JPH0578046A - 油圧エレベーターの制御装置 - Google Patents
油圧エレベーターの制御装置Info
- Publication number
- JPH0578046A JPH0578046A JP3236690A JP23669091A JPH0578046A JP H0578046 A JPH0578046 A JP H0578046A JP 3236690 A JP3236690 A JP 3236690A JP 23669091 A JP23669091 A JP 23669091A JP H0578046 A JPH0578046 A JP H0578046A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic
- control device
- oil
- valve
- elevator
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- Pending
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- Elevator Control (AREA)
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、簡便かつ廉価で、精度が高い油圧
エレベーターの制御装置の提供を目的とする。 【構成】 本発明の油圧エレベーターの制御装置は、油
圧ジャッキにバルブを介し接続され、この油圧ジャッキ
に圧油を流通させる油圧ポンプと、この油圧ポンプに回
転接続された電動機と、前記油圧ジャッキが所定の速度
パターンで昇降できるようにバルブに対して所定の速度
パターンに基づく制御指令値を生成する速度制御装置
と、油タンク内に設置される油面センサとを備えたもの
である。
エレベーターの制御装置の提供を目的とする。 【構成】 本発明の油圧エレベーターの制御装置は、油
圧ジャッキにバルブを介し接続され、この油圧ジャッキ
に圧油を流通させる油圧ポンプと、この油圧ポンプに回
転接続された電動機と、前記油圧ジャッキが所定の速度
パターンで昇降できるようにバルブに対して所定の速度
パターンに基づく制御指令値を生成する速度制御装置
と、油タンク内に設置される油面センサとを備えたもの
である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧エレベーターの制
御装置に関する。
御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に油圧エレベーターは、流量制御弁
を用いた流量制御方式を採用している。この制御方式で
は、エレベーターの上昇時は電動機を一定速度で回転さ
せ、油圧ポンプからの定吐出量の油をタンクへ戻してお
き、起動指令が出るとタンクへ戻す量を流量制御弁で調
整することによりかごの速度を制御する。そして、エレ
ベーターの下降時は、かごの自重により油圧シリンダ内
の油がタンクへ還流する油量を流量制御弁で制御するこ
とによりかごの速度を制御する。ところで、油圧エレベ
ーターの負荷圧力（油圧）または油温が変化すると油の
粘性が変わり、油圧ポンプの容積効率が低下するため乗
りかごの走行パターンが所定のものから開離するという
問題点がある。そこで、バルブ内や配管への流量センサ
の設置や、ポンプへの回転計の設置等により、油の流量
を検出し、この検出値をフィードバックすることによ
り、速度制御する方法が行われている。
を用いた流量制御方式を採用している。この制御方式で
は、エレベーターの上昇時は電動機を一定速度で回転さ
せ、油圧ポンプからの定吐出量の油をタンクへ戻してお
き、起動指令が出るとタンクへ戻す量を流量制御弁で調
整することによりかごの速度を制御する。そして、エレ
ベーターの下降時は、かごの自重により油圧シリンダ内
の油がタンクへ還流する油量を流量制御弁で制御するこ
とによりかごの速度を制御する。ところで、油圧エレベ
ーターの負荷圧力（油圧）または油温が変化すると油の
粘性が変わり、油圧ポンプの容積効率が低下するため乗
りかごの走行パターンが所定のものから開離するという
問題点がある。そこで、バルブ内や配管への流量センサ
の設置や、ポンプへの回転計の設置等により、油の流量
を検出し、この検出値をフィードバックすることによ
り、速度制御する方法が行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の油圧エレベーターの制御装置では、バルブ内
や配管へ流量計を設置するため、圧損が大きくなり制御
効率が低下するとともに、誤差が大きくなる。また、ポ
ンプに回転計を設置した場合には、コストが高くなった
り、油の温度や圧力によりポンプの吐出量が変わるた
め、回転数から吐出量を換算する際に、温度や圧力で補
正する必要がある。本発明はこのような従来の問題点を
解決するためなされたもので、簡便かつ廉価で、精度が
高い油圧エレベーターの制御装置の提供を目的とする。
うな従来の油圧エレベーターの制御装置では、バルブ内
や配管へ流量計を設置するため、圧損が大きくなり制御
効率が低下するとともに、誤差が大きくなる。また、ポ
ンプに回転計を設置した場合には、コストが高くなった
り、油の温度や圧力によりポンプの吐出量が変わるた
め、回転数から吐出量を換算する際に、温度や圧力で補
正する必要がある。本発明はこのような従来の問題点を
解決するためなされたもので、簡便かつ廉価で、精度が
高い油圧エレベーターの制御装置の提供を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の油圧エレベータ
ーの制御装置は、油圧ジャッキにバルブを介し接続さ
れ、この油圧ジャッキに油圧を流通させる油圧ポンプ
と、この油圧ポンプに回転接続された電動機と、前記油
圧ジャッキが所定の速度パターンで昇降できるようにバ
ルブに対して所定の速度パターンに基づく制御指令値を
生成する速度制御装置と、油タンク内に設置される油面
センサとを備えたものである。
ーの制御装置は、油圧ジャッキにバルブを介し接続さ
れ、この油圧ジャッキに油圧を流通させる油圧ポンプ
と、この油圧ポンプに回転接続された電動機と、前記油
圧ジャッキが所定の速度パターンで昇降できるようにバ
ルブに対して所定の速度パターンに基づく制御指令値を
生成する速度制御装置と、油タンク内に設置される油面
センサとを備えたものである。
【０００５】
【作用】本発明の油圧エレベーターの制御装置では、油
タンク内に油面センサを設けたので、圧損が少なく、精
度が高い油の制御装置の提供を提供することができる。
また、圧力センサ、温度センサ、速度検出器及び回転計
を設置する必要がないため、システムのコストダウンが
実現できる。
タンク内に油面センサを設けたので、圧損が少なく、精
度が高い油の制御装置の提供を提供することができる。
また、圧力センサ、温度センサ、速度検出器及び回転計
を設置する必要がないため、システムのコストダウンが
実現できる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説す
る。
る。
【０００７】図１は本発明の油圧エレベーターの構成例
を示している。人が乗る乗りかご１を油圧ジャッキ２、
プランジャ３、プーリ４とロープ５で支え、この油圧ジ
ャッキ５に配管６を通じ、タンク10から油を送ることに
より、昇降させる。乗りかご１が停止しているときはバ
ルブ９の電磁切替弁は閉じている。エレベーター制御装
置12から運転指令が出ると、電動機７が回転し始める。
そこで速度制御装置13によって生成された速度パターン
に基づきバルブの弁の開閉が制御され、これにより油圧
ポンプ８の吐出量が制御され、油圧ジャッキ２のプラン
ジャ３と乗りかご１の昇降が制御される。
を示している。人が乗る乗りかご１を油圧ジャッキ２、
プランジャ３、プーリ４とロープ５で支え、この油圧ジ
ャッキ５に配管６を通じ、タンク10から油を送ることに
より、昇降させる。乗りかご１が停止しているときはバ
ルブ９の電磁切替弁は閉じている。エレベーター制御装
置12から運転指令が出ると、電動機７が回転し始める。
そこで速度制御装置13によって生成された速度パターン
に基づきバルブの弁の開閉が制御され、これにより油圧
ポンプ８の吐出量が制御され、油圧ジャッキ２のプラン
ジャ３と乗りかご１の昇降が制御される。
【０００８】図２は、タンク10内に設置された油面セン
サ14の拡大図である。油面センサはタンクの内側に、油
面に対して垂直となるように設置する。本実施例では、
油面センサの出力値として、基準点からの高さｈｉを出
力するものとする。次に、この油面センサからの入力値
を基に、流量を求める方法について説明する。油面の高
さの変化をΔｈ／Δｔ、油タンクの横断面積をＡ０とす
ると、この変化による流量Ｑは、 Ｑ＝（Δｈ／Δｔ）・Ａ０ として求めることができる。従って、この流量を速度制
御に用いる場合には、流量を速度に換算し制御すれば良
いことになる。例えば、油圧ジャッキの内径をｄ、サイ
ドプランジャ方式の油圧エレベーターを考えた場合、か
ご速度Ｖは、 Ｖ＝２Ｑ／（πｄ2 ） となる。これにより、油圧エレベーターが高速及び低速
で走行するときの流量Ｑｈ及びＱ１を目標値としてＱを
制御すれば、速度制御が可能となる。
サ14の拡大図である。油面センサはタンクの内側に、油
面に対して垂直となるように設置する。本実施例では、
油面センサの出力値として、基準点からの高さｈｉを出
力するものとする。次に、この油面センサからの入力値
を基に、流量を求める方法について説明する。油面の高
さの変化をΔｈ／Δｔ、油タンクの横断面積をＡ０とす
ると、この変化による流量Ｑは、 Ｑ＝（Δｈ／Δｔ）・Ａ０ として求めることができる。従って、この流量を速度制
御に用いる場合には、流量を速度に換算し制御すれば良
いことになる。例えば、油圧ジャッキの内径をｄ、サイ
ドプランジャ方式の油圧エレベーターを考えた場合、か
ご速度Ｖは、 Ｖ＝２Ｑ／（πｄ2 ） となる。これにより、油圧エレベーターが高速及び低速
で走行するときの流量Ｑｈ及びＱ１を目標値としてＱを
制御すれば、速度制御が可能となる。
【０００９】次に、この流量を用いることにより、着床
精度を向上させる方法について説明する。図３は、本発
明による位置制御の実施例を示した図である。例えば、
油圧エレベーターの停止位置における油面の高さを、あ
らかじめ測定し記憶しておく。すなわち、１Ｆにエレベ
ーター停止時の油面の高さをｈ１、２Ｆをｈ２、・・
・、（ｎ−１）Ｆをｈ（ｎ−１）、ｎＦをｈ（ｎ）とし
て記憶しておく。特願平02−241103にも記載されている
ように、目的階床までのエレベーター走行残距離に相当
する油量の体積を油面センサの検出値から換算してお
き、この体積を徐々に減少させていくことにより、エレ
ベーターは目的階床に近づいていく。これにより、目的
階床の停止制御を精度よく行うことができる。
精度を向上させる方法について説明する。図３は、本発
明による位置制御の実施例を示した図である。例えば、
油圧エレベーターの停止位置における油面の高さを、あ
らかじめ測定し記憶しておく。すなわち、１Ｆにエレベ
ーター停止時の油面の高さをｈ１、２Ｆをｈ２、・・
・、（ｎ−１）Ｆをｈ（ｎ−１）、ｎＦをｈ（ｎ）とし
て記憶しておく。特願平02−241103にも記載されている
ように、目的階床までのエレベーター走行残距離に相当
する油量の体積を油面センサの検出値から換算してお
き、この体積を徐々に減少させていくことにより、エレ
ベーターは目的階床に近づいていく。これにより、目的
階床の停止制御を精度よく行うことができる。
【００１０】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、本発
明の油圧エレベーターの制御装置では、油タンク内に油
面センサを設けたので、圧損が少なく、精度が高い油の
制御装置の提供を提供することができる。また、圧力セ
ンサ、温度センサ、速度検出器及び回転計を設置する必
要がないため、システムのコストダウンが実現できる。
明の油圧エレベーターの制御装置では、油タンク内に油
面センサを設けたので、圧損が少なく、精度が高い油の
制御装置の提供を提供することができる。また、圧力セ
ンサ、温度センサ、速度検出器及び回転計を設置する必
要がないため、システムのコストダウンが実現できる。
【図１】図１は本発明による一実施例の油圧エレベータ
ーの構成図である。
ーの構成図である。
【図２】図２は、油面センサの設置状態を示す図であ
る。
る。
【図３】図３は図１に示される油圧エレベーターの動作
説明図である。
説明図である。
１：乗りかご ２：油圧ジャッキ ３：プランジャ ４：プーリ ５：ロープ ６：油圧配管 ７：電動機 ８：油圧ポンプ ９：バルブ 10：タンク 11：電源 12：エレベーター制御装置 13：速度制御装置 14：油面センサ
Claims (1)
- 【請求項１】 油圧ジャッキにバルブを介し接続され、
この油圧ジャッキに圧油を通過させる油圧ポンプと、こ
の油圧ポンプに回転接続された電動機と、油量を制御す
るバルブと、前記油圧ジャッキが所定の速度パターンで
昇降できるように前記バルブに対して、所定の速度パタ
ーンに基づく制御指令値を生成する速度制御装置と、油
タンクに油面センサとを有し、このセンサの検出値から
流量を求めることを特徴とする油圧エレベーターの制御
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3236690A JPH0578046A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 油圧エレベーターの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3236690A JPH0578046A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 油圧エレベーターの制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0578046A true JPH0578046A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17004330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3236690A Pending JPH0578046A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 油圧エレベーターの制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0578046A (ja) |
-
1991
- 1991-09-18 JP JP3236690A patent/JPH0578046A/ja active Pending
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