JP2002158113A - ノイズ吸収装置用コア部材及びノイズ吸収装置 - Google Patents
ノイズ吸収装置用コア部材及びノイズ吸収装置Info
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Abstract
イズ吸収機能及び温度特性を発揮し得るノイズ吸収装置
及びそのためのコア部材を提供する。 【解決手段】コア部材61は、ケーブル案内用の凹溝6
11と、端面612、613とを含む。端面612、6
13は凹溝611の幅方向の両側において、凹溝611
に沿って設けられている。端面612、613の少なく
とも一方は、表面に非磁性層71、72を有する。この
コア部材61、及び、コア部材62は第1及び第2のケ
ース部材101、102の内部に収納される。第1及び
第2のケース部材101、102は開閉できる。
Description
びそのコア部材に関する。
ノイズ電流を吸収する手段として、従来より、ノイズ吸
収装置が用いられてきた。この種のノイズ吸収装置は、
例えば、実開平5−8996号公報、特開平5−283
237号公報、実公平7−3676号公報、実公平7−
3677号公報、米国特許第4,885,559号明細書、米国
特許第4,972,167号明細書、米国特許第5,243,127号明細
書及び米国特許第5,355,109号明細書に開示されている
ように、プラスチック材料でなるケース部材内に、一対
の半割りコアを収納した構造を有する。
吸収装置は、電子機器に既に接続されているケーブル、
またはプラグ等の付いているケーブルに装着できるとい
う利点がある。
は、電力の比較的小さな電子機器に接続される小電流用
ケーブルにおいて、コモンモードノイズを吸収する目的
で開発されたものであり、例えば、工作機械等の産業機
械や、車載用電気機器などに用いられている大電流用ケ
ーブルにおいて、ノーマルモードノイズを吸収する用途
に適用した場合には、コアが磁気飽和し、ノイズ吸収機
能が低下しまうことが解った。
値が変化してしまい、ノイズ吸収特性が温度変化の影響
を受けてしまうという問題点を生じることが解った。
マルモードノイズ吸収に適したノイズ吸収装置及びその
ためのコア部材を提供することである。
ルに適用した場合にも、安定したノイズ吸収機能を発揮
し得るノイズ吸収装置及びそのためのコア部材を提供す
ることである。
に関わらず、安定したノイズ吸収機能を発揮し得るノイ
ズ吸収装置及びそのためのコア部材を提供することであ
る。
ため、本発明に係るノイズ吸収装置用コア部材は、ケー
ブル案内用の凹溝と、2つの端面とを含む。前記凹溝
は、長さ方向に伸び、両端が開口している。前記2つの
端面は、前記凹溝の幅方向の両側において、前記凹溝に
沿って設けられている。前記2つの端面の少なくとも一
方は、表面に非磁性層を有する。
に、ノイズ吸収装置を構成する。このノイズ吸収装置
は、ケース部材と、第1のコア部材と、第2のコア部材
とを含む。前記ケース部材は、開閉可能である。前記第
1及び第2のコア部材のそれぞれは、前記ケース部材の
内部に収納されている。
一方は、本発明に係るコア部材である。第1及び第2の
コア部材は、前記ケース部材が閉じられたとき、前記非
磁性層による磁気ギャップを含む磁路を形成する。
装置において、ケース部材は開閉可能であり、第1及び
第2のコア部材のそれぞれはケース部材の内部に収納さ
れているから、機器に既に接続されているケーブル、ま
たは、既にプラグやソケット等の付いているケーブルに
装着できる。
とも一方は、本発明に係るコア部材である。即ち、第1
及び第2のコア部材の少なくとも一方は、ケーブル案内
用の凹溝が長さ方向に伸び両端が開口しており、凹溝の
幅方向の両側において、凹溝に沿って、2つの端面が設
けられている。この2つの端面の少なくとも一方は、表
面に非磁性層を有する。そして、第1及び第2のコア部
材は、ケース部材が閉じられたとき、非磁性層による磁
気ギャップを含む磁路を形成する。このため、ノーマル
モードノイズを吸収する目的で、大電流ケーブルに適用
した場合、コア全体としての磁気飽和を、非磁性層によ
り回避し、安定したノーマルモードノイズ吸収機能を発
揮し得る。
で構成する。非磁性層を高分子フィルムで構成すること
の利点は、磁気ギャップの寸法を、高分子フィルムの膜
厚によって定まる高精度の値に設定できること、従っ
て、一定の安定したノイズ吸収特性を確保できること、
及び、温度変動に関わらず、安定したノイズ吸収機能を
発揮し得ることにある。
の端面に接着する。この構成によれば、高分子フィルム
の脱落、捩れ等を回避できる。
て設けてもよいし、コア部材の凹溝の内面、及び、内面
とは反対側において端面に連続する外面に延長して設け
てもよい。更には、高分子フィルムは、コア部材の端
面、外面及び内面の全面を覆うように設けてもよい。非
磁性層は高分子塗布膜で構成してもよい。
材について、別の態様のものも開示する。このコア部材
は、凹溝の幅方向の両側において、凹溝に沿って設けら
れ2つの端面の少なくとも一方は、少なくとも1つの磁
気ギャップ用凹部を有する。
共に、ノイズ吸収装置を構成する。ノイズ吸収装置にお
いて、第1及び第2のコア部材は、ケース部材が閉じら
れたとき、凹部による磁気ギャップを含む磁路を構成す
る。このため、大電流ケーブルに適用した場合、コア全
体としての磁気飽和を、凹部による磁気ギャップにより
回避し、安定したノイズ吸収機能を発揮し得る。
は、実施例である添付図面を参照して、更に詳しく説明
する。
置の分解斜視図、図2は図1に示したノイズ吸収装置の
組立状態を示す斜視図、図3は図2の3ー3線に沿った
断面図、図4はケース部材を閉じたときの斜視図、図5
は図4の拡大断面図である。図示されたノイズ吸収装置
は、ケース部材10と、第1のコア部材61と、第2の
コア部材62とを含む。
り構成する。図示実施例では、ケース部材10は、第1
のケース部材101及び第2のケース部材102を含
み、開閉可能になっている。
ケーブル案内部201を設けてあり、第2のケース部材
102の両端にも第2のケーブル案内部202を設けて
ある。第1及び第2のケース部材101、102が互い
に閉じ合わされたとき、第1及び第2のケーブル案内部
201、202により、ケーブル案内部として働く貫通
孔20が構成される(図4参照)。
03を有する。コア収納部103は、第1のケース部材
101の内側に設けられ、第1のケーブル案内部201
に連なる。図示実施例のノイズ吸収装置では、コア収納
部103は、半円筒状のコアを収納できるような形状で
ある。
4を有する。コア収納部104は、第2のケース部材1
02の内側に設けられ、第2のケーブル案内部202に
連なる。図示実施例のノイズ吸収装置では、コア収納部
103、104は、半円筒状のコアを収納できるような
形状である。
の形状は、対象とするケーブル形状に応じて変化する。
図1〜図5に図示した実施例は、主として、断面円形の
ケーブルを対象としたものである。フラットケーブルを
対象とする場合、第1及び第2のケース部材のそれぞれ
の内側に設けられるコア収納部、及び第1及び第2のケ
ーブル案内部は、フラットケーブルに対応したものとな
る。
はヒンジ部41を有する。ヒンジ部41は、第1及び第
2のケース部材101、102と同体であり、その厚み
選定によって可撓性が付与されている。ヒンジ部41
は、第1及び第2のケース部材101、102を互いに
連結する。図示実施例のノイズ吸収装置では、ヒンジ部
41は、第1及び第2のケース部材101、102の側
端に設けられている。図示実施例と異なり、ノイズ吸収
装置の外径を小さくするため、ヒンジ部は、例えば、第
1のケース部材において第1のケーブル案内部の設けら
れる一端と、第2のケース部材において第2のケーブル
案内部の設けられる一端とに設けてもよい。更に別の例
では、ヒンジ部を省略することもできる。
01には、第1の掛止部31が備えられている。第1の
掛止部31は、第1のケース部材101において、ヒン
ジ部41の設けられた側端と対向する側端に設けられて
いる。
の掛止部32が設けられている。第2の掛止部32は、
第2のケース部材102において、ヒンジ部41の設け
られた側端と対向する側端に設けられている。第1及び
第2の掛止部31、32は、ノイズ吸収装置が図4及び
図5に示すように閉じ合わされたとき、第1及び第2の
ケース部材101、102を掛け止めるように働く。第
1及び第2の掛止部31、32の形状、位置及び個数
は、図示と異なっていてもよい。例えば、第1の掛止部
31をフックにより構成し、第2の掛止部32を孔によ
り構成してもよい。
2の掛止部31、32は、一重掛止機構を構成する。こ
のような図示実施例と異なり、第1及び第2のケース部
材101、102を完全に掛け止める前に第1及び第2
のケース部材101、102を部分的に掛け止めるよう
に二重掛止機構を設けてもよい。
3の内壁面には、4つのコア保持突起221を設けてあ
り、第2のケース部材102のコア収納部104の内壁
面にも、4つのコア保持突起221を設けてある(図1
参照)。コア保持突起221の個数は任意であるが、コ
ア保持突起221は、少なくとも、コア収納部103、
104の対角位置に設けることが好ましい。
部222を設けてある。この構造によれば、ケーブル挟
持部222によって、ケーブルを挟持し、ケーブルに対
するノイズ吸収装置の装着を確実なものとすることがで
きる。図示されたケーブル挟持部222は、1つの例に
過ぎない。ケーブル挟持部222は、これ以外にも、例
えば、鋸歯状に備えられたもの、第1のケーブル案内部
201の曲率を変えたもの等、様々な形状を取り得る。
ェライト磁性材料でなり、半円筒状である。第1及び第
2のコア部材61、62を構成するフェライト磁性材料
は、要求される透磁率、飽和磁束密度、周波数特性等に
応じて、任意に選定できる。第1のコア部材61は、ケ
ーブル案内用の凹溝611と、2つの端面612、61
3とを有する。凹溝611は、長さ方向に伸び、両端が
開口している。2つの端面612、613は、凹溝61
1の幅方向の両側において、凹溝611に沿って設けら
れている。
101のコア収納部103に挿入される。第1のコア部
材61は、コア収納部103に設けられたコア保持突起
221により、コア収納部103の内部に保持されてい
る。
凹溝621と、2つの端面622、623とを有する。
凹溝621は、長さ方向に伸び、両端が開口している。
2つの端面622、623は、凹溝621の幅方向の両
側において、凹溝に沿って設けられている。
102のコア収納部104に挿入される。第2のコア部
材62は、コア収納部104に設けられたコア保持突起
221により、コア収納部104の内部に保持されてい
る。
2、613に非磁性層71、72を有する。第2のコア
部材62も、2つの端面622、623に非磁性層7
3、74を有する。非磁性層71〜74は、第1及び第
2のコア部材61、62の少なくとも一方、例えば、第
1のコア部材61に設ければよく、第1及び第2のコア
部材61、62の両者に設けることは、必ずしも必須で
はない。また、第1のコア部材61において、2つの端
面612、613の少なくとも一方、例えば端面612
に設ければよく、2つの端面612、613の両者に設
けることは、必ずしも必須ではない。第2のコア部材6
2においても同様である。
子フィルムで構成する。高分子フィルムとしては、特
に、PET(ポリエチレンテレフタレート)が適してい
る。高分子フィルムは、コア部材の端面に設けてある。
実施例では、高分子フィルムは、第1及び第2のコア部
材61、62の端面(612、613)、(622、6
23)に限って設けてある。高分子フィルムはその全部
または一部を、接着剤または粘着剤を用いて第1のコア
部材61に付着させることができる。 図4及び図5に
図示するように、第1及び第2のコア部材61、62
は、第1のケース部材101及び第2のケース部材10
2が閉じられたとき、第1のコア部材61に備えられた
非磁性層71、及び、第2のコア部材62に備えられた
非磁性層74による磁気ギャップgと、第1のコア部材
61に備えられた非磁性層72、及び、第2のコア部材
62に備えられた非磁性層73による磁気ギャップgと
を含む環状磁路が形成される。即ち、磁気ギャップgの
値は、非磁性層71の層厚t1と非磁性層74の層厚t
4との和(g=t1+t4)、及び、非磁性層72の層
厚t2と非磁性層73の層厚t3との和(g=t2+t
3)で与えられる。
状態を示す図、図7は図6の使用状態における動作を説
明する図である。本発明に係るノイズ吸収装置は、工作
機械等の産業機器、または、車載電気機器等に接続され
たケーブル8に装着されている。ノーマルモードノイズ
の吸収を目的とする場合、ケーブル8において、電流i
の流れる方向が一方向F1である。図7の矢羽印は電流
iの方向を示している。
1及び第2のケース部材101、102は開閉可能であ
り、第1及び第2のコア部材61、62のそれぞれは第
1及び第2のケース部材101、102の内部に収納さ
れているから、工作機械等の産業機器、または、車載電
気機器に既に接続されているケーブル、またはプラグ等
の付いているケーブル8に対し、簡単に装着できる。
2は、ケーブル案内用の凹溝611、621が長さ方向
に伸び、両端で開口している。凹溝611、621の幅
方向の両側において、凹溝611、621に沿って、2
つの端面(612、613)、(622、623)が設
けられていて、この2つの端面(612、613)、
(622、623)の表面に非磁性層71〜74を有す
る。そして、第1及び第2のコア部材61、62は、第
1及び第2のケース部材101、102が閉じられたと
き、非磁性層71〜74による磁気ギャップgを含む磁
路を形成する。磁気ギャップgは、非磁性層71〜74
の個数、及び、厚みに従って形成される。
る目的で、工作機械等の産業機器、または、車載電気機
器等に接続された大電流ケーブル8に適用した場合、図
7に図示するように、ケーブル8に流れる大電流iに起
因して発生する磁束φに対して、非磁性層71〜74が
磁気ギャップgとして機能し、コア全体としての磁気飽
和を回避し、安定したノイズ吸収機能を発揮し得る。
吸収装置のインダクタンス値(μH)との関係をグラフ
化して示す図である。曲線C01は従来のノイズ吸収装
置、即ち、磁気ギャップgが0(μm)である場合の特
性、曲線C02は本発明に係るノイズ吸収装置において
磁気ギャップg=40(μm)としたときの特性、曲線
C03は本発明に係るノイズ吸収装置において磁気ギャ
ップg=80(μm)としたときの特性を示している。
m)である従来のノイズ吸収装置では、特性曲線C01
に示されるように、ケーブルに流れる電流が増加する
と、インダクタンス値が、指数関数的に急激に低下す
る。特に、直流電流が10(A)を越えるとインダクタ
ンス値は0.5(μH)よりも低い値まで低下してしま
う。
置では、特性曲線C02、C03に見られるように、直
流電流の増加に対するインダクタンス値の低下が極めて
緩やかであり、磁気ギャップgの値を40(μm)に設
定した場合には、特性曲線C02に示されるように、直
流電流20(A)付近まで、0.5(μH)〜1.0
(μH)の範囲のインダクタンス値を確保でき、磁気ギ
ャップgの値を80(μm)に設定した場合には、特性
曲線C03に示されるように、直流電流35(A)ま
で、0.5(μH)〜1.0(μH)の範囲のインダク
タンス値を確保できる。このことは、ケーブル電流が増
大した場合でも、電流増加に関わらず、安定したインダ
クタンス値を確保し、一定のノイズ吸収機能を発揮でき
ることを意味する。
て、磁気ギャップgの厚みを変えたとき、ケーブルに流
れる直流電流とノイズ吸収装置のインダクタンス値(μ
H)との関係をグラフ化して示す図である。曲線C11
は磁気ギャップgの厚みを20(μm)に設定した場合
の特性、曲線C12は磁気ギャップgの厚みを30(μ
m)に設定した場合の特性、曲線C13は磁気ギャップ
gの厚みを45(μm)に設定した場合の特性、曲線C
14は磁気ギャップgの厚みを70(μm)に設定した
場合の特性である。
らかなように、磁気ギャップgの厚みが増加すると、イ
ンダクタンス値がそれにつれて低くなる代わりに、ケー
ブル電流の変化に対するインダクタンス値の変化が小さ
くなり、安定したノイズ吸収特性が得られる。従って、
要求されるノイズ吸収特性に見合った厚みの磁気ギャッ
プgが得られるように、非磁性層71〜74(図1〜図
7参照)を形成する。
成した実施例の場合、磁気ギャップgの寸法を、高分子
フィルムの膜厚によって定まる高精度の値に設定でき
る。高分子フィルムは種々の膜厚を有するものが既に市
販されているから、膜厚の異なる高分子フィルムを組み
合わせることにより、高精度で、種々の厚みを有する磁
気ギャップgを得ることができる。
ムで構成すると、高分子フィルムでなる非磁性層71〜
74が、熱膨張緩衝層として働くので、温度変動に関わ
らず、安定したノイズ吸収機能を発揮し得る。
に係るノイズ吸収装置について、温度とインダクタンス
値との関係をグラフ化して示す図である。図10におい
て、曲線C21は、本発明に係るノイズ吸収装置におい
て、磁気ギャップgを80(μm)とした場合の特性、
曲線C22は本発明に係るノイズ吸収装置において、磁
気ギャップgを40(μm)とした場合の特性である。
曲線C23は従来のノイズ吸収装置において、端面(6
12、613)、(622、623)を研摩しない場合
の特性、曲線C23は、従来のノイズ吸収装置におい
て、端面(612、613)、(622、623)を研
摩したときの特性である。
置では、端面(612、613)、(622、623)
を研摩した場合(特性曲線C24)には、温度が高くな
るにつれて、インダクタンス値が大幅に上昇する。端面
(612、613)、(622、623)を研摩しない
もの(特性曲線C23)でも、温度が高くなるにつれ
て、インダクタンス値がかなり上昇する。
置は、温度変動に関わらす、ほぼ一定のインダクタンス
値を示す。従って、本発明に係るノイズ吸収装置によれ
ば、温度変動に関わらず、安定したノイズ吸収作用が得
られることになる。
子フィルムを、第1及び第2のコア部材61、62の端
面(612、613)、(622、623)に接着した
場合には、非磁性層71〜74を構成する高分子フィル
ムの脱落、捩れ等を回避できる。
の別の構造を示す図である。この実施例では、非磁性層
71、72を構成する高分子フィルムは、第1のコア部
材61の凹溝611の内面、及び、内面とは反対側にお
いて端面に連続する外面614に延長して設けてある。
の更に別の構造を示す図である。この実施例では、非磁
性層71、72を構成する高分子フィルムは、第1のコ
ア部材61の端面612、613、外面614及び凹溝
611の内面の全面を覆うように設けてある。高分子フ
ィルムはその全部または一部を、接着剤または粘着剤を
用いて第1のコア部材61に付着させる。
る。この実施例では、非磁性層71、72は高分子塗布
膜で構成されている。図示では、高分子塗布膜でなる非
磁性層は、第1のコア部材61の端面612、613に
限って設けてあるが、図11に示したように、第1のコ
ア部材61の外周面に延長し、または、図12に示した
ように、第1のコア部材61の全周に設けてあってもよ
い。
非磁性層を設ける例を示したが、第2のコア部材62
(図1〜図7参照)にも、図11〜図13の図示に従っ
て、非磁性層を設けてもよいことは言うまでもない。
は、光学的に透明なプラスチック材料で構成することが
できる。この場合には、第1及び第2のコア部材61、
62の欠け、破損の有無を、第1及び第2のケース部材
101、102の外側から目視によって確認できる。
2のコア部材61、62が第1及び第2のケース部材1
01、102に収納されているか否かを、第1及び第2
のケース部材101、102の外側から確認することが
可能となる。
102が透明であると、ケーブルの不適正配置を発見す
ることができる。
の実施例を示す分解斜視図、図15は図14に示したノ
イズ吸収装置の拡大断面図である。図において、図1〜
図7に現れた構成部分と同一の構成部分については、同
一の参照符号を付してある。
のコア部材61は、凹溝611の幅方向の両側におい
て、凹溝611に沿って設けられ1つの端面612に、
磁気ギャップ用凹部615を有する。実施例において、
端面613にも磁気ギャップ用凹部616を有するが、
凹部615、616の一方は、省略することもできる。
凹溝621の幅方向の両側において、凹溝621に沿っ
て設けられ1つの端面622に、磁気ギャップ用凹部6
25を有する。実施例において、端面623にも磁気ギ
ャップ用凹部626を有するが、凹部625、626の
一方は、省略することもできる。
1、62も、図示するように、第1及び第2のケース部
材101、102と共に、ノイズ吸収装置を構成する。
ノイズ吸収装置において、第1及び第2のケース部材1
01、102が閉じられたとき、第1及び第2のコア部
材61、62は、凹部(615、626)、(616、
625)による磁気ギャップを含む磁路を構成する。こ
のため、大電流ケーブルに適用した場合、コア全体とし
ての磁気飽和を、凹部(615、626)、(616、
625)による磁気ギャップにより回避し、安定したノ
イズ吸収機能を発揮し得る。
6)の両側にある端面(612、613)、(622、
623)は、表面が高度の平面を構成するように研摩す
ることが好ましい。また、凹部(615、616)、
(625、626)の底面も、一定の深さとなるよう
に、研摩する。
のような効果が得られる。 (a)ノーマルモードノイズ吸収に適したノイズ吸収装
置及びそのためのコア部材を提供することができる。 (b)大電流ケーブルに適用した場合にも、安定したノ
イズ吸収機能を発揮し得るノイズ吸収装置及びそのため
のコア部材を提供することができる。 (c)温度変動に関わらず、安定したノイズ吸収機能を
発揮し得るノイズ吸収装置及びそのためのコア部材を提
供することができる。
る。
斜視図である。
ケース部材を閉じたときの斜視図である。
図である。
吸収装置の動作を説明する図である。
インダクタンス値(μH)との関係をグラフ化して示す
図である。
ャップgの厚みを変えたとき、ケーブルに流れる直流電
流とノイズ吸収装置のインダクタンス値(μH)との関
係をグラフ化して示す図である。
ズ吸収装置について、温度とインダクタンス値との関係
をグラフ化して示す図である。
を示す図である。
構造を示す図である。
示す分解斜視図である。
である。
部材 103、104 コア収納部 61、62 第1及び第2のコア部
材 611、621 凹溝 612、613 端面 622、623 端面 71〜74 非磁性層
Claims (12)
- 【請求項1】 ノイズ吸収装置用コア部材であって、 ケーブル案内用の凹溝と、2つの端面とを含み、 前記凹溝は、長さ方向に伸び、両端が開口しており、 前記2つの端面は、前記凹溝の幅方向の両側において、
前記凹溝に沿って設けられており、 前記2つの端面の少なくとも一方は、表面に非磁性層を
有するコア部材。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたコア部材であっ
て、前記非磁性層は、高分子フィルムであるコア部材。 - 【請求項3】 請求項2に記載されたコア部材であっ
て、前記高分子フィルムは、前記端面に備えられている
コア部材。 - 【請求項4】 請求項3に記載されたコア部材であっ
て、前記高分子フィルムは、前記凹溝の内面、及び、前
記内面とは反対側において前記端面に連続する外面に延
長されているコア部材。 - 【請求項5】 請求項4に記載されたコア部材であっ
て、前記高分子フィルムは、前記端面、前記外面及び前
記内面の全面を覆うコア部材。 - 【請求項6】 請求項1に記載されたコア部材であっ
て、前記非磁性層は、高分子塗布膜であるコア部材。 - 【請求項7】 ノイズ吸収装置用コア部材であって、 ケーブル案内用の凹溝と、2つの端面とを含み、 前記凹溝は、長さ方向に伸び、両端が開口しており、 前記2つの端面は、前記凹溝の幅方向の両側において、
前記凹溝に沿って設けられており、 前記2つの端面の少なくとも一方は、少なくとも1つの
磁気ギャップ用凹部を有するコア部材。 - 【請求項8】 ケース部材と、第1のコア部材と、第2
のコア部材とを含むノイズ吸収装置であって、 前記ケース部材は、開閉可能であり、 前記第1及び第2のコア部材のそれぞれは、前記ケース
部材の内部に収納されており、 前記第1及び第2のコア部材の少なくとも一方は、請求
項1乃至6の何れかに記載されたものであり、 前記第1及び第2のコア部材は、前記ケース部材が閉じ
られたとき、前記非磁性層または前記凹部による磁気ギ
ャップを含む磁路を構成するノイズ吸収装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載されたノイズ吸収装置で
あって、 前記ケース部材は、第1のケース部材と、第2のケース
部材とを含み、 前記第1のケース部材は、前記第1のコア部材を収納
し、 前記第2のケース部材は、前記第2のコア部材を収納す
るノイズ吸収装置。 - 【請求項10】 請求項9に記載されたノイズ吸収装置
であって、更に、掛止手段を含み、前記掛止手段が、前
記第1のケース部材及び前記第2のケース部材を、互い
に掛け止めるノイズ吸収装置。 - 【請求項11】 請求項10に記載されたノイズ吸収装
置であって、更に、ヒンジ部を含み、前記ヒンジ部が、
前記第1のケース部材及び前記第2のケース部材を互い
に連結するノイズ吸収装置。 - 【請求項12】 請求項8乃至11の何れかに記載され
たノイズ吸収装置であって、前記ケース部材は光学的に
透明であるノイズ吸収装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000353575A JP2002158113A (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | ノイズ吸収装置用コア部材及びノイズ吸収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000353575A JP2002158113A (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | ノイズ吸収装置用コア部材及びノイズ吸収装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002158113A true JP2002158113A (ja) | 2002-05-31 |
Family
ID=18826316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000353575A Pending JP2002158113A (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | ノイズ吸収装置用コア部材及びノイズ吸収装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002158113A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2000
- 2000-11-20 JP JP2000353575A patent/JP2002158113A/ja active Pending
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