JPH0578419U - スローアウェイ式カッタ - Google Patents

スローアウェイ式カッタ

Info

Publication number
JPH0578419U
JPH0578419U JP1975092U JP1975092U JPH0578419U JP H0578419 U JPH0578419 U JP H0578419U JP 1975092 U JP1975092 U JP 1975092U JP 1975092 U JP1975092 U JP 1975092U JP H0578419 U JPH0578419 U JP H0578419U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
throw
cutting edge
away tip
away
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1975092U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2563168Y2 (ja
Inventor
政一 土田
隆幸 寒川
嘉一 大熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP1975092U priority Critical patent/JP2563168Y2/ja
Publication of JPH0578419U publication Critical patent/JPH0578419U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2563168Y2 publication Critical patent/JP2563168Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】スローアウェイチップの剛性を向上させて耐久
性を高め、且つ、切削時の負荷を低減化する。 【構成】工具本体部42に形成された螺旋状の切刃部4
4a乃至44dに沿って略三角形状のスローアウェイチ
ップ60を装着する。スローアウェイチップ60は、切
刃稜76aが回転軸O1 に対して所定角度傾斜して設定
されるとともに、前記切刃稜76aの端部の稜線部78
aおよび78bがスローアウェイチップ60の逃げ面7
4に対して鋭角度に設定される。これにより、切削時に
前記切刃稜76aおよび稜線部78aおよび78bが欠
損することがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スローアウェイチップの剛性を向上させることを可能としたスロー アウェイ式カッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
工作物の外周部、穴部、溝部等の切削加工に際して、工具本体部の端面と外周 部に交換可能な切刃を装着したスローアウェイチップ装着エンドミルが用いられ ている。
【0003】 図5に一般的なエンドミル2の断面構成を示す。当該エンドミル2は、基本的 には、円柱状の工具本体部4と、この工具本体部4の外周を切り欠いた複数の切 屑排出溝6と、前記切屑排出溝6間に設けられた複数の切刃部8とからなる。そ して、各切刃部8には、交換可能な複数のスローアウェイチップ10が当該切刃 部8に沿って装着されている。前記スローアウェイチップ10は、仮想円Cで示 すワークに当接する切刃稜12のすくい面14と逃げ面13との交差角度αが9 0°以下の鋭角度、いわゆるポジティブに設定されている。ワークに対する切削 能力を高めるためである。この種のエンドミルに係る従来技術は、例えば、実公 平1−23697号公報に開示されている。
【0004】 しかしながら、前記交差角度αが90°以下であると、スローアウェイチップ 10の剛性が低下し、切刃稜12に欠損が生じる場合がある。また、スローアウ ェイチップ10は、三角形状、菱形形状等に構成され、装着状態を変更すること により、一つのスローアウェイチップ10を複数回使用することができるように しているが、前記交差角度αが90°以下であるため、このスローアウェイチッ プ10を装着するための工具本体部4の座面の加工が困難となる不都合がある。
【0005】 そこで、前記交差角度αを90°程度に設定し、切刃稜12を工具の切削方向 に対して傾斜させて装着することにより、当該工具の軸方向にすくい角をもたせ るようにしたものが特公平3−43010号公報に開示されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この場合、切刃稜12の剛性を得ることはできるが、前記切刃 稜12の端部に軸方向のすくい角を持たせることができず、従って、当該端部が ワークから受ける切削抵抗が増大してしまう不都合が生じる。
【0007】 従って、本考案は、前記不都合を克服すべく、スローアウェイチップの剛性を 向上させて耐久性を高め、且つ、切削時の負荷を低減化することができるととも に、前記スローアウェイチップが装着される工具本体部の加工が容易であるスロ ーアウェイ式カッタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本考案は、回転する工具本体の外周部に螺旋状 に形成された複数の切刃部および複数の切屑排出溝を有し、且つ、前記各切刃部 に複数の略三角形状をなすスローアウェイチップが、その略三角形状面を逃げ面 とするとともに、側面部の一つがすくい面となるように工具本体に装着されるス ローアウェイ式カッタにおいて、 前記スローアウェイチップは、前記側面部間の交差する稜線部が前記逃げ面に 対して90°未満の鋭角度に設定され、前記稜線部を除く前記側面部が前記逃げ 面に対して90°以上の交差角度に設定され、前記側面部と前記逃げ面とが交差 する切刃稜が前記切屑排出溝の走行方向に沿って軸方向のすくい面を与えて配設 されることを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案に係るスローアウェイ式カッタでは、スローアウェイチップの前記切刃 稜の端部の切刃のみを鋭角度に形成することにより、スローアウェイチップの剛 性を低下させることなく切削抵抗が増大することを回避する。さらにスローアウ ェイチップのすくい面と逃げ面との交差角度を略90°に形成することで、工具 本体部におけるスローアウェイチップの装着面の加工が容易となる。
【0010】
【実施例】
次に、本考案に係るスローアウェイ式カッタについて、好適な実施例を挙げ添 付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0011】 図1に本考案に係るスローアウェイ式カッタの一実施例であるエンドミル40 の側面図を、図2にその断面図を示す。このエンドミル40は、基本的には、回 転軸O1 を中心に回転自在に保持される円柱状の工具本体部42と、この工具本 体部42の外周に設けられた螺旋状の切刃部44a乃至44dと、隣接する切刃 部44a乃至44d間に設けられた螺旋状の切屑排出溝52a乃至52dと、前 記各切刃部44a乃至44dに着脱自在に装着された複数のスローアウェイチッ プ60とから構成される。
【0012】 切刃部44a乃至44dは、すくい面45a乃至45dと、外周面47a乃至 47dと、背面49a乃至49dと、前記すくい面45a乃至45dおよび外周 面47a乃至47d間の縁部に設けられたスローアウェイチップ取付部62a乃 至62dとからなる。なお、スローアウェイチップ取付部62a乃至62dは、 略三角形状に形成されている。
【0013】 スローアウェイチップ60は、各スローアウェイチップ取付部62a乃至62 dに対して締付螺子66により、工具本体部42の半径方向のすくい角が、ネガ ティブとなるように固定される。スローアウェイチップ60は、図3に示すよう に、略三角形状を呈しており、その取付面68側が各スローアウェイチップ取付 部62a乃至62dに係合し、孔部70を介して締付螺子66により固定される 。スローアウェイチップ60の3つの側面部72a乃至72cは、前記取付面6 8および取付面68に対向する逃げ面74に対して90°の角度で設けられてい る。そして、前記逃げ面74と前記側面部72a乃至72cとの境界部分は、ワ ークを切削するための切刃稜76a乃至76cを構成する。
【0014】 また、前記側面部72a乃至72c間の境界部分は、逃げ面74に対する交差 角度θが90°未満の鋭角度に設定された稜線部78a乃至78cを構成する。
【0015】 スローアウェイチップ取付部62a乃至62dに固定されたスローアウェイチ ップ60は、各切刃部44a乃至44dに沿って配列されており、その切刃稜7 6a乃至76cの一つは、図1に示すように、回転軸O1 に対して軸方向すくい 角がβに設定される。なお、スローアウェイチップ60は、取付面68と側面部 72a乃至72cとの間の角度が90°に設定されているため、スローアウェイ チップ取付部62a乃至62dを容易に形成することができる。
【0016】 本実施例のエンドミル40は、基本的には、以上のように構成されるものであ り、次に、その作用並びに効果について説明する。
【0017】 先ず、このエンドミル40を回転状態で矢印A方向に移動させてワークを切削 する、いわゆる下り加工の場合について説明する。
【0018】 この場合、ワークに対して最初に稜線部78aが当接する。この稜線部78a は、スローアウェイチップ60の逃げ面74に対して90°未満のポジティブな 交差角度θに設定されているため、ワークから多大な切削抵抗を受けることはな い。従って、この部分がワークの切削中に欠損することはない。続いて、切刃稜 76aが当接する。この切刃稜76aは、スローアウェイチップ60における逃 げ面74と側面部72aとの間の角度が90°に設定されているため、充分な剛 性が得られ、当該切刃稜76aの部分が切削中に欠損するようなことはない。続 いて、稜線部78bが当接する。
【0019】 次に、エンドミル40を回転状態で矢印B方向に移動させてワークを切削する 、いわゆる上り加工の場合について説明する。
【0020】 この場合、前記下り加工の場合とは逆に、稜線部78bによるワークの切削に 続いて切刃稜76aがワークに当接する。そして、前記稜線部78bもポジティ ブな交差角度θに設定されているため、当該上り加工時において当該稜線部78 bが欠損することはない。
【0021】 なお、このスローアウェイチップ60は着脱自在であるため、各切刃稜76a 乃至76cを必要に応じて切り替え、長期間にわたって使用することができる。
【0022】 図4は、図3に示すスローアウェイチップ60の側面部72a乃至72cに沿 って凹部からなるチップブレーカ溝80a乃至80cを形成したスローアウェイ チップ82を示す。この場合、切削の際に生じる切屑が、前記チップブレーカ溝 80a乃至80cによって好適に分断されるため、切屑の排出能力がさらに向上 する。
【0023】
【考案の効果】
本考案に係るスローアウェイ式カッタでは、切刃稜の端部の切刃のみを鋭角度 に形成することにより、スローアウェイチップの剛性を低下させることなく切削 抵抗が増大することを回避することができる。さらに、スローアウェイチップの すくい面と逃げ面との交差角度を略90°に設定することで、工具本体部におけ るスローアウェイチップの装着面の加工も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスローアウェイ式カッタの側面図
である。
【図2】図1に示すスローアウェイ式カッタの断面説明
図である。
【図3】図1のスローアウェイ式カッタに装着されるス
ローアウェイチップの斜視説明図である。
【図4】図1のスローアウェイ式カッタに装着されるス
ローアウェイチップの他の実施例の斜視説明図である。
【図5】従来技術に係るエンドミルの断面説明図であ
る。
【符号の説明】
40…エンドミル 42…工具本体部 44a〜44d…切刃部 52a〜52d…切屑排出溝 60…スローアウェイチップ 62a〜62d…スローアウェイチップ取付部 76a〜76c…切刃稜 78a〜78c…稜線部 80a〜80c…チップブレーカ溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する工具本体の外周部に螺旋状に形成
    された複数の切刃部および複数の切屑排出溝を有し、且
    つ、前記各切刃部に複数の略三角形状をなすスローアウ
    ェイチップが、その略三角形状面を逃げ面とするととも
    に、側面部の一つがすくい面となるように工具本体に装
    着されるスローアウェイ式カッタにおいて、 前記スローアウェイチップは、前記側面部間の交差する
    稜線部が前記逃げ面に対して90°未満の鋭角度に設定
    され、前記稜線部を除く前記側面部が前記逃げ面に対し
    て90°以上の交差角度に設定され、前記側面部と前記
    逃げ面とが交差する切刃稜が前記切屑排出溝の走行方向
    に沿って軸方向のすくい面を与えて配設されることを特
    徴とするスローアウェイ式カッタ。
JP1975092U 1992-04-02 1992-04-02 スローアウェイ式カッタ Expired - Lifetime JP2563168Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1975092U JP2563168Y2 (ja) 1992-04-02 1992-04-02 スローアウェイ式カッタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1975092U JP2563168Y2 (ja) 1992-04-02 1992-04-02 スローアウェイ式カッタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0578419U true JPH0578419U (ja) 1993-10-26
JP2563168Y2 JP2563168Y2 (ja) 1998-02-18

Family

ID=12008021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1975092U Expired - Lifetime JP2563168Y2 (ja) 1992-04-02 1992-04-02 スローアウェイ式カッタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2563168Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2563168Y2 (ja) 1998-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5947649A (en) Reusable type end mill
US4930945A (en) Insert rotary cutter
JP2580376B2 (ja) 外周回転式フライス
US4632607A (en) Indexable cutting insert
US4618296A (en) Cutting tool and insert therefor
US4729697A (en) Milling cutter
US5460464A (en) Cutting insert
EP0620071B1 (en) Improved cutting tool and insert therefor
US7510353B2 (en) Indexable cutting tool insert and cutting tool
US8287213B2 (en) Indexable cutting tool insert for cutting tools
JPH031137Y2 (ja)
JPH10263916A (ja) スローアウェイチップ
JPH0578419U (ja) スローアウェイ式カッタ
JPH0698524B2 (ja) スロ−アウエイチツプ
JPH0239696Y2 (ja)
JPH0666910U (ja) エンドミル
JP2543718Y2 (ja) スローアウエイチツプ
JPS6348333Y2 (ja)
JP2501805Y2 (ja) スロ―アウエイ式正面フライス
JPH0321858Y2 (ja)
JPH0750097Y2 (ja) ターニングブローチに装着して使用されるスローアウェイチップ
JPS632248Y2 (ja)
JPH0214897Y2 (ja)
JP2527861Y2 (ja) スローアウェイ式エンドミル
JPH0550318A (ja) スローアウエイチツプ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071107

Year of fee payment: 10