JPH057761Y2 - - Google Patents

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JPH057761Y2
JPH057761Y2 JP1985090163U JP9016385U JPH057761Y2 JP H057761 Y2 JPH057761 Y2 JP H057761Y2 JP 1985090163 U JP1985090163 U JP 1985090163U JP 9016385 U JP9016385 U JP 9016385U JP H057761 Y2 JPH057761 Y2 JP H057761Y2
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JP
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electrode
terminal
isolator
circulator
insulating substrate
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、マイクロ波帯で非可逆回路素子とし
て動作するアイソレータに係り、とくに直流バイ
アス端子を具備したアイソレータに関する。
(従来の技術) 一般にアイソレータとしては、サーキユレータ
の3端子のうちの1端子を無反射終端器で終端し
たものが知られている。
第5図は従来のこの種のアイソレータの外観を
示し、第6図に回路図を示す。これらの図から明
らかなように、外装ケース1内に内蔵されたサー
キユレータ部2の3端子のうちの2端子3A,3
Bはケース外に引き出され、1端子3Cは外装ケ
ース内部において終端抵抗R1で終端されてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、衛星放送用ローノイズアンプ(周波
数3.7GHz乃至4.2GHz)において使用するアイソ
レータでは、終端される側の端子に直流バイアス
を印加することによつて、さらに一層のローノイ
ズ化を図ることが検討されている。
しかし、第5図及び第6図に示した従来の構成
では、終端されるサーキユレータ部の端子が外部
に引き出されていないので、そのままでは直流バ
イアスをかけることは出来ない。また、単にサー
キユレータ部の端子に導線を接続したのでは、ア
イソレータ特性にかえつて悪影響を及ぼしかねな
い問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の点に鑑み、アイソレータ特性
に悪影響を及ぼすことなくローノイズ化のための
直流バイアス端子を引き出したアイソレータを提
供しようとするものである。
本考案は、サーキユレータ部の3端子のうちの
1端子を直流阻止用コンデンサを介して終端抵抗
に接続し、前記1端子側より直流バイアス端子を
引き出す構成において、 絶縁基板の主面の両端部に第1及び第2の電極
を形成しかつ両電極間に抵抗膜を形成して抵抗素
子を構成し、前記絶縁基板をはさんで前記第2の
電極に対向する如く前記主面の反対面に第3の電
極を形成して高周波バイパス用コンデンサを構成
し、前記絶縁基板を前記第3の電極部分にて導体
スペーサを介し前記サーキユレータ部の接地側導
体部に固定しかつ前記第3の電極を前記接地側導
体部に電気的に接続し、前記第1の電極に前記サ
ーキユレータ部の1端子を接続し、前記第2の電
極に直流バイアス端子を接続することにより、上
記問題点を解決している。
(作用) 本考案では、サーキユレータ部の終端される端
子よりインピーダンス素子としての抵抗素子を通
して直流バイアス端子を引き出しているが、イン
ピーダンス素子を通る直流電流はごく小さいので
インピーダンス素子のインピーダンスを終端抵抗
よりもかなり大きく設定することが出来る。この
結果、インピーダンス素子を通る高周波電流を少
なくでき、さらに直流バイアス端子をコンデンサ
で接地側にバイパスしているので直流バイアス端
子に誘起される高周波電圧を実質的に零にでき、
アイソレータ特性への影響を最小限にとどめるこ
とができる。
(実施例) 以下、本考案に係るアイソレータの実施例を図
面に従つて説明する。
第1図及び第2図は本考案の実施例の主要部の
構成を、第3図は実施例の外観を、第4図は実施
例の等価回路をそれぞれ示す。
これらの図において、接地側導体部としてのシ
ールドケース10上には第4図に示すサーキユレ
ータ部2の構成が設けられており、このサーキユ
レータ部2の2端子となるストリツプライン14
A,14Bはシールドケース10上に設けられ、
また第3図に示すように外装ケース1より突出し
た入力端子12A及び出力端子12Bにそれぞれ
接続されている。前記サーキユレータ部2の残り
の1端子となるストリツプライン14Cは、第4
図の直流阻止用コンデンサC1及び終端抵抗R1
を内蔵した無反射終端器13に接続されている。
一方、絶縁基板としてのアルミナ基板15の上
面には一対の銀電極16A,16Bが厚膜印刷等
で形成され、かつ両電極16A,16B間に厚膜
印刷等で抵抗膜17が形成され、これにより抵抗
素子R2が構成される。また、第2図のようにア
ルミナ基板15をはさんで前記銀電極16Bと対
向するように基板裏面に銀電極16Cが厚膜印刷
等で形成され、両電極16B,16C間に高周波
バイパス用コンデンサC2が構成される。
そして、アルミナ基板裏側の銀電極16Cは銅
板等の導体スペーサ18を介してシールドケース
10に接続固定される。銀電極16Cとスペーサ
18との接続ははんだ付け等で、スペーサ18の
シールドケース10への固定は例えばアルゼライ
ト(商標)で接着することにより可能である。
この結果、前記銀電極16Cはシールドケース
10に電気的に接続される。また、導体スペーサ
18をアルミナ基板15に形成された銀電極16
Cとシールドケース10との間に介在させること
はストリツプライン14C接続側の銀電極16A
とシールドケース10間に空隙を設けて銀電極1
6Aとシールドケース10間の無用な浮遊静電容
量を少なくできる効果がある。
シールドケース10上に設置されたアルミナ基
板15の銀電極16Aには前記無反射終端器13
に接続されたストリツプライン14Cがはんだ等
で接続され、銀電極16Bには外装ケース1より
引き出される直流バイアス端子20がはんだ等で
接続される。
衛星放送用ローノイズアンプのように周波数
3.7GHz乃至4.2GHzにおいて使用する場合、上記
実施例では、前記直流阻止用コンデンサC1は
3pF位、終端抵抗R1は50Ω、高周波バイパス用
コンデンサC2は2pF位、抵抗素子R2は800乃
至1.5kΩとした。ただし、抵抗素子R2は、アイ
ソレータ取り付け側の増幅器の入力インピーダン
スが数MΩあるので、その増幅器の入力インピー
ダンスに影響を与えず、使用周波数において高周
波バイパスコンデンサC2のインピーダンスに比
べて大きければよい。直流バイアス端子20に印
加する直流電圧は0.5V程度であり、直流電流は
数mA以下であるから、電池等の電源から容易に
得ることができる。
上記実施例の構成によれば、サーキユレータ部
2の終端される端子よりインピーダンス素子とし
ての抵抗素子R2を通して直流バイアス端子20
を引き出しているが、抵抗素子R2を通る直流電
流はごく小さいので抵抗素子R2のインピーダン
スを終端抵抗R1よりもかなり大きく設定するこ
とが出来る。この結果、抵抗素子R2を通る高周
波電流を少なくでき、さらに直流バイアス端子2
0をコンデンサC2で接地側にバイパスしている
ので直流バイアス端子20に誘起される高周波電
圧を実質的に零にできる。すなわち、アイソレー
タ特性への影響を最小限にすることができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のアイソレータ
は、サーキユレータ部の3端子のうちの1端子を
直流阻止用コンデンサを介して終端抵抗に接続
し、前記1端子側より直流バイアス端子を引き出
す構成において、絶縁基板の主面の両端部に第1
及び第2の電極を形成しかつ両電極間に抵抗膜を
形成して抵抗素子を構成し、前記絶縁基板をはさ
んで前記第2の電極に対向する如く前記主面の反
対面に第3の電極を形成して高周波バイパス用コ
ンデンサを構成し、前記絶縁基板を前記第3の電
極部分にて導体スペーサを介し接地側導体部に接
続固定し、前記1端子より前記抵抗素子を通して
直流バイアス端子を引き出すとともに、該直流バ
イアス端子と前記サーキユレータ部の接地側導体
部との間に前記高周波バイパス用コンデンサを設
けたので、アイソレータ特性に悪影響を及ぼすこ
となく直流バイアス端子を引き出すことができ
る。そして、その直流バイアス端子に直流バイア
スを印加することにより、ローノイズ化を図るこ
とができる。また、抵抗素子及び高周波バイパス
用コンデンサはチツプ状の絶縁基板上に小型に構
成できる。また、前記導体スペーサを前記絶縁基
板に形成された第3の電極と接地側導体部との間
に介在させてストリツプライン接続側の第1の電
極と接地側導体部間に空隙を設けて第1の電極と
接地側導体部間の無用な浮遊静電容量を少なくで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るアイソレータの実施例の
要部構造を示す斜視図、第2図は同拡大正面図、
第3図は実施例の外観を示す斜視図、第4図は同
等価回路図、第5図は従来のアイソレータの外観
を示す斜視図、第6図は同等価回路図である。 1……外装ケース、2……サーキユレータ部、
10……シールドケース、13……無反射終端
器、14A,14B,14C……ストリツプライ
ン、15……アルミナ基板、17……抵抗膜、2
0……直流バイアス端子、21……チツプ抵抗
器、C1……直流阻止用コンデンサ、C2……高
周波バイパスコンデンサ、R2……抵抗素子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 サーキユレータ部の3端子のうちの1端子を直
    流阻止用コンデンサを介して終端抵抗に接続し、
    前記1端子側より直流バイアス端子を引き出すア
    イソレータにおいて、 絶縁基板の主面の両端部に第1及び第2の電極
    を形成しかつ両電極間に抵抗膜を形成して抵抗素
    子を構成し、前記絶縁基板をはさんで前記第2の
    電極に対向する如く前記主面の反対面に第3の電
    極を形成して高周波バイパス用コンデンサを構成
    し、前記絶縁基板を前記第3の電極部分にて導体
    スペーサを介し前記サーキユレータ部の接地側導
    体部に固定しかつ前記第3の電極を前記接地側導
    体部に電気的に接続し、前記第1の電極に前記サ
    ーキユレータ部の1端子を接続し、前記第2の電
    極に直流バイアス端子を接続することを特徴とす
    るアイソレータ。
JP1985090163U 1985-06-17 1985-06-17 Expired - Lifetime JPH057761Y2 (ja)

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JP1985090163U JPH057761Y2 (ja) 1985-06-17 1985-06-17

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JPS621404U JPS621404U (ja) 1987-01-07
JPH057761Y2 true JPH057761Y2 (ja) 1993-02-26

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5236956A (en) * 1975-09-18 1977-03-22 Mitsubishi Electric Corp Circulator type isolator
JPS55123221A (en) * 1979-03-15 1980-09-22 Hitachi Metals Ltd Lumped constant type isolator

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5876202U (ja) * 1981-11-18 1983-05-23 株式会社東芝 マイクロストリツプラインサ−キユレ−タ

Patent Citations (2)

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JPS621404U (ja) 1987-01-07

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