JPH057875Y2 - - Google Patents

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JPH057875Y2
JPH057875Y2 JP1987077610U JP7761087U JPH057875Y2 JP H057875 Y2 JPH057875 Y2 JP H057875Y2 JP 1987077610 U JP1987077610 U JP 1987077610U JP 7761087 U JP7761087 U JP 7761087U JP H057875 Y2 JPH057875 Y2 JP H057875Y2
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JP
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door
umbrella
plate
support shaft
holding plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用ドア内の底部に傘を収納する装
置に関し、特に乗車してドアを閉めた状態での傘
の出し入れ性を改善した装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、車両においては、ドア内に傘を収納する
装置が採用されており、例えば、実開昭59−
185149号公報に記載されているように、ドアのド
アガラス位置より車室内側に傘収納部を形成した
ものがある。しかしながらこの構造では上記傘収
納部の分だけドアが厚くなる問題がある。
そこで上記ドア厚さの増大を防止できる構造と
して、例えば実開昭61−88851号公報に記載され
ているように、ドア内の底部に傘収容部を形成し
たものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが一般にドアの車室内側にはシートが位
置しており、上記ドアの底部に収納する構造で
は、このシートが傘の出し入れに邪魔になり、そ
のためドアを開いた状態で傘の出し入れをするこ
ととなり、雨に濡れ易い問題がある。一方、傘収
納部をシートが邪魔にならない位置まで高くする
と、今度は該傘収納部がドアガラスの開時にウイ
ンドレギユレータと干渉し易くなり、ドアガラス
を全開できなくなる問題が生じる。
そこで本考案の目的は、上記従来の問題点に鑑
み、ドアの閉状態での傘の出し入れが容易で、か
つドアガラスを全開できる車両用ドアの傘収納装
置を提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、車両用ドア内の底部に傘を収納する
装置において、ドア内板に形成された開口を開閉
する蓋板を該開口の下縁に配置された支持軸によ
つて軸支し、傘を収納保持する保持板を上記支持
軸によつて該支持軸より下方でかつドア内に位置
する収納時位置と該支持軸より上方でかつドア内
に位置する出し入れ時位置との間で上下方向に回
動自在に軸支し、上記蓋板と保持板とを該蓋板の
回動角度を増幅して保持板に伝達する連結機構に
よつて連結したことを特徴としている。
ここで上記連結機構は、例えば上記蓋板と上記
保持板とをリンクロツドで回動可能に連結し、該
リンクロツドの蓋板側寄り部分をドア内板に軸支
することによつて実現できる。
〔作用〕
本考案に係る傘収納装置によれば、傘の出し入
れは、傘保持板をドアの底部より高所の出し入れ
時位置に移動させた状態で行うことにより、シー
トとの干渉の問題が生じることはなく、その結果
ドアを閉めた状態で出し入れできるから雨に濡れ
ることもない。また、傘の収納状態では、傘保持
板をドアの底部に移動させることにより、ドアガ
ラスとの干渉を防止でき、従つて該ドアガラスを
全開できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例による
傘収納装置を示す。図において、1は本実施例が
適用された自動車用フロントドアであり、該フロ
ントドア3は、インナパネル5aとアウタパネル
5bとからなるドア本体5の上縁部に大略コ字状
のドアサツシユ5cを固着し、上記ドア本体5内
に配設されたウインドレギユレータ6でドアガラ
ス7を上下動させて上記ドアサツシユ5c部分を
開閉するように構成されている。なお、5dはイ
ンナパネル5aの車室側に貼設された内装用トリ
ムである。
そして上記ドア本体5内の下部に本実施例の傘
収納装置8が装着されている。この収納装置8は
主として上記ドア本体5内に回動自在に配設され
た保持板9と蓋部材10とをリンクロツド11で
連結して構成されている。
上記ドア本体5のインナパネル5a、トリム5
dの下側後部には、傘出し入れ用開口5eが形成
されており、該開口5eの下縁部には支持ブラケ
ツト13によつて支持軸12が取り付けられてい
る。該支持軸12により上記保持板9の端部に形
成された支持ボス部9a、及び上記蓋板10の端
部に形成された支持ボス部10aが回動自在に軸
支されている。
上記保持板9の先端部には傘収納時の傘の舞り
を防止するための押え部9bが回動可能に形成さ
れている。該押え部9bの先端部には付勢スプリ
ング14の一端が係止されており、該スプリング
14の他端は上記蓋板10の支持部の近傍部分に
係止されており、これにより上記押え部9bは第
1図に二点鎖線で示す閉状態に付勢されている。
また、上記蓋板10の上部には出し入れ用凹部
10bが形成されており、該凹部10bのドア内
側にはスライド蓋15が上下に摺動可能に配設さ
れている。
そして上記蓋板10、保持板9の両支持ボス部
10a,9aの近傍部分は上記リンクロツド11
で回動可能に連結されており、該リンクロツド1
1は上記支持ブラケツト13に軸支されている。
該ロツド11の軸支点11aは蓋板10との連結
部側寄りに位置している。このようにして蓋板1
0、保持板9はそれぞれ別個に回動可能になつて
おり、かつ蓋板10を回動させると、これに伴つ
て保持板9も回動するようになつている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例装置において、傘16を収納した状態
では、第1図に実線で示すように、蓋板10は略
垂直上方に回動してドア本体5の開口5eを閉じ
ており、保持板9は略垂直下方回動してドア本体
5の底部の収納時位置Aに位置している。また、
傘16は押え部9bによつて保持板9に押圧され
ており、このようにして傘16はドア本体5の底
部に収納され、ドアガラス7を下端に下降させて
もウインドレギユレータ6が傘16あるいは保持
板9等と干渉することはない。
そして傘16を出し入れする場合は、第1図に
二点鎖線で示すように、まずスライド蓋15を下
方に下ろすとともに、蓋板10を外方に回動させ
る。すると該回動に伴つてリンクロツド11によ
り保持板9も上方に回動する。このときリンクロ
ツド11は蓋板10との連結部に近い側で軸支さ
れているから、蓋板10を少し(この場合は約
50°)回動させただけで傘16は大きく(約100°)
回動し、上記ドア本体5の開口5eの略中央付
近、即ちシート4より高い出し入れ時位置Bに上
昇し、この状態で傘16の出し入れを行う。
このように本実施例では、保持板9を収納時位
置Aと出し入れ時位置Bとの間で回動可能とした
ので、この傘収納状態では、保持板9はドア本体
5の底部に位置し、ドアガラス7を下端位置まで
下降させた場合でもウインドレギユレータ6と傘
16とが干渉することはなく、従つてドアガラス
7を全開できる。
また、傘16の出し入れ時には、保持板9をシ
ート4の上面より高い位置まで上昇させるように
したので、傘16の出し入れにシート4が邪魔に
なることはなく、ドア3を閉じた状態で傘16の
出し入れ動作を容易にできる。なお、傘16の出
し入れを行う場合は、一般に降雨時であるから、
この時点でドアガラス7を全開することはなく、
従つて保持板9を出し入れ時位置Bに上昇させて
もこれがウインドレギユレータ6と干渉すること
はない。
また本実施例では、上記保持板9を上下に回動
させる構造として、蓋板10と保持板9とを別個
に回動可能とするとともに、両者を蓋板10側に
偏つた点に軸支点11aを有するリンクロツド1
1で連結したので、蓋板10を少し回動させるだ
けで保持板9を大きく上下移動させることがで
き、この蓋板10の回動時にこれがシート4等と
干渉することもなく、この点からも傘16の出し
入れ動作を容易化できる。
なお、上記実施例では、保持板をリンク機構で
上下に回動させるように構成したが、本考案では
必ずしもリンク機構を採用する必要はなく、要は
傘保持部をドア内で収納時位置と出し入れ時位置
との間で移動可能に構成すればよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係る車両用ドアの傘収納
装置によれば、傘保持板を収納時位置と出し入れ
時位置との間で移動可能に構成し、蓋板と保持板
とを該蓋板の回動角度を増幅して保持板に伝達す
る連結機構で連結したので、収納状態ではドアの
底部に保持板を位置させてドアガラスを全開で
き、出し入れ時にはシートより高所に位置させて
出し入れ性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例による
傘収納装置を説明するための図であり、第1図は
その断面側面図、第2図はそのリンクロツド、付
勢スプリングの動きを示す側面図、第3図は該実
施例装置が適用されたドアの正面図である。 図において、1はドア、8は傘収納装置、9は
保持板、10は蓋板、11はリンクロツド、16
は傘、Aは収納時位置、Bは出し入れ時位置であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車両用ドア内の底部に傘を収納する装置にお
    いて、ドア内板に形成された開口を開閉する蓋
    板を該開口の下縁に配置された支持軸によつて
    軸支し、傘を収納保持する保持板を上記支持軸
    によつて該支持軸より下方でかつドア内に位置
    する収納時位置と該支持軸より上方でかつドア
    内に位置する出し入れ時位置との間で上下方向
    に回動自在に軸支し、上記蓋板と保持板とを該
    蓋板の回動角度を増幅して保持板に伝達する連
    結機構によつて連結したことを特徴とする車両
    用ドアの傘収納装置。 (2) 上記連結機構が、上記蓋板と上記保持板とを
    リンクロツドで回動可能に連結するするととも
    に、該リンクロツドの蓋板側寄り部分をドア内
    板に軸支して構成されていることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の車両用ド
    アの傘収納装置。
JP1987077610U 1987-05-22 1987-05-22 Expired - Lifetime JPH057875Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987077610U JPH057875Y2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22

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JP1987077610U JPH057875Y2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22

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Publication Number Publication Date
JPS63185722U JPS63185722U (ja) 1988-11-29
JPH057875Y2 true JPH057875Y2 (ja) 1993-02-26

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