねじ部13を、他端に縮径孔14を
有している。縮径孔14は、後に説明するように、押圧
部材20の取外しを容易にするためのものであり、必ず
しも無くてもよい。
有している。縮径孔14は、後に説明するように、押圧
部材20の取外しを容易にするためのものであり、必ず
しも無くてもよい。
押圧部材20は、挿入孔12の内周に密接して摺動自在
な半径rを有し、軸15の外周に適合する一部円弧状当
接面21が切り欠かれている。そして、この押圧部材2
0の厚みは、当接面21から先端に向って僅かに薄くな
っており、全体として先細の形状になっている。当接面
21から続く面が案内面22である。
な半径rを有し、軸15の外周に適合する一部円弧状当
接面21が切り欠かれている。そして、この押圧部材2
0の厚みは、当接面21から先端に向って僅かに薄くな
っており、全体として先細の形状になっている。当接面
21から続く面が案内面22である。
これらの当接面21と案内面22が押圧部材20に楔状
の面を提供する。
の面を提供する。
挿入孔12のねじ部13には、押圧部材20を加圧する
ための六角孔付き止めねじ24が螺合する。
ための六角孔付き止めねじ24が螺合する。
なお、本実施例では、軸孔11と挿入孔12の関係を次
のように設定している。すなわち、軸孔11と挿入孔1
2の中心線距離は、軸孔11の半径Rより大きく、各々
の孔11,12の半径の和R+rより小さい寸法Lとな
るようにした。したがって、当接面21及び案内面22
は押圧部材20の中心軸より内側に位置し、圧接部分に
おける押圧部材の肉厚が確保されるとともに、押圧部材
20の外周面23は半周を超えて確保され、挿入孔12
の中で押圧部材20が傾くこともない。
のように設定している。すなわち、軸孔11と挿入孔1
2の中心線距離は、軸孔11の半径Rより大きく、各々
の孔11,12の半径の和R+rより小さい寸法Lとな
るようにした。したがって、当接面21及び案内面22
は押圧部材20の中心軸より内側に位置し、圧接部分に
おける押圧部材の肉厚が確保されるとともに、押圧部材
20の外周面23は半周を超えて確保され、挿入孔12
の中で押圧部材20が傾くこともない。
回転体10と軸15を締結するには、止めねじ24を弛
めておいて、軸15を回転体10の軸孔11に挿入す
る。その際、縮径孔14からドライバーのようなものを
差し込んで押圧部材20を第1図の上方に押し上げると
軸の挿入作業がやりやすい。次に、止めねじ24を締め
込むと、押圧部材20の当接面21が軸15の外周を押
付ける。止めねじ24による押圧力をPとすれば、楔作
用により、軸15には第1図においいてFで示される増
幅した力が作用する。Sで示される力は、挿入孔12の
内周面が押圧部材20から受ける力である。したがっ
て、軸15と回転体ボス部10は、増幅された力Fに比
例する摩擦力により締結される。
めておいて、軸15を回転体10の軸孔11に挿入す
る。その際、縮径孔14からドライバーのようなものを
差し込んで押圧部材20を第1図の上方に押し上げると
軸の挿入作業がやりやすい。次に、止めねじ24を締め
込むと、押圧部材20の当接面21が軸15の外周を押
付ける。止めねじ24による押圧力をPとすれば、楔作
用により、軸15には第1図においいてFで示される増
幅した力が作用する。Sで示される力は、挿入孔12の
内周面が押圧部材20から受ける力である。したがっ
て、軸15と回転体ボス部10は、増幅された力Fに比
例する摩擦力により締結される。
軸15から回転体ボス部10を取外すには、止めねじ2
4を弛めればよい。それでも、軸15との締結状態が解
除されない場合は、縮径孔14にドライバーのようなも
のを差し込んで押圧部材20を押してやればよい。
4を弛めればよい。それでも、軸15との締結状態が解
除されない場合は、縮径孔14にドライバーのようなも
のを差し込んで押圧部材20を押してやればよい。
なお、本考案の締結構造は、直径10mm以下の小径軸に
有用であるが、これより大きい径の軸に利用しても勿論
差し支えない。その場合には、通常必要とされるキー溝
加工が不要となって、コストダウンをはかることができ
る。
有用であるが、これより大きい径の軸に利用しても勿論
差し支えない。その場合には、通常必要とされるキー溝
加工が不要となって、コストダウンをはかることができ
る。
考案の効果 本考案は、以上の構成であるから、大きな摩擦面で軸と
の間で安定した摩擦締結力を得ることができ、軸表面も
傷つけることがない。しかも、取外しも容易である。ま
た、部品点数が少なく、使用に際して面倒な作業を必要
としない。
の間で安定した摩擦締結力を得ることができ、軸表面も
傷つけることがない。しかも、取外しも容易である。ま
た、部品点数が少なく、使用に際して面倒な作業を必要
としない。
第1図乃至第3図は、本考案による回転体締結構造を示
す図であり、第1図は軸に直角方向の断面図で、第2図
は1−1線断面図、第2図は挿入孔を含む軸方向断面
図、第3図は押圧部材の拡大斜視図、第4図は従来のベ
ロー伸縮継手における締結構造の一部断面図、第5図は
従来の止め金による締結装置の断面図である。 10……回転体ボス部、11……軸孔 12……挿入孔、15……軸 20……押圧部材、21……当接面 24……止めねじ
す図であり、第1図は軸に直角方向の断面図で、第2図
は1−1線断面図、第2図は挿入孔を含む軸方向断面
図、第3図は押圧部材の拡大斜視図、第4図は従来のベ
ロー伸縮継手における締結構造の一部断面図、第5図は
従来の止め金による締結装置の断面図である。 10……回転体ボス部、11……軸孔 12……挿入孔、15……軸 20……押圧部材、21……当接面 24……止めねじ
Claims (1)
- 【請求項1】軸孔を具えた回転体ボス部に該軸孔に対し
直角に且つ偏心して挿入孔を穿設し、該挿入孔に全体と
して先細形状で軸外周に適合する一部円弧状当接面と該
当接面に続く案内面とを有する押圧部材を挿入し、該押
圧部材の前記当接面が前記軸外周と圧接する方向に前記
押圧部材を止めねじで加圧することを特徴とする、回転
体と軸の締結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988089465U JPH066281Y2 (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | 回転体と軸の締結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988089465U JPH066281Y2 (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | 回転体と軸の締結構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0211226U JPH0211226U (ja) | 1990-01-24 |
JPH066281Y2 true JPH066281Y2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=31314014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988089465U Expired - Lifetime JPH066281Y2 (ja) | 1988-07-07 | 1988-07-07 | 回転体と軸の締結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066281Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5520437U (ja) * | 1978-07-26 | 1980-02-08 | ||
JPH0454341Y2 (ja) * | 1985-02-28 | 1992-12-21 |
-
1988
- 1988-07-07 JP JP1988089465U patent/JPH066281Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0211226U (ja) | 1990-01-24 |
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