JPH057755Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH057755Y2 JPH057755Y2 JP1986196075U JP19607586U JPH057755Y2 JP H057755 Y2 JPH057755 Y2 JP H057755Y2 JP 1986196075 U JP1986196075 U JP 1986196075U JP 19607586 U JP19607586 U JP 19607586U JP H057755 Y2 JPH057755 Y2 JP H057755Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper box
- opening edge
- container
- flange
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 23
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 16
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 16
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Electric Ovens (AREA)
- Cookers (AREA)
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、電子レンジやオーブングリルレン
ジなどに用いられるマイクロ波加熱用容器に関す
るものである。
ジなどに用いられるマイクロ波加熱用容器に関す
るものである。
従来の技術
従来、金属製食品容器は、電子レンジなどのマ
イクロ波加熱には不向きであるとされていた。な
ぜなら電子レンジなどにおける加熱室の金属壁面
と金属製食品容器の外面、特に加熱室の底壁上面
と容器の底壁下面との間で、マイクロ波による放
電現象が起こるため、スパークによつて容器に孔
があいたり、加熱室の壁面に損傷の生じたりする
おそれがあるからである。
イクロ波加熱には不向きであるとされていた。な
ぜなら電子レンジなどにおける加熱室の金属壁面
と金属製食品容器の外面、特に加熱室の底壁上面
と容器の底壁下面との間で、マイクロ波による放
電現象が起こるため、スパークによつて容器に孔
があいたり、加熱室の壁面に損傷の生じたりする
おそれがあるからである。
そこで、従来は紙製または合成樹脂製の容器が
マイクロ波加熱用容器として用いられていた（特
開昭53−45748号公報参照）。
マイクロ波加熱用容器として用いられていた（特
開昭53−45748号公報参照）。
考案が解決しようとする課題
しかしながら、上記紙製または合成樹脂製の容
器は、熱伝導性に劣るため、加熱に時間を費やす
という問題があつた。
器は、熱伝導性に劣るため、加熱に時間を費やす
という問題があつた。
この考案の目的は、加熱時間が短かく、しかも
マイクロ波放電が起こらないマイクロ波加熱用容
器を提供することにある。
マイクロ波放電が起こらないマイクロ波加熱用容
器を提供することにある。
課題を解決するための手段
この考案によるマイクロ波加熱用容器は、上記
の目的を達成するため、上壁にあけられた略多角
形の開口および水平状開口縁部を有する紙箱と、
紙箱の開口縁部にフランジが支持されて紙箱の内
側に嵌め込み状に配された金属製容器本体とを備
えてなり、紙箱と金属製容器本体との間に空間が
設けられているとともに、紙箱の開口縁部の各隅
部におけるフランジ隅部外側の焦げ発生のおそれ
のある部分にあらかじめ孔があけられているもの
である。
の目的を達成するため、上壁にあけられた略多角
形の開口および水平状開口縁部を有する紙箱と、
紙箱の開口縁部にフランジが支持されて紙箱の内
側に嵌め込み状に配された金属製容器本体とを備
えてなり、紙箱と金属製容器本体との間に空間が
設けられているとともに、紙箱の開口縁部の各隅
部におけるフランジ隅部外側の焦げ発生のおそれ
のある部分にあらかじめ孔があけられているもの
である。
紙箱および金属製容器本体の底壁どうしの間隅
は、約0.5mm以上であるのが好ましい。
は、約0.5mm以上であるのが好ましい。
作 用
この考案によるマイクロ波加熱用容器は、上壁
にあけられた略多角形の開口および水平状開口縁
部を有する紙箱と、紙箱の開口縁部にフランジが
支持されて紙箱の内側に嵌め込み状に配された金
属製容器本体とを備えてなるものであるから、容
器本体自体が金属製であることにより、熱伝導性
がよく、加熱時間が短かくてすみ、また紙箱と金
属製容器本体との間に空間が設けられていること
により、加熱室の金属壁面と金属製容器本体外面
との間でマイクロ波による放電現象が起こらな
い。
にあけられた略多角形の開口および水平状開口縁
部を有する紙箱と、紙箱の開口縁部にフランジが
支持されて紙箱の内側に嵌め込み状に配された金
属製容器本体とを備えてなるものであるから、容
器本体自体が金属製であることにより、熱伝導性
がよく、加熱時間が短かくてすみ、また紙箱と金
属製容器本体との間に空間が設けられていること
により、加熱室の金属壁面と金属製容器本体外面
との間でマイクロ波による放電現象が起こらな
い。
ところで、長時間マイクロ波加熱やくり返しマ
イクロ波加熱を行なうと、紙箱の略多角形の開口
縁部の各隅部におけるフランジ隅部外側に焦げが
発生することがある。この現象は、紙箱と金属製
容器本体との熱伝導率が異なることと、上記の箇
所に熱集中が起こりやすいことなどに起因するも
のと思われる。この点、この考案では、紙箱の開
口縁部の各隅部におけるフランジ隅部外側の焦げ
発生のおそれのある部分にあらかじめ孔があけら
れているので、紙箱に焦げが発生しない。
イクロ波加熱を行なうと、紙箱の略多角形の開口
縁部の各隅部におけるフランジ隅部外側に焦げが
発生することがある。この現象は、紙箱と金属製
容器本体との熱伝導率が異なることと、上記の箇
所に熱集中が起こりやすいことなどに起因するも
のと思われる。この点、この考案では、紙箱の開
口縁部の各隅部におけるフランジ隅部外側の焦げ
発生のおそれのある部分にあらかじめ孔があけら
れているので、紙箱に焦げが発生しない。
実施例
実施例 １
この実施例は第１図ないし第３図に示されてい
るもので、同図のマイクロ波加熱用容器は、上壁
にあけられた略長方形の開口および水平状開口縁
部２ａを有する紙箱２と、紙箱２の開口縁部２ａ
にフランジ３ａが支持されて紙箱２の内側に嵌め
込み状に配されたアルミニウム箔製容器本体３と
を備えてなり、紙箱２とアルミニウム箔製容器本
体３との間に空間４が設けられているとともに、
紙箱２の開口縁部２ａの各隅部におけるフランジ
３ａ隅部外側の焦げ発生のおそれのある部分にあ
らかじめ三日月形の孔５があけられている。
るもので、同図のマイクロ波加熱用容器は、上壁
にあけられた略長方形の開口および水平状開口縁
部２ａを有する紙箱２と、紙箱２の開口縁部２ａ
にフランジ３ａが支持されて紙箱２の内側に嵌め
込み状に配されたアルミニウム箔製容器本体３と
を備えてなり、紙箱２とアルミニウム箔製容器本
体３との間に空間４が設けられているとともに、
紙箱２の開口縁部２ａの各隅部におけるフランジ
３ａ隅部外側の焦げ発生のおそれのある部分にあ
らかじめ三日月形の孔５があけられている。
紙箱２の開口縁部２ａ上面と容器本体３のフラ
ンジ３ａ下面とは接着剤により接着されている。
ンジ３ａ下面とは接着剤により接着されている。
そして、紙箱２および容器本体３の周壁２ｂ，
３ｂどうしおよび底壁２ｃ，３ｃどうしの間に一
定間隔が形成されるように紙箱２および容器本体
３の大きさが決められている。
３ｂどうしおよび底壁２ｃ，３ｃどうしの間に一
定間隔が形成されるように紙箱２および容器本体
３の大きさが決められている。
実施例 ２
この実施例は第４図に示されているもので、同
図のマイクロ波加熱用容器１１は、実施例１の容
器１と比較した場合、紙箱２の開口縁部２ａに形
成の違う円形孔６が設けられている点のみ異な
る。
図のマイクロ波加熱用容器１１は、実施例１の容
器１と比較した場合、紙箱２の開口縁部２ａに形
成の違う円形孔６が設けられている点のみ異な
る。
考案の効果
この考案のマイクロ波加熱用容器によれば、容
器本体自体が金属製であるから、熱伝導性がよ
く、したがつて加熱時間が短かくてすむ。
器本体自体が金属製であるから、熱伝導性がよ
く、したがつて加熱時間が短かくてすむ。
また電子レンジなどの加熱室の金属壁面と容器
外面との間でマイクロ波による放電現象が生じな
いから、容器本体が金属製であるにもかかわら
ず、スパークによつて容器に孔があいたり、加熱
室の壁面に損傷の生じたりするおそれがないので
ある。
外面との間でマイクロ波による放電現象が生じな
いから、容器本体が金属製であるにもかかわら
ず、スパークによつて容器に孔があいたり、加熱
室の壁面に損傷の生じたりするおそれがないので
ある。
さらに、紙箱の開口縁部の各隅部におけるフラ
ンジ隅部外側の焦げ発生のおそれのある部分にあ
らかじめ孔があけられているので、紙箱にマイク
ロ波加熱特有の焦げが発生しない。
ンジ隅部外側の焦げ発生のおそれのある部分にあ
らかじめ孔があけられているので、紙箱にマイク
ロ波加熱特有の焦げが発生しない。
第１図ないし第３図は、この考案の実施例１を
示すもので、第１図は一部を切り欠いた平面図、
第２図は第１図の−線にそう断面図、第３図
は一部を切り欠いた斜視図である。第４図はこの
考案の実施例２を示す一部を切り欠いた平面図で
ある。 １，１１……容器、２……紙箱、２ａ……開口
縁部、３……金属製容器本体、３ａ……フラン
ジ、４……空間、５，６……孔。
示すもので、第１図は一部を切り欠いた平面図、
第２図は第１図の−線にそう断面図、第３図
は一部を切り欠いた斜視図である。第４図はこの
考案の実施例２を示す一部を切り欠いた平面図で
ある。 １，１１……容器、２……紙箱、２ａ……開口
縁部、３……金属製容器本体、３ａ……フラン
ジ、４……空間、５，６……孔。
Claims (1)
- 上壁にあけられた略多角形の開口および水平状
開口縁部２ａを有する紙箱２と、紙箱２の開口縁
部２ａにフランジ３ａが支持されて紙箱２の内側
に嵌め込み状に配された金属製容器本体３とを備
えてなり、紙箱２と金属製容器本体３との間に空
間４が設けられているとともに、紙箱２の開口縁
部２ａの各隅部におけるフランジ３ａ隅部外側の
焦げ発生のおそれのある部分にあらかじめ孔５，
６があけられているマイクロ波加熱用容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986196075U JPH057755Y2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986196075U JPH057755Y2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6399796U JPS6399796U (ja) | 1988-06-28 |
| JPH057755Y2 true JPH057755Y2 (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=31154557
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986196075U Expired - Lifetime JPH057755Y2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH057755Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4947251U (ja) * | 1972-07-27 | 1974-04-25 | ||
| JPS5345748A (en) * | 1976-10-08 | 1978-04-24 | Pillsbury Co | Packing material for and method of microwave heating |
-
1986
- 1986-12-19 JP JP1986196075U patent/JPH057755Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4947251U (ja) * | 1972-07-27 | 1974-04-25 | ||
| JPS5345748A (en) * | 1976-10-08 | 1978-04-24 | Pillsbury Co | Packing material for and method of microwave heating |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6399796U (ja) | 1988-06-28 |
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