JPH0577917U - 二線式ケーブル用ノイズ吸収具 - Google Patents

二線式ケーブル用ノイズ吸収具

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JPH0577917U
JPH0577917U JP1593092U JP1593092U JPH0577917U JP H0577917 U JPH0577917 U JP H0577917U JP 1593092 U JP1593092 U JP 1593092U JP 1593092 U JP1593092 U JP 1593092U JP H0577917 U JPH0577917 U JP H0577917U
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JP
Japan
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core
holding
holding case
noise
cable
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Pending
Application number
JP1593092U
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English (en)
Inventor
広宣 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二線で使用するケーブルのノイズを同位置で
吸収することができ、占有スペースの小さいノイズ吸収
具を得る。 【構成】 第一の保持ケースは収納部3a、3bと、収
納部3a、3bを連結する連結部4aから成り、第二の
保持ケースは収納部3c、3dと、収納部3c、3dを
連結する連結部4bから成る。一方の保持ケースの左右
両端部はベルト5を、他方の保持ケースの左右両端部は
ベルト掛止部6を有する。収納部3a〜3dには二つの
中空円柱形のフェライトコアをそれぞれ軸方向に二分割
し、ケーブル挿通路8a〜8dの設けられたコア片7a
〜7dが挿入され、コア片の挿通路8aと8c、8bと
8dに二本のケーブルが一本ずつ通るように保持ケース
1及び2を対向させ、ベルト5により結合し、保持ケー
スを介して衝合すべきコア片同志を圧接させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は二本で使用するケーブルより発生する不要輻射ノイズを吸収するノイ ズ吸収具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8、図9はそれぞれ例えば実公平2−34875号公報に示された従来のノ イズ吸収具を示す斜視図と、保持ケースの斜視図である。図において、1は保持 ケース、2、3はケース部、4はヒンジ、5はフェライトである。合成樹脂によ り一体成形された保持ケース1は、ヒンジ4を介して接続された2つのケース部 2、3から構成される。ヒンジ4と対向してケース2には背の高い係止フック1 2が、ケース3には係止フック12と係止される係止片13が設けられている。 ケース2、3の両側の側壁部には、電源線30を通すための略半円形で歯17a ,18aをもつ切欠部17、18が設けられている。フェライト5は直方体の上 面に、電線を通すための半円形断面の溝5bを長手方向に穿設して形成される。
【0003】 フェライト5をケース部2と3内に挿入した保持ケース1は、電子機器の一本 の電源線30の外周部に外嵌されるように、ケース部2と3の間に電源線30を 通した状態で、ケース部2の上にケース部3を被せるように閉じ、前記係止フッ ク12を係止片13に係止させることにより、電源線30に装着する。また、ケ ース部両側部に設けた切欠部17の歯が電源線30に押しつけられ、電源線30 の外周部に保持ケース1はクランプされる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来のノイズ吸収具は以上のように構成されているので、例えばステレオのス ピーカコードのように通常は二線で使用されるケーブルに取りつける方法として は、二本同時に一つのノイズ吸収具を取りつける方法(第一の方法)、あるいは 一本に一つずつ、計二個のノイズ吸収具を取りつける方法(第二の方法)がある 。しかし、第一の方法によると、図7に示すように、お互いに磁界が打ち消し合 って磁路ができず、よってノイズが損失のエネルギーにならない場合がある。そ の点、一本に一つずつノイズ吸収具を取りつけると、図6のように各々独立して 磁路が生じるため、ノイズが損失エネルギーとなり、熱となって吸収される。と ころが第二の方法によると、ノイズ吸収具を二個使用する必要があるので場所を 取ってしまい、またケーブルへの装着箇所が各々ずれてしまうため、二本のケー ブル間のノイズ吸収量が違ってしまう。また、二つのノイズ吸収具を一つずつケ ーブルに取りつけなければならないため、装着に手間がかかるなどの問題点があ った。
【0005】 この考案は上記のような問題点を解決するためになされたもので、二線で使用 するケーブルのノイズを同位置で吸収することができ、占有スペースの小さいノ イズ吸収具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案にかかるノイズ吸収具は軸方向に二分割されケーブル挿通路を有する 第一及び第二のフェライトコアと、前記第一のフェライトコアの第一のコア片及 び前記第二のフェライトコアの第一のコア片を収納する二つの収納部、及び該収 納部同志を並列に連結する連結部とから構成される第一の保持ケースと、前記第 一のフェライトコアの第二のコア片及び前記第二のフェライトコアの第二のコア 片を収納するニつの収納部、及び該収納部同志を並列に連結する連結部とから構 成される第二の保持ケースと、この二つの保持ケースを対向して結合する結合手 段とを備え、前記二つの保持ケースの結合状態で、前記第一及び第二のフェライ トコアのコア片同志を圧接状態に保持したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】
実施例1 以下この考案の実施例を図について説明する。図1はフェライトコア挿入前の 保持ケースの断面図、図2はフェライトコア挿入状態、圧接前の斜視図である。 図1において、1及び2は弾性を有する樹脂性の保持ケースで、各保持ケースは 半円弧状をした2個の収納部3a、3bと3c、3dと、これら各収納部3aと 3b、3cと3dをそれぞれ連結する連結部4a、4bから構成される。また、 一方の保持ケース1の左右両端部にはベルト5が、他方の保持ケース2の左右両 端部に該ベルト5のベルト掛止部6がそれぞれ一体に設けられている。7a〜7 dは二つの中空円柱形のフェライトコアを軸方向に二等分したコア片で、それぞ れケーブル挿通路8a〜8dを有する。9はコア片7a〜7dを収納部3a〜3 dに収納した状態で、それぞれ接着させる粘着剤である。保持ケース1の収納部 3a〜3dはコア片7a〜7dを収納できる半円柱の形状をしており、コア片の 挿通路8a〜8dと対応する位置に、ケーブル挿通用の切欠部が設けられている 。またノイズ吸収具をケーブルに装着した際、ケーブルに対して保持できるよう に円柱状の収納部の一端はテーパ状に形成されている。
【0008】 前記のように構成されたノイズ吸収具においてはコア片7a〜7dをそれぞれ 収納部3a〜3dに挿入し、コア片のケーブル挿通路8aと8c、8bと8dに 二本のケーブルが一本ずつ通るように保持ケース1及び2を対向させ、四本のベ ルトをベルト掛止部6に掛止させると、二つの保持ケースは結合される。ベルト によって保持ケースが結合されることにより、収納部に収納された二組の円筒形 状のフェライトコアの、衝合すべきコア片7aと7c、7bと7dは二本のケー ブルの同位置の外周で圧接され、それぞれのケーブルで独立した、均一な磁路を 得ることができる。
【0009】 この時、図3のように、コア片7は収納部2の上面より突出した状態で挿入さ れているので、ベルト5の締め具合により、収納部3あるいは粘着剤9の弾性に よって、各コア片の衝合面の圧接状態をコントロールし、ノイズ吸収効果を調節 することができる。また収納部のテーパ状に形成された部分がケーブルの外周を 押圧することによりノイズ吸収具はケーブルに保持固定される。
【0010】 なお、このようなノイズ吸収具は、スピーカコードの場合、アンプの出力側に 近い位置に取りつけるのが有効である。その他CDやCRT等もノイズ発生源側 につけることが望ましい。
【0011】 実施例2 上記実施例1は保持ケースの両側のベルトで二つの保持ケースを結合するとと もに、コア片同志を圧接するようにしているが、図4に示すように、片側はヒン ジによって上下の保持ケースを結合し、片側だけ保持ケースにベルトを設け、該 ベルトによってコア片同志を圧接しても同様の効果を得ることができる。
【0012】 実施例3 上記実施例2は保持ケース1、2のケーブルと平行な位置にケーブルに平行に ヒンジを設けているが、図5に示すように、ケーブルの挿通路と対向位置にヒン ジを設けてもよい。この場合、二組のコア片同志の圧接力が同じになり、より簡 単に二本のケーブルにおけるノイズ吸収力を等しくすることができる。
【0013】 実施例4 上記実施例1では対向するコア片同志の圧接力を得るために、粘着剤を用いて いるが、収納部とコア片の間にバネ材を設けることによっても同様に適切な圧接 力を得ることはできる。
【0014】 実施例5 上記実施例1ではコア片7a〜7dを収納部2a〜2dにそれぞれ接着する手 段として粘着剤を用いているが、固化する接着剤を用いても良い。しかしこの場 合、収納部自体は弾性部材で形成されている必要がある。
【0015】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、二組のフェライトコアを単一の保持ケースに よって、二本のケーブルの外周にそれぞれ取りつけることができるように構成し たので、ノイズ吸収具の占めるスペースを小さくし、装着を容易にすることもで きる。また、二本のケーブルの同位置に装着できるので、二本のケーブルのノイ ズ吸収量を等しくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例1によるノイズ吸収具のコア
片挿入前の保持ケースの断面図である。
【図2】この考案の実施例1によるノイズ吸収具の斜視
図である。
【図3】この考案の実施例1によるノイズ吸収具のコア
片挿入状態における収納部の断面図である。
【図4】この考案の実施例2によるノイズ吸収具の斜視
図である。
【図5】この考案の実施例3によるノイズ吸収具の斜視
図である。
【図6】この考案の実施例1における磁路を示す図であ
る。
【図7】従来の、二本のケーブルに一つのノイズ吸収具
を装着した場合の磁路を示す図である。
【図8】従来のノイズ吸収具の保持ケースを示す斜視図
である。
【図9】従来のノイズ吸収具を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,2 保持ケース 3a,3b,3c,3d 収納部 4a,4b 連結部 5 ベルト 6 ベルト掛止部 7a,7b,7c,7d コア片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に二分割されケーブル挿通路を有
    する第一及び第二のフェライトコアと、前記第一のフェ
    ライトコアの第一のコア片及び前記第二のフェライトコ
    アの第一のコア片を収納する二つの収納部、及び該収納
    部同志を並列に連結する連結部とから構成される第一の
    保持ケースと、前記第一のフェライトコアの第二のコア
    片及び前記第二のフェライトコアの第二のコア片を収納
    する二つの収納部、及び該収納部同志を並列に連結する
    連結部とから構成される第二の保持ケースと、この二つ
    の保持ケースを対向して結合する結合手段とを備え、前
    記二つの保持ケースの結合状態で、前記第一及び第二の
    フェライトコアのコア片同志を圧接状態に保持すること
    を特徴とする二線式ケーブル用ノイズ吸収具。
JP1593092U 1992-03-26 1992-03-26 二線式ケーブル用ノイズ吸収具 Pending JPH0577917U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1593092U JPH0577917U (ja) 1992-03-26 1992-03-26 二線式ケーブル用ノイズ吸収具

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ID=11902491

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JP1593092U Pending JPH0577917U (ja) 1992-03-26 1992-03-26 二線式ケーブル用ノイズ吸収具

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006237106A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Tdk Corp ノイズ吸収装置
JP2008166846A (ja) * 2008-03-18 2008-07-17 Tdk Corp ノイズ吸収装置
JP2012213184A (ja) * 2005-01-19 2012-11-01 Panduit Corp 抑制コアを備えた通信チャンネル
CN114556499A (zh) * 2019-10-11 2022-05-27 沃思电子埃索斯有限责任两合公司 用于吸收导线上的电噪声的装置以及用于布置这样的装置的方法

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